JP3526914B2 - アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents
アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JP3526914B2 JP3526914B2 JP15444094A JP15444094A JP3526914B2 JP 3526914 B2 JP3526914 B2 JP 3526914B2 JP 15444094 A JP15444094 A JP 15444094A JP 15444094 A JP15444094 A JP 15444094A JP 3526914 B2 JP3526914 B2 JP 3526914B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- carbon atoms
- alkyl
- group
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
え、皮膚に対する刺激がなく、かつ低いクラフト点を有
するアミドエーテルカルボン酸類又はその塩、その製造
法及びこれを含有する洗浄剤組成物に関する。
水と油、水と汚れ、水と金属等の分散を効率的に行う性
質を有するものであることから、乳化、湿潤、分散、洗
浄等の目的で種々の工業分野、家庭等で広く利用されて
いる。このうち、親水基としてカルボキシル基、硫酸残
基、スルホン酸基等のアニオン性基を有するアニオン界
面活性剤は界面活性能が高く、洗浄力が優れていること
から、洗浄剤の主成分又は補助成分として特に広く用い
られている。
ステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩に代表されるこ
れらのアニオン界面活性剤は、皮膚に対する刺激性が強
いことから、シャンプー、身体洗浄剤、食器用洗浄剤等
に用いる界面活性剤に対しては、皮膚に対してよりマイ
ルドで、かつ生分解性がよいなどの性質が要求されてい
る。
ヨーロッパ特許公開第102118号及び特開昭63−
291996号公報には、皮膚に対してダメージを与え
ることのない界面活性剤として、次の一般式(4)
肪酸残基を、R4 は水素原子又はメチル基を示す〕で表
わされるアミドエーテルカルボン酸が記載されている。
ミドエーテルカルボン酸(4)は、クラフト点が十分低
いとはいえず、低温下においては沈澱が生じる。このた
め、この界面活性剤を配合した洗浄剤は寒冷地での使用
に問題があり、また長期保存での安定性に疑問がある。
従って、本発明の目的は洗浄性、起泡性等の界面活性剤
としての本来の性質だけでなく、皮膚に対する刺激性が
低く、かつクラフト点が低く安定性にも優れたアミドエ
ーテルカルボン酸系の界面活性剤、その製造法及びこれ
を含有する洗浄剤組成物を提供することにある。
ン酸の構造と界面活性能、クラフト点、皮膚に対する刺
激性などとの関係について種々検討した結果、意外にも
アミド基とエーテル基との間のアルキレン基が炭素数3
〜6である化合物が、特にクラフト点が低く、低温下で
も溶解性が良好であることを見出し、本発明を完成する
に至った。
くは分岐鎖のアルキル若しくはアルケニル基、又は当該
アルキル基で置換されたフェニル基を、R2 は水素原
子、炭素数1〜18のアルキル基、-(XO)x(YO)y(CH2)zC
OOH、又は-(XO)x(YO)yH を、Aは炭素数3〜6の直鎖又
は分岐鎖のアルキレン基を、X及びYは同一又は異なっ
て炭素数2〜4のアルキレン基を、x及びyは0〜20
の数を、zは1〜3の数を示す〕で表わされるアミドエ
ーテルカルボン酸類又はその塩を含む洗浄剤組成物用界
面活性剤、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物
を提供するものである。
3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル若しくはアルケニル
基又はそのようなアルキル基で置換されたフェニル基を
示すが、炭素数5〜23の直鎖又は分岐鎖のアルキル又
はアルケニル基が好ましく、炭素数7〜21の直鎖又は
分岐鎖のアルキル又はアルケニル基がより好ましい。R
1 の具体例としては、ヘプチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、イソヘプタデシル基、各種天然脂肪酸由来のア
ルキル又はアルケニル基が挙げられる。
基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、炭素数
1〜8、特に炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。ま
た、R2 としては水素原子が特に好ましい。Aで示され
るアルキレン基としては、トリメチレン、プロピレン、
テトラメチレン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタメ
チレン、ヘキサメチレン等が挙げられるが、炭素数3〜
4のものが好ましく、トリメチレン及びプロピレンが特
に好ましい。
