JPH07297937A - ファクシミリ装置付き電話機の通信制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置付き電話機の通信制御方法

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JPH07297937A
JPH07297937A JP8506494A JP8506494A JPH07297937A JP H07297937 A JPH07297937 A JP H07297937A JP 8506494 A JP8506494 A JP 8506494A JP 8506494 A JP8506494 A JP 8506494A JP H07297937 A JPH07297937 A JP H07297937A
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facsimile communication
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JP8506494A
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Kenji Araki
賢治 荒木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、同一通話内に、受信データ確認情
報等を返信し得るファクシミリ装置付き電話機の通信制
御方法の提供を目的とする。 【構成】 本発明のファクシミリ通信制御方法は、ファ
クシミリ装置付き電話機による通信時に第1の装置10
から、ネットワーク30を介して第2の装置20に呼を
接続し(ステップ2)、第1の装置10から第2の装置
20にファクシミリ通信を行ない(ステップ4)、ファ
クシミリ通信による呼の接続を継続させて(ステップ
6)、第2の装置20から第1の装置10に返信ファク
シミリ通信を行い(ステップ8)、呼の接続を切断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置付き電
話機の通信制御方法に係り、特に、ファクシミリ通信に
おけるデータ入出力機能が拡張されたファクシミリ装置
付き電話機の通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク(例えば、電話網)
に接続されているファクシミリ装置において、ファクシ
ミリ通信のプロトコルは、CCITT(国際電信電話諮
問委員会)の勧告による、例えば、G3規格等に従って
いる。かかる従来のファクシミリ通信方式において、一
回のファクシミリ通信、即ち同一通話の間、一方のファ
クシミリ装置は、データを送信する送信側装置として機
能し、他方のファクシミリ装置がデータを受信する受信
側装置として固定して利用される。上記のG3規格のプ
ロトコルの規約によると、ネットワークに接続され上記
のファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置の電話番
号は、そのプロトコルに設定される必要はないので、各
ファクシミリ装置は、その通信相手側のファクシミリ装
置の電話番号をネットワーク等を介して認知することは
ない。
【0003】更に、従来のファクシミリ装置は、ファク
シミリ通信と、通常の音声による電話通信とが自動又は
手動により切替えられる「ファクシミリ装置付き電話
機」として屡々提供されている。例えば、かかるファク
シミリ装置付き電話機が利用されているファクシミリ通
信の受信側装置に対して送信側装置よりファクシミリ通
信開始のための発呼がおこなわれるとき、そのファクシ
ミリ装置付き電話機が自動切替えモードにある場合、受
信側装置は送信側装置からのピープ(peep)音に応
じてファクシミリ通信の受信状態に切替わり、ファクシ
ミリ通信を行なえるようになる。一方、受信側のファク
シミリ装置付き電話機が手動切替えモードにある場合、
ファクシミリ通信のプロトコルに従ってピープ音が受信
されるので、受信者はこのピープ音によりファクシミリ
通信であることを認識しファクシミリ装置付き電話機を
ファクシミリ受信状態に切替える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ通
信において、同一通話内の通信データの通信方向は、第
1の装置から第2の装置への1方向だけに固定されてい
るので、第1の装置は、例えば、適切な相手先である第
2の装置が正常にデータを受信することができたか否か
を確認し得ない。従って、実際上は、ファクシミリ通信
の終了後、送信者と受信者とが電話通信を介してその通
信データの受信内容を確認する等の処理が必要である。
