JPH07293730A - 流体制御器 - Google Patents
流体制御器Info
- Publication number
- JPH07293730A JPH07293730A JP8493694A JP8493694A JPH07293730A JP H07293730 A JPH07293730 A JP H07293730A JP 8493694 A JP8493694 A JP 8493694A JP 8493694 A JP8493694 A JP 8493694A JP H07293730 A JPH07293730 A JP H07293730A
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- JP
- Japan
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- valve
- valve body
- shaft
- fluid controller
- actuator
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- Details Of Valves (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ダイヤフラムシール型やベローズシール型の
流体制御器に於いて、構造を簡単化すると共に、流体圧
による推力やダイヤフラム等の変形時の剛性力がアクチ
ュエータへ反力としてかからないようにして、アクチュ
エータの小型化を可能にする。 【構成】 弁室1aの上方開口部を閉鎖する上蓋体2
と、弁座1dへ当座する弁体3aを備えた弁体支持シャ
フト3と、内周縁を弁体支持シャフトの外周面へ気密状
に固定すると共に外周縁を弁室の上端部へ気密状に固定
したダイヤフラム若しくはベローズ5と、弁体が弁座へ
当座可能に軸支するシャフト支持ピン4と、弁体支持シ
ャフトの上端部へ一端を固定した作動杆6と、弁体支持
シャフトをシャフト支持ピンを支軸として揺動させ、弁
体を弁座へ当座させるアクチュエータ9と、弁体支持シ
ャフトを、その下端部に設けた弁体が弁座から離座する
方向へ付勢する弾性体7,8とから構成される。
流体制御器に於いて、構造を簡単化すると共に、流体圧
による推力やダイヤフラム等の変形時の剛性力がアクチ
ュエータへ反力としてかからないようにして、アクチュ
エータの小型化を可能にする。 【構成】 弁室1aの上方開口部を閉鎖する上蓋体2
と、弁座1dへ当座する弁体3aを備えた弁体支持シャ
フト3と、内周縁を弁体支持シャフトの外周面へ気密状
に固定すると共に外周縁を弁室の上端部へ気密状に固定
したダイヤフラム若しくはベローズ5と、弁体が弁座へ
当座可能に軸支するシャフト支持ピン4と、弁体支持シ
ャフトの上端部へ一端を固定した作動杆6と、弁体支持
シャフトをシャフト支持ピンを支軸として揺動させ、弁
体を弁座へ当座させるアクチュエータ9と、弁体支持シ
ャフトを、その下端部に設けた弁体が弁座から離座する
方向へ付勢する弾性体7,8とから構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として半導体製造プ
ラントや化学プラント等に於いて使用するダイヤフラム
型及びベローズシール型の流量制御弁に関するものであ
り、弁体駆動力の拡大機構を簡素化することにより、小
さな駆動力でもって応答性に優れた高精度な流体制御を
行えるようにした流体制御器に関するものである。
ラントや化学プラント等に於いて使用するダイヤフラム
型及びベローズシール型の流量制御弁に関するものであ
り、弁体駆動力の拡大機構を簡素化することにより、小
さな駆動力でもって応答性に優れた高精度な流体制御を
行えるようにした流体制御器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従前のダイヤフラムシール型流体
制御器の一例を示すものであり、図に於いて15は弁
箱、16は弁体、17は弁座、18は弁体押え、19は
ダイヤフラム、20は圧電アクチュエータ、21はアク
チュエータ位置調整機構、22はスプリングである。而
して、図4の流体制御器では、操作用入力の印加により
圧電アクチュエータ20が下方へ伸長し、これによって
弁体16が下方へ押圧され、流体通路が開放される。と
ころが、弁体16を駆動する圧電アクチュエータ20に
は、流体内圧とアクチュエータ受圧面積(アクチュエー
タ断面積)の積に相当する反力が作用するため、弁体1
6の駆動に大きな駆動力が必要となる。尚、このこと
は、ベローズシール型の流体制御器に於いても全く同様
である。
制御器の一例を示すものであり、図に於いて15は弁
箱、16は弁体、17は弁座、18は弁体押え、19は
ダイヤフラム、20は圧電アクチュエータ、21はアク
チュエータ位置調整機構、22はスプリングである。而
して、図4の流体制御器では、操作用入力の印加により
圧電アクチュエータ20が下方へ伸長し、これによって
弁体16が下方へ押圧され、流体通路が開放される。と
ころが、弁体16を駆動する圧電アクチュエータ20に
