JPH0729771Y2 - 整畦機 - Google Patents
整畦機Info
- Publication number
- JPH0729771Y2 JPH0729771Y2 JP1988061689U JP6168988U JPH0729771Y2 JP H0729771 Y2 JPH0729771 Y2 JP H0729771Y2 JP 1988061689 U JP1988061689 U JP 1988061689U JP 6168988 U JP6168988 U JP 6168988U JP H0729771 Y2 JPH0729771 Y2 JP H0729771Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- plate
- soil
- length direction
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 従来の技術 本考案は、整畦機に係り、泥土を掘り起こして旧畦に盛
り上げ、この盛り上げた土を締め固める整畦機におい
て、起振装置を用いて振動させる整畦板を改善したもの
に関する。
り上げ、この盛り上げた土を締め固める整畦機におい
て、起振装置を用いて振動させる整畦板を改善したもの
に関する。
従来の技術 田圃には畦を作り、水を堰して蓄えたり、他人田圃との
境界にしたりあるいは農作業のための歩道にすることが
行われている。
境界にしたりあるいは農作業のための歩道にすることが
行われている。
従来、畦を作る機械として梃−クランク機構を用いて畦
を叩くもの、油圧を用いて畦を叩くもの等種々知られて
いるが、これらは畦を叩くときの畦叩き板のストローク
が例えば100mmにもなるというように大きく、その繰り
返し振動数も比較的小さいものであった。このような整
畦機は、頑丈な畦を作るには適しているが、例えば最近
の地盤改良で大型化した田圃にさざなみがたって苗が倒
れるようなことがないように設けられる仕切畦や歩道を
兼用する必要のない畦では畦叩き板のストロークを短く
し、振動数を高くした整畦機の方が作業性が良い場合も
ある。
を叩くもの、油圧を用いて畦を叩くもの等種々知られて
いるが、これらは畦を叩くときの畦叩き板のストローク
が例えば100mmにもなるというように大きく、その繰り
返し振動数も比較的小さいものであった。このような整
畦機は、頑丈な畦を作るには適しているが、例えば最近
の地盤改良で大型化した田圃にさざなみがたって苗が倒
れるようなことがないように設けられる仕切畦や歩道を
兼用する必要のない畦では畦叩き板のストロークを短く
し、振動数を高くした整畦機の方が作業性が良い場合も
ある。
このことから、起振装置を用いて整畦機を振動させる型
の整畦機も開発されている。
の整畦機も開発されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、この振動型整畦機の整畦板は、その整畦
面部は平板で形成され、土に当たる深さが同じであり、
同じ振幅の振動によっては土の締め固めを同じ深さにし
か行なえず、土の締め固めとしては不十分な場合があっ
た。
面部は平板で形成され、土に当たる深さが同じであり、
同じ振幅の振動によっては土の締め固めを同じ深さにし
か行なえず、土の締め固めとしては不十分な場合があっ
た。
また、振動型整畦機の整畦板は、その整畦面部が畦の長
さ方向と平行に作られ、ロータで盛り上げられた土をそ
のまま整えているので、この盛り上げられた土の全部が
整畦面部の下に入り込むことができず、整畦面部の上に
逸出することがあり、効率の悪いものであった。
さ方向と平行に作られ、ロータで盛り上げられた土をそ
のまま整えているので、この盛り上げられた土の全部が
整畦面部の下に入り込むことができず、整畦面部の上に
逸出することがあり、効率の悪いものであった。
課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するために、機枠に泥土を掘
り起こして畦に盛り上げる土起こし手段と、該土起こし
手段により盛り上げられた泥土を整える起振装置により
振動自在の整畦面部を有する整畦板を具備した整畦機に
おいて、該整畦板は上記機枠に畦の幅方向かつほぼ水平
方向にシャフトを回動自在に支持し、該シャフトに起振
装置を装着した被振動板を連結して畦の長さ方向に一体
に回動自在とし、該被振動板に上記整畦面部を取りつけ
て畦の長さ方向に一体に回動可能に形成しかつ上記機枠