ン、プロピレン、テトラメチレン等が挙げられるが、X
及びYが共にエチレンである場合がより好ましい。x及
びyは0〜20の数を示すが、x+yとして1〜20、
特に1〜10、殊更1〜6が好ましい。またzは1〜
2、特に1が好ましい。
(1)としては、R1 が炭素数5〜23の直鎖又は分岐
鎖のアルキル又はアルケニル基であり、R2 が水素原子
であり、X及びYがエチレン基であり、x+yが1〜2
0であり、かつzが1である化合物が挙げられる。さら
に、R1 、R2 、X、Y、x、y及びzがこれらの基又
は数であり、かつAが炭素数3〜4のアルキレン(特に
トリメチレン又はプロピレン)である化合物が特に好ま
しい。
しては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、モノ−、ジ−又はトリ−アルカノールアンモ
ニウム塩等が挙げられるが、アルカリ金属塩又はアルカ
リ土類金属塩がより好ましい。アルカリ金属塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等が挙げら
れるが、ナトリウム塩が特に好ましい。
(1)又はその塩は、例えば次の反応式に従って製造さ
れる。
8のアルキル基又は-(XO)x(YO)yHを、Bはハロゲン原子
を示し、R1 、R2 、A、X、Y、x、y及びzは前記
と同じ〕
ドエーテル類に塩基の存在下一般式(3)で表わされる
ハロゲノアルキルカルボン酸又はその塩を反応させるこ
とにより、一般式(1)で表わされるアミドエーテルカ
ルボン酸類又はその塩が製造される。
ドエーテル類(2)は、例えば脂肪酸、脂肪酸低級アル
キルエステル又は油脂(好ましくは脂肪酸低級アルキル
エステル)とアルカノールアミン類をそのまま又はナト
リウムメチラート等のアルカリ触媒の存在下、反応温度
60〜200℃、好ましくは70〜120℃、圧力1〜
760mmHg、好ましくは30〜100mmHgの条件下で2
〜24時間反応させることによって得られたアミドアル
コールに、そのまま又は0.05〜10mol%の水酸化
ナトリウム又は水酸化カリウム等のアルカリ触媒を添加
し、50〜150℃でエチレンオキサイドやプロピレン
オキサイド等のアルキレンオキサイドを付加することに
よって得られる。この際、反応温度が150℃を超える
とアミド部分の分解、エステル成分の生成、着色の原因
となるため150℃以下でアルキレンオキサイドの付加
を行うことが好ましい。
脂肪酸、脂肪酸低級アルキルエステル、油脂としては、
オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイ
ン酸、ヤシ油、パーム油、牛脂等の油脂由来の脂肪酸、
これらの脂肪酸のC1〜C5アルキルエステル、ヤシ油、
パーム油、牛脂等の油脂等が挙げられる。このうち脂肪
酸のC1〜C5アルキルエステル、特に脂肪酸メチルエス
テルが特に好ましい。
パノールアミン、n−プロパノールアミン、n−ブタノ
ールアミン、2−アミノ−2−エチル−1−プロパノー
ル、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオー
ル等が挙げられるが、このうちn−プロパノールアミン
又はイソプロパノールアミンがより好ましく、イソプロ
パノールアミンが特に好ましい。
得られたアミドアルコール中にはグリセリン又はそのエ
チレンオキサイド付加物が含まれるが、これらはそのま
まカルボキシアルキル化することも可能であり、除去の
必要がある場合は水洗することによって除去することも
可能である。
ノアルキルカルボン酸又はその塩との反応に用いられる
塩基としては、アルカリ金属アルコキシド、水酸化アル
カリ、炭酸アルカリ等が挙げられる。これらのアルカリ
は固体を使用してもよいし、水溶液を使用してもよい。
以下、固体アルカリを使用する場合〔反応(a)〕及び
アルカリ水溶液を使用する場合〔反応(b)〕に分けて
詳細に説明する。
するモル比で0.1〜3.0のモノハロゲノアルキルカ
ルボン酸又はその塩とモノハロゲノアルキルカルボン酸
又はその塩に対するモノ比で0.8〜6.0の固体アル
カリを、50〜90℃、好ましくは70〜80℃にて1
〜24時間、好ましくは3〜6時間で添加し反応させ
る。反応中必要であれば、減圧、窒素フローにより生成
する水を除去しながら反応させることもできる。なお、
モノハロゲノアルキルカルボン酸及び固体アルカリは、
一括して添加することもできるが、分割して添加する方
が収率が向上するため、好ましい。添加終了後、必要で
あれば同条件、又は他の条件でさらに数時間熟成させる
ことによって反応は完結する。
法で、例えば次のように後処理することができる。 (1)粗製反応混合物は強アルカリ性であるため、水で
乾燥固体分30%まで希釈し、pHを、好ましくは塩酸を
用いて7に調整し、保存安定性を向上させる。 (2)精製を要する場合は、水と塩酸との混合物を約9
0℃に加熱し、これに粗製反応混合物を添加攪拌した
後、溶液を放置し、油相を分離することにより洗浄す
る。回収された油相は、遊離酸の形のカルボキシアルキ
ル化生成物を含有する。 (3)生成物を塩に変換する場合には、(2)により精
製された生成物にアルカリ水溶液を約50℃で添加し、
