JPH07291839A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH07291839A
JPH07291839A JP35200893A JP35200893A JPH07291839A JP H07291839 A JPH07291839 A JP H07291839A JP 35200893 A JP35200893 A JP 35200893A JP 35200893 A JP35200893 A JP 35200893A JP H07291839 A JPH07291839 A JP H07291839A
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acid
carbon atoms
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surfactant
salt
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JP35200893A
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Kyoko Tomota
恭子 友田
Yasuhiro Kawai
康弘 川井
Yoshihiro Okamoto
好弘 岡本
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Sunstar Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚や眼に対する刺激が低く、しっとりしな
やかな感触を付与し、しかも良好な洗浄性を有する洗浄
剤組成物を提供する。 【構成】 スルホコハク酸系界面活性剤(a)、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(b)および水溶
性マグネシウム塩(c)からなり、(a):(b)の配
合比がモル比で0.001:1〜1:1である洗浄剤組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物に関し、更
に詳細には低刺激性で起泡性及び泡の感触に優れ、しか
も洗浄時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっとりしなやかな感
触を付与する洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および問題点】シャンプー、ボディシャン
プー、洗顔剤、ハンドソープなどや台所洗剤、ハウスホ
ールド洗剤などの人体に直接接触する洗浄剤組成物は、
優れた洗浄力や起泡力の他に、皮膚に対する刺激が温和
であることが必要である。特に、シャンプーやボディシ
ャンプー、洗顔剤については、眼に対しても低刺激性を
示すことが必須条件である。さらに近年、洗浄剤組成物
に対する消費者意識の変化に伴ない、洗浄剤組成物に要
求される性能が大きく変化してきている。すなわち、洗
浄性や低刺激性以外に、洗浄時及び洗浄後の皮膚や毛髪
にしっとりしなやかな感触を付与する洗浄剤組成物が望
まれてきている。
【0003】従来、洗浄剤組成物の界面活性剤の主成分
として、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル塩、αーオレフィンスルホン酸塩等のアニ
オン界面活性剤が使用されている。しかし、アニオン界
面活性剤は洗浄力および起泡力は良好であるが、反面い
ずれも皮膚、眼に対して刺激があるという問題点があっ
た。これに対し皮膚や眼粘膜に温和な界面活性剤とし
て、例えばイミダゾリン型あるいはアミノ酸型両性界面
活性剤やスルホコハク酸系界面活性剤(特開昭49ー9
9104号、特開昭49ー99105号)があるが、こ
れらは泡立ちが十分でなく、特に頭皮から分泌された油
や整髪剤に由来する油の存在下で泡立ちが劣るものであ
る。
【0004】低刺激界面活性剤、特にスルホコハク酸系
界面活性剤系における洗浄性・起泡性の改善を目的とし
て、併用成分が種々検討されてきた。例えば、高級脂肪
酸塩との併用(特開昭63ー161098号、特開平1
ー146814号、特開平1ー163116号)、N−
アシルアミノ酸系アニオン界面活性剤との併用(特開昭
55ー86893号)、N−アシルアミノ酸系アニオン
界面活性剤と脂肪酸アルカノールアミン塩との併用(特
開平1ー254620号)、αーオレフィンスルホン酸
塩とイミダゾリン型界面活性剤とアルカノールアミド型
ノニオン界面活性剤との併用(特開平1ー175927
号)、ノニオン界面活性剤との併用(特開昭56ー82
897号、特開平1ー287017号、特開平3ー15
3798号)、イミダゾリン型界面活性剤との併用(特
開昭55ー86893号)、ベタイン型界面活性剤との
併用(特開昭56ー82898号)、ヒドロキシホスホ
ベタイン型界面活性剤との併用(特開平4ー33999
号、特開平4ー36223号)、アミドアミン型両性界
面活性剤との併用(特開平4ー36394号、特開平4
ー117321号)、両性酸化物と脂肪酸複合体との併
用(特開昭57ー159897号)、糖系界面活性剤と
の併用(特開平2ー231412号、特開平4ー372
698号)などが、開示されている。しかしながら、洗
浄性・起泡性の改善という問題は、未だ充分に解決され
ていない。
【0005】また、洗浄力及び起泡力に優れた界面活性
剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エス
テル塩との併用も検討された(特開昭56ー38395
