JPH08151842A - 自動ドアガード装置 - Google Patents

自動ドアガード装置

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JPH08151842A
JPH08151842A JP6284390A JP28439094A JPH08151842A JP H08151842 A JPH08151842 A JP H08151842A JP 6284390 A JP6284390 A JP 6284390A JP 28439094 A JP28439094 A JP 28439094A JP H08151842 A JPH08151842 A JP H08151842A
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JP
Japan
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door
connecting rod
cylinder lock
rod
slider
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JP6284390A
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English (en)
Inventor
Masao Wake
正雄 和氣
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外側から掛けることができる新規な自動ドア
ガード装置を提供する。 【構成】 扉1の自由側端縁部内面に、スライダ8を水
平方向に移動可能に案内すると共に、扉枠3方向に付勢
する。開脚端部に幅広の挿通部6を形成した門形の連結
杆2を、スライダ8の前端部に垂直軸の回りを回動可能
に支承させ、扉閉鎖時、挿通部6に対峙する扉枠3の部
分に、受杆2を内筒に一体に結合したシリンダ錠14を
固設する。スライダ8には前方からトリガー体17を係
合させて常態ではこのスライダ8を不作動位置に係止
し、外出時、連結杆2を起こして外側から扉を閉めるこ
とにより、トリガー体17をスライダ8から外してこれ
を解放し、連結杆の挿通部が受杆2に係合するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアの開放度合いを小
さく制限して、安全に来訪者の確認や郵便物の受け渡し
などを行えるようにしたドアガードを、外出時、扉の閉
鎖によって自動的に掛けられるようにした新規な自動ド
アガード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアガードは、例えば図1に示すよう
に、扉1の自由側端縁部内面に垂直軸の回りを回動可能
に設けられた細長い門形の連結杆2と、扉枠3の内面に
設けられた膨出頭部4付の受杆5とを有している。
【0003】そして、使用時、扉1を閉鎖した状態で、
連結杆2を起こしてその基端の幅広の挿通部6に受杆の
膨出頭部4を潜らせ、その状態で扉1を開けると、受杆
5は連結杆の挿通部6に連設されたこれよりも幅が狭い
案内長孔7と摺動可能に係合するに至る。
【0004】図1に示すドアガードの使用状態では、膨
出頭部4の存在により連結杆2は受杆5との係合を解く
ことができないので、扉の開角度を一定以下に保つこと
ができ、安全に来訪者の確認及び郵便物などの受け渡し
をすることができる。
【0005】
【発明が解決すべき課題】上記した従来のドアガード
は、簡単な構造で、解錠状態における扉の開角度を一定
以下に確実に保ち、もって来訪者の確認や郵便物の受け
渡しなどを行えるが、悪意の第三者の侵入は許さない、
という本来の機能を充分に発揮しており、それ自体解決
すべき課題があるわけではない。
【0006】この発明は、従来のドアガードに、連結杆
2を室外側から受杆5に係合させることができる、とい
う機能を付加することにより、新規な安全装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、扉の自由側端縁部内面に
おいて、水平方向に移動可能に案内されると共に、扉の
