JPH0729273U - すべり出し窓 - Google Patents

すべり出し窓

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JPH0729273U
JPH0729273U JP6127693U JP6127693U JPH0729273U JP H0729273 U JPH0729273 U JP H0729273U JP 6127693 U JP6127693 U JP 6127693U JP 6127693 U JP6127693 U JP 6127693U JP H0729273 U JPH0729273 U JP H0729273U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出窓に適用した場合、地板上に花等を飾るこ
とを可能にする。部屋全体のデザインや機能を損なうこ
とを防止する。 【構成】 窓枠1と、障子4と、窓枠1と障子4の間に
設けられた窓ステー6とからなるすべり出し窓である。
窓ステー6は、障子4を開状態に保持する開位置と障子
4を閉状態に保持する閉位置の間で切り換わる。窓枠1
の上下両枠部材3に沿って左右方向に移動自在の開閉操
作バー8を設ける。開閉操作バー8は、左右方向への移
動により窓ステー6を開位置と閉位置との間で切り換え
て障子4を開閉させる。窓枠1のいずれか一方の縦枠部
材35内に、垂直連動シャフト36を、軸心の周りに回転自
在となるように配置する。連動シャフト36の回転を開閉
操作バー8の移動に変換する第1伝動手段を設ける。連
動シャフト36が配置された側の縦枠部材35に操作ハンド
ル37を設ける。操作ハンドル37の回転を連動シャフト36
の回転に変換させる歯車装置38を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はすべり出し窓、さらに詳しくは、窓枠と、窓枠に取付けられ、かつ 一方の縦かまちの上下両端部がそれぞれ上下両枠部材に沿ってスライドすること によりすべり出して開く障子と、窓枠の上下両枠部材と障子の上下両かまちとの 間に設けられ、かつ障子を開状態に保持する開位置および障子を閉状態に保持す る閉位置の間で切り換えられる窓ステーとよりなるすべり出し窓に関する。
【0002】 この明細書において、図1の上下、左右をそれぞれ上下、左右というものとす る。また、図2の左側(屋外側)を前、これと反対側(屋内側)を後というもの とする。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種すべり出し窓として、一端が窓枠の下枠部材に回動自在に連結さ れた第1アーム、および一端が障子の下かまちに回動自在に連結されるとともに 他端が第1アームの他端に回動自在に連結された第2アームよりなる開閉操作部 材と、窓枠の下枠部材に設けられた操作ハンドルと、操作ハンドルの回転を開閉 操作部材の第1アームの回動に変換する伝動手段とを備えたものが知られている 。
【0004】 このようなすべり出し窓では、閉じている障子を開く場合、操作ハンドルを回 転させることにより伝動手段を介して開閉操作部材の第1アームを下枠部材に対 して回動させ、これにより第2アームを第1アームおよび下かまちに対して回動 させ、その結果障子が開くとともに窓ステーが閉位置から開位置に切り換わるよ うになっている。これとは逆に、開いている障子を閉じる場合、操作ハンドルを 回転させることにより伝動手段を介して開閉操作部材の第1アームを下枠部材に 対して回動させ、これにより第2アームを第1アームおよび下かまちに対して回 動させ、その結果障子が閉じるとともに窓ステーが閉位置から開位置に切り換わ るようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のすべり出し窓の場合、窓枠の下枠部材に操作ハンドルが 設けられているので、たとえば出窓に適用した場合、操作ハンドルの操作の邪魔 になるため地板上に花等を飾ることができないという問題がある。また、操作ハ ンドルにより伝動手段および開閉操作部材を介して障子を開閉し、この障子の開 閉に伴って窓ステーが開位置と閉位置で切り換わるようになっているので、窓ス テーの構造によって操作ハンドルの取付位置が限定され、下枠部材への取付位置 を任意に選ぶことができない。したがって、家屋の部屋等において、その付近に 他の構造物を設置したり、家具等を配置したりすることができず、部屋全体のデ ザインや機能を損なうおそれがある。
