JPH07296553A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH07296553A
JPH07296553A JP10592494A JP10592494A JPH07296553A JP H07296553 A JPH07296553 A JP H07296553A JP 10592494 A JP10592494 A JP 10592494A JP 10592494 A JP10592494 A JP 10592494A JP H07296553 A JPH07296553 A JP H07296553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
arm portion
main body
body case
coil spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10592494A
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English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前蓋7と上蓋10とを備えたテープカートリ
ッジにおいて、前蓋7を閉じ姿勢に回動付勢するねじり
コイルばね16の組み付け作業性を向上させる。 【構成】 前蓋7は前面板11の左右端に連結片12を
有し、該連結片12の内面に支軸13を突設する。本体
ケース1の左右の横側壁14に前蓋7の連結片12を支
軸13を介して回動自在に連結する。前蓋7を閉じ姿勢
に回動付勢するねじりコイルばね16を有する。このば
ね16は中間コイル部16aから第1腕部16bと第2
腕部16cとを延出してなる。中間コイル部16aは前
記支軸13に嵌装する。第1腕部16bは連結片12の
内面側に掛け止める。本体ケース1の横側壁14の外面
に段落ち面14bを設ける。この段落ち面14bに上蓋
10を開閉作動させるための案内溝30を設ける。本体
ケース1の横側壁14の外面には段落ち面14bにつな
がる段面43を有する。この段面43にばね受け溝44
を設ける。このばね受け溝44の底面44aに第2腕部
16cの延出端を前方から案内して掛け止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ケースに前蓋およ
び上蓋を備えているテープカートリッジにおいて、前蓋
を閉じ姿勢に回動付勢するばね部材、具体的にはねじり
コイルばねの掛け方に改良を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】この種のテープカートリッジは、例えば
特開昭57−210489号公報や同61−21058
4号公報などに公知である。そこでは、例えば8ミリビ
デオのテープカートリッジのようにテープローディング
用のポケットを前蓋と裏蓋とでのみ開閉する形態と異な
って、前蓋および裏蓋のほかにポケットの上面を開閉す
る上蓋を別に備えており、この上蓋の付加により前蓋お
よび裏蓋の開蓋量の拡大化を図りながら、更なる防塵性
能の向上を図るものとなっている。
【0003】前出の従来では、前蓋に上蓋を枢支連結
し、前蓋の上開き動作に連動して上蓋をポケットの開口
上面の後方、つまり本体ケースの天壁上に揺動退避させ
ている。しかし、本体ケースと上蓋との間には、上蓋を
確実に規制するガイド手段を備えていないため、上蓋と
前蓋との枢結部位などにガタつき等があると、上蓋を後
方へ正確に移動させ難く、その開閉動作の確実性に問題
があった。
【0004】そこで本出願人は、上蓋のガイド手段を備
えたテープカートリッジを先に提案している(例えば、
特願平5−314511号、同5−314512号な
ど)。これの内容は未だ公知ではないが添付図面を借て
説明すると大要、次のようになっている。プラスチック
製の上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結合してなる
本体ケース1の前面に、テープローディング用のポケッ
ト6を設けてあり、本体ケース1にこれの前面を開閉す
る前蓋7を備えている。前蓋7はポケット6の開口前面
を含む本体ケース1の前面を閉じる前面板11と、前面