自由側端縁に向かう前方に付勢されたスライダと、全体
の形状が細長い門形で、内側に案内長孔を備えると共
に、開脚基端に案内長孔に接続された幅広の挿通部を形
成し、この開脚基端をスライダの前端においてほぼ鉛直
な回動軸の回りを回動可能に支承された連結杆と、扉閉
鎖時この連結杆の挿通部と対峙する扉枠の部分に固設さ
れたシリンダ錠と、このシリンダ錠の内筒に一体に結合
され、連結杆の案内長孔と摺動可能に係合できる軸部を
有し、この軸部の先端に、連結杆の案内長孔の幅より小
さな幅で、案内長孔の幅より大きく、挿通部の幅より小
さい長さの係止体を結合してなる受杆と、上記スライダ
に前方から係合してこれを連結杆の挿通部が受杆と係合
しない不作動位置に係止すると共に、扉閉鎖時扉枠に固
設された作動突起に押動されてスライダを解放する方向
に移動するトリガー体を有することを特徴とする。
【0008】又、請求項2に記載の発明は、全体の形状
が細長い門形で、内側に案内長孔を備えると共に、開脚
基端に案内長孔に接続された幅広の挿通部を形成し、こ
の開脚基端が、扉の自由側端縁部内面において、ほぼ鉛
直な回動軸の回りを回動可能に支承された連結杆と、扉
閉鎖時この連結杆の挿通部と対峙する扉枠の部分に固設
された案内ブロックと、この案内ブロックに回り止めを
施されて水平方向に移動可能に案内されると共に、連結
杆の挿通部に近接する方向の前方に付勢されたシリンダ
錠と、このシリンダ錠の内筒に一体に結合され、連結杆
の案内長孔と摺動可能に係合できる軸部を有し、この軸
部の先端に、連結杆の案内長孔の幅より小さな幅で、案
内長孔の幅より長く、且つ挿通部の幅より短い係止体を
結合してなる受杆と、上記案内ブロックにおいて扉閉鎖
時の扉の厚さ方向の内外方向に移動可能に案内され、外
方に付勢されると共に、後方の待機位置にあるシリンダ
錠と係合してこれを待機位置に係止する第1トリガー杆
と、上記案内ブロックにおいて後方の待機位置にあるシ
リンダ錠と係合してこれを待機位置に係止する作動位
置、及びシリンダ錠と係合しない不作動位置との間を移
動可能に案内された第2トリガー杆と、扉の自由側端縁
部内面に固設され、扉閉鎖時上記第1トリガー杆を内方
に押動して、シリンダ錠を解放する作動体を有すること
を特徴とする。
【0009】
【作用】前記のように構成された請求項1に記載の発明
による自動ドアガード装置は、外出時、扉1を開けた状
態で、連結杆2を、図2に実線で示す作動角度位置、即
ち、連結杆2がスライダ8とほぼ直角になる角度位置に
まで起こす。
【0010】このとき、シリンダ錠14の内筒の角度位
置は、施錠角度位置、即ち、内筒と一体の係止体16の
長さ方向が連結杆の挿通部6の幅方向と一致するように
設定する。
【0011】この状態で扉1を閉めると、図2に鎖線で
示すように、扉1に対して扉枠3が相対的に上昇し、図
示の実施例ではシリンダ錠がその機能を担う作動突起1
4がトリガー体17を扉1方向に押動する。
【0012】すると、トリガー体17から解放されたス
ライダ8は、その付勢力によって前方、即ち図2の矢印
A方向に移動し、連結杆2の挿通部6が受杆5と係合す
るに至る。
【0013】この状態で扉を開けると、従来のドアガー
ドと同様に、又図4に実線で示すように、受杆5が連結
杆の案内長孔7と係合するに至り、連結杆2と受杆5と
の係合を解くことが不可能になる。
【0014】換言すれば、連結杆2を介して扉1の自由
側端縁と扉枠3とが連結され、それ以上扉を開けること
ができなくなるので、所謂ピッキングにより扉の錠前を
不正解錠しても、室内又は屋内への侵入を防止できる。
【0015】外出から帰って扉1の錠前を解錠した後、
扉を少し開け、その隙間から手を差し入れてシリンダ錠
を合鍵により解錠する。
【0016】然る後、係止体16を90度回動させる
と、その幅は連結杆の案内長孔7のそれより小さいの
で、連結杆2を受杆5から容易に外すことができる。
【0017】入室後連結杆を折り畳んでその自由端をス
トッパー21に掛ければ、スライダ8は不作動位置に係
止される。
【0018】尚、この発明による自動ドアガード装置を
作動させないで外出するときには、連結杆2をストッパ
ー21に掛けたままで扉を閉めればよい。
