JP3147752B2 - コネクタの製造金型および製造方法 - Google Patents

コネクタの製造金型および製造方法

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JP3147752B2 JP31933495A JP31933495A JP3147752B2 JP 3147752 B2 JP3147752 B2 JP 3147752B2 JP 31933495 A JP31933495 A JP 31933495A JP 31933495 A JP31933495 A JP 31933495A JP 3147752 B2 JP3147752 B2 JP 3147752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の樹脂成形品を互
いに係合せしめて組立される樹脂成形組立品の製造金型
および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の樹脂成形品が互いに係合
して組み立てられる樹脂成形組立品を製造しようとする
場合、各樹脂成形品を個別の樹脂成形機にて成形し、成
形された各樹脂成形品を一箇所に集めて組立を行なう。
かかる組立は、パーツフィーダを備えた自動機か、人手
によって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
方法で樹脂成形組立品の製造する場合、次のような課題
があった。樹脂成形と組立とを別に行うため、自動機を
使用する場合でも人手による場合でも組付場所へ搬送す
る搬送工程と、その場所での組立工程が必要になり、人
手による場合には別の検査工程が必要になり、これらの
工程は製品コストに反映されてしまう。また、各樹脂成
形品ごとに金型の管理などが必要となり、面倒である。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、樹脂成形組立品を安価かつ正確に製造すること
が可能な製造金型および製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
金具を挿入可能なキャビティを設けたコネクタハウジン
グと、このコネクタハウジングの側面の開口に対して前
記端子金具の挿入方向とは斜めをなす方向に移動可能に
装着され前記端子金具に係止する突起を奥面に設けたリ
テーナとを備え、このリテーナは、前記キャビティへの
前記端子金具の挿抜を許容すべく前記突起が前記キャビ
ティから退避した仮係止位置と、前記突起が前記キャビ
ティ内に進入して前記端子金具に挿入方向の後方から当
接して係止する本係止位置とでそれぞれ保持可能とされ
たコネクタの製造金型であって、型閉め状態で前記コネ
クタハウジングと前記リテーナとを成形する金型を備
え、この金型は型開きに伴って前記コネクタハウジング
と前記リテーナとの間に移動空間を形成し、また前記リ
テーナにおける前記突起の形成された奥面と対向する部
分に浮かし空間を形成可能となっているとともに、前記
リテーナを前記移動空間を利用して前記コネクタハウジ
ングに押し付けて前記仮係止位置に予め組み付ける係合
組立機構を備え、この係合組立機構による移動操作中
に、前記リテーナは前記突起の形成された奥面が前記金
型の壁面から浮いた状態で移動可能となっている構成と
したところに特徴を有する。また請求項2の発明は、
子金具を挿入可能なキャビティを設けたコネクタハウジ
ングと、このコネクタハウジングの側面の開口に対して
前記端子金具の挿入方向とは斜めをなす方向に移動可能
に装着され前記端子金具に係止する突起を奥面に設けた
リテーナとを備え、このリテーナは、前記キャビティへ
の前記端子金具の挿抜を許容すべく前記突起が前記キャ
ビティから退避した仮係止位置と、前記突起が前記キャ
ビティ内に進入して前記端子金具に挿入方向の後方から
当接して係止する本係止位置とでそれぞれ保持可能とさ
れたコネクタの製造方法であって、型閉めされた金型内
で前記コネクタハウジングと前記リテーナとを成形し、
引き続く型開きに伴って前記コネクタハウジングと前記
リテーナとの間に移動空間を、また前記リテーナにおけ
る前記突起の形成された奥面と対向する部分に浮かし空
間を形成したのち、前記リテーナを、その突起の形成さ
れた奥面を前記金型の壁面から浮かせた状態において前
記移動空間を利用して前記コネクタハウジ ングに押し付
け、前記仮係止位置に予め組み付ける構成としたところ
に特徴を有する。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1及び請求項2に
係る発明においては、一つの金型内でコネクタハウジン
グとリテーナとを成形し、型開きに伴ってコネクタハウ
ジングとリテーナとの間に移動空間を形成したのち、そ
の移動空間を利用してリテーナをコネクタハウジングに
押し付けて仮係止位置に組み付ける。上記の型開きの
