JPH072973U - サーボ加速度計 - Google Patents

サーボ加速度計

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Publication number
JPH072973U
JPH072973U JP3707093U JP3707093U JPH072973U JP H072973 U JPH072973 U JP H072973U JP 3707093 U JP3707093 U JP 3707093U JP 3707093 U JP3707093 U JP 3707093U JP H072973 U JPH072973 U JP H072973U
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
pendulum
insulating material
coil bobbin
acceleration
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Pending
Application number
JP3707093U
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English (en)
Inventor
昇 渡部
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Jeco Corp
Original Assignee
Jeco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気回路上の効率を向上させて、コイルに発
生する力の効率化とうず電流効果を利用したダンパー力
の向上を図る。 【構成】 6は絶縁板で、スリット6bと取付孔6dが
穿設され、コイルボビン8を挟持している。10、11
は絶縁板6と間隔を有して対向配置されたヨークで、光
センサ15と光源16とが配設され、マグネット17に
よって磁気回路が形成されている。そして、ボビン8の
ダボ8cが挿入かしめられる取付孔6dが穿設された部
分は、コイルボビン8側に凹設された凹部6eが、設け
られている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車、農耕機、建設用作業機等の加速度、傾斜角等の検出に適用 されるサーボ加速度計又は、サーボ傾斜計に関し、特に振子の偏位量を検出する サーボ加速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車、農耕機等に配設されているこの種のサーボ加速度計は図4に示 す構造のものが知られている。すなわち、同図(a)は従来のサーボ加速度計の 平断面図、(b)は要部拡大平断面図である。これらの図において、6はAlで 形成された対向する一対のダンパーで、それぞれの中央部に位置検出用スリット 6bと穴6cとが穿設され、さらに、これらの周囲に取付孔6dが穿設されてい る。
【0003】 8は合成樹脂で形成されたコイルボビンで、中央部には穴8aが穿設され、前 記取付孔6dに対応して肉厚状の台座部8bが膨出形成され、台座部8bにはダ ボ8cが突出形成されている。コイルボビン8は、周囲にコイル9が巻回され、 取付孔6dに挿入されたダボ8cがカシメられることにより、絶縁板6に挟持固 着され、図示しないばね材によって図中A方向に揺動自在に支持され、振子を構 成している。
【0004】 10、11はAl板6と間隔を有して対向配置されたヨークで、一方のヨーク 10には、前記スリット6bに対応して光センサ15が配設され、他方のヨーク 11には、光センサ15に対応して光源16と、光源16の両側にマグネット1 7とが、それぞれ配設されている。マグネット17によって、ヨーク10、11 間に前記コイル9のコイル面に対して垂直方向の磁束が発生している。
【0005】 図5は従来のサーボ加速度計の第2の例を示したものである。この第2の例で は、Al板6が1枚の場合で、この場合はボビン8の片側、この例では下面に固 着されている。この場合も、Al板6の取付孔6d内にボビン8のダボ8cを挿 入してカシメている。
【0006】 図6は上述した構成のサーボ加速度計に実装された負帰還回路を示したもので ある。同図において、光源16はその光量を規定する抵抗20を介して電源に接 続されている。光源16より発光された光はAl板6のスリット6bを通って、 光センサ15に照射される。ここで、前記振子であるコイルボビン8が偏位する と、光センサ15の照射位置が変化し、この変化によって振子の偏位を検出する 機構となっている。すなわち、光センサ15は差動接続され、その差動出力がア ンプ21によって増幅され、この増幅出力V0 を偏位検出回路22の出力電圧と し、応答性改善のために挿入された位相補償回路23、サーボアンプ回路24を 経由して電圧V1とし、電圧V1をコイル9に印加している。コイル9には、電流 iが流れ、変位したスリット6bを初期位置(加速度0のときの振子の位置)に 復旧させる力が発生し、上述した回路22、23および24が負帰還回路を構成 している。
【0007】 今、加速度が印加されると、振子は加速度の印加方向の反対に偏位する。この 偏位量に応じた電流iを振子であるコイルボビン8のコイル9に供給し、加速度 の方向と同じ向きの力を発生させる。これにより振子は初期位置付近に押し戻さ れ、前述した負帰還回路により加速度による力とコイル電流による力が平衡状態 となる。そして、このときのコイル電流iが電流検出回路25において検出され 、コイル電流が加速度に比例するので、この電流検出回路25における出力に基 づき、入力加速度を算出している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のサーボ加速度計においては、コイルボビン8をアルミ板6に固 着するのに、単に平板状のアルミ板6の取付孔6dにコイルボビン8のダボ8c を挿入しこれをカシメた構造としているので、ダボ8cのカシメた部分が絶縁板 6の外側に突出した構造となり、その分、ヨーク10、11とコイル9との距離 が大きくなり、磁気回路上効率が悪くなる欠点があった。
【0009】 したがって、本考案は上記した従来の欠点に鑑みてなされたものであり、その 目的とするところは、磁気回路上の効率を向上させてコイルに発生する力の効率 化を図るとともに、うず電流効果を利用したダンパー力の向上を図ったサーボ加 速度計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係るサーボ加速度計は、アルミ板のコイ ルボビンが固着される部分を凹状に形成する。