号、特開昭62ー127396号、特開昭62ー190
298号)。しかし、いずれの場合も洗浄力および起泡
力は良好になるものの、皮膚・眼に対しての刺激性につ
いて満足できるものでない。また、スルホコハク酸系界
面活性剤をMg塩に限定した組成物(特開平1−259
098号公報)、水溶性マグネシウム塩との併用(特開
平1−230698号公報)では洗浄性の改善ははかれ
るものの、使用感の上で充分とは言えない。したがっ
て、低刺激性で起泡性及び泡の感触に優れ、しかも洗浄
時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっとりしなやかな感触を付
与する洗浄剤組成物が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑みなされたものであり、低刺激性で起泡性及び泡の
感触に優れ、しかも洗浄時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっ
とりしなやかな感触を付与する洗浄剤組成物を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明者らは、上記目的を達成
するため鋭意検討を重ねた結果、意外にもスルホコハク
酸系界面活性剤とポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル塩に水溶性マグネシウム塩を配合すること
で、低刺激性で起泡性及び泡の感触に優れ、しかも洗浄
時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっとりしなやかな感触を付
与する洗浄剤組成物を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明は式(1):
【0009】
【化3】
【0010】[式中、R1は炭素数6〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基、又はアルケニル基、糖アルコール
残基を示す。X1及びX2は一方が−SO32、他方が水
素原子を示す。Aは−O−(BO)n1、n1は0〜20
の整数を示す。Bは炭素数2〜4のアルキレン基又はヒ
ドロキシアルキレン基を示す。M1及びM2はそれぞれ、
水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ア又は炭素数2あるいは3のヒドロキシアルキル基を有
する低級アルカノールアミンを示す。]で示されるスル
ホコハク酸系界面活性剤(a)と、式(2):
【0011】
【化4】
【0012】[式中、R2は炭素数8〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基を示す。n2は0〜10の整数を示
す。M3は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモ
ニア又は炭素数2あるいは3のヒドロキシアルキル基を
有する低級アルカノールアミンを示す。]で示されるポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
(b)及び水溶性マグネシウム塩(C)を配合すること
を特徴とする洗浄剤組成物である。
【0013】式(1)で示されるスルホコハク酸系界面
活性剤は、炭素数が6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ルアルコール又はアルケニルアルコール又は糖アルコー
ルのいずれかと無水マレイン酸を反応させた後に、スル
ホン化を行なうことで得られる。アルコール類の例とし
ては、カプリルアルコール、セチルアルコール、ラウリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコールなどの天然動植物由来の高
級アルコール及びチーグラー法による合成直鎖脂肪族第
1級アルコール、2ーエチルヘキサノール、2ーメチル
ドデカノール、2ーメチルトリデカノールなどの通常オ
キソ合成によって得られる側鎖脂肪族第1級アルコー
ル、nーパラフィンを液相酸化して得られる第2級アル
コール、グルコース、マルトース、スクロースなどの糖
アルコールが挙げられる。特に、炭素数が10〜16の
アルコールが好ましく、エチレンオキシドの付加モル数
は、0〜20で、特に0〜9が好ましい。M1、M2は、
ナトリウム、カリウムに代表されるアルカリ金属、マグ
ネシウム、カルシウムに代表されるアルカリ土類金属、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、モノブタノールアミンに代表される炭素
数2あるいは3のヒドロキシアルキル基を有する低級ア
ルカノールアミン、アンモニア、水素原子が挙げられ
る。
【0014】具体的には、オレイルスルホコハク酸トリ
エタノールアミン塩、ポリオキシエチレンラウリルスル
ホコハク酸ナトリウム(3EO)、炭素数12〜14の
第2級アルコールから誘導されるポリオキシエチレンモ
ノアルキルスルホコハク酸ナトリウム(7EO)、炭素
数11〜13のオキソアルコールから誘導されるポリオ
キシエチレンモノアルキルスルホコハク酸マグネシウム
(5EO)、ポリオキシエチレンココイルスルホコハク
酸アンモニウム(20EO)などが挙げられる。これら
のスルホコハク酸系界面活性剤は単独で又は2種以上を
混合して用いることができ、その配合量は0.1〜30
重量%であって、特に1〜20重量%の範囲が好まし
い。0.1重量%に満たない量では充分な洗浄効果が得
られず、30重量%を越えるとゲル化・分離などが生じ