にその回動角度を固定する回動角度固定機構を設けて畦
の長さ方向に対する傾斜角度を調整可能に構成し、該整
畦面部を接触する土に順次深く当たる複数の段状に形成
したことを特徴とする整畦機を提供するものである。
り起こして畦に盛り上げる土起こし手段と、該土起こし
手段により盛り上げられた泥土を整える起振装置により
振動自在の整畦面部を有する整畦板を具備した整畦機に
おいて、該整畦板は上記機枠に畦の幅方向かつほぼ水平
方向にシャフトを回動自在に支持し、該シャフトに起振
装置を装着した被振動板を連結して畦の長さ方向に一体
に回動自在とし、該被振動板に上記整畦面部を取りつけ
て畦の長さ方向に一体に回動可能に形成しかつ上記機枠
にその回動角度を固定する回動角度固定機構を設けて畦
の長さ方向に対する傾斜角度を調整可能に構成し、該整
畦面部を接触する土に順次深く当たる複数の段状に形成
したことを特徴とする整畦機を提供するものである。
作用 整畦板の整畦面部を段状にしたので、同じ振幅の振動で
もその振幅以上に深く土に当たることができ、土の締め
固めを段階的に行うことができる。
もその振幅以上に深く土に当たることができ、土の締め
固めを段階的に行うことができる。
また、整畦面部は畦の長さ方向に対する傾斜角度が調整
可能であるから、ロータ等で畦に盛り上げられた土の整
畦面部に対する侵入角度を大きくすることができるとと
もに、畦に盛られた土は絞り込まれるようにして後方に
送られながら振動を加えられるようにできるので、その
締め固めを後方ほど強くできる。
可能であるから、ロータ等で畦に盛り上げられた土の整
畦面部に対する侵入角度を大きくすることができるとと
もに、畦に盛られた土は絞り込まれるようにして後方に
送られながら振動を加えられるようにできるので、その
締め固めを後方ほど強くできる。
実施例 次に本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図中、Tはトラクタ、Aは整畦機であって、整畦機
Aは、その機枠が主機枠1とこれに後述の整畦板を取り
付ける部材とからなり、主機枠1がトラクタTの後方上
部に設けられた取付枠aにリンクb、cを介して取付け
られているとともに、トラクタ後方下部両側に設けられ
た回動自在のリンクd、eに回動自在に連結され、さら
にこの主機枠1の前方上部とトラクタ後方上部中央が長
さ調整自在の調整リンクfで連結され、これらにより調
整リンクfにより定められた角度に保持された整をぜ機
Aは図示省略した油圧装置によって回動する上記取付枠
aを介して下方に回動でき、また、この油圧装置による
取付枠aの上方の回動により元の位置に戻ることができ
るようになっている。
Aは、その機枠が主機枠1とこれに後述の整畦板を取り
付ける部材とからなり、主機枠1がトラクタTの後方上
部に設けられた取付枠aにリンクb、cを介して取付け
られているとともに、トラクタ後方下部両側に設けられ
た回動自在のリンクd、eに回動自在に連結され、さら
にこの主機枠1の前方上部とトラクタ後方上部中央が長
さ調整自在の調整リンクfで連結され、これらにより調
整リンクfにより定められた角度に保持された整をぜ機
Aは図示省略した油圧装置によって回動する上記取付枠
aを介して下方に回動でき、また、この油圧装置による
取付枠aの上方の回動により元の位置に戻ることができ
るようになっている。
上記整畦機Aは、トラクタの動力取出軸gに自在継手を
介して連結された動力伝達軸に減速機1aが連結され、こ
の減速機には伝動軸が連結され、この伝動軸にロータR
が取付けられ、上記動力伝達軸の回転力が上記伝動軸に
上記減速機により減速かつ方向を変えられ、さらにその
回転方向がトラクタの進行方向に対応する回転方向と逆
方向に伝達され、これによりロータRの軸がトラクタの
進行方向に対してほぼ直角に向き、かつトラクタの進行
方向に対する回転方向とは逆方向に回転するようになさ
れている。
介して連結された動力伝達軸に減速機1aが連結され、こ
の減速機には伝動軸が連結され、この伝動軸にロータR
が取付けられ、上記動力伝達軸の回転力が上記伝動軸に
上記減速機により減速かつ方向を変えられ、さらにその
回転方向がトラクタの進行方向に対応する回転方向と逆
方向に伝達され、これによりロータRの軸がトラクタの
進行方向に対してほぼ直角に向き、かつトラクタの進行
方向に対する回転方向とは逆方向に回転するようになさ
れている。
なお、1′bは上記ロータRの上部及び両側を覆う覆い
板、1′cは畦の上面を走行する車輪を有する上下動板
