JPH07291684A - 白色セメント・クリンカーを冷却する方法および装置 - Google Patents

白色セメント・クリンカーを冷却する方法および装置

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JPH07291684A
JPH07291684A JP7097283A JP9728395A JPH07291684A JP H07291684 A JPH07291684 A JP H07291684A JP 7097283 A JP7097283 A JP 7097283A JP 9728395 A JP9728395 A JP 9728395A JP H07291684 A JPH07291684 A JP H07291684A
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JP
Japan
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clinker
cooling
white cement
mixing
cooling stage
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JP7097283A
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Guenther Koeberer
ケーベラー ギュンター
Egbert Steffen
シュテフェン エグベルト
Gerhard Bomba
ボンバ ゲルハルト
Franz-Josef Grothaus
グロートハウス フランツ−ヨーゼフ
Gerhard Zakel
ツァーケル ゲルハルト
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ThyssenKrupp Industrial Solutions AG
Original Assignee
Krupp Foerdertechnik GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B7/00Rotary-drum furnaces, i.e. horizontal or slightly inclined
    • F27B7/20Details, accessories, or equipment peculiar to rotary-drum furnaces
    • F27B7/38Arrangements of cooling devices
    • F27B7/383Cooling devices for the charge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/43Heat treatment, e.g. precalcining, burning, melting; Cooling
    • C04B7/47Cooling ; Waste heat management

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリキルン内で焼結された白色セメント
・クリンカーの冷却結果を改良して、最後の冷却段へ進
入時に、個々のセメント・クリンカー粒子間に温度差が
生じないか、または生じても僅かにすぎないようにす
る。 【構成】 第1の冷却段における冷却を、出来る限り酸
素の少ない環境で、短い滞留時間で行い、白色セメント
・クリンカーをほぼ650°C〜750°Cの中間温度
に急冷し、白色セメント・クリンカーを第2の冷却段に
到達させ、該第2の冷却段で、この白色セメント・クリ
ンカーを、やはり出来る限り酸素の少ない環境で混合・
搬送区間5に通し、最小15秒の滞留時間で個々のクリ
ンカー粒子を均一に混合して、個々のクリンカー粒子相
互間の温度を補償し、白色セメント・クリンカーをほぼ
550°C〜650°Cの温度にさらに冷却し、白色セ
メント・クリンカーを最後の冷却段に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリキルン内で焼
結された白色セメント・クリンカーを冷却する方法であ
って、最初の冷却段で、ロータリキルンから出た白色セ
メント・クリンカーの急冷を、水のような冷却剤によっ
て、出来る限り酸素の少ない環境で行い、最初の冷却段
の領域に粉砕装置を設け、さらに最後の冷却段で、白色
セメント・クリンカーを空気によってさらに冷却し、該
空気を燃焼空気としてロータリキルンに戻す方法に関す
る。
【0002】さらに本発明は、この方法を実施する装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】公知の方法においては、ロータリキルン
から出た白色セメント・クリンカーは最初の冷却段にお
いて2つの分級物に分級されて、粗い分級物は粉砕装置
で粉砕され、次いで両分級物が後冷却のための最後の冷
却段に供給される(ドイツ連邦共和国特許第35215
86号明細書および同第3521587号明細書)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ロー
タリキルン内で焼結された白色セメント・クリンカーの
冷却結果を改良して、最後の冷却段へ進入時に、個々の
セメント・クリンカー粒子間に温度差が生じないか、ま
たは生じても僅かにすぎないようにすることである。セ
メント・クリンカー粒子が有する温度は、最後の冷却段
においてクリンカーの変色がもはや生じず、しかも、最
後の冷却段において回収可能な、出来る限り大きな熱量
が得られるようなものであることが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の方法では、(イ)第1の、つまり最初の冷却
段における冷却を、出来る限り酸素の少ない環境で、短
い滞留時間で行い、白色セメント・クリンカーをほぼ6
50°C〜750°Cの中間温度に急冷し、(ロ)次い
で白色セメント・クリンカーを第2の冷却段に到達さ
せ、該第2の冷却段で、この白色セメント・クリンカー
を、やはり出来る限り酸素の少ない環境で混合・搬送区
間に通し、最小15秒の滞留時間で個々のクリンカー粒
子を均一に混合して、個々のクリンカー粒子相互間の温
度を補償し、かつ、白色セメント・クリンカーをほぼ5
50°C〜650°Cの温度にさらに冷却し、(ハ)次
いで、白色セメント・クリンカーを最後の冷却段に供給
するようにした。
【0006】
【発明の効果】第1の、つまり最初の冷却段を出るとき
には、特に内方に位置する大きめのクリンカー分級物の
温度は、前記中間温度を上回っており、これに対して、
小さめの分級物の温度はこの中間温度を下回っている。
白色セメント・クリンカーが第2の冷却段から出る時に
は、個々のクリンカー粒子の温度は十分に補償されてい
る。
【0007】本発明の方法により冷却されたクリンカー
粒子は、最後の冷却段への進入前には、酸素が白色セメ
ントの色に全く影響を与えないか、または僅かにしか与
えないような温度しか有していない。
【0008】本発明の方法により、第2の冷却段におい
て、高温すぎるクリンカー粒子と低温すぎるクリンカー
粒子との間で熱交換を行うことにより、白色セメント・
クリンカーの品質が著しく高められるとともに、最適な
熱利用が行われる。それというのは、本発明による方法
により、第1の冷却段における白色セメント・クリンカ
ーの滞留時間が比較的短いことに基づき、白色セメント
・クリンカーの個々の粒子において、不均一な温度分布
が生じるのが回避されるからである。このように温度分
布が不均一であると、高温の粒子においては、鉄の酸化
が生ぜしめられ、これに対して低温の粒子においては、
十分な熱利用が得られない。
【0009】本発明の有利な方法では、クリンカー流全
体を、ロータリキルンからの流出後に粉砕装置に通す。
これにより、分級装置が割愛され、本発明による装置が
必要とする構造高さは低くなる。従って、分級装置がな
いことにより、この分級装置に関連する欠点も回避され
る。このような欠点は、高温域で行われる白色セメント
・クリンカーの分級が、スクリーンまたはグリッドが可
動の場合には大きな手間を必要とし、これに対してグリ
ッドが固定の場合には、このグリッドが閉塞する傾向が
あり、このような閉塞が極めて大きな支障を招く恐れが
ある点にある。
【0010】白色セメント・クリンカーは、粉砕装置に
流入するまえにも、この粉砕装置から流出するときに
も、冷却剤を噴霧されるので、この粉砕域は、第1の冷
却段の一部として形成される。
【0011】第1の冷却段に設けられたノズルによって
冷却剤を最適に供給することは、第1の冷却段におい
て、白色セメント・クリンカーの温度測定を行い、第1
の冷却段の所望の流出温度に達するまで、白色セメント
・クリンカーに冷却剤を、制御した状態で噴霧すること
によって達成される。
【0012】混合・搬送区間における白色セメント・ク
リンカーの滞留時間はほぼ30時間であると有利であ
る。このような時間において、混合動作により所望の温
度補償が行われる。
【0013】本発明の別の有利な方法によれば、混合・
搬送区間の領域における白色セメント・クリンカーの冷
却を、蒸発により行う。これにより、白色セメント・ク
リンカーは、最後の冷却段への流入時には十分に乾燥し
ている。
【0014】本発明のさらに別の有利な方法によれば、
白色セメント・クリンカーの冷却を、混合・搬送区間の
前側領域では冷却剤噴霧によって行い、混合・搬送区間
の後ろ側領域では蒸発によって行う。このような場合に
おいても、白色セメント・クリンカーは、最後の冷却段
への流入時には十分に乾燥している。
【0015】本発明による方法は、第2の冷却段におい
て、白色セメント・クリンカーの温度測定を行い、第2
の冷却段の所望の流出温度に達するまで、白色セメント
・クリンカーに冷却剤を、制御した状態で噴霧すること
によりさらに改善することができる。
【0016】第1および第2の冷却段において蒸気除去
を行い、ロータリキルンと第1の冷却段との交差個所
と、第2の冷却段と第3の、つまり最後の冷却段との交
差個所とにおいて、ガス交換が出来るだけ僅かであるよ
うに、蒸気除去のための装置を制御すると有利である。
【0017】本発明による方法は、白色セメント・クリ
ンカーを第2の冷却段に流入させるまえに、過度に弱く
燃焼されたクリンカー粒子の除去を行うことによりさら
に改善される。
【0018】白色セメント・クリンカーによって焼結時
に吸収された熱エネルギーの一部を回収するために、本
発明のさらに別の有利な方法によれば、最後の冷却段に
おいて、白色セメント・クリンカーに未だ存在する残留
熱を、予加熱した燃焼空気の形でロータリキルンに供給
する。
【0019】本発明の方法を実施する装置は、ロータリ
キルンと、粉砕装置を備えた最初の冷却ユニットと、最
後の冷却ユニットとを有している。このような装置にお
いて、本発明の構成によれば、最初の冷却ユニットと最
後の冷却ユニットとの間に、混合・搬送区間が設けられ
ている。
【0020】本発明による装置の有利な構成では、最初
の冷却ユニットが温度測定装置を備えており、該温度測
定装置が、最初の冷却ユニットに設けられたノズルに接
続されている。
【0021】この混合・搬送区間は、ドラム、搬送スク
リュ、例えば鋤形ミキサのようなミキサ、またはこれに
類似のものとして形成されてよい。この混合・搬送区間
は混合スクリュとして形成されていると有利である。
【0022】混合・搬送区間を形成するドラム、搬送ス
クリュまたはこれに類似のものは、全体的または部分的
に二重周壁を備えて、この二重周壁を通して冷却剤が案
内されてよい。
【0023】混合・搬送区間の領域においては、白色セ
メント・クリンカーの冷却が蒸発によって行われる。し
かしながら、この混合・搬送区間も冷却剤の供給のため
のノズルを備えていてよい。本発明のさらに別の有利な
構成によれば、混合・搬送区間の前側領域でのみノズル
が設けられている。この場合、混合・搬送区間の後ろ側
領域でのみ、白色セメント・クリンカーの別の冷却が蒸
発によって行われる。
【0024】混合・搬送区間に設けられたノズルによる
冷却剤の流入を最適に制御することは、混合・搬送区間
が温度測定装置を備えており、該温度測定装置がノズル
に接続されていることにより達成される。
【0025】本発明による特に有利な構成は、最初の冷
却ユニットの上側領域と、混合・搬送区間の後ろ側領域
とに、少なくともそれぞれ1つの蒸気除去装置が設けら
れていることにある。これにより、最初の冷却ユニット
と混合・搬送区間相互間のガス交換、ならびに混合・搬
送区間と最後の冷却ユニット相互間のガス交換が著しく
減じられる。除去しようとする蒸気の容積の調節は、ガ
ス組成に注意して、経験により手で行われるか、または
圧力に関連して行われる。
【0026】本発明による装置は、最初の冷却ユニット
の下側領域に、過度に弱く燃焼されたクリンカーを除去
するための除去装置が設けられていることによってさら
に改善することができる。除去装置がグリッドを有して
おり、該グリッドが、横断面方形の旋回可能な複数のグ
リッドバーから形成されており、該グリッドバーの横断
面が標準運転状態では鉛直に位置しており、これに対し
て、過度に弱く燃焼されたクリンカーを除去するために
は、グリッドバーの横断面が傾斜位置を成すようになっ
ていると有利である。このようなグリッドは遮断シフタ
に連結されており、この遮断シフタは、グリッドが再び
閉じられて初めて開放される。この遮断シフタは、過多
の空気が第1もしくは第2の冷却域に達するのを阻止す
る。
【0027】最後の冷却ユニットから空気が混合・搬送
区間に流入するのを阻止するためには、混合・搬送区間
と最後の冷却ユニットとの間に、フラップ式ロックゲー
トが設けられている。
【0028】最後の冷却段は、グリッド形冷却装置、ド
ラム形冷却装置、またはこれに類似のものによって形成
されてよい。本発明による装置のさらに別の有利な構成
では、最後の冷却段がグリッド形冷却装置によって形成
されている。冷却は横方向流処理法で行われる。
【0029】白色セメント・クリンカーが最後の冷却段
への流入時に未だ含有しているクリンカー残留熱を、燃
焼空気の予加熱を目的として利用するために、本発明の
さらに別の有利な構成によれば、最後の冷却ユニット
が、ダスト分離器を備えた管路によって、ロータリーキ
ルンに接続されている。
【0030】
【実施例】以下に本発明に実施例を図面につき説明す
る。
【0031】図1に示された装置においては、白色セメ
ント・クリンカーが焼結されるロータリキルン1に続い
て、最初の冷却ユニット2が設けられている。このよう
な最初の冷却ユニット2には、粉砕装置3の上方に複数
のノズル4aが設けられており、この粉砕装置3の下方
に複数のノズル4bが設けられている。これらのノズル
は冷却剤の供給のために役立つ。最初の冷却ユニット2
には、温度測定装置17が配置されている。この温度測
定装置はノズル4aに接続されている。最初の冷却ユニ
ット2は、混合・搬送区間5に開口している。この混合
・搬送区間の前側領域には、冷却剤の供給のための別の
ノズル6が設けられている。さらにこの混合・搬送区間
5は温度測定装置7を備えている。この温度測定装置は
ノズル6および/またはノズル4bに接続されている。
この混合・搬送区間5に続いて、最後の冷却ユニット8
が設けられている。最後の冷却ユニット8においては、
冷却が空気による横方向流処理法または向流処理法で行
われる。回収されたクリンカー熱が管路9を介してロー
タリキルン1に供給される。この管路9に達したクリン
カー粒子を分離するために、1つまたは複数のダスト分
離器10が役立つ。予加熱された燃焼空気(二次空気)
の量および圧力の制御は、周波数制御された通風機によ
って行われる。
【0032】最初の冷却ユニット2の上側領域において
は、水蒸気導出部11が設けられている。別の蒸気導出
部12は、混合・搬送区間5の後ろ側領域に位置してい
る。
【0033】最初の冷却ユニット2の下側領域は、場合
によっては生じる、過度に弱く燃焼されたクリンカーの
除去のための除去装置13を有している。過度に弱く燃
焼されたこのクリンカーの除去は、管片14を介して行
われる。
【0034】混合・搬送区間5と最後の冷却ユニット8
との間には、フラップ式ロックゲート16が配置されて
いる。
【0035】図2から判るように、除去装置13は、旋
回可能なグリッドバー15から形成されたグリッドを備
えている。この図2は、管片14を見通した状態でこの
グリッドを示している。これらのグリッドバー15は方
形の横断面を有している。標準運転状態では、グリッド
バー15の横断面は鉛直に配置されている。場合によっ
ては生じる過度に弱く燃焼されたクリンカーを除去する
ためには、これらのグリッドバー15が旋回して、これ
らのグリッドバーの横断面が、破線で示したような傾斜
位置を成す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施する装置を概略的に示
した側面図である。
【図2】図1の装置に設けられた除去装置を拡大した横
断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリキルン、 2 冷却ユニット、 3 粉砕
装置、 4a,4bノズル、 5 混合・搬送区間、
6 ノズル、 7 温度測定装置、 8 冷却ユニッ
ト、 9 管路、 10 ダスト分離器、 11,12
蒸気導出部、13 除去装置、 14 管片、 15
グリッドバー、 16 フラップ式ロックゲート、
17 温度測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エグベルト シュテフェン ドイツ連邦共和国 ハンブルク クルスラ ッカー ブリュッケンダム 8 (72)発明者 ゲルハルト ボンバ ドイツ連邦共和国 ブラウンシュヴァイク ペータースカンプ 12 (72)発明者 フランツ−ヨーゼフ グロートハウス ドイツ連邦共和国 エニガーロー オーヴ ァーベルクシュトラーセ 19 (72)発明者 ゲルハルト ツァーケル ドイツ連邦共和国 ヴァーレンドルフ ハ ンゼリング 33

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリキルン(1)内で焼結された白
    色セメント・クリンカーを冷却する方法であって、最初
    の冷却段で、ロータリキルン(1)から出た白色セメン
    ト・クリンカーの急冷を、水のような冷却剤によって、
    出来る限り酸素の少ない環境で行い、最初の冷却段の領
    域に粉砕装置(3)を設け、さらに最後の冷却段で、白
    色セメント・クリンカーを空気によってさらに冷却し、
    該空気を燃焼空気としてロータリキルン(1)に戻す方
    法において、 (イ)第1の冷却段における冷却を、出来る限り酸素の
    少ない環境で、短い滞留時間で行い、白色セメント・ク
    リンカーをほぼ650°C〜750°Cの中間温度に急
    冷し、 (ロ)次いで白色セメント・クリンカーを第2の冷却段
    に到達させ、該第2の冷却段で、この白色セメント・ク
    リンカーを、やはり出来る限り酸素の少ない環境で混合
    ・搬送区間(5)に通し、最小15秒の滞留時間で個々
    のクリンカー粒子を均一に混合して、個々のクリンカー
    粒子相互間の温度を補償し、かつ、白色セメント・クリ
    ンカーをほぼ550°C〜650°Cの温度にさらに冷
    却し、 (ハ)次いで、白色セメント・クリンカーを最後の冷却
    段に供給することを特徴とする、白色セメント・クリン
    カーを冷却する方法。
  2. 【請求項2】 クリンカー流全体を、ロータリキルン
    (1)からの流出後に粉砕装置(3)に通す、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1の冷却段において、白色セメント・
    クリンカーの温度測定を行い、第1の冷却段の所望の流
    出温度に達するまで、白色セメント・クリンカーに冷却
    剤を、制御した状態で噴霧する、請求項1または2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 混合・搬送区間(5)における白色セメン
    ト・クリンカーの滞留時間をほぼ30秒とする、請求項
    1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 混合・搬送区間(5)の領域における白
    色セメント・クリンカーの冷却を、蒸発により行う、請
    求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 白色セメント・クリンカーの冷却を、混
    合・搬送区間(5)の前側領域では冷却剤噴霧によって
    行い、混合・搬送区間の後ろ側領域では蒸発によって行
    う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 第2の冷却段において、白色セメント・
    クリンカーの温度測定を行い、第2の冷却段の所望の流
    出温度に達するまで、白色セメント・クリンカーに冷却
    剤を、制御した状態で噴霧する、請求項1から6までの
    いずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 第1および第2の冷却段において蒸気除
    去を行う、請求項1から7までのいずれか1項記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 ロータリキルン(1)と第1の冷却段と
    の交差個所と、第2の冷却段と第3の、つまり最後の冷
    却段との交差個所とにおいて、ガス交換が出来るだけ僅
    かであるように、蒸気除去のための装置を制御する、請
    求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 白色セメント・クリンカーを第2の冷
    却段に流入させるまえに、過度に弱く燃焼されたクリン
    カー粒子の除去を行う、請求項1から9までのいずれか
    1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 最後の冷却段において、白色セメント
    ・クリンカーに未だ存在する残留熱を、予加熱した燃焼
    空気の形でロータリキルンに供給する、請求項1から1
    0までのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1から11までのいずれか1項
    記載の方法を実施する装置であって、ロータリキルン
    (1)と、粉砕装置(3)を備えた最初の冷却ユニット
    (2)と、最後の冷却ユニット(8)とが設けられてい
    る形式のものにおいて、 最初の冷却ユニット(2)と最後の冷却ユニット(8)
    との間に、混合・搬送区間(5)が設けられていること
    を特徴とする、白色セメント・クリンカーを冷却する装
    置。
  13. 【請求項13】 最初の冷却ユニット(2)が温度測定
    装置(17)を備えており、該温度測定装置が、最初の
    冷却ユニット(2)に設けられたノズル(4a)に接続
    されている、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 混合・搬送区間(5)が混合スクリュ
    として形成されている、請求項12または13記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 混合・搬送区間(5)が、冷却剤の供
    給のためのノズル(6)を備えている、請求項12から
    14までのいずれか1項記載の装置。
  16. 【請求項16】 混合・搬送区間(5)の前側領域での
    みノズル(6)が設けられている、請求項15記載の装
    置。
  17. 【請求項17】 混合・搬送区間(5)が、温度測定装
    置(7)を備えており、該温度測定装置が、混合・搬送
    区間(5)に設けられたノズル(6)に接続されてお
    り、かつ/または、最初の冷却ユニット(2)に設けら
    れた別のノズル(4b)に接続されている、請求項15
    または16記載の装置。
  18. 【請求項18】 最初の冷却ユニット(2)の上側領域
    と、混合・搬送区間(5)の後ろ側領域とに、少なくと
    もそれぞれ1つの蒸気除去装置(11,12)が設けら
    れている、請求項12から17までのいずれか1項記載
    の装置。
  19. 【請求項19】 最初の冷却ユニット(2)の下側領域
    に、過度に弱く燃焼されたクリンカーを除去するための
    除去装置(13)が設けられている、請求項12から1
    8までのいずれか1項記載の装置。
  20. 【請求項20】 除去装置(13)がグリッドを有して
    おり、該グリッドが、横断面方形の旋回可能な複数のグ
    リッドバー(15)から形成されており、該グリッドバ
    ーの横断面が標準運転状態では鉛直に位置しており、こ
    れに対して、過度に弱く燃焼されたクリンカーを除去す
    るためには、グリッドバーの横断面が傾斜位置を成すよ
    うになっている、請求項19記載の装置。
  21. 【請求項21】 混合・搬送区間(5)と最後の冷却ユ
    ニット(8)との間に、フラップ式ロックゲート(1
    6)が設けられている、請求項12から20までのいず
    れか1項記載の装置。
  22. 【請求項22】 最後の冷却段が管形回転冷却装置によ
    って形成されている、請求項12から21までのいずれ
    か1項記載の装置。
  23. 【請求項23】 最後の冷却ユニット(8)が、ダスト
    分離器(10)を備えた管路(9)によって、ロータリ
    ーキルン(1)に接続されている、請求項12から22
    までのいずれか1項記載の装置。
JP7097283A 1994-04-23 1995-04-21 白色セメント・クリンカーを冷却する方法および装置 Pending JPH07291684A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4414292A DE4414292A1 (de) 1994-04-23 1994-04-23 Verfahren und Anlage zur Kühlung von Weißzementklinker
DE4414292.7 1994-04-23

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