板11の左右端から後ろ向きに延びる連結片12・12
とを含み、連結片12・12が本体ケース1の左右の横
側壁14・14の外側に位置して該横側壁14・14に
支軸13・13を介して回動自在に枢結されている。
【0005】前蓋7を閉じ姿勢に回動付勢するねじりコ
イルばね16を有する。このねじりコイルばね16は、
その中間コイル部16aを左右の少なくとも一方の支軸
13に嵌装し、中間コイル部16aから延出する一方の
第1腕部16bを前蓋7の連結片12の内面側に掛け止
め、中間コイル部16aの他方の第2腕部16cを本体
ケース1の横側壁14の外面側に掛け止めてある。前蓋
7の開閉に連動してポケット6の開口上面を開閉する上
蓋10を有する。この上蓋10はポケット6の開口上面
を閉じる左右横長の上面板24と、上面板24の左右端
に設けられた案内片25・25とを含んでいる。そし
て、前蓋7の前面板11の上端に上蓋10の上面板24
の前端が継手ピン27を介して該ピン27まわりに回動
自在に連結されている。
【0006】前蓋7の上開き動作に連動して上蓋10の
上面板24をポケット6の開口上面から後方の本体ケー
ス1の天壁上に揺動退避させるためのガイド手段を有す
る。このガイド手段は、本体ケース1の左右の横側壁1
4・14の外面に形成されて前後方向に走る案内溝30
・30と、上蓋10の左右の案内片25・25の内面か
ら突設されて各案内溝30・30にそれぞれスライド嵌
合する滑子26・26とからなる。各案内溝30は、横
側壁14の基準外面14aより内側に凹ませた段落ち面
14bに形成されていて、ほぼ水平状の直線溝部30a
と、これの前端側に前方下り状に連続する円弧溝部30
bとを有し、側面視でほぼ「へ」字形状を呈している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる先願従来例で
は、前蓋7を閉じ付勢するためのねじりコイルばね16
の第2腕部16cを横側壁14の外面のいずれかの箇所
に掛け止めるか、これが問題になる。横側壁14の外面
上で上蓋10の案内片25が動くため、第2腕部16c
は該案内片25との接当干渉を避ける必要があり、その
掛け止め箇所に制約を受けるからである。
【0008】この点、先願従来例では図9および図10
に示すごとく本体ケース1の横側壁14の外面におい
て、案内溝30の前端の下方にばね受け片50を設け、
ねじりコイルばね16の第2腕部16cを上方から案内
して該ばね受け片50の上面に受け止めて係合保持する
仕様となっていた。しかし、ばね受け片50の上方には
横側壁14の突壁部51が僅かな隙間を以て庇状に存在
するため、前記腕部16cの延出端をそのまま斜め上方
ないし前方から案内しようとすると、この突壁部51が
邪魔になり、これが前記ばね16の組み付け作業性を著
しく阻害する要因になっていた。
【0009】かと言って、本体ケース1の上ケース1a
側に第2腕部16cを受け止めるためには、スペース的
な制約があり、前記突壁部51の下端より下方に大きな
余裕隙間を以てばね受け片50を設けることができない
し、該突壁部51の前方にばね受け片50を大きくせり
出して設ける訳にも行かない。そのため、第2腕部16
cの延出端を斜め前方より突壁部51との隙間を狙って
差し入れてばね受け片50で受け止めるしかなかった。
その際に、第2腕部16cの延出長を短くすると、組み
付け作業性はいくらか緩和できるが、それでは各部の寸
法誤差、組み付け誤差、それに外部衝撃などが加わる
と、第2腕部16cがばね受け片50から前方に抜け外
れる、といったおそれが出るところにも問題があった。
【0010】そこで本発明の目的は、案内溝30が形成
されるべき面が横側壁14の基準外面14aより凹む段
落ち面14bに形成されていることに注目し、前蓋7の
ねじりコイルばね16の第2腕部16cが前方より案内
するだけで簡単に掛け止められるようにしたテープカー
トリッジを得るにある。本発明の目的は、ねじりコイル
ばね16の第2腕部16cが掛け止め使用状態におい
て、不用意に抜け外れないように確りと係合しておける
テープカートリッジを得るにある。本発明の目的は、ね
じりコイルばね16の第2腕部16cを確実に位置決め
して掛け止め、前蓋7を設定値の初期ばね圧で回動付勢
できるようにしたテープカートリッジを得るにある。本
