JPH07296178A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07296178A
JPH07296178A JP8658394A JP8658394A JPH07296178A JP H07296178 A JPH07296178 A JP H07296178A JP 8658394 A JP8658394 A JP 8658394A JP 8658394 A JP8658394 A JP 8658394A JP H07296178 A JPH07296178 A JP H07296178A
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JP
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information processing
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Application number
JP8658394A
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English (en)
Inventor
Hajime Asukama
肇 飛鳥馬
Tsukasa Hasegawa
司 長谷川
Shigeto Osuji
成人 大條
Tomoko Tsuchiya
知子 土屋
Yukari Matsubara
ゆかり 松原
Masayoshi Kuroda
昌芳 黒田
Tsukasa Yamauchi
司 山内
Yasumasa Matsuda
泰昌 松田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】初心者にも簡単にグラフィックデータの変形処
理を行うことができる描画支援機能を備えた情報処理装
置を提供する。 【構成】ユーザは前記メニューバー401よりグラフィ
ックコマンド403を選択し、グラフィックデータ41
5をシステムから読みだす。そして変形開始ボタン40
6を入力手段であるマウスや指、ペンなどにより指示す
ると、該グラフィックデータに対して変形処理が開始さ
れる。ユーザは連続的に表示される変形結果を停止ボタ
ン407および変形開始ボタン406を指示しながら確
認し、所望のタイミングで停止ボタン407を指示し、
変形確定ボタン408を指示することで該変形結果を確
定、変形処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に係り、特
にマウスやペン、タブレットなどの入力手段を備え、ペ
イント機能、ドロー機能などを持つ情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、ペイント機能やドロ
ー機能をもつ情報処理装置が公知である。前記2つの機
能は図形データやイラストデータなどといったグラフィ
ックデータを編集の対象として、移動や複写、削除、拡
大、縮小などの編集機能を有しており、また一般的に、
前記機能と合わせてイラストデータなどを数多く集めた
クリップアート機能が用意されている情報処理装置が公
知である。前記ペイント機能・ドロー機能を有する情報
処理装置として、マウスやペン、タブレットなどで入力
・操作が可能なパーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ、情報端末、携帯型パーソナル情報機器などが挙げ
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の情報処理装
置のもつペイント機能やドロー機能は、高機能化、高性
能化に主眼が置かれており、数多くの機能を備えた結
果、該機能を使用するためには高度な技術が要求され、
情報処理装置の使用経験が浅い初心者にとって、所望の
出力結果を得るためには多くの労力が必要であるという
問題がある。この問題を解決するための一手段として前
記クリップアート機能などが用意されているが、多くの
ユーザの要求に応じられるイラストデータを用意するこ
とはメモリ容量の面から不可能である。
【0004】また、グラフィックデータを変形する場合
も、そのグラフィックデータ全てに対して同じ変形方法
を適用するか、または変形を行うグラフィックデータ
と、それに対する変形方法とを指定することで、それぞ
れに対して変形を行うしかなく、所望の変形結果を得る
までに多くの労力が必要であった。
【0005】本発明の目的は、メモリ容量の制約を受け
ることなく多くのグラフィックデータを提供し、初心者
にも簡単に操作することができるペイント機能、ドロー
機能などを備えた情報処理装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、グラフィックデータ
個々に対して異なる変形を施し、少ない労力で所望の変
形結果を得ることができるペイント機能、ドロー機能な
どを備えた情報処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、表示対象の形状を定める形状情報
と、前記表示対象を描画する際の描画属性情報とからな
るグラフィックデータの作成および編集が可能な描画手
段と、該描画手段による描画を支援する描画支援手段と
を備え、該描画支援手段は、前記グラフィックデータ
に、前記表示対象を変形する際の変形属性情報を付与す
る手段と、前記変形属性情報を用いて、前記グラフィッ
クデータに対して、変形を行なうことを指示する変形指
示手段と、該変形指示手段による開始指示を受けた後停
止指示を受けるまで、前記グラフィックデータに対して
変形を継続的に行なう変形手段とを有することができ
る。
【0008】また、前記描画支援手段は、前記変形対象
となるグラフィックデータを外部から指定することがで
きる変形対象指定手段を有することもできる。
【0009】さらに、前記変形手段は、前記変形対象指
定手段により変形対象となるグラフィックデータが指定
された場合は、該グラフィックデータの有する変形属性
情報を用いて該グラフィックデータを変形し、指定され
なかった場合は、全てのグラフィックデータを変形する
こともできる。
【0010】さらに、前記描画支援手段は、複数の変形
属性情報を有する前記グラフィックデータに対し、該グ
ラフィックデータの有する変形属性情報の内の1つを、
変形方法として外部から指定する変形方法指定手段を有
