JPH0729333B2 - 樹脂ケ−スの製造方法 - Google Patents

樹脂ケ−スの製造方法

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JPH0729333B2
JPH0729333B2 JP61070390A JP7039086A JPH0729333B2 JP H0729333 B2 JPH0729333 B2 JP H0729333B2 JP 61070390 A JP61070390 A JP 61070390A JP 7039086 A JP7039086 A JP 7039086A JP H0729333 B2 JPH0729333 B2 JP H0729333B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気テープカセットを収納するカセットケース
等の樹脂ケースの製造方法に関する。
〔発明の概要〕
本発明は身側ケースと蓋側ケースを同一金型内で近接し
た状態で同時成形すると共に両ケースの金型からの突出
し動作に伴い両ケースを連結組合せするようにしたこと
により、身側ケースと蓋側ケースとから成る樹脂ケース
の生産性が向上され、製品の低廉化を可能とするもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、磁気テープカセットを収納するカセットケース等
の樹脂成形ケースにおいて身側ケースと蓋側ケースを互
いに回転可能に連結して構成するものは、身側ケースと
蓋側ケースとを夫々別個の成形機により成形し、この成
形機より取出された両ケースを自動機により合流,整
列,組立て及び集積等を行なうことにより樹脂成形品た
る蓋付きケースを得るか、又は身側ケースと蓋側ケース
とを多材質・多色の同時成形法によりヒンジ部を介して
同一金型内で一体化成形することにより樹脂成形品たる
蓋付きケースを得ていた。
このようなケースの樹脂成形にはランナプルによる成形
法に代えてホットランナ成形法を用いることが提案され
ている(特公昭59-42392号公報,特開昭58-212926号公
報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のように身側ケースと蓋側ケースとを夫々別個に成
形するには最低一組2台の成形機と、2個の金型を必要
とし、また両ケースを連結し組立てる自動機の構成が複
雑であって成形機と組立自動機から成る装置が高価とな
って、樹脂成形品たるケースがコスト高になる欠点があ
り、一方、身側ケースと蓋側ケースとを同時成形法によ
り一体化成形する場合は耐ヒンジ特性と高い透明性を合
せ持った樹脂が通常得にくく、また構造上、両樹脂の接
合部、即ち両ケースのヒンジ部がケースのデザイン体裁
面に表出し商品価値を低下させることになり、更にこの
ケースが磁気テープを収納するカセットケースの場合は
自動機械によるカセット,紙カード等の挿入時に製品形
状,ヒンジ位置等の理由から不都合を有していた。
本発明はかかる点に鑑み身側ケースと蓋側ケースを同一
金型内において別個に成形し、同一金型内で互いに連結
し組立てるようにした樹脂ケースの製造方法を提供する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の問題を解決するために本発明は、軸突子および軸
支孔の嵌合により軸支される身側ケースと蓋側ケースと
から成る樹脂ケースの製造方法において、同一金型内に
身側ケースの成形キャビティと蓋側ケースの成形キャビ
ティを直交し、かつ金型からの突き出し動作方向に軸突
子および軸支孔が存在する方向に配列して形成し、身蓋
両ケースを各キャビティ内で成形した後、両成形ケース
の金型からの突出し動作に伴い両成形ケースを連結組合
せるように成し、身蓋両ケースを連結組合せた状態で金
型から取出すように構成したものである。
〔作用〕
このように同一金型内に軸突子および軸支孔の嵌合によ
り軸支される身側ケースの成形キャビティと蓋側ケース
の成形キャビティを直交し、かつ金型からの突き出し動
作方向に軸突子および軸支孔が存在する方向に配列して
形成することにより、両キャビティにおいて成形された
両ケースの突出し動作時に一方のケースが他方のケース
側へ移動されて一方のケース側の軸突子又は軸支孔と他
方のケース側の軸支孔又は軸突子が互いに嵌合して連結
組合され、この状態で他方のケースを金型から突出すこ
