JPH07293436A - 多気筒圧縮機 - Google Patents

多気筒圧縮機

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Publication number
JPH07293436A
JPH07293436A JP6086897A JP8689794A JPH07293436A JP H07293436 A JPH07293436 A JP H07293436A JP 6086897 A JP6086897 A JP 6086897A JP 8689794 A JP8689794 A JP 8689794A JP H07293436 A JPH07293436 A JP H07293436A
Authority
JP
Japan
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discharge
chamber
compressor
pressure
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP6086897A
Other languages
English (en)
Inventor
Sokichi Hibino
惣吉 日比野
Hisakazu Kobayashi
久和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07293436A publication Critical patent/JPH07293436A/ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動時の所要トルクを低減して車両の走行フ
ィーリングを向上することができる多気筒圧縮機を提供
する。 【構成】 フロントハウジング5内に閉鎖型吐出弁40
Aを収容する吐出室19Aを設ける。又、リヤハウジン
グ6内に第1開放型吐出弁41を収容する第1開放型吐
出室20を設ける。さらに、フロントハウジング5内に
第2開放型吐出弁40Bを収容する第2開放型吐出室1
9Bを設ける。前記吐出室19Aと第1開放型吐出弁4
1を作動する感圧室63とを第1加圧通路69により連
通する。又、第1及び第2の開放型吐出室20,19B
を第2加圧通路70により連通する。さらに、吐出室1
9Bと第2開放型吐出弁40Bを作動する感圧室46と
を通路5dにより連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両空調用に使用され
る多気筒圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式ピストン型圧縮機として、
特公昭63−10315号公報に示すものが提案されて
いる。この圧縮機においては、図13に示すように、接
合されたシリンダブロック91,92のフロント側端面
にはバルブプレート93を介してフロントハウジング9
4が接合され、リヤ端面にはバルブプレート95を介し
てリヤハウジング96が接合されている。両シリンダブ
ロック91,92に形成したシリンダボア97内にはピ
ストン98が往復動可能に収容されている。又、前記両
ハウジング94,96には吸入室99,100と、吐出
室101,102が区画形成されている。前記ピストン
98は駆動軸103によって回転される斜板104によ
り往復動される。さらに、前記バルブプレート93,9
5には吸入弁機構105,106と吐出弁機構107,
108が設けられている。フロント側の吐出弁機構10
7は所定位置に配設されている。リヤ側の吐出弁機構1
08はバネ109により常には開放位置に保持されてい
る。圧縮機の起動時に第1及び第2の電磁弁111,1
12を開閉操作することにより、吐出管路110の吐出
圧力を吐出弁機構108の位置切換用スプール113の
背面に形成した感圧室114に作用させて、吐出弁10
8を開放位置から閉鎖位置に切り換え可能になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の圧縮機は電磁ク
ラッチを介してエンジンに連通されている。電磁クラッ
チがオンされると、圧縮機が起動される。その起動時に
吐出容量をフロント側のみの50%容量で起動すること
ができる。このため、全容量で起動するよりも圧縮機の
起動トルクを低減することができる。しかし、図6の破
線で示すように、圧縮機のフロント側が50%容量で起
動されると、容量が2分の1であるにもかかわらず、停
止状態から圧縮機が起動されるので、圧縮仕事以外に内
部可動部品を動かすための慣性力分の仕事を必要とし、