際、リテーナにおける突起の形成された奥面と対向する
部分には浮かし空間が形成され、したがってリテーナが
移動空間を移動する間は、突起の形成された奥面は金型
の壁面から浮いた状態で摺接することなく移動する。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金型内で
組立を行うようにしたため、コネクタの成形と組立の工
程を一つの機械で同時に行うことができ、次のような効
果を有するコネクタの製造金型および製造方法を提供す
ることができる。搬送工程が不要となる。自動機を使用
する場合に比べるとパーツフィーダーで部品の供給をす
る必要がなくなり、組立工程の時間を短縮することがで
きる。人手で組み付ける場合に比べると自動化となって
大幅な時間短縮を図るとともに、人手のための別の検査
工程が不要となる。自動機を個別に必要としないので、
作業場所を減らし、自動機導入のためのコストも低減す
ることができる。そして、これらの結果、安価にコネク
を製造することができる。
【0008】ところで、金型内でのゴミの発生は禁物で
あり、リテーナを移動させるにあたっても削りかすが発
生しないようにしなければならない。しかるに、本発明
によれば、リテーナは周囲の壁面から浮いた状態で摺接
することなく移動するので、削りかすの発生を防止して
精度の高いコネクタを成形することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1及び図2は、本発明の一実施
形態にかかる樹脂成形組立品の製造金型および製造方法
にて形成される樹脂成形組立品を斜視図により示してい
る。
【0010】同図において、この樹脂成形組立品(コネ
クタ)10は、矩形箱状のハウジング20と、このハウ
ジング20の上面と下面に対して係合取り付けされる断
面コの字形のリテーナ30a,30bとから構成されて
いる。ハウジング20は前後方向に貫通する筒状の端子
金具収容室21を上段に二列、下段に四列形成されてお
り、上段のものは左右の両側に形成され、中央には上下
方向の可撓性を有するロックアーム22を備えている。
ハウジング20における前後方向の中程あたりから後端
側部分は前端に比べて一回り外形が小さくなっており、
各端子金具収容室21はこの細くなった部分の前端付近
にそれぞれ上方と下方に対面する開口21aを形成され
ている。
【0011】この細くなった部分に対して断面コの字形
のリテーナ30a,30bを上面側からと下面側から装
着するため、両側面には上面側のものと下面側のものと
に対応して畝状のガイドレール24を計四個形成してあ
る。このガイドレール24は側面において前端に向かう
につれて上下方向中程に向かうように斜めに形成してあ
る。ガイドレール24の断面は、上面側のものは上方に
対面する斜めの傾斜面を備え、下面側のものは下方に対
面する斜めの傾斜面を有する楔形となっている。
【0012】また、ガイドレール24の延長線上前方に
は小突起25を形成してあり、これらのガイドレール2
4と小突起25よりもさらに内側にはこれらの傾斜と平
行であって前端部分と同じ幅まで突出する突堤26を形
成してある。互いに斜めに形成された上面側用の突堤2
6と下面側用の突堤26は前方にて接続し、V字形とな
っている。リテーナ30a,30bは、全体としては概
ね対象に形成され、コの字形の開口をそれぞれハウジン
グ20の側に向けて近接させると両翼部31,31がハ
ウジング20の細くなった部分を両側から挟み込むよう
になっている。翼部31には上記ガイドレール24と小
突起25とが挿入可能な幅としてガイド溝32をこれら
と同様の傾斜にて形成してある。また、翼部31の下端
は上記V字形の突堤26に沿うように斜めに形成されて
いる。
【0013】ここにおいて、リテーナ30a,30bは
ハウジング20における細くなった部分よりも短く形成
されている。従って、リテーナ30a,30bを上面側
と下面側からハウジング20を挟み込むようにして装着
した場合にはガイドレール24がガイド溝32に入り込
んで前後にスライド可能であり、両者は斜めに形成され
ているので前後に移動しつつリテーナ30a,30bが
ハウジング20に対して近接したり離れたりする。そし
て、移動範囲の前端では小突起25がガイド溝32に入
り込むようになっている。
【0014】また、上面側のリテーナ30aと下面側の
リテーナ30bは、ハウジング20に対面する内面側に
おける上記開口21aに対面する位置にそれぞれ二つと
四つずつ同開口21aに進入可能な突起33を備えてい
る。同突起33は端子金具収容室21内に進入したとき
に内部の図示しない端子金具に係止して抜け止めを図る
べく、前方に向かうほど突出する楔形に形成されてい
る。上述したようにしてリテーナ30a,30bは前後
にスライド可能であり、前方位置でハウジング20に近
づいたときに同突起33が開口21aを介して端子金具
収容室21内に進入するようになっている。なお、端子
金具が半挿入状態ならば同突起33が端子金具の端面に
