JPH07297738A - アンテナ方向調整装置 - Google Patents
アンテナ方向調整装置Info
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- JPH07297738A JPH07297738A JP10783294A JP10783294A JPH07297738A JP H07297738 A JPH07297738 A JP H07297738A JP 10783294 A JP10783294 A JP 10783294A JP 10783294 A JP10783294 A JP 10783294A JP H07297738 A JPH07297738 A JP H07297738A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は正確で、かつ、簡単にアンテナ方向
を調整し得るアンテナ方向調整装置を提供することを目
的とする。 【構成】 中間周波数変換器８はそれぞれ周波数が異な
り、かつ、互いに直交する二つの偏波の無線信号をアン
テナを介して受信して得た受信信号と局部発振周波数と
の周波数変換を行って所望の一の偏波の中間周波信号を
出力する。受信レベル検出器１０は中間周波信号のレベ
ルを検出する。受信レベルメータ７は受信レベル検出器
１０の出力検出信号に基づき受信レベルを報知する。周
波数切替制御回路６は二つの偏波が順次受信されるよう
に前記局部発振周波数を切り替え、希望する偏波の受信
レベルに基づくアンテナ３の方向の第１の調整と、希望
する偏波と直交する偏波の周波数での受信レベルに基づ
くアンテナ３の方向の第２の調整とを順次に行わせる。
を調整し得るアンテナ方向調整装置を提供することを目
的とする。 【構成】 中間周波数変換器８はそれぞれ周波数が異な
り、かつ、互いに直交する二つの偏波の無線信号をアン
テナを介して受信して得た受信信号と局部発振周波数と
の周波数変換を行って所望の一の偏波の中間周波信号を
出力する。受信レベル検出器１０は中間周波信号のレベ
ルを検出する。受信レベルメータ７は受信レベル検出器
１０の出力検出信号に基づき受信レベルを報知する。周
波数切替制御回路６は二つの偏波が順次受信されるよう
に前記局部発振周波数を切り替え、希望する偏波の受信
レベルに基づくアンテナ３の方向の第１の調整と、希望
する偏波と直交する偏波の周波数での受信レベルに基づ
くアンテナ３の方向の第２の調整とを順次に行わせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ方向調整装置に
係り、特に可搬型衛星地球局のアンテナ方向を調整する
ための装置に関する。
係り、特に可搬型衛星地球局のアンテナ方向を調整する
ための装置に関する。
【０００２】衛星通信システムにおいては、衛星を中継
局として信号を受信あるいは送信するものであるから、
衛星地球局のアンテナを正確に衛星方向に向ける必要が
ある。このため、従来よりアンテナ方向の調整を行う装
置が種々提案されている（例えば、特開昭６１−５８３
３１号公報、実願昭５８−１１３５４２号）。このアン
テナ方向の調整は、ＳＮＧ（Ｓａｔｔｅｌｌｉｔｅ Ｎ
ｅｗｓ Ｇａｔｈｅｒｉｎｇ）のようなテレビ中継シス
テムなどに用いられる可搬型衛星地球局にとって、設置
位置が可変であるために特に必要とされる。
局として信号を受信あるいは送信するものであるから、
衛星地球局のアンテナを正確に衛星方向に向ける必要が
ある。このため、従来よりアンテナ方向の調整を行う装
置が種々提案されている（例えば、特開昭６１−５８３
３１号公報、実願昭５８−１１３５４２号）。このアン
テナ方向の調整は、ＳＮＧ（Ｓａｔｔｅｌｌｉｔｅ Ｎ
ｅｗｓ Ｇａｔｈｅｒｉｎｇ）のようなテレビ中継シス
テムなどに用いられる可搬型衛星地球局にとって、設置
位置が可変であるために特に必要とされる。
【０００３】
【従来の技術】図５は従来のアンテナ方向調整装置の一
例のブロック図を示す。同図において、従来のアンテナ
方向調整装置は、屋外装置３１と屋内装置３２とよりな
り、屋外装置３１はアンテナ３３に接続されている。屋