全所要トルクの2分の1以上に大きくなる。このため、
圧縮機の起動時の所要トルク変動がかなり大きく、圧縮
機の起動ショックを緩和することができない。特に、車
両の走行中に空調装置を起動すると、エンジンへの負荷
が急激に増大して走行フィーリングが低下するという問
題があった。又、圧縮機、電磁クラッチ及びエンジンに
対する負荷が大きくなり、それらの耐久性を低下すると
いう問題があった。
【0004】この発明の主たる目的は上記従来の問題点
を解消して起動時の所要トルク変動を低減して車両の走
行フィーリングを向上することができる多気筒圧縮機を
提供することにある。
【0005】この発明の別の目的は上記目的に加えて、
圧縮機が運転を停止した場合に、圧縮機を初期状態に迅
速に復帰して、再起動が早期に行われた場合にも所要ト
ルク変動を低減して走行フィーリングを向上することが
できる多気筒圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、3つ以上の圧縮室の一部と吐出口を介して連通する
固定型吐出室と、上記吐出室内の所定位置に保持されて
吐出口を開閉する固定型吐出弁と、他の圧縮室と吐出口
を介して連通された開放型吐出室と、上記開放型吐出室
内で吐出口を開閉可能な開放型吐出弁と、開放型吐出室
と吐出系の空間とを連通する吐出通路と、上記吐出通路
に設けられた逆止弁と、前記開放型吐出弁を常には開放
位置に保持する付勢手段と、前記開放型吐出弁を開放位
置から閉鎖位置に切り換えるための感圧切換機構と、固
定型吐出室と感圧切換機構の感圧室を連通する加圧通路
とを備え、前記固定型吐出弁及び開放型吐出弁が所定の
時間差をもって前後して作動された場合の起動時のトル
ク変動がともに、50%容量で運転を開始した場合の所
要トルクよりも低くなるように、各吐出室とそれぞれ連
通する気筒数の比を設定している。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記開放型吐出室、開放型吐出弁、吐出通路、逆止
弁、付勢手段、感圧切換機構及び加圧通路を、それぞれ
複数備え、各加圧通路は先に動作される吐出室側と遅れ
て動作される吐出室側の感圧室とを連通している。
【0008】又、請求項3記載の発明は、請求項1又は
2において、逆止弁及び固定型吐出室の下流側の吐出管
路に別の逆止弁を設けている。又、請求項4記載の発明
は、請求項3において、別の逆止弁の上流側の吐出管路
を絞りを有する第1連通路により吸入系の空間に連通し
ている。
【0009】又、請求項5記載の発明は、請求項1〜4
のいずれか1項において、加圧通路を、固定型吐出弁の
開閉動作により開閉されるようにしている。さらに、請
求項6記載の発明は、請求項5において、感圧切換機構
の感圧室を第2連通路により吐出系の空間と連通し、こ
の第2連通路には吐出系の空間から感圧室への逆流を阻
止する別の逆止弁を設けている。
【0010】さらに、請求項7記載の発明は、請求項2
〜6のいずれか1項において、両頭ピストン型圧縮機の
フロント側又はリヤ側のハウジング内に固定型吐出室を
設け、フロント側及びリヤ側のハウジングに第1及び第
2の開放型吐出室を設けている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、圧縮機が起動される
と、固定型吐出弁が作動されて、50%以下の小容量で
の運転が開始される。次に、固定型吐出室内の圧力が加
圧通路を通して感圧切換機構の感圧室に作用すると、開
放型吐出弁が閉鎖位置に切り換えられて、圧縮機の吐出
容量が全容量に増大する。
【0012】請求項1記載の発明では、圧縮機の起動時
に50%以下の吐出容量で起動された後、吐出容量が増
大されるので、圧縮機の起動に要するトルクの大きな変
動が抑制され、車両の走行フィーリングが向上する。
【0013】又、請求項1記載の発明では、エンジン、
圧縮機及びその電磁クラッチ等への負荷が低減されるの
で、エンジン等の耐久性が向上する。請求項2記載の発
明では、圧縮機が起動されると、固定型吐出弁が作動さ
れて、50%以下の小容量での運転が開始される。次
に、固定型吐出室内の圧力が第1加圧通路を通して第1
感圧切換機構の感圧室に作用すると、第1開放型吐出弁
が閉鎖位置に切り換えられて、圧縮機の吐出容量が中間
容量に増大する。さらに、第1開放型吐出室の圧力が上
昇すると、この圧力は第2加圧通路を通して第2感圧切
換機構の感圧室に作用する。すると第2開放型吐出弁が
閉鎖位置に切り換えられ、圧縮機の吐出容量が増大す
る。
【0014】このように請求項2記載の発明では、圧縮