【0005】手動切替えモードにあるファクシミリ装置
付き電話機に対して送信側のファクシミリ装置からファ
クシミリ通信の呼が出力されている場合、受信者は、ピ
ープ音を識別したそのファクシミリ装置付き電話機をフ
ァクシミリ通信モードに切替える必要がある。従って、
受信者がこのピープ音を認識し得ず、第2の装置がファ
クシミリ通信モードに切替えられることがないため、第
1の装置から第2の装置への呼が切断されることがあ
る。
【0006】第1の装置と第2の装置が共にファクシミ
リ装置付き電話機である場合、従来の方法によれば、送
信するデータの質、量とは無関係にファクシミリ通信が
行なわれる。しかし、ネットワークに接続されたファク
シミリ装置付き電話機によるファクシミリ通信におい
て、例えば、少ない個数の数字データを通信する場合、
ファクシミリ通信によるよりも、PB信号又は音声アナ
ウンスを利用する電話通信による方がデータ通信に要す
る時間が短縮され得る。
【0007】本発明の第1の目的は、第2の装置から第
1の装置に、データ受信の成否等の情報を返信し得るフ
ァクシミリ装置付き電話機の通信制御方法を提供するこ
とである。
【0008】本発明の第2の目的は、第1の装置から第
2の装置に対するファクシミリ通信の呼接続の開始時
に、受信者に対して音声によって、ファクシミリを自動
モードに切替えるよう音声アナウンスを行なうファクシ
ミリ装置付き電話機の通信制御方法を提供することであ
る。
【0009】本発明の第3の目的は、送信されるデータ
の質と量に応じて、ファクシミリ通信と、PB信号と、
音声信号の何れかの形態を選択して通信を行うファクシ
ミリ装置付き電話機の通信制御方法を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する図である。
【0011】本発明のファクシミリ装置付き電話機の通
信制御方法は、ファクシミリ装置付き電話機による通信
時に第1の装置10から、ネットワーク30を介して第
1の装置10に接続されている第2の装置20に呼を接
続し(ステップ2)、第1の装置10から第2の装置2
0にファクシミリ通信を行ない(ステップ4)、次い
で、ファクシミリ通信による呼の接続を継続させて(ス
テップ6)、第2の装置20から第1の装置10に返信
ファクシミリ通信を行ない(ステップ8)、呼の接続を
切断する。
【0012】また、本発明は、ファクシミリ通信の後、
第1の装置10及び第2の装置20をファクシミリ通信
モードから電話通信モードに切替え(ステップ30)、
返信ファクシミリ通信の前に、第1の装置10及び第2
の装置20を電話通信モードからファクシミリ通信モー
ドに切替える(ステップ32)。
【0013】また、本発明は、ファクシミリ通信を開始
する際に、第1の装置10から第2の装置20に音声出
力を行なう。
【0014】更に、本発明のファクシミリ装置付き電話
機の通信制御方法は、呼が接続された後、第2の装置2
0から第1の装置10に音声出力を行い、第1の装置1
0から第2の装置20にプッシュボタン信号入力を行な
い、第1の装置10及び第2の装置20をファクシミリ
通信モードに切替え、第2の装置20からデータを送信
することを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明のファクシミリ装置付き電話機の通信制
御方法は、第1の装置から第2の装置へのファクシミリ
通信の後、呼を切断することなく双方の装置をファクシ
ミリ通信モードから電話通信モードに切替え、第2の装
置から第1の装置へ送受信確認情報等の返信データを送
信し得る。また、ファクシミリ通信を行なうことを前提
としていても、電話通信モードで通話を行い、ファクシ
ミリ通信モードに切替えて通信することにより、相手に
ファクシミリ通信モードへの切替えを促すことが可能に
なる。さらに、同一通話内で情報量が少ない場合に、電
話通信モードでPB信号を選択入力して、その後、ファ
クシミリ通信モードに切替えてファクシミリ通信を行な
うことにより、PB信号が入力される装置は、呼を切断
することなく所望のデータを入手することが可能であ
る。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。尚、本発明の各種の実施例におけるフ
ァクシミリ通信は、従来のファクシミリ通信の通信プロ
トコル手順に従うので、ファクシミリ通信の通信プロト
コルの詳細な説明は省略する。
【0017】図2は、本発明のファクシミリ装置付き電
話機の通信制御方法が利用される典型的なファクシミリ
通信システムの構成を説明する図であり、ファクシミリ
通信を介して情報を出力する第1の装置10と、第1の
装置10に電話網30を介して接続され、第1の装置1
