JPH072922Y2 - キャビネットにおける抽斗のラッチ及び施錠装置 - Google Patents

キャビネットにおける抽斗のラッチ及び施錠装置

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JPH072922Y2
JPH072922Y2 JP8852490U JP8852490U JPH072922Y2 JP H072922 Y2 JPH072922 Y2 JP H072922Y2 JP 8852490 U JP8852490 U JP 8852490U JP 8852490 U JP8852490 U JP 8852490U JP H072922 Y2 JPH072922 Y2 JP H072922Y2
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道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数段の抽斗を有するキャビネットにおい
て、抽斗のラッチ装置と施錠装置の構成部材をほとんど
共通にできるようにしたキャビネットにおける抽斗のラ
ッチ装置と施錠装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の複数段の抽斗を有するキャビネットにお
いて、施錠および1個の抽斗を引き出し中は、他の抽斗
を係止して引き出し得ないようにし、キャビネットの前
傾もしくは転倒を防止する安全係止装置は、従来から知
られている(実公昭63−13722号公報参照)。
[本考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記の従来の技術において、施錠と安全
係止を兼用するために特殊形状の作動部材が必要であ
り、該作動部材を利用して施錠と安定係止を行うために
関連部品が必要となり、構成が複雑にならざるを得ない
問題点があった。
本考案は、この点に鑑み、簡単な構成で、ラッチと施錠
とを兼用させて施錠がしっかりでき、しかもラッチ装置
の操作によりキャビネット本体に抽斗を押し込んだ時、
該抽斗を自動的にキャビネット本体に係止でき、抽斗の
引出し動に際してワンタッチで係合を解除できると共
に、各構成部品をできるだけ共通にして、部品点数を減
少させ、しかも組立作業も能率よく行えるものを提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記の課題の解決を図ったもので、キャビネ
ットにおける抽斗のラッチ及び施錠装置において、複数
段の引き手部を持った抽斗を有するキャビネット本体に
おいて、キャビネット本体の側板の前方側に設けた補強
部材を介して鍵板を摺動自在に設け、該鍵板には上段の
抽斗に対応する位置にピンを一体的に固着した上段抽斗
の鍵板連結板と、中段、下段の抽斗に対応する位置に係
止ピンを設け、該上段抽斗の鍵板連結板に固定したピン
に係合するようにラッチ装置を設け、該ラッチ装置のラ
ッチ解除の操作ができるように鍵棒を介して上段用ラッ
チ部材が設けられ、さらに上段の引き手部には鍵前が設
けられ、錠を掛けるように操作するとラッチ解除の操作
とは逆の方向に作動して中段、下段のラッチが解除でき
ないように鍵板を上方に摺動させるように構成し、上記
係止ピンは、中、下段用ラッチ部材の作動を停止するス
トッパの役目を持ちキャビネット本体の側板の前方側の
補強部材に固定されたピンを上段と同一のラッチ装置、
鍵棒を介して中、下段用ラッチ部材を連結係合させると
いう構成を採用した。
[作用] 本考案は、以上の構成を採用することにより、簡単な構
成でラッチ装置と施錠装置のの関連構成の部品をできる
だけ共通に兼用して点数を少なくし、ラッチ、施錠を可
能にすると同時に複雑な加工を省き、組立作業を能率よ
くできるようにした。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面で詳細に説明する。
本考案の技術を採用するキャビネットについて、先ず第