機の起動時に50%以下の吐出容量で起動された後、段
階的に吐出容量が増大されるので、圧縮機の起動に要す
るトルクの大きな変動が抑制され、車両の走行フィーリ
ングが向上する。
【0015】又、請求項3記載の発明では、圧縮機の運
転が停止された場合に、別の逆止弁により吐出管路内の
ガスの固定型吐出室への逆流が阻止される。このため、
感圧切換機構の感圧室内の圧力の低下が迅速に行われ、
開放型吐出弁の開放位置への付勢手段による復帰が迅速
となる。従って、次に圧縮機が再起動されるまでの時間
が短くなっても、起動ショックが確実に緩和される。
【0016】又、請求項4記載の発明では、圧縮機の運
転が停止された場合に、別の逆止弁の上流側の吐出管路
内の圧力の低下が絞りを有する第1連通路によりさらに
迅速に行われる。このため圧縮機が再起動されるまでの
時間がさらに短くなっても、起動ショックが確実に緩和
される。
【0017】請求項5記載の発明では、加圧通路が吐出
弁の開閉動作により開閉されるので、感圧切換機構の感
圧室の圧力上昇が緩やかに行われる。このため、開放型
吐出弁の開放位置から閉鎖位置への切り換え時期が遅く
なり、小容量運転の保持時間が長くなる。
【0018】さらに、請求項6記載の発明では、圧縮機
が停止された場合に感圧切換機構の感圧室内の高圧ガス
が第2連通路から排出される。このため、開放型吐出弁
の開放位置への切り換えが迅速に行われ、圧縮機が再起
動されるまでの時間が短くても起動ショックが確実に緩
和される。
【0019】
【実施例】以下、この発明を片側5気筒、合わせて10
気筒の斜板式ピストン圧縮機に具体化した第1実施例を
図1〜図6に基づいて説明する。
【0020】図1に示すように、対接されたシリンダブ
ロック1,2の両端部はバルブプレート3,4を介在し
てフロント及びリヤの両ハウジング5,6によって閉鎖
され、これらは複数本のボルト7によって結合されてい
る。両シリンダブロック1,2の接合部分には斜板室8
が形成されている。その室には両ブロック1,2の中心
に貫設された軸孔1a,2aを貫通する駆動軸9に対し
て傾斜して固着された斜板10が収容されている。前記
シリンダブロック1,2のボス部11,12には、駆動
軸9を支承するラジアルベアリング13,13が圧入さ
れ、又、ボス部11,12と斜板10との間にはスラス
トベアリング14,14が介在されている。シリンダブ
ロック1,2には駆動軸9と平行に、かつ該駆動軸9を
中心とする放射状位置に5対のシリンダボア15が穿設
されている。これらのボア15に嵌装されたピストン1
6はシュー17よりなる軸受機構を介して斜板10に係
留されていて、該斜板10の回転力によってピストン1
6はシリンダボア15内を往復動可能である。
【0021】フロント及びリヤの各ハウジング5,6に
は中心側に吐出室19,20が形成され、外周側に該吐
出室19,20を取り囲むようにしてほぼ環状の吸入室
21,22が形成されている。フロント側の吐出室19
は図2に示すようにフロントハウジング5の隔壁5a,
5b,5cによって二つの吐出室19A,19Bに区画
形成されている。リヤ側の吐出室20は図3に示すよう
にリヤハウジング6の隔壁6aによって円形に形成され
ている。吸入室21,22は図1に示すように前記ボル
ト7の通し孔を兼用する吸入通路23,24によって斜
板室8と連通されている。斜板室8はシリンダブロック
1,2の合わせ面の近くに取り付けられた吸入フランジ
25と連通されている。
【0022】又、シリンダブロック1,2におけるボア
挟間のうち1箇所には図5に示すようにバルブプレート
3,4との接触面からシリンダブロック2の外周面にか
けて吐出通路26、吐出通路27が穿設されている。こ
の吐出通路26,27の出口29,30はシリンダブロ
ック2に取り付けられた吐出フランジ28とそれぞれ連
通されている。吐出通路26,27の入口はバルブプレ
ート3,4に貫通された連通孔31,32を介して吐出
室19A,20と連通されている。吐出室19A,20
は吐出通路26,27との連通部が外周側に適宜膨出さ
れている。さらに、リヤ側の吐出通路27の出口30に
はそれを開閉するための第1逆止弁33が設けられてい
る。この第1逆止弁33はリヤ側の吐出室20内が低圧
状態では出口30を閉鎖し、高圧状態では出口30を開
放する。
【0023】図1に示すように前記バルブプレート3,
4には吸入口34,35及び吐出口36,37が貫設さ
れ、これらを介してシリンダボア15が吸入室21,2
2及び吐出室19A,19B,20とそれぞれ連通され
ている。吸入口34,35及び吐出口36,37にはそ