【0019】この場合、トリガー体17が作動突起によ
り押動されても、スライダ8は移動できないから、連結
杆の挿通部6が受杆5と係合することはない。
【0020】又、請求項2に記載の発明による自動ドア
ガード装置は、外出時、扉1を開けた状態で、連結杆2
を、図5に示す作動角度位置、即ち、連結杆2が扉1の
内面とほぼ直角になる角度位置にまで起こす。
【0021】このとき、シリンダ錠14の内筒の角度位
置は、施錠角度位置、即ち、内筒と一体の係止体16の
長さ方向が連結杆の挿通部6の幅方向と一致するように
設定することは前記請求項1に記載の発明による自動ド
アガード装置と同様である。
【0022】然る後、第2トリガー杆34を図8で右方
に引いて、第2トリガー杆34がシリンダ錠14と係合
しない不作動位置に置く。換言すれば、この自動ドアガ
ード装置の安全装置を外す。
【0023】この状態で扉1を閉めると、図5に示すよ
うに、図示の実施例では扉1の自由側端縁部内面の一部
がその機能を担う作動体が第1トリガー杆27の外端
を、その付勢力に抗して、案内ブロック23内に押込む
方向に押動する。
【0024】すると、第1トリガー杆27とシリンダ錠
14との係合が解かれ、第1トリガー杆27から解放さ
れたシリンダ錠14及びこれと一体の受杆5は、その付
勢力によって前方に移動し、連結杆2の挿通部6が受杆
5と係合する。
【0025】この状態で扉を開けると、従来のドアガー
ドと同様に、受杆5が連結杆の案内長孔7と係合するよ
うになり、連結杆2と受杆5との係合を解くことが不可
能になることは、前記した請求項1に記載の発明による
自動ドアガード装置と同様である。
【0026】外出から帰った後、この自動ドアガード装
置を解除して入室するに至る操作は、前記した請求項1
に記載の発明による自動ドアガード装置のそれと同様で
あるから、更に詳細な説明は省略する。
【0027】尚、請求項2に記載の発明による自動ドア
ガード装置を作動させないで外出するには、第2トリガ
ー杆34を図8に示す作動位置に置き、然る後扉を閉め
ればよい。
【0028】この場合、扉1を閉めた時第1トリガー杆
27は案内ブロック23内に押込まれる方向に押動さ
れ、第1トリガー杆27とシリンダ錠14との係合は解
けるが、第2トリガー杆34が作動位置にあって依然シ
リンダ錠を係止しているから、換言すれば所謂安全装置
が作動しているから、受杆5が突出することはない。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例の内、先ず請求項1に記
載の発明の実施例を図2及至図4を参照して説明する。
【0030】これらの図において符号8はスライダを示
し、このスライダ8は、図示の実施例では大体の形状が
断面が略コ字形のブロック体であり、そのコ字の開脚部
を扉1に対向させた状態で、扉の自由側端縁部内面に配
設されている。
【0031】このスライダ8は、一対の細長いガイド孔
8a、8aを夫々扉1の内面に植設されたガイドピン9
に摺動可能に係合させることにより、扉1の内面におい
て水平方向に移動可能に支承されている。
【0032】又、このスライダ8は、図2及び図3に示
すように、一方のガイドピン9を延伸させて形成した第
1ばね掛けピン11と、スライダ8の表面に植設された
第2ばね掛けピン12との間に弾装された引っ張りコイ
ルばねとしてのスライダばね13の弾力により、扉の自
由側端縁に向かう前方(図示の実施例では右方)に付勢
されている。
【0033】上記スライダ8の前端部には一対の支持片
8b、8bが一体に形成されており、これらの支持片8
b、8bの間に全体を符号2で示す連結杆が回動可能に
支承されている。
【0034】この連結杆2は、従来のドアガードにおけ
る連結杆と同様に、全体の形状が門形、或いは細長いU
字形をしており(図3参照)、その内側に案内長孔7が
形成されている。
【0035】又、連結杆2の開脚基端には案内長孔7に
連設された幅広の挿通部6が形成されている。
【0036】そして、連結杆2は、上記一対の支持片8
b、8bの間において、その開脚基端を回動可能に支承
されており、少なくとも、スライダ8とほぼ平行になる
折り畳み角度位置(図3に実線で示し、或いは図2で鎖
