JPH07293065A - 磁石カード錠 - Google Patents

磁石カード錠

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JPH07293065A
JPH07293065A JP11204694A JP11204694A JPH07293065A JP H07293065 A JPH07293065 A JP H07293065A JP 11204694 A JP11204694 A JP 11204694A JP 11204694 A JP11204694 A JP 11204694A JP H07293065 A JPH07293065 A JP H07293065A
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成治 鈴木
Toshihiro Oshima
敏裕 大島
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Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事用カードがあっても、第三者による通常
カードの不正な複製を阻止する。 【構成】 第1ピン孔2aを有する第1対向部材2と第
2ピン孔12bを有する第2対向部材12との間におけ
る相対的移動を拘束し又は許容するために、対応する第
1ピン孔2a及び/又は第2ピン孔12bに保持される
任意数の磁性ピン4bを有し;第2対向部材12にそれ
が手前位置に存する時第1ピン孔2aの一部のピン孔の
みに整合する第3ピン孔12aを設け;第2対向部材1
2には、カード挿入通路1dに対し没入可能に突出させ
た状態で当接手段22を係着し;切欠き15cを有する
工事用カード15及び通常カード16で切替え操作でき
るようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアの錠機構に付設
して用いられる磁石カード錠の改良に関する。更に詳し
く述べれば、建物の工事期間中は工事業者が預って用い
る工事用カード又は建物の完成後は住戸の居住者等が用
いる通常カード(「オーナーカード」とも言われてい
る)を差し込むことにより、付設の錠機構を施解錠させ
るようにした磁石カード錠の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】互にカード違い(鍵違い)をなす工事用
カード及び通常カードを用いるようにした従来の磁石カ
ード錠としては、例えば特開平1−154982号公報
に示されたカード読取装置を挙げることができる。
【0003】このカード読取装置は、複数の磁性ピン
(磁石タンブラー)の内選択された少なくとも1個の磁
性ピンを工事期間中休止ピンとして指定し、残余の磁性
ピンを工事用カードに用いる。
【0004】そして、工事完了後、この休止磁性ピンを
復活させ、通常カードに用いるようにするものである。
【0005】その従来の装置によれば、工事期間後もカ
ード読取装置自体又は一部の部品を交換する必要がない
こと、工事用カードは工事期間中のみ使用できるように
したから、建物完成後の不正使用が避けられること、並
びに、工事用カード使用から通常カード(オーナーカー
ド)使用への装置における機構上の設定の切換えは通常
カードの最初の使用によって行えること、などの利点が
ある。
【0006】しかしながら、同装置によれば、なお改良
すべき欠点がある。すなわち、挿入時の工事用カードの
切欠き部分に相当する位置に、工事期間中磁性ピン保持
部材により不作動状態とされる休止磁性ピンが配設され
ていることが容易に推定され、また、通常カードの着磁
部は、休止磁性ピンに対応する着磁部を除いては工事用
カードの着磁部と配列及び極性を同一にするところか
ら、工事用カードがあれば、第3者による通常カードの
不正な複製は極めて容易に行える恐れがあり、防犯上好
ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の磁石カード
錠は、上記した従来例における利点を犠牲にすることな
く、工事用カードがあっても、第三者による通常カード
の不正な複製を阻止することを目的として提案されたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1記載の磁石カード錠は、複数の
第1ピン孔を有し、原位置に戻るように付勢された第1
対向部材と複数の第2ピン孔を有する第2対向部材との
間における相対的移動を拘束し又は、許容するために、
対応する第1ピン孔及び/又は第2ピン孔に保持される