好ましくない。
【0015】式(2)で示されるポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩のアルキル基は、炭素数
が8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキルアルコールに由
来する。アルキルアルコールの例としては、カプリルア
ルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミ
リスチルアルコール、ステアリルアルコールなどの天然
動植物由来の高級アルコール及びチーグラー法による合
成直鎖脂肪族第1級アルコール、2ーエチルヘキサノー
ル、2ーメチルドデカノールなどの通常オキソ合成によ
って得られる側鎖脂肪族第1級アルコール、nーパラフ
ィンを液相酸化して得られる第2級アルコールなどが挙
げられる。特に、炭素数10〜16のアルコールが好ま
しく、エチレンオキシドの付加モル数は、0〜10で、
特に0〜5が好ましい。M3は、ナトリウム、カリウム
に代表されるアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム
に代表されるアルカリ土類金属、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
ブタノールアミンに代表される炭素数2あるいは3のヒ
ドロキシアルキル基を有する低級アルカノールアミン、
アンモニアが挙げられるが、特にナトリウム、アンモニ
ウム、トリエタノールアミンが好ましい。
【0016】具体的には、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸トリエタノールアミン塩(3EO)、炭素
数12〜14の第2級アルコールから誘導されるポリオ
キシエチレンモノアルキルエーテル硫酸アンモニウム塩
(7EO)、炭素数11〜13のオキソアルコールから
誘導されるポリオキシエチレンモノアルキルエーテル硫
酸ナトリウム塩(5EO)、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル硫酸カリウム塩(2EO)、ココイルエーテ
ル硫酸マグネシウム塩などが挙げられる。
【0017】式(1)で示される(a)スルホコハク酸
系界面活性剤と式(2)で示される(b)ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸エステル塩の配合比は限定
されるものではないが0.001:〜1:1の範囲で配
合すると、特に洗浄性・起泡性及び低刺激性に優れ、洗
浄時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっとりしなやかな感触を
付与するので好ましい。
【0018】本発明で用いられる水溶性マグネシウム塩
の例としては、硫酸、塩酸、ホウ酸、ピロリン酸、ヘキ
サメタリン酸、炭酸、重炭酸等の無機塩、及びクエン
酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、グルコン酸、エチレ
ンジアミン四酢酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、ニ
トリロトリ酢酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、プ
ロピオン酸、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン
酸、1ーヒドロキシエタンー1,1ージホスホン酸、グ
リコール酸、酪酸等の有機酸のマグネシウム塩及びそれ
らの含水塩が挙げられる。これらの水溶性マグネシウム
塩のなかでは、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、
ホウ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、クエン酸マグ
ネシウム、安息香酸マグネシウムが好適に用いられ、特
に塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムが好適に用いら
れる。
【0019】これらの水溶性マグネシウム塩は単独で又
は2種以上を混合して用いることができ、その配合量は
限定するものではないが、(b)ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩に対して(b):(c)がモル比
で1:0.01〜1:2の範囲で配合すると、特に洗浄
性・起泡性及び低刺激性に優れ、洗浄時や洗浄後の皮膚
・毛髪にしっとりしなやかな感触を付与でき、好まし
い。
【0020】本発明はシャンプー、ボディーシャンプー
などの毛髪用あるいは皮膚用洗浄剤、台所洗剤あるいは
洗濯用洗剤など各種の用途に用いることができ、又、そ
の形態は液状、ペースト状など適宜選ぶことができ、実
施の形態に応じて本発明の効果を損なわない範囲で周知
の成分を配合することができる。
【0021】周知の成分としては、アニオン界面活性剤
(αーオレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸
塩、タウリン系界面活性剤、ザルコシネート系界面活性
剤、イセチオネート系界面活性剤、N−アシル酸性アミ
ノ酸系界面活性剤、モノアルキルリン酸エステル塩、高
級脂肪酸塩、アシル化ポリペプチド等)、両性界面活性
剤(アルキルベタイン型界面活性剤、アミドプロピルベ
タイン型界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン型界面