【0006】 この考案の目的は、上記問題を解決したすべり出し窓を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案によるすべり出し窓は、 窓枠と、窓枠に取付けられ、かつ一方の縦かまちの上下両端部がそれぞれ上下 両枠部材に沿ってスライドすることによりすべり出して開く障子と、窓枠の上下 両枠部材と障子の上下両かまちとの間にそれぞれ設けられ、かつ障子を開状態に 保持する開位置および障子を閉状態に保持する閉位置の間で切り換えられる窓ス テーとよりなるすべり出し窓において、 窓枠の上下両枠部材に沿って左右方向に移動自在に設けられており、かつその 左右方向への移動により窓ステーを開位置と閉位置との間で切り換えて障子を開 閉させる開閉操作バーと、 窓枠のいずれか一方の縦枠部材内に、軸心の周りに回転自在となるように配置 されている垂直状の連動シャフトと、 連動シャフトの回転を開閉操作バーの移動に変換する第1伝動手段と、 連動シャフトが配置された側の縦枠部材に設けられている操作ハンドルと、 操作ハンドルの回転を連動シャフトの回転に変換させる第2伝動手段とを備え ているものである。
【0008】
【作用】
操作ハンドルが窓枠の縦枠部材に設けられているので、たとえば出窓に適用し た場合にも、地板上に花等の物が置かれていても、操作ハンドルの操作の邪魔に ならない。また、窓枠の上下両枠部材に沿って左右方向に移動自在に設けられて おり、かつその左右方向への移動により窓ステーを開位置と閉位置との間で切り 換えて障子を開閉させる開閉操作バーと、窓枠のいずれか一方の縦枠部材内に、 軸心の周りに回転自在となるように配置されている垂直状の連動シャフトと、連 動シャフトの回転を開閉操作バーの移動に変換する第1伝動手段と、連動シャフ トが配置された側の縦枠部材に設けられている操作ハンドルと、操作ハンドルの 回転を連動シャフトの回転に変換させる第2伝動手段とを備えていると、操作ハ ンドルを縦枠部材のどの部分に設けたとしても、操作ハンドルを回すことにより 、第2伝動手段、連動シャフトおよび第1伝動手段を介して開閉操作バーを移動 させ、これにより窓ステーを開位置と閉位置との間で切り換えて障子を開閉させ ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
【0010】 図1〜図4はすべり出し窓の下部の構成を示し、図5〜図7はその要部の構成 を示す。
【0011】 すべり出し窓は、窓枠(1) と、窓枠(1) に取付けられ、かつ左側の縦かまち(2 ) の上下両端部がそれぞれ窓枠(1) の上下両枠部材(3) に沿ってスライドするこ とによりすべり出して開く障子(4) と、窓枠(1) の上下両枠部材(2) と障子(4) の上下両かまち(5) との間にそれぞれ設けられ、かつ障子(4) を開状態に保持す る開位置および障子(4) を閉状態に保持する閉位置の間で切り換えられる窓ステ ー(6) とを備えている。なお、以下の説明において、各部品の説明における前後 および左右は、それぞれ障子(4) の閉位置を基準にしていうものとする。
【0012】 窓枠(1) の下枠部材(3) は、水平下壁(3a)と、下壁(3a)の後縁部に全長にわた って一体に形成された垂直立上がり壁(3b)と、立上がり壁(3b)の上縁から前方に 下壁(3a)の幅方向中間部まで水平に張り出した上壁(3c)とを備えている。下壁(3 a)の上面の後部に内部拡大溝(7) が形成されている。下枠部材(3) の下壁(3a)上 の内部拡大溝(7) 内に、左右方向に移動自在でかつその左右方向への移動により 窓ステー(6) を開位置と閉位置との間で切り換えて障子(4) を開閉させる開閉操 作バー(8) が配置されている。開閉操作バー(8) には、左右方向に間隔をおいて 複数の略逆U形のガイド部材(9) が固定されており、ガイド部材(9) の前後両方 への突出部(9a)により、内部拡大溝(7) からの脱落が防止されている。
【0013】 窓ステー(6) は、障子(4) の下かまち(5) の左側部分を取付ける障子取付板(1 1)と、一端部が下枠部材(3) の下壁(3a)における右側部分の前部に固定された支 持板(12)に垂直連結ピン(13)により回動自在に連結され、かつ他端部が障子取付 板(11)の長さの中間部に垂直連結ピン(14)により回動自在に連結された第1アー ム(15)と、一端部が第1アーム(15)の長さの中間部に垂直連結ピン(16)により回 動自在に連結された第2アーム(17)と、一端部が障子取付板(11)の左端部に垂直 連結ピン(18)により回動自在に連結され、かつ他端部が第2アーム(17)の他端部 に垂直連結ピン(19)により回動自在に連結された第3アーム(21)とを備えている 。第2アーム(17)と第3アーム(21)との連結部では第2アーム(17)が下側に来て おり、垂直連結ピン(19)は第2アーム(17)の下面よりも下方に突出している。