することもできる。
【0011】さらに、前記変形手段は、前記変形方法指
定手段により変形方法が指定された場合は該変形方法に
より前記グラフィックデータを変形し、指定されなかっ
た場合は前記グラフィックデータの持つ変形属性情報を
用いて前記グラフィックデータを変形することもでき
る。
【0012】さらに、前記変形指示手段は前記変形手段
によるグラフィックデータの変形状態を確定する変形確
定を外部から指示することができる。
【0013】さらに、前記変形手段は、前記グラフィッ
クデータの形状情報と描画属性情報の少なくとも一方を
変更することもできる。
【0014】
【作用】表示対象の形状に関する形状情報と、表示対象
を描画する際の描画属性情報と、表示対象を変形する際
の変形属性情報とで構成されるグラフィックデータの、
変形属性情報を用いて該グラフィックデータの変形を行
う。また、ユーザにより変形を行なうグラフィックデー
タを指定可能とし、グラフィックデータが指定された場
合は、該グラフィックデータの有する属性情報を用いて
該データの変形を行なう。またさらに、ユーザにより変
形方法を指定可能とし、変形方法が指定された場合は、
指定された変形方法により前記グラフィックデータを変
形する。また、グラフィックデータの連続変形の開始と
停止を制御され、前記グラフィックデータの変形の結果
は表示手段などに表示される。
【0015】たとえば、図4に示すような、人物の顔の
グラフィックデータが表示されている場合に、変形開始
ボタン406をユーザが指示すると、人物の髪,目,口
および輪郭が連続的に変形して表示されて、たとえば、
図13のように表示される。ユーザが、この連続的な変
形の途中の所望の変形具合の時点で、停止ボタン(図4
の407)を指示すると、この時点で変形が停止する。
停止ボタンを指示した後、変形開始ボタン(図4の40
6)を指示すると、人物の顔がさらに連続的に変形して
表示される。停止ボタンを指示した後、変形確定ボタン
(図4の408)を指示すると、変形が確定し、人物の
顔の変形は終了する。
【0016】また、図22(a)のように、プルダウン
メニュー2201の内の所望の方法をペン等にて指示す
ることにより、変形方法を指定することができる。さら
に、図22(b)のように変形対象を指示するための手
段2202をペン等で指示することにより、表示図形の
うちの変形対象を指示することができる。
【0017】
【実施例】まず、本発明の第1の実施例を図1〜13を
用いて説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例における情報
処理装置の構成を示すシステムブロック図である。図1
において、101は情報処理装置、102は装置全体の
制御を行うCPU(中央演算装置)、103はプログラ
ムやデータなどを記憶するメモリ、106は表示データ
を表示手段112に表示する表示制御手段、108は入
力手段111の動作設定などの制御を行う入力制御手
段、109は記憶手段110のデータの読みだし、記憶
を制御する記憶制御手段、110はフロッピーディス
ク、ハードディスク、メモリカードなどの補助記憶装置
である記憶手段、111はペン・指などで入力可能なタ
ブレットや、マウス、キーボードなどの入力手段、11
2は液晶ディスプレイなどの表示手段である。
【0019】また、図2は本実施例の情報処理装置の機
能構成を示すシステム構成図である。
【0020】図2において、209は記憶手段110な
どのファイル管理やメモリ103のメモリ管理などの資
源管理やタスク管理などを行う基本共通機能提供手段で
あり、図1におけるメモリ103、記憶制御手段10
9、記憶手段110などにより構成される。208はウ
ィンドウシステムなどユーザと情報処理装置との情報交
換方法を提供するユーザインタフェース機能提供手段で
あり、図1におけるメモリ103、VRAM106、表
示制御手段107、表示手段112、入力制御手段10
8、入力手段111、記憶制御手段109、記憶手段1
10などにより構成することができる。104はドロー
・ペイント機能など文字・図形などのグラフィックデー
タの作成・編集機能を提供する描画機能提供手段であ
り、201〜204および105の各手段と前記ユーザ
インタフェース機能提供手段208とのインタフェース
を司る。この描画機能提供手段104は、図1において
メモリ103、VRAM106、入力制御手段108、
入力手段111、表示制御手段107、表示手段112
と、記憶制御手段109、記憶手段110と、これらの
各手段を制御するCPU102とで構成される。
【0021】201はグラフィックデータのファイル管
理を行う描画データ保存・呼出し手段であり、メモリ1
03、VRAM106、記憶制御手段109、記憶手段
110などにより構成される。202は線図形の作成機
能を提供する線描画手段、203は円・楕円・長方形・
多角形などの図形描画機能を提供する図形描画手段、2
04は指定された閉領域など特定領域を特定のパターン
データや色データで塗りつぶす塗りつぶし手段であり、
201〜204の各手段は、メモリ103、VRAM1
06、表示制御手段107、入力制御手段108、入力
手段111、表示手段112などにより構成することが
できる。描画支援手段105(これについては後述す
る)は、図1においてメモリ103、VRAM106、
入力制御手段108、入力手段111、表示制御手段1
07、表示手段112と、記憶制御手段109、記憶手
段110と、これらの各手段を制御するCPU102で
構成される。また、以上説明した図2に示す全ての手段
は、CPU102により制御される。
【0022】このような構成をもつ描画機能提供手段
(描画アプリケーション)としては、一画素単位での描
画を基本機能とするペイント系の描画機能提供手段と、
直線や曲線、円や多角形など図形情報を基本機能とする
ドロー系の描画機能提供手段があるが、両者ともワード
プロセッサやパーソナルコンピュータのアプリケーショ
ンとして広く実現されており公知である。
【0023】以下に図3を用いて描画支援手段105の
構成を説明する。
【0024】ユーザは、入力手段111を用いて描画支
援手段105に対して変形実行指示を行う。該指示は図
3に示すように入力制御手段108を介して描画支援手
段105を構成する変形実行指示手段301に送られ、
該手段は送られてきた指示内容によって変形手段302