1図で概略説明すると、1はキャビネット本体、2は抽
斗、3はキャビネット本体の側板、6は後述するラッチ
の引き手部材の引き手部で、指が引き手部6に届くよう
に引き手孔を開口している。
次に、第2図〜第8図に示すように本考案のキャビネッ
トにおける抽斗2のラッチ及び施錠装置に関して詳細に
説明すると、キャビネット本体1において各抽斗2の抽
斗前面板15には、引き手部6が設けてあり、この引き手
部6にラッチ装置7と錠前18が組み込まれている(これ
は従来公知の構成を適用しているので詳細な説明は省略
する)。
さらに、前方側の補強部材5に鍵板4が抽斗2の上段か
ら下段までに相当する部分を摺動自在に設けられてい
る。この鍵板4にピン9を備えた上段抽斗の鍵板連結板
8と中、下段抽斗用としての係止ピン10が取り付けられ
ている。この各部材が取り付けられた鍵板4と連結する
ように抽斗2の引き手部6部分に設けられたラッチ装置
7と、このラッチ装置7に固定された鍵棒11の一端を上
段用ラッチ部材12に取り付け、この上段用ラッチ部材12
を先の鍵板4に固定された上段抽斗の鍵板連結板に固定
したピン9に係合するようになしたものである。なお、
ラッチ装置7の一部に錠前18が設けられている。
第3図に示したものは、要部の横断面図で抽斗、キャビ
ネット本体の側板3、鍵板4、前方側の補強部材5の取
付け関係、さらに上段抽斗の鍵板連結板8、上段抽斗の
鍵板連結板8に固定したピン9、中、下段抽斗用の鍵板
に設けた係止ピン10、鍵棒11の取付位置並びに関係構成
を示したもので、前方側の補強部材5の凹部に鍵板4を
摺動自在に配置し、この鍵板4に取り付けた上段抽斗の
鍵板連結板8に固定したピン9、中、下段抽斗用の鍵板
に設けた係止ピン10と係合する上段用ラッチ部材12をキ
ャビネット本体1の側部と抽斗側板17との間隙に位置す
るように設け、上段用ラッチ部材12の一端は抽斗2の抽
斗前面板15と抽斗裏面板16の間隙に配置された鍵棒11と
固定されている。
第4図に示したものは、ラッチ装置7の一実施例である
具体的な構成を示したもので、抽斗前面板15と抽斗裏面
板16の間隙にラッチ装置7、鍵棒11が取り付けられ、こ
れはラッチ装置7を取り付ける取付用部材19とラッチ装
置7を下方に付勢するための圧縮バネ21の一端を取付用
部材19に固定し、圧縮バネ21の他端を鍵棒取付板20に固
定してある。なお、この鍵棒取付板20は一部を切り起こ
した係止片22とで、鍵棒11を保持し、該鍵棒11の折り曲
げ部を介して、ラッチ装置7を指で上方へ作動操作する
と圧縮バネ21の付勢力に打ち勝って鍵棒取付板20が上方
に引き上げられ、この引き上げによって鍵棒11の折り曲
げ部が規制されているので、回転作用を起こし、この鍵
棒11の回転作用によって上段用ラッチ部材12が下方に旋
回し、上段用ラッチ部材12が上段抽斗の鍵板連結板8に
固定したピン9から解除されて、抽斗2を前方に引き出
すことができる。
次に一部前述したが、第5図、第7図に示すように、ラ
ッチ作動について説明すると、上、中、下の各段の抽斗
2は、ラッチ装置7の上方への引き上げ動作によって、
鍵棒11が回転され、この鍵棒11の一端に固定されている
上段用ラッチ部材12が、下方に旋回して二点鎖線で示す
ように上段抽斗の鍵板連結板8に固定したピン9との係
合が解除され、抽斗2を前方に引き出すことが可能にな
る。
また、第6図、第8図において、鍵の作動について説明
すると、上段の抽斗2に設けられた錠前18を鎖錠する
と、ラッチ作動の際とは反対に鍵棒11が回転する。この
ために上段用ラッチ部材12は上方に旋回動するので上段
抽斗の鍵板連結板8に取り付けられたピン9との関連で
鍵板4が上方に引き上げられる、これにより上段用ラッ
チ部材12と上段抽斗の鍵板連結板8に固定したピン9と
が係止した状態を保つのでロックされる。なお、中段、
下段の抽斗2は通常の状態(抽斗2がキャビネット本体
1に収納されている状態)は上段用ラッチ部材12が前方
側の補強部材5に固定されたピン14と係合している鍵板
4が上方に引き上げられることによって固定された中、
