JPH07294628A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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Publication number
JPH07294628A
JPH07294628A JP6084900A JP8490094A JPH07294628A JP H07294628 A JPH07294628 A JP H07294628A JP 6084900 A JP6084900 A JP 6084900A JP 8490094 A JP8490094 A JP 8490094A JP H07294628 A JPH07294628 A JP H07294628A
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JP
Japan
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circuit
noise
output
constant
threshold level
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Application number
JP6084900A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Watanabe
祥史 渡邉
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標検出を行う信号処理装置において、クラ
ッタ等の影響による変動幅の大きいノイズの誤検出を防
ぐことを目的としている。 【構成】 目標検出を行う信号処理装置において、ノイ
ズの標準偏差値を計算し、その出力値によってスレッシ
ョルドレベルを変化させる装置を付加している。 【効果】 クラッタ等の影響による変動幅の大きなノイ
ズに対し、標準偏差を考慮しスレッショルドレベルを決
定することで、状況に柔和に対処しノイズを目標として
誤検出する現象を防ぐことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダ装置等におい
て、熱雑音、及び地上、海面からの反射信号等の不要な
信号を検出する確率、即ち誤警報確率を常に一定に保つ
信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の信号処理装置の構成図の
一例である。図7は、アナログ受信信号をディジタル受
信信号に変換するA/D変換器1、A/D変換器1によ
り変換された信号をFFT(Fast Fourier
Transform)演算するFFT処理回路2、F
FT処理回路2によって周波数分析された信号に対し、
目標検出の為のスレッショルドレベルを決定するCFA
R(ConstantFalse Alarm Rat
e)処理回路3である。またCFAR処理回路3は、周
波数軸上に分解された受信信号を遅延、記憶するシフト
レジスタ回路4、ノイズの平均値(以下ノイズレベルN
L)を求めるノイズレベル演算回路5、定数K(以下固
定CFAR定数K)を発生する固定CFAR定数発生回
路10、目標検出のための信号検出しきい値(以下スレ
ッショルドレベルTH1 )を求める固定スレッショルド
レベル演算回路11及び、スレッショルドレベルTH1
とシフトレジスタ回路4の出力を大小比較し、シフトレ
ジスタ回路4の出力が大きければ、例えば“1”を出力
し目標有りとする。また、小さければ“0”を出力し目
標無しとする比較器9から構成されている。
【0003】図8は図7に示す、CFAR処理回路3の
動作を示す図である。18はFFT処理回路2の出力信
号の振幅を示し、19はFFT処理回路2の周波数セル
を示す。また20はFFT処理回路2の内の信号の存在
するセル(以下ピークセル)を示し、21はこのピーク
セル20を除くFFT処理回路2の出力、いわゆるリフ
ァレンスセルを示している。22は、リファレンスセル
21の振幅の総和を計算する加算器であり、23は加算
器22の出力を加算したセル数で除算する除算器を示し
ている。この加算器22及び、除算器23でノイズレベ
ルNLを計算するノイズレベル演算回路5を構成してい
