JP3526914B2 - アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents

アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物

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JP3526914B2 JP15444094A JP15444094A JP3526914B2 JP 3526914 B2 JP3526914 B2 JP 3526914B2 JP 15444094 A JP15444094 A JP 15444094A JP 15444094 A JP15444094 A JP 15444094A JP 3526914 B2 JP3526914 B2 JP 3526914B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄性、起泡性等に加
え、皮膚に対する刺激がなく、かつ低いクラフト点を有
するアミドエーテルカルボン酸類又はその塩、その製造
法及びこれを含有する洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤は疎水基と親水基からなり、
水と油、水と汚れ、水と金属等の分散を効率的に行う性
質を有するものであることから、乳化、湿潤、分散、洗
浄等の目的で種々の工業分野、家庭等で広く利用されて
いる。このうち、親水基としてカルボキシル基、硫酸残
基、スルホン酸基等のアニオン性基を有するアニオン界
面活性剤は界面活性能が高く、洗浄力が優れていること
から、洗浄剤の主成分又は補助成分として特に広く用い
られている。
【0003】ところが、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸エ
ステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩に代表されるこ
れらのアニオン界面活性剤は、皮膚に対する刺激性が強
いことから、シャンプー、身体洗浄剤、食器用洗浄剤等
に用いる界面活性剤に対しては、皮膚に対してよりマイ
ルドで、かつ生分解性がよいなどの性質が要求されてい
る。
【0004】かかる観点から種々研究がなされており、
ヨーロッパ特許公開第102118号及び特開昭63−
291996号公報には、皮膚に対してダメージを与え
ることのない界面活性剤として、次の一般式(4)
【0005】
【化4】
【0006】〔式中、R3CO−は炭素数6〜22の脂
肪酸残基を、R4 は水素原子又はメチル基を示す〕で表
わされるアミドエーテルカルボン酸が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このア
ミドエーテルカルボン酸(4)は、クラフト点が十分低
いとはいえず、低温下においては沈澱が生じる。このた
め、この界面活性剤を配合した洗浄剤は寒冷地での使用
に問題があり、また長期保存での安定性に疑問がある。
従って、本発明の目的は洗浄性、起泡性等の界面活性剤
としての本来の性質だけでなく、皮膚に対する刺激性が
低く、かつクラフト点が低く安定性にも優れたアミドエ
ーテルカルボン酸系の界面活性剤、その製造法及びこれ
を含有する洗浄剤組成物を提供することにある。
【0008】そこで本発明者らはアミドエーテルカルボ
ン酸の構造と界面活性能、クラフト点、皮膚に対する刺
激性などとの関係について種々検討した結果、意外にも
アミド基とエーテル基との間のアルキレン基が炭素数3
〜6である化合物が、特にクラフト点が低く、低温下で
も溶解性が良好であることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0009】すなわち、本発明は一般式(1)
【0010】
【化5】
【0011】〔式中、R1 は炭素数1〜23の直鎖若し
くは分岐鎖のアルキル若しくはアルケニル基、又は当該
アルキル基で置換されたフェニル基を、R2 は水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、-(XO)x(YO)y(CH2)zC
OOH、又は-(XO)x(YO)yH を、Aは炭素数3〜6の直鎖又
は分岐鎖のアルキレン基を、X及びYは同一又は異なっ
て炭素数2〜4のアルキレン基を、x及びyは0〜20
の数を、zは1〜3の数を示す〕で表わされるアミドエ
ーテルカルボン酸類又はその塩を含む洗浄剤組成物用界
面活性剤、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物
を提供するものである。
【0012】上記一般式(1)中、R1 は炭素数1〜2
3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル若しくはアルケニル
基又はそのようなアルキル基で置換されたフェニル基を
示すが、炭素数5〜23の直鎖又は分岐鎖のアルキル又
はアルケニル基が好ましく、炭素数7〜21の直鎖又は
分岐鎖のアルキル又はアルケニル基がより好ましい。R
1 の具体例としては、ヘプチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、イソヘプタデシル基、各種天然脂肪酸由来のア
ルキル又はアルケニル基が挙げられる。
【0013】R2 で示される炭素数1〜18のアルキル
基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、炭素数
1〜8、特に炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。ま
た、R2 としては水素原子が特に好ましい。Aで示され
るアルキレン基としては、トリメチレン、プロピレン、