は、流体内圧とアクチュエータ受圧面積(アクチュエー
タ断面積)の積に相当する反力が作用するため、弁体1
6の駆動に大きな駆動力が必要となる。尚、このこと
は、ベローズシール型の流体制御器に於いても全く同様
である。
【0003】また、図4のダイヤフラムシール型流体制
御器においては、ダイヤフラム19を垂直方向に変位さ
せた場合に剛性力が発生する。そして、この剛性力はア
クチュエータの駆動軸に反力として作用するため、アク
チュエータ20にはより大きな駆動力の発生が要求され
ることになる。尚、ダイヤフラム19の前記剛性力を弱
めるには、板厚を薄くしたり、有効径を大きくしたり、
波形数を増す等の方策があるが、何れも耐圧力の低下や
内圧力の反力の増加、流体制御器の大型化を招くと云う
問題が起生する。
御器においては、ダイヤフラム19を垂直方向に変位さ
せた場合に剛性力が発生する。そして、この剛性力はア
クチュエータの駆動軸に反力として作用するため、アク
チュエータ20にはより大きな駆動力の発生が要求され
ることになる。尚、ダイヤフラム19の前記剛性力を弱
めるには、板厚を薄くしたり、有効径を大きくしたり、
波形数を増す等の方策があるが、何れも耐圧力の低下や
内圧力の反力の増加、流体制御器の大型化を招くと云う
問題が起生する。
【0004】更に、圧電アクチュエータ20はストロー
クが20〜30μm程度と極めて小さくなり、弁体16
の駆動に有効利用できる範囲は約10μm程度である。
ところが、流体内圧が上昇すると、ダイヤフラム19そ
のものに若干歪みが生ずるため、0.1〜0.2μm程
度の微調整は非常に困難となる。加えて、図4の流体制
御器では、弁体16の変位量が小さく且つ駆動部の変位
量も少ないため、所謂制御器の分解能を高めることが困
難となり、高精度な流体制御が難かしいと云う問題があ
る。
クが20〜30μm程度と極めて小さくなり、弁体16
の駆動に有効利用できる範囲は約10μm程度である。
ところが、流体内圧が上昇すると、ダイヤフラム19そ
のものに若干歪みが生ずるため、0.1〜0.2μm程
度の微調整は非常に困難となる。加えて、図4の流体制
御器では、弁体16の変位量が小さく且つ駆動部の変位
量も少ないため、所謂制御器の分解能を高めることが困
難となり、高精度な流体制御が難かしいと云う問題があ
る。
【0005】一方、弁体16の変位量を大きくするに
は、拡大機構を用いればよい。図5は拡大機構を用いた
アクチュエータ駆動型流体制御器の一例を示すものであ
り、コロ23と栓体24の傾斜面とで拡大機構を構成
し、圧電セラミック型アクチュエータ20の大推力を利
用して栓体のストロークの拡大を可能としたものである
(特公平1110号)。しかし、図5の如き回転部や摺
動部を備えた拡大機構には、摩擦や遊びの発生が不可避
であり、制御制度の低下を招くうえ、制御器の機構上あ
まり複雑な構造のものは採用が難かしく、流体制御器が
大形化すると云う問題がある。即ち、圧電式アクチュエ
ータは、駆動力の大きいものの組立調整が困難なうえ、
弁体近傍における詰まり事故や熱膨張による誤差、価
格、径年変化の発生等の問題があり、実用上解決すべき
問題が多く残されている。
は、拡大機構を用いればよい。図5は拡大機構を用いた
アクチュエータ駆動型流体制御器の一例を示すものであ
り、コロ23と栓体24の傾斜面とで拡大機構を構成
し、圧電セラミック型アクチュエータ20の大推力を利
用して栓体のストロークの拡大を可能としたものである
(特公平1110号)。しかし、図5の如き回転部や摺
動部を備えた拡大機構には、摩擦や遊びの発生が不可避
であり、制御制度の低下を招くうえ、制御器の機構上あ
まり複雑な構造のものは採用が難かしく、流体制御器が
大形化すると云う問題がある。即ち、圧電式アクチュエ
ータは、駆動力の大きいものの組立調整が困難なうえ、
弁体近傍における詰まり事故や熱膨張による誤差、価
格、径年変化の発生等の問題があり、実用上解決すべき
問題が多く残されている。
【0006】そのため、現実にはソレノイド等の電動式
アクチュエータを使用しなければ、コントロール弁等の
流体制御器の製作はできないという実情にある。しか
し、電動式アクチュエータは駆動力が小さいため、拡大
機構等を必要とする場合が多いが、拡大機構を用いると
弁体16の作動速度が遅くなり、応答性等の面で問題が
出る。また、直動式で駆動力を増すには、操作用電流を
大きくする必要があり、発熱その他で様々な問題が起生
する。
アクチュエータを使用しなければ、コントロール弁等の
流体制御器の製作はできないという実情にある。しか
し、電動式アクチュエータは駆動力が小さいため、拡大
機構等を必要とする場合が多いが、拡大機構を用いると
弁体16の作動速度が遅くなり、応答性等の面で問題が
出る。また、直動式で駆動力を増すには、操作用電流を
大きくする必要があり、発熱その他で様々な問題が起生
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダイヤフラ
ムシール型やベローズシール型の流体制御器における上
述の如き問題、即ち大きな弁体駆動力を必要とし、ア
クチュエータが大型化すること、ダイヤフラム等のシ