【0011】
【作用】
本考案によれば、コイルボビンとアルミ板を固着した際、固着部分がアルミ板 の表面から突出しないので、絶縁板とヨークとが近接する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係るサーボ 加速度計の分解斜視図、図2は同じく平断面図、図3は要部拡大平面図である。 これらの図において、従来技術と同一構成あるいは同等の構成については同一の 符号を付し、詳細な説明は省略する。1はリン銅等の導電性ばね材によって短冊 状に形成された一対のばねで、基台2とホルダー3とで挟持され、ねじ4によっ て基台2に固定される。ばね1には、腕部1aと脚部1bとが設けられており、 腕部1aにはリード線5が接続され、脚部1bの先端にはピン7によってアルミ 板6の切起し部6aが取付けられるとともに、コイル9の一端が接続されている 。
【0013】 絶縁板6に固着されているコイルボビン8は、ばね1によって図中A方向に揺 動自在に支持され振子を構成している。また、コイル9には、ばね1を介してリ ード線5から電流iが供給される。12は負帰還回路等が実装されるプリント基 板、13はヨーク10、11間を所定の間隔に保持するスペーサで、ヨーク10 、11およびプリント基板12は、ねじ14によって共締めされる。
【0014】 本考案の特徴とするところは、コイルボビン8のアルミ板6への固着構造にあ る。すなわち、アルミ板6の取付孔6dが穿設された部分には、コイルボビン8 側に絞り込みにより凹設された凹部6eが設けられている。このような構成とす ることによって、図3に詳細を示すように、取付孔6dに挿入されたコイルボビ ン8のダボ8cは凹部6e内でカシメられて、絶縁板6の表面から突出すること がない。したがって、絶縁板6とヨーク10、11との距離を小とすることが可 能となり、これによって、コイル9とヨーク10、11との距離が小さくなり、 磁気回路上の効率が向上して、コイル9に発生する力およびダンパー力の効率化 を図ることができる。また、凹部6eは図3(c)に示すように、ザグリにより 直角状に凹設してもよい。
【0015】 なお、本実施例では、ダボ8cの固着方法としてカシメによって行ったが、モ ールド成形あるいは溶着等種々の設計変更が可能である。また、ダボ8cはコイ ルボビン8に一体形成したが、カシメ部材として別部材としてもよいことは勿論 である。また、絶縁板6は一対としたが、1枚のものでも適用できることはいう までのないことである。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、絶縁板のコイルボビンが固着される部分 にコイルボビン側に凹設した凹部を設け、コイルボビンの絶縁板に固着された部 分が凹部内に収納され絶縁板の表面から突出しないので、絶縁板とヨークとの距 離を小とすることが可能となり、これによって、コイルとヨークとの距離が小さ くなり、磁気回路上の効率が向上して、コイルに発生する力の効率化を図ること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサーボ加速度計の分解斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るサーボ加速度計の平断面図であ
る。
【図3】本考案に係るサーボ加速度計の要部拡大平断面
図で、(a)はカシメ前、(b)および(c)はカシメ
た後の状態を示す。
【図4】従来のサーボ加速度計の平断面図である。
【図5】従来のサーボ加速度計の第2の例の平断面図で
ある。
【図6】一般的なサーボ加速度計の負帰還回路図であ
る。
【符号の説明】
1 ばね 6 Al板 6b スリット 6d 取付孔 6e 凹部 8 コイルボビン 8c ダボ 9 コイル 10 ヨーク 11 ヨーク 15 光センサ 16 光源 17 マグネット 22 偏位検出回路23 23 位相補償回路 24 サーボアンプ回路 25 電流検出回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材にコイルが巻回された振子と、絶
    縁材に平行に固定された一対のアルミ板と、このアルミ
    板と間隔を有し前記絶縁材を挟むようにして配設された
    一対の対向するヨーク板とからなり、前記ヨーク板間に
    前記コイル面に対して垂直方向の磁束を発生させる一対
    のマグネットとともに、加速度に応じた前記振子の偏位
    を検出して得られた検出信号に基づき前記コイルに電流
    を供給し、前記振子を初期位置に駆動するコイル電流値
    によって加速度を表示するようにしたサーボ加速度計に
    おいて、前記アルミ板に、前記絶縁材よりたてたピンを
    挿入してカシメ又は、溶着する孔を設けるとともに、こ
    の孔の周囲を凹状に形成し、前記カシメ部又は、溶着部
    が前記アルミ板の表面より突出しないように形成したこ
    とを特徴とするサーボ加速度計。
JP3707093U 1993-06-15 1993-06-15 サーボ加速度計 Pending JPH072973U (ja)

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JP3707093U JPH072973U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 サーボ加速度計

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JP3707093U JPH072973U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 サーボ加速度計

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JPH072973U true JPH072973U (ja) 1995-01-17

Family

ID=12487297

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JP3707093U Pending JPH072973U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 サーボ加速度計

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