テトラメチレン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタメ
チレン、ヘキサメチレン等が挙げられるが、炭素数3〜
4のものが好ましく、トリメチレン及びプロピレンが特
に好ましい。
【0014】X及びYとしては、エチレン、トリメチレ
ン、プロピレン、テトラメチレン等が挙げられるが、X
及びYが共にエチレンである場合がより好ましい。x及
びyは0〜20の数を示すが、x+yとして1〜20、
特に1〜10、殊更1〜6が好ましい。またzは1〜
2、特に1が好ましい。
【0015】より好ましいアミドエーテルカルボン酸類
(1)としては、R1 が炭素数5〜23の直鎖又は分岐
鎖のアルキル又はアルケニル基であり、R2 が水素原子
であり、X及びYがエチレン基であり、x+yが1〜2
0であり、かつzが1である化合物が挙げられる。さら
に、R1 、R2 、X、Y、x、y及びzがこれらの基又
は数であり、かつAが炭素数3〜4のアルキレン(特に
トリメチレン又はプロピレン)である化合物が特に好ま
しい。
【0016】アミドエーテルカルボン酸類(1)の塩と
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−アルカノールアンモ
ニウム塩等が挙げられるが、アルカリ金属塩又はアルカ
リ土類金属塩がより好ましい。アルカリ金属塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等が挙げら
れるが、ナトリウム塩が特に好ましい。
【0017】本発明のアミドエーテルカルボン酸類
(1)又はその塩は、例えば次の反応式に従って製造さ
れる。
【0018】
【化6】
【0019】〔式中、R2′は水素原子、炭素数1〜1
8のアルキル基又は-(XO)x(YO)yHを、Bはハロゲン原子
を示し、R1 、R2 、A、X、Y、x、y及びzは前記
と同じ〕
【0020】すなわち、一般式(2)で表わされるアミ
ドエーテル類に塩基の存在下一般式(3)で表わされる
ハロゲノアルキルカルボン酸又はその塩を反応させるこ
とにより、一般式(1)で表わされるアミドエーテルカ
ルボン酸類又はその塩が製造される。
【0021】本発明において原料として使用されるアミ
ドエーテル類(2)は、例えば脂肪酸、脂肪酸低級アル
キルエステル又は油脂(好ましくは脂肪酸低級アルキル
エステル)とアルカノールアミン類をそのまま又はナト
リウムメチラート等のアルカリ触媒の存在下、反応温度
60〜200℃、好ましくは70〜120℃、圧力1〜
760mmHg、好ましくは30〜100mmHgの条件下で2
〜24時間反応させることによって得られたアミドアル
コールに、そのまま又は0.05〜10mol%の水酸化
ナトリウム又は水酸化カリウム等のアルカリ触媒を添加
し、50〜150℃でエチレンオキサイドやプロピレン
オキサイド等のアルキレンオキサイドを付加することに
よって得られる。この際、反応温度が150℃を超える
とアミド部分の分解、エステル成分の生成、着色の原因
となるため150℃以下でアルキレンオキサイドの付加
を行うことが好ましい。
【0022】原料アミドアルコールの製造に使用される
脂肪酸、脂肪酸低級アルキルエステル、油脂としては、
オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイ
ン酸、ヤシ油、パーム油、牛脂等の油脂由来の脂肪酸、
これらの脂肪酸のC1〜C5アルキルエステル、ヤシ油、
パーム油、牛脂等の油脂等が挙げられる。このうち脂肪
酸のC1〜C5アルキルエステル、特に脂肪酸メチルエス
テルが特に好ましい。
【0023】アルカノールアミン類としては、イソプロ
パノールアミン、n−プロパノールアミン、n−ブタノ
ールアミン、2−アミノ−2−エチル−1−プロパノー
ル、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ル等が挙げられるが、このうちn−プロパノールアミン
又はイソプロパノールアミンがより好ましく、イソプロ
パノールアミンが特に好ましい。
【0024】また、油脂を出発原料として用いた場合、
得られたアミドアルコール中にはグリセリン又はそのエ
チレンオキサイド付加物が含まれるが、これらはそのま
まカルボキシアルキル化することも可能であり、除去の
必要がある場合は水洗することによって除去することも
可能である。
【0025】上記アミドエーテル類(2)とモノハロゲ
ノアルキルカルボン酸又はその塩との反応に用いられる
塩基としては、アルカリ金属アルコキシド、水酸化アル
カリ、炭酸アルカリ等が挙げられる。これらのアルカリ
は固体を使用してもよいし、水溶液を使用してもよい。
以下、固体アルカリを使用する場合〔反応(a)〕及び
アルカリ水溶液を使用する場合〔反応(b)〕に分けて
詳細に説明する。
【0026】反応(a):アミドエーテル類(2)に対
するモル比で0.1〜3.0のモノハロゲノアルキルカ
ルボン酸又はその塩とモノハロゲノアルキルカルボン酸
又はその塩に対するモノ比で0.8〜6.0の固体アル
カリを、50〜90℃、好ましくは70〜80℃にて1
〜24時間、好ましくは3〜6時間で添加し反応させ
る。反応中必要であれば、減圧、窒素フローにより生成
する水を除去しながら反応させることもできる。なお、
モノハロゲノアルキルカルボン酸及び固体アルカリは、
一括して添加することもできるが、分割して添加する方
が収率が向上するため、好ましい。添加終了後、必要で
あれば同条件、又は他の条件でさらに数時間熟成させる
ことによって反応は完結する。
【0027】さらに、この粗製反応混合物は、種々の方
法で、例えば次のように後処理することができる。 (1)粗製反応混合物は強アルカリ性であるため、水で
乾燥固体分30%まで希釈し、pHを、好ましくは塩酸を
用いて7に調整し、保存安定性を向上させる。 (2)精製を要する場合は、水と塩酸との混合物を約9
0℃に加熱し、これに粗製反応混合物を添加攪拌した