ール材の変形時の剛性力が弁体駆動軸に反力として作用
するため、アクチュエータがより一層大型化すること、
流体圧によりダイヤフラム等に歪みが生じるため、高
精度な流体制御が難かしいこと、分解能を高めるため
に拡大機構を使用すると、応答性の低下や制御精度の低
下、制御器の大形化を招くこと、等の問題を解決せんと
するものであり、アクチュエータにかかる荷重とダイヤ
フラムの変位に起因する剛性力の大幅な減少が図れ、し
かも摩擦や遊びの極めて少ない新規な駆動拡大機構を利
用することにより、応答性や安定性、制御精度等の向上
と、大幅な小型化を可能とした流体制御器を提供するも
のである。
ムシール型やベローズシール型の流体制御器における上
述の如き問題、即ち大きな弁体駆動力を必要とし、ア
クチュエータが大型化すること、ダイヤフラム等のシ
ール材の変形時の剛性力が弁体駆動軸に反力として作用
するため、アクチュエータがより一層大型化すること、
流体圧によりダイヤフラム等に歪みが生じるため、高
精度な流体制御が難かしいこと、分解能を高めるため
に拡大機構を使用すると、応答性の低下や制御精度の低
下、制御器の大形化を招くこと、等の問題を解決せんと
するものであり、アクチュエータにかかる荷重とダイヤ
フラムの変位に起因する剛性力の大幅な減少が図れ、し
かも摩擦や遊びの極めて少ない新規な駆動拡大機構を利
用することにより、応答性や安定性、制御精度等の向上
と、大幅な小型化を可能とした流体制御器を提供するも
のである。
【0008】本件発明は、ダイヤフラム若しくはベロー
ズにより弁箱1に形成した弁室1aの上方開口部をシー
ルする形式の流体制御器において、弁室1aの上方開口
部を閉鎖する上蓋体2と、上蓋体2を挿通して弁室1a
内へ挿入され、下方部の側面に弁室の側面に形成した弁
座1dへ当座する弁体3aを備えた弁体支持シャフト3
と、内周縁を弁体支持シャフト3の外周面へ気密状に固
定すると共に外周縁を弁室1aの上端部へ気密状に固定
したダイヤフラム14若しくはベローズ5と、前記弁体
支持シャフト3の中間部を、その弁体3aが弁座1dへ
当座可能に軸支するシャフト支持ピン4と、弁体支持シ
ャフト3の上端部へ一端を固定した作動杆と、作動杆6
の他端を押圧することにより弁体支持シャフト3をシャ
フト支持ピン4を支軸として揺動させ、弁体3aを弁座
1dへ当座させるアクチュエータ9と、弁体支持シャフ
ト3を、その弁体3aが弁座1dから離れる方向へ付勢
する弾性体7とを発明の基本構成とするものである。
ズにより弁箱1に形成した弁室1aの上方開口部をシー
ルする形式の流体制御器において、弁室1aの上方開口
部を閉鎖する上蓋体2と、上蓋体2を挿通して弁室1a
内へ挿入され、下方部の側面に弁室の側面に形成した弁
座1dへ当座する弁体3aを備えた弁体支持シャフト3
と、内周縁を弁体支持シャフト3の外周面へ気密状に固
定すると共に外周縁を弁室1aの上端部へ気密状に固定
したダイヤフラム14若しくはベローズ5と、前記弁体
支持シャフト3の中間部を、その弁体3aが弁座1dへ
当座可能に軸支するシャフト支持ピン4と、弁体支持シ
ャフト3の上端部へ一端を固定した作動杆と、作動杆6
の他端を押圧することにより弁体支持シャフト3をシャ
フト支持ピン4を支軸として揺動させ、弁体3aを弁座
1dへ当座させるアクチュエータ9と、弁体支持シャフ
ト3を、その弁体3aが弁座1dから離れる方向へ付勢
する弾性体7とを発明の基本構成とするものである。
【0009】
【作用】弁体支持シャフト3は支持ピン4を介して上蓋
体2の支持片2bへ回動自在に係止されており、弾性体
8の弾性力により、弁体支持シャフト3が上方へ引き上
げられることにより、支持ピン4は常時支持片2bの係
止溝2c内へ係合した状態にある。
体2の支持片2bへ回動自在に係止されており、弾性体
8の弾性力により、弁体支持シャフト3が上方へ引き上
げられることにより、支持ピン4は常時支持片2bの係
止溝2c内へ係合した状態にある。
【0010】今、アクチュエータ9が非作動状態にあれ
ば、弾性体7によって作動杆6の一端が上方へ引き上げ
られる。その結果、弁体支持シャフト3の下方部が支持
ピン4を中心にして弁座側へ回動され、弁体3aが弁座
1dへ当座することにより、流体制御器は閉弁状態とな
る。また逆に、アクチュエータ9が作動状態にあれば、
アクチュエータ9の駆動力によって作動杆6の一側が弾
性体7の弾力に抗して矢印ロ方向へ回動される。これに
より、弁体支持シャフト3の下方部が回動し、弁体3a
が弁座1dから離れることにより、流体制御器は開弁状
態となる。
ば、弾性体7によって作動杆6の一端が上方へ引き上げ
られる。その結果、弁体支持シャフト3の下方部が支持
ピン4を中心にして弁座側へ回動され、弁体3aが弁座
1dへ当座することにより、流体制御器は閉弁状態とな
る。また逆に、アクチュエータ9が作動状態にあれば、
アクチュエータ9の駆動力によって作動杆6の一側が弾
性体7の弾力に抗して矢印ロ方向へ回動される。これに
より、弁体支持シャフト3の下方部が回動し、弁体3a
が弁座1dから離れることにより、流体制御器は開弁状
態となる。
【0011】流体圧によりシャフト3には上方への押圧