である。
板、1′cは畦の上面を走行する車輪を有する上下動板
である。
2は整畦板で、第1図乃至第3図に示すように、上記減
速器からのフレキシブルシャフト3′aにより作動され
る主起振装置3a(偏心体が回転する如きもの)を取付け
た被振動板2aと基板4との間に4本の防振ゴムからなる
柱状体4a、4b、4c、4d(図示省略)が取付け固定され、
基板4にはシャフト4eが固着され、その両端が機枠の一
部としての吊持片4fに回動自在に支持されている。吊持
片4eに突設された吊持片突片4e-1と基板4に突設された
基板突片4gの間にはねじ杆4hが設けられ、ねじ杆4hは吊
持片突片4e-1に螺合されて進退自在に形成され、その先
端で基板突片4gを押圧し、基板4を回動角度調整自在に
している。また、4iは廻り止めボルトで吊持片突片4e-1
に挿入され、さらに基板突片4gの長孔4g-1に挿入され、
その先端にナット4′iが螺合されて基板突片4gの下方
への回動が阻止され、ねじ杆4hによる上方への回動の阻
止とともに基板の回動を阻止している。
速器からのフレキシブルシャフト3′aにより作動され
る主起振装置3a(偏心体が回転する如きもの)を取付け
た被振動板2aと基板4との間に4本の防振ゴムからなる
柱状体4a、4b、4c、4d(図示省略)が取付け固定され、
基板4にはシャフト4eが固着され、その両端が機枠の一
部としての吊持片4fに回動自在に支持されている。吊持
片4eに突設された吊持片突片4e-1と基板4に突設された
基板突片4gの間にはねじ杆4hが設けられ、ねじ杆4hは吊
持片突片4e-1に螺合されて進退自在に形成され、その先
端で基板突片4gを押圧し、基板4を回動角度調整自在に
している。また、4iは廻り止めボルトで吊持片突片4e-1
に挿入され、さらに基板突片4gの長孔4g-1に挿入され、
その先端にナット4′iが螺合されて基板突片4gの下方
への回動が阻止され、ねじ杆4hによる上方への回動の阻
止とともに基板の回動を阻止している。
上記基板突片4gにはさらに垂下片4g-2が一体に形成さ
れ、これと上記被振動板2aとの間に防振ゴムからなるブ
レ緩衝部材4jが設けられているとともに、被振動板2aに
突設された被振動板突片2a-1と垂下片4g-2の間にも同様
の材料からなるブレ緩衝部材4kが設けられ、さらに上記
主起振装置3aにも同様の材料からなるストッパー用緩衝
部材4mが設けられ、それぞれの方向のブレが緩和される
とともに、主起振装置3aの基板に対する衝撃を緩和して
いる。
れ、これと上記被振動板2aとの間に防振ゴムからなるブ
レ緩衝部材4jが設けられているとともに、被振動板2aに
突設された被振動板突片2a-1と垂下片4g-2の間にも同様
の材料からなるブレ緩衝部材4kが設けられ、さらに上記
主起振装置3aにも同様の材料からなるストッパー用緩衝
部材4mが設けられ、それぞれの方向のブレが緩和される
とともに、主起振装置3aの基板に対する衝撃を緩和して
いる。
2′は整畦面部である。2bは上記被振動板2aにボルト2b
-1、2b-2で取付けられる被取付板で、前方の壁を高く後
方の壁を低くしたチャンネル状に形成され、前方の壁に
は円弧状長孔2c、2dが形成されている。これらの円弧状
長孔により、被取付板2bと同様のチャンネル部材により
その整畦面を段状に形成され被取付板2b下面にヒンジで
回動自在に取付けられた一方の整畦面本体2e及び他方の
整畦面本体2fとがそれぞれ位置決めボルト及びナット2
g、2hにより回動角度調整自在に位置決めができるよう
になっている。
-1、2b-2で取付けられる被取付板で、前方の壁を高く後
方の壁を低くしたチャンネル状に形成され、前方の壁に
は円弧状長孔2c、2dが形成されている。これらの円弧状
長孔により、被取付板2bと同様のチャンネル部材により
その整畦面を段状に形成され被取付板2b下面にヒンジで
回動自在に取付けられた一方の整畦面本体2e及び他方の
整畦面本体2fとがそれぞれ位置決めボルト及びナット2
g、2hにより回動角度調整自在に位置決めができるよう
になっている。
このようにして、上記回動自在のシャフト4eに被振動板
2aが連結されて一体に畦の長さ方向に回動自在に形成さ
れ、さらにこの被振動板2aに整畦面部2′が取りつけら
れて一体に畦の長さ方向に回動自在に形成され、その回
動角度は上記吊持片突片4e-1、基板突片4g、廻り止めボ
ルト4i、長孔4g-1、ナット4′i、ねじ杆4hからなる回
動角度固定機構により固定され、これらにより整畦面部