当接して正規の挿入位置に移動させる。また、翼部3
1,31の付け根部分には切り欠き34,34を形成し
てあり、これによって翼部31,31の根本部分が撓み
やすくなっている。
【0015】図12及び図13は、かかるリテーナ30
a,30bによる二重係止の様子を断面図により示して
いる。ハウジング20における各端子金具収容室21の
底面には一体成形された樹脂ランス27を形成してあ
り、雌側端子金具40を挿入すると同樹脂ランス27の
上面に形成した突起27aが同雌側端子金具40の底面
に形成した図示しない係止孔に入り込んで係止する(一
次係止)。このとき、リテーナ30a,30bは移動範
囲における後端に位置し、突起33は端子金具収容室2
1に入っていない。
【0016】次に、リテーナ30a,30bを前端に移
動するとハウジング20に近づいて同突起33が開口2
1aを介して端子金具収容室21内に進入し、雌側端子
金具40に係止する(二次係止)。なお、リテーナ30
a,30bが後端位置にあるときを仮係止状態と呼び、
前端位置にあるときを本係止状態と呼ぶ。一方、図3は
かかる樹脂成形組立品10を製造する金型のうち可動型
を正面から見た状態を示している。同図に示す可動型1
00と紙面上手前側に位置する固定型200とが一組と
なっており、同可動型100は図に示すように上下にス
ライド可能で内面側に上記ハウジング20を成形可能な
ハウジング成形型(スライドピン)110,110と、
このハウジング成形型110,110の左方と右方とで
水平方向にスライドするリテーナ成形型(アセンブリス
ライドピン)120,120とから構成されている。こ
のリテーナ成形型120,120と上記ハウジング成形
型110,110の側面との間には固定型200の一部
が進入されるようになっており、固定型200とリテー
ナ成形型120,120との間でリテーナ30a,30
bを成形可能となっている。なお、本実施形態において
は、可動型にスライドピンであるハウジング成形型11
0とリテーナ成形型120とが保持されているが、固定
型200の側に保持されるようになっていても良い。
【0017】図4〜図6は当該可動型100におけるス
ライドピンの移動の様子を概略図により示している。同
図はあくまで概略を示すものであり、細部まで詳細に同
樹脂成形組立品10に対応しているものではない。これ
らのハウジング成形型110,110とリテーナ成形型
120,120は互いに可動型100の中央のコア部分
に対して近接及び離反するようにしてスライドする。ハ
ウジング成形型110,110については、図7及び図
8に示すように、固定型200から可動型100の側に
向けて斜めに突き出るように形成されたアンギュラピン
210,210を挿通可能な斜めの貫通孔111,11
1を形成してあり、型締及び型開きの際に固定型200
と可動型100とが相対的に近接及び離反するとハウジ
ング成形型110,110同士も近接及び離反する。こ
こにおいて、ハウジング成形型110,110は内面側
にてハウジング20を成形せしめるとともに、図9に示
すように、その一部がリテーナ30a,30bの奥側面
を形成するように平板状となって延設されている。従っ
て、両方のハウジング成形型110,110が閉じ合っ
ているときには、リテーナ30a,30bは奥の側から
同ハウジング成形型110,110に接触しているもの
の、同ハウジング成形型110,110が開いたときに
は、図10に示すようにリテーナ30a,30bは奥の
側においても同ハウジング成形型110,110と接触
しなくなる。すなわち、同リテーナ30a,30bは周
囲の壁面から浮いた状態となる。
【0018】一方、リテーナ成形型120,120につ
いては、図11に示すように、固定型200の側から突
出して先端に斜めの傾斜面を有するリセット用駆動ロッ
ド220と、図示しない押し出しピンの側から突出して
先端に上記リセット用駆動ロッド220と反対の側に傾
斜する傾斜面を有する係合用駆動ロッド230とがそれ
ぞれリテーナ成形型120の端部に形成された傾斜面を
有するカム部121に摺接可能となっており、タイミン
グを異ならせて両駆動ロッド220,230が押し出さ
れることにより、上記リテーナ成形型120は往復駆動
されるようになっている。
【0019】次に、上記構成からなる金型を使用して上
記構成からなる樹脂成形組立品10を製造する方法を説
明する。当初、可動型100においては、ハウジング成
形型110,110が互いに近接して密着し、さらに、
その両側でリテーナ成形型120,120は、リテーナ
空間を形成する位置で待機している。また、固定型20
0はこの可動型100の前面に密着して端子金具収容室
21の内部とリテーナ30a,30bの内側面の部分に
突出した状態となっている。なお、この突出部分を図5
に二点鎖線にて概略的に示している。金型内に溶融樹脂
を充填すると、同樹脂は固定型200と可動型100と
の間にて図4に示すようにして固化する。