力が作用するが、この押圧力はシャフト支持ピン4を介
して上蓋体2によって受け止められる。その結果、ダイ
ヤフラム若しくはベローズに流体圧による歪みが生じた
場合でも、これによって弁体支持シャフト3の上下方向
位置に狂いを生ずることは皆無となる。
力が作用するが、この押圧力はシャフト支持ピン4を介
して上蓋体2によって受け止められる。その結果、ダイ
ヤフラム若しくはベローズに流体圧による歪みが生じた
場合でも、これによって弁体支持シャフト3の上下方向
位置に狂いを生ずることは皆無となる。
【0012】また、弁体支持シャフト3の支持ピン4が
ダイヤフラム14とほぼ同じ高さ位置に(若しくは、ベ
ローズ5の内周縁近傍とほぼ同じ高さ位置に)配設され
ているため、弁体支持シャフト3の下端部が矢印ハ方向
へ回動された場合でも、ダイヤフラム14等の変形は殆
ど無視し得る程度となる。例えば、ダイヤフラム14の
場合に於いては、ダイヤフラム14の変位は、ダイヤフ
ラム中心点Oを回転中心として垂直軸が揺動する状態の
変位となり、ダイヤフラム14の中心点そのものが垂直
方向へ変位することはない。その結果、ダイヤフラム1
4の垂直方向への変位により生ずる剛性力は、無視し得
るほど小さなものとなる。
ダイヤフラム14とほぼ同じ高さ位置に(若しくは、ベ
ローズ5の内周縁近傍とほぼ同じ高さ位置に)配設され
ているため、弁体支持シャフト3の下端部が矢印ハ方向
へ回動された場合でも、ダイヤフラム14等の変形は殆
ど無視し得る程度となる。例えば、ダイヤフラム14の
場合に於いては、ダイヤフラム14の変位は、ダイヤフ
ラム中心点Oを回転中心として垂直軸が揺動する状態の
変位となり、ダイヤフラム14の中心点そのものが垂直
方向へ変位することはない。その結果、ダイヤフラム1
4の垂直方向への変位により生ずる剛性力は、無視し得
るほど小さなものとなる。
【0013】更に、支持ピン4の中心Oから弁体3a間
の距離11 と、支持ピンの中心Oからアクチュエータ駆
動軸9a作動杆6との接触点Pまでの距離12 との比1
2 /11 がそのまま拡大倍率となり、前記接触点Pの位
置を適宜に変えることにより、簡単に弁体3aの駆動力
を3〜5倍の拡大を行うことが可能となる。また、前記
拡大機構の摩擦部は前記接触点Pと支持ピン4の接触部
のみとなり、且つ遊びが生ずる軸受機構等が少ないた
め、拡大機構の使用によって流体の制御精度が悪化した
り、安定性が低下すると云うことが殆ど無い。
の距離11 と、支持ピンの中心Oからアクチュエータ駆
動軸9a作動杆6との接触点Pまでの距離12 との比1
2 /11 がそのまま拡大倍率となり、前記接触点Pの位
置を適宜に変えることにより、簡単に弁体3aの駆動力
を3〜5倍の拡大を行うことが可能となる。また、前記
拡大機構の摩擦部は前記接触点Pと支持ピン4の接触部
のみとなり、且つ遊びが生ずる軸受機構等が少ないた
め、拡大機構の使用によって流体の制御精度が悪化した
り、安定性が低下すると云うことが殆ど無い。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図3に基づいて本発明の各実
施例を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る流体
制御器の一部省略断面図であり、図2は図1のA−A視
断面図である。図1及び図2に於いて、1は弁箱、2は
上蓋体、3は弁体支持シャフト、4はシャフト支持ピ
ン、5はベローズ、6は作動杆、7,8は弾性体、9は
アクチュエータ、10,12はボルト、11はシール材
である。前記弁箱1には、上方が開口した弁室1aと、
弁室1aに連通する流体入口通路1bと流体出口通路1
cが夫々形成されている。また、前記流体入口通路1b
は水平方向に形成されており、その弁室側の端部には弁
座1dが形成されている。尚、本実施例では弁箱1に弁
座1dを直接形成する構成としているが、合成樹脂製の
弁座シートを弁箱1側へ嵌合した構成の弁座1dとして
もよい。
施例を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る流体
制御器の一部省略断面図であり、図2は図1のA−A視
断面図である。図1及び図2に於いて、1は弁箱、2は
上蓋体、3は弁体支持シャフト、4はシャフト支持ピ
ン、5はベローズ、6は作動杆、7,8は弾性体、9は
アクチュエータ、10,12はボルト、11はシール材
である。前記弁箱1には、上方が開口した弁室1aと、
弁室1aに連通する流体入口通路1bと流体出口通路1
cが夫々形成されている。また、前記流体入口通路1b
は水平方向に形成されており、その弁室側の端部には弁
座1dが形成されている。尚、本実施例では弁箱1に弁
座1dを直接形成する構成としているが、合成樹脂製の
弁座シートを弁箱1側へ嵌合した構成の弁座1dとして
もよい。
【0015】前記上蓋体2は弁室1aの上方開口部を閉
鎖するものであり、ボルト10により弁箱1へ固定され
ている。当該上蓋体2の中央部にはシャフト挿通穴2a
が穿設されている。また、上蓋体2の裏面側には、シャ
フト挿通孔2aの両側から下方へ向けて支持片2b,2