にグラフィックデータの変形を指示する。そして変形手
段302は変形結果を描画機能提供手段104へ受け渡
す。また、描画支援手段105は、グラフィックデータ
において、表示対象を変形する際の変形情報を有する変
形属性情報を生成するための変形属性付加手段303を
有する。
【0025】以上説明した各手段により、前記表示手段
112(図1参照)に表示される画面構成の具体例を、
図4を用いて以下に説明する。401は、前記描画支援
手段105を含む描画アプリケーションの表示画面であ
る。402はコマンドを選択実行可能なメニューバーで
あり、ファイルを対象としたリード/ライト制御を行う
ファイル制御コマンド402、グラフィックデータをリ
ード/ライトするためのグラフィックコマンド403と
で構成される。また404はユーザが文字・図形の描画
などを行う描画領域、405は入力座標位置を示すカー
ソル、406はグラフィックデータの変形開始を指示す
るためのボタン、407は同じく変形を停止するための
ボタン、408は変形結果を確定し、変形を終了するた
めのボタンである。409〜414は特定の機能を選択
実行するアイコンメニューである。409は直線描画コ
マンド、410は曲線描画コマンド、411は長方形描
画コマンド、412は三角形描画コマンド、413,4
14はそれぞれアイコンに示された塗りつぶしコマンド
を実行するアイコンである。また、415は該機能を用
いて描かれた、人物の顔を表現したグラフィックデータ
の具体例であり、416,417は、それぞれ髪の毛を
表すグラフィックデータ、輪郭を表すグラフィックデー
タである。418,419は、それぞれ目を表すグラフ
ィックデータ、口を表すグラフィックデータである。
【0026】以上説明した表示画面の例は、構成や配置
は該表示画面例に限定するものではなく、描画機能を実
行可能な表示画面として表したものである。
【0027】以下に、本実施例の情報処理装置のグラフ
ィックデータ変形処理における概略動作を図3と図5を
用いて説明する。
【0028】入力制御手段108によるユーザからの入
力指示があった場合、変形実行指示手段301は該入力
指示を解釈し、変形開始指示であった場合は、図5に示
すメッセージバッファ501を介して、続く変形手段3
02へ変形開始メッセージ505を発行する。ここで、
メッセージバッファ501は送信元格納部502と受信
先格納部503、およびメッセージ格納部504とで構
成される。前記ユーザからの入力指示が、停止指示、変
形確定指示のどちらかであった場合はそれぞれ停止メッ
セージ506、変形確定メッセージ507を発行する。
また、前記指示のいずれでもない場合は通知処理は行わ
ず、処理を終了する。該メッセージの受信先である変形
手段302は、前記メッセージバッファ501のメッセ
ージ格納部504を参照し、変形開始メッセージ505
であった場合は変形処理を開始する。また停止メッセー
ジ506であった場合は、次のメッセージが通知される
まで変形処理を一時停止する。そして変形確定メッセー
ジ507であった場合は、変形処理を終了して、変形結
果を描画機能提供手段104へ受け渡す。
【0029】次に、図6に示すグラフィックデータテー
ブルおよび変形方法データテーブルのもつ構成内容につ
いて説明する。
【0030】図6(a)はグラフィックデータテーブル
601に格納されるデータの種類および変形手段の持つ
変形方法データテーブル606を表した図である。60
2は全てのグラフィックデータに一対一に対応するグラ
フィックデータインデックスであり、603はグラフィ
ックデータの形状を表す形状情報である。該情報とし
て、画面上での絶対座標(Xa,Ya)、ウィンドウシ
ステムにおけるウィンドウ内での相対座標(Xr,Y
r)、線分Lなどのデータが格納される。604は該グ
ラフィックデータを表示手段112に表示する際の属性
を表す描画属性情報である。該情報として、色彩や明
度、濃度を表すRGB値(R,G,B)、線の幅を表す
ピクセル数P、塗りつぶしパターンを表すPaなどのデ
ータが格納される。605は変形属性情報であり、変形
手段が持つ変形方法データテーブル606に格納されて
いる変形方法609の中で、該グラフィックデータに対
する変形方法を指し示す変形方法インデックスIfを格
納する。
【0031】図6(b)はグラフィックデータテーブル
と変形方法データテーブルの具体例であり、グラフィッ
クデータテーブル610は前記表示画面例401(図4
参照)中に示した人物の顔面を表現したグラフィックデ
ータを表している。すなわち、グラフィックデータ61
1は前記グラフィックデータ417で表された顔の輪郭
のデータであり、同様にグラフィックデータ612は前
記グラフィックデータ416で表された髪の毛のデー
タ、グラフィックデータ613は前記グラフィックデー
タ418で表された目のデータ、グラフィックデータ6
14は前記グラフィックデータ419で表された口のデ
ータである。また、変形方法データテーブル631は、
グラフィックデータの変形方法と変形方法名称データ、
前記グラフィックデータテーブル610の持つ変形属性
情報である変形方法インデックス618,622,62
6,630に対応するインデックスを備える。
【0032】次に、図7を用いて前記変形手段302に
よるグラフィックデータの変形処理全体の流れを説明す
る。
【0033】ステップ701において、前記メッセージ
バッファ501(図5参照)を参照し、次ステップ70
2において前記変形実行指定手段から変形開始メッセー
ジが発行されたかを判定する。判定が真の場合は次のス
テップ703において、グラフィックデータの変形処理
を実行し、ステップ704においてループカウントCを
インクリメントして、再びステップ701へ戻る。前記
ステップ702において偽と判断された場合はステップ
705へ進み、停止メッセージが発行されたかを判定、
真の場合はステップ701へ戻り、変形処理を行わずに
メッセージ待ち状態となる。ステップ705において偽
と判定された場合はステップ706へ進み、変形確定メ
ッセージが発行されたかを判定、真の場合はステップ7
07で変形結果を前記描画機能提供手段へ受渡し、処理
を終了する。ステップ706で偽と判定された場合は、
再びステップ701へ戻り、メッセージ待ち状態とな
る。
【0034】また、前記図7のステップ703において
行われるグラフィックデータの変形処理を図8を用いて
以下に説明する。
【0035】まずステップ801において、前記グラフ