活性剤、スルホベタイン型界面活性剤、ホスホベタイン
型界面活性剤、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム
等のアミノ界面活性剤等)、ノニオン界面活性剤(ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノ
ールアミド、ステアリン酸モノグリセライド、ラウリル
ジメチルアミンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪
酸ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ソル
ビタンエステル、ポリオキシエチレンポリプロピレング
リコール等)、カチオン界面活性剤(塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウム等)、パール化剤(ジステア
リン酸エチレングリコール等)、低級アルコール(エタ
ノール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリン等)、保湿剤(ピロリドンカルボン酸ソ
ーダ、ポリエチレングリコール等)、増粘剤(ポリオキ
シエチレングリコール脂肪酸ジエステル、プロピレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンメチルグ
ルコシド脂肪酸エステル等)、高分子化合物(キサンタ
ンガム、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロース、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテ
ル変性シリコーン、ポリエーテル環状シリコーン、ポリ
ビニルピロリドン等)、キレート剤(1ーヒドロキシー
エタン−1,1ージホスホン酸塩、エデト酸塩、クエン
酸塩、シュ酸塩等のアルカリ金属塩)、抗フケ剤、紫外
線吸収剤、防腐剤、着色剤、香料などがある。
【0022】
【実施例】つぎに、本発明を実施例および比較例により
更に詳しく説明する。言うまでもなく本発明は実施例に
限定されるものではない。なお、特にことわらない場合
「%」は重量%を示す。表1に記載の組成物を常法によ
り洗浄剤を調製した。下記に示す評価方法により各洗浄
剤を評価した。
【0023】〔評価方法〕 1.起泡力 実施例(及び比較例)の1%水溶液200mlをシリン
ダーにとり、これにオレイン酸4gを加え、40℃にし
た後、回転数毎分1500回で5分間切り羽根式プロペ
ラで攪拌した。攪拌停止後30秒の泡量を測定した。 ○:600ml以上の泡量 △:500ml以上の泡量 ×:500ml未満の泡量
【0024】2.皮膚一次刺激性 モルモット一群10匹を用い、モルモット皮膚に試料洗
浄剤25%液を塗布したパッチテスト用絆創膏を24時
間閉塞貼布する。絆創膏除去後、試料を拭き取り、1時
間後に下記の基準で判定する。 ○:肉眼的に変化なし。 △:軽度〜中程度の紅斑を認める。 ×:強度の紅斑および浮腫を認める。
【0025】3.コンディショニング性 (1)毛髪の柔軟性 毛束(10g、長さ10cm)を10%の実施例(およ
び比較例)水溶液に2分間浸漬処理後、40℃の水45
0mlを加え均一とし、10分間放置した後に取りだ
し、流水で濯ぐ。20℃、相対湿度65%の条件で一昼
夜乾燥させた後、同条件下でレオメーター[不動工業
(株)]を用いて毛束を折りまげる力を測定し、次式に
もとづいて柔軟率を求めた。処理前後の毛髪折曲げ力の
変化率(柔軟率)が小さいほど、処理後の毛髪は柔軟で
ある。 柔軟率(%)=(処理後の折り曲げ荷重/処理前の折り
曲げ荷重)×100 ○:柔軟率85%未満 △:柔軟率85%以上90%未満 ×:柔軟率90%以上
【0026】(2)くし通り性 毛束(10g、長さ10cm)を10%の実施例(およ
び比較例)水溶液に2分間浸漬後、40℃の水450m
lを加え均一とし、10分間放置した後に取りだし、流
水で濯ぐ。20℃、相対湿度65%の条件で一昼夜乾燥
させた後、同条件下で平櫛を取り付けたレオメーター
[不動工業(株)]を用いて櫛とく時の平櫛にかかる力
を測定し、次式にもとづいて櫛通り抵抗値を求めた。処
理前後の毛髪櫛通り力の変化率(櫛通り抵抗値)が小さ
いほど、処理後の毛髪のくし通り性は良好である。 櫛通り抵抗値(%)=(処理後の櫛通り抵抗値/処理前
の櫛通り抵抗値)×100 ○:櫛通り抵抗値85%未満 △:櫛通り抵抗値85%以上90%未満 ×:櫛通り抵抗値90%以上
【0027】4.総合評価 評価した結果を次の基準で総合的に評価した。基準を示
す。 ◎:全ての項目が○ ○:×の項目がなく、○の項目が2〜3 ×:上記以外のとき
【0028】
【表1】
【0029】結果を表1に示す。表1から、本願発明品
は比較例に比べて、低刺激性で起泡性及び泡の感触に優
れ、しかも洗浄時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっとりしな
やかな感触を付与すると認める。すなわち、本発明品は
低刺激性でありながら起泡性及び泡の感触に優れ、しか
も洗浄時や洗浄後の皮膚・毛髪にしっとりしなやかな感
触を付与する洗浄剤組成物である。
【0030】以下、常法により実施例8〜10を製造し
た。これら実施例は、何れも上記の効果を満たすもので