る。10は定数Kを発生する固定CFAR定数発生回路
であり、11は固定スレッショルドレベル決定回路で、
ノイズレベル演算回路5によって計算されたノイズレベ
ルNLと、固定CFAR定数発生回路10で発生したC
FAR定数Kから、目標検出の為のスレッショルドレベ
ルTH1 を決定する。決定式を“数1”に示す。9はピ
ークセル20の信号振幅SとスレッショルドレベルTH
1 を大小比較し、シフトレジスタ回路4の出力が大きけ
れば“1”を出力し目標有りとする。また、小さければ
“0”を出力し目標無しとする、目標の有無を判定する
比較器である。このように、従来の信号処理装置では、
ある一定の誤警報確率の下で目標を検出するため、スレ
ッショルドレベルTH1 を決定する際、固定の定数Kを
用いていた。
【0004】
【数1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来の誤
警報確率を一定にする信号処理装置は、ノイズレベルN
Lと固定のCFAR定数Kを用いて入力信号との振幅を
比較し、目標を検出しているため、例えばレーダの場
合、振幅の平均値は低いが変動幅、いわゆるノイズ標準
偏差が大きいクラッタ等が入力された時、ノイズを目標
として誤検出するという欠点がある。
【0006】図9はこの動作を示した図で、24は振幅
変動幅の大きいノイズ信号であり、26、27はその時
のCFAR処理回路3にて求められたノイズレベルNL
及び、“数1”を用い計算されたスレッショルドレベル
TH1 を示し、25は目標信号振幅Sを示している。図
9において、ノイズレベル26は低いが、ノイズの変動
幅が大きいため、ノイズがスレッショルドレベル27を
越え、誤って目標として検出されている。
【0007】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、クラッタ等の振幅変動幅が大きい
ノイズに対しても誤警報を一定に保つことを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる信号処
理装置は、ノイズの標準偏差を計算し、その値によりス
レッショルドレベルを決定させるようにした。
【0009】
【作用】この発明では、標準偏差を用いてスレッショル
ドレベルを変化させることによって、クラッタ等による
振幅変動幅の大きいノイズが入力されても、ノイズによ
る誤警報を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】
実施例1 以下この発明の実施例1について説明する。図1は、こ
の発明による実施例1の構成図で、アナログ受信信号を
ディジタル受信信号に変換するA/D変換器1、A/D
変換器1により変換された信号をFFT(Fast F
ourierTransform)演算するFFT処理
回路2、FFT処理回路2によって周波数分析された信
号に対し、目標検出の為のスレッショルドレベルを決定
するCFAR(Constant False Ala
rm Rate)処理回路3である。またCFAR処理
回路3は、周波数軸上に分解された受信信号を遅延、記
憶するシフトレジスタ回路4、上記シフトレジスタ回路
4の出力からノイズの平均値(以下ノイズレベルNL)
を求めるノイズレベル演算回路5、上記シフトレジスタ
回路4及び、ノイズレベル演算回路5の出力からノイズ
の標準偏差(以下ノイズ標準偏差σ)を求めるノイズ標
準偏差演算回路6、定数α(以下偏差定数α)を発生す
る偏差定数発生回路7、ノイズレベル演算回路5とノイ
ズ標準偏差演算回路6と偏差定数発生回路7の各々の出
力値を掛合わせ目標検出のためのしきい値(以下スレッ
ショルドレベルTH2 )を計算する可変スレッショルド
レベル演算回路8及び、スレッショルドレベルTH2
シフトレジスタ回路4の出力を大小比較し、シフトレジ
スタ回路4の出力が大きければ、例えば“1”を出力し
目標有りとする。また、小さければ“0”を出力し目標
無しとする比較器9から構成されている。
【0011】次に、実施例1の動作について説明する。
A/D変換器1によりディジタル変換された受信信号は
FFT処理回路2で各周波数成分に分解される。分解さ
れた受信信号はCFAR処理回路3に入力される。CF