発明の目的は、ねじりコイルばね16の第2腕部16c
を掛け止めるためのばね受け溝44が本体ケース1側の
横側壁14にアンダーカットなどを生じることなく有利
にプラスチック成形できるテープカートリッジを得るに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の先願例
が持つ構成を踏襲してなるテープカートリッジにおい
て、とくに図1および図8に示すごとく本体ケース1の
横側壁14の前記基準外面14aとこれより内側に凹ま
せた前記段落ち面14bとをつなぐ段面43のうち、案
内溝30の円弧溝部30bに臨む段面部分に、ばね受け
溝44を設けてあり、このばね受け溝44の底に前記ね
じりコイルばね16の第2腕部16cの延出端が受け止
められるようにしたことを特徴とする。更に具体的に
は、前蓋7の連結片12の内面には、前記支軸13の前
方にねじりコイルばね16の第1腕部16bが掛け止め
られるばね受け部8を設けるとともに、該支軸13の後
方にねじりコイルばね16の第2腕部16cの延出中間
部が上方から仮止め係合される仮止め部46を設けてあ
る。ばね受け溝44の底面44aを後方上がり傾斜状に
形成し、ねじりコイルばね16の第2腕部16cの延出
端が該底面44aに前方から案内されて該底面44a上
を後方に移動することにより、第2腕部16cが前蓋7
側の仮止め部46から上方に浮き外れるようにしてあ
る。そして、ねじりコイルばね16の第2腕部16c
は、延出端を下向きに曲げ形成し、第2腕部16cの延
出端の曲げ端45を前記底面44aで受け止める。
【0012】
【作用】前蓋7と共に上蓋10を組み付けるに際して
は、図6に示すごとく予め前蓋7の前面板11の上端に
上蓋10の上面板24の前端を継手ピン27を介して連
結し、一方の支軸13にねじりコイルばね16の中間コ
イル部16aを嵌装し、第1腕部16bを前蓋7の連結
片12の内面側に掛け止め、第2腕部16cの延出中間
部を仮止め部46上に仮止めしておく。この状態で、前
蓋7の連結片12・12と上蓋10の案内片25・25
を本体ケース1の横側壁14・14の外面に前方より差
し込んで行く。これにより各案内片25が段落ち面14
bに案内されて、滑子26が案内溝30に嵌合する。そ
の際に、前方から案内されて来たねじりコイルばね16
の第2腕部16cは、その延出端が円弧溝部30bに臨
む段面43の段面部分に設けたばね受け溝44の底面4
4aに前方より乗り掛かる状態で係入する。
【0013】ばね受け溝44の底面44aは、図1に示
すごとく後方上がり傾斜状に形成してあるから、第2腕
部16cの延出端の曲げ端45が該底面44aに受け止
められたのち後方へ這い上がり、第2腕部16cの延出
端が持ち上げられることにより、仮止め部46から第2
腕部16cの仮止めが自動的に外れる。そして、第2腕
部16cの延出端が該底面44a上の後方へ十分な係入
長さを以て規定位置にまで確実に導入でき、前蓋7およ
び上蓋10の組み付けを完了した状態において、前蓋7
を回動付勢する初期ばね圧がねじりコイルばね16に付
与されている。前蓋7の上開き作動時に、第2腕部16
cの延出端は、前記底面44a上を下方へ滑り移動し得
るので、ねじりコイルばね16のばね圧が急激に変動す
ることを抑えることにもなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、本体ケース1の横側壁
14の基準外面14aと、これよりも内側に凹む段落ち
面14bとをつなぐ段面43において、案内溝30の円
弧溝部30bに臨む段面部分にばね受け溝44を設けた
ので、ねじりコイルばね16の第2腕部16cの延出端
は前方から又は斜め上方からそのまま該ばね受け溝44
に案内係入してその底に受け止めることができ、本体ケ
ース1側に対する第2腕部16bの掛け止め作業が容易
に行え、組み付け作業性の向上を図れる。ばね受け溝4
4に第2腕部16cが係入しているので、この第2腕部
16cが横外側方へ不用意に外れることはない。第2腕
部16cの延出端をばね受け溝44に十分な長さで一切
の支障なく掛け止めておけるから、前蓋7が上開き回動
した状態で外部衝撃を受けても、第2腕部16cがばね
受け溝44から前方に抜け外れることもなく、作動の確
実性を期すことができる。案内溝30の円弧溝部30b
に臨む段面部分43aに設けたばね受け溝44は、前方
