JPH07291070A - エアバッグ装置の蓋体 - Google Patents
エアバッグ装置の蓋体Info
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- JPH07291070A JPH07291070A JP6086160A JP8616094A JPH07291070A JP H07291070 A JPH07291070 A JP H07291070A JP 6086160 A JP6086160 A JP 6086160A JP 8616094 A JP8616094 A JP 8616094A JP H07291070 A JPH07291070 A JP H07291070A
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- lid
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- airbag
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/215—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
- B60R21/216—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member comprising tether means for limitation of cover motion during deployment
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒンジ作用をなす連結部をベルトから構成し
ても、耐久性の低下を防止できて、低コストで製造でき
るエアバッグ装置の蓋体を提供すること。 【構成】 蓋体１１は、折り畳まれたエアバッグ６を覆
う蓋本体１２と、ケース７に取り付けられる取付基部１
３と、蓋本体１２と取付基部１３とを連結する可撓性を
有した連結部１４と、を備える。連結部１４は、可撓性
を有したベルト１５から構成される。蓋本体１２は、ベ
ルト１５を挿通させる挿通孔１２ｂを備える。ベルト１
５は、蓋本体１２の挿通孔１２ｂを挿通するとともに、
取付基部１３をくるみ、ベルト両端部１５ａ・１５ｂ
が、蓋本体１２と取付基部１３との間で、ベルトの中間
部位１５ｃとともに、三重重ねとして縫合されている。
ても、耐久性の低下を防止できて、低コストで製造でき
るエアバッグ装置の蓋体を提供すること。 【構成】 蓋体１１は、折り畳まれたエアバッグ６を覆
う蓋本体１２と、ケース７に取り付けられる取付基部１
３と、蓋本体１２と取付基部１３とを連結する可撓性を
有した連結部１４と、を備える。連結部１４は、可撓性
を有したベルト１５から構成される。蓋本体１２は、ベ
ルト１５を挿通させる挿通孔１２ｂを備える。ベルト１
５は、蓋本体１２の挿通孔１２ｂを挿通するとともに、
取付基部１３をくるみ、ベルト両端部１５ａ・１５ｂ
が、蓋本体１２と取付基部１３との間で、ベルトの中間
部位１５ｃとともに、三重重ねとして縫合されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の助手席前方のイ
ンストルメントパネル、シート、ドア等に配設されるエ
アバッグ装置の蓋体に関する。
ンストルメントパネル、シート、ドア等に配設されるエ
アバッグ装置の蓋体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、助手席用エアバッグ装置
の蓋体１では、図１に示すものがあった。
の蓋体１では、図１に示すものがあった。
【０００３】この蓋体１は、合成樹脂製の２つの板状部
１ａ・１ｂと、板状部１ａ・１ｂに埋設されるネット１
ｃと、から構成されている。板状部１ａは、折り畳まれ
たエアバッグ６を覆う蓋本体２となり、板状部１ｂは、
エアバッグ６を収納保持するケース７に取り付けられる