2′の畦の長さ方向に対する回動角度を調節することに
よりその傾斜角度を調整自在にすることができるととも
に、整畦面本体2e、2fの畦の幅方向に対する角度調整も
行うことができる。整畦面本体2eの前段整畦面2e-1と後
段整畦面2e-2、整畦面本体2fの前段整畦面2f-1と後段整
畦面2f-2の中間連結部は剛体で一体に構成されても良い
が、ゴム、スポンジ、皮、薄板鋼板の如き変形可能な可
撓性材から構成し、後段に別に起振装置3bを設け、前後
段でそれぞれ振動を行っても良い。さらに前後段を別体
にし独立して振動を与えても良い。
2aが連結されて一体に畦の長さ方向に回動自在に形成さ
れ、さらにこの被振動板2aに整畦面部2′が取りつけら
れて一体に畦の長さ方向に回動自在に形成され、その回
動角度は上記吊持片突片4e-1、基板突片4g、廻り止めボ
ルト4i、長孔4g-1、ナット4′i、ねじ杆4hからなる回
動角度固定機構により固定され、これらにより整畦面部
2′の畦の長さ方向に対する回動角度を調節することに
よりその傾斜角度を調整自在にすることができるととも
に、整畦面本体2e、2fの畦の幅方向に対する角度調整も
行うことができる。整畦面本体2eの前段整畦面2e-1と後
段整畦面2e-2、整畦面本体2fの前段整畦面2f-1と後段整
畦面2f-2の中間連結部は剛体で一体に構成されても良い
が、ゴム、スポンジ、皮、薄板鋼板の如き変形可能な可
撓性材から構成し、後段に別に起振装置3bを設け、前後
段でそれぞれ振動を行っても良い。さらに前後段を別体
にし独立して振動を与えても良い。
上記整畦面本体2e、2fには図示省略したが、その前方の
壁面及び整畦面の前方部分に砕土突片を設け、ロータR
で盛り上げられた土を細かく砕くことができるようにし
ても良い。これら砕土突片はその両端がナイフのように
鋭く形成され、その中間も刃のように鋭く形成されてい
る。
壁面及び整畦面の前方部分に砕土突片を設け、ロータR
で盛り上げられた土を細かく砕くことができるようにし
ても良い。これら砕土突片はその両端がナイフのように
鋭く形成され、その中間も刃のように鋭く形成されてい
る。
なお、図示省略したが、上記整畦板本体2e、2fと同様に
形成され、その両壁に取付け長孔を有する補助整畦面板
を、ボルトとナットにより位置調整自在に整畦面本体2
e、2fに取付け、整畦面の長さを調整自在にしても良
く、この際補助整畦面板には上記起振装置と同様にフレ
キシブルシャフトにより作動される副起振装置を設けて
も良い。
形成され、その両壁に取付け長孔を有する補助整畦面板
を、ボルトとナットにより位置調整自在に整畦面本体2
e、2fに取付け、整畦面の長さを調整自在にしても良
く、この際補助整畦面板には上記起振装置と同様にフレ
キシブルシャフトにより作動される副起振装置を設けて
も良い。
上記整畦面本体、補助整畦面板は高張力鋼板、繊維強化
プラスチック、ステンレス等の材料から作ると、軽量で
丈夫になるので好ましい。この際薄板鋼板のように多少
の変形可能なものを用い、盛り土の具体的状態に適応す
るようにしても良い。
プラスチック、ステンレス等の材料から作ると、軽量で
丈夫になるので好ましい。この際薄板鋼板のように多少
の変形可能なものを用い、盛り土の具体的状態に適応す
るようにしても良い。
上記吊持片4fは支持杆5に取付けられ、この支持杆5は
アーム6に固着され、このアームはスライダ7に固着さ
れている。このスライダ7は取付板8に固定された固定
軸9、9′に移動自在に嵌合され、その中央にねじ孔が
設けられてこれにねじ杆10が螺合され、このねじ杆は支
持板11に支持されてその先端にハンドル12が設けられて
いる。そしてこのハンドルを操作してスライダ7を上下
動できるようになっている。なお、スライダ7には上記
固定軸9、9′の嵌合孔にスリ割が設けられ、これがボ
ルトとナットにより開閉され、このスライダがこれらの
固定軸に締めつけ固定されたり、これが解かれてその移
動ができるようになっている。
アーム6に固着され、このアームはスライダ7に固着さ
れている。このスライダ7は取付板8に固定された固定
軸9、9′に移動自在に嵌合され、その中央にねじ孔が
設けられてこれにねじ杆10が螺合され、このねじ杆は支
持板11に支持されてその先端にハンドル12が設けられて
いる。そしてこのハンドルを操作してスライダ7を上下
動できるようになっている。なお、スライダ7には上記
固定軸9、9′の嵌合孔にスリ割が設けられ、これがボ
ルトとナットにより開閉され、このスライダがこれらの