【0014】 窓ステー(6) と開閉操作バー(8) との間に、開閉操作バー(8) の左右方向の移 動により窓ステー(6) を開位置と閉位置との間で切り換える切り換え手段が設け られている。切り換え手段は、開閉操作バー(8) の左端部に固定された開閉操作 カム(22)と、第2アーム(17)の長さの中間部に下方に突出するように設けられた カムフォロワ(23)とよりなる。開閉操作カム(22)の後端部の左右の中間部に左右 に長い長穴(24)が形成されており、この長穴(24)に垂直連結ピン(19)が移動自在 に嵌められている。開閉操作カム(22)における長穴(24)の前側の部分に、垂直連 結ピン(19)が長穴(24)の左端部に位置するときにこのピン(19)を中心としかつピ ン(19)とカムフォロワ(23)との距離を半径とする円弧状部分(25a) と、円弧状部 分(25a) の右端部に連なって右方に真っ直ぐに伸びた直線状部分(25b) とよりな るカム穴(25)が形成されている。カム穴(25)内にカムフォロワ(23)が移動自在に 嵌められている。障子(4) および窓ステー(6) が閉位置にある場合、カムフォロ ワ(23)はカム穴(25)の直線状部分(25b) の右端部に位置しており、連結ピン(19) は長穴(24)の右端部に位置している。そして、開閉操作バー(8) および開閉操作 カム(22)が右方に移動しても、カムフォロワ(23)が直線状部分(25b) の左端部に 至り、連結ピン(19)が長穴(24)の左端部に至るまでは窓ステー(6) の作動に関与 することがなく、窓ステー(6) は閉位置に保持され、障子(4) は閉状態に保持さ れる。
【0015】 開閉操作バー(8) および開閉操作カム(22)がさらに右方に移動すると、カム穴 (25)後側の縁部に押されてカムフォロワ(23)が円弧状部分(25a) 内を移動すると ともに連結ピン(19)が長穴(24)の左端部と係合して右方に移動し、第2アーム(1 7)は左端部が右側に移動しながら連結ピン(19)を中心として図3の反時計方向に 回動する。これと同時に第1アーム(15)は連結ピン(13)を中心として図3の時計 方向に回動し、また第3アーム(21)は右端部が右側に移動しながら連結ピン(19) を中心として図3の時計方向に回動し、さらに障子取付板(11)は左端部が右側お よび前側に移動しながら連結ピン(18)を中心として図3の反時計方向に回動し、 これにより窓ステー(6) が開位置に切り換えられ、障子(4) も開かれる(図3鎖 線参照)。
【0016】 障子(4) の下かまち(5) の右端部に係合部材(26)が設けられるとともに、開閉 操作バー(8) に係合部材(26)に係合しうるフック(27)が揺動自在に設けられてい る。係合部材(26)は障子(4) の下かまち(5) に密着させられた基板部(26a) と、 基板部(26a) の後側縁部における左右の中央部に一体に形成されて下方に突出し た突出部(26b) とよりなる。下方突出部(26b) の左右両端部は斜め後方に屈曲さ せられている。フック(27)は、平面から見て略U形で、前側部分(27a) と後側部 分(27b) と両部分(27a)(27b)を右端部で相互に連結する連結部(27c) とよりなり 、後側部分(27b) の右端部で垂直ピン(28)により開閉操作バー(8) に枢着されて いる。フック(27)の前側部分(27a) の後側縁部の左端は左方に向かって前方に傾 斜している。