AR処理回路3に入力された受信信号は遅延、記憶され
るシフトレジスタ回路4へ送出され、ここで、ピークセ
ル20及びリファレンスセル21が検出され、リファレ
ンスセル21の出力がノイズレベル演算回路5とノイズ
標準偏差演算回路6へ、ピークセル20の信号振幅Sが
比較器9に入力される。
【0012】ノイズレベル演算回路5に入力されたシフ
トレジスタ回路4のリファレンスセル21の出力は、こ
こで相加平均つまり、ノイズレベルNLが計算される。
このノイズレベル演算回路5からの出力であるノイズレ
ベルNLは、可変スレッショルドレベル演算回路8とノ
イズ標準偏差演算回路6に入力される。
【0013】また、ノイズ標準偏差演算回路6に入力さ
れたシフトレジスタ回路4のリファレンスセル21の出
力と、上記ノイズレベル演算回路5のノイズレベルNL
の各々の出力値からノイズの標準偏差σが“数2”を用
いて計算される。このノイズ標準偏差演算回路6で計算
されたノイズ標準偏差σは、可変スレッショルドレベル
演算回路8に入力される。
【0014】
【数2】
【0015】次に、偏差定数発生回路7で偏差定数αが
発生され可変スレッショルドレベル演算回路8に入力さ
れる。可変スレッショルドレベル演算回路8では、上記
ノイズレベルNL、ノイズ標準偏差σ、及び偏差定数α
から“数3”を用いスレッショルドレベルTH2 が計算
される。可変スレッショルドレベル演算回路8の出力信
号は比較器9に入力されここで、同じく比較器9に入力
されるシフトレジスタ回路4の出力値信号振幅Sと大小
比較される。比較器9は、信号振幅Sが可変スレッショ
ルドレベル演算回路8の出力信号より大きければ、例え
ば“1”を出力し目標有りとする。また、小さければ
“0”を出力し目標無しとする。
【0016】
【数3】
【0017】上記可変スレッショルドTH2 を用い目標
の検出処理を行なうことによって、クラッタ等によりノ
イズを目標として誤検出することを回避できる。図2は
この動作を説明する図である。
【0018】図2において、24は振幅変動幅の大きい
ノイズ信号、25は目標信号、26はノイズレベル演算
回路5より出力したノイズレベルNLを示している。2
8はノイズ標準偏差演算回路6で計算した標準偏差σを
示し、29は振幅変動幅の大きいノイズ信号24に対す
る、可変スレッショルドレベル演算回路8で、“数3”
を用い計算したスレッショルドレベルTH2 の値であ
る。目標信号25は、“数3”のα×σ×NLで求めた
スレッショルドレベル29を越え目標として検出でき、
一方ノイズはスレッショルドレベル29を越えることは
無く目標として誤検出していないことを示している。
【0019】実施例2 以下この発明の実施例2について説明する。図3は、こ
の発明による実施例2の構成図で、アナログ受信信号を
ディジタル受信信号に変換するA/D変換器1、A/D
変換器1により変換された信号をFFT(Fast F
ourierTransform)演算するFFT処理
回路2、FFT処理回路2によって周波数分析された信
号に対し、目標検出の為のスレッショルドレベルを決定
するCFAR処理回路3である。またCFAR処理回路
3は、周波数軸上に分解された受信信号を遅延、記憶す
るシフトレジスタ回路4、上記シフトレジスタ回路4の
出力からノイズの平均値(以下ノイズレベルNL)を求
めるノイズレベル演算回路5、上記シフトレジスタ回路
4及び、ノイズレベル演算回路5の出力からノイズの標
準偏差(以下ノイズ標準偏差σ)を求めるノイズ標準偏
差演算回路6、定数α(以下偏差定数α)を発生する偏
差定数発生回路7、ノイズレベル演算回路5とノイズ標
準偏差演算回路6と偏差定数発生回路7の各々の出力値
を掛合わせ目標検出のためのしきい値(以下スレッショ
ルドレベルTH2 )を計算する可変スレッショルドレベ
ル演算回路8であり実施例1と同様の構成である。
【0020】更に、定数K(以下固定CFAR定数K)
を出力する固定CFAR定数発生回路10と、上記固定
CFAR定数発生回路10の出力である固定CFAR定
数Kとノイズレベル演算回路5の出力であるノイズレベ
ルNLを各々掛合わせ目標検出のスレッショルドレベル
TH1 を計算する固定スレッショルド演算回路11と、
上記ノイズレベル演算回路5の出力であるノイズレベル
NLとノイズ標準偏差演算回路6の出力であるノイズ標