固定軸に締めつけ固定されたり、これが解かれてその移
動ができるようになっている。
13は上記取付板8を取付け、水平方向移動可能に設けら
れた水平位置調整板、14はロータRが掘り起こした後の
窪値の壁面に沿って走行する上下位置調整自在の尾輪で
あり、その車輪14aはフレキシブルシャフト14bにより回
転可能に設けられているとともに、その周面には鋸状の
切断刃14cが設けられ、田圃の藁や草を切断し、これら
が絡まることがないようになっている。なお、強制回転
させず、主機枠1の前進とともに車輪を回転させるよう
にしても良い。
れた水平位置調整板、14はロータRが掘り起こした後の
窪値の壁面に沿って走行する上下位置調整自在の尾輪で
あり、その車輪14aはフレキシブルシャフト14bにより回
転可能に設けられているとともに、その周面には鋸状の
切断刃14cが設けられ、田圃の藁や草を切断し、これら
が絡まることがないようになっている。なお、強制回転
させず、主機枠1の前進とともに車輪を回転させるよう
にしても良い。
次に本実施例の第1図ないし第3図に示す整畦機の使用
法を説明する。
法を説明する。
まず、第2図に示すように整畦板2を組立てて、第1図
に示すように整畦機AをトラクタTに取付けて田圃に入
り、動力取出軸gを駆動しロータR及び整畦板2を動作
させる。そしてロータRの回転羽根が畦の側面及び田圃
の表層土に侵入できるように整畦機全体の高さを調整
し、かつ整畦板2の高さを畦の高さに合わせ、尾輪14の
向きを調整する。
に示すように整畦機AをトラクタTに取付けて田圃に入
り、動力取出軸gを駆動しロータR及び整畦板2を動作
させる。そしてロータRの回転羽根が畦の側面及び田圃
の表層土に侵入できるように整畦機全体の高さを調整
し、かつ整畦板2の高さを畦の高さに合わせ、尾輪14の
向きを調整する。
この状態でトラクタTを畦に平行に進行させると、ロー
タRは畦の側面を削るとともに田圃の土を掘り起こして
これらの土を畦に盛り上げる。このように盛られた土
は、反復振動する整畦面本体2e、2fにより締め固められ
る。その際、整畦面本体2e、2f及び補助整畦面板2jの畦
の長さ方向の角度を調整することにより、その前端では
畦に盛られた土に対する侵入角度を大きくできるととも
に、後方に行くにつれて土を絞り込むようにでき、後方
の土ほどよく振動が伝えられて良く締め固められ、効率
良い締め固めを行うことができる。この振動速度は例え
ば2000〜3000rpmが例示されるが、これに限らない。こ
のように振動されると、土ははじめ浅く、ついで深く締
め固められる。
タRは畦の側面を削るとともに田圃の土を掘り起こして
これらの土を畦に盛り上げる。このように盛られた土
は、反復振動する整畦面本体2e、2fにより締め固められ
る。その際、整畦面本体2e、2f及び補助整畦面板2jの畦
の長さ方向の角度を調整することにより、その前端では
畦に盛られた土に対する侵入角度を大きくできるととも
に、後方に行くにつれて土を絞り込むようにでき、後方
の土ほどよく振動が伝えられて良く締め固められ、効率
良い締め固めを行うことができる。この振動速度は例え
ば2000〜3000rpmが例示されるが、これに限らない。こ
のように振動されると、土ははじめ浅く、ついで深く締
め固められる。
このようにして整畦作業が行われるが、整畦板本体2e、
2fの角度は畦が断面台形状の場合にはほぼへの字状に
し、断面三角状の畦のときは三角状にし、さらに高い畦
で側面のみを叩く場合には整畦面本体2e、2fを一平面状
に伸展させれば良い。
2fの角度は畦が断面台形状の場合にはほぼへの字状に
し、断面三角状の畦のときは三角状にし、さらに高い畦
で側面のみを叩く場合には整畦面本体2e、2fを一平面状
に伸展させれば良い。
上記は減速器から動力を取ったが、トラクタとは別のエ
ンジンを搭載し、これにより上記起振装置又はフレキシ
ブルシャフトを介して動作させても良い。この際整畦機
を自走式にしても良い。
ンジンを搭載し、これにより上記起振装置又はフレキシ
ブルシャフトを介して動作させても良い。この際整畦機
を自走式にしても良い。
また、ロータRは畦に平行でも良く、鋤のようなもので
も良い。
も良い。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、整畦面部を段状
に形成したので、土は順次深く締め固められ、丈夫な畦
にすることができる。。そして、整畦面部を畦の長さ方
向に対して回動可能に設けて畦の長さ方向に対する傾斜