【0017】 フック(27)と窓枠(1) の下枠部材(3) との間に、連結ピン(19)が開閉操作カム (22)の長穴(24)内を移動する範囲内およびカムフォロワ(23)がカム穴(25)の直線 状部分(25b) 内を移動する範囲内の開閉操作バー(8) の左右いずれか一方への移 動により、フック(27)を揺動させて係合部材(26)に係合させ、同じく開閉操作バ ー(8) の逆方向への移動によりフック(27)を揺動させて係合部材(26)への係合を 解除させるロック手段が設けられている。ロック手段は、窓枠(1) の下枠部材(3 ) の上壁(3c)の下面に固定されたロックカム(29)と、フック(27)の後側部分(27b ) の左端部に上方に突出するように固定されたカムフォロワ(31)とよりなる。ロ ックカム(29)は、下枠部材(3) の上壁(3c)に密着させられた基板部(29a) と、基 板部(29a) の後縁部に連なって下方に突出した下方突出部(29b) と、下方突出部 (29b) の下縁に連なって前方にのびた前方突出部(29c) とよりなる。前方突出部 (29c) の右側縁は前方に向かって左方に傾斜しており、この右側縁にその右端か ら左斜め後方にのびかつカムフォロワ(31)の嵌められる切欠き(32)が形成されて いる。
【0018】 開閉操作バー(8) の右端部に、左右に長い連結板(33)の左端部が、垂直ピン(2 8)を利用して回動自在に連結されている。連結板(33)の右端部は、スイングアー ム(34)の左端部に回動自在に連結されている。スイングアーム(34)の右端部は、 窓枠(1) の右側の縦枠部材(35)内に回転自在に配置された上下にのびる連動シャ フト(36)に固定されている。そして、スイングアーム(34)と連結板(33)により、 連動シャフト(36)の回転を開閉操作バー(8) の左右方向の移動に変換する第1伝 動手段が構成されている。連動シャフト(36)の回転によって、スイングアーム(3 4)が前方または後方に回転させられ、連結板(33)の右端部がピン(28)を中心とし て前方または後方に回動させられ、その結果開閉操作バー(8) が左方または右方 に移動する。
【0019】 連動シャフト(36)は、右側の縦枠部材(35)の高さの中間部に設けられた操作ハ ンドル(37)により回転させられるようになっている。操作ハンドル(37)と連動シ ャフト(36)との間に操作ハンドル(37)の回転を連動シャフト(36)の回転に変換さ せる歯車装置(38)(第2伝動手段)が設けられている。
【0020】 歯車装置(38)は、縦枠部材(35)に固定されたケーシング(39)と、ケーシング(3 9)内に回転自在に設けられた小歯車(41)と、ケーシング(39)内に回転自在に設け られかつ小歯車(41)と噛み合う大歯車(42)と、ケーシング(39)内に回転自在に設 けられかつ大歯車(42)と一緒に回転するウォーム(43)と、ケーシング(39)内に回 転自在に設けられかつウォーム(43)に噛み合うウォームホイール(44)とを備えて いる。図5に示すように、ケーシング(39)は、ブロック状の上下部両構成体(45a )(45b)からなるケーシング本体(45)と、ケーシング本体(45)を前側から覆うカバ ー(46)とよりなる。小歯車(41)はケーシング本体(45)の上部構成体(45a) に形成 された凹所(47)内に配置されており、その水平状回転軸(41a) はカバー(46)を貫 通して前斜め左方に突出している。また、回転軸(41a) はカバー(46)および上部 構成体(45a) に回転自在に支持されている。大歯車(42)は上部構成体(45a) と下 部構成体(45b) との間に形成された凹所(48)内に配置されており、その水平状回 転軸(42a) は両構成体(45a)(45b)に回転自在に支持されている。ウォーム(43)は 大歯車(42)の回転軸(42a) に固定状に設けられており、上部構成体(45a) と下部 構成体(45b) との間に形成された凹所(49)内に配置されている。ウォームホイー ル(44)は上部構成体(45a) と下部構成体(45b) との間に形成された凹所(51)内に 配置されており、その上下に突出した垂直状回転軸(44a) は両構成体(45a)(45b) に回転自在に支持されている。また、ウォームホイール(44)の回転軸(44a) はそ れぞれケーシング(39)から上下両方に突出している。そして、小歯車(41)の回転 軸(41a) におけるケーシング(39)外に突出した部分に操作ハンドル(37)が固定さ れ、ウォームホイール(44)の回転軸(44a) のケーシング(39)から上方に突出した 部分に連動シャフト(36)の上部構成部材(36a) が固定され、ウォームホイール(4 4)の回転軸(44a) のケーシング(39)から下方に突出した部分に連動シャフト(36) の下部構成部材(36b) が固定されている。したがって、操作ハンドル(37)を回す と、小歯車(41)、大歯車(42)、ウォーム(43)およびウォームホイール(44)を介し て連動シャフト(36)が回転させられるようになっている。