任意数の磁性ピンを有し;第2対向部材にそれが手前位
置に存するとき第1ピン孔の一部のピン孔のみに整合す
る第3ピン孔を設け;第2対向部材には、挿入される通
常カードにより該第2対向部材を手前位置から前方位置
に押動させる当接手段を、カード挿入通路に対し没入可
能に突出させた状態で係着し;工事用カードは第1対向
部材の第1ピン孔と第2対向部材の第3ピン孔との間に
嵌まり合う磁性ピンのみを作動させる着磁部及び前記当
接手段を逃がす切欠きを有し、通常カードは、第1対向
部材の第1ピン孔と第2対向部材の第2ピン孔及び第3
ピン孔との間に嵌まり合う磁性ピンを作動させる着磁部
を有することを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、工事用カー
ド又は通常カードによる第1対向部材の移動に伴って錠
機構を作動させるようにした磁石カード錠であること;
複数の第1ピン孔を有し、基枠に摺動可能に装着される
と共に原位置に戻るように付勢された第1対向部材を備
えること;複数の第2ピン孔を有し、基枠にカード挿入
方向に沿って手前位置から前方位置に位置換え可能に設
定された第2対向部材を備えること;第1対向部材と第
2対向部材との間における相対的移動を拘束し又は許容
するために対応する第1ピン孔及び/又は第2ピン孔に
保持される任意数の磁性ピンを有すること;第2対向部
材にそれが手前位置に存するとき第1ピン孔の一部のピ
ン孔のみに整合する第3ピン孔を設けること;第2対向
部材には、挿入される通常カードにより該第2対向部材
を手前位置から前方位置に押動させる当接手段を、カー
ド挿入通路に対し没入可能に突出させた状態で係着する
こと;工事用カードは第1対向部材の第1ピン孔と第2
対向部材の第3ピン孔との間に嵌まり合う磁性ピンのみ
を作動させる着磁部及び前記当接手段を逃がす切欠きを
有すること;及び、通常カードは、第1対向部材の第1
ピン孔と第2対向部材の第2ピン孔及び第3ピン孔との
間に嵌まり合う磁性ピンを作動させる着磁部を有するこ
とを構成条件とする。
【0010】
【作用】建物の工事期間中は、図1及び図2に示すよう
に、位置換え可能な第2対向部材12は、手前位置(カ
ード挿入者にとって手前側の位置、すなわち図1及び図
2で左側の位置)にあって、第2ピン孔12bは、第1
対向部材2の第1ピン孔2aとはずれた位置にあって相
互に整合しておらず、一部の工事用カードに用いるもの
として選択された磁性ピン4aを除いた他の磁性ピン4
bとは嵌まり合っていない。なお、図1において、磁性
ピン4a、4bはいずれも直交させた斜線でマークして
表示した。
【0011】第2対向部材12が手前位置にある時は、
第2対向部材12における例えば前方部の第3ピン孔1
2aのみが一部の工事用カードに用いるものとして選択
された磁性ピン4aに嵌まり合っている。この際、第3
ピン孔12aが第1対向部材2の第1ピン孔2aと整合
していることは言うまでもない。
【0012】工事期間中は、図7及び図8に示すような
工事用カード15が、業者に預けられて使用される。工
事用カード15がカード挿入方向Aに向け差し込まれる
と、工事用カード15の着磁部15bは、第1対向部材
2の第1ピン孔2aと第2対向部材12の第3ピン孔1
2aとに跨って嵌め込まれている工事用カードに用いる
ものとして選択された磁性ピン4aを磁力によりシアラ
インに合せるところとし、第2対向部材12に対し不動
に拘束されていた第1対向部材2は例えば幅方向(カー
ド挿入方向Aと直角な方向)に移動可能になる。
【0013】そこで、工事用カード15をその切欠き1
5cでカード挿入通路1d内に突出させてある当接手段
22を逃がせつつ更に押し込むと、カード15の先端部
が例えば揺動レバー6等から成る中間連動手段21を介
して第1対向手段2を図1で上方に移動させることにな
り、第1対向部材2の下部に固定された作用片3等によ
り、錠機構(図示しない)が作動されて解錠に至る。
【0014】工事用カード15がカード挿入通路1dか
ら引き抜かれると、各部材はいずれも原位置に戻り、錠
機構により施錠される。工事期間中は、上述の作用が繰
り返されて、建物のドアが施解錠される。
【0015】建物の工事が終了してこの発明の磁石カー
ド錠を通常の使用状態にするには、一部に工事用カード
15における着磁部15bの配列及び極性が同様な着磁
部16bを備えた通常カード16(図9及び図10参
照)を用いる。
【0016】図1及び図2に示す状態の磁石カード錠の
カード挿入通路1dに通常カード16を差し込むと、第
1対向部材2の第1ピン孔2aと第2対向部材12の第
3ピン孔12aとの間に跨って嵌まり合って、位置換え