角度を調整可能にしたので、畦の盛り土の整畦面部に対
する侵入も逸出することなく行なえ、その締め固めもム
ラのないように効率よく行うことができ、振動型整畦機
の整畦機能の性能を一段と高めることができる。
に形成したので、土は順次深く締め固められ、丈夫な畦
にすることができる。。そして、整畦面部を畦の長さ方
向に対して回動可能に設けて畦の長さ方向に対する傾斜
角度を調整可能にしたので、畦の盛り土の整畦面部に対
する侵入も逸出することなく行なえ、その締め固めもム
ラのないように効率よく行うことができ、振動型整畦機
の整畦機能の性能を一段と高めることができる。
第1図は本考案の一実施例の整畦機の使用状態の後方か
らみた斜視図、第2図は整畦板の拡大図、第3図はその
分解斜視図、である。 図中、Tはトラクタ、Aは整畦機、2e、2fは整畦面本
体、2e-1、2f-1は前段整畦面、2e-2、2f-2は後段整畦
面、3a主起振装置、3bは副起振装置である。
らみた斜視図、第2図は整畦板の拡大図、第3図はその
分解斜視図、である。 図中、Tはトラクタ、Aは整畦機、2e、2fは整畦面本
体、2e-1、2f-1は前段整畦面、2e-2、2f-2は後段整畦
面、3a主起振装置、3bは副起振装置である。
Claims (1)
- 【請求項1】機枠に泥土を堀り起こして畦に盛り上げる
土起こし手段と、該土起こし手段により盛り上げられた
泥土を整える起振装置により振動自在の整畦面部を有す
る整畦板を具備した整畦機において、該整畦板は上記機
枠に畦の幅方向かつほぼ水平方向にシャフトを回動自在
に支持し、該シャフトに起振装置を装着した被振動板を
連結して畦の長さ方向に一体に回動自在とし、該被振動
板に上記整畦面部を取りつけて畦の長さ方向に一体に回
動可能に形成しかつ上記機枠にその回動角度を固定する
回動角度固定機構を設けて畦の長さ方向に対する傾斜角
度を調整可能に構成し、該整畦面部を接触する土に順次
深く当たる複数の段状に形成したことを特徴とする整畦
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988061689U JPH0729771Y2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | 整畦機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988061689U JPH0729771Y2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | 整畦機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01167812U JPH01167812U (ja) | 1989-11-27 |
JPH0729771Y2 true JPH0729771Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31287341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988061689U Expired - Lifetime JPH0729771Y2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | 整畦機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729771Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128304A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-08 | 皆川 功 | 整畦機における畦叩き装置 |
JPH0522001Y2 (ja) * | 1985-01-18 | 1993-06-07 | ||
JPH0637603Y2 (ja) * | 1986-03-03 | 1994-10-05 | 大介 藤井 | 整畦機 |
-
1988
- 1988-05-12 JP JP1988061689U patent/JPH0729771Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01167812U (ja) | 1989-11-27 |
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