れぞれ吸入弁38,39及び吐出弁40A,40B,4
1が配設されている。吐出弁40A,40B,41はリ
テーナ42A,42B,43によってその変形量が規制
されている。
【0024】さらに、フロント側の固定型吐出室19A
は図2に示すように一つの吐出口36を通して一つのボ
ア15と連通され、開放型吐出室19Bは4つの吐出口
36を介して4つのボア15とそれぞれ連通されてい
る。吐出室19A内に収容した固定型吐出弁40Aはリ
テーナ42Aとともにボルト48によりバルブプレート
3に固定されている。
【0025】次に、図1及び図3によりリヤ側の第1開
放型吐出弁41(以下単に第1吐出弁という)の第1感
圧切換機構K1について説明する。前記リヤハウジング
6の中心部には有底円筒状のスプール収容室60が形成
され、その内部には円柱状のスプール61が駆動軸9の
軸線方向の往復動可能に収容されている。このスプール
61のフロント側端面には第1吐出弁41及びそのリテ
ーナ43がボルト62により固定されている。スプール
61のリヤ側端面と収容室60の底面との間には第1感
圧室63が形成され、この室内の圧力が上昇すると、吐
出弁41が開放位置から正規の閉鎖位置に切り換え可能
である。前記リヤハウジング6には第1吐出弁41及び
リテーナ43の回動を阻止するピン64がスプール61
と平行に支持されている。シリンダブロック2の中心孔
2aにはバネ収容室65が形成され、この室には第1吐
出弁41を開放位置に付勢するための第1付勢手段とし
てのコイル状の第1バネ67が収容されている。バネ収
容室65はバルブプレート4の中心孔4aによって吐出
室20と連通され、収容室65はシリンダブロック2に
形成した通路66によって斜板室8と連通されている。
従って、第1吐出弁41が開放位置に保持された状態で
は、吐出室20は中心孔4a、バネ収容室65及び通路
66により形成されたドレン通路68によって斜板室8
と連通され、ピストン16の往復動によりガスの圧縮動
作が行われることはない。
【0026】前記第1感圧室63は第1加圧通路69に
よりフロント側の吐出室19Aと連通されている。吐出
室19A内に圧縮されたガスが供給されると、第1加圧
通路69から第1感圧室63に高圧の冷媒ガスが供給さ
れ、スプール61が第1吐出弁41及びリテーナ43と
ともに第1バネ67の付勢力に抗して開放位置から正規
の閉鎖位置に移動される。
【0027】一方、第2開放型吐出室19B内に収容し
た第2開放型吐出弁(以下単に第2吐出弁という)40
Bはそのリテーナ42Bとともに、正規の閉鎖位置と吐
出口36を開放する開放位置とに変位可能である。この
第2吐出弁40Bの第2感圧切換機構K2を図1及び図
2により説明する。
【0028】フロントハウジング5の中心部には駆動軸
9を取り巻くようにスプール収容室49が形成され、そ
の内部にはスプール44が駆動軸9に沿って軸方向への
移動可能に収容されている。このスプール44の外周に
は第2吐出弁40Bの基端環状部及びリテーナ42Bの
基端環状部がネジ筒45により締付固定されている。
又、前記スプール44のフロント端面とフロントハウジ
ング5との間には第2感圧室46が形成され、該室46
は通路5dを介して吐出室19Bと連通されている。前
記シリンダブロック1の中心孔1aにはバネ収容室1b
が形成され、その内部には前記スプール44をフロント
側、つまり第2吐出弁40Bを開放位置へ付勢する第2
付勢手段としてのコイル状の第2バネ47が収容されて
いる。
【0029】前記スプール44の内周面には駆動軸9と
のシールを図るシールリング50が設けられている。フ
ロントハウジング5の軸孔には駆動軸9とのシールを図
るシールリング51及びシール機構52が設けられてい
る。さらに、バネ収容室1bには吐出室19Bとバネ収
容室1bとのシールを行うシールリング53が設けられ
ている。
【0030】又、リヤ側の第1開放型吐出室20とフロ
ント側の第2開放型吐出室19Bは第2加圧通路70を
介して連通されている。リヤ側の吐出室20内に圧縮さ
れたガスが供給されると、第2加圧通路70から高圧の
冷媒ガスが吐出室19Bに供給され、通路5dを通して
第2感圧室46に供給される。このため、スプール44
が第2吐出弁40B及びリテーナ42Bとともに、バネ
47の付勢力に抗して正規の閉鎖位置に移動される。
【0031】この実施例では第1,2吐出弁41,40
Bの作動状態において、圧縮されたガスが吐出室19B
から第2加圧通路70を通して吐出室20に送られ、こ
の吐出室20から吐出通路27を通して吐出フランジ2
8に送られる。従って、第2加圧通路70はガスを吐出