線で示す)と、スライダ8とほぼ直角になる作動角度位
置(図2で実線で示す)との間を回動することができ
る。
【0037】尚、図示の実施例では、上記連結杆の支承
部の嵌合は所謂止り嵌めとし、任意の角度位置を準安定
的に保つことができるものとするが、支承部に公知のク
リック装置を設け、上記折り畳み角度位置と作動角度位
置でクリックを効かせるようにしてもよい。
【0038】一方、扉1の閉鎖時連結杆の挿通部6と対
峙する扉枠3の部分にシリンダ錠14が固設されてい
る。このシリンダ錠としては、所謂ピンタンブラー錠、
ディスクタンブラー錠、レバータンブラー錠、或いは磁
石タンブラー錠など、あらゆるシリンダ錠を採用するこ
とができる。
【0039】このシリンダ錠14は、その鍵孔14a
(図4参照)を水平にして扉枠3に固設されている。
【0040】尚、このシリンダ錠14は、図4に示す施
錠角度位置、図示の実施例では鍵孔14aの開口形状
(所謂ウォード)が水平になる角度位置と、解錠角度位
置とが90度の角度差を有することが望ましい。
【0041】そのようにするには、例えばディスクタン
ブラー錠においては、外筒内面に形成されるタンブラー
の係止溝を90度の角度間隔を置いて4条形成すればよ
いし、ピンタンブラー錠においては、外筒におけるドラ
イバーピン群を90度の角度間隔を置いて2群設ければ
よい。
【0042】上記シリンダ錠14の内筒には、図3に示
すように、軸部15と係止体16とを備えた受杆5が一
体に結合されている。
【0043】図示の実施例では、図3及び図4に示すよ
うに、係止体16は小判形の板状体であり、その長さ
(図4で左右方向の寸法)は、連結杆の挿通部6の幅よ
りは小さいが、案内長孔7のそれよりは大きく設定され
ている。
【0044】又、係止体16の幅(図4で上下方向の寸
法)は上記案内長孔7の幅より小さく設定されている。
【0045】他方、スライダ8の前方にはトリガー体1
7が配設されている。図示の実施例では、図2に示すよ
うに、このトリガー体17は外形がほぼ矩形の板状体で
あり、扉1の自由側端縁部に埋設されたトリガー箱18
内において扉の厚さ方向(図2で上下方向)に移動可能
に案内されている。
【0046】又、このトリガー体17は、トリガー箱1
8内に弾装された引っ張りコイルばねとしてのトリガー
ばね19の弾力により、トリガー箱18外に突出する方
向に付勢されている。
【0047】そして、このトリガー体17に外力が作用
しない常態では、その先端がトリガー箱18外に突出
し、スライダ8の前端縁に前方から係合する。
【0048】尚、上記トリガー体17に外力が作用しな
い常態とは、図2に実線で示すように扉1と扉枠3とが
上下方向にずれた状態、即ち、扉1が完全に閉鎖されて
いない状態である。
【0049】扉1が完全に閉鎖されると、図2に鎖線で
示すように、扉1に体し、扉枠3が相対的に上方に移動
し、前記作動突起としてのシリンダ錠14がトリガー体
17をトリガー箱18内に押込む方向に押動する結果、
トリガー体17はスライダ8を解放する。
【0050】又、図2及び図3に示すように、スライダ
8の後方における扉内面にはピン様のストッパー21が
植設されている。
【0051】このストッパーは、連結杆2を折り畳み角
度位置にまで回動させたときその自由端と係合できる位
置に植設されており、連結杆2の自由端をこのストッパ
ー21に掛けることにより、連結杆2を介して、その挿
通部6が受杆5と係合しないスライダ8を不作動位置に
係止する。
【0052】尚、この発明による自動ドアガード装置
は、図3に示すように連結杆2をスライダ8に重合する
ように倒しておけば、扉1の少なくとも1回の開閉によ
りスライダ8がトリガー体17に乗り上がる。
【0053】すると、以後の扉1の開閉時、係止体16
が連結杆の挿通部6の間に入り込むことはあっても、係
止体16と連結杆の案内長孔7と係合することはないか
ら、この自動ドアガード装置が作動することはない。
【0054】換言すれば、この自動ドアガード装置を不
作動状態に置く為、必ずしも連結杆をストッパー21に
掛ける必要はない。つまり、ストッパー21は請求項1
に記載の発明の必須の構成要件ではない。
【0055】次に、請求項2に記載の発明の一実施例を