外装置３１は低雑音増幅器３４、受信周波数変換器３５
及び受信レベルメータ３８より構成されている。また、
屋内装置３２は復調器３６及び受信レベル検出器３７な
どより構成されている。
例のブロック図を示す。同図において、従来のアンテナ
方向調整装置は、屋外装置３１と屋内装置３２とよりな
り、屋外装置３１はアンテナ３３に接続されている。屋
外装置３１は低雑音増幅器３４、受信周波数変換器３５
及び受信レベルメータ３８より構成されている。また、
屋内装置３２は復調器３６及び受信レベル検出器３７な
どより構成されている。
【０００４】この従来装置において、方向調整用回転機
構を有するアンテナ３３により受信された衛星からの無
線信号は、低雑音増幅器３４により増幅され、更に受信
周波数変換器３５により低周波数帯に周波数変換された
後、屋内装置３２内の復調器３６に供給されて復調され
る一方、受信レベル検出器３７に供給される。受信レベ
ル検出器３７は入力受信信号Ｓ１のレベルを検出し、そ
の検出情報Ｓ２を屋外装置１内の受信レベルメータ３８
に供給する。
構を有するアンテナ３３により受信された衛星からの無
線信号は、低雑音増幅器３４により増幅され、更に受信
周波数変換器３５により低周波数帯に周波数変換された
後、屋内装置３２内の復調器３６に供給されて復調され
る一方、受信レベル検出器３７に供給される。受信レベ
ル検出器３７は入力受信信号Ｓ１のレベルを検出し、そ
の検出情報Ｓ２を屋外装置１内の受信レベルメータ３８
に供給する。
【０００５】アンテナ方向調整者は、受信レベルメータ
３８を観測しながらアンテナ３３の方向角度を手動にて
変えて、通常は受信レベルが最大となる方向角度を捜し
てアンテナ３３の方向を衛星方向に設定する。
３８を観測しながらアンテナ３３の方向角度を手動にて
変えて、通常は受信レベルが最大となる方向角度を捜し
てアンテナ３３の方向を衛星方向に設定する。
【０００６】また、衛星通信では、通信衛星中継器（ト
ランスポンダ）の周波数帯域の有効利用の観点から図６
に示すように、直交する２つの直線偏波、すなわち垂直
偏波（Ｖ偏波）と水平偏波（Ｈ偏波）とを使用し、隣接
するチャネル間の周波数の共用化を図っている。なお、
図６中、Ａ〜Ｇはトランスポンダ番号を示す。
ランスポンダ）の周波数帯域の有効利用の観点から図６
に示すように、直交する２つの直線偏波、すなわち垂直
偏波（Ｖ偏波）と水平偏波（Ｈ偏波）とを使用し、隣接
するチャネル間の周波数の共用化を図っている。なお、
図６中、Ａ〜Ｇはトランスポンダ番号を示す。
【０００７】そこで、従来の他のアンテナ方向調整方法
として、希望偏波と直交する（９０°だけ偏波角度の異
なる）偏波信号の受信レベルを図５の受信レベルメータ
３８で観測し、受信レベルが最小となる方向を捜した
後、アンテナ３３の一次放射器の偏波面の回転機構を受
信レベル最小方向に対して９０°回転させることによ
り、アンテナ３３の方向を衛星方向に設定することも知
られている。
として、希望偏波と直交する（９０°だけ偏波角度の異
なる）偏波信号の受信レベルを図５の受信レベルメータ
３８で観測し、受信レベルが最小となる方向を捜した
後、アンテナ３３の一次放射器の偏波面の回転機構を受
信レベル最小方向に対して９０°回転させることによ
り、アンテナ３３の方向を衛星方向に設定することも知
られている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
装置において、希望の偏波の受信レベルが最大となるよ
うにアンテナ方向を調整する方法は、受信レベル最大値
付近のアンテナ方向が比較的広い範囲にわたるために、
アンテナ方向を衛星方向に正確に設定することが困難で
ある。また、希望偏波と直交する偏波信号の受信レベル
が最小となる方向を捜した後、アンテナ３３の一次放射
器の偏波面の回転機構を受信レベル最小方向に対して９
０°回転させる方法は、設定誤差が生じたり、最終設定
に多くの時間を要するという問題がある。
装置において、希望の偏波の受信レベルが最大となるよ
うにアンテナ方向を調整する方法は、受信レベル最大値