0からの情報を受信する第2の装置20とより構成され
る。
【0018】本発明の一実施例のシステム構成におい
て、第1の装置10と第2の装置20は、共に、例え
ば、ファクシミリ装置付き電話機により構成し得る。第
1の装置10は、ファクシミリ信号を利用してファクシ
ミリ通信を行なうファクシミリ装置12と、PB信号及
び音声信号を利用して電話通信を行なう電話機14と、
ファクシミリ通信と電話通信との切替えを行ない、送信
データの作成、受信データの解析等を行なう制御部16
とにより構成される。第2の装置20も、第1の装置1
0と同様に、ファクシミリ信号を利用するファクシミリ
通信を行なうファクシミリ装置22と、PB信号及び音
声信号を利用する電話通信を行なう電話機24と、ファ
クシミリ通信と電話通信との切替えを行ない、受信デー
タの解析、送信データの作成等を行なう制御部26とに
より構成される。以下、本発明の種々の実施例は上記の
ファクシミリ通信システムを例として説明される。
【0019】第1番目に、第2の装置20が電話通信モ
ードのとき、第1の装置10から第2の装置20へ正常
にファクシミリ送信を行なうため、その第2の装置20
をファクシミリ通信モードに切替える第2の装置20の
利用者に対して、音声出力によってファクシミリ通信モ
ードへの切替え要求を通知する場合について説明する。
図3は、第1の装置10から音声信号を出力させて、第
2の装置20をファクシミリ通信モードに切替える本発
明の第1実施例を説明するタイミングチャートである。
【0020】第1の装置10から第2の装置20に対し
て呼の接続要求が発行されると、第2の装置20は、着
呼処理を行なう(ステップ10)。第1の装置10は、
ファクシミリ通信モードを選択し、第2の装置20との
ファクシミリ通信の呼接続要求を行なう(ステップ1
2)。
【0021】第1の装置10からのファクシミリ通信の
呼接続要求に対して、第2の装置20は、ファクシミリ
通信モードであるか、電話通信モードであるかを示すモ
ード状態を第1の装置に通知する(ステップ14)。
【0022】第1の装置10は、第2の装置20がファ
クシミリ受信モードにあるとき、第2の装置20に送信
データをファクシミリ送信し、第2の装置20は、第1
の装置10から送信されたデータを受信する(ステップ
20)。第1の装置10と第2の装置との間の呼が切断
されて(ステップ22)、一連の処理が終了する。
【0023】一方、第1の装置10は、第2の装置20
がファクシミリ通信モードではなく、即ち、電話通信モ
ードにあるとき、自装置のモード状態を電話通信モード
に切替え、次いで、第2の装置20に対して、その第2
の装置20のモードをファクシミリ受信モードに換える
モード切替要求メッセージ、例えば、「ファクシミリを
受信モードに切替えて受話器を置いてください。」を音
声信号によって出力する。第2の装置20は、その利用
者により、かかる第1の装置10からの音声メッセージ
に応じて、そのモードが電話通信モードからファクシミ
リ通信モードに切替えられる(ステップ16)。
【0024】さらに、第2の装置20は、そのモード状
態を第1の装置10に通知し、第2の装置20からその
装置のモード状態が通知された第1の装置10は、自装
置のモードを電話通信モードからファクシミリ通信モー
ドに切替える(ステップ18)。
【0025】ここで、第1の装置10及び第2の装置2
0は、共にファクシミリ通信モードになっているので、
第1の装置10は、第2の装置20に送信データをファ
クシミリ送信し、第2の装置20は、第1の装置10か
ら送信されたデータを受信する(ステップ20)。第1
の装置10と第2の装置との間の呼が切断されて(ステ
ップ22)、一連の処理が終了する。
【0026】以上により、音声信号を利用して通信モー
ドを切替え、第1の装置10から第2の装置20に情報
を出力する一連のファクシミリ通信処理が終了する。
【0027】これにより、従来のピープ(peep)音
による通知の場合、屡々発生していた利用者の誤認等が
防止され、ファクシミリ通信の確実性が増加することを
利点としている。
【0028】第2番目に、同一通話内においてファクシ
ミリデータを双方向に送信し、送信データの確認情報等
の返信データの通知を行なう場合について説明する。図
4は、本発明の第2実施例による同一通話内での返信フ
ァクシミリ送信方法のタイミングチャートである。
【0029】第1の装置10から第2の装置20へのフ
ァクシミリ送信は、図3に示す本発明の第1実施例のス
テップ10乃至ステップ20と同じである。
【0030】第1の装置10から第2の装置20に対し
て呼の接続要求が発行されると、第2の装置20は、着
呼処理を行ない、第1の装置10は、ファクシミリ通信
モードを選択する(ステップ10)。第1の装置10