可能な第2対向部材12を第1対向部材2に対し手前位
置(図1及び図2で左側の位置)に拘束している磁性ピ
ン4aが、それを磁力によって変位させ得る一部の着磁
部16bをもって第1ピン孔2aに押し込まれ、シアラ
インに合致することになるので、カード挿入通路1dに
突出した状態の当接手段22がそのカード16の先端で
押動され、その押動に伴って第2対向部材12は、図3
及び図4に示すように、前方位置に至り、また、当接手
段22はその位置で重力及び/又はばねの付勢によりカ
ード挿入通路1dから没入した状態となる。
【0017】そして、第2対向部材12の前方位置への
変位により、全磁性ピン4a、4bは、ピンばね5及び
/又は重力の付勢により、第1対向部材2の第1ピン孔
2aと第2対向部材12の第2ピン孔12bとに跨って
嵌まり合うことになり、ここで、通常カード16を一旦
抜き出せば、この磁石カード錠は通常の使用状態に変換
されたことになる。
【0018】従って、前記の通常使用の状態になって磁
石カード錠では、すべての磁性ピン4a、4bがシアラ
インに跨った位置を占めることのなるので、一部の磁性
ピン4aに対応する着磁部15bしか持たない工事用カ
ード15、異カード(異鍵)又は薄い鉄板等では第2対
向部材12に対する磁性ピン4a、4bによる第1対向
部材2の拘束は解除することができない。
【0019】また、例え工事用カード15を保持してい
たとしても、その着磁部15bのデータは、通常カード
16の着磁部16bの一部のみを示すものであり、通常
カード16の不正な複製はほぼ完全に防止できることに
なる。
【0020】通常の使用状態に変換された磁石カード錠
では、通常カード16を差し込むことにより全磁性ピン
4a、4bをシアラインに揃えることができ、そのカー
ド16を更に押し込むと、錠機構(図示しない)が解錠
されることになる。
【0021】図示例の磁石カード錠に於いては、通常カ
ード16の先端部が中間連動手段21を介して第1対向
部材2を図3で上方に移動させることが可能になるの
で、第一対向部材2の下部に固定された作用片3等によ
り、錠機構(図示しない)が作動されて解錠に至る。
【0022】通常カード16がカード挿入通路1dから
引き抜かれると、各部材は図3及び図4に示す元の位置
に戻り、ドアは錠機構により施錠される。工事終了後
は、このような作用が繰り返されて建物のドアが施解錠
される。
【0023】
【実施例】以下図面に示す実施例に基いてこの発明につ
いて説明する。この発明の磁石カード錠の後段側に付設
されるドアの錠機構は、機械式のもの、電気式のもの、
また、ハンドルを用いた手動式のものなど任意に選択し
得る。
【0024】図1〜図6において、符号1は固定の基
枠、1dは基枠1の上方部分と固定の蓋板1eとの間に
工事用カード15(図7及び図8参照)又は通常カード
16(図9及び図10参照)を挿入方向Aに沿って差込
むことができるように設けたカード挿入通路、2は基枠
1に対し例えばカード挿入方向Aと直角をなす方向に摺
動可能に装着され、圧縮ばねなどの戻しばね9が施され
た第1対向部材、12は基枠1にカード挿入方向Aに沿
って手前位置(カード挿入者にとって手前側の位置、す
なわち図1及び図2の位置で左側の位置)と前方位置と
の間で位置換えできるように設定された第2対向部材を
それぞれ示す。
【0025】第1対向部材2及び第2対向部材12の対
向面部には、それぞれ磁性ピン4a、4bを嵌め合せ得
る複数の第1ピン孔2a及び複数の第2ピン孔12bと
の第3ピン孔12aが設けてある。なお、図1、図3及
び図5において、各磁性ピン4a、4bについてその挿
入位置を明瞭にするため、いずれも直行させた斜線でマ
ークして表示した。
【0026】そして、第1対向部材2と第2対向部材1
2との間における相対的移動を拘束し、又は許容するた
めに、対応する第1ピン孔2a及び/又は第2ピン孔1
2bには、任意数の磁性ピン4bを嵌め合せる。
【0027】他方、第2対向部材12にそれが手前位置
に存する時第1ピン孔2aの一部のピン孔のみに整合す
る第3ピン孔12aを設け、対応する第1ピン孔2a及
び/又は第3ピン孔12aには、任意数の磁性ピン4a
を嵌め合せる。
【0028】前記の磁性ピン4a、4bは、第1対向部
材2の第1ピン孔2a内で圧縮ばねその他のピンばね5
及び/又は重力の作用により第2対向部材12の第2ピ
ン孔12b及び第3ピン孔12aに向かうように付勢す
るものである。
【0029】なお、図2において、磁石カード錠を天地
を逆にして備え付けたら、磁性ピン4a、4bは重力に
よって付勢されることになるので、前記のピンばね5は