付近のアンテナ方向が比較的広い範囲にわたるために、
アンテナ方向を衛星方向に正確に設定することが困難で
ある。また、希望偏波と直交する偏波信号の受信レベル
が最小となる方向を捜した後、アンテナ３３の一次放射
器の偏波面の回転機構を受信レベル最小方向に対して９
０°回転させる方法は、設定誤差が生じたり、最終設定
に多くの時間を要するという問題がある。
【０００９】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
正確で、かつ、簡単にアンテナ方向を調整し得るアンテ
ナ方向調整装置を提供することを目的とする。
正確で、かつ、簡単にアンテナ方向を調整し得るアンテ
ナ方向調整装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、それぞれ周波数が異なり、かつ、互いに直
交する二つの偏波の無線信号をアンテナを介して受信し
て得た受信信号と局部発振周波数との周波数変換を行っ
て所望の一の偏波の中間周波信号を出力する中間周波数
変換手段と、二つの偏波が順次受信されるように局部発
振周波数を切り替える周波数切替制御手段と、中間周波
信号のレベルを検出する受信レベル検出器と、受信レベ
ル検出器の出力検出信号に基づき受信レベルを報知する
受信レベルメータとを有し、希望する偏波の受信レベル
に基づくアンテナの方向の第１の調整と、希望する偏波
と直交する偏波の周波数での受信レベルに基づくアンテ
ナの方向の第２の調整とを順次に行う構成としたもので
ある。
成するため、それぞれ周波数が異なり、かつ、互いに直
交する二つの偏波の無線信号をアンテナを介して受信し
て得た受信信号と局部発振周波数との周波数変換を行っ
て所望の一の偏波の中間周波信号を出力する中間周波数
変換手段と、二つの偏波が順次受信されるように局部発
振周波数を切り替える周波数切替制御手段と、中間周波
信号のレベルを検出する受信レベル検出器と、受信レベ
ル検出器の出力検出信号に基づき受信レベルを報知する
受信レベルメータとを有し、希望する偏波の受信レベル
に基づくアンテナの方向の第１の調整と、希望する偏波
と直交する偏波の周波数での受信レベルに基づくアンテ
ナの方向の第２の調整とを順次に行う構成としたもので
ある。
【００１１】また、本発明は第１の調整によるアンテナ
方向調整状態で第２の調整を行って最終的なアンテナ方
向を設定することが、調整がより簡単となる点で、好ま
しい。
方向調整状態で第２の調整を行って最終的なアンテナ方
向を設定することが、調整がより簡単となる点で、好ま
しい。
【００１２】また、受信レベルメータは、受信レベルに
応じて音の高さ又は強さが変化する発音手段を有するこ
とが、アンテナだけを注目して方向調整することができ
る点で好ましい。
応じて音の高さ又は強さが変化する発音手段を有するこ
とが、アンテナだけを注目して方向調整することができ
る点で好ましい。
【００１３】
【作用】本発明では、受信レベルメータにより希望する
偏波の受信レベルを監視しながら前記アンテナの方向を
調整する第１の調整と、前記周波数切替手段により希望
する偏波と直交する偏波の周波数の受信に切り替え、そ
のときの受信レベルを受信レベルメータで監視しながら
前記アンテナの方向を調整する第２の調整とを順次に行
うようにしたため、第１の調整によるアンテナ方向の粗
調整と、第２の調整によるアンテナ方向の微調整とを組
み合わせることができる。
偏波の受信レベルを監視しながら前記アンテナの方向を
調整する第１の調整と、前記周波数切替手段により希望
する偏波と直交する偏波の周波数の受信に切り替え、そ
のときの受信レベルを受信レベルメータで監視しながら
前記アンテナの方向を調整する第２の調整とを順次に行
うようにしたため、第１の調整によるアンテナ方向の粗
調整と、第２の調整によるアンテナ方向の微調整とを組
み合わせることができる。
【００１４】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
１は本発明の一実施例のブロック図、図２は図１の要部
の詳細ブロック図を示す。図１に示すように、本実施例