ィックデータテーブル601(図6参照)を参照し、変
形対象となるグラフィックデータを選出、ステップ80
2において、該グラフィックデータの変形属性情報60
5の変形方法インデックスIfを取得し、該インデック
スに対応する変形方法を変形方法データテーブル606
から特定する。ステップ803において該特定した変形
方法によりグラフィックデータの変形を行う。そしてス
テップ804において全てのグラフィックデータに対し
て変形が完了したかを判定し、偽の場合はステップ80
1へ戻り、次のグラフィックデータに対して処理を繰り
返す。また真の場合は処理を終了する。
【0036】次に上記変形処理の具体例を、上記図6
(b)に示したグラフィックデータテーブルの具体例を
用い、以下に説明する。
【0037】まず、グラフィックデータテーブル610
に示したグラフィックデータ611に対する変形処理に
ついて以下に説明する。
【0038】グラフィックデータテーブル610中のグ
ラフィックデータ611は、前記図4に示した表示画面
例において人物の顔面として表されたグラフィックデー
タ415の中の、輪郭部分のグラフィックデータ417
を表したものである。該グラフィックデータ611の形
状情報616は座標点列(Xn,Yn)(nは任意の整
数)であり、描画属性情報617はRGB値(R1,G
1,B1)である。
【0039】変形属性情報618は変形方法インデック
スIf11、If12であり、該変形方法インデックスは該
グラフィックデータを変形するための変形方法データテ
ーブル631の変形方法632,633をそれぞれ指し
示す。
【0040】以下に、前記変形方法インデックスIf11
により指し示される変形方法632による、該グラフィ
ックデータ611に対する変形処理を、図9を用いて説
明する。
【0041】まずステップ901において、前記グラフ
ィックデータ611を構成する座標点列Pn(Xn,Y
n)(nは任意の整数)から、点Pi(Xi,Yi)とその
次の点の座標Pi+1(Xi+1,Yi+1)(0<i<n)と
を取得する。そしてその次のステップ902において該
2点間のX成分とY成分それぞれの変化量dx、dy
を、
【0042】
【数1】
【0043】(数1)により求め、次にステップ903
において方向ベクトルvx、vyを、
【0044】
【数2】
【0045】(数2)により求める。そしてステップ9
04において、
【0046】
【数3】
【0047】
【数4】
【0048】(数3)により該点Pi+1(Xi+1,Yi+
1)の移動先の座標値Pi+1’(Xi+1’,Yi+1’)を求
め該点を移動し、ステップ905においてグラフィック
データ611を構成する座標点列の持つ全ての点につい
て処理を行ったかを判定し、真の場合は処理を終了す
る。偽の場合はiをインクリメントし、再びステップ9
01において次の点の座標を取得し、該点の移動処理を
行う。前記(数3)は、点Pi+1の点Piからの相対的な
移動方向と移動量により、新たな座標値Pi+1’を算出
する式である。以上の変更を座標全てについて行うこと
により、グラフィックデータ611を全体的にX・Y方
向に拡大する変形が可能となり、該例によると「太らせ
る」という変形を行なうことができる。
【0049】前記(数3)の中の値tは、上記図7に示
した全体の変形処理のループの回数Cにより得られる値
であり、例えば(数4)などで算出し、該値によって、
ループの回数によって得られる変形結果を変化させるこ
とができる。また、前記変形方法インデックスIf12に
より指し示される変形方法633は、前記(数2)の代
わりに、
【0050】
【数5】
【0051】(数5)によって方向ベクトルvx、vy
を求める他は上記変形方法632による変形処理と全く
同様であり、該変形処理により、「やせさせる」という
逆の変形を行うことが可能である。
【0052】次に、グラフィックデータテーブル610
中のグラフィックデータ612に対する変形処理につい
て以下に説明する。
【0053】グラフィックデータ612は、前記図4に
おいて、髪の毛の部分のグラフィックデータ416を表
したものである。該グラフィックデータ612の形状情
報620は座標点列(Xm,Ym)(mは任意の整数)で
あり、描画属性情報621はピクセル数P(線幅値)で
ある。
【0054】変形属性情報622は変形方法インデック
スIf21、If22であり、該インデックスは変形方法デ
ータテーブル631の中の、変形方法634、635に
割り当てられたインデックスに対応する。
【0055】以下に、前記変形方法インデックスIf21
により指し示される変形方法634による、該グラフィ
ックデータ612に対する変形処理を図10を用いて説
明する。
【0056】まず、ステップ1001において、前記グ
ラフィックデータ610の描画属性情報621であるピ
クセル数Pを取得し、ステップ1002において該Pの
値を、
【0057】
【数6】
【0058】(数6)により新たにP’に変更する。前
記(数6)の中の値tは、前記(数4)で示したものと
同様、上記図7に示した全体の変形処理のループの回数
Cにより得られる値である。したがって、変形処理の回
数によって前記ピクセル数Pの値を増加させ、前記グラ
フィックデータ612の線幅を太くする変形処理が可能
となる。また、前記変形方法インデックスIf22により
指し示される変形方法635は、
【0059】
【数7】
【0060】前記(数6)の代わりに(数7)によっ
て、新たにP’に変更する他は上記変形方法634によ
る変形処理と全く同様であり、該変形処理により、髪の
毛の線幅を「細くする」という逆の変形を行うことが可
能である。
【0061】次に、グラフィックデータテーブル610
中のグラフィックデータ613に対する変形処理につい
て以下に説明する。
【0062】グラフィックデータ613は、前記図4に
示した表示画面例において人物の顔面として表されたグ
ラフィックデータ415の中の、左目の部分のグラフィ
ックデータ418を表したものである。該グラフィック
データ613の形状情報624は中心座標(X,Y)と
半径rであり、描画属性情報625はRGB値(R2,
G2,B2)と塗りつぶしパターンPaである。変形属性
情報626は変形方法インデックスIf31、If32であ
り、該インデックスは変形方法データテーブル631の
中の、変形方法636、637に割り当てられたインデ
ックスに対応する。
【0063】以下に、前記変形方法インデックスIf31