後、溶液を放置し、油相を分離することにより洗浄す
る。回収された油相は、遊離酸の形のカルボキシアルキ
ル化生成物を含有する。 (3)生成物を塩に変換する場合には、(2)により精
製された生成物にアルカリ水溶液を約50℃で添加し、
塩に変換する。
【0028】反応(b):アミドエーテル類(2)とモ
ノハロゲノアルキルカルボン酸(塩)(3)をモル比で
1.0:0.1〜2.0、好ましくは0.5〜1.5で
攪拌混合し、50〜100℃、好ましくは70〜80℃
に保ち、5〜200mmHg、好ましくは10〜40mmHgの
減圧下に、使用したモノハロゲノアルキルカルボン酸
(塩)と等モルから1.5倍モルのアルカリ水溶液、好
ましくは30〜60重量%のアルカリ水溶液を0.1〜
5時間、好ましくは0.5〜3時間で滴下し反応させ
る。反応は滴下終了時点でほぼ終了するが、必要であれ
ば同条件、又は他の条件でさらに数時間熟成することに
よって反応は完結する。さらに、この粗製反応混合物
は、上記(1)〜(3)の方法で後処理することができ
る。
【0029】また、前記の反応以外にアミドアルコール
類(2)にアクリル酸低級アルキルエステル又はアクリ
ロニトリルを付加し、エステル部又はニトリル部を酸又
はアルカリ条件下で分解することによっても製造でき
る。この場合も上記(1)〜(3)の方法で後処理する
ことができる。
【0030】このようにして得られたアミドエーテルカ
ルボン酸類(1)又はその塩は界面活性剤として優れた
性能を示し、シャンプー、ボディシャンプー、石ケン、
食器用洗浄剤、衣料用洗浄剤等の各種洗浄剤組成物の主
活性剤又は増泡剤として使用することができる。
【0031】本発明の洗浄剤組成物中のアミドエーテル
カルボン酸類(2)又はその塩の配合量は特に限定され
ないが、好ましくは0.001〜90重量%、より好ま
しくは1〜60重量%である。なお、アミドエーテルカ
ルボン酸類(1)には、前記の製法上、原料であるアミ
ドエーテル類(2)が混入しているのが一般的である
が、洗浄剤として用いる場合にはかかるアミドエーテル
類(2)が含まれているほうが起泡性が高く、好まし
い。アミドエーテルカルボン酸類(1)とアミドエーテ
ル類(2)との混合比は重量比で100/1〜1/10
0が好ましく、10/1〜1/10がより好ましく、9
5/5〜60/40がさらに好ましく、92/8〜70
/30が特に好ましい。なお、このアミドエーテルカル
ボン酸類(1)とアミドエーテル類(2)の混合比の制
御は、製造時、アミドエーテル類(2)に対するモノハ
ロゲノアルキルカルボン酸(3)の仕込み量を変化させ
ることにより行うこともできるし、製造後にアミドエー
テル類(2)を加えて調整することもできる。
【0032】また、アミドエーテルカルボン酸類(1)
又はその塩の製造原料として油脂を使用した場合、グリ
セリン類が最終目的物中に混入することがあるが、当該
グリセリン類は起泡性の点から5重量%以下、さらに3
重量%以下、特に実質上含まれないことが好ましい。
【0033】本発明の洗浄剤組成物には、必要に応じて
公知の各種界面活性剤、保湿剤、カチオンポリマー、シ
リコーン類、殺菌剤、乳化剤、増粘剤、パール化剤、二
価金属イオン捕捉剤、アルカリ剤、無機塩、再汚染防止
剤、酵素、有効塩素の捕捉剤、還元剤、漂白剤、蛍光染
料、可溶化剤、香料、ケーキング防止剤、酵素の活性化
剤、酸化防止剤、防腐剤、色素、青味付け剤、漂白活性
化剤、酵素安定化剤、相調節剤、浸透剤等を配合するこ
とができる。
【0034】ここで界面活性剤としては、アニオン界面
活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチン
界面活性剤が使用できる。アニオン界面活性剤は洗浄
力、起泡力及び使用感向上のために配合されるものであ
り、その例としては高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、ア
ルキルエーテル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルカノイルイセチオン酸塩、アルキルコハク酸
塩、アルキルスルホコハク酸塩、N−アルカノイルサル
コシネート、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン
酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
これらのアニオン界面活性剤のアルキル及びアシル基は
通常8〜20個の炭素原子を含み、不飽和でもよい。ア
ルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸塩及び
アルキルエーテルカルボン酸塩は1分子当たり1〜10
個のエチレンオキシド又はプロピレンオキシド単位を含
み得るが、1分子当たり2〜3個のエチレンオキシド単
位を含むのが好ましい。また、これらのアニオン界面活
性剤の塩としては、ナトリウム、マグネシウム、アンモ
ニウム並びにモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩
を挙げることができる。
【0035】非イオン界面活性剤は、通常洗浄力向上、
使用感向上のために配合されるものであり、その例とし
てはポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シアルキレンフェニルエーテル、モノ−又はジアルキル
アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加
物、アルキルポリグリコシド、モノグリセリド等が挙げ
られる。これらの非イオン界面活性剤のアルキル又はア
シル基は、通常8〜20個の炭素原子を含み、不飽和で
もよい。またポリオキシアルキレン基としては、ポリオ
キシエチレン、ポリオキシプロピレン及びその混合型が