図5及至図9を参照して説明する。請求項1に記載の発
明による自動ドアガード装置と、請求項2に記載の発明
によるそれとの差は、端的に言えば、受杆の係止体16
が連結杆の挿通部6を潜り抜けて連結杆2と受杆5とを
係合させるに際し、前者は連結杆5が移動するのに対
し、後者においては受杆5の方が移動する。
【0056】図5及至図7において符号2は前記門形の
連結杆を示し、この連結杆2自体の構成は前記した請求
項1に記載の発明に於ける連結杆と均等であるから、更
に詳細な説明を省略する。
【0057】尚、図5及至図9において、図1及至図4
と等符号を付したものは相互に均等なものを示すものと
する。
【0058】上記連結杆2は、扉1の自由側端縁部内面
に固設された支持台22によって、その開脚基端を回動
可能に支承されており、少なくとも、扉1の内面にほぼ
平行となる折り畳み角度位置(図2参照:図2で鎖線で
示す)と、扉1の内面とほぼ直角になる作動角度位置
(図3参照)との間を回動することができる。
【0059】尚、図示の実施例では、上記連結杆の支承
部の嵌合は所謂止り嵌めとし、任意の角度位置を準安定
的に保つことができるものとするが、支承部に公知のク
リック装置を設け、上記折り畳み角度位置と作動角度位
置でクリックを効かせるようにしてもよい。
【0060】又、上記連結杆2の作動角度位置は、扉1
が開くとき連結杆2の自由端が後述の受杆5と干渉しな
いように、その自由端を扉枠3からやや遠ざけるように
した方が好ましい。
【0061】一方、扉1の閉鎖時作動角度位置にある連
結杆の挿通部6と対峙する扉枠3の部分に案内ブロック
23が固設されている。
【0062】この案内ブロック23は、図8及び図9に
示すように、例えば横断面形状が略矩形のブロック体
で、図示の実施例では、図9に示すように、その一部が
扉枠3に埋設されている。
【0063】この案内ブロック23内には、案内孔24
が形成されており、この案内孔24に、受杆5を内筒に
一体に結合したシリンダ錠14が水平方向に移動可能に
案内されている。
【0064】尚、上記受杆5の構成は、前記した請求項
1に記載の発明における受杆の構成と同じであるから、
更に詳細な説明は省略する。
【0065】又、受杆5をシリンダ錠14の内筒に一体
に結合するという意味は、シリンダ錠の鍵孔を開口させ
た内筒の前端面に、受杆5を一体且つ同軸に接続し、こ
の受杆5に、一端(図9で右端)が係止体16の表面に
開口し、他端が内筒の鍵孔と整合する鍵孔を貫通させ
る、ということであり、これは前記請求項1に記載の発
明においても同様である。
【0066】このシリンダ錠14は、図8及び図9に示
すように、例えば外筒に突設された一対のガイドピン2
5、25を、案内ブロックの案内孔24の内周面に母線
に沿って形成された案内溝(図面の煩雑を避けるため付
番しない)に摺動可能に係合させることにより、回り止
めが施されている。
【0067】又、シリンダ錠14は、その後端面と案内
孔の底部との間に弾装された圧縮コイルばねとしての付
勢ばね26の弾力により、受杆5が前方に突出して連結
杆の挿通孔6と係合する方向に付勢されている。
【0068】上記シリンダ錠14の突出位置は、図9に
示すように、受杆の軸部15と摺動可能に嵌合する案内
孔24の小径部とシリンダ錠の外筒前端面の当接により
規制される。
【0069】一方、図6及び図8に示すように、案内ブ
ロック23を内外方向に貫通するようにして、第1トリ
ガー杆27がその長さ方向に移動可能に案内されてい
る。尚、此で内外方向とは、扉閉鎖時における扉の厚さ
方向をいうものとする。
【0070】この第1トリガー杆27は、例えば図8に
示すように、外方から順に、大径の当接部、第1小径
部、面取り部付の係止部、鍔部及び第2小径部(夫々付
番せず)を一体に連設した棒状体で、案内孔24と一部
干渉するようにして、案内ブロックの上方を内外方向に
貫通する第1トリガー孔28に摺動可能に嵌合してい
る。
【0071】上記第1トリガー杆27は、第1トリガー
孔28の内端に螺合するプラグ筒29と鍔部との間に弾
装されたトリガーばね30の弾力により、外方、即ち図
8で左方に付勢されているが、第1トリガー杆27に外