は、次いで、第2の装置20とのファクシミリ通信の呼
接続要求を行なう(ステップ12)。
【0031】第1の装置10からのファクシミリ通信の
呼接続要求に対して、第2の装置20は、ファクシミリ
通信モードであるか、電話通信モードであるかを示すモ
ード状態を第1の装置に通知する(ステップ14)。
【0032】第1の装置10は、第2の装置20がファ
クシミリ受信モードにあるとき、第2の装置20に送信
データをファクシミリ送信し、第2の装置20は、第1
の装置10から送信されたデータを受信する(ステップ
20)。
【0033】一方、第1の装置10は、第2の装置20
がファクシミリ通信モードではなく、即ち、電話通信モ
ードにあるとき、自装置のモード状態を電話通信モード
に切替え、第2の装置20に対して、その第2の装置2
0のモードをファクシミリ受信モードに換えるモード切
替要求メッセージ、例えば、「ファクシミリを受信モー
ドに切替えて受話器を置いてください。」を音声信号に
よって出力する。第2の装置20は、その利用者によ
り、かかる第1の装置10からの音声メッセージに応じ
て、そのモードが電話通信モードからファクシミリ通信
モードに切替えられる(ステップ16)。
【0034】第2の装置20は、モード状態を第1の装
置10に通知し、第2の装置20からその装置のモード
状態が通知された第1の装置10は、自装置のモードを
電話通信モードからファクシミリ通信モードに切替える
(ステップ18)。
【0035】ここで、第1の装置10及び第2の装置2
0は、共にファクシミリ通信モードになっているので、
第1の装置10は、第2の装置20に送信データをファ
クシミリ送信し、第2の装置20は、第1の装置10か
ら送信されたデータを受信する(ステップ20)。
【0036】以上により、第1の装置10からデータを
受信した第2の装置20は、次に、第1の装置10に対
してモード切替要求を発行し、自装置のモードを電話通
信モードに切替え、第2の装置20よりモード切替要求
を受信した第1の装置10も自装置のモードを電話通信
モードに切替え、第2の装置20は、更に、第1の装置
10から受信したデータに基づいて、返信データを作成
する(ステップ30)。
【0037】図5は、本発明の第2実施例による返信デ
ータの作成処理の一例を示す図である。同図に示す如
く、第2の装置20は、第1の装置10より通知された
受信データ、特に受信データ中のカバーシート等のデー
タからOCR処理によってOCRデータ100を得て、
このOCRデータ100のマーク欄内の文字を文字認識
する。例えば、同図の文字認識結果110内のマーク欄
に“?”で示されるようなエラー部分が文字認識結果1
10に含まれている場合、エラーの存在を示す認識結果
通知データ120を作成し、文字認識結果110にエラ
ーが含まれていない場合、正常であることを示す認識結
果通知データ130を作成する。
【0038】第2の装置20は、上記の如く返信データ
を作成した後、第1の装置10に対してモード切替要求
を通知し、自装置のモードをファクシミリ通信モードに
切替え、第2の装置20よりモード切替要求を通知され
た第1の装置10も同様に自装置のモードをファクシミ
リ通信モードに切替える(ステップ32)。
【0039】次いで、第2の装置20は、上記の返信デ
ータを第1の装置10に送信し、第1の装置10がこの
返信データを受信し(ステップ34)、第1の装置10
及び第2の装置20の間の呼が切断され(ステップ3
6)、返信ファクシミリの送信処理が終了する。
【0040】上記の如く、第1の装置10から第2の装
置20へのデータ送信が終了した際、第1の装置10と
第2の装置20が共に、電話通信モードに切替わること
により、ファクシミリ通信時の無通信状態に起因する呼
切断が防止され、返信方向のデータ送信が行なえるよう
になる。これにより、従来は一方向に限定されていた同
一通話内のファクシミリ通信が双方向で可能になり、送
信データの確認情等の返信データの通知を行なって、デ
ータ通信の信頼性を向上させ得ることを利点としてい
る。
【0041】次に、本発明の第2実施例の同一通話内の
返信データの送信方法を利用して送信データを再送信す
る場合について説明する。図6は、上記の同一通話内の
返信データの送信を利用する再送処理方法のタイミング
チャートである。
【0042】第1の装置10及び第2の装置20は、共
に、ファクシミリ通信モードに設定され、第2の装置2
0から第1の装置10に上記の如く返信データが送信さ
れる。返信データを受信した第1の装置10は、返信デ
ータ中に送信データの再送が要求されているか否かを認
識し、再送要求の無い場合、再送のための処理は行なわ
ない。再送要求の有る場合、第1の装置10は、この返