により指し示される変形方法636による、該グラフィ
ックデータ613に対する変形処理を図11を用いて説
明する。
【0064】まずステップ1101において前記グラフ
ィックデータ613の形状情報である半径rを取得し
て、
【0065】
【数8】
【0066】ステップ1102において該rの値を(数
8)により新たにr’に変更し、ステップ1103にお
いて塗りつぶしパターンPaにより半径r’の円の中を
再描画する。
【0067】前記(数8)の中の値tは、前記(数4)
で示したものと同様、前記図7に示した全体の変形処理
のループの回数Cにより得られる値であり、変形処理の
回数によって前記半径rの値を増加させ、前記グラフィ
ックデータ613のサイズを大きくすることができる。
【0068】また、前記変形方法インデックスIf32に
より指し示される変形方法637は、前記(数8)の代
わりに、
【0069】
【数9】
【0070】(数9)によって新たに半径r’に変更す
る他は上記変形方法636による変形処理と全く同様で
あり、該変形処理により、「小さくする」という逆の変
形を行うことが可能である。
【0071】次に、グラフィックデータテーブル610
中のグラフィックデータ614に対する変形処理につい
て以下に説明する。
【0072】グラフィックデータ614は、前記図4に
示した表示画面例において人物の顔面として表されたグ
ラフィックデータ415の中の、口の部分のグラフィッ
クデータ419を表したものである。グラフィックデー
タ614の形状情報628は線分lの両端の座標値(X
1,Y1)、(X2,Y2)であり、描画属性情報629はR
GB値(R3,G3,B3)である。ここでは、説明を簡
単にするために、Y1=Y2とする。変形属性情報630
は変形方法インデックスIf41、If42であり、該イン
デックスは変形方法データテーブル631の中の、変形
方法638、639に割り当てられたインデックスに対
応する。
【0073】以下に、前記変形方法インデックスIf41
により指し示される変形方法638による、該グラフィ
ックデータ614に対する変形処理を図12を用いて説
明する。
【0074】まずステップ1201において、グラフィ
ックデータテーブルから線分lの両端の座標(X1,Y
1)、(X2,Y2)を取得し、ステップ1202において
該線分の垂直二等分線上の点Pの座標(Xp,Yp)を、
【0075】
【数10】
【0076】(数10)によって算出、ステップ120
3において該点Pを中心とし、前記線分lの両端の座標
(X1,Y1)、(X2,Y2)間を結ぶ円弧を算出する。
【0077】ここで、(数10)の中のX0,Y0は、前
記2点(X1,Y1)、(X2,Y2)間を結ぶ線分の中点を
表したものであり、
【0078】
【数11】
【0079】(数11)によって求めることができる。
前記(数10)の中の値tは、前記(数4)で示したも
のと同様、前記図7に示した全体の変形処理のループの
回数Cにより得られる値であり、変形処理の回数によっ
て前記円弧の半径の値を増加させ、前記グラフィックデ
ータ614の円弧のカーブを変えることで「笑わせる」
という変形ができる。また、前記変形方法インデックス
If42により指し示される変形方法639は、前記(数
10)の代わりに、
【0080】
【数12】
【0081】(数12)によって上記点Pの座標を算出
する他は、上記変形方法638による変形処理と全く同
様であり、該変形処理により、「怒らせる」という逆の
変形を行うことが可能である。
【0082】以上説明した形状情報および描画属性情報
に対する変形処理による表示画面例を図13に示す。
【0083】また、グラフィックデータの変形手順は、
以下のとおりである。図4において、まず、ユーザは前
記メニューバー401よりグラフィックコマンド403
を選択し、グラフィックデータ415をシステムから読
みだす。そして変形開始ボタン406を入力手段である
マウスや指、ペンなどにより指示すると、該グラフィッ
クデータに対して変形処理が開始される。ユーザは連続
的に表示される変形結果を停止ボタン407および変形
開始ボタン406を指示しながら確認し、所望のタイミ
ングで停止ボタン407を指示し、変形確定ボタン40
8を指示することで該変形結果を確定、変形処理を終了
する。
【0084】以下に、本発明の第2の実施例を図14〜
図22を用いて説明する。
【0085】本発明の第2の実施例における情報処理装
置の構成を示すシステムブロック図、本発明の第2の実
施例の情報処理装置の機能構成を示すシステム構成図
は、第1の実施例と同様である。
【0086】本発明の第2の実施例における画面構成の
具体例を、図14を用いて以下に説明する。1401
は、描画支援手段105(図2参照)を含む描画アプリ
ケーションの表示画面である。1402はコマンドを選
択実行可能なメニューバーであり、ファイルを対象とし
たリード/ライト制御を行うファイル制御コマンド14
03、グラフィックデータをリード/ライトするための
グラフィックコマンド1404、変形方法を選択するた
めの変形方法選択コマンド1405とで構成される。ま
た1406はユーザが文字・図形の描画などを行う描画
領域、1407は入力座標位置を示すカーソル、140
8はグラフィックデータの変形開始を指示するためのボ
タン、1409はグラフィックデータの変形を停止する
ためのボタン、1410は変形結果を確定し、変形を終
了するためのボタンである。1411〜1416は特定
の機能を選択実行するアイコンメニューである。141
1は直線描画コマンド、1412は曲線描画コマンド、
1413は長方形描画コマンド、1414は三角形描画
コマンド、1415,1416はそれぞれアイコンに示
された塗りつぶしコマンドを実行するアイコンである。
また、1417は文字・図形の描画を行う描画モード
と、変形を行う対象とするグラフィックデータを指定す
る変形対象指定モードとを切り替えるモード切替アイコ
ンである。また、1418は前記グラフィックコマンド
1404により読みだされた、リンゴを表現したグラフ
ィックデータの具体例であり、1419,1420はそ
れぞれリンゴのへたを表すグラフィックデータ、輪郭を
表すグラフィックデータである。
【0087】以上説明した表示画面の例は、構成や配置
は該表示画面例に限定するものではなく、描画機能を実
行可能な表示画面として表したものである。
【0088】以下に、本発明の第2の実施例の情報処理