する第2吐出通路70Aとしての機能を兼用する。さら
に、第1逆止弁33は第2吐出通路70Aの第2逆止弁
としての機能を兼用する。
【0032】前記吐出フランジ28には吐出管路71が
接続されていて、この管路71には第3逆止弁72が介
在されている。この吐出管路71には図示しないが、冷
凍回路の凝縮器、蒸発器等が接続されている。逆止弁7
2は圧縮機の運転が停止された場合に、吐出管路71内
のガスがフランジ28側に逆流するのを阻止する。又、
弁72の上流側の吐出管路71は第1連通路73及び絞
り74を介して吸入管路75と連通されている。この絞
り74と第1連通路73により圧縮機の運転が停止され
た場合に、弁72上流側の吐出管路71内のガスが吸入
管路75側に排出され、内部圧力の低下が促進される。
【0033】次に、前記のように構成した多気筒圧縮機
について、その作用を説明する。図1は圧縮機の停止状
態を示す。この状態ではシリンダボア15、吸入室2
1,22、吐出室19A,19B,20及び感圧室4
6,63等の圧力がバランスして低圧となっている。こ
のため、フロント側の第2吐出弁40Bがバネ47によ
り開放位置に保持されるとともに、リヤ側の第1吐出弁
41も開放位置に保持されている。
【0034】この停止状態で圧縮機の電磁クラッチ(図
示略)がオンされると、エンジンの動力により駆動軸9
を介して斜板10が回転され、斜板10の回転により各
ピストン16はシリンダボア15内で往復動される。こ
のとき、10気筒中の1気筒と対応する吐出室19A内
の吐出弁40Aのみが作動可能であるため、圧縮機は1
0%の吐出容量で起動され、起動時の所要トルクは図6
に実線で示すように小さい。従って、車両の走行中にエ
ンジンに過大な負荷が作用することはなく、走行フィー
リングが向上する。
【0035】前述した1気筒分の圧縮機の運転が開始さ
れると、吐出室19A内に吐出された冷媒ガスは、吐出
通路26及び吐出フランジ28から吐出管路71に送ら
れる。
【0036】又、吐出室19A内の高圧のガスは第1加
圧通路69を通してリヤ側の第1感圧室63に供給さ
れ、この圧力が設定値を越えると、スプール61及び第
1吐出弁41が第1バネ67の付勢力に抗して開放位置
から閉鎖位置に切り換えられる。(図4参照)このた
め、ドレン通路68が第1吐出弁41によって閉じら
れ、リヤ側の5気筒分のシリンダボア15内でのガスの
圧縮が開始される。圧縮されたガスはリヤ側の吐出室2
0から第1吐出通路27を通して逆止弁33を開放しつ
つ吐出フランジ28側に送られる。この状態ではフロン
ト側及びリヤ側合わせて6気筒、つまり圧縮機は60%
の吐出容量で運転される。このときリヤ側では50%の
吐出容量の第1吐出弁41が一斉に閉鎖位置に切り換え
られるが、圧縮機が運転中であるため、その所要トルク
の変動値は図6に示すように従来の所要トルクと比較し
て小さい。
【0037】さらに、リヤ側の吐出室20内の高圧のガ
スは、第2加圧通路70を介してフロント側の吐出室1
9Bに供給される。このため高圧のガスが通路5dから
第2感圧室46に供給され、スプール44は第2吐出弁
40Bとともに第2バネ47の付勢力に抗して開放位置
から閉鎖位置に移動される。(図4参照)このため残り
4気筒分のフロント側のシリンダボア15内での圧縮が
開始され、吐出室19Bから高圧の冷媒ガスが第2吐出
通路70A(第2加圧通路70)を通してリヤ側の吐出
室20に吐出される。この4気筒分の圧縮が開始される
と、図6に示すように起動トルクが増大するがその変動
値は小さいため、エンジンに与えるトルクが低減され、
走行フィーリングが向上する。
【0038】以上のように圧縮機の起動時には所要トル
クが三段階に増大するので、その一回の変動値が低減さ
れ、起動時のショックが緩和され、車両の走行フィーリ
ングが向上する。又、圧縮機やエンジン、電磁クラッチ
に対する衝撃が軽減され、それらの耐久性が向上する。
【0039】電磁クラッチがオフされて、圧縮機が停止
されると、第3逆止弁72により吐出管路71内の下流
側からの高圧ガスの逆流が阻止され、かつ第1連通路7
3及び絞り74を通して圧縮機内のガスが吸入管路75
側に放出される。このため吐出室19A,19B,20
及び感圧室46,63等の圧力が速やかに低下し、リヤ
側の第1吐出弁41及びフロント側の第2吐出弁40B
はバネ47,67により閉鎖位置から開放位置に切り換
えられる。このため、圧縮機の運転が停止されてから短
時間で再起動されても所要トルクを確実に低減すること
ができる。
【0040】ところで、図6に示す時間と所要トルクの
曲線から明らかなように、圧縮機が全容量で運転されて