とにより、これに伴って一方のケースも取出される。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
実施例としてオーディオテープカセットを収納するカセ
ットケースの身側ケースと蓋側ケースの成形及び組立て
を掲げる。
第1図は本発明に係る製造方法によって得られるカセッ
トケースの分解斜視図を示し、このカセットケースは蓋
側ケース(1)と身側ケース(2)から構成される。
蓋側ケース(1)はその内面側前部に磁気テープカセッ
ト(図示せず)を収納する箱状のポケット部(3)を上
面部(1a),前面部(1b),下面部(1c)及び両側面部
(1d),(1e)より形成した構造であり、また身側ケー
ス(2)は両側壁部(2a),(2b)の端部に蓋側ケース
(1)の両側面部(1d),(1e)を回転自在に軸支する
軸支面(2a1),(2b1)を形成し、底面部(2c)にポケット
部(3)の回転半径に対応する切欠部(4)を設けると
共に磁気テープカセットのリールハブを係止する一対の
係止突片(5)を突設した構造である。そしてこの蓋側
ケース(1)と身側ケース(2)とを互いに回転自在に
連結し、また閉蓋状態で両ケース(1),(2)を係合
させるために蓋側ケース(1)の両側部(1d),(1e)
の外側面に軸突子(1d1),(1e1)と係合突子(1d2),(1e2)を
突設し、これと対応して身側ケース(2)の両側壁部
(2a),(2b)の軸支面(2a1),(2b1)には軸突子(1d1),
(1e1)が挿通軸支される軸支孔(2a2),(2b2)と係合突子(1
d2),(1e2)が係合される係合孔(2a3),(2b3)が穿設されて
おり、また軸支面(2a1),(2b1)の内面側にはその上縁か
ら軸支孔(2a2),(2b2)に達する軸突子(1d1),(1e1)の案内
溝(2a4),(2b4)が軸支孔側へ高く傾斜して形成され、後
述する両ケース(1)と(2)の組立動作において軸支
孔(2a2),(2b2)に対し軸突子(1d1),(1e1)の挿通が円滑に
行なえるようになされている。
第2図及び第3図は本発明に係る製造方法を説明するた
めの金型部分の概略断面図で第2図は縦断正面側の断面
を示し、第3図は縦断側面側、即ち第2図のA-A線断面
図を示す。
図において(21)は成形機取付時の位置決めとなるロケ
ートリング、(22)は成形機ノズル先端とタッチするス
プールブッシュ、(23)は金型内の樹脂通路を加熱し、
樹脂を溶融状態に保つ加熱ブロック、(24)は加熱ブロ
ック(23)のスペースを保持し、キャビティインサート
(25)を固定するスペーサーブロック、(26)及び(2
7)は蓋側ケース(1)及び身側ケース(2)を成形す
る樹脂がキャビティ(28)及び(29)に流れる通路を形
成するランナーブッシュでキャビティインサート(25)
に嵌着されている。(30)及び(31)はランナーブッシ
ュ内の樹脂を溶融状態に保つスピア(尖頭発熱体)、
(32)及び(33)はランナーブッシュ先端のホットラン
ナーゲート、(34)はコアインサートでキャビティイン
サート(25)との間に身側ケース(2)の成形キャビテ
ィ(以下身側キャビティと云う)(29)が下向きで水平
方向に形成され、この身側キャビティ(29)に隣接して
ホットランナーゲート(33)に対応するサブランナー
(35)がキャビティインサート(25)に跨って形成され
ている。
(36)はコアインサート(34)の一側面に対応して配さ
れるスライドコアで、このスライドコアとキャビティイ
ンサート(25)とコアインサート(34)とにより蓋側ケ
ース(1)の成形キャビティ(以下蓋側キャビティと云
う)(28)がポケット部(3)の成形部(以下ポケット
成形部)(28a)を上側にした垂直方向で身側キャビテ
ィ(29)の軸支面(2a1),(2b1)の成形部(以下軸支面成
形部と云う)(29a)間の下側に対応して形成され、こ
の蓋側キャビティ(28)に隣接してホットランナーゲー
ト(32)に対応するサブランナー(37)がこのスライド
コアに形成されている。
(38)及び(39)は蓋側キャビティ(28)のポケット成
形部(28a)の側面から身側キャビティ(29)の軸支面
成形部(29a)の側面に対応して配される側面スライダ
で、第4図に示すように蓋側キャビティ(28)に対応す
る部面には蓋側ケース(1)の両側面(1d),(1e)に
突設される軸突子(1d1),(1e1)及び係合突子(1d2),(1e2)