bが二又状に突設されており、当該支持片2b,2bの
下端面には、半円状のピン係合溝2cが形成されてい
る。尚、本実施例では係合溝2cを支持片2bの下端面
に形成しているが、支持片の下端部に孔を穿設し、これ
に後述するシャフト支持ピン4を挿通するようにしても
よい。
鎖するものであり、ボルト10により弁箱1へ固定され
ている。当該上蓋体2の中央部にはシャフト挿通穴2a
が穿設されている。また、上蓋体2の裏面側には、シャ
フト挿通孔2aの両側から下方へ向けて支持片2b,2
bが二又状に突設されており、当該支持片2b,2bの
下端面には、半円状のピン係合溝2cが形成されてい
る。尚、本実施例では係合溝2cを支持片2bの下端面
に形成しているが、支持片の下端部に孔を穿設し、これ
に後述するシャフト支持ピン4を挿通するようにしても
よい。
【0016】前記弁体支持シャフト3はステンレス鋼や
コバルト系合金、ニッケル系合金等により形成されてお
り、上蓋体2に穿設したシャフト挿通孔2aを通して上
方より弁室1a内へ縦向に挿入されている。また、当該
弁体支持シャフト3の下方部には、前記弁座1dと対向
状に弁体3aが設けられており、更に、シャフト3のほ
ぼ中央部には、水平方向へ突出する2本のシャフト支持
ピン4,4が設けられている。尚、本実施例では弁体支
持シャフト3に合成樹脂製の弁体3aを固着する構成と
しているが、シャフト3の下端部に弁体3aをこれと一
体的に形成してもよい。また、本実施例ではシャフト3
に支持ピン4を植設するようにしているが、シャフト3
に貫通孔を穿設し、これに支持ピン4を挿通するように
してもよい。
コバルト系合金、ニッケル系合金等により形成されてお
り、上蓋体2に穿設したシャフト挿通孔2aを通して上
方より弁室1a内へ縦向に挿入されている。また、当該
弁体支持シャフト3の下方部には、前記弁座1dと対向
状に弁体3aが設けられており、更に、シャフト3のほ
ぼ中央部には、水平方向へ突出する2本のシャフト支持
ピン4,4が設けられている。尚、本実施例では弁体支
持シャフト3に合成樹脂製の弁体3aを固着する構成と
しているが、シャフト3の下端部に弁体3aをこれと一
体的に形成してもよい。また、本実施例ではシャフト3
に支持ピン4を植設するようにしているが、シャフト3
に貫通孔を穿設し、これに支持ピン4を挿通するように
してもよい。
【0017】前記ベローズ5は弁室1aの上方開口をシ
ールするものであり、ステンレス鋼やコバルト系合金、
ニッケル系合金、銅基合金等により形成されている。当
該ベローズ5の内周縁(下端側)は弁体支持シャフト3
の外周面へ溶接等により気密状に固定されており、また
その外周縁(上端側)は、上蓋体2と弁箱1との間に気
密状に挾持されている。
ールするものであり、ステンレス鋼やコバルト系合金、
ニッケル系合金、銅基合金等により形成されている。当
該ベローズ5の内周縁(下端側)は弁体支持シャフト3
の外周面へ溶接等により気密状に固定されており、また
その外周縁(上端側)は、上蓋体2と弁箱1との間に気
密状に挾持されている。
【0018】尚、本実施例ではベローズ5の上端部を上
蓋体2により、シール材11を介して挾持する構成とし
ているが、その外周縁をシール材11へ溶接するように
してもよく、或いは弁室1aの上部内壁面へ直接溶接す
ることも可能である。また、本実施例ではベローズ5の
内周縁をシャフト3へ溶接する構成としているが、挾圧
バンド(図示省略)等によりシール部材を介して、ベロ
ーズ5の内周縁をシャフト3の外周面へ気密状に挾持す
るようにしてもよい。更に、本実施例ではベローズ5と
シャフト3との固定位置を、前記シャフト支持ピン4の
固定位置より下方としているが、これをシャフト支持ピ
ン4の固定位置の近傍に位置せしめるようにしてもよ
い。
蓋体2により、シール材11を介して挾持する構成とし
ているが、その外周縁をシール材11へ溶接するように
してもよく、或いは弁室1aの上部内壁面へ直接溶接す
ることも可能である。また、本実施例ではベローズ5の
内周縁をシャフト3へ溶接する構成としているが、挾圧
バンド(図示省略)等によりシール部材を介して、ベロ
ーズ5の内周縁をシャフト3の外周面へ気密状に挾持す
るようにしてもよい。更に、本実施例ではベローズ5と
シャフト3との固定位置を、前記シャフト支持ピン4の
固定位置より下方としているが、これをシャフト支持ピ
ン4の固定位置の近傍に位置せしめるようにしてもよ
い。
【0019】前記作動杆6はほぼL字形に形成されてお
り、その一端はボルト12により支持シャフト3の上端
部へ固定されている。また、前記作動杆6の他端側と上
蓋体2との間には弾性体7が介挿されており、これによ
って作動杆6の他端側には、支持ピン4を支点とする矢
印イ方向の回転力、即ち閉弁力が常時付与されている。
更に、作動杆6の支持シャフト3側には、シャフト3を
挿通せしめて弾性体8が介設されており、これによって
弁体支持シャフト3は常時上方へ持ち上げられ、支持ピ
ン4がピン係止溝2cへ係合している。
り、その一端はボルト12により支持シャフト3の上端
部へ固定されている。また、前記作動杆6の他端側と上
蓋体2との間には弾性体7が介挿されており、これによ