いる状態における実施例と従来例の所要トルクの大きさ
は等しい。このため、もし第2吐出弁40Bをリヤ側の
第1吐出弁41と同時に閉鎖位置に変位する構成をとっ
た場合には、図6の二点鎖線で示すように圧縮機の所要
トルクは従来の50%起動時と同等かそれ以上に増大す
る。従って、この第1実施例のように10気筒中の1気
筒(10%)のみを固定型吐出室19Aと連通した場合
には、最低2つの開放型吐出室が必要となる。しかし、
この実施例において、例えば3気筒分の圧縮室を固定型
吐出室19Aと連通した場合には、残り7気筒の圧縮室
と対応する吐出弁を同時に作動しても全所要トルクの2
分の1程度に低減することができる。
【0041】ところで、前記ドレン通路68は省略する
こともできるが、この通路68により開放型吐出弁41
の開放状態において吐出室20内の温度上昇を抑制する
ことができる。
【0042】次に、この発明を具体化した第2実施例を
図7〜図10により説明する。この第2実施例では図7
に示すように第3逆止弁72の上流側の吐出管路71と
第1感圧室63とを第2連通路76により連通してい
る。又、この通路76には第4逆止弁77が介在され、
第1感圧室63から吐出管路71にガスを排出可能であ
る。図9示すように吐出弁40Aを支持するバルブプレ
ート3には溝81が形成され、該溝81は連通孔82を
通してシリンダブロック1の端面に形成した連通溝83
に接続されている。この溝83は図8に示すようにフラ
ンジ84により第1加圧通路69と連通されている。
【0043】この第3実施例では吐出弁40Aが図9に
示すように吐出口36を閉鎖する状態では、溝81が弁
40Aにより閉鎖されて、第1加圧通路69が閉鎖され
る。又、吐出弁40Aが図10に示すように吐出口36
を開放する状態では、溝81が開放されて、第1加圧通
路69が開放される。この第2実施例のその他の構成は
前記第1実施例と同様である。
【0044】従って、この第2実施例では吐出室19A
から第1感圧室63へ供給されるガスの量を低減して第
1吐出弁41が開放位置から閉鎖位置に切り換えられる
までの時間、つまり圧縮機の最小容量での運転時間を長
くすることができる。このため、起動トルクの変動が立
て続けに生じることはなく、起動ショックの緩和が確実
となる。
【0045】又、この第2実施例では、圧縮機が停止さ
れた場合に感圧切換機構K1の感圧室63内の高圧ガス
が第2連通路76、逆止弁77、吐出管路71、第1連
通路73及び絞り74を通して吸入管路へ排出される。
このため、開放型吐出弁41の開放位置への切り換えが
迅速に行われ、圧縮機が再起動されるまでの時間が短く
ても起動ショックが確実に緩和される。
【0046】次に、この発明の第3実施例を図11によ
り説明する。この実施例ではリヤハウジングのみに吸入
室と吐出室を備えた片頭ピストン型圧縮機に本発明が具
体化されている。すなわち、リヤハウジング6の外周側
には吸入室22が環状に形成され、内側には隔壁6bに
よって吐出室19A,19B,20が区画形成されてい
る。吐出室19A内には一つの吐出孔37を開閉する固
定型吐出弁40Aが収容されている。又、第1及び第2
の開放型吐出室20,19Bには第1,第2吐出弁4
1,40Bが設けられている。さらに、第1吐出弁41
を作動するスプール61の感圧室63は第1加圧通路6
9を介して吐出室19Aと連通されている。又、第2吐
出弁40Bを作動するスプール44の感圧室46は第2
加圧通路70を介して吐出室20と連通されている。さ
らに、リヤハウジング6の隔壁6bには第1及び第2の
吐出通路27,70Aが設けられ、両通路には第1及び
第2の逆止弁33A,33Bが設けられている。さら
に、シリンダブロック2にはドレン通路68,78が設
けられている。
【0047】この実施例では圧縮機が起動されると、第
1,第2吐出弁41,40Bはともに開放位置にあるの
で、5気筒中の1気筒、つまり20%の吐出容量で圧縮
機が起動される。この一つの気筒で圧縮されたガスは吐
出通路26から吐出管路71に吐出される。
【0048】次に、吐出室19Aの高圧のガスは第1加
圧通路69を通して第1感圧室63に供給され、スプー
ル61により第1吐出弁41が閉鎖位置に切り換えら
れ、圧縮機は5気筒中3気筒、つまり計60%の容量で
運転される。さらに、この第1吐出弁41が作動される
と、吐出室20から第2加圧通路70を通して高圧ガス
が第2感圧室46に供給されるので、第2吐出弁40B
が閉鎖位置に切り換えられ、圧縮機は全容量で運転され
る。
【0049】又、吐出室20,19B内で圧縮されたガ