下段抽斗の鍵板に設けた係止ピン10も上方に引き上げら
れ(二点鎖線で示すように上方に位置する)上段用ラッ
チ部材12に衝突した状態で停止して、ラッチ装置7を操
作しても中、下段抽斗の鍵板に設けた係止ピン10が上段
用ラッチ部材12を旋回させるのを阻止してロック状態に
なっているものである。
次に、錠前18により解錠すれば第6図に示すように鍵板
4は下降し、鍵板4に固定された中、下段抽斗用の係止
ピン10が実線でしめすように下方に位置するのでラッチ
装置7を上方に操作することによって上段用ラッチ部材
12が前方側の補強部材5に固定されたピン14から開放さ
れ{中、下段抽斗の鍵板に設けた係止ピン10が下方にあ
るので旋回できる)抽斗2を前方に引き出すことが可能
になる。
なお、転倒防止のために1個の抽斗を引出し中は、他の
抽斗を係止して引出し得ぬようにすることは従来から採
用されている技術をもちいると良いことはいうまでもな
い。
[考案の効果] 本考案は、以上の構成に基づき次の効果を得ることがで
きる。
(1)ラッチ装置と施錠装置の構成部材をできるだけ共
通にし、部品点数の減少を可能にした。
(2)部品点数の減少により組立作業の能率を高め、結
果としてコストダウンが可能になった。
(3)通常必要なラッチ装置の構成部品を最大限利用し
て施錠装置に兼用させたので複雑な加工が省略できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の装置を利用するキャビネットの全体
を示す概略斜視図、第2図は、本考案の一実施例のラッ
チ装置と施錠装置の説明斜視図、第3図は、本考案の要
部横断面図、第4図は、要部の一部を示す縦断面図、第
5図は、本考案のラッチ作動を説明するための要部説明
図、第6図は、鍵の作動を説明するための要部説明図、
第7図は、ラッチ作動を説明するための概略斜視図、第
8図は、鍵作動を説明するための概略斜視図である。 1……キャビネット本体 2……抽斗 3……キャビネット本体の側板 4……鍵板 5……前方側の補強部材 6……引き手部 7……ラッチ装置 8……上段抽斗の鍵板連結板 9……上段抽斗の鍵板連結板に固定したピン 10……中、下段抽斗の鍵板に設けた係止ピン 11……鍵棒 12……上段用ラッチ部材 13……中、下段用ラッチ部材 14……前方側の補強部材に固定されたピン 15……抽斗前面板 16……抽斗裏面板 17……抽斗側板 18……錠前 19……取付用部材 20……鍵棒取付板 21……圧縮バネ 22……係止片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段の引き手部6を持った抽斗2,2・・
    を有するキャビネット本体1において、キャビネット本
    体の側板3の前方側に設けた補強部材5を介して鍵板4
    を摺動自在に設け、該鍵板4には上段の抽斗2に対応す
    る位置にピン9を一体的に固着した上段抽斗の鍵板連結
    板8と、中段、下段の抽斗2に対応する位置に係止ピン
    10を設け、該上段抽斗の鍵板連結板8に固定したピン9
    に係合するようにラッチ装置7を設け、該ラッチ装置7
    のラッチ解除の操作ができるように鍵棒11を介して上段
    用ラッチ部材12が設けられ、さらに上段の引き手部6に
    は錠前18が設けられ、錠を掛けるように操作するとラッ
    チ解除の操作とは逆の方向に作動して中段、下段のラッ
    チが解除できないように鍵板4を上方に摺動させるよう
    に構成し、上記係止ピン10は、中、下段用ラッチ部材13
    の作動を停止するストッパの役目を持ちキャビネット本
    体の側板3の前方側の補強部材に固定されたピン14を上
    段と同一のラッチ装置7、鍵棒11を介して中、下段用ラ
    ッチ部材13を連結係合させたことを特徴とするキャビネ
    ットにおける抽斗のラッチ及び施錠装置。
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