【0020】固化後、固定型200と可動型100とを
型開きさせると、アンギュラピン210がハウジング成
形型110の貫通孔111から抜け出るのに伴って図5
及び図8に示すようにしてハウジング成形型110,1
10が相互に開く。ハウジング成形型110,110が
相互に開く結果、図9及び図10に示すように、リテー
ナ30a,30bは奥の側において接触していたハウジ
ング成形型110,110と接触しなくなって、奥側の
壁面から浮いた状態となる。なお、このときハウジング
成形型110とリテーナ成形型120にて型開き方向と
直角方向に形成される凹凸がこれらのスライドピンと係
合することになるため、ハウジング20とリテーナ30
a,30bは可動型100の側に保持される。この状態
を図5に示している。
【0021】固定型200と可動型100との型開き工
程時に、傾斜したアンギュラピン210と貫通孔111
との摺動動作でハウジング成形型110,110が開く
と、ハウジング20は上下左右の四面と前面とが解放さ
れる。一方、固定型200が可動型100から抜かれる
と、リテーナ成形型120,120に残されたリテーナ
30aとリテーナ30bの内側面が完全に露出し、ハウ
ジング20を挟み込むようにして左右両側にリテーナ3
0a,30bが対面して保持されることになる。
【0022】この後、押し出しピンを駆動し始めると係
合用駆動ロッド230の先端の傾斜面がリテーナ成形型
120のカム部121の傾斜面に摺動し、各リテーナ成
形型120,120はハウジング20の側に向けて移動
される。ここにおいて、それぞれのリテーナ30a,3
0bは、図6に示すように、リテーナ成形型120,1
20に保持されたままコの字形状における開口側からハ
ウジング20の上面と下面とに押し付けられていく。
【0023】このようにしてリテーナ成形型120,1
20にて保持されてリテーナ30a,30bが移動する
とき、図10から明らかなように、同リテーナ30a,
30bは周囲の壁面から浮いて非接触で移動する。これ
により、リテーナ30a,30bから削りかすを発生さ
せることなく、ハウジング20まで運ばれる。金型内に
削りかすなどのゴミが残されないので、後に成形される
リテーナ30a,30bの成形精度が向上する。
【0024】それぞれのリテーナ30a,30bにおけ
る左右の翼部31,31がハウジング20の細くなった
部分を挟み込むようにして近接されていくと、翼部31
の端面がガイドレール24に当接することになるが、上
述したように楔形とした断面形状によって翼部31はガ
イドレール24を乗り越え、同ガイドレール24が翼部
31のガイド溝32に挿入されると係合する。これによ
り、ハウジング20に対してリテーナ30a,30bが
係合して組立が完了する。押し出しピンの駆動に伴って
組立が完了し、さらに押し出しピンが駆動されるとリテ
ーナ30a,30bを組み付けたままハウジング20は
可動型100から取り外される。
【0025】このように、スライド可能なハウジング成
形型110,110とリテーナ成形型120,120と
からなる可動型100と、これと対となる固定型とによ
ってハウジング20とリテーナ30a,30bとを同時
に樹脂成形し、固定型200と可動型100との型開き
時にハウジング成形型110,110を開いて互いに組
み付けられるハウジング20とリテーナ30a,30b
との間に空間を形成するとともに、左右両側からリテー
ナ成形型120,120にてそれぞれのリテーナ30
a,30bを保持しながらハウジング20に向けて押し
つけていくことにより、ハウジング20とリテーナ30
a,30bとが組み立てられる。リテーナ30a,30
bは、周囲の壁面から浮いた状態で移動され、削りかす
が発生することもない。
【0026】なお、上述した実施形態においては、ハウ
ジング成形型110とリテーナ成形型120の移動を固
定型200と可動型100との移動と押し出しピンの移
動に伴って機構的に連結した構造で行っているが、油圧
や空気圧による駆動や、モータによる駆動で行うことも
できる。また、各樹脂成形品の間の空間の形成について
は、型開きとスライドピンの直線的な移動だけにとどま
らず、二次元的、三次元的な駆動によって行うこともで
きる。さらに、複数のスライドピンが共同して樹脂成形
品を移動させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる製造金型および製
造方法にて製造する樹脂成形組立品の分解状態における
斜視図である。
【図2】同樹脂成形組立品の組立状態における斜視図で
ある。
【図3】同樹脂成形組立品を製造する金型のうち、可動
型の正面図である。
【図4】同樹脂成形組立品を製造する際に、金型内で成
形される状態を示す概略図である。
【図5】同樹脂成形組立品を製造する際に、可動型のハ
ウジング成形型を開いた状態を示す概略図である。
【図6】同樹脂成形組立品を製造する際に、可動型のリ
テーナ成形型にてリテーナをハウジングに係合させる状