省略することができる。
【0030】第2対向部材12には、カード挿入通路1
dから挿入される通常カード16により該第2対向部材
12を手前位置から前方位置に押動させる当接手段22
を、カード挿入通路1dに対し没入可能に突出させた状
態で係着させてある。
【0031】図示例の当接手段22は、図2及び図4に
明示するように、第2対向部材12の先端部に摺動自在
にピン状の突片13を係着し、その突片13には、カー
ド挿入通路1d内に突出する一端が没入する方向に付勢
される圧縮ばねその他のばね14が付設してある。
【0032】従って、当接手段22は、第2対向部材1
2が手前位置にある時は、基枠1に設けた穴1fの浅い
段部1a側にあるので、突出状態を保つが、第2対向部
材12が前方位置に至ると、同当接手段22は、穴1f
の深い段部1b側に変位するので、自動的に没入状態に
変位することになる。
【0033】当接手段22における突片13は、通常カ
ード16が当接した時、自重により落下(没入)させる
こともできるので、ばね14は省略することもできる。
【0034】図7及び図8に示す工事用カード15は、
磁石層15aにおいて第1対向部材2の第1ピン孔2a
と第2対向部材12の第3ピン孔12aの間に嵌まり合
う磁性ピン4aのみをシアラインに合致させるように作
動させる着磁部15bを有し、その先端部には、前記当
接手段22との干渉を避けるための切欠き15cが形成
されている。
【0035】また、図9及び図10に示す通常カード1
6は、磁石層16aにおいて第1対向部材2の第1ピン
孔2aと第2対向部材12の第2ピン孔12b及び第3
ピン孔12aとの間に嵌まり合うすべての磁性ピン4
a、4bをシアラインに合致させるように作動させる着
磁部16bを備えているものである。
【0036】なお、第1ピン孔2a、第2ピン孔12b
及び第3ピン孔12aの配列は、図示例のように、それ
ぞれ規則性を持たせて設けてもよいし、何ら規則性を持
たせずに設けることもできる。
【0037】図1、図3、図5及び図6を参照して、第
2対向部材12を手前位置及び前方位置で適正に保持さ
せるクリック手段23について説明する。このクリック
手段23は、基枠1の一側部と第2対向部材12の一側
辺部との間に設けられ、先端が山形のクリック駒片10
と、押しばね11と、第2対向部材12の側辺部に形成
された2つのV字状受け部12c、12dとから成るも
のであるが、第2対向部材12は他部品との摺動部にお
ける摩擦によっても静止状態が保持できるので、クリッ
ク手段23は必ずしも設けることを要しない。
【0038】図1〜図5において、符号1cは第2対向
部材12がその前方への進出において停止位置を規制す
るストッパで、基枠1の一部をなす。
【0039】図2及び図4を参照して、第2対向部材1
2のピン孔12a、12bから磁性ピン4a、4bが抜
け出さないようにするため、基枠1には縦断面がコ字状
をなすカバー板24が取り付けてあるが、例えば、第2
対向部材12のピン孔12a及び12bを貫通させたも
のではなく有底のものとした場合は、そのカバー板24
は省略することもできる。
【0040】この発明の磁石カード錠において、カード
挿入通路1dに挿入される工事用カード15又は通常カ
ード16と、移動作用を呈してドアの錠機構(図示しな
い)に何んらかの作用を付与する第2対向部材12との
間には、適当な中間連動手段21が配される。
【0041】図示例の中間連動手段21は図1、図3及
び図5に明示するように基枠1の適当な空所に縦軸6a
をもって枢着された揺動レバー6と、そのレバー6の他
端と当接し第1対向部材2内に設けた空間部でカード挿
入通路1dと直角をなす方向に摺動できるようにした受
け板7と、磁性ピン4a、4bの剪断的損傷を阻止する
ため、受け板7と第1対向部材2との間に装着した圧縮
逃がしばね8とからなる。
【0042】尚、符号12eは、揺動レバー6の一端が
衝突することを避けるため、第2対向部材12に設けた
切欠きである。
【0043】上記の逃がしばね8は、通常の使用時にカ
ード挿入通路1dから鉄板等を差し込み、磁性ピン4
a、4bを強制的に剪断して錠機構を不正解錠させよう
とした時、第1対向部材2を移動させるために掛る力を
逃がすためのものである。
【0044】前記の逃がしばね8は、第1対向部材2と
基枠1との間に設けた圧縮ばねその他の戻しばね9より
ばね定数を大きなものとするのが普通である。
【0045】なお、図示例においては、第1対向部材2
の移動方向をカード挿入方向Aと直角をなす方向とした
ものを示したが、中間連動手段等をわずかに設計変更す
るだけで、その移動方向をカード挿入方向Aに沿う方向