挙げられ、その縮合度は通常6〜30である。
【0036】両性界面活性剤としてはアミドアミノ酸型
両性界面活性剤、長鎖アルキルジメチルカルボキシメチ
ルベタイン、スルホベタイン、イミダゾリウムベタイ
ン、グリシン型、アラニン型等のアミノ酸型両性界面活
性剤等が挙げられ;カチオン界面活性剤としては直鎖又
は分岐の長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、直鎖
又は分岐のジ−長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩等
が挙げられる。
【0037】これらの界面活性剤は本発明の化合物
(1)と合わせて洗浄剤組成物中通常0.5〜60重量
%配合され、特に粉体状洗浄再組成物においては10〜
45重量%、液体洗浄剤組成物については20〜50重
量%配合することが好ましい。また、洗浄剤が漂白洗浄
剤である場合、界面活性剤は一般に1〜10重量%、好
ましくは1〜5重量%配合される。
【0038】保湿剤としては、グリセリン、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等が使用できる。
【0039】カチオンポリマーは、皮膚や毛髪にコンデ
ィショニング効果を付与するために配合されるものであ
り、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱
粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモ
ニウムホモポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩とア
クリルアミドとの共重合物、ジアリル4級アンモニウム
塩とアクリル酸との共重合物、ジアリル4級アンモニウ
ム/アクリル酸/アクリルアミドの3成分からなるポリ
マー、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコ
ールポリアミン縮合物等が挙げられる。
【0040】シリコーン類は皮膚や毛髪に対し、すべり
の向上、くし通り性の向上のために配合されるものであ
り、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素
変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルキル
変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変
性シリコーン等が挙げられる。
【0041】増粘剤としては、ポリアクリル酸、アクリ
ル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーのコ
ポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステ
ルのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステル、エ
チレングリコールのエステル又はポリエチレングリコー
ルのエステル(例えばその脂肪酸エステル)との架橋コ
ポリマー、並びにヘテロ多糖ガム類糖が使用できる。
【0042】パール化剤としては、C16-22脂肪酸、脂
肪酸とアルコールのC16-22エステル、アルキレングリ
コール単位などのエレメントを含むC16-22脂肪酸エス
テルから選択し得る。適当なアルキレングリコール単位
としてはエチレングリコール及びプロピレングリコール
を挙げることができるが、ポリアルキレングリコールを
使用することもできる。適当なポリアルキレングリコー
ルとしてはポリエチレングリコール及びポリプロピレン
グリコールなどを挙げることができる。
【0043】二価金属イオン捕捉剤としては、トリポリ
リン酸塩、ピロリン酸塩、オルソリン酸塩などの縮合リ
ン酸塩、ゼオライトなどのアルミノケイ酸塩、合成層状
結晶性ケイ酸塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン
四酢酸塩、クエン酸塩、イソクエン酸塩、ポリアセター
ルカルボン酸塩などを使用することができる。この二価
金属イオン捕捉剤は、0〜50重量%、好ましくは5〜
40重量%配合される。また、リンを含有しない二価金
属イオン捕捉剤を用いることがより好ましい。
【0044】アルカリ剤及び無機塩としては、ケイ酸
塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、アルカノールアミ
ンなどが使用される。これらは0〜80重量%配合され
る。
【0045】再汚染防止剤としては、ポリエチレングリ
コール、ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレイン酸共
重合体等のポリアクリル酸コポリマー、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロースなどが使用される。再汚染防止剤の一部は、二価
金属イオン捕捉剤としても使用できる。再汚染防止剤は
0〜10重量%、好ましくは1〜5重量%配合される。
【0046】酵素としては、セルラーゼ、α−アミラー
ゼ、プルラナーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、β−グ
リコシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、コレステロー
ルオキシダーゼ、プロテアーゼなどを使用し得る。
【0047】水道水中の有効塩素の捕捉剤としては、硫
酸アンモニウム、尿素、塩酸グアニジン、炭酸グアニジ
ン、スルファミン酸グアニジン、二酸化チオ尿素、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、グリシン、グルタミン酸ナトリウム等で代表