準偏差σからノイズの変動系数(以下ノイズ変動系数
η)を計算するノイズ変動系数演算回路12及び、定数
η0 (以下変動定数η0 )を発生する変動定数発生回路
13と、ノイズ変動系数演算回路12の出力であるノイ
ズ変動系数ηと、変動定数発生回路13の出力であるη
0 の大小比較を行い、上記定数値η0 が上記ノイズ変動
系数ηより大きければ、例えば“1”を出力し、小さけ
れば、例えば“0”を出力する判定器14と、この判定
器14の出力から固定スレッショルドレベル演算回路1
1の出力と可変スレッショルドレベル演算回路8の出力
の何れか一つを選択するスイッチ回路15と、このスイ
ッチ回路15の出力と上記シフトレジスタ回路4の出力
との大小を比較する比較器9から構成されている。
【0021】次に、実施例2の動作について説明する。
実施例2では、図3に示すように、ノイズ変動系数演算
回路12でノイズの変動系数ηを“数4”を用いて計算
して、判定器14へ送出する。判定器14は、このノイ
ズの変動系数ηと変動定数発生回路13からの出力であ
る変動定数η0 (η0 =1)との大小比較を行ない、例
えばη≦η0 の時スイッチ信号SWとして、例えば
“1”を、η>η0 の時SWとして“0”スイッチ回路
15へ送出する。スイッチ回路15は上記判定器14の
出力であるスイッチ信号SWが“1”の時、従来の方法
“数1”を用いた固定スレッショルドレベル演算回路1
1からの出力であるスレッショルドTH1 を選択し比較
器9へ出力する。判定器14の出力であるスイッチ信号
SWが“0”の時は、実施例1と同様、ノイズ標準偏差
演算回路6、偏差定数発生回路7及び、ノイズレベル演
算回路5の出力を“数3”を用いて可変スレッショルド
レベル演算回路8で計算されるスレッショルド値TH2
を選択し、比較器9へ出力する。比較器9では、信号振
幅Sがスイッチ回路15により選択されたスレッショル
ドレベルの出力信号より大きければ、例えば“1”を出
力し目標有りとする。また、小さければ“0”を出力し
目標無しとする。
【0022】
【数4】
【0023】図4は、スイッチ回路15でスイッチ信号
SWが1の時の例を示しており、30は変動系数ηが1
以下の時の受信信号であり、31は目標信号、32はノ
イズレベル演算回路5で出力したノイズレベルNLを示
している。33は固定スレッショルドレベル演算回路1
1で“数1”を用い計算したスレッショルドレベルTH
2 である。変動系数ηが小さいため目標信号31のみが
スレッショルドレベル33を越え検出できていることを
示している。また、スイッチ信号SWが0の時は、図2
に示した実施例1と同じ動作である。
【0024】実施例3 以下この発明の実施例3について説明する。図5は、こ
の発明による実施例3の構成図で、アナログ受信信号を
ディジタル受信信号に変換するA/D変換器1、A/D
変換器1により変換された信号をFFT(Fast F
ourierTransform)演算するFFT処理
回路2、FFT処理回路2によって周波数分析された信
号に対し、目標検出の為のスレッショルドレベルを決定
するCFAR処理回路3である。またCFAR処理回路
3は、周波数軸上に分解された受信信号を遅延、記憶す
るシフトレジスタ回路4、上記シフトレジスタ回路4の
出力からノイズの平均値(以下ノイズレベルNL)を求
めるノイズレベル演算回路5、上記シフトレジスタ回路
4及び、ノイズレベル演算回路5の出力からノイズの標
準偏差(以下ノイズ標準偏差σ)を求めるノイズ標準偏
差演算回路6であり実施例1と同様の構成である。
【0025】更に、ノイズレベル演算回路5の出力であ
るノイズレベルNLとノイズ標準偏差演算回路6の出力
であるノイズ標準偏差σからノイズの変動系数(以下ノ
イズ変動系数η)を計算するノイズ変動系数演算回路1
2と、上記のノイズ変動系数演算回路12の出力である
ノイズ変動系数ηの大きさに応じて、予め設定し保持し
ておいたCFAR定数テーブル16のテーブルから1つ
選択し出力するCFAR定数切換回路17を備え、この
CFAR定数切換回路17の出力であるKi とノイズレ
ベル演算回路5の出力であるノイズレベルNLを掛合わ
せ目標検出のためのしきい値(以下スレッショルドレベ
ルTHi )を計算する固定スレッショルドレベル演算回