装置のグラフィックデータ変形処理における概略動作を
図5と図6(a)、図15、図16を用いて説明する。
【0089】図15において、入力制御手段108によ
るユーザからの入力指示があった場合、変形実行指示手
段1503は該入力指示を解釈し、変形開始指示であっ
た場合は、図5に示すメッセージバッファ501を介し
て、続く変形手段1504へ変形開始メッセージ505
を発行する。前記ユーザからの入力指示が、停止指示、
変形確定指示のどちらかであった場合はそれぞれ停止メ
ッセージ506、変形確定メッセージ507を発行す
る。また、前記指示のいずれでもない場合は通知処理は
行わず、処理を終了する。該メッセージの受信先である
変形手段1504は、前記メッセージバッファ501の
メッセージ格納部504を参照し、変形開始メッセージ
505であった場合は変形処理を開始する。また停止メ
ッセージ506であった場合は、次のメッセージが通知
されるまで変形処理を一時停止する。そして変形確定メ
ッセージ507であった場合は、変形処理を終了して、
変形結果を描画機能提供手段104へ受け渡す。
【0090】また、入力制御手段108によるユーザか
らの入力指示があった場合、変形方法指定手段1501
は該入力指示を解釈し、変形方法の指定であった場合は
指定された変形方法のインデックスを図16に示すメッ
セージバッファ1601を介して、続く変形手段150
4へ受け渡すことにより、ユーザにより指定された変形
方法を通知する。また、入力制御手段108によるユー
ザからの入力指示があった場合、変形対象指定手段15
02は該入力指示を解釈し、変形を行うグラフィックデ
ータ1502の指定であった場合は指定されたグラフィ
ックデータのグラフィックデータインデックス602
を、図6(a)に示すグラフィックデータテーブル60
1を参照して取得し、メッセージバッファ1602を介
して、続く変形手段1504へ前記指定されたグラフィ
ックデータを通知する。
【0091】次に図17に示すグラフィックデータテー
ブルと図18に示す変形手段が持つ変形方法データテー
ブルについて説明する。該グラフィックデータテーブル
1701は、前記図14に示した、リンゴを表現したグ
ラフィックデータ1418のグラフィックデータを表し
たものである。具体的には、前記リンゴのへたの部分の
グラフィックデータ1419は、図17のグラフィック
データ1702にあたり、該データは形状情報である座
標点列1704、描画属性情報であるピクセル数170
5、変形属性情報である変形方法インデックス1706
により構成される。同様に、前記リンゴの輪郭部分のグ
ラフィックデータ1420は、図17のグラフィックデ
ータ1703にあたり、該データは座標点列1707、
RGB値1708、変形方法インデックス1709によ
り構成される。前記変形方法インデックス1706、1
709は、図18に示す変形手段が持つ変形方法データ
テーブル1801に格納された、個々の変形方法に対応
し、前者は変形方法1802、1803を、後者は変形
方法1804、1805をそれぞれ指し示している。
【0092】次に、図19を用いて前記変形手段150
4(図15参照)によるグラフィックデータの変形処理
全体の流れを説明する。
【0093】まずステップ1901において前記メッセ
ージバッファを参照し、次のステップ1902において
ユーザによって変形方法が指定されたかを判定する。真
の場合はステップ1903において該指定された変形方
法の変形方法インデックスを記録し、ステップ1901
へ戻り、入力待ち状態となる。また判定が偽の場合はス
テップ1904ヘ進み、変形対象となるグラフィックデ
ータが指定されたかを判定、真の場合はステップ190
5において指定されたグラフィックデータのグラフィッ
クデータインデックスを記録し、ステップ1901へ戻
り、入力待ち状態となる。また判定が偽の場合はステッ
プ1906ヘ進み、変形開始メッセージが発行されたか
を判定し、真の場合はステップ1907において次のス
テップ1908において使用する変形方法および変形対
象を特定し、ステップ1908においてグラフィックデ
ータ変形処理を実行、ループカウントCをインクリメン
ト(ステップ1909)、ステップ1901へ戻り入力
待ち状態となる。ステップ1906で偽の場合は、ステ
ップ1910において停止メッセージが発行されたかを
判定し、真の場合は何も処理を行わずにステップ190
1へ戻り入力待ち状態となる。ステップ1910におい
て判定が偽の場合は、ステップ1911において変形確
定メッセージが発行されたかを判定し、真の場合は変形
結果を前記描画機能提供手段へ受渡し(ステップ191
2)、処理を終了する。ステップ1911において偽と
判定された場合は、再びステップ1901へ戻り、入力
待ち状態となる。
【0094】次に、前記図19のステップ1907にお
いて行われる変形方法/変形対象特定処理を、図20を
用いて説明する。
【0095】まずステップ2001において、図19の
ステップ1903で変形方法の記録があり、変形方法が
指定されているかを判定し、真の場合はステップ200
2において指定された変形方法に対応する変形方法イン
デックスを変形属性情報605(図6参照)として持つ
グラフィックデータをグラフィックデータテーブル60
1を参照して特定、続くステップ2006で変形処理へ
該グラフィックデータのインデックス602と変形方法
インデックスとを渡し、終了する。また、ステップ20
01で判定が偽の場合は、ステップ2003において、
図19のステップ1905で変形対象であるグラフィッ
クデータの記録があり、変形対象が指定されているかを
判定し、真の場合はステップ2004において指定グラ
フィックデータに対応する変形方法をグラフィックデー
タテーブル601(図6参照)の変形属性情報604を
参照して特定、前記ステップ2006へ進み終了する。
また、ステップ2003で判定が偽の場合はステップ2
005においてグラフィックデータテーブル601より
変形を行うグラフィックデータと、該データに対応する
変形方法を特定し、ステップ2006へ進み、処理を終
了する。
【0096】次に、前記図19のステップ1908で行
われるグラフィックデータ変形処理を、図14でリンゴ
を表現したグラフィックデータ1418の、輪郭部分の
グラフィックデータ1420を赤色に変形する処理(図
18の変形方法1804)を例として、図17と図21
を用いて説明する。