されるアミノ酸及び牛血清アルブミン、カゼインなどの
蛋白質、さらには蛋白質の加水分解、肉エキス、魚肉エ
キスなどが挙げられる。還元剤としては、チオ硫酸塩、
亜硫酸塩、亜ニチオン酸塩等のアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩等及びロンガリットC等が挙げられる。特
に亜硫酸塩が好ましく、洗濯液中の酵素を安定化させ
る。
【0048】漂白剤としては、過炭酸塩、過硼酸塩、ス
ルホン化フタロシアニン亜鉛塩又はアルミニウム塩、過
酸化水素などが挙げられる。漂白洗浄剤とする場合は、
特に過酸化ナトリウムが効果的であり、配合量は1〜9
5重量%、さらに5〜95重量%、特に20〜95重量
%とするのが好ましい。
【0049】蛍光染料としては、通常洗浄剤に用いられ
る蛍光染料が挙げられ、液体洗剤の場合には、エタノー
ルなどの低級アルコール、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩などの低級アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、グリセリン、プロピレングリコールなどのポ
リオール類などの可溶化剤を配合することができる。
【0050】本発明の洗浄剤組成物は、本発明化合物ア
ミドエーテルカルボン酸塩(1)又はその塩及び上記の
公知の成分を組み合わせて、常法に従い、製造すること
ができる。洗浄剤の形態は、用途に応じて選択すること
ができ、例えば液体、粉末、顆粒等とすることができ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明のアミドエーテルカルボン酸類
(1)又はその塩は、親水基としてカルボキシル基を有
しているにもかかわらず耐硬水性に優れたアニオン界面
活性剤であり、皮膚に対してもマイルドで生分解性がよ
く、起泡性が良好でしかもクラフト点が低く低温下でも
水への溶解性が非常に良好であるという優れた特徴を有
し、これを配合した洗浄剤組成物は特にシャンプー、身
体洗浄剤、食器用洗浄剤、衣料用洗浄剤等として有用で
ある。
【0052】
【実施例】以下に本発明を実施例、処方例により具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0053】実施例1 C11H23CONHn-C3H6O(C2H4O)2H 329.5g、モノクロ
ロ酢酸ナトリウム(SMCA)174.8gを70〜7
5℃に加熱し、25mmHgに減圧した。この混合物中に反
応温度、減圧度を保ちながら48%NaOH水溶液13
5.8gを1時間で添加した。常圧に戻し、水5gを添
加して85℃で1時間熟成した。これにより生成物60
3.3gが得られた。この生成物を水で希釈し濃塩酸で
pHを7に調整して、以下の組成の水溶液を得た。
【0054】
【表1】 (重量%) C11H23CONHn-C3H6O(C2H4O)2CH2COONa 18.9 C11H23CONHn-C3H6O(C2H4O)2H 1.6 ラウリン酸Na 2.5 グリコール酸Na 0.5 ジグリコール酸Na 5.7 NaCl 6.6 H2O 64.3
【0055】実施例2 C11H23CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2H 345.5gを、7
0〜75℃に加熱し、モノクロロ酢酸ナトリウム(SM
CA)93.2g及び固体NaOH 34.8gを以下
の重量%で添加した。
【0056】
【表2】 時間 SMCA NaOH 0(反応開始時) 20 20 1 20 20 2 20 20 3 20 204 20 20
【0057】4時間目に添加した後、1時間熟成した。
次に、反応温度を85℃にし、水5gを添加してさらに
1時間熟成を行って、生成物471.1gを得た。この
反応混合物に水600gを加え、60℃に加熱した後、
塩酸で溶液のpHを2.8に調整した。90℃に昇温した
後、1時間攪拌し、1時間静置して油相と水相に分相さ
せた。水相を除去し、435.5gの油相を取り出し
た。油相の組成は以下の通りであった。
【0058】
【表3】 (重量%) C11H23CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2CH2COOH 39.3 C11H23CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2H 32.3 ラウリン酸Na 16.9 グリコール酸Na 0.2 NaCl 1.0 H2O 9.8
【0059】実施例3 実施例2で得られた油相100gを50℃で48%Na
OH水溶液を用いてpH7にし、水で透明な溶液になるま
で希釈して、次の組成の活性剤水溶液を得た。
【0060】
【表4】 (重量%) C11H23CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2CH2COONa 16.8 C11H23CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2H 14.6 ラウリン酸Na 6.8 グリコール酸Na 0.1 NaCl 0.4 H2O 61.3
【0061】実施例4 C13H27CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2H 373.6g、モノ
クロロ酢酸ナトリウム(SMCA)174.8gを70
〜75℃に加熱し、25mmHgに減圧した。この混合物中
に反応温度、減圧度を保ちながら48%NaOH水溶液
135.8gを1時間で添加した。常圧に戻し、水5
gを添加して85℃で1時間熟成した。これにより生成
物620.6gが得られた。この反応混合物に水700
gを加え、60℃に加熱した後、塩酸で溶液のpHを2.