はＳＮＧ可搬型衛星地球局に適用され、その機動性・運
用性から屋外装置（ＯＤＵ）１と屋内装置（ＩＤＵ）２
とよりなり、方向調整用回転機構を有するアンテナ３の
方向を調整するものである。
１は本発明の一実施例のブロック図、図２は図１の要部
の詳細ブロック図を示す。図１に示すように、本実施例
はＳＮＧ可搬型衛星地球局に適用され、その機動性・運
用性から屋外装置（ＯＤＵ）１と屋内装置（ＩＤＵ）２
とよりなり、方向調整用回転機構を有するアンテナ３の
方向を調整するものである。
【００１５】ここで、屋外装置１はアンテナ３により受
信した無線周波数帯の信号を低雑音増幅する低雑音増幅
器４と、低雑音増幅器４の出力信号を低周波数帯に周波
数変換する受信周波数変換器５と、受信周波数を設定す
る周波数切替制御回路６と、受信レベルメータ７とより
なり、低雑音増幅器４、受信周波数変換器５及び受信レ
ベルメータ７はそれぞれ従来の低雑音増幅器３４、受信
周波数変換器３５及び受信レベルメータ３８に相当す
る。
信した無線周波数帯の信号を低雑音増幅する低雑音増幅
器４と、低雑音増幅器４の出力信号を低周波数帯に周波
数変換する受信周波数変換器５と、受信周波数を設定す
る周波数切替制御回路６と、受信レベルメータ７とより
なり、低雑音増幅器４、受信周波数変換器５及び受信レ
ベルメータ７はそれぞれ従来の低雑音増幅器３４、受信
周波数変換器３５及び受信レベルメータ３８に相当す
る。
【００１６】また、屋外装置２は受信周波数変換器５よ
り受信信号が入力される中間周波数変換器８と、中間周
波信号を復調する復調器９と、中間周波信号レベルを検
出する受信レベル検出器１０と屋外装置１と屋内装置２
との双方向の信号のインタフェース用のインタフェース
回路（Ｉ／Ｆ回路）１１とより構成されている。
り受信信号が入力される中間周波数変換器８と、中間周
波信号を復調する復調器９と、中間周波信号レベルを検
出する受信レベル検出器１０と屋外装置１と屋内装置２
との双方向の信号のインタフェース用のインタフェース
回路（Ｉ／Ｆ回路）１１とより構成されている。
【００１７】本実施例の要部の構成について更に図２と
共に説明する。同図中、図１と同一構成部分には同一符
号を付してある。図２において、周波数ミキサ１２とシ
ンセサイザ１３は中間周波数変換器８を構成し、可変利
得増幅器１４と復調回路１５は復調器９を構成し、ま
た、レベル検出器１６とＡ／Ｄ変換器１７は受信レベル
検出器１０を構成し、中央処理装置（ＣＰＵ）１８とデ
ータ通信器１９はインタフェース回路１１を構成してい
る。
共に説明する。同図中、図１と同一構成部分には同一符
号を付してある。図２において、周波数ミキサ１２とシ
ンセサイザ１３は中間周波数変換器８を構成し、可変利
得増幅器１４と復調回路１５は復調器９を構成し、ま
た、レベル検出器１６とＡ／Ｄ変換器１７は受信レベル
検出器１０を構成し、中央処理装置（ＣＰＵ）１８とデ
ータ通信器１９はインタフェース回路１１を構成してい
る。
【００１８】また、データ通信器２０、Ｖ／Ｈ切替スイ
ッチ２１及びＣＰＵ２２は周波数切替制御回路６を構成
し、ディスプレイ２３、Ｄ／Ａ変換器２４及びスピーカ
２５は受信レベルメータ７を構成している。なお、ＣＰ
Ｕ２２及びデータ通信器２０は受信レベルメータ７の入
力側のインタフェース回路も兼ねている。
ッチ２１及びＣＰＵ２２は周波数切替制御回路６を構成
し、ディスプレイ２３、Ｄ／Ａ変換器２４及びスピーカ
２５は受信レベルメータ７を構成している。なお、ＣＰ
Ｕ２２及びデータ通信器２０は受信レベルメータ７の入
力側のインタフェース回路も兼ねている。
【００１９】次に、本実施例の動作について図１乃至図
４と共に説明する。本実施例は図６に示した周波数配置
の衛星トランスポンダからの無線信号を受信する。この
無線信号はアンテナ３により受信されて、低雑音増幅器
４及び受信周波数変換器５を経由して受信信号として中
間周波数変換器８に供給される。
４と共に説明する。本実施例は図６に示した周波数配置
の衛星トランスポンダからの無線信号を受信する。この
無線信号はアンテナ３により受信されて、低雑音増幅器
４及び受信周波数変換器５を経由して受信信号として中