スは、吐出通路27,70Aから逆止弁33A,33B
を押し退けて吐出室19Aに合流する。この第3実施例
も圧縮機の起動時には所要トルクが三段階に分かれて増
大するので、第1実施例の作用及び効果と同様の作用及
び効果がある。
【0050】次に、この発明の第4実施例を図12によ
り説明する。この実施例ではリヤハウジング6内に固定
型吐出室19A及び開放型吐出室20が一つ設けられて
いる。又、吐出室19A内は5気筒のうち2気筒分のボ
ア15と吐出口37を介して連通されている。吐出室2
0は残り3気筒分のボア15と吐出口37を介して連通
されている。その他の構成は第3実施例と同様である。
【0051】この実施例では圧縮機が40%容量で起動
されるので、所要トルクが前記各実施例よりも大きくな
るが、従来例の50%容量での起動と比較して一回目の
トルクの変動値が低減され、起動ショックが緩和され
る。又、吐出弁41が作動されると、60%容量の気筒
での圧縮が開始されるが、圧縮機が運転中であるため、
トルクの変動値は従来の50%起動のトルク変動値と比
較して低減される。
【0052】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)第1,2実施例において、第1連通路73及び絞
り74のみを省略すること。又、第3逆止弁72のみを
省略すること。さらに、これらの両方を省略すること。
これらの場合には、感圧室63,46内の圧力低下が前
記実施例と比較して遅くなるが、やがて吐出弁41,4
0Bがバネ67,47により開放位置に切り換えられ
る。
【0053】(2)第1,2実施例では吐出室19Aの
吐出弁40Aを一つにしたが、これを2,3又は4つに
すること。これらの場合にも圧縮機の起動時の一回目の
トルク変動値を低減して、車両の走行フィーリングを向
上することができる。
【0054】(3)前記実施例では第1及び第2の加圧
通路69,70を外部配管により構成したが、これをシ
リンダブロック1,2及びハウジング5,6内に形成す
ること。
【0055】(4)第1,2実施例において、フロント
側に第1開放型吐出室を設け、リヤハウジング6内に第
2開放型吐出室を設けること。 (5)第3,4実施例において、第2実施例の第1加圧
通路69、第2連通路76及び第4逆止弁77の構成を
採用すること。
【0056】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。請
求項1において、開放型吐出弁はスプールに支持され、
該スプールの背面には感圧室が形成されている多気筒圧
縮機。
【0057】この圧縮機の場合には感圧切換機構の構成
を簡素化してコストを低減することができる。この明細
書において気筒数の比は、開放型吐出室が一つの場合に
は、例えば3気筒では1対2、4気筒では1対3、5気
筒では2対3、6気筒では2対4というように設定され
る。さらに、開放型吐出室が2つある場合には、例えば
3気筒では1対1対1、4気筒では1対1対2、5気筒
では1対2対2、6気筒では1対2対3というように設
定される。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は特許請
求の範囲の欄に記載した構成を有するので、次のような
効果がある。
【0059】請求項1記載の発明では圧縮機の起動時に
トルクの大きな変動が抑制され、車両の走行フィーリン
グを向上することができる。又、請求項1記載の発明で
は、エンジン、圧縮機及びその電磁クラッチ等への負荷
が低減されるので、エンジン等の耐久性を向上すること
ができる。
【0060】請求項2記載の発明は、圧縮機の起動時に
50%以下の吐出容量で起動された後、段階的に複数回
に吐出容量が増大されるので、圧縮機の起動に要するト
ルクの大きな変動が抑制され、車両の走行フィーリング
を向上することができる。
【0061】又、請求項3記載の発明では、圧縮機が再
起動されるまでの時間が短くなっても、起動ショックを
確実に緩和することができる。又、請求項4記載の発明
では、圧縮機が再起動されるまでの時間がさらに短くな
っても、再起動ショックを確実に緩和することができ
る。
【0062】請求項5記載の発明では、第1開放型吐出
弁の開放位置から閉鎖位置への切り換え時期が遅くな
り、小容量運転の保持時間を長くして起動ショックの低
減を確実に行うことができる。
【0063】さらに、請求項6記載の発明では、圧縮機
が停止された場合に、開放型吐出弁の開放位置への切り
換えが迅速に行われ、圧縮機が再起動されるまでの時間