塩に変換する。
ノハロゲノアルキルカルボン酸(塩)(3)をモル比で
1.0:0.1〜2.0、好ましくは0.5〜1.5で
攪拌混合し、50〜100℃、好ましくは70〜80℃
に保ち、5〜200mmHg、好ましくは10〜40mmHgの
減圧下に、使用したモノハロゲノアルキルカルボン酸
(塩)と等モルから1.5倍モルのアルカリ水溶液、好
ましくは30〜60重量%のアルカリ水溶液を0.1〜
5時間、好ましくは0.5〜3時間で滴下し反応させ
る。反応は滴下終了時点でほぼ終了するが、必要であれ
ば同条件、又は他の条件でさらに数時間熟成することに
よって反応は完結する。さらに、この粗製反応混合物
は、上記(1)〜(3)の方法で後処理することができ
る。
類(2)にアクリル酸低級アルキルエステル又はアクリ
ロニトリルを付加し、エステル部又はニトリル部を酸又
はアルカリ条件下で分解することによっても製造でき
る。この場合も上記(1)〜(3)の方法で後処理する
ことができる。
ルボン酸類(1)又はその塩は界面活性剤として優れた
性能を示し、シャンプー、ボディシャンプー、石ケン、
食器用洗浄剤、衣料用洗浄剤等の各種洗浄剤組成物の主
活性剤又は増泡剤として使用することができる。
カルボン酸類(2)又はその塩の配合量は特に限定され
ないが、好ましくは0.001〜90重量%、より好ま
しくは1〜60重量%である。なお、アミドエーテルカ
ルボン酸類(1)には、前記の製法上、原料であるアミ
ドエーテル類(2)が混入しているのが一般的である
が、洗浄剤として用いる場合にはかかるアミドエーテル
類(2)が含まれているほうが起泡性が高く、好まし
い。アミドエーテルカルボン酸類(1)とアミドエーテ
ル類(2)との混合比は重量比で100/1〜1/10
0が好ましく、10/1〜1/10がより好ましく、9
5/5〜60/40がさらに好ましく、92/8〜70
/30が特に好ましい。なお、このアミドエーテルカル
ボン酸類(1)とアミドエーテル類(2)の混合比の制
御は、製造時、アミドエーテル類(2)に対するモノハ
ロゲノアルキルカルボン酸(3)の仕込み量を変化させ
ることにより行うこともできるし、製造後にアミドエー
テル類(2)を加えて調整することもできる。
又はその塩の製造原料として油脂を使用した場合、グリ
セリン類が最終目的物中に混入することがあるが、当該
グリセリン類は起泡性の点から5重量%以下、さらに3
重量%以下、特に実質上含まれないことが好ましい。
公知の各種界面活性剤、保湿剤、カチオンポリマー、シ
リコーン類、殺菌剤、乳化剤、増粘剤、パール化剤、二
価金属イオン捕捉剤、アルカリ剤、無機塩、再汚染防止
剤、酵素、有効塩素の捕捉剤、還元剤、漂白剤、蛍光染
料、可溶化剤、香料、ケーキング防止剤、酵素の活性化
剤、酸化防止剤、防腐剤、色素、青味付け剤、漂白活性
化剤、酵素安定化剤、相調節剤、浸透剤等を配合するこ
とができる。
活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチン
界面活性剤が使用できる。アニオン界面活性剤は洗浄
力、起泡力及び使用感向上のために配合されるものであ
り、その例としては高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、ア
ルキルエーテル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルカノイルイセチオン酸塩、アルキルコハク酸
塩、アルキルスルホコハク酸塩、N−アルカノイルサル
コシネート、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン
酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
これらのアニオン界面活性剤のアルキル及びアシル基は
通常8〜20個の炭素原子を含み、不飽和でもよい。ア
ルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸塩及び
アルキルエーテルカルボン酸塩は1分子当たり1〜10
個のエチレンオキシド又はプロピレンオキシド単位を含
み得るが、1分子当たり2〜3個のエチレンオキシド単
位を含むのが好ましい。また、これらのアニオン界面活
性剤の塩としては、ナトリウム、マグネシウム、アンモ
ニウム並びにモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩
を挙げることができる。
使用感向上のために配合されるものであり、その例とし
てはポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シアルキレンフェニルエーテル、モノ−又はジアルキル
アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加
物、アルキルポリグリコシド、モノグリセリド等が挙げ
られる。これらの非イオン界面活性剤のアルキル又はア
シル基は、通常8〜20個の炭素原子を含み、不飽和で
もよい。またポリオキシアルキレン基としては、ポリオ
キシエチレン、ポリオキシプロピレン及びその混合型が
挙げられ、その縮合度は通常6〜30である。