を成形する凹部(38a),(39a)及び(38b),(39b)
が形成され、また身側キャビティ(29)に対応する部面
には身側ケース(2)の軸支面(2a1),(2b1)に穿設され
る軸支孔(2a2),(2b2)及び係合孔(2a3),(2b3)を成形する
凸部(38c),(39c)及び(38d),(39d)が形成され
ている。
(40)はコアインサート(34)を保持する固定枠体で内
部に第1の可動型板(41)と第2の可動型板(42)が上
下関係で夫々別個に所要ストロークで昇降可能に配さ
れ、昇降機構(43)により昇降される。このため昇降機
構(43)の昇降軸体(43a)に第1の可動型板(41)に
係合される第1の係合体(44)と、第2の可動型板(4
2)にリミッタ機構(45)を介して第1の係合体と所要
間隔をおいて係合される第2の係合体(46)が備えられ
ている。
そして第1の可動型板(41)にはガイド支持軸(47)
と、身側キャビティ(29)に対応し先端部(48a)が身
側ケース(2)の後面部の厚みと略等しい厚みに形成さ
れた第1の身側エジェクタピン(48)と、先端部(49
a)が係止突片(5)の中心部に対応する太さに形成さ
れた第2の身側エジェクタピン(49)と、サブランナー
(35)に対応するランナーエジェクタピン(50)とを夫
々立設して、固定枠体(40)及びコアインサート(34)
に挿通し、またスライドコア(36)にサブランナ(37)
に対応して昇降可能に挿通されコイルスプリング(51)
により常時下降偏倚されるランナーエジェクタピン(5
2)の下端に当接される連動ピン(53)を立設して固定
枠体(40)に挿通してある。
一方、第2の可動型板(42)には蓋側キャビティ(28)
に対応し、先端部(54a)が蓋側ケース(1)の上面部
(1a)の厚みと略等しい厚みに形成された第1の蓋側エ
ジェクタピン(54)と、先端部(55a)が下面部(1c)
の厚みと略等しい厚みに形成された第2の蓋側エジェク
タピン(55)が立設されて第1の可動型板(42),固定
枠体(40)及びコアインサート(34)に挿通してある。
なお、図中(56)は金型取付板である。
以上の金型構成において成形機ノズル(図示せず)より
射出された樹脂はスプールブッシュ(22)を通り、樹脂
溶融温度以上に加熱された加熱ブロック(23)内の流路
を通り、スピア(30)及び(31)により加熱されている
ランナーブッシュ(26)及び(27)を経てホットランナ
ーゲート(32)及び(33)からサブランナー(37)及び
(35)を介して蓋側キャビティ(28)及び身側キャビテ
ィ(29)に流入充填される。この蓋側キャビティ(28)
及び身側キャビティ(29)の樹脂充填開始及び終了は同
時に行なわれるように樹脂流入バランスが取られてい
る。
このようにして各キャビティ(28)及び(29)に充填さ
れた樹脂はランナーブッシュ(26)及び(27)のスピア
(30)及び(31)が冷えることにより固化される。この
樹脂の固化後、型開き動作によりキャビティインサート
(25)をスペーサーブロック(24)を介して上昇させて
コアインサート(34)から離隔すると共に両側面スライ
ダ(38),(39)を外方へ移動させ両キャビティ(2
8),(29)から離隔させる。この状態で蓋側キャビテ
ィ(28)で成形される蓋側ケース(1)の軸突子(1d1),
(1e1)及び係合突子(1d2),(1e2)が突設された両側面(1
d),(1e)が、また身側キャビティ(2)の軸支孔(2a
2),(2b2)及び係合孔(2a3),(2b3)が、突設された軸支面
(2a1),(2b1)が表出される。
そこで、第2の可動型板(42)を昇降機構(43)により
所定ストロークS1だけ上昇させると蓋側エジェクタピン
(54)及び(55)が上動されてその先端部(54a)及び
(55a)が蓋側ケース(1)の上面部(1a)及び下面部
(1c)の端縁を押圧し、蓋側ケース(1)を蓋側キャビ
ティ(28)から押上げることになる。このため蓋側ケー
ス(1)の両側面部(1d)及び(1e)が身側ケース
(2)の両軸支面(2a1)及び(2b1)の内側に対応され(第
6図A)、この状態で更に押上げられることにより軸突
子(1d1)及び(1e1)が軸支面(2a1)及び(2b1)を外方へ押圧
しながら、(同図B)上昇し、第5図に示す如く第2の
可動型板(42)がストロークS1の上端まだ達し、蓋側ケ
ース(1)の押上げが終了すると軸突子(1d1)及び(1e1)