取付基部３となって、さらに、板状部１ａ・１ｂの間の
ネット１ｃの部位が、蓋本体２と取付基部３とを連結す
る可撓性を有した連結部４となる。
１ａ・１ｂと、板状部１ａ・１ｂに埋設されるネット１
ｃと、から構成されている。板状部１ａは、折り畳まれ
たエアバッグ６を覆う蓋本体２となり、板状部１ｂは、
エアバッグ６を収納保持するケース７に取り付けられる
取付基部３となって、さらに、板状部１ａ・１ｂの間の
ネット１ｃの部位が、蓋本体２と取付基部３とを連結す
る可撓性を有した連結部４となる。
【０００４】この蓋体１は、エアバッグ６の膨張時、エ
アバッグ６によって押され、連結部４を中心として展開
するように、連結部４が撓みつつ、蓋本体２が開くよう
に構成されていた。
アバッグ６によって押され、連結部４を中心として展開
するように、連結部４が撓みつつ、蓋本体２が開くよう
に構成されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の蓋体１
では、蓋本体２を展開させるためのヒンジ作用を奏する
部位をネット１ｃから構成している。このネット１ｃ
は、ポリアミドやアラミド繊維をメッシュ状に織った
後、メッシュが解けず、かつ、耐熱性を付与するため
に、ウレタンコーティングして形成されていた。そのた
め、蓋体１を製造するコストを増加させていた。
では、蓋本体２を展開させるためのヒンジ作用を奏する
部位をネット１ｃから構成している。このネット１ｃ
は、ポリアミドやアラミド繊維をメッシュ状に織った
後、メッシュが解けず、かつ、耐熱性を付与するため
に、ウレタンコーティングして形成されていた。そのた
め、蓋体１を製造するコストを増加させていた。
【０００６】また、ネット１ｃを板状部１ａ・１ｂの成
形時に蓋体用成形型にセットして、成形することから、
ネット１ｃからなる連結部４に成形材料が回らないよう
にする必要が生じ、蓋体用成形型の製造にも手間がかか
ることとなっていた。
形時に蓋体用成形型にセットして、成形することから、
ネット１ｃからなる連結部４に成形材料が回らないよう
にする必要が生じ、蓋体用成形型の製造にも手間がかか
ることとなっていた。
【０００７】この対処として、蓋本体と取付基部とを別
々に成形するとともに、連結部を可撓性を有するベルト
から構成し、例えば、蓋本体にベルトを挿通させる挿通
孔を設け、その挿通孔にベルトを通し、さらに、ベルト
で取付基部をくるみ、ベルト両端部を縫合して、蓋体を
製造することが考えられる。
々に成形するとともに、連結部を可撓性を有するベルト
から構成し、例えば、蓋本体にベルトを挿通させる挿通
孔を設け、その挿通孔にベルトを通し、さらに、ベルト
で取付基部をくるみ、ベルト両端部を縫合して、蓋体を
製造することが考えられる。
【０００８】しかし、蓋本体にベルトを挿通させるとと
もに、取付基部をベルトでくるんで、ベルト両端部相互
を単に環状に縫合する場合には、ベルトが回り易く、ベ
ルトが回れば、縫合部位が蓋本体の挿通孔周縁とこすれ
て摩耗する虞れが生ずる。
もに、取付基部をベルトでくるんで、ベルト両端部相互
を単に環状に縫合する場合には、ベルトが回り易く、ベ
ルトが回れば、縫合部位が蓋本体の挿通孔周縁とこすれ
て摩耗する虞れが生ずる。
【０００９】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、ヒンジ作用をなす連結部をベルトから構成しても、
耐久性の低下を防止できて、低コストで製造できるエア
バッグ装置の蓋体を提供することを目的とする。
り、ヒンジ作用をなす連結部をベルトから構成しても、
耐久性の低下を防止できて、低コストで製造できるエア
バッグ装置の蓋体を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蓋体は、折
り畳まれたエアバッグを覆う蓋本体と、被取付部材に取
り付けられる取付基部と、前記蓋本体と前記取付基部と
を連結する可撓性を有した連結部と、を備えて構成さ