って作動杆6の他端側には、支持ピン4を支点とする矢
印イ方向の回転力、即ち閉弁力が常時付与されている。
更に、作動杆6の支持シャフト3側には、シャフト3を
挿通せしめて弾性体8が介設されており、これによって
弁体支持シャフト3は常時上方へ持ち上げられ、支持ピ
ン4がピン係止溝2cへ係合している。
【0020】前記アクチュエータ9は、上蓋体2に固定
したアクチュエータ固定板13により水平方向に取り付
けられている。本実施例では、アクチュエータ9として
直流ソレノイドが使用されており、駆動軸9aの平均突
出力は200〜500grに設定されている。また、駆
動軸9aと押出片6aとの接触点にはボール等を使用
し、摩擦を減らす工夫がされている。尚、本実施例で
は、アクチュエータ9をソレノイド駆動型のアクチュエ
ータとしているが、圧電型やモータ駆動型、流体圧シリ
ンダ型のアクチュエータであってもよい。また、本実施
例では所謂ノーマルクローズ型の流体制御器としている
が、ノーマルオープン型の流体制御器であってもよく、
また流体の流れ方向は何れの向きであってもよい。
したアクチュエータ固定板13により水平方向に取り付
けられている。本実施例では、アクチュエータ9として
直流ソレノイドが使用されており、駆動軸9aの平均突
出力は200〜500grに設定されている。また、駆
動軸9aと押出片6aとの接触点にはボール等を使用
し、摩擦を減らす工夫がされている。尚、本実施例で
は、アクチュエータ9をソレノイド駆動型のアクチュエ
ータとしているが、圧電型やモータ駆動型、流体圧シリ
ンダ型のアクチュエータであってもよい。また、本実施
例では所謂ノーマルクローズ型の流体制御器としている
が、ノーマルオープン型の流体制御器であってもよく、
また流体の流れ方向は何れの向きであってもよい。
【0021】次に、本実施例に係る流体制御器の作動に
ついて説明する。弁体支持シャフト3は弾性体8により
上方へ持ち上げられており、支持ピン4及びピン係止溝
2cを介して、上蓋体2に回動自在に支持されている。
また、作動杆6の押出片側は弾性体7により上方へ付勢
されており、これによって弁体3aが弁座1d側へ押し
付けられ、閉弁状態に保持されている。この状態からア
クチュエータ9が作動すると、押出片6aが押圧され、
これにより弁体支持シャフト3の下方部が支持ピン4を
支点として矢印ハ方向へ回動され、開弁状態となる。
尚、この時、アクチュエータ駆動軸9aの駆動力は12
/11 (11 はポイントOと弁体3a間の距離、12 は
ポイントOと接触点P間の距離)倍に拡大されることに
なる。
ついて説明する。弁体支持シャフト3は弾性体8により
上方へ持ち上げられており、支持ピン4及びピン係止溝
2cを介して、上蓋体2に回動自在に支持されている。
また、作動杆6の押出片側は弾性体7により上方へ付勢
されており、これによって弁体3aが弁座1d側へ押し
付けられ、閉弁状態に保持されている。この状態からア
クチュエータ9が作動すると、押出片6aが押圧され、
これにより弁体支持シャフト3の下方部が支持ピン4を
支点として矢印ハ方向へ回動され、開弁状態となる。
尚、この時、アクチュエータ駆動軸9aの駆動力は12
/11 (11 はポイントOと弁体3a間の距離、12 は
ポイントOと接触点P間の距離)倍に拡大されることに
なる。
【0022】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例のベローズ5に代えてダイヤフラム14
を使用したものである。即ち、ダイヤフラム14は薄板
状のコバルト系合金やステンレス鋼板を鍔状に加工して
形成されており、本実施例では厚さ0.05mmのコバ
ルト系合金が使用されている。また、当該ダイヤフラム
14は複数板の薄板を積層したものであってもよい。
り、第1実施例のベローズ5に代えてダイヤフラム14
を使用したものである。即ち、ダイヤフラム14は薄板
状のコバルト系合金やステンレス鋼板を鍔状に加工して
形成されており、本実施例では厚さ0.05mmのコバ
ルト系合金が使用されている。また、当該ダイヤフラム
14は複数板の薄板を積層したものであってもよい。
【0023】前記ダイヤフラム14の外周縁は、上蓋体
2によりシール材を介して弁箱1との間で気密状に挾圧
固定されており、またその内周縁は、弁体支持シャフト
3の外周面へ気密状に溶接されている。また、当該ダイ
ヤフラム14は、ダイヤフラムの中心を支持ピン4の回
転中心Oへ合致せしめた状態で配設するのが最も望まし
い。何故なら、弁体3aの作動時に於けるダイヤフラム
14の変形が最小となり、ダイヤフラム14に生ずる剛
性力が少なくなるからである。更に、ダイヤフラム14
には、流体圧に比例した垂直方向の推力がかかるが、当
該垂直方向の推力は弁体支持シャフト3の支持ピン4を
介して上蓋体2によって受け止められ、作動杆6に直接
負荷されることは無い。
2によりシール材を介して弁箱1との間で気密状に挾圧
固定されており、またその内周縁は、弁体支持シャフト
3の外周面へ気密状に溶接されている。また、当該ダイ
ヤフラム14は、ダイヤフラムの中心を支持ピン4の回
転中心Oへ合致せしめた状態で配設するのが最も望まし