両性界面活性剤、長鎖アルキルジメチルカルボキシメチ
ルベタイン、スルホベタイン、イミダゾリウムベタイ
ン、グリシン型、アラニン型等のアミノ酸型両性界面活
性剤等が挙げられ;カチオン界面活性剤としては直鎖又
は分岐の長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、直鎖
又は分岐のジ−長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩等
が挙げられる。
(1)と合わせて洗浄剤組成物中通常0.5〜60重量
%配合され、特に粉体状洗浄再組成物においては10〜
45重量%、液体洗浄剤組成物については20〜50重
量%配合することが好ましい。また、洗浄剤が漂白洗浄
剤である場合、界面活性剤は一般に1〜10重量%、好
ましくは1〜5重量%配合される。
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等が使用できる。
ィショニング効果を付与するために配合されるものであ
り、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱
粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモ
ニウムホモポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩とア
クリルアミドとの共重合物、ジアリル4級アンモニウム
塩とアクリル酸との共重合物、ジアリル4級アンモニウ
ム/アクリル酸/アクリルアミドの3成分からなるポリ
マー、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ポリグリコ
ールポリアミン縮合物等が挙げられる。
の向上、くし通り性の向上のために配合されるものであ
り、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素
変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルキル
変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変
性シリコーン等が挙げられる。
ル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーのコ
ポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステ
ルのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステル、エ
チレングリコールのエステル又はポリエチレングリコー
ルのエステル(例えばその脂肪酸エステル)との架橋コ
ポリマー、並びにヘテロ多糖ガム類糖が使用できる。
肪酸とアルコールのC16-22エステル、アルキレングリ
コール単位などのエレメントを含むC16-22脂肪酸エス
テルから選択し得る。適当なアルキレングリコール単位
としてはエチレングリコール及びプロピレングリコール
を挙げることができるが、ポリアルキレングリコールを
使用することもできる。適当なポリアルキレングリコー
ルとしてはポリエチレングリコール及びポリプロピレン
グリコールなどを挙げることができる。
リン酸塩、ピロリン酸塩、オルソリン酸塩などの縮合リ
ン酸塩、ゼオライトなどのアルミノケイ酸塩、合成層状
結晶性ケイ酸塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン
四酢酸塩、クエン酸塩、イソクエン酸塩、ポリアセター
ルカルボン酸塩などを使用することができる。この二価
金属イオン捕捉剤は、0〜50重量%、好ましくは5〜
40重量%配合される。また、リンを含有しない二価金
属イオン捕捉剤を用いることがより好ましい。
塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、アルカノールアミ
ンなどが使用される。これらは0〜80重量%配合され
る。
コール、ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレイン酸共
重合体等のポリアクリル酸コポリマー、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロースなどが使用される。再汚染防止剤の一部は、二価
金属イオン捕捉剤としても使用できる。再汚染防止剤は
0〜10重量%、好ましくは1〜5重量%配合される。
ゼ、プルラナーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、β−グ
リコシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、コレステロー
ルオキシダーゼ、プロテアーゼなどを使用し得る。
酸アンモニウム、尿素、塩酸グアニジン、炭酸グアニジ
ン、スルファミン酸グアニジン、二酸化チオ尿素、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、グリシン、グルタミン酸ナトリウム等で代表