れ、前記エアバッグの膨張時、前記エアバッグによって
押され、前記連結部を中心として展開するように、前記
連結部が撓みつつ、前記蓋本体が開くエアバッグ装置の
蓋体であって、前記連結部が、可撓性を有したベルトか
ら構成されるとともに、前記蓋本体に前記ベルトを挿通
させる挿通孔が形成され、前記ベルトが、前記蓋本体の
挿通孔を挿通するとともに、前記取付基部をくるみ、前
記ベルト両端部が、前記蓋本体と前記取付基部との間
で、前記ベルトの中間部位とともに、三重重ねとして縫
合されていることを特徴とする。
り畳まれたエアバッグを覆う蓋本体と、被取付部材に取
り付けられる取付基部と、前記蓋本体と前記取付基部と
を連結する可撓性を有した連結部と、を備えて構成さ
れ、前記エアバッグの膨張時、前記エアバッグによって
押され、前記連結部を中心として展開するように、前記
連結部が撓みつつ、前記蓋本体が開くエアバッグ装置の
蓋体であって、前記連結部が、可撓性を有したベルトか
ら構成されるとともに、前記蓋本体に前記ベルトを挿通
させる挿通孔が形成され、前記ベルトが、前記蓋本体の
挿通孔を挿通するとともに、前記取付基部をくるみ、前
記ベルト両端部が、前記蓋本体と前記取付基部との間
で、前記ベルトの中間部位とともに、三重重ねとして縫
合されていることを特徴とする。
【００１１】なお、前記取付基部における前記ベルトに
くるまれる部位に、凹部を形成し、この凹部の周縁に、
前記ベルトの外れ防止用の突起を配設しても良い。
くるまれる部位に、凹部を形成し、この凹部の周縁に、
前記ベルトの外れ防止用の突起を配設しても良い。
【００１２】
【発明の作用・効果】本発明に係る蓋体では、ベルト
が、蓋本体に設けられた挿通孔を挿通するとともに、取
付基部をくるみ、ベルト両端部が、蓋本体と取付基部と
の間で、ベルトの中間部位とともに、三重重ねとして縫
合されている。
が、蓋本体に設けられた挿通孔を挿通するとともに、取
付基部をくるみ、ベルト両端部が、蓋本体と取付基部と
の間で、ベルトの中間部位とともに、三重重ねとして縫
合されている。
【００１３】すなわち、ベルトは、単純な円環状で無
く、蓋本体と取付基部との間で、中間部位と両端部との
三重重ねで縫合され、縫合部位から蓋本体側と取付基部
側とにそれぞれ１つずつの円環部位を形成した８の字形
状となるため、くるくる回る態様とならず、縫合部位が
蓋本体の挿通孔内に入ることを防止でき、縫合部位の摩
耗を防止できるため、耐久性を向上させることができ
る。
く、蓋本体と取付基部との間で、中間部位と両端部との
三重重ねで縫合され、縫合部位から蓋本体側と取付基部
側とにそれぞれ１つずつの円環部位を形成した８の字形
状となるため、くるくる回る態様とならず、縫合部位が
蓋本体の挿通孔内に入ることを防止でき、縫合部位の摩
耗を防止できるため、耐久性を向上させることができ
る。
【００１４】なお、ベルトの縫合作業は、蓋本体と取付
基部との間で重なったベルトの部位を全て縫合する態様
となるため、容易に縫合でき、蓋本体と取付基部との間
が狭くとも支障無く縫合することができる。
基部との間で重なったベルトの部位を全て縫合する態様
となるため、容易に縫合でき、蓋本体と取付基部との間
が狭くとも支障無く縫合することができる。
【００１５】また、取付基部におけるベルトにくるまれ
る部位に、凹部を形成し、この凹部の周縁に、ベルトの
外れ防止用の突起を配設した場合には、蓋体の被取付部
材への取付時に、取付基部からベルトを外れ難くするこ
とができる。
る部位に、凹部を形成し、この凹部の周縁に、ベルトの
外れ防止用の突起を配設した場合には、蓋体の被取付部
材への取付時に、取付基部からベルトを外れ難くするこ
とができる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１７】実施例の蓋体１１が使用されるエアバッグ
装置Ｍは、図２に示すように、車両の助手席前方のイン
ストルメントパネル（以下、インパネと略す）Ｐに配置