が身側ケース(2)の軸支面(2a1)及び(2b1)の軸支孔(2
a2)及び(2b2)に嵌合され(第6図C)、蓋側ケース
(1)と身側ケース(2)の合致組合せがなされる。こ
の際の軸突子(1d1)及び(1e1)の軸支孔(2a2)及び(2a3)に
対する嵌合は軸支面(2a1)及び(2b1)に形成された案内溝
(2a4)及び(2b4)に沿って円滑に行なわれる。
この状態で第1の可動型板(41)を昇降機構(43)によ
り所定ストロークS2だけ上昇させると第1及び第2の身
側エジェクタピン(48)及び(49)が上動されて身側ケ
ース(2)をコアインサート(34)から上方へ離型させ
ると共にランナーエジェクタピン(50)及び連動ピン
(53)も上動されてサブランナー(35)内の残留樹脂が
エジェクタピン(50)により、またサブランナー(37)
内の残留樹脂が連動ピン(53)により突上げられるスラ
イドコア内のランナーエジェクタピン(52)により突出
される。
このようにして、身側ケース(2)が離型されるに伴い
軸突子と、軸支孔の嵌合により連結組合されている蓋側
ケース(1)も型外に同時に取出され、蓋側ケース
(1)と身側ケース(2)とから成るカセットケースが
得られる。
以上のように構成される金型は成形装置に複数個配設す
ることによりカセットケースの複数個取り、例えば6個
取り、8個取り等に構成できるものである。
なお、以上の構成においてカセットケースの形状,金型
キャビティ形状等は図示のものに限定するものではな
く、各種の形状とすることができると共に金型構造も本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更でき、また本発
明はカセットケースの成形のみに適用するものではなく
複数の成形品を連結組合せて構成するものであれば各種
の物品の成形に適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば軸支連結して樹脂ケースを
構成する身側ケースと蓋側ケースは、成形において同一
金型内で別個の成形キャビティにより成形されるので、
両ケースを連続射出成形するものに比し、樹脂の流れが
良好で精度良く成形される。この両ケースの成形後の取
出し時の突出し動作で軸突子と軸支孔が嵌合されること
によりこの両ケースの連結組合せが行なえるので別個に
成形し組合せる場合に比し、設備はもとより工程が簡略
化され、しかも組合せが限定されることにより精度維持
が容易となり、また金型内での身蓋キャビティの効率良
い配列が可能となって成形品の取数が増大し生産性が著
しく向上して製品の低廉化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造方法によって得られる一例の
カセットケースの分解斜視図、第2図は本発明に係る製
造方法を説明するための金型構造の概略断面図、第3図
は第2図のA-A線断面図、第4図は、側面スライダの動
作説明図、第5図は型開き状態の金型構造の概略断面
図、第6図は両ケースの連結組合せ動作の説明図であ
る。 図中(1)は蓋側ケース、(1d),(1e)は側面部、(1
d1),(1e1)は軸突子、(2)は身側ケース、(2a1),(2b1)
は軸支面、(2a2),(2b2)は軸支孔、(25)はキャビティ
インサート、(28),(29)はキャビティ、(32),
(33)はホットランナーゲート、(34)はコアインサー
ト、(38),(39)は側面スライダ、(41),(42)は
可動型板、(48),(49),(54),(55)はエジェク
タピンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸突子および軸支孔の嵌合により軸支され
    る身側ケースと蓋側ケースとから成る樹脂ケースの製造
    方法において、 同一金型内に身側ケースの成形キャビティと蓋側ケース
    の成形キャビティを直交し、かつ金型からの突出し動作
    方向に軸突子および軸支孔が存在する方向に配列して形
    成し、 上記身蓋両ケースを上記各キャビティ内で成形した後、 上記両成形ケースの上記金型からの突出し動作に伴い両
    成形ケースを連結組合せるように成し、 上記身蓋両ケースを連結組合せた状態で上記金型から取
    出すようにしたことを特徴とする樹脂ケースの製造方
    法。
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