されるアミノ酸及び牛血清アルブミン、カゼインなどの
蛋白質、さらには蛋白質の加水分解、肉エキス、魚肉エ
キスなどが挙げられる。還元剤としては、チオ硫酸塩、
亜硫酸塩、亜ニチオン酸塩等のアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩等及びロンガリットC等が挙げられる。特
に亜硫酸塩が好ましく、洗濯液中の酵素を安定化させ
る。
ルホン化フタロシアニン亜鉛塩又はアルミニウム塩、過
酸化水素などが挙げられる。漂白洗浄剤とする場合は、
特に過酸化ナトリウムが効果的であり、配合量は1〜9
5重量%、さらに5〜95重量%、特に20〜95重量
%とするのが好ましい。
る蛍光染料が挙げられ、液体洗剤の場合には、エタノー
ルなどの低級アルコール、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩などの低級アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、グリセリン、プロピレングリコールなどのポ
リオール類などの可溶化剤を配合することができる。
ミドエーテルカルボン酸塩(1)又はその塩及び上記の
公知の成分を組み合わせて、常法に従い、製造すること
ができる。洗浄剤の形態は、用途に応じて選択すること
ができ、例えば液体、粉末、顆粒等とすることができ
る。
(1)又はその塩は、親水基としてカルボキシル基を有
しているにもかかわらず耐硬水性に優れたアニオン界面
活性剤であり、皮膚に対してもマイルドで生分解性がよ
く、起泡性が良好でしかもクラフト点が低く低温下でも
水への溶解性が非常に良好であるという優れた特徴を有
し、これを配合した洗浄剤組成物は特にシャンプー、身
体洗浄剤、食器用洗浄剤、衣料用洗浄剤等として有用で
ある。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
ロ酢酸ナトリウム(SMCA)174.8gを70〜7
5℃に加熱し、25mmHgに減圧した。この混合物中に反
応温度、減圧度を保ちながら48%NaOH水溶液13
5.8gを1時間で添加した。常圧に戻し、水5gを添
加して85℃で1時間熟成した。これにより生成物60
3.3gが得られた。この生成物を水で希釈し濃塩酸で
pHを7に調整して、以下の組成の水溶液を得た。
0〜75℃に加熱し、モノクロロ酢酸ナトリウム(SM
CA)93.2g及び固体NaOH 34.8gを以下
の重量%で添加した。
次に、反応温度を85℃にし、水5gを添加してさらに
1時間熟成を行って、生成物471.1gを得た。この
反応混合物に水600gを加え、60℃に加熱した後、
塩酸で溶液のpHを2.8に調整した。90℃に昇温した
後、1時間攪拌し、1時間静置して油相と水相に分相さ
せた。水相を除去し、435.5gの油相を取り出し
た。油相の組成は以下の通りであった。
OH水溶液を用いてpH7にし、水で透明な溶液になるま
で希釈して、次の組成の活性剤水溶液を得た。
クロロ酢酸ナトリウム(SMCA)174.8gを70
〜75℃に加熱し、25mmHgに減圧した。この混合物中
に反応温度、減圧度を保ちながら48%NaOH水溶液
135.8gを1時間で添加した。常圧に戻し、水5
gを添加して85℃で1時間熟成した。これにより生成
物620.6gが得られた。この反応混合物に水700
gを加え、60℃に加熱した後、塩酸で溶液のpHを2.
8に調整した。90℃に昇温した後、1時間熟成し、1
時間静置して油相と水相に分相させた。水相を除去し、
475.8gの油相を取り出した。油相の組成は以下の
通りであった。
び−5℃で一昼夜放置し、溶液の状態を肉眼観察した。
その結果、表6に示すように、本発明化合物は公知化合
物に比べてクラフト点が低く、低温での安定性が良好で
あることが判明した。
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
ンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好で
あった。
ィシャンプー組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが
良好であり、かつきしみ感がなく良好な感触であった。
用洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤は泡立ちが良好
であった。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたもの
であった。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたもの
であった。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたもの
であった。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、起泡性、泡質に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