のみならず上方も連続状に開口する形状となるから、本
体ケース1の横側壁14に案内溝30をアンダーカット
を生じることなく有利にプラスチック成形できる。
【0015】ばね受け溝44の底面44aは後方上がり
傾斜状に形成されているので、本体ケース1に前蓋7を
前方から後方の規定位置にまで押し込んで行く際に、第
2腕部16cの延出端は前方から案内して該底面44a
の前端部分に乗ったのち這い上がるように後方の規定位
置にまで移動してセットできる。そのとき、第2腕部1
6cの延出端(後端)は、前記底面44a上を後方に移
動することによって該延出端が持ち上がるので、第2腕
部16cの延出中間部が前蓋7の連結片12の内面に設
けた仮止め部46から浮き外れ、第2腕部16cの仮止
め解除が自動的に行えることになり、この点でも組み付
け作業性の向上に有利である。また、ねじりコイルばね
16に所定の初期ばね圧を付与でき、不使用時に前蓋7
を確りと閉じ姿勢にガタつくことなく保持し得ることに
もなる。更に、第2腕部16cの延出端を下向きに曲
げ、その曲げ端45がばね受け溝44の底面44aに1
点で受け止められるようにしたので、第2腕部16cの
延出端は該曲げ端45を介して該底面44a上の後方側
へ円滑に導入できる。また、第2腕部16cのスパンが
一定となり、ねじりコイルばね16の初期ばね圧を設定
値通りに維持できるとともに、とくに前蓋7の上開き回
動時に、該曲げ端45が底面44a上を下方に滑り移動
することも相まって第2腕部16cの延出中間部が前記
底面44aにつかえるなどしてばね圧が急激に上昇する
といったこともなくなり、前蓋7の開閉の円滑性および
各部の損傷防止にも有利である。
【0016】
【実施例】図1ないし図8は本発明に係るテープカート
リッジの一実施例を示す。このテープカートリッジはビ
デオ用であって、これの本体ケース1は、図2および図
4に示すごとくプラスチック製の上下ケース1a・1b
を蓋合わせ状にねじ結合してなり、これの内部左右にテ
ープ2が巻かれる一対のリール3を回転自在に配備して
ある。一方のリール3から引き出されたテープ2は、本
体ケース1の前方左右のテープ引出口4・4にそれぞれ
設けたテープガイドで案内されて他方のリール3に巻き
取られる。図3および図4において、本体ケース1の前
面中央、すなわち左右のテープ引出口4・4間にはテー
プローディング用のポケット6が凹設されている。この
ポケット6は上下面および前面が開口している。本体ケ
ース1の前面に導出されたテープ2は、不使用時に前蓋
7、裏蓋9および上蓋10でそれぞれ覆って保護され
る。
【0017】前蓋7は、図3および図4に示すように、
ポケット6およびテープ引出口4の開口前面を含む本体
ケース1の前面を左右間にわたって塞ぐ前面板11と、
前面板11の左右端からケース後方へ延びるよう一体に
連設された連結片12・12とからなり、左右の両連結
片12・12の内面には支軸13・13がそれぞれ内向
きに対向状に突設されている。左右の両連結片12・1
2は、本体ケース1の左右の横側壁14・14の各前端
部の外側に近接して位置しており、前記支軸13・13
を各横側壁14・14に設けた軸孔15・15にそれぞ
れ回動自在に嵌入して枢結してある。これにより前蓋7
は、図3の実線で示すごとく左右のテープ引出口4・4
およびポケット6の前面を閉じる位置と、図3の仮想線
で示す上開き位置とにわたって左右の支軸13・13ま
わりに開閉回動自在である。なお、前蓋7の左右のいず
れか一方の支軸13にねじりコイルばね16を初期ばね
圧を付与して装着し(図1参照)、このばね16で前蓋
7が常に閉じ姿勢に回動付勢される。
【0018】ねじりコイルばね16は、図1および図4
に示すごとく中間にコイル部16aを有し、この中間コ
イル部16aから一方の第1腕部16bが前方に向けて
延出されているとともに、他方の第2腕部16cが後方
に向けて延出されている。そして、ねじりコイルばね1
6は中間コイル部16aを前記支軸13に嵌装し、第1
腕部16bを前蓋7の連結片12の内面に突設したばね
受け部8に上方から掛け止め、第2腕部16cを後述す
る要領で本体ケース1の横側壁14の外面に掛け止めて
いる。
【0019】図1および図5において、前蓋7は閉じ姿
勢にロック保持される。そのためのロック部材17は、