間周波数変換器８に供給される。
【００２０】ここで、希望する衛星トランスポンダ番号
を図６のＣとすると、図２のＶ／Ｈ切替スイッチ２１に
よりＶ偏波を受信するように切り替え、また、ＣＰＵ１
８により衛星トランスポンダ番号Ｃの周波数の信号を受
信するように受信制御信号がシンセサイザ１３へ出力さ
れる。これにより、周波数ミキサ１２の入力受信信号と
シンセサイザ１３からの局部発振周波数との周波数変換
により、衛星トランスポンダ番号Ｃの受信信号が中間周
波信号に変換され、可変利得増幅器１４を介して復調回
路１５とレベル検出器１６にそれぞれ供給される。
を図６のＣとすると、図２のＶ／Ｈ切替スイッチ２１に
よりＶ偏波を受信するように切り替え、また、ＣＰＵ１
８により衛星トランスポンダ番号Ｃの周波数の信号を受
信するように受信制御信号がシンセサイザ１３へ出力さ
れる。これにより、周波数ミキサ１２の入力受信信号と
シンセサイザ１３からの局部発振周波数との周波数変換
により、衛星トランスポンダ番号Ｃの受信信号が中間周
波信号に変換され、可変利得増幅器１４を介して復調回
路１５とレベル検出器１６にそれぞれ供給される。
【００２１】レベル検出器１６は入力中間周波信号の包
絡線を検波するＡＭ検波器であり、その検出信号を可変
利得増幅器１４に供給して利得を可変制御する一方、Ａ
／Ｄ変換器１７でディジタル信号のレベル検出データに
変換してＣＰＵ１８に供給する。可変利得増幅器１４と
レベル検出器１６とにより、中間周波信号は包絡線が一
定となるように自動利得制御されて復調回路１５に供給
され、ここで復調される。
絡線を検波するＡＭ検波器であり、その検出信号を可変
利得増幅器１４に供給して利得を可変制御する一方、Ａ
／Ｄ変換器１７でディジタル信号のレベル検出データに
変換してＣＰＵ１８に供給する。可変利得増幅器１４と
レベル検出器１６とにより、中間周波信号は包絡線が一
定となるように自動利得制御されて復調回路１５に供給
され、ここで復調される。
【００２２】ＣＰＵ１８は入力されたレベル検出データ
を符号化し、その符号化データをデータ通信器１９より
通信線を介して屋外装置１内のデータ通信器２０へ送信
する。屋外装置１内のＣＰＵ２２はデータ通信器２０を
介して入力されたＣＰＵ１８からの符号化データを復号
化してディスプレイ２３に供給し、受信レベルに応じた
画像表示を行わせる一方、上記の符号化データに基づい
て音声データを生成し、その音声データをＤ／Ａ変換器
２４によりアナログ音声信号に変換させた後スピーカ２
５に供給する。これにより、スピーカ２５からは受信レ
ベルに応じた音程あるいは強さの音が発音されることと
なる。
を符号化し、その符号化データをデータ通信器１９より
通信線を介して屋外装置１内のデータ通信器２０へ送信
する。屋外装置１内のＣＰＵ２２はデータ通信器２０を
介して入力されたＣＰＵ１８からの符号化データを復号
化してディスプレイ２３に供給し、受信レベルに応じた
画像表示を行わせる一方、上記の符号化データに基づい
て音声データを生成し、その音声データをＤ／Ａ変換器
２４によりアナログ音声信号に変換させた後スピーカ２
５に供給する。これにより、スピーカ２５からは受信レ
ベルに応じた音程あるいは強さの音が発音されることと
なる。
【００２３】ここで、最初は上記のように希望する衛星
トランスポンダ番号Ｃの周波数のＶ偏波を受信するよう
に設定されているが、このときの最適アンテナ方向から
の回転角度と希望偏波の相対受信レベルとは図３に示す
ような関係にあり、最適アンテナ角度で最も受信レベル
が高くなる。そこで、アンテナ調整者は上記のディスプ
レイ２３の画像表示及び／又はスピーカ２５からの音に
基づいて受信レベルの最大値が得られるようにアンテナ
３の方向を調整する。しかし、図３からわかるように、
最適アンテナ角度付近でも最大値より若干レベルが低下
するだけの比較的高い受信レベルが得られるため、調整
した方向が正確に最適アンテナ方向に設定されたとは限
らない。
トランスポンダ番号Ｃの周波数のＶ偏波を受信するよう
に設定されているが、このときの最適アンテナ方向から