【0021】 このような構成において、図1〜図4に示すように窓ステー(6) が閉位置にあ って障子(4) が閉状態である場合、切り換え手段の第2アーム(17)のカムフォロ ワ(23)は開閉操作カム(22)のカム穴(25)の直線状部分(25b) の右端部に位置し、 第2アーム(17)と第3アーム(21)の連結ピン(19)は開閉操作カム(22)の長穴(24) の右端部に位置している。また、ロック手段のカムフォロワ(31)がロックカム(2 9)の切欠き(32)の最奥部に位置し、フック(27)の前側部分(27a) が障子(4) の係 合部材(26)の下方突出部(26b) に係合している。こうして、障子(4) は閉状態で ロックされている。
【0022】 操作ハンドル(37)を回すことによって連動シャフト(36)を図3および図4に矢 印Aで示す方向に回転させると、スイングアーム(34)が同方向に回動し、連結板 (33)が左端部のピン(28)を中心として前方に回動することにより開閉操作バー(8 ) が右方に移動させられる。そして、開閉操作バー(8) とともに開閉操作カム(2 2)が同方向に移動し、カムフォロワ(23)がカム穴(25)の直線状部分(25b) の左端 部に移動するとともに連結ピン(19)が長穴(24)の左端部に移動する。また、開閉 操作バー(8) とともにフック(27)も右方に移動し、これによりカムフォロワ(31) がロックカム(29)の切欠き(32)内を右斜め前方に移動し、その結果フック(27)が 図3および図4に矢印Bで示す方向に揺動して、フック(27)の前側部分(27a) の 係合部材(26)の下方突出部(26b) への係合が解除される(図6参照)。こうして 、障子(4) のロックが解除される。
【0023】 さらに、操作ハンドル(37)を回すことにより、連動シャフト(36)、スイングア ーム(34)および連結板(33)を介して開閉操作バー(8) が右方に移動させられると 、カム穴(25)後側の縁部に押されてカムフォロワ(23)が円弧状部分(25a) 内を移 動し始めるとともに連結ピン(19)が長穴(24)の左端部と係合して右方に移動し始 める。したがって、第2アーム(17)は左端部が右側に移動しながら連結ピン(19) を中心として図6の反時計方向に回動し始め、これと同時に第1アーム(15)は連 結ピン(13)を中心として図6の時計方向に回動し始め、また第3アーム(21)は右 端部が右側に移動しながら連結ピン(19)を中心として図6の時計方向に回動し始 め、さらに障子取付板(11)は左端部が右側および前側に移動しながら連結ピン(1 8)を中心として図6の反時計方向に回動し始める(図7参照)。その後、カムフ ォロワ(23)がカム穴(25)の円弧状部分(25a) の左端部に至ったときに窓ステー(6 ) は開位置に切り換えられ、障子(4) も開かれる(図3鎖線参照)。
【0024】 開位置にある障子(4) を閉じる場合、操作ハンドル(37)を回して連動シャフト (36)を上記とは反対方向に回転させ、これによりスイングアーム(34)を後方に回 動させるとともに連結板(33)をその左端部のピン(28)を中心として後方に回動さ せ、これによって開閉操作バー(8) を左方に移動させる。すると、開閉操作カム (22)も開閉操作バー(8) とともに左方に移動し、これにより連結ピン(19)が左方 に押されて移動するとともに、カムフォロワ(23)がカム穴(25)の円弧状部分(25a ) を右方に移動する。その結果、障子取付板(11)および第1〜第3アーム(15)(1 7)(21)は上記と逆の動作で回動し、障子(4) は閉じ始める。そして、カムフォロ ワ(23)がカム穴(25)の直線状部分(25b) の左端部に至ると窓ステー(6) は閉位置 に切り換えられ、障子(4) は閉状態となる。このとき、ロック手段のフック(27) のカムフォロワ(31)は、ロックカム(29)の切欠き(32)の入口に至る。さらに、開 閉操作バー(8) が左方に移動すると、カムフォロワ(31)が切欠き(32)内に入って その内部を左斜め後方に移動し、これによりフック(27)が上記とは逆の方向に揺 動し、カムフォロワ(31)がロックカム(29)の切欠き(32)の最奥部に達するとフッ ク(27)の前側部分(27a) が係合部材(26)の下方突出部(26b) に係合する。こうし て、障子(4) が閉状態でロックされる。なお、フック(27)の揺動開始時から終了 時までの間の開閉操作バー(8) の左方への移動のさいには、切り換え手段のカム フォロワ(23)が開閉操作カム(22)のカム穴(25)の直線状部分(25b) を右方に移動 するとともに、第2アーム(17)と第3アーム(21)の連結ピン(19)が長穴(24)内を 右方に移動するので、開閉操作バー(8) の移動は障子(4) の開閉に関与しない。