8に調整した。90℃に昇温した後、1時間熟成し、1
時間静置して油相と水相に分相させた。水相を除去し、
475.8gの油相を取り出した。油相の組成は以下の
通りであった。
【0062】
【表5】 (重量%) C13H27CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2CH2COOH 59.8 C13H27CONHCH2CH(CH3)O(C2H4O)2H 16.7 ラウリン酸Na 12.7 グリコール酸Na 0.4 NaCl 0.9 H2O 9.5
【0063】試験例1 表1に示す化合物の10重量%水溶液を調製し、0℃及
び−5℃で一昼夜放置し、溶液の状態を肉眼観察した。
その結果、表6に示すように、本発明化合物は公知化合
物に比べてクラフト点が低く、低温での安定性が良好で
あることが判明した。
【0064】
【表6】
【0065】
【表7】 処方例1(シャンプー・シャワーリング組成物) (重量%) (1)実施例2の化合物 18 (2)Mg(OH)2 pH6.5になる量 (3)香料・色素 適量 (4)精製水 バランス
【0066】上記(1)〜(4)を均一に溶解し、シャ
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
【0067】
【表8】 処方例2(シャンプー・シャワーリング組成物) (重量%) (1)実施例3の化合物 25 (2)2−ラウリル−N−カルボキシメチル−N− ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 10 (3)カチオン化セルロース 0.1 (4)メチルパラベン 0.2 (5)香料・色素 適量 (6)精製水 バランス
【0068】上記(1)〜(6)を均一に溶解し、シャ
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
【0069】
【表9】 処方例3(シャンプー・シャワーリング組成物) (重量%) (1)実施例3の化合物 25 (2)28% アルキルエーテルスルホン酸Na塩(EO2) 25 (3)硫酸ナトリウム 2 (4)香料・色素 適量 (5)精製水 バランス
【0070】上記(1)〜(5)を均一に溶解し、シャ
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
【0071】
【表10】 処方例4(ベビーシャンプー・ボディシャンプー組成物) (重量%) (1)実施例1の化合物 20 (2)アルキルエーテルカルボキシレートNa塩(EO4.5) 5 (3)ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 5 (4)ラノリンアルコールEO(16)付加物 2 (5)香料・色素 適量 (6)精製水 バランス (7)モノエタノールアミン pH7.2になる量
【0072】上記(1)〜(7)を均一に溶解し、シャ
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
【0073】
【表11】 処方例5(ベビーシャンプー組成物) (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホ コハク酸エステルNa塩(30%) 5 (3)ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 5 (4)コラーゲン 5 (5)香料・色素 適量 (6)精製水 バランス
【0074】上記(1)〜(6)を均一に溶解し、シャ
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
【0075】
【表12】 処方例6(ボディシャンプー組成物) (重量%) (1)実施例4の化合物 9 (2)アルキルリン酸エステル 12 (3)プロピレングリコール 2 (4)香料・色素 適量 (5)精製水 バランス (6)トリエタノールアミン pH7になる量
【0076】上記(1)〜(6)を均一に溶解し、ボデ
ィシャンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが
良好であり、かつきしみ感がなく良好な感触であった。
【0077】
【表13】 処方例7(食器用洗浄剤組成物) (重量%) (1)実施例3の化合物 25 (2)アルキルポリグリコシド 7 (3)NaCl 1 (4)エタノール 3 (5)香料・色素 適量 (6)精製水 バランス
【0078】上記(1)〜(6)を均一に溶解し、食器
用洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好
であった。
【0079】処方例8 次に示す組成のpH6.5のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0080】
【表14】 (重量%) (1)実施例1の化合物 14 (2)ラウリン酸Na 3 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 3 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0081】処方例9 次に示す組成のpH6.1のボディーシャンプーを調製し
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたもの
であった。
【0082】
【表15】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)パルミチン酸 4 (3)ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸Na (アキポRLM45;ケムワイ社製) 4 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0083】処方例10 次に示す組成のpH5.5のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0084】
【表16】 (重量%) (1)実施例3の化合物 10 (2)ヤシ脂肪酸 4 (3)ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸Na 3 (4)ラウリルアミンオキシド 2 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)香料 0.2 (8)イオン交換水 バランス
【0085】処方例11 次に示す組成のpH6.0の食器洗浄剤を調製した。皮膚
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
【0086】
【表17】 (重量%) (1)実施例1の化合物 15 (2)ラウリン酸 4 (3)ミリスチン酸 2 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0087】処方例12 次に示す組成のpH6.7のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0088】
【表18】 (重量%) (1)実施例1の化合物 14 (2)ヤシ油脂肪酸イセチオン酸エステルナトリウム 3 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 3 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0089】処方例13 次に示す組成のpH6.1のボディーシャンプーを調製し
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたもの
であった。
【0090】
【表19】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸ナトリウム (サンアミドC−3;日本油脂社製) 7 (3)クエン酸 適量 (4)NaOH 適量 (5)香料 0.2 (6)イオン交換水 バランス
【0091】処方例14 次に示す組成のpH4.6のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0092】
【表20】 (重量%) (1)実施例3の化合物 10 (2)ポリオキシエチレン(7)アルキルエーテル スルホコハク酸ジナトリウム (ソフタノールMES7H;日本触媒化学工業社製) 5 (3)ラウリン酸モノエタノールアミド 2 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0093】処方例15 次に示す組成のpH6.9のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0094】