あった。 実施例8 ボディシャンプー 成分 配合量(%) ラウリン酸 15.0 POE(2)ラウリルエーテル 10.0 硫酸トリエタノールアミン POE(5)オレイルスルホコハク酸 5.0 ナトリウム ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 ヒドロキシエチルセルロールヒドロキシ 1.0 プロピルトリメチルアンモニウム クロリドエーテル 塩化マグネシウム 0.3 水酸化カリウム 10.0 ポリエチレングリコールジステアレート 3.0 安息香酸ナトリウム 0.3 香料 0.1 水 残 部 合計 100.0
【0031】実施例9 洗顔料 成分 配合量(%) ラウリン酸 10.0 ミリスチル酸 10.0 ヤシ油脂肪酸グルタミン酸ナトリウム 5.0 POE(7)アルキル(12〜14) 20.0 エーテル硫酸アンモニウム POE(7)アルキル(12〜14) 2.0 スルホコハク酸マグネシウム カプリルスルホコハク酸マグネシウム 1.0 硫酸マグネシウム 1.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 水酸化カリウム 10.0 グリセリン 15.0 ポリエチレングリコールジステアレート 3.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ポリエチレングリコール(30) 3.0 ジステアレート 安息香酸ナトリウム 0.3 香料 0.1 水 残 部 合計 100.0
【0032】実施例10 台所用洗剤 成分 配合量(%) POE(3)ラウリルエーテル硫酸TEA塩15.0 POE(3)ココイルスルホコハク酸 0.5 アンモニウム クエン酸マグネシウム 0.05 ココイルアミンオキシド 5.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 10.0 ココイルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0 ポリオキシエチレン(30)ラウリルエーテル5.0 安息香酸ナトリウム 0.3 香料 0.1 水 残 部 合計 100.0
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、スルホコハク酸系界面
活性剤とポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エス
テル塩及び水溶性マグネシウム塩を配合することで、低
刺激性や起泡性及び洗浄性に優れ、洗浄時や洗浄後の皮
膚・毛髪にしっとりしなやかな感触を付与する洗浄剤組
成物が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:28 1:29)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)式(1): 【化1】 [式中、R1は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基、又はアルケニル基、糖アルコール残基を示す。
    1及びX2は一方が−SO32、他方が水素原子を示
    す。Aは−O−(BO)n1、n1は0〜20の整数を示
    す。Bは炭素数2〜4のアルキレン基又はヒドロキシア
    ルキレン基を示す。M1及びM2はそれぞれ、水素原子、
    アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は炭素
    数2あるいは3のヒドロキシアルキル基を有する低級ア
    ルカノールアミンを示す。]で示されるスルホコハク酸
    系界面活性剤と、(b)式(2): 【化2】 [式中、R2は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基を示す。n2は0〜10の整数を示す。M2は、ア
    ルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は炭素数
    2あるいは3のヒドロキシアルキル基を有する低級アル
    カノールアミンを示す。]で示されるポリオキシエチレ
    ンアルキルエーテル硫酸エステル塩及び(c)水溶性マ
    グネシウム塩を含有し、且つ(a)と(b)の配合量が
    モル比で、0.001:1〜1:1であることを特徴と
    する洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 水溶性マグネシウム塩が、塩化マグネシ
    ウム又は硫酸マグネシウムであることを特徴とする請求
    項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】(b)と(c)の配合量がモル比で、1:
    0.01〜1:2であることを特徴とする請求項1及び
    2記載の洗浄剤組成物。
JP35200893A 1993-12-29 1993-12-29 洗浄剤組成物 Withdrawn JPH07291839A (ja)

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JP35200893A Withdrawn JPH07291839A (ja) 1993-12-29 1993-12-29 洗浄剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003516339A (ja) * 1999-12-06 2003-05-13 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ スルホコハク酸モノエステルを含む安定な高グリセロール溶液

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