が短くなっても起動ショックを確実に緩和することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した第1実施例の圧縮機の
中央部縦断面図である。
【図2】 フロントハウジング側の横断面図である。
【図3】 リヤハウジング側の横断面図である。
【図4】 圧縮機の全容量状態を示す中央部縦断面図で
ある。
【図5】 吐出フランジ付近の縦断面図である。
【図6】 時間と圧縮機の所要トルクとの関係を示すグ
ラフである。
【図7】 この発明の第2実施例の圧縮機の中央部縦断
面図である。
【図8】 第2実施例のフロントハウジング側の横断面
図である。
【図9】 第2実施例の固定型吐出弁の閉鎖状態の部分
断面図である。
【図10】 第2実施例の固定型吐出弁の開放状態の部
分断面図である。
【図11】 この発明の第3実施例を示す要部の断面図
である。
【図12】 この発明の第4実施例を示す要部の断面図
である。
【図13】 従来の圧縮機の中央部縦断面図である。
【符号の説明】
15…シリンダボア、19A…固定型吐出室、20,1
9B…第1及び第2の開放型吐出室、36,37…吐出
口、27,70A…第1及び第2の吐出通路、33,3
3A,33B…第1及び第2の逆止弁、40A…固定型
吐出弁、41,40B…第1及び第2の開放型吐出弁、
67,47…第1及び第2の付勢手段としてのバネ、6
3,46…第1及び第2の感圧室、69,70…第1及
び第2の加圧通路、71…吐出管路、72,77…第3
及び第4の逆止弁、73…第1連通路、74…絞り、7
6…第2連通路、K1,K2…第1及び第2の感圧切換
機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3つ以上の圧縮室の一部と吐出口を介し
    て連通する固定型吐出室と、 上記吐出室内の所定位置に保持されて吐出口を開閉する
    固定型吐出弁と、 他の圧縮室と吐出口を介して連通された開放型吐出室
    と、 上記開放型吐出室内で吐出口を開閉可能な開放型吐出弁
    と、 開放型吐出室と吐出系の空間とを連通する吐出通路と、 上記吐出通路に設けられた逆止弁と、 前記開放型吐出弁を常には開放位置に保持する付勢手段
    と、 前記開放型吐出弁を開放位置から閉鎖位置に切り換える
    ための感圧切換機構と、 固定型吐出室と感圧切換機構の感圧室を連通する加圧通
    路と、を備え、 前記固定型吐出弁及び開放型吐出弁が所定の時間差をも
    って前後して作動された場合の起動時のトルク変動がと
    もに、50%容量で運転を開始した場合の所要トルクよ
    りも低くなるように、各吐出室とそれぞれ連通する気筒
    数の比を設定した多気筒圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記開放型吐出室、
    開放型吐出弁、吐出通路、逆止弁、付勢手段、感圧切換
    機構及び加圧通路は、それぞれ複数備えられ、各加圧通
    路は先に動作される吐出室側と遅れて動作される吐出室
    側の感圧室とを連通するものである多気筒圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、逆止弁及び固
    定型吐出室の下流側の吐出管路には別の逆止弁が設けら
    れている多気筒圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、別の逆止弁の上流側
    の吐出管路は絞りを有する第1連通路により吸入系の空
    間に連通されている多気筒圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    加圧通路は、固定型吐出弁の開閉動作により開閉される
    ようにした多気筒圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、感圧切換機構の感圧
    室は第2連通路により吐出系の空間と連通され、この第
    2連通路には吐出系の空間から感圧室への逆流を阻止す
    る別の逆止弁が設けられている多気筒圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項において、
    圧縮機は両頭ピストン型圧縮機であって、そのフロント
    側又はリヤ側のハウジング内には固定型吐出室が設けら
    れ、フロント側及びリヤ側のハウジングには第1及び第
    2の開放型吐出室が設けられている多気筒圧縮機。
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