【0025】 なお、上記において、窓枠(1) の上枠部材、上側の窓ステーおよび上側の開閉 操作バーの説明はそれぞれ省略され、また図示も省略されているが、これらのも のは図示されている下側のものと上下対称形である。
【0026】 上記実施例においては、障子(4) の開閉に関与することなく開閉操作バー(8) が所定範囲で移動するようになされ、障子(4) に係合部材(26)が設けられ、開閉 操作バー(8) に係合部材(26)に係合するフック(27)が揺動自在に設けられ、フッ ク(27)と窓枠(1) との間に、障子(4) の開閉に関与しない開閉操作バー(8) の左 右いずれか一方への移動によりフック(27)を揺動させて係合部材(26)に係合させ 、同じく逆方向への移動によりフック(27)を揺動させて係合部材(26)への係合を 解除させるロック手段が設けられているので、障子(4) の開閉のための操作時に 障子(4) のロックおよびロックの解除を行うことができる。しかしながら、上記 のようにされている必要はない。
【0027】
【考案の効果】
この考案のすべり出し窓によれば、上述のように、出窓に適用した場合、地板 上に花等の物が置かれていても、操作ハンドルの操作の邪魔にならないので、地 板上に花等を飾ることができる。また、操作ハンドルを縦枠部材のどの部分に設 けたとしても、操作ハンドルを回すことにより、第2伝動手段、連動シャフトお よび第1伝動手段を介して開閉操作バーを移動させ、これにより窓ステーを開位 置と閉位置との間で切り換えて障子を開閉させることができるので、操作ハンド ルを縦枠部材の任意の高さ位置に設けることが可能になる。したがって、家屋の 部屋等において、その付近に他の構造物を設置したり、家具等を配置したりする 必要がある場合には、これの邪魔にならない箇所に操作ハンドルの取付位置を変 更することができ、その結果部屋全体のデザインや機能を損なうことを防止でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例のすべり出し窓の閉じた状態
を示す下側部分の一部切欠き正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】一部を切欠いて示す図1のIII −III 線断面図
である。
【図4】この考案の実施例のすべり出し窓の閉じた状態
を示す下側部分の一部を省略した斜視図である。
【図5】歯車装置の分解斜視図である。
【図6】障子が閉じており、ロックが解除されている状
態を示す窓ステー部分の平面図である。
【図7】障子が開き始めた状態を示す窓ステー部分の平
面図である。
【符号の説明】
(1) 窓枠 (2) 縦かまち (3) 上下両枠部材 (4) 障子 (5) 上下両かまち (6) 窓ステー (8) 開閉操作バー (35) 縦枠部材 (36) 連動シャフト (37) 操作ハンドル (38) 歯車装置(第2伝動手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠と、窓枠に取付けられ、かつ一方の
    縦かまちの上下両端部がそれぞれ上下両枠部材に沿って
    スライドすることによりすべり出して開く障子と、窓枠
    の上下両枠部材と障子の上下両かまちとの間にそれぞれ
    設けられ、かつ障子を開状態に保持する開位置および障
    子を閉状態に保持する閉位置の間で切り換えられる窓ス
    テーとよりなるすべり出し窓において、 窓枠の上下両枠部材に沿って左右方向に移動自在に設け
    られており、かつその左右方向への移動により窓ステー
    を開位置と閉位置との間で切り換えて障子を開閉させる
    開閉操作バーと、 窓枠のいずれか一方の縦枠部材内に、軸心の周りに回転
    自在となるように配置されている垂直状の連動シャフト
    と、 連動シャフトの回転を開閉操作バーの移動に変換する第
    1伝動手段と、 連動シャフトが配置された側の縦枠部材に設けられてい
    る操作ハンドルと、 操作ハンドルの回転を連動シャフトの回転に変換させる
    第2伝動手段とを備えているすべり出し窓。
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