い。何故なら、弁体3aの作動時に於けるダイヤフラム
14の変形が最小となり、ダイヤフラム14に生ずる剛
性力が少なくなるからである。更に、ダイヤフラム14
には、流体圧に比例した垂直方向の推力がかかるが、当
該垂直方向の推力は弁体支持シャフト3の支持ピン4を
介して上蓋体2によって受け止められ、作動杆6に直接
負荷されることは無い。
【0024】
【発明の効果】本件発明に於いては、ダイヤフラムやベ
ローズを介して駆動部へかかる流体圧に起因する荷重
が、弁体支持シャフト3を介して上蓋体2により完全に
受け止められる。その結果、駆動部にかかる反力が著し
く小さくなり、駆動用アクチュエータの小型化や流体制
御器の小型化が可能となる。また、流体制御器の作動時
に於けるダイヤフラムやベローズの変形量が極く僅かと
なり、これ等の変形により生ずる剛性力が大幅に小さく
なる。その結果、駆動アクチュエータにかかる剛性力も
少なくなり、駆動部の一層の小型化が可能になると共
に、ダイヤフラムやベローズの耐久性が増す。更に、ア
クチュエータの負荷が小さくなるため、電磁ソレノイド
を駆動部として利用することができると共に、ソレノイ
ド型アクチュエータではアクチュエータの作動速度を上
げることができるため、応答性やヒステリシス特性に優
れた流体制御器の製作が可能となる。加えて、本発明に
於ける拡大機構は、接触点P及び支点Oの部分を除いて
摩擦や遊び等の殆どない構造であるため、摩擦等による
制御精度への悪影響が皆無となり、安定でしかも高精度
な流体制御が可能になると共に、接触点Pの位置変更に
より、拡大率を自由に選定することが可能となる。本発
明は上述の通り、構造が簡単で且つ高い制御精度が得ら
れ、優れた実用的効用を奏するものである。
ローズを介して駆動部へかかる流体圧に起因する荷重
が、弁体支持シャフト3を介して上蓋体2により完全に
受け止められる。その結果、駆動部にかかる反力が著し
く小さくなり、駆動用アクチュエータの小型化や流体制
御器の小型化が可能となる。また、流体制御器の作動時
に於けるダイヤフラムやベローズの変形量が極く僅かと
なり、これ等の変形により生ずる剛性力が大幅に小さく
なる。その結果、駆動アクチュエータにかかる剛性力も
少なくなり、駆動部の一層の小型化が可能になると共
に、ダイヤフラムやベローズの耐久性が増す。更に、ア
クチュエータの負荷が小さくなるため、電磁ソレノイド
を駆動部として利用することができると共に、ソレノイ
ド型アクチュエータではアクチュエータの作動速度を上
げることができるため、応答性やヒステリシス特性に優
れた流体制御器の製作が可能となる。加えて、本発明に
於ける拡大機構は、接触点P及び支点Oの部分を除いて
摩擦や遊び等の殆どない構造であるため、摩擦等による
制御精度への悪影響が皆無となり、安定でしかも高精度
な流体制御が可能になると共に、接触点Pの位置変更に
より、拡大率を自由に選定することが可能となる。本発
明は上述の通り、構造が簡単で且つ高い制御精度が得ら
れ、優れた実用的効用を奏するものである。
【図1】本発明の第1実施に係る流体制御器の一部を省
略した断面図である。
略した断面図である。
【図2】図1のA−A視断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る流体制御器の一部を
省略した断面図である。
省略した断面図である。
【図4】従前のダイヤフラム型流体制御器の断面概要図
である。
である。
【図5】従前の拡大機構を備えた流体制御器の断面概要
図である。
図である。
1は弁箱、1aは弁室、1bは流体入口通路、1cは流
体出口通路、1dは弁座、2は上蓋体、2aはシャフト
挿通孔、2bは支持片、2cはピン係止溝、3は弁体支
持シャフト、3aは弁体、4はシャフト支持ピン、5は
ベローズ、6は作動杆、6aは押出片、7,8は弾性
体、9はアクチュエータ、9aは駆動軸、10,12は
ボルト、11はシール材、13はアクチュエータ固定
板、14はダイヤフラム。
体出口通路、1dは弁座、2は上蓋体、2aはシャフト
挿通孔、2bは支持片、2cはピン係止溝、3は弁体支
持シャフト、3aは弁体、4はシャフト支持ピン、5は
ベローズ、6は作動杆、6aは押出片、7,8は弾性
体、9はアクチュエータ、9aは駆動軸、10,12は
ボルト、11はシール材、13はアクチュエータ固定
板、14はダイヤフラム。
Claims (6)
- 【請求項1】 ダイヤフラム若しくはベローズにより弁
箱(1)に形成した弁室(1a)の上方開口部をシール
する形式の流体制御器に於いて、弁室(1a)の上方開
口部を閉鎖する上蓋体(2)と、上蓋体(2)を挿通し
て弁室(1a)内へ挿入され、下方部の側面に弁室の側
面に形成した弁座(1d)へ当座する弁体(3a)を備
えた弁体支持シャフト(3)と、内周縁を弁体支持シャ
フト(3)の外周面へ気密状に固定すると共に外周縁を
弁室(1a)の上端部へ気密状に固定したベローズ
(5)又はダイヤフラム(14)と、前記弁体支持シャ
フト(3)の中間部を、その弁体(3a)が弁座(1
d)へ当接可能に軸支するシャフト支持ピン(4)と、
弁体支持シャフト(3)の上端部へ一端を固定した作動