力が作用しない常態においては、その鍔部と第1トリガ
ー孔28の段部との係合により、図8に示す位置を保
つ。
【0072】このとき、第1トリガー杆27の面取り部
付の係止部は、シリンダ錠14の外筒の外周面に形成さ
れた円弧の一部をなす第1係止溝31と係合して、シリ
ンダ錠14を案内ブロック23内に引込んだ待機位置に
係止する。
【0073】他方、案内ブロックの案内孔24に関して
第1トリガー孔28と対称的な位置に、第1トリガー孔
28とほぼ平行な第2トリガー孔33が形成されてい
る。
【0074】そして、この第2トリガー孔33に、上記
第1トリガー杆とほぼ同じ構成の第2トリガー杆34が
長さ方向に摺動可能に嵌合している。但し、この第2ト
リガー杆34には付勢ばねの弾力は作用していない。
【0075】又、上記第2トリガー杆4の面取り部付の
係止部は、図9に示すように、シリンダ錠14の外周面
に、第1係止溝31と対称に形成された第2係止溝32
と係合可能である。
【0076】したがって、図8に示すように、第1及び
第2トリガー杆27、34の面取り部付の係止部がシリ
ンダ錠14の第1及び第2係止溝31、32に夫々、或
いは少なくとも一方に係合しているときには、シリンダ
錠14は図6或いは図8に示す待機位置に係止される。
【0077】尚、図示の実施例では、第2トリガー杆3
4がシリンダ錠14を係止する作動位置にあるとき、そ
の扉1に対向する側の端部は案内ブロック23から突出
しておらず、図8で右側に突出した部分を手指で摘んで
引出すことにより第2トリガー杆34を不作動位置に移
動させるようになっているが、これは、図8における左
端が案内ブロック23から扉1に向かって突出するよう
にし、この突出部を案内ブロック23に押込む方向に押
動するようにしてもよい。
【0078】一方、第1及び第2トリガー杆27、34
が図8に示す位置から右方に移動し、各々の小径部がシ
リンダ錠の第1及び第2係止溝31、32に夫々臨むよ
うになると、トリガー杆27(28)とシリンダ錠の係
止溝31(32)との係合が解け、シリンダ錠が自由に
なる結果、シリンダ錠及びこれと一体の受杆5は付勢ば
ね26の弾力により前方に突出し、受杆5の前端部が連
結杆の挿通部6内に係入する。
【0079】ちなみに、図示の実施例においては、付勢
ばね26の弾力により突出したシリンダ錠14を待機位
置に戻すには、第1トリガー杆27を案内ブロック中に
押込み、且つ第2トリガー杆34を不作動位置においた
状態で受杆5を案内ブロック中に押込む。
【0080】次いで、第1トリガー杆27を解放する
と、第1トリガー杆27は、その弾力により、シリンダ
錠14の第1係止溝31と係合する方向に移動し、この
用にして第1トリガー杆27はシリンダ錠14と自動的
に再係合する。尚、トリガー杆27、34の面取り部の
存在により、トリガー杆と係止溝1(32)との係合が
円滑になる。
【0081】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、外出時外側からドアガードを掛けることができるよ
うにしたので、扉の錠前をピッキングにより不正解錠し
ても、ドアガードにより悪意の第三者の侵入を完全に防
止できる、という新規な安全装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドアガードの一例を示す扉口の外観斜視
図。
【図2】請求項1に記載の発明の一実施例による自動ド
アガード装置の一部断面平面図。
【図3】その室内側の正面図。
【図4】第2図IV−IV線による一部断面図。
【図5】請求項2に記載の発明の一実施例による自動ド
アガード装置の平面図で、連結杆と受杆とが係合した状
態を示す。
【図6】図5に示す自動ドアガード装置の室内側の正面
図で、連結杆と受杆とが係合していない状態を示す。
【図7】図6のVII−VII線による案内ブロックの
正面図。
【図8】図7のVIII−VIII線による案内ブロッ
クの横断面図。
【図9】案内ブロックの縦断面図。
【符号の説明】