態を示す概略図である。
【図7】ハウジング成形型が閉じている状態を示す固定
型と可動型の概略断面図である。
【図8】ハウジング成形型が開いている状態を示す固定
型と可動型の概略断面図である。
【図9】ハウジング成形型の移動前の位置を示す可動型
の概略断面図である。
【図10】ハウジング成形型の移動後の位置を示す可動
型の概略断面図である。
【図11】リテーナ成形型の駆動方法を示す概略斜視図
である。
【図12】リテーナの仮係止状態を示す樹脂成形組立品
の断面図である。
【図13】リテーナの本係止状態を示す樹脂成形組立品
の断面図である。
【符号の説明】
10…樹脂成形組立品 20…ハウジング 21…端子金具収容室 21a…開口 22…ロックアーム 24…ガイドレール 25…小突起 26…突堤 27…樹脂ランス 27a…突起 30a,30b…リテーナ 31…翼部 32…ガイド溝 33…突起 34,34…切り欠き 100…可動型 110…ハウジング成形型 111…貫通孔 120…リテーナ成形型 121…カム部 130…摺動面 200…固定型 210…アンギュラピン 220…リセット用駆動ロッド 230…係合用駆動ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:36 (56)参考文献 特開 平1−110918(JP,A) 特開 平5−200772(JP,A) 特開 昭62−227614(JP,A) 特開 昭63−216718(JP,A) 特開 平8−323795(JP,A) 特開 平8−323796(JP,A) 特開 平9−48029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 45/00 - 45/84 B29C 69/00 - 69/02 B29C 65/56 - 65/82 B29C 39/00 - 39/36 H01R 43/18,43/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を挿入可能なキャビティを設け
    たコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの側
    面の開口に対して前記端子金具の挿入方向とは斜めをな
    す方向に移動可能に装着され前記端子金具に係止する突
    起を奥面に設けたリテーナとを備え、このリテーナは、
    前記キャビティへの前記端子金具の挿抜を許容すべく前
    記突起が前記キャビティから退避した仮係止位置と、前
    記突起が前記キャビティ内に進入して前記端子金具に挿
    入方向の後方から当接して係止する本係止位置とでそれ
    ぞれ保持可能とされたコネクタの製造金型であって、 型閉め状態で前記コネクタハウジングと前記リテーナと
    を成形する金型を備え、この金型は型開きに伴って前記
    コネクタハウジングと前記リテーナとの間に移動空間を
    形成し、また前記リテーナにおける前記突起の形成され
    た奥面と対向する部分に浮かし空間を形成可能となって
    いるとともに、 前記リテーナを前記移動空間を利用して前記コネクタハ
    ウジングに押し付けて前記仮係止位置に予め組み付ける
    係合組立機構を備え、この係合組立機構による移動操作
    中に、前記リテーナは前記突起の形成された奥面が前記
    金型の壁面から浮いた状態で移動可能となっていること
    を特徴とするコネクタの製造金型。
  2. 【請求項2】 端子金具を挿入可能なキャビティを設け
    たコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの側
    面の開口に対して前記端子金具の挿入方向とは斜めをな
    す方向に移動可能に装着され前記端子金具に係止する突
    起を奥面に設けたリテーナとを備え、このリテーナは、
    前記キャビティへの前記端子金具の挿抜を許容すべく前
    記突起が前記キャビティから退避した仮係止位置と、前
    記突起が前記キャビティ内に進入して前記端子金具に挿
    入方向の後方から当接して係止する本係止位置とでそれ
    ぞれ保持可能とされたコネクタの製造方法であって、 型閉めされた金型内で前記コネクタハウジングと前記リ
    テーナとを成形し、引き続く型開きに伴って前記コネク
    タハウジングと前記リテーナとの間に移動空間を、また
    前記リテーナにおける前記突起の形成された奥面と対向
    する部分に浮かし空間を形成したのち、前記リテーナ
    を、その突起の形成された奥面を前記金型の壁面から浮
    かせた状態において前記移動空間を利用して前記コネク
    タハウジングに押し付け、前記仮係止位置に予め組み付
    けることを特徴とするコネクタの製 造方法。
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