杆(6)と、作動杆(6)の他端を押圧することによ
り、弁体支持シャフト(3)をシャフト支持ピン(4)
を支軸として揺動させ、弁体(3a)を弁座(1b)へ
接当させるアクチュエータ(9)と、弁体支持シャフト
(3)を、その弁体(3a)が弁座(1d)から離れる
方向へ付勢する弾性体(7)とより構成した流体制御
器。 - 【請求項2】 ベローズ(5)若しくはダイヤフラム
(14)を、その内周縁を弁体支持シャフト(3)へ溶
接すると共に、その外周縁を弁箱(1)と上蓋体(2)
との間に気密状に挾持する構成とした請求項(1)に記
載の流体制御器。 - 【請求項3】 シャフト支持ピン(4)の両端部を上蓋
体(2)の支持片(2a)へ回動自在に係止する構成と
した請求項(1)に記載の流体制御器。 - 【請求項4】 弾性体(7)を、作動杆(6)の下面側
と上蓋体(2)の上面側との間へ介挿する構成とした請
求項(1)に記載の流体制御器。 - 【請求項5】 アクチュエータ(9)をソレノイド駆動
型のアクチュエータとすると共に、弁体支持シャフト
(3)とほぼ直交状に配設する構成とした請求項(1)
に記載の流体制御器。 - 【請求項6】 アクチュエータ(9)をソレノイド駆動
型のアクチュエータとすると共に、弁体支持シャフト
(3)とほぼ平行状に配設する構成とした請求項(1)
に記載の流体制御器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08493694A JP3472616B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 流体制御器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08493694A JP3472616B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 流体制御器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293730A true JPH07293730A (ja) | 1995-11-10 |
JP3472616B2 JP3472616B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=13844560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08493694A Expired - Fee Related JP3472616B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 流体制御器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3472616B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1151218A (ja) * | 1997-06-04 | 1999-02-26 | Furon Co | 弁、ポペット、流体の流れを制御する弁装置および方法 |
JP2013083342A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-05-09 | Saginomiya Seisakusho Inc | 制御弁 |
CN111336147A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-06-26 | 杭州师范大学钱江学院 | 基于转动式阀芯的全稳态六位四通换向阀及其切换方法 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP08493694A patent/JP3472616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1151218A (ja) * | 1997-06-04 | 1999-02-26 | Furon Co | 弁、ポペット、流体の流れを制御する弁装置および方法 |
JP2013083342A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-05-09 | Saginomiya Seisakusho Inc | 制御弁 |
CN111336147A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-06-26 | 杭州师范大学钱江学院 | 基于转动式阀芯的全稳态六位四通换向阀及其切换方法 |
CN111336147B (zh) * | 2020-03-16 | 2021-08-31 | 杭州师范大学钱江学院 | 基于转动式阀芯的全稳态六位四通换向阀及其切换方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3472616B2 (ja) | 2003-12-02 |
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