されるものであり、インパネＰの開口部Ｏに配置される
蓋体１１の他、折り畳まれた袋状のエアバッグ６と、折
り畳まれたエアバッグ６を収納するケース７と、ケース
７内に収納保持されてエアバッグ６の膨張用のガスを供
給する図示しないインフレーターと、を備えて構成され
ている。
装置Ｍは、図２に示すように、車両の助手席前方のイン
ストルメントパネル（以下、インパネと略す）Ｐに配置
されるものであり、インパネＰの開口部Ｏに配置される
蓋体１１の他、折り畳まれた袋状のエアバッグ６と、折
り畳まれたエアバッグ６を収納するケース７と、ケース
７内に収納保持されてエアバッグ６の膨張用のガスを供
給する図示しないインフレーターと、を備えて構成され
ている。
【００１８】ケース７は、板金製の有底の四角筒形状と
して、上部に、４つの側壁７ｂに囲まれて長方形形状に
開口する開口部７ａを備えている。また、側壁７ｂの一
つには、蓋体１１を取り付けるための複数のボルト８ａ
を固着させたブラケット８が固定されている。
して、上部に、４つの側壁７ｂに囲まれて長方形形状に
開口する開口部７ａを備えている。また、側壁７ｂの一
つには、蓋体１１を取り付けるための複数のボルト８ａ
を固着させたブラケット８が固定されている。
【００１９】蓋体１１は、図２・３に示すように、ケー
ス開口部７ａを覆う蓋本体１２と、ケース７に取り付け
固定される取付基部１３と、蓋本体１２と取付基部１３
とを連結する連結部１４と、を備えて構成されている。
ス開口部７ａを覆う蓋本体１２と、ケース７に取り付け
固定される取付基部１３と、蓋本体１２と取付基部１３
とを連結する連結部１４と、を備えて構成されている。
【００２０】蓋本体１２は、長方形板状に形成され、一
方の長辺側の下面中央には、長辺に沿って帯状に下方へ
突出する突片部１２ａが形成され、突片部１２ａには、
２つの挿通孔１２ｂが形成されている。これらの挿通孔
１２ｂの巾寸法は、後述するベルト１５を挿入できる寸
法に形成されている。また、蓋本体１２の他方の長辺側
の下面には、蓋本体１２が、エアバッグ６の膨張時以外
には、開かないように、インパネＰにおける開口部Ｏの
周縁の係止孔Ｈに係止される係止脚１２ｃが形成されて
いる。
方の長辺側の下面中央には、長辺に沿って帯状に下方へ
突出する突片部１２ａが形成され、突片部１２ａには、
２つの挿通孔１２ｂが形成されている。これらの挿通孔
１２ｂの巾寸法は、後述するベルト１５を挿入できる寸
法に形成されている。また、蓋本体１２の他方の長辺側
の下面には、蓋本体１２が、エアバッグ６の膨張時以外
には、開かないように、インパネＰにおける開口部Ｏの
周縁の係止孔Ｈに係止される係止脚１２ｃが形成されて
いる。
【００２１】取付基部１３は、蓋本体１２より小さい長
方形板状に形成され、３つの取付孔１３ａと、取付孔１
３ａの間の下縁側に形成される２つの凹部１３ｂと、各
凹部１３ｂの両縁で凹部１３ｂ側に張り出した突起１３
ｃと、が形成されている。取付孔１３ａは、ケース７の
ブラケット８に固着されたボルト８ａが挿入されるもの
である。凹部１３ｂの巾寸法は、後述するベルト１５の
巾寸法に対応している。また、取付基部１３には、凹部
１３ｂが形成されている部位の上方側には、表裏にわた
って、ベルト１５の厚さ寸法分くぼむ凹溝１３ｄが形成
されている。これらの凹溝１３ｄは、取付基部１３をケ
ース７のブラケット８に取り付ける際に、ブラケット８
や後述する当板１０がベルト１５と干渉しないようにす
るためである。
方形板状に形成され、３つの取付孔１３ａと、取付孔１
３ａの間の下縁側に形成される２つの凹部１３ｂと、各
凹部１３ｂの両縁で凹部１３ｂ側に張り出した突起１３
ｃと、が形成されている。取付孔１３ａは、ケース７の
ブラケット８に固着されたボルト８ａが挿入されるもの
である。凹部１３ｂの巾寸法は、後述するベルト１５の
巾寸法に対応している。また、取付基部１３には、凹部
１３ｂが形成されている部位の上方側には、表裏にわた
って、ベルト１５の厚さ寸法分くぼむ凹溝１３ｄが形成