路11と、この固定スレッショルドレベル演算回路11
の出力とシフトレジスタ回路4の出力との大小を比較す
る比較器9から構成されている。
【0026】次に、実施例3の動作について説明する。
実施例3では、図5に示すように、ノイズ変動系数演算
回路12でノイズの変動系数ηを“数4”を用いて計算
して、CFAR定数切換回路17へ送出する。CFAR
定数切換回路17では、上記変動系数ηの値により予め
設定し保持しておいたCFAR定数テーブル16(K1
〜Kn )からCFAR定数Ki (1≦i≦n)を選択し
て固定スレッショルドレベル演算回路11へ出力する。
尚、変動系数ηとCFAR定数Ki (1≦i≦n)は比
例関係で変動系数ηが大きければ、大きなCFAR定数
が選定される。CFAR定数切換回路17の出力である
i とノイズレベル演算回路5の出力であるノイズレベ
ルNLから従来の方法“数1”を用いてスレッショルド
レベル演算回路11でスレッショルドTHi を計算し、
比較器9へ出力する。比較器9では、信号振幅Sがスレ
ッショルドレベル演算回路11からの出力であるスレッ
ショルドレベルTHi の出力信号より大きければ、例え
ば“1”を出力し目標有りとする。また、小さければ
“0”を出力し目標無しとする。
【0027】図6は、ノイズの変動系数ηの大きさによ
ってCFAR定数を切り替えた時の例を示し、34は受
信信号、35は目標信号、36はノイズレベル演算回路
5より出力したノイズレベルNLを示している。37は
従来方式の固定CFAR定数Kを用い“数1”で計算し
たスレッショルドレベルTH1 であり、38は変動系数
ηの大きさから、CFAR定数切換回路17で選ばれた
i を用い“数1”で計算したスレッショルドレベルT
i を示している。図6より、従来のスレッショルドレ
ベル37では誤検出していたノイズを、変動系数ηで選
択したスレッショルド38を用いることによって、ノイ
ズを誤検出していないことを示している。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上説明した通りノイズの
標準偏差または変動系数に応じて、CFAR定数を変化
させることにより、クラッタ等によるノイズの誤検出を
防ぐことができる。
【0029】即ち、実施例1によればクラッタ等による
振幅変動幅の大きいノイズ信号に対し、変動幅つまり標
準偏差を求め、その標準偏差を基準にスレッショルドレ
ベルを設定することでノイズの誤検出を防ぐことが可能
になる。
【0030】また、実施例2によれば変動幅を計る変動
系数を求め、その変動系数が大きい時は、実施例1と同
様の方法でスレッショルドレベルを設定し、変動系数が
小さい時は、従来のスレッショルドレベルを設定する選
択方式によって、ノイズの誤検出を防ぐことが可能にな
る。
【0031】また、実施例3によれば変動幅を計る変動
系数を求め、その変動系数の大きさによって、予め設定
しておいたCFAR定数テーブルの中から値を選択しス
レッショルドレベルを設定することで、ノイズの誤検出
を防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施例1に示す信号処理装置の
目標検出部の全体構成図である。
【図2】実施例1における処理例を示す図である。
【図3】この発明による実施例2に示す信号処理装置の
目標検出部の全体構成図である。
【図4】実施例2における処理例を示す図である。
【図5】この発明による実施例3に示す信号処理装置の
目標検出部の全体構成図である。
【図6】実施例3における処理例を示す図である。
【図7】従来の信号処理装置における目標検出部の全体
構成図である。
【図8】CFAR処理の説明図である。
【図9】ノイズの変動幅が大きい受信信号に対し、CF
AR処理した例である。
【符号の説明】