これの前端の上下中間部位に爪18を、上端に水平の軸
19をそれぞれ有しており、下ケース1bの一方の横側
壁14に設けた軸受20上に該軸19を支持し、これで
ロック部材17の下端側が水平軸19まわりに前後方向
へ揺動する。不使用時にはロック部材17の後方側に配
設した逆V字形状のばね部材21でロック部材17を前
方へ揺動付勢しておくことにより、爪18が前蓋7の一
方の連結片12の後端内面に突設した係合部22に下方
から回り込み係合し、これで前蓋7を閉じ姿勢に保持す
る。デッキにテープカートリッジを装填すると、デッキ
側の解除操作部材が前方から本体ケース1の横側壁14
と連結片12との隙間に進入してロック部材17の下端
部に押圧接当し、この接当作用でロック部材17をばね
部材21の力に抗して後方へ揺動し、爪18が係合部2
2から外れて、前蓋7が上開き操作可能となる。
【0020】前蓋7には、これの開閉動作に連動してポ
ケット6の上面を開閉する前記上蓋10が枢支連結され
ている。上蓋10は、図3および図4に示すようにポケ
ット6の上面および左右のテープ引出口4・4の上壁を
覆う上面板24と、上面板24の左右両端から下方へ連
設した案内片25・25とからなり、左右の両案内片2
5・25の各後端内面側に滑子26・26がそれぞれ突
設されている。この上蓋10は、前蓋7の開閉動作に連
動して図3の実線で示すごとく上面板24がポケット6
の上面を閉じる位置と、図3の仮想線で示すごとくポケ
ット6の開口上面から後方の本体ケース1の天壁上に大
きく揺動退避する開き位置とにわたって開閉作動とす
る。そのために、図3および図4に示すごとく上蓋10
の両連結片25・25の前端に継手ピン27・27を内
向き対向状に設け、この両連結片25・25間に前蓋7
の前面板11の上端部11aを嵌合し、該上端部11a
の左右両端面に設けたピン孔29に前記継手ピン27・
27を嵌入することにより、前蓋7の前面板11の上端
に上蓋10の上面板24の前端を片持ち支持状態で継手
ピン27・27まわりに回転自在に連結してある。
【0021】また、前蓋7の上開き動作に連動して上蓋
10の上面板24をポケット6の開口上面から後方に揺
動退避させるためのガイド手段を有する。このガイド手
段として、左右の前記滑子26・26は本体ケース1の
左右の両横側壁14・14の各外面側に前後方向に走る
よう凹設した略「へ」の字形状の案内溝30にスライド
自在に嵌合している。その案内溝30は、図5および図
6に示すごとく上ケース1aの左右の各横側壁14の基
準外面14aより内側に上蓋10の案内片25の板厚分
程度だけ凹ませた段落ち面14b上に形成されていて、
ほぼ水平状の直線溝部30aと、直線溝部30aの前端
に前方下り状に連続する円弧溝部30bとを有し、全体
がほぼ「へ」の字形状を呈している。
【0022】図5および図7において、案内溝30は上
下の溝側壁面30c・30dを有し、円弧溝部30bに
おける上方の溝側壁面30cが案内リブ31で形成され
ている。案内リブ31は前記段落ち面14bよりも更に
前方側で内側に凹ませた前方段落ち面14c上に形成さ
れている。この前方段落ち面14cを先の段落ち面14
bより更に内側に落ち込ませてあるのは、横側壁14と
これに対向する前蓋7の連結片12との間に、前記ロッ
ク部材17に作用するデッキ側の解除操作部材が進入す
る空隙を確保するためである。上蓋10側の滑子26を
案内溝30にこれの前方から案内して嵌め込み易くする
ために、横側壁14の前方段落ち面14c上において案
内リブ31の前方に斜め上向きに延びる導入リブ32を
形成するとともに、案内リブ31の前方外面を傾斜面3
3に形成してある。
【0023】しかるときは、図6に示すごとく前蓋7に
上蓋10を予め前記継手ピン27で連結して両者を本体
ケース1にこれの前方から後方へ向けて真っ直ぐに差し
込んで行ったとき、滑子26が前方段落ち面14c上を
後方へ移動する。このとき滑子26が上下に多少位置ず
れして案内されても、導入リブ32の案内作用により上
方へ外れることなく案内リブ31の傾斜面33にまで円
滑に導くことができる。次に、滑子26は該傾斜面33
上を滑って案内リブ31を乗り越え、案内溝30にその
まま導き入れることができる。
【0024】裏蓋9は、ポケット6の存在領域において
前蓋7の開閉作動に連動するよう配置される。図3およ