されている。これらの凹溝１３ｄは、取付基部１３をケ
ース７のブラケット８に取り付ける際に、ブラケット８
や後述する当板１０がベルト１５と干渉しないようにす
るためである。
【００２２】これらの蓋本体１２と取付基部１３とは、
ＰＡ／ＰＰＯ、ＰＣ／ＡＢＳ、ＰＰ等の熱可塑性樹脂か
ら射出成形されて形成されている。
ＰＡ／ＰＰＯ、ＰＣ／ＡＢＳ、ＰＰ等の熱可塑性樹脂か
ら射出成形されて形成されている。
【００２３】連結部１４は、ポリエステル・ポリアミド
・アラミド繊維等の織布から形成されるベルト１５から
なり、２本のベルト１５が、それぞれ、蓋本体１２の挿
通孔１２ｂを挿通するとともに、凹部１３ｂを経て取付
基部１３をくるんでいる。そして、各ベルト１５は、両
端部１５ａ・１５ｂと中間部位１５ｃが、蓋本体１２の
突片部１２ａと取付基部１３の間で、三重重ねで、ポリ
エステル糸等の縫合糸１６によって、縫合されている。
・アラミド繊維等の織布から形成されるベルト１５から
なり、２本のベルト１５が、それぞれ、蓋本体１２の挿
通孔１２ｂを挿通するとともに、凹部１３ｂを経て取付
基部１３をくるんでいる。そして、各ベルト１５は、両
端部１５ａ・１５ｂと中間部位１５ｃが、蓋本体１２の
突片部１２ａと取付基部１３の間で、三重重ねで、ポリ
エステル糸等の縫合糸１６によって、縫合されている。
【００２４】この実施例の蓋体１１の製造は、予め、蓋
本体１２と取付基部１３とを成形しておき、２本のベル
ト１５を、それぞれ、蓋本体１２の挿通孔１２ｂに挿通
させるとともに、凹部１３ｂを利用して取付基部１３を
くるみ、縫合糸１６で縫合すれば製造することができ
る。
本体１２と取付基部１３とを成形しておき、２本のベル
ト１５を、それぞれ、蓋本体１２の挿通孔１２ｂに挿通
させるとともに、凹部１３ｂを利用して取付基部１３を
くるみ、縫合糸１６で縫合すれば製造することができ
る。
【００２５】このように製造した蓋体１１は、エアバッ
グ１と図示しないインフレーターとを保持したケース７
に対し、各ボルト８ａを取付基部１３の各取付孔１３ａ
に挿入させ、当板１０を介在させて、各ボルト８ａにナ
ット９を螺合させれば、取り付けることできる。
グ１と図示しないインフレーターとを保持したケース７
に対し、各ボルト８ａを取付基部１３の各取付孔１３ａ
に挿入させ、当板１０を介在させて、各ボルト８ａにナ
ット９を螺合させれば、取り付けることできる。
【００２６】そして、エアバッグ装置Ｍを車両に装着し
た後、図示しないインフレーターからのガスを供給され
てエアバッグ６が膨張すると、蓋体１１は、エアバッグ
６によって押され、係止脚１２ｃを係止孔Ｈから離脱さ
せ、連結部１４を中心として展開するように、連結部１
４が撓みつつ、蓋本体１２が開くこととなる。
た後、図示しないインフレーターからのガスを供給され
てエアバッグ６が膨張すると、蓋体１１は、エアバッグ
６によって押され、係止脚１２ｃを係止孔Ｈから離脱さ
せ、連結部１４を中心として展開するように、連結部１
４が撓みつつ、蓋本体１２が開くこととなる。
【００２７】以上のように、実施例の蓋体１１では、２
本のベルト１５が、単純な円環状で無く、蓋本体１２と
取付基部１３との間で、両端部１５ａ・１５ｂと中間部
位１５ｃとの三重重ねで縫合され、縫合部位１５ｄから
蓋本体１２側と取付基部１３側とにそれぞれ１つずつの
円環部位１５ｅ・１５ｆを形成した８の字形状となるた
め、くるくる回る態様とならず、縫合部位１５ｄが蓋本
体１２の挿通孔１２ｂ内に入ることを防止でき、縫合部
位１５ｄの摩耗を防止できるため、耐久性を向上させる
ことができる。
本のベルト１５が、単純な円環状で無く、蓋本体１２と
取付基部１３との間で、両端部１５ａ・１５ｂと中間部
位１５ｃとの三重重ねで縫合され、縫合部位１５ｄから
蓋本体１２側と取付基部１３側とにそれぞれ１つずつの
円環部位１５ｅ・１５ｆを形成した８の字形状となるた
め、くるくる回る態様とならず、縫合部位１５ｄが蓋本
体１２の挿通孔１２ｂ内に入ることを防止でき、縫合部