1 A/D変換機 2 FFT処理回路 3 CFAR処理回路 4 シフトレジスタ回路 5 ノイズレベル演算回路 6 ノイズ標準偏差演算回路 7 偏差定数発生回路 8 可変スレッショルドレベル演算回路 9 比較器 10 固定CFAR定数発生回路 11 固定スレッショルドレベル演算回路 12 ノイズ変動系数演算回路 13 変動定数発生回路 14 判定器 15 スイッチ回路 16 CFAR定数テーブル 17 CFAR定数切換回路 18 周波数セル 20 ピークセル 21 リファレンスセル 22 加算器 23 除算器 S 信号振幅 NL ノイズレベル K 固定CFAR定数 TH1 従来のスレッショルドレベル σ ノイズ標準偏差 α 偏差定数 TH2 標準偏差を考慮した時のスレッショルドレベル η ノイズ変動系数 η0 変動定数 SW スイッチ信号 Ki CFAR定数 Kn CFAR定数 THi CFAR定数Ki の時のスレッショルドレベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を遅延、記憶するシフトレジス
    タ回路と、このシフトレジスタ回路の出力の相加平均を
    計算するノイズレベル演算回路と、上記シフトレジスタ
    回路の出力とノイズレベル演算回路の出力から標準偏差
    を計算するノイズ標準偏差演算回路と、一定の値を出力
    する偏差定数発生回路と、上記ノイズレベル演算回路、
    ノイズ標準偏差演算回路、及び偏差定数発生回路の各々
    の出力から、目標信号検出のしきい値を計算する可変ス
    レッショルドレベル演算回路と、この可変スレッショル
    ドレベル演算回路の出力と上記シフトレジスタ回路の出
    力との大小比較を行う比較器とを備えたことを特徴とす
    る信号処理装置。
  2. 【請求項2】 入力信号を遅延、記憶するシフトレジス
    タ回路と、このシフトレジスタ回路の出力の相加平均を
    計算するノイズレベル演算回路と、一定の値を出力する
    固定CFAR定数発生回路と、ノイズレベル演算回路及
    び固定CFAR定数発生回路の各々の出力を乗算しスレ
    ッショルドレベルを計算する固定スレッショルドレベル
    演算回路と、上記シフトレジスタ回路の出力とノイズレ
    ベル演算回路の出力から標準偏差を計算するノイズ標準
    偏差演算回路と、一定の値を出力する偏差定数発生回路
    と、上記固定スレッショルドレベル演算回路に並列に接
    続され、ノイズ標準偏差演算回路及び偏差定数発生回路
    の各々の出力を乗算しスレッショルドレベルを計算する
    可変スレッショルドレベル演算回路と、更に、上記固定
    スレッショルド演算回路と可変スレッショルド演算回路
    に並列に接続され、ノイズレベル演算回路及びノイズ標
    準偏差演算回路の各々の出力からノイズの変動系数を計
    算するノイズ変動系数演算回路と、一定の値を出力する
    変動定数発生回路と、ノイズ変動系数演算回路と変動定
    数発生回路の出力の大小を比較し、その判定信号を出力
    する判定器と、この判定器の出力から、上記固定スレッ
    ショルドレベル演算回路と可変スレッショルドレベル演
    算回路の2つの出力のうち1つを選択するスイッチ回路
    と、スイッチ回路の出力と上記シフトレジスタ回路の出
    力との大小比較を行う比較器とを備えたことを特徴とす
    る信号処理装置。
  3. 【請求項3】 入力信号を遅延、記憶するシフトレジス
    タ回路と、このシフトレジスタ回路の出力の相加平均を
    計算するノイズレベル演算回路と、上記シフトレジスタ
    回路の出力とノイズレベル演算回路の出力から標準偏差
    を計算するノイズ標準偏差演算回路と、ノイズレベル演
    算回路の出力とノイズ標準偏差演算回路の出力からノイ
    ズの変動系数を計算するノイズ変動系数演算回路と、上
    記ノイズ変動系数演算回路の出力から、予め設定し保持
    しておいた複数のCFAR定数から1つのCFAR定数
    を選択出力するCFAR定数切換回路と、上記ノイズレ
    ベル演算回路及び、CFAR定数切換回路の各々の出力
    を乗算しスレッショルドレベルを計算する固定スレッシ
    ョルドレベル演算回路と、この固定スレッショルドレベ
    ル演算回路の出力と上記シフトレジスタ回路の出力との
    大小比較を行う比較器とを備えたことを特徴とする信号
    処理装置。
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Cited By (9)

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