び図4において、その裏蓋9は上端の左右に連結ピン3
5・35を外向きに突設してあり、この連結ピン35・
35が上蓋10の内面左右に設けたボス36・36のピ
ン孔37・37に回動自在に枢支連結されている。また
裏蓋9の下部後面の左右に脚部38・38を設け、この
左右の各脚部38・38に設けたスライドピン39・3
9をポケット6の左右側壁面に設けた「S」の字形状の
案内溝40・40にそれぞれスライド自在に案内嵌合し
てある。したがって裏蓋9は、前蓋7および上蓋10の
開閉に伴い、図3の実線で示すごとくポケット6内にお
いてテープ2の裏面側を覆う閉じ位置と、図3の仮想線
で示すごとくポケット6の上面後方で開き状態の上蓋1
0の下側に位置する開き位置とにわたって開閉作動す
る。各案内溝40の上端部に、図4に示すごとく本体ケ
ース1の天壁の外部にまで連通する導入溝41を設けて
おくと、組み付け時に該導入溝41を介してスライドピ
ン39を案内溝40に容易に落とし込み嵌合できる。
【0025】前蓋7、裏蓋9および上蓋10は上ケース
1aに先組み装着される。この場合、図6に示すように
予めこれら三枚の蓋7・9・10を上ケース1a側にセ
ットする。このセット状態では、前蓋7のピン孔29に
上蓋10の継手ピン27が嵌入されているとともに、裏
蓋9の連結ピン35が上蓋10のピン孔37に嵌入され
ている。しかる後、これら三枚の蓋7・9・10を上ケ
ース1aにこれの前方から組み付けることになる。この
組み付けに際し、上蓋10の滑子26は、既に説明のと
おり図6および図7の矢印Pで示すごとく前方段落ち面
14c上を後方へ滑動して行くときに導入リブ32の案
内作用を受けて案内リブ31の傾斜面33に導かれ、こ
こで傾斜面33上を滑って案内リブ31の上を乗り越え
たのち案内溝30に落ち込む。同時に前蓋7の支軸13
は上ケース1aの半割り状の軸孔15に嵌合する。この
軸孔15の下面は上ケース1aを下ケース1bに被せ付
けることで閉じられる。
【0026】使用に際し、テープカートリッジをデッキ
に装填すると、前蓋7が支軸13まわりに上開き回動
し、滑子26が案内溝30の円弧溝部30bから後方の
直線溝部30aへ移動案内され、これで上蓋10の上面
板24は前端がポケット6の開口上面から斜め上向きに
傾きながら後方へ押し動かされ、ポケット6の上面より
後方の本体ケース1の天壁上に大きく開き移動する。上
蓋10の上開き動作に伴い、蓋9のスライドピン39が
案内溝40の上向き後方にスライド移動し、これで裏蓋
9がポケット6の上面後方で開き状態の上蓋10の下側
に重なり合うまで開く。
【0027】さて本体ケース1の図上の右側の横側壁1
4には、図5に示すごとく前記基準外面14aと案内溝
30が形成される段落ち面14bとをつなぐ段面43が
形成される。この段面43の左右幅寸法は、基準外面1
4aからの段落ち面14bの凹み量に相当している。前
記段面43において、図5、図7および図8に示すごと
く、案内溝30の円弧溝部30bに臨む段面部分を選
び、この段面部分に前記ねじりコイルばね16の第2腕
部16cが掛け止められる有底のばね受け溝44を深く
凹設する。このばね受け溝44は底面44aと後側面4
4bとを有して、図1の側面視で上方と前方とが連続状
に円弧状をなして開口するほぼ三角形状を呈しており、
溝44の左右方向の開口幅、すなわち左右側壁44c・
44c間の間隔寸法はねじりコイルばね16の線径より
も僅かに大きく、その第2腕部16cが前記開口より底
面44aに案内されるよう設定されている。因に、ばね
受け溝44はその前方だけでなく上方に至るまで連続状
に開口する形状としたから、これが凹設されているとは
言え、ばね受け溝44の形成部位にアンダーカットを生
じずに上ケース1aをプラスチック成形できる。
【0028】ばね受け溝44の後側面44bは第2腕部
16cの延出端が接当することを避ける逃がし面として
の機能を満足すれば足り、その形状は特に重要な意味を
有しない。問題は、ばね受け溝44の底面44aの形状
である。この底面44aは後方上がり傾斜状に形成す
る。一方、第2腕部16cの延出端は、図1および図4
に示すごとくU字状に丸く下方へ曲げておく。符合45
がその曲げ端を示す。この曲げはV字形ないしL字形で
も同じことである。
【0029】しかるときは、前述の要領で上蓋10を本