1 扉 2 連結杆 3 扉枠 5 受杆 6 挿通部 7 案内長孔 8 スライダ 14 シリンダ錠 15 軸部 16 係止体 17 トリガー体 21 ストッパー 22 支持台 23 案内ブロック 26 付勢ばね 27 第1トリガー杆 30 トリガーばね 31 第1係止溝 32 第2係止溝 34 第2トリガー杆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の自由側端縁部内面において、水平方
    向に移動可能に案内されると共に、扉の自由側端縁に向
    かう前方に付勢されたスライダと、全体の形状が細長い
    門形で、内側に案内長孔を備えると共に、開脚基端に案
    内長孔に接続された幅広の挿通部を形成し、この開脚基
    端をスライダの前端においてほぼ鉛直な回動軸の回りを
    回動可能に支承された連結杆と、扉閉鎖時この連結杆の
    挿通部と対峙する扉枠の部分に固設されたシリンダ錠
    と、このシリンダ錠の内筒に一体に結合され、連結杆の
    案内長孔と摺動可能に係合できる軸部を有し、この軸部
    の先端に、連結杆の案内長孔の幅より小さな幅で、案内
    長孔の幅より大きく、挿通部の幅より小さい長さの係止
    体を結合してなる受杆と、上記スライダに前方から係合
    してこれを連結杆の挿通部が受杆と係合しない不作動位
    置に係止すると共に、扉閉鎖時扉枠に固設された作動突
    起に押動されてスライダを解放する方向に移動するトリ
    ガー体を有することを特徴とする自動ドアガード装置。
  2. 【請求項2】 全体の形状が細長い門形で、内側に案内
    長孔を備えると共に、開脚基端に案内長孔に接続された
    幅広の挿通部を形成し、この開脚基端が、扉の自由側端
    縁部内面において、ほぼ鉛直な回動軸の回りを回動可能
    に支承された連結杆と、扉閉鎖時この連結杆の挿通部と
    対峙する扉枠の部分に固設された案内ブロックと、この
    案内ブロックに回り止めを施されて水平方向に移動可能
    に案内されると共に、連結杆の挿通部に近接する方向の
    前方に付勢されたシリンダ錠と、このシリンダ錠の内筒
    に一体に結合され、連結杆の案内長孔と摺動可能に係合
    できる軸部を有し、この軸部の先端に、連結杆の案内長
    孔の幅より小さな幅で、案内長孔の幅より大きく、挿通
    部の幅より小さい長さの係止体を結合してなる受杆と、
    上記案内ブロックにおいて扉閉鎖時の扉の厚さ方向の内
    外方向に移動可能に案内され、外方に付勢されると共
    に、後方の待機位置にあるシリンダ錠と係合してこれを
    待機位置に係止する第1トリガー杆と、上記案内ブロッ
    クにおいて後方の待機位置にあるシリンダ錠と係合して
    これを待機位置に係止する作動位置、及びシリンダ錠と
    係合しない不作動位置との間を移動可能に案内された第
    2トリガー杆と、扉の自由側端縁部内面に固設され、扉
    閉鎖時上記第1トリガー杆を内方に押動して、シリンダ
    錠を解放する作動体を有することを特徴とする自動ドア
    ガード装置。
JP6284390A 1994-09-30 1994-10-24 自動ドアガード装置 Pending JPH08151842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200323A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Shibutani:Kk ドアーガード
JP2006200322A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Shibutani:Kk ドアーガード

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JP2006200322A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Shibutani:Kk ドアーガード
JP4656953B2 (ja) * 2005-01-24 2011-03-23 株式会社シブタニ ドアーガード

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