【0097】まずステップ2101においてグラフィッ
クデータテーブル1701(図17参照)を参照し、グ
ラフィックデータ1703の描画属性情報1708であ
るRGB値を取得、該値の中の赤色成分Rの値をステッ
プ2102において、
【0098】
【数13】
【0099】(数13)によりR’に変更、処理を終了
する。前記(数13)の中の値tは、前記図19に示し
た全体の変形処理のループの回数Cにより(数4)から
得られる値であり、変形処理の回数によって前記リンゴ
の輪郭の色を段階的に赤色に変更することが出来る。ま
た、該グラフィックデータの変形属性情報1709であ
る変形方法インデックスIfi+1により指し示される変
形方法1805は、上記RGB値の中の青色成分Bの値
を前記(数13)の代わりに、
【0100】
【数14】
【0101】(数14)によって算出する他は、上記変
形方法1804による変形処理と全く同様であり、該変
形処理により、「青くする」という逆の変形を行うこと
が可能である。
【0102】また、グラフィックデータの変形手順を、
図14と図22を用いて以下に説明する。
【0103】まずユーザは前記メニューバー1402
(図14参照)から入力手段であるマウスや指、ペンな
どによりグラフィックコマンド1404を選択し、グラ
フィックデータ1418をシステムから読みだす。そし
て変形方法選択コマンド1405を指示することで、図
22(a)の変形方法提示画面に示すように、該グラフ
ィックデータ1418に対して行うことの出来る変形方
法がプルダウンメニュー2201に表示され、該メニュ
ーを用いてユーザは行いたい変形を選択する。さらに、
図22(b)の変形対象指示画面に示すように、モード
切替アイコン1417を選択し変形対象指定モードに切
り替えることで、変形を行いたいグラフィックデータを
指示する。そして変形開始ボタン1408を指示する
と、指示されたグラフィックデータに対して変形処理が
開始される。ユーザは連続的に表示される変形結果を停
止ボタン1409および変形開始ボタン1410を指示
しながら確認し、所望のタイミングで停止ボタン140
9を指示し、変形確定ボタン1410を指示することで
該変形結果を確定、変形処理を終了する。
【0104】前記二つの実施例において、グラフィック
データは前記グラフィックコマンドにより該実施例の情
報処理装置から読み出したが、ユーザが前記入力手段1
11(図1参照)のマウスやペン、指などにより作成出
来るようにしてもよい。
【0105】また、前記二つの実施例において、一つの
グラフィックデータに対して二つの変形方法が前記変形
方法インデックスにより対応していたが、複数のグラフ
ィックデータに対して一つの変形方法を対応させてもよ
い。その場合は、前記複数のグラフィックデータに同じ
変形方法インデックスをもたせることで実現できる。
【0106】前記第1の実施例によれば、グラフィック
データの変形方法は該データ自身が持つ変形属性情報に
より決定され、その変形処理は連続して自動的に行われ
るため、ユーザは変形開始指示および停止指示、変形確
定指示を行うだけで全てのグラフィックデータの変形を
行うことができ、高度な技術を必要とすることなく、変
形処理を行ったグラフィックデータを容易に得ることが
可能となる。また第1の実施例によれば、変形の実行を
連続かつ自動的に実現可能であるため、作業効率が向上
する。さらに、ループカウントに基づく値を加味して変
形を行なうことによって、変形を繰り返す度ごとに異な
る変形結果を得ることができ、より多くの変形結果を得
ることができる。また第2の実施例によれば、変形方法
と変形対象を指定することが可能であるため、ユーザは
所望の変形を所望のグラフィックデータに対して行うこ
とができる。
【0107】
【発明の効果】以上本発明によれば、グラフィックデー
タ個々に変形属性情報を持たせ、該情報を用いて個々の
グラフィックデータで異なる変形方法により変形を行う
ことが可能となるため、グラフィックデータに対して自
由度の高い変形処理を行うことが可能となる。そしてユ
ーザはより多くの変形結果を得ることが可能となる。さ
らに変形方法および変形対象を指定可能としたことで、
より自由度の高い変形処理を行うことが可能となる。ま
た本発明によれば、変形開始指示、停止指示、変形確定
指示により、自動的かつ連続的に変形が行われるため、
ユーザは高度な技術を必要とすることなく、容易に多く
の変形を施したグラフィックデータを得ることができ
る。さらに本発明によれば、元となるグラフィックデー
タはユーザが作成したものの他にも、システムが用意し
たグラフィックデータ集からユーザが選択したものでも
同じ処理が可能であり、情報処理装置を使い慣れておら
ず、描画アプリケーションに不慣れな初心者なども容易
に所望のグラフィックデータを得ることが可能となり、
使い勝手がよいシステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、情報処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における、情報処理装置の機
能構成を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の一実施例における、情報処理装置の描
画支援手段の構成図である。
【図4】本発明の一実施例における、情報処理装置の画
面構成の具体例の説明図である。
【図5】本発明の一実施例における、情報処理装置のメ
ッセージバッファの説明図である。
【図6】本発明の一実施例における、情報処理装置のグ
ラフィックデータテーブルと変形方法データテーブルの
説明図である。
【図7】本発明の一実施例における、情報処理装置のグ
ラフィックデータの変形処理全体の流れを示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の一実施例における、情報処理装置のグ
ラフィックデータの変形処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図9】本発明の一実施例における、輪郭を表したグラ
フィックデータの変形処理の流れを示すフローチャート
である。
【図10】本発明の一実施例における、髪の毛を表した
グラフィックデータの変形処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の一実施例における、左目を表したグ