としたものとすることもできる。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したこの発明の磁石カード錠
によれば、悪意をもつものが工事用カードを保有してい
ても、その工事用カードから得られる通常カードの着磁
部の情報が極めて少ないため、通常カードの不正な複製
を阻止でき、防犯上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による磁石カード錠の蓋板
及びカバー板の一部を取り除いて示す平面図。
【図2】その実施例の縦断側面図。
【図3】第2対向部材を前方位置に位置換えした場合に
おいて蓋板及びカバー板の一部を取り除いて示す平面
図。
【図4】その実施例の縦断側面図。
【図5】図3の状態の実施例から更に第2対向部材を取
り除いて示す平面図。
【図6】第2対向部材の平面図。
【図7】工事用カードの平面図。
【図8】その部分縦断側面図。
【図9】通常カードの平面図。
【図10】その部分縦断側面図。
【符号の説明】
1 基枠 1a 浅い段部 1b 深い段部 1c ストッパ 1d カード挿入通路 1e 蓋板 1f 穴 2 第1対向部材 2a 第1ピン孔 3 作用片 4a 磁性ピン 4b 磁性ピン 5 ピンばね 6 揺動レバー 6a 縦軸 7 受け板 8 逃がしばね 9 戻しばね 10 クリック手段 11 押しばね 12 第2対向部材 12a 第3ピン孔 12b 第2ピン孔 12c 受け部 12d 受け部 12e 切欠き 13 突片 14 ばね 15 工事用カード 15a 磁石層 15b 着磁部 15c 切欠き 16 通常カード 16a 磁石層 16b 着磁部 21 中間連動手段 22 当接手段 23 クリック手段 24 カバー板 A カード挿入方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1ピン孔を有し、原位置に戻る
    ように付勢された第1対向部材と複数の第2ピン孔を有
    する第2対向部材との間における相対的移動を拘束し又
    は、許容するために、対応する第1ピン孔及び/又は第
    2ピン孔に保持される任意数の磁性ピンを有し;第2対
    向部材にそれが手前位置に存するとき第1ピン孔の一部
    のピン孔のみに整合する第3ピン孔を設け;第2対向部
    材には、挿入される通常カードにより該第2対向部材を
    手前位置から前方位置に押動させる当接手段を、カード
    挿入通路に対し没入可能に突出させた状態で係着し;工
    事用カードは第1対向部材の第1ピン孔と第2対向部材
    の第3ピン孔との間に嵌まり合う磁性ピンのみを作動さ
    せる着磁部及び前記当接手段を逃がす切欠きを有し、通
    常カードは、第1対向部材の第1ピン孔と第2対向部材
    の第2ピン孔及び第3ピン孔との間に嵌まり合う磁性ピ
    ンを作動させる着磁部を有することを特徴とする磁石カ
    ード錠。
  2. 【請求項2】 工事用カード又は通常カードによる第1
    対向部材の移動に伴って錠機構を作動させるようにした
    磁石カード錠であること;複数の第1ピン孔を有し、基
    枠に摺動可能に装着されると共に原位置に戻るように付
    勢された第1対向部材を備えること;複数の第2ピン孔
    を有し、基枠にカード挿入方向に沿って手前位置から前
    方位置に位置換え可能に設定された第2対向部材を備え
    ること;第1対向部材と第2対向部材との間における相
    対的移動を拘束し又は許容するために対応する第1ピン
    孔及び/又は第2ピン孔に保持される任意数の磁性ピン
    を有すること;第2対向部材にそれが手前位置に存する
    時第1ピン孔の一部のピン孔のみに整合する第3ピン孔
    を設けること;第2対向部材には、挿入される通常カー
    ドにより該第2対向部材を手前位置から前方位置に押動
    させる当接手段を、カード挿入通路に対し没入可能に突
    出させた状態で係着すること;工事用カードは第1対向
    部材の第1ピン孔と第2対向部材の第3ピン孔との間に
    嵌まり合う磁性ピンのみを作動させる着磁部及び前記当
    接手段を逃がす切欠きを有すること;及び、通常カード
    は、第1対向部材の第1ピン孔と第2対向部材の第2ピ
    ン孔及び第3ピン孔との間に嵌まり合う磁性ピンを作動
    させる着磁部を有することを構成条件とする磁石カード
    錠。
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