【表21】 (重量%) (1)実施例1の化合物 10 (2)αオレフィンスルホン酸ナトリウム 4 (3)ラウリル硫酸アンモニウム 3 (4)ラウリルアミンオキシド 2 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)香料 0.2 (8)イオン交換水 バランス
【0095】処方例16 次に示す組成のpH6.4の食器洗浄剤を調製した。皮膚
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
【0096】
【表22】 (重量%) (1)実施例3の化合物 15 (2)ラウリルグリセリルエーテルスルホン酸ナトリウム 5 (3)エタノール 2 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0097】処方例17 次に示す組成のpH6.5のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0098】
【表23】 (重量%) (1)実施例1の化合物 14 (2)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン酢酸 ベタイン 5 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 3 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0099】処方例18 次に示す組成のpH6.1のボディーシャンプーを調製し
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたもの
であった。
【0100】
【表24】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ラウリルヒドロキシスルホベタイン 4 (3)ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸Na (アキポRLM45;ケムワイ社製) 3 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0101】処方例19 次に示す組成のpH5.5のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0102】
【表25】 (重量%) (1)実施例3の化合物 10 (2)N−ココイル−N′−カルボキシメチル−N′−(2− ヒドロキシエチル)エチレンジアミンTEA塩 4 (3)ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸Na 3 (4)ラウリルアミンオキシド 2 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)香料 0.2 (8)イオン交換水 バランス
【0103】処方例20 次に示す組成のpH6.9のシャンプーを調製した。皮膚
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
【0104】
【表26】 (重量%) (1)実施例1の化合物 10 (2)N−ココイル−N−(2−ヒドロキシエチル)− N′,N′−ビス(カルボキシメチル)−エチレ ンジアミンTEA塩 4 (3)ラウリル硫酸アンモニウム 3 (4)ラウリルアミンオキシド 2 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)香料 0.2 (8)イオン交換水 バランス
【0105】処方例21 次に示す組成のpH6.0の食器洗浄剤を調製した。皮膚
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
【0106】
【表27】 (重量%) (1)実施例2の化合物 15 (2)ラウリルジメチルアミン酢酸ベタイン 5 (3)エタノール 2 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0107】処方例22 次に示す組成のpH5.9のコンディショニングシャンプ
ーを調製した。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、
シャンプー時及び洗髪後の感触に優れたものであった。
【0108】
【表28】 (重量%) (1)実施例1の化合物 14 (2)ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸Na 5 (3)ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 2 (4)2−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウム クロライド 0.2 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)香料 0.2 (8)イオン交換水 バランス
【0109】処方例23 次に示す組成のpH6.5のコンディショニングタイプの
ボディーシャンプーを調製した。皮膚に低刺激性であ
り、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑らかさに優れたもの
であった。
【0110】
【表29】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ラウロイルメチルタウリンナトリウム 5 (3)2−オクチルドデシルトリメチルアンモニウム クロライド 0.2 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.1 (7)イオン交換水 バランス
【0111】処方例24 次に示す組成のpH5.7のコンディショニングタイプの
ボディーシャンプーを調製した。皮膚に低刺激性であ
り、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑らかさに優れるもの
であった。
【0112】
【表30】 (重量%) (1)実施例3の化合物 10 (2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸Na (アキポRLM100;ケムワイ社製) 5 (3)モノステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.2 (4)エチレングリコールモノステアレート 2 (5)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.2 (9)イオン交換水 バランス
【0113】処方例25 次に示す組成のpH6.6のコンディショニングシャンプ
ーを調製した。起泡性、泡質、洗浄後の乾燥した毛髪の
つや、くし通り、毛髪のまとまり性に優れたものであっ
た。
【0114】
【表31】 (重量%) (1)実施例1の化合物 10 (2)ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸 アンモニウム 6 (3)ラウリルジエタノールアミド 2 (4)モノセチルトリメチルアンモニウムクロライド 0.3 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)香料 0.1 (8)イオン交換水 バランス
【0115】処方例26 次に示す組成のpH6.5の食器洗浄剤を調製した。皮膚
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
【0116】
【表32】 (重量%) (1)実施例2の化合物 15 (2)ラウリルアミンオキサイド 4 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 2 (4)ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド (表3記載と同一化合物) 0.1 (5)カルボキシビニルポリマー 0.3 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.2 (9)イオン交換水 バランス
【0117】処方例27 次に示す組成のpH6.5の抗フケシャンプーを調製し
た。皮膚に低刺激性であり、抗フケ効果及び泡性能、洗
髪後の感触に優れるものであった。
【0118】
【表33】 (重量%) (1)実施例1の化合物 15 (2)ラウリル硫酸アンモニウム 5 (3)カチオン化セルロース (ポリマーJR−400;UCC社製) 0.7 (4)ジンクピリチオン 1 (5)カルボキシビニルポリマー (カーボポール941;グッドリッチ社製) 0.5 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.2 (9)イオン交換水 バランス
【0119】処方例28 次に示す組成のpH6の食器洗浄剤を調製した。皮膚に低
刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗髪後の手の感
触に優れたものであった。
【0120】
【表34】 (重量%) (1)実施例2の化合物 15 (2)ラウリルアミンオキサイド 4 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 2 (4)カチオンポリマー (マーコート280;メルク社製,ジメチルジアリル アンモニウムクロライドとアクリル酸の共重合物) 0.1 (5)クエン酸 適量 (6)NaOH 適量 (7)エタノール 3 (8)香料 0.1 (9)イオン交換水 バランス
【0121】処方例29 次に示す組成のpH6のコンディショニングシャンプーを
調製した。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、シャ
ンプー時及び洗髪後の感触に優れたものであった。
【0122】
【表35】 (重量%) (1)実施例1の化合物 14 (2)ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸Na 5 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 3 (4)カチオン化グアーガム (ジャグアールC−13−S;セラニーズ− シュタイン・ホール社製) 0.5 (5)エチレングリコールジステアレート 3 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.2 (9)イオン交換水 バランス
【0123】処方例30 次に示す組成のpH5.5のボディーシャンプーを調製し
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、洗浄後の肌
の滑らかさに優れたものであった。
【0124】
【表36】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル 酢酸Na(アキポRLM45;ケムワイ社製) 10 (3)カチオンポリマー (ガフコート755N;ガフ社製,ビニルピロリドン・ ジメチルアミノエチルアクリレート共重合物の硫酸エチ ル4級化物) 0.3 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.2 (7)イオン交換水 バランス
【0125】処方例31 次に示す組成のpH5.9のコンディショニングシャンプ
ーを調製した。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、
洗髪後の乾燥した毛髪のつや、くし通りに優れたもので
あった。
【0126】
【表37】 (重量%) (1)実施例1の化合物 14 (2)ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸Na 5 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 3 (4)ジメチルポリシロキサン (KF96(5000cs);信越化学工業社製) 0.5 (5)ポリエーテル変性シリコーン (KF945A;信越化学工業社製) 3 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.2 (9)イオン交換水 バランス
【0127】処方例32 次に示す組成のpH6.8の洗顔フォームを調製した。皮
膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑ら
かさに優れたものであった。
【0128】
【表38】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム 5 (3)ポリエーテル変性シリコーン (SH3772C;トーレ・シリコーン社製) 0.3 (4)クエン酸 適量 (5)NaOH 適量 (6)香料 0.1 (7)イオン交換水 バランス
【0129】処方例33 次に示す組成のpH6.9のコンディショニングタイプの
ボディーシャンプーを調製した。皮膚に低刺激性であ
り、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑らかさに優れたもの
であった。
【0130】
【表39】 (重量%) (1)実施例1の化合物 10 (2)実施例2の化合物 5 (3)ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸Na (アキポRLM100;ケムワイ社製) 5 (4)ジメチルポリシロキサン(200万cs) 1 (5)エチレングリコールモノステアレート 2 (6)ヒドロキシエチルセルロース 0.5 (7)クエン酸 適量 (8)NaOH 適量 (9)香料 0.1 (10)イオン交換水 バランス
【0131】処方例34 次に示す組成のpH6.5のコンディショニングシャンプ
ーを調製した。起泡性、泡質、洗浄後の乾燥した毛髪の
つや、くし通り、毛髪のまとまり性に優れたものであっ
た。
【0132】
【表40】 (重量%) (1)実施例2の化合物 10 (2)ラウリル硫酸アンモニウム 8 (3)ラウリルジエタノールアミド 2 (4)アミノ変性シリコーンエマルジョン (DC929;ダウ・コーニング社製) 0.5 (5)加水分解コラーゲン 0.5 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.1 (9)イオン交換水 バランス
【0133】処方例35 次に示す組成のpH6.2の食器洗浄剤を調製した。皮膚
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
【0134】
【表41】 (重量%) (1)実施例3の化合物 15 (2)ラウリルアミンオキサイド 4 (3)ラウリン酸ジエタノールアミド 2 (4)ポリエーテル変性シリコーン (KF352(A);信越化学工業社製) 0.5 (5)カルボキシビニルポリマー 0.3 (6)クエン酸 適量 (7)NaOH 適量 (8)香料 0.2
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−56492(JP,A) J. Am. Chem. So c., Vol.113, No.2 (1991) p.686−p.687 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)、 【化1】 〔式中、R1 は炭素数1〜23の直鎖若しくは分岐鎖の
    アルキル若しくはアルケニル基、又は当該アルキル基で
    置換されたフェニル基を、R2 は水素原子、炭素数1〜
    18のアルキル基、-(XO)x(YO)y(CH2)zCOOH、又は-(XO)
    x(YO)yH を、Aは炭素数3〜6の直鎖又は分岐鎖のアル
    キレン基を、X及びYは同一又は異なって炭素数2〜4
    のアルキレン基を、x及びyは0〜20の数を、zは1
    〜3の数を示す〕で表わされるアミドエーテルカルボン
    酸類又はその塩を含む洗浄剤組成物用界面活性剤
  2. 【請求項2】 R1 が炭素数5〜23の直鎖又は分岐鎖
    のアルキル又はアルケニル基、R2 が水素原子、X及び
    Yがエチレン基、x+yが1〜20、かつzが1である
    請求項1記載の洗浄剤組成物用界面活性剤
  3. 【請求項3】 一般式(2) 【化2】 〔式中、R1 は炭素数1〜23の直鎖若しくは分岐鎖の
    アルキル若しくはアルケニル基、又は当該アルキル基で
    置換されたフェニル基を、R2′は水素原子、炭素数1
    〜18のアルキル基又は-(XO)x(YO)yHを、Aは炭素数3
    〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を、X及びYは同
    一又は異なって炭素数2〜4のアルキレン基を、x及び
    yは0〜20の数を示す〕で表わされるアミドエーテル
    類に塩基の存在下一般式(3) 【化3】 〔式中、Bはハロゲン原子を、zは1〜3の数を示す〕
    で表わされるモノハロゲノアルキルカルボン酸又はその
    塩を反応させることを特徴とする請求項1記載のアミド
    エーテルカルボン酸類又はその塩の製造法。
  4. 【請求項4】 R1 が炭素数5〜23の直鎖又は分岐鎖
    のアルキル又はアルケニル基、R2 が水素原子、X及び
    Yがエチレン基、x+yが1〜20、かつzが1である
    請求項3記載の製造法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のアミドエーテルカ
    ルボン酸類又はその塩を含有する洗浄剤組成物。
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