ーを調製した。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、
シャンプー時及び洗髪後の感触に優れたものであった。
ボディーシャンプーを調製した。皮膚に低刺激性であ
り、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑らかさに優れたもの
であった。
ボディーシャンプーを調製した。皮膚に低刺激性であ
り、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑らかさに優れるもの
であった。
ーを調製した。起泡性、泡質、洗浄後の乾燥した毛髪の
つや、くし通り、毛髪のまとまり性に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
た。皮膚に低刺激性であり、抗フケ効果及び泡性能、洗
髪後の感触に優れるものであった。
刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗髪後の手の感
触に優れたものであった。
調製した。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、シャ
ンプー時及び洗髪後の感触に優れたものであった。
た。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、洗浄後の肌
の滑らかさに優れたものであった。
ーを調製した。皮膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、
洗髪後の乾燥した毛髪のつや、くし通りに優れたもので
あった。
膚に低刺激性であり、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑ら
かさに優れたものであった。
ボディーシャンプーを調製した。皮膚に低刺激性であ
り、起泡性、泡質、洗浄後の肌の滑らかさに優れたもの
であった。
ーを調製した。起泡性、泡質、洗浄後の乾燥した毛髪の
つや、くし通り、毛髪のまとまり性に優れたものであっ
た。
に低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡質、洗浄後の手
の感触に優れたものであった。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(1)、 【化1】 〔式中、R1 は炭素数1〜23の直鎖若しくは分岐鎖の
アルキル若しくはアルケニル基、又は当該アルキル基で
置換されたフェニル基を、R2 は水素原子、炭素数1〜
18のアルキル基、-(XO)x(YO)y(CH2)zCOOH、又は-(XO)
x(YO)yH を、Aは炭素数3〜6の直鎖又は分岐鎖のアル
キレン基を、X及びYは同一又は異なって炭素数2〜4
のアルキレン基を、x及びyは0〜20の数を、zは1
〜3の数を示す〕で表わされるアミドエーテルカルボン
酸類又はその塩を含む洗浄剤組成物用界面活性剤。 - 【請求項2】 R1 が炭素数5〜23の直鎖又は分岐鎖
のアルキル又はアルケニル基、R2 が水素原子、X及び
Yがエチレン基、x+yが1〜20、かつzが1である
請求項1記載の洗浄剤組成物用界面活性剤。 - 【請求項3】 一般式(2) 【化2】 〔式中、R1 は炭素数1〜23の直鎖若しくは分岐鎖の
アルキル若しくはアルケニル基、又は当該アルキル基で
置換されたフェニル基を、R2′は水素原子、炭素数1
〜18のアルキル基又は-(XO)x(YO)yHを、Aは炭素数3
〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を、X及びYは同
一又は異なって炭素数2〜4のアルキレン基を、x及び
yは0〜20の数を示す〕で表わされるアミドエーテル
類に塩基の存在下一般式(3) 【化3】 〔式中、Bはハロゲン原子を、zは1〜3の数を示す〕
で表わされるモノハロゲノアルキルカルボン酸又はその
塩を反応させることを特徴とする請求項1記載のアミド
エーテルカルボン酸類又はその塩の製造法。 - 【請求項4】 R1 が炭素数5〜23の直鎖又は分岐鎖
のアルキル又はアルケニル基、R2 が水素原子、X及び
Yがエチレン基、x+yが1〜20、かつzが1である
請求項3記載の製造法。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載のアミドエーテルカ
ルボン酸類又はその塩を含有する洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15444094A JP3526914B2 (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15444094A JP3526914B2 (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820566A JPH0820566A (ja) | 1996-01-23 |