の回転角度と希望偏波の相対受信レベルとは図３に示す
ような関係にあり、最適アンテナ角度で最も受信レベル
が高くなる。そこで、アンテナ調整者は上記のディスプ
レイ２３の画像表示及び／又はスピーカ２５からの音に
基づいて受信レベルの最大値が得られるようにアンテナ
３の方向を調整する。しかし、図３からわかるように、
最適アンテナ角度付近でも最大値より若干レベルが低下
するだけの比較的高い受信レベルが得られるため、調整
した方向が正確に最適アンテナ方向に設定されたとは限
らない。
【００２４】そこで、本実施例ではアンテナ３の方向は
上記の調整した方向のままとして、次に図２のＣＰＵ１
８は希望する衛星トランスポンダ番号ＣのＶ偏波と直交
するＨ偏波の信号、例えば衛星トランスポンダ番号Ｄの
信号を受信するようにシンセサイザ１３を切り替え制御
する。これにより、周波数ミキサ１２の入力受信信号と
シンセサイザ１３からの局部発振周波数との周波数変換
により、衛星トランスポンダ番号Ｄの受信信号が中間周
波信号に変換され、可変利得増幅器１４を介して復調回
路１５とレベル検出器１６にそれぞれ供給される。
上記の調整した方向のままとして、次に図２のＣＰＵ１
８は希望する衛星トランスポンダ番号ＣのＶ偏波と直交
するＨ偏波の信号、例えば衛星トランスポンダ番号Ｄの
信号を受信するようにシンセサイザ１３を切り替え制御
する。これにより、周波数ミキサ１２の入力受信信号と
シンセサイザ１３からの局部発振周波数との周波数変換
により、衛星トランスポンダ番号Ｄの受信信号が中間周
波信号に変換され、可変利得増幅器１４を介して復調回
路１５とレベル検出器１６にそれぞれ供給される。
【００２５】ＣＰＵ１８はレベル検出器１６及びＡ／Ｄ
変換器１７をそれぞれ介して入力されたレベル検出デー
タを符号化し、その符号化データをデータ通信器１９よ
り通信線を介して屋外装置１内のデータ通信器２０へ送
信する。屋外装置１内のＣＰＵ２２はデータ通信器２０
を介して入力されたＣＰＵ１８からの符号化データを復
号化してディスプレイ２３に供給し、受信レベルに応じ
た画像表示を行わせる一方、上記の符号化データに基づ
いて音声データを生成し、その音声データをＤ／Ａ変換
器２４によりアナログ音声信号に変換させた後スピーカ
２５に供給する。
変換器１７をそれぞれ介して入力されたレベル検出デー
タを符号化し、その符号化データをデータ通信器１９よ
り通信線を介して屋外装置１内のデータ通信器２０へ送
信する。屋外装置１内のＣＰＵ２２はデータ通信器２０
を介して入力されたＣＰＵ１８からの符号化データを復
号化してディスプレイ２３に供給し、受信レベルに応じ
た画像表示を行わせる一方、上記の符号化データに基づ
いて音声データを生成し、その音声データをＤ／Ａ変換
器２４によりアナログ音声信号に変換させた後スピーカ
２５に供給する。
【００２６】ここで、今度は上記のように希望する偏波
と直交する偏波の衛星トランスポンダ番号Ｄの周波数を
受信するように設定されているが、アンテナ方向はＶ偏
波を受信する状態にあり、このときの最適アンテナ方向
からの回転角度と、希望と異なる偏波（ここではＨ偏
波）の相対受信レベルとは図４に示すような関係にあ
り、最適アンテナ角度に対して９０°異なる方向で最も
受信レベルが低くなる。
と直交する偏波の衛星トランスポンダ番号Ｄの周波数を
受信するように設定されているが、アンテナ方向はＶ偏
波を受信する状態にあり、このときの最適アンテナ方向
からの回転角度と、希望と異なる偏波（ここではＨ偏
波）の相対受信レベルとは図４に示すような関係にあ
り、最適アンテナ角度に対して９０°異なる方向で最も
受信レベルが低くなる。
【００２７】そこで、アンテナ調整者は上記のディスプ
レイ２３の画像表示及び／又はスピーカ２５からの音に
基づいて受信レベルの最小値が得られるようにアンテナ
３の方向を調整する。ここで、図４からわかるように、
最適アンテナ角度に対して９０°異なる方向付近で異な
る偏波の受信レベルが急峻に低くなるため、上記のアン
テナ３の方向調整により希望と異なる偏波を最も受信困
難なアンテナ方向、すなわち希望の偏波の最適アンテナ
方向を正確に設定することができることとなる。