信データ中に送信データの修正が要求されていないと
き、送信データをそのまま再送する(ステップ46)。
【0043】送信データの修正が要求されている場合、
第1の装置10は、モード切替え要求を第2の装置20
に発行し、第1の装置10及び第2の装置20は、共
に、電話通信モードに切替わり、次いで、第1の装置1
0は、送信データの修正処理を行う(ステップ42)。
【0044】第1の装置10は、修正処理後、第2の装
置20に対してモード切替要求を発行し、第1の装置1
0及び第2の装置20は、共に、ファクシミリ通信モー
ドに切替わり、第1の装置10から第2の装置20にデ
ータが再送信され(ステップ46)、一連の再送信処理
が終了する。
【0045】上記の如く、本発明の第2実施例によれ
ば、呼を切断することなく、同一通話内でファクシミリ
送信の方向を切替えることができるので、データの送信
と、確認データの返信と、データの再送信とを同一通話
内で行なえるようになる。
【0046】尚、一旦、呼を切断した後、改めて呼の接
続を行って別の通話を開始し、データの再送信を最初の
送信とは異なる通話で行なうことも可能である。
【0047】更に、本発明の第2実施例の同一通話内の
返信データの送信方法を利用して、ファクシミリ通信を
行なう装置間で装置IDを確認する場合を説明する。図
7は、本発明の第2実施例による同一通話内の返信デー
タ送信を利用する装置IDの確認処理データの一例を示
す図である。同図の(a)は、第1の装置10より送信
されたデータを示し、(b)は、第2の装置20により
受信され認識されたデータを示している。同図の例によ
れば、第2の装置20は、第1の装置ID“7777−
8888”を“7717−8880”の如く誤認識して
いることがわかる。装置IDとしては、例えば、電話番
号等を利用することができる。
【0048】ファクシミリ通信の第1の装置10から第
2の装置20への送信データ中、例えば、カバーシート
のデータに、上記のような第1の装置10に関する情報
を含めることにより、第2の装置20は情報の送信元の
第1の装置10に関する情報を得ることが可能になる。
一般に、第2の装置20は、情報の送信元に関する情報
に基づいて、一旦呼を切断した後、改めて第2の装置2
0から第1の装置10に対して呼を接続して情報を返信
することも可能である。しかし、第2の装置20は、例
えば図7の(b)に示した如く、送信元に関する情報を
誤認識する可能性もあり、かかる場合に、第2の装置2
0は第1の装置10に対して情報を通知し得ないことに
なる。本発明の第2実施例の同一通話内の返信データを
利用することにより、送信元に関する情報が誤認識され
ている場合にも第2の装置20から第1の装置10に対
して情報の通知を行うことができる。さらに、第1の装
置10は、第2の装置20からの返信データに基づい
て、第2の装置20が第1の装置10の装置IDを誤認
していることを判定することも可能であり、かかる場
合、図6に示した再送処理により、装置ID情報を修正
処理した後、再送信することも可能である。
【0049】第3番目に、音声出力により利用者に対す
るメッセージを出力し、PB信号入力により利用者から
のデータを入力し、更に、ファクシミリ通信も行い得る
ファクシミリ通信の制御方法について説明する。図8
は、本発明の第3実施例によるPB信号入力と音声信号
出力と、ファクシミリ信号とを併用するファクシミリ通
信の制御方法のタイミングチャートである。
【0050】第1の装置10は、第2の装置20に対し
て呼接続を要求し、このとき、第1の装置10及び第2
の装置20は、共に、電話通信モードに設定される(ス
テップ50)。
【0051】第2の装置20は、例えば、「こちらは、
ファクシミリサービスです。」等のサービス案内メッセ
ージを音声信号を使用して第1の装置10に出力し(ス
テップ52)、更に、「利用者ID番号を入力し、最後
に#を入力してください。」等の利用者ID番号入力要
求メッセージを第1の装置10に対して出力する(ステ
ップ54)。
【0052】第1の装置10は、利用者により指定され
たID番号に相当するPB信号を第2の装置20に出力
し、第2の装置20は、このPB信号を受信して、利用
者の指定したID番号を得る(ステップ56)。
【0053】第2の装置20は、利用者により指定され
たのID番号が不適当な場合、サービスを終了し、第1
の装置10と第2の装置20との間の呼が切断され(ス
テップ74)、一連の処理が終了する。
【0054】一方、第2の装置20は、利用者により指
定されたID番号が適当な場合、「サービス番号を選択
し入力して下さい。」等のサービスコード入力要求メッ
セージを音声信号によって出力する(ステップ58)。
第1の装置10は、利用者により選択されたサービスコ
ードに該当するPB信号を第2の装置20に出力し、第
2の装置20は、第1の装置10から入力されたPB信
号を対応するサービスコードに変換して、利用者が必要
としているサービスを認識する(ステップ60)。
【0055】次に、第2の装置20は、利用者により選
択されたサービスにおいて、利用者からの情報入力が必
要な場合、例えば、「○○情報を入力してください。」
等のメッセージを第1の装置10に音声信号によって出
力して必要な情報の入力を要求する(ステップ62)。
第1の装置10は、このメッセージに応じて利用者が入
力するデータをPB信号によって出力し、第2の装置2
0は、このPB信号を受信し、必要があれば、適当なコ
ード変換を行なう(ステップ64)。
【0056】更に、利用者により選択されたサービスに
おいて、第1の装置10から第2の装置へのファクシミ
リ送信を行なう場合、第2の装置20は、第1の装置1
0の利用者に対してファクシミリの送信を促すため、例
えば、「原稿をセットして下さい。」等のメッセージを
音声信号を利用して第1の装置10に送信し、これによ
り、第1の装置10は、ファクシミリ送信用の原稿がセ
ットされる(ステップ66)。更に、第2の装置20
は、「ファクシミリ送信モードに切替えて下さい。」等
のメッセージを音声信号を利用して第1の装置10に送
信し、第1の装置10がファクシミリ通信モードに切替
えられ、このとき、第2の装置20も、ファクシミリ通
信モードに切替えられる(ステップ68)。
【0057】次いで、第1の装置10から第2の装置2
0にファクシミリ通信によりデータ送信が行なわれる
(ステップ70)。
【0058】更に、上記の利用者により選択されたサー
ビスにおいて、第2の装置20から第1の装置10への
ファクシミリ送信が行なわれる場合、引き続いて返信デ
ータが第2の装置20から第1の装置10に送信される
(ステップ72)。
【0059】以上により、一連のサービスが終了し、第
1の装置10と第2の装置20との間の呼が切断される
(ステップ74)。
【0060】本発明の第3実施例において、サービスの
提供を受ける第1の装置10の利用者は、サービスを提
供する第2の装置20に電話接続し、第2の装置20か
らの音声出力に従って、電話のボタンを操作し、第2の
装置20にPB信号を送信する。第2の装置20は、P
B信号を受信し、適当なコードに変換する。更に、第2
の装置20からの音声出力に従って、ファクシミリによ
るデータ送信とデータ受信とを行なうことができる。
【0061】更に、PB信号によるデータ入力は、画像
データによる文字認識処理を行なうことなくデータ入力
が行えるので、特に、データ量の少ない数値情報の入力
処理に有効である。PB信号入力によれば、通常のOC
R変換に比べて処理速度が高速化され、更に、入力デー
タの認識率も100%近くに達する。
【0062】尚、上記の如く、利用者が第1の装置10
よりPB信号を使用して利用者ID番号、或いは、パス
ワードを入力し、サービスを提供する第2の装置20で
その入力データを照合することにより、ファクシミリ通
信等の実際のサービスを実行するに利用者資格チェック
を行い、資格のない利用者によるサービスの享受を阻止
することが可能になる。
【0063】
【発明の効果】上記の説明の如く、本発明のファクシミ
リ通信制御方法によれば、ファクシミリ送信後も呼を切
断することなく呼接続状態を維持することにより、同一
通話中に第1の装置から第2の装置へのデータ送信と、
第2の装置から第1の装置への返信データの送信を行い
得るようになる。双方向の通信を利用することにより、
送信情報の確認等を同一通話中に行なえるので、ファク
シミリ通信の品質、信頼性、安全性等を高めることがで
きることを利点とする。
【0064】更に、本発明のファクシミリ通信制御方法
により、PB信号(プッシュボタン信号)と音声出力と
をファクシミリ通信と併用することができるので、入出
力に利用し得るデータの範囲が広がる。例えば、データ
量の少ない数字データの入力を扱う場合、ファクシミリ
通信ではなく、電話通信により接続し、PB信号/音声
アナウンスでデータの入力を行なうと、データ転送時間
が短縮される。また、利用者の資格等をPB信号で入力
し、このデータにより資格等の検査を行なうことによ
り、ファクシミリで送信された画像データを用いる画像
処理よりも高い精度の利用者資格検査を実現できる。従
って、ファクシミリを利用した幅広い通信サービスが実
現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の通信制御方法が利用される典型的なフ
ァクシミリ通信システムの構成図である。
【図3】本発明の第1実施例による音声信号によって装
置の通信モードを切替える方法のタイミングチャートで
ある。
【図4】本発明の第2実施例による同一通話内の返信デ
ータ送信方法のタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2実施例による返信データ作成の説
明図である。
【図6】本発明の第2実施例による同一通話内の返信デ
ータを利用する再送処理方法のタイミングチャートであ
る。
【図7】本発明の第2実施例による同一通話内の返信デ
ータを利用する装置IDの確認データの説明図である。
【図8】本発明の第3実施例によるPB信号と音声信号
を併用するファクシミリ通信の制御方法のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
10 第1の装置 12,22 ファクシミリ装置 14,24 電話機 16,26 制御部 20 第2の装置 30 ネットワーク 100 OCRデータ 110 文字認識結果 120,130 認識結果通知データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置(10)からネットワーク
    (30)を介して接続されている第2の装置(20)に
    呼を接続する段階(ステップ2)と、 該第1の装置(10)から該第2の装置(20)にファ
    クシミリ通信を行なう段階(ステップ4)とよりなるフ
    ァクシミリ通信制御方法において、 該ファクシミリ通信の後も、該呼の接続を継続し(ステ
    ップ6)、 同一通話内で該第2の装置(20)から該第1の装置
    (10)に返信ファクシミリ通信を行なう(ステップ
    8)ことを特徴とするファクシミリ装置付き電話機の通
    信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリ通信の後、前記第1の
    装置(10)及び前記第2の装置(20)がファクシミ
    リ通信モードから電話通信モードに切替わる段階(ステ
    ップ30)と、 前記返信ファクシミリ通信の前、該第1の装置(10)
    及び該第2の装置(20)が該電話通信モードから該フ
    ァクシミリ通信モードに切替わる段階(ステップ32)
    とを更に有することを特徴とする請求項1記載のファク
    シミリ装置付き電話機の通信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記返信ファクシミリ通信を行なう段階
    は;前記第2の装置(20)が前記第1の装置(10)
    の前記ファクシミリ通信により受信されたデータを認識
    し、該返信ファクシミリ通信用の返信データを作成し、 該第2の装置(20)より該返信用データを該第1の装
    置(10)に送信することを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリ装置付き電話機の通信制御方法。
  4. 【請求項4】 第1の装置(10)から、ネットワーク
    (30)を介して接続されている第2の装置(20)に
    呼を接続し、該第1の装置(10)から該第2の装置
    (20)にファクシミリ通信を行なうファクシミリ通信
    制御方法において、 該呼を接続する場合に;電話通信モードにより該第1の
    装置(10)から該第2の装置(20)に音声出力を行
    なった後、ファクシミリ通信モードに切替えることを特
    徴とするファクシミリ装置付き電話機の通信制御方法。
  5. 【請求項5】 第1の装置(10)からネットワーク
    (30)を介して接続されている第2の装置(20)に
    呼を接続し、 該呼が接続された後、該第2の装置(20)から該第1
    の装置(10)に音声出力し、 該第1の装置(10)から該第2の装置(20)にプッ
    シュボタン信号入力を行ない、 該第1の装置(10)及び該第2の装置(20)をファ
    クシミリ通信モードに切替え、該第2の装置(20)か
    らデータを送信することを特徴とするファクシミリ装置
    付き電話機の通信制御方法。
JP8506494A 1994-04-22 1994-04-22 ファクシミリ装置付き電話機の通信制御方法 Pending JPH07297937A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121733A (ja) * 1996-07-08 2006-05-11 Samsung Electronics Co Ltd 通信途中に通信モードを変更することができる画像電話機の通信モード変更方法

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