ラフィックデータの変形処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図12】本発明の一実施例における、口を表したグラ
フィックデータの変形処理の流れを示すフローチャート
である。
【図13】本発明の一実施例における、変形処理を施し
たグラフィックデータの表示例の説明図である。
【図14】本発明の一実施例における、情報処理装置の
画面構成の具体例の説明図である。
【図15】本発明の一実施例における、情報処理装置の
描画支援手段の構成図である。
【図16】本発明の一実施例における、情報処理装置の
メッセージバッファの説明図である。
【図17】本発明の一実施例における、情報処理装置の
グラフィックデータテーブルの説明図である。
【図18】本発明の一実施例における、情報処理装置の
変形方法データテーブルの説明図である。
【図19】本発明の一実施例における、情報処理装置の
グラフィックデータの変形処理全体の流れを示すフロー
チャートである。
【図20】本発明の一実施例における、情報処理装置の
変形処理の変形方法および変形対象特定処理の流れを示
すフローチャートである。
【図21】本発明の一実施例における、リンゴの輪郭を
表したグラフィックデータの変形処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図22】本発明の一実施例における、変形処理を施し
たグラフィックデータの表示例の説明図である。
【符号の説明】
101…情報処理装置、102…CPU、103…メモ
リ、104…描画機能提供手段、105…描画支援手
段、106…VRAM、107…表示制御手段、108
…入力制御手段、109…記憶制御手段、110…記憶
手段、111…入力手段、112…表示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 知子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 松原 ゆかり 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 黒田 昌芳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 山内 司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 松田 泰昌 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示対象の形状を定める形状情報と、前記
    表示対象を描画する際の描画属性情報とからなるグラフ
    ィックデータの作成および編集が可能な描画手段と、該
    描画手段による描画を支援する描画支援手段とを備え、 該描画支援手段は、 前記グラフィックデータに、前記表示対象を変形する際
    の変形属性情報を付与する手段と、 前記変形属性情報を用いて、前記グラフィックデータに
    対して、変形を行なうことを指示する変形指示手段と、 該変形指示手段による開始指示を受けた後停止指示を受
    けるまで、前記グラフィックデータに対して変形を継続
    的に行なう変形手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記描画支援手段は、 前記変形対象となるグラフィックデータを外部から指定
    することができる変形対象指定手段を有することを特徴
    とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記変形手段は、前記
    変形対象指定手段により変形対象となるグラフィックデ
    ータが指定された場合は、該グラフィックデータの有す
    る変形属性情報を用いて該グラフィックデータを変形
    し、指定されなかった場合は、全てのグラフィックデー
    タを変形することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記描画
    支援手段は、 複数の変形属性情報を有する前記グラフィックデータに
    対し、該グラフィックデータの有する変形属性情報の内
    の1つを、変形方法として外部から指定する変形方法指
    定手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記変形手段は、前記
    変形方法指定手段により変形方法が指定された場合は該
    変形方法により前記グラフィックデータを変形し、指定
    されなかった場合は前記グラフィックデータの持つ変形
    属性情報を用いて前記グラフィックデータを変形するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、前記変
    形指示手段は前記変形手段によるグラフィックデータの
    変形状態を確定する変形確定を外部から指示することが
    できることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかにおいて、前記変
    形手段は、前記グラフィックデータの形状情報と描画属
    性情報の少なくとも一方を変更することを特徴とする情
    報処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245478A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Riverhillsoft:Kk 似顔絵作成プログラム
US7199901B2 (en) 1997-05-30 2007-04-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image modification apparatus and method

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US7199901B2 (en) 1997-05-30 2007-04-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image modification apparatus and method
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