JP3526914B2 true JP3526914B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=15584249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15444094A Expired - Fee Related JP3526914B2 (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3526914B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265988A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Kao Corp | 洗浄剤組成物 |
CN108048231B (zh) * | 2017-12-29 | 2020-06-23 | 广州星业科技股份有限公司 | 一种异构化烷基醇酰胺的制备工艺 |
-
1994
- 1994-07-06 JP JP15444094A patent/JP3526914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
J. Am. Chem. Soc., Vol.113, No.2 (1991) p.686−p.687 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0820566A (ja) | 1996-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11505840A (ja) | クレンジング組成物 | |
JPH11505838A (ja) | カチオン性ポリマー性スキンコンディショニング剤を含む液体身体クレンジング組成物 | |
US4478734A (en) | Detergent composition comprising a mixture of an N-acyllysine and anionic surface active agents, possessing unique properties in soft and hard water | |
JP3524223B2 (ja) | ポリオキシプロピレン脂肪酸イソプロパノールアミド混合物を含有する増粘された洗浄剤組成物 | |
JP3545372B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
US5783535A (en) | Detergent composition comprising an amidoether derivative mixture and a conditioning component | |
JP2004143072A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
WO1996005282A1 (fr) | Composition detergente | |
JP2571121B2 (ja) | 低刺激性洗浄剤組成物 | |
JPH0515760B2 (ja) | ||
JP3526914B2 (ja) | アミドエーテルカルボン酸類、その製造法及びこれを含有する洗浄剤組成物 | |
JPH07179887A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH0759714B2 (ja) | 低刺激性洗浄剤組成物 | |
JPH0597633A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2001501658A (ja) | 界面活性剤含有調合物 | |
WO1996005281A1 (fr) | Composition detergente | |
JPH07102292A (ja) | ポリオキシエチレン脂肪酸アミド型界面活性剤およびそれを含有する洗浄剤組成物 | |
JPH0497000A (ja) | 洗浄剤 | |
JPS604871B2 (ja) | アミドアミノ酸型界面活性剤組成物およびその製造方法 | |
JP3207034B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP3200226B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH07197079A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH0776355B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JPH09165598A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP3770184B2 (ja) | 毛髪洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040126 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040218 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |