JPH07291166A - 自転車用ダイナモ - Google Patents

自転車用ダイナモ

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JPH07291166A
JPH07291166A JP8936594A JP8936594A JPH07291166A JP H07291166 A JPH07291166 A JP H07291166A JP 8936594 A JP8936594 A JP 8936594A JP 8936594 A JP8936594 A JP 8936594A JP H07291166 A JPH07291166 A JP H07291166A
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stator
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peripheral surface
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JP8936594A
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Eijiro Yamamoto
英次郎 山本
Hitoshi Fukuda
斉 福田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハブ軸に回転自在に軸着されたハブ体の内周
面にマグネット5を配設し、前記ハブ軸に、ステータコ
ア18と、該ステータコア18に嵌装された発電コイル
20とからなるステータ17が固定されてなり、かつ前
記ステータコア18が、コア(A)30とコア(B)3
1を合わせ、その間に発電コイル20が配設される構造
のものである自転車用ダイナモであって、前記コア
(A)30とコア(B)31の合わせ部と発電コイル2
0との間に補助コア32を配設したことを特徴とする自
転車用ダイナモ。 【効果】 コア(A)30とコア(B)31の合わせ部
における漏れ磁束の発生が防止され、出力の低下が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自転車用ダイナモに関す
る。さらに詳しくは、自転車の車輪、とくに前輪のハブ
に内蔵される構造のダイナモに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自転車の車輪のハブ軸に発電コ
イルよりなるステータを固定し、ハブ軸に対し回転自在
なハブ体にマグネットよりなるロータを設けた自転車用
ダイナモがある。
【0003】図4は従来の自転車用ダイナモを示す要部
拡大断面図である。4は車輪の回転に伴い回転するハブ
体の内周面に設けられている環状のヨークであり、この
ヨーク4の内周面にN極、S極を交互に有したマグネッ
ト5が接着剤などにより固着されている。
【0004】17はハブ軸に固定されているステータで
あり、ステータコア18の内部にはコイルボビン19に
巻回された発電コイル20が嵌装されている。ステータ
コア18の中央部にはステータホルダー12に嵌挿する
ための孔が穿設されており、さらにこの孔の周囲にステ
ータ固定用の孔が穿設されている。ハブ軸に螺着されて
いるステータホルダー12のフランジ部12aには前記
ステータ固定用の孔に対応した位置に同様の固定用孔が
穿設されており、両孔にリベット21を挿入し、かしめ
ることにより、ステータホルダー12にステータ17を
固定している。
【0005】従来の自転車用ダイナモにおいては、ステ
ータコア18が、コア(A)40とコア(B)41を合
わせた構造のものがある。このような構造のステータコ
ア18においては、マグネット5からの磁束は矢印42
で示すように通る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ステータコア18がコ
ア(A)40とコア(B)41を合わせる構造のばあ
い、コア(A)40、コア(B)41の加工ひずみなど
により、コア(A)40とコア(B)41の合わせ部に
すき間43が生じるばあいがある。このようなすき間4
3が生じると、すき間43に漏れ磁束44が発生し、有
効磁束が減少するため、ダイナモの出力低下が生じる。
【0007】本発明は前記の点に鑑み、コア(A)40
とコア(B)41の合わせ部における漏れ磁束が減少さ
れ、出力の低下が防止された自転車用ダイナモを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハブ軸に回転
自在に軸着されたハブ体の内周面にマグネットを配設
し、前記ハブ軸に、ステータコアと、該ステータコアに
嵌装された発電コイルとからなるステータが固定されて
なり、かつ前記ステータコアが、コア(A)とコア
(B)を合わせ、その間に発電コイルが配設される構造
のものである自転車用ダイナモであって、前記コア
(A)とコア(B)の合わせ部と発電コイルとの間に補
助コアを配設したことを特徴とする自転車用ダイナモに
関する。
【0009】
【作用】本発明の自転車用ダイナモにおけるステータコ
アでは、コア(A)とコア(B)の合わせ部と発電コイ
ルとの間に補助コアを設けているので、磁束はコア
(A)から補助コアへ、補助コアからコア(B)と通
り、コア(A)とコア(B)の合わせ部のすき間に発生
する漏れ磁束が減少され、出力の低下を防止することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜3にもとづ
いて説明する。
【0011】図1は本発明の自転車用ダイナモの一実施
例を示す断面図、図2はその要部拡大断面図、図3はそ
の要部拡大平面図である。
【0012】図1〜3において、1は車輪のスポークの
一端が支持され、車輪の回転に伴い回転するハブ体であ
り、このハブ体1は小径部2と大径部3とからなり、大
径部3の内周面には環状のヨーク4が設けられ、さらに
このヨーク4の内周面にN極、S極を交互に有したマグ
ネット5がそれぞれ接着剤などで固着されている。また
小径部2の開口部にはベアリング(L)6が装着されて
おり、他方大径部3の開口にはベアリング(R)7が装
着されたケースキャップ8が係合されている。このハブ
体1はベアリング(L)6とベアリング(R)7により
ハブ軸9に対し回転自在に軸着されている。
【0013】前記ハブ軸9は全体にネジが形成されたボ
ルト状の部材であり、またベアリング(L)6とベアリ
ング(R)7をそれぞれ支持するロータホルダー(L)
10とロータホルダー(R)11は段付きナットにより
形成され、前記ハブ軸9に螺着されている。
【0014】ステータホルダー12は筒状本体の一端部
にフランジ部12aを有し、内周面がネジ切りされてお
り、前記ハブ軸9に螺着されている。
【0015】スリーブ13は、ステータホルダー12と
共にロータホルダー(L)10とロータホルダー(R)
11との間に挟持され、両ホルダー間のスペーサの役割
を果たしている。15、16はそれぞれロータホルダー
(L)とロータホルダー(R)の緩みどめとしてのナッ
トである。
【0016】17はステータであり、ステータコア18
の内部にはコイルボビン19に巻回された発電コイル2
0が嵌装されている。ステータコア18の中央部にはス
テータホルダー12に嵌挿するための孔が穿設されてお
り、さらにこの孔の周囲にステータ固定用の孔が穿設さ
れている。ステータホルダー12のフランジ部12aに
は前記ステータ固定用の孔に対応した位置に同様の固定
用孔が穿設されており、両孔にリベット21を挿入し、
かしめることにより、ステータホルダー12にステータ
17を固定している。
【0017】発電コイル19は、リード線22により絶
縁部材からなるターミナルプレートによって挟持固定さ
れたリードプレート23に電気的に接続され、ランプ部
(図示していない)へのリード線に接続されている。
【0018】前記ハブ体1に設けられたフランジ部
(L)24およびフランジ部(R)25にはそれぞれ車
輪のスポークが張着されるようになっており、車輪の回
転によってロータであるハブ体1が回転する。
【0019】本発明においては、ステータコア18はコ
ア(A)30とコア(B)31を合わせる構造とされて
いる。コア(A)30は、発電コイル20の外周面を覆
う部分(マグネット5に対向する部分)30aと発電コ
イル20の側面を覆う部分30bと、発電コイル20の
内周面のほぼ半分を覆う部分30cと、コア(B)31
との接合部分30dとからなる。コア(B)31は、発
電コイル20の側面を覆う部分31bと、発電コイル2
0の内周面のほぼ半分を覆う部分31cと、コア(A)
30との接合部分31dとからなる。部分30cおよび
部分31cにはそれぞれ段部30eおよび段部31eが
形成されている。
【0020】補助コア32は、コア(A)30の部分3
0cの段部30eおよびコア(B)31の部分31cの
段部31eと発電コイル20との間に設けられる。
【0021】コア(A)30に、コイルボビン19に巻
回された発電コイル20を挿入し、かつ該コイルボビン
19の内側に補助コア32を挿入したものを、コア
(B)31で挟み込むと、補助コア32がコア(A)3
0、コア(B)31に接合される。
【0022】コア(A)30とコア(B)31は、それ
らの接合部30d、31dの部分で、ハブ軸9に固定さ
れたステータホルダー12にリベット21でカシメ固定
される。
【0023】前記構成のステータにおいては、ハブ体1
の内側に固定されたマグネット5からの磁束は、図2に
おいて矢印33で示されるように、コア(A)30から
補助コア32に、補助コア32からコア(B)31に通
るので、コア(A)30、コア(B)31の合わせ部分
のすき間から生じる漏れ磁束を減少することができる。
【0024】
【発明の効果】コア(A)とコア(B)の間に補助コア
を設けることにより、加工ひずみなどで生じるコア
(A)とコア(B)の合わせ部のすき間から生じる漏れ
磁束を減少し、ダイナモの出力低下を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自転車用ダイナモの一実施例を示す断
面図である。
【図2】前記実施例の要部拡大断面図である。
【図3】前記実施例の要部拡大平面図である。
【図4】従来の自転車用ダイナモの断面図である。
【符号の説明】
1 ハブ体 5 マグネット 9 ハブ軸 12 ステータホルダー 17 ステータ 18 ステータコア 19 コイルボビン 20 発電コイル 30 コア(A) 31 コア(B) 32 補助コア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ軸に回転自在に軸着されたハブ体の
    内周面にマグネットを配設し、前記ハブ軸に、ステータ
    コアと、該ステータコアに嵌装された発電コイルとから
    なるステータが固定されてなり、かつ前記ステータコア
    が、コア(A)とコア(B)を合わせ、その間に発電コ
    イルが配設される構造のものである自転車用ダイナモで
    あって、前記コア(A)とコア(B)の合わせ部と発電
    コイルとの間に補助コアを配設したことを特徴とする自
    転車用ダイナモ。
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