体ケース1に組み付けるに際し、予めねじりコイルばね
16は中間コイル部16aを支軸13に嵌装し、第1腕
部16bの延出端側は前蓋7の連結片12の内面の前記
ばね受け部8に掛け止めるとともに、該連結片12の内
面の後方側に突設した仮止め部46に第2腕部16cの
延出中間部を上方から仮止め係合しておく。この状態で
上蓋10を本体ケース1の横側壁14の外面に前方から
後方へ押し込んで行くと、第2腕部16cの延出端がば
ね受け溝44にこれの前方から案内されて、そのまま底
面44aの前端側で受け止められる。そして、上蓋10
を更に後方の所定位置にまで案内して行くと、第2腕部
16cの曲げ端45が前記底面44a上を後方側へ這い
上がって行き、第2腕部16cの延出端が持ち上げられ
た状態となり、第2腕部16cの延出中間部は前記仮止
め部46から浮き上がって自動的に外れる。
【0030】これにより第2腕部16cの延出端、すな
わち曲げ端45が前記底面44aの規定位置に高精度に
セットされ、ねじりコイルばね16が閉じ姿勢にある前
蓋7を所定の初期ばね圧で閉じ姿勢に確りと保持する。
第2腕部16cは延出端の曲げ端45のみがばね受け溝
44の底面44aに受け止められることになり、第2腕
部16cの延出中間部位が該底面44aに腹がつかえた
状態で受けられることがなくなる。従って、第2腕部1
6cのスパン(延出長)は常に一定であり、とくに前蓋
7が上開き回動して行くときに、該曲げ部45が底面4
4a上を下方に滑り移動することをも許すため、ねじり
コイルばね16のばね圧が急激に上昇することもない。
第2腕部16cの延出端は、ばね受け溝44の底に落ち
込んでいるので、上蓋10の案内片25と接当干渉する
こともない。もちろん第2腕部16cが横外側方に外れ
ることもないし、第2腕部16cの延出端がばね受け溝
44の底面44aの後方側へ十分に差し込まれているの
で、上蓋10の上開き時に外部衝撃を受けても、第2腕
部16cがばね受け溝44から前方に抜け外れることも
なく、作動の円滑性を確保できる。
【0031】なお、組み付けに際し、第2腕部16cの
延出端は、前述の通りばね受け溝44の底面44aの前
端に乗り掛かるように真っすぐ前方より案内して係合さ
せてもよいが、第2腕部16cを例えば案内片25の外
面一部や前蓋7の連結片12の内面一部に仮止めしてお
き、案内片25を規定位置に案内して滑子26を案内溝
30に導入した後などに仮止めを解除して、第2腕部1
6cの延出端を上方側からばね受け溝44に落とし込み
装着する形態を採ってもよい。
【0032】また本発明では、前記段面43の外側に外
側面が前記基準外面14aと実質的に同一状に立ち上が
る鍔壁を少なくとも案内溝30の円弧溝部30bに臨む
段面部分において一体に形成し、これにて浅底のばね受
け溝44を設けてもよい。また、支軸13は本体ケース
1の横側壁14の外面より突設されていてもよいし、上
蓋10の上面板24は少なくともポケット6の開口上面
をのみ開閉するもので足りる。案内溝30の直線溝部3
0aは、これが例えば後ろ上がりに形成されていてもよ
い。更に、ばね受け溝44の底面44aは必ずしも後方
傾斜状に形成されていなくてもよいし、該底面44aが
後方傾斜状に形成されていても組み付け状態においてね
じりコイルばね16の第2腕部16cの延出端が移動不
能に底面44a上の溝などに係合していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】全体の外観斜視図である。
【図3】図2におけるB−B線断面図である。
【図4】前蓋、裏蓋および上蓋の分解斜視図である。
【図5】前蓋閉じロック機構まわりの分解斜視図であ
る。
【図6】組付け要領を示す前蓋、上蓋および上ケースの
側面図である。
【図7】図1におけるC−C線断面図である。
【図8】図6におけるでいD−D線断面図である。
【図9】従来例の要部の側面図である。