レイ２３の画像表示及び／又はスピーカ２５からの音に
基づいて受信レベルの最小値が得られるようにアンテナ
３の方向を調整する。ここで、図４からわかるように、
最適アンテナ角度に対して９０°異なる方向付近で異な
る偏波の受信レベルが急峻に低くなるため、上記のアン
テナ３の方向調整により希望と異なる偏波を最も受信困
難なアンテナ方向、すなわち希望の偏波の最適アンテナ
方向を正確に設定することができることとなる。
【００２８】このように、本実施例によれば、アンテナ
方向調整者がまず希望偏波の受信レベルで粗調できるよ
うにし、次に直交する偏波の周波数に変更してその受信
レベルで微調できるようにしたため、極めて簡単、か
つ、正確にアンテナ方向を最適角度に調整することがで
きる。
方向調整者がまず希望偏波の受信レベルで粗調できるよ
うにし、次に直交する偏波の周波数に変更してその受信
レベルで微調できるようにしたため、極めて簡単、か
つ、正確にアンテナ方向を最適角度に調整することがで
きる。
【００２９】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えばまず希望偏波と直交する偏波の受
信レベルが最小となる方向にアンテナ方向を調整した
後、次に希望偏波の受信レベルが最大となる方向にアン
テナ方向を調整するようにしてもよい。
ものではなく、例えばまず希望偏波と直交する偏波の受
信レベルが最小となる方向にアンテナ方向を調整した
後、次に希望偏波の受信レベルが最大となる方向にアン
テナ方向を調整するようにしてもよい。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信レベルメータにより希望する偏波の受信レベルを監
視しながらアンテナの方向を調整する第１の調整と、周
波数切替手段により希望する偏波と直交する偏波の周波
数の受信に切り替え、そのときの受信レベルを受信レベ
ルメータで監視しながらアンテナの方向を調整する第２
の調整とを組み合わせるようにしたため、正確に、しか
も簡単にアンテナの方向を最適な希望の偏波の最適アン
テナ方向に設定することができる。
受信レベルメータにより希望する偏波の受信レベルを監
視しながらアンテナの方向を調整する第１の調整と、周
波数切替手段により希望する偏波と直交する偏波の周波
数の受信に切り替え、そのときの受信レベルを受信レベ
ルメータで監視しながらアンテナの方向を調整する第２
の調整とを組み合わせるようにしたため、正確に、しか
も簡単にアンテナの方向を最適な希望の偏波の最適アン
テナ方向に設定することができる。
【図１】本発明の一実施例のブロック図である。
【図２】図１の要部の詳細ブロック図である。
【図３】最適アンテナ角度からの回転角度と希望偏波の
相対受信レベルとの関係を示す図である。
相対受信レベルとの関係を示す図である。
【図４】最適アンテナ角度からの回転角度と異なる偏波
の相対受信レベルとの関係を示す図である。
の相対受信レベルとの関係を示す図である。
【図５】従来の一例のブロック図である。
【図６】衛星トランスポンダ配置図である。
１ 屋外装置 ２ 屋内装置 ３ アンテナ ６ 周波数切替制御回路 ７ 受信レベルメータ ８ 中間周波数変換器 ９ 復調器 １０ 受信レベル検出器 １１ インタフェース回路 １２ 周波数ミキサ １３ シンセサイザ １４ 可変利得増幅器 １６ レベル検出器 １７ Ａ／Ｄ変換器 １８、２２ 中央処理装置（ＣＰＵ） １９、２０ データ通信器 ２３ ディスプレイ ２４ Ｄ／Ａ変換器 ２５ スピーカ
Claims (3)
- 【請求項１】 それぞれ周波数が異なり、かつ、互いに
直交する二つの偏波の無線信号をアンテナを介して受信
して得た受信信号と局部発振周波数との周波数変換を行
って所望の一の偏波の中間周波信号を出力する中間周波
数変換手段と、 前記二つの偏波が順次受信されるように前記局部発振周
波数を切り替える周波数切替制御手段と、 前記中間周波信号のレベルを検出する受信レベル検出器
と、 該受信レベル検出器の出力検出信号に基づき受信レベル
を報知する受信レベルメータとを有し、希望する偏波の
受信レベルに基づく前記アンテナの方向の第１の調整
と、該希望する偏波と直交する偏波の周波数での受信レ
ベルに基づく前記アンテナの方向の第２の調整とを順次
に行うことを特徴とするアンテナ方向調整装置。 - 【請求項２】 前記第１の調整によるアンテナ方向調整
状態で前記第２の調整を行って最終的なアンテナ方向を
設定することを特徴とする請求項１記載のアンテナ方向
調整装置。 - 【請求項３】 前記受信レベルメータは、受信レベルに
応じて音の高さ又は強さが変化する発音手段を有するこ
とを特徴とする請求項１又は２記載のアンテナ方向調整
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10783294A JPH07297738A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | アンテナ方向調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10783294A JPH07297738A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | アンテナ方向調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07297738A true JPH07297738A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14469175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10783294A Pending JPH07297738A (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | アンテナ方向調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07297738A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017150282A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | 国立大学法人東北大学 | 無線通信システム、送信装置、及び、通信方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5656003A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-16 | Toshiba Corp | Antenna system |
| JPH05102875A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Hitachi Ltd | 衛星放送受信装置 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP10783294A patent/JPH07297738A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5656003A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-16 | Toshiba Corp | Antenna system |
| JPH05102875A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Hitachi Ltd | 衛星放送受信装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017150282A1 (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-08 | 国立大学法人東北大学 | 無線通信システム、送信装置、及び、通信方法 |
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