【図10】同じ従来例の要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 6 ポケット 7 前蓋 8 ばね受け部 10 上蓋 11 前蓋の前面板 12 前蓋の連結片 13 支軸 14 本体ケースの横側壁 14a 基準外面 14b 段落ち面 16 ねじりコイルばね 16a ねじりコイルばねの中間コイル部 16b ねじりコイルばねの第1腕部 16c ねじりコイルばねの第2腕部 24 上蓋の上面板 25 上蓋の案内片 26 滑子 27 継手ピン 30 案内溝 30a 案内溝の直線溝部 30b 案内溝の円弧溝部 31 案内リブ 43 段面 44 ばね受け溝 44a ばね受け溝の底面 45 曲げ端 46 仮止め部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の前面にテープローディン
    グ用のポケット6を設けてあり、 本体ケース1の前面を開閉する前蓋7を有し、 前蓋7はポケット6の開口前面を含む本体ケース1の前
    面を閉じる前面板11と、前面板11の左右端から後ろ
    向きに延びる連結片12・12とを含み、連結片12・
    12が本体ケース1の左右の横側壁14・14の外側に
    位置して該横側壁14・14に支軸13・13を介して
    回動自在に枢結されており、 前蓋7を閉じ姿勢に回動付勢するねじりコイルばね16
    を有し、 ねじりコイルばね16は、その中間コイル部16aを左
    右の少なくとも一方の支軸13に嵌装し、中間コイル部
    16aから延出する一方の第1腕部16bを前蓋7の連
    結片12の内面側に掛け止め、中間コイル部16aの他
    方の第2腕部16cを本体ケース1の横側壁14の外面
    側に掛け止めてあり、 前蓋7の開閉に連動してポケット6の開口上面を開閉す
    る上蓋10を有し、 上蓋10はポケット6の開口上面を閉じる左右横長の上
    面板24と、上面板24の左右端に設けられた案内片2
    5・25とを含んでおり、 前蓋7の前面板11の上端に上蓋10の上面板24の前
    端が継手ピン27を介して該ピン27まわりに回動自在
    に連結されており、 前蓋7の上開き動作に連動して上蓋10の上面板24を
    ポケット6の開口上面から後方の本体ケース1の天壁上
    に揺動退避させるためのガイド手段を有し、 このガイド手段が、本体ケース1の左右の横側壁14・
    14の外面に凹設されて前後方向に走る案内溝30・3
    0と、上蓋10の左右の案内片25・25の内面から突
    設されて各案内溝30・30にそれぞれスライド嵌合す
    る滑子26・26とからなり、 各案内溝30は、横側壁14の基準外面14aより内側
    に凹ませた段落ち面14bに形成されていて、ほぼ水平
    状の直線溝部30aと、これの前端側に前方下り状に連
    続する円弧溝部30bとを有し、 基準外面14aと段落ち面14bとをつなぐ段面43の
    うち、円弧溝部30bに臨む段面部分に、ばね受け溝4
    4を設けてあり、 このばね受け溝44の底に前記ねじりコイルばね16の
    第2腕部16cの延出端が受け止められていることを特
    徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前蓋7の連結片12の内面には、前記支
    軸13の前方にねじりコイルばね16の第1腕部16b
    が掛け止められるばね受け部8を設けるとともに、 該支軸13の後方にねじりコイルばね16の第2腕部1
    6cの延出中間部が上方から仮止め係合される仮止め部
    46を設けてある請求項1記載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 ばね受け溝44の底面44aが、後方上
    がり傾斜状に形成されており、 ねじりコイルばね16の第2腕部16cの延出端が該底
    面44aに前方から案内されて該底面44a上を後方に
    移動することにより、第2腕部16cが前蓋7側の仮止
    め部46から上方に浮き外れるようにしてある請求項2
    記載のテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 ねじりコイルばね16の第2腕部16c
    は、その延出端を下向きに曲げ形成してあり、 ばね受け溝44の底面44aに第2腕部16cの延出端
    の曲げ端45が受け止められている請求項2又は3記載
    のテープカートリッジ。
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