位１５ｄの摩耗を防止できるため、耐久性を向上させる
ことができる。
【００２８】ちなみに、ベルト１５を、長円形の環状と
するように、蓋本体１２の挿通孔１２ｂに挿通させると
ともに、凹部１３ｂを利用して取付基部１３をくるませ
て、単に、ベルト両端部１５ａ・１５ｂを重ねて、これ
らの両端部１５ａ・１５ｂ相互だけを縫合するように構
成すると、図６に示すように、ベルト１５がくるくる回
り易く、両端部１５ａ・１５ｂ相互の縫合部位が挿通孔
１２ｂ周縁に当たり、縫合糸１６を摩耗させてしまう虞
れが生ずる。
するように、蓋本体１２の挿通孔１２ｂに挿通させると
ともに、凹部１３ｂを利用して取付基部１３をくるませ
て、単に、ベルト両端部１５ａ・１５ｂを重ねて、これ
らの両端部１５ａ・１５ｂ相互だけを縫合するように構
成すると、図６に示すように、ベルト１５がくるくる回
り易く、両端部１５ａ・１５ｂ相互の縫合部位が挿通孔
１２ｂ周縁に当たり、縫合糸１６を摩耗させてしまう虞
れが生ずる。
【００２９】また、実施例の場合のベルト１５の縫合作
業は、蓋本体１２と取付基部１３との間で重なったベル
ト１５の部位１５ａ・１５ｂ・１５ｃを全て縫合する態
様となるため、容易に縫合でき、蓋本体１２と取付基部
１３との間が狭くとも支障無く縫合することができる。
ちなみに、図６に示すように、ベルト１５を円環状に縫
合する場合には、中間部位１５ｃが邪魔となって、工業
用ミシンの支持アームを、両端１５ａ・１５ｂを重ねた
部位の内側に挿入できなくなり、縫合不能としてしま
う。
業は、蓋本体１２と取付基部１３との間で重なったベル
ト１５の部位１５ａ・１５ｂ・１５ｃを全て縫合する態
様となるため、容易に縫合でき、蓋本体１２と取付基部
１３との間が狭くとも支障無く縫合することができる。
ちなみに、図６に示すように、ベルト１５を円環状に縫
合する場合には、中間部位１５ｃが邪魔となって、工業
用ミシンの支持アームを、両端１５ａ・１５ｂを重ねた
部位の内側に挿入できなくなり、縫合不能としてしま
う。
【００３０】また、実施例のように、取付基部１３にお
けるベルト１５にくるまれる部位に、凹部１３ｂを形成
し、この凹部１３ｂの両縁に、ベルト１５の外れ防止用
の突起１３ｃを配設した場合には、蓋体１１のケース７
への取付時に、取付基部１３からベルト１５を外れ難く
することができる。
けるベルト１５にくるまれる部位に、凹部１３ｂを形成
し、この凹部１３ｂの両縁に、ベルト１５の外れ防止用
の突起１３ｃを配設した場合には、蓋体１１のケース７
への取付時に、取付基部１３からベルト１５を外れ難く
することができる。
【００３１】さらに、実施例では、取付基部１３のベル
ト１５をかける凹部１３ｂとして、端部側を開口させた
形状のものを示したが、図４に示すように、蓋本体１２
の挿通孔１２ｂのような、穴状の凹部１３ｂとしても良
い。ちなみに、実施例のように、凹部１３ｂの一部に開
口部位が形成されている場合には、ベルト１５で取付基
部１３をくるむ作業が、図４に示す穴状の凹部１３ｂを
通す場合より、行ない易くなる。
ト１５をかける凹部１３ｂとして、端部側を開口させた
形状のものを示したが、図４に示すように、蓋本体１２
の挿通孔１２ｂのような、穴状の凹部１３ｂとしても良
い。ちなみに、実施例のように、凹部１３ｂの一部に開
口部位が形成されている場合には、ベルト１５で取付基
部１３をくるむ作業が、図４に示す穴状の凹部１３ｂを
通す場合より、行ない易くなる。
【００３２】さらにまた、実施例では、ベルト１５の縫
合態様として、中間部位１５ｃの片側に両端部１５ａ・
１５ｂを重ねた態様としたが、図５に示すように、中間
部位１５ｃの表裏に、それぞれ端部１５ａ・１５ｂを重
ねるようにしても良い。
合態様として、中間部位１５ｃの片側に両端部１５ａ・
１５ｂを重ねた態様としたが、図５に示すように、中間
部位１５ｃの表裏に、それぞれ端部１５ａ・１５ｂを重
ねるようにしても良い。
【００３３】さらに、実施例では、蓋体１１の取付基部
１３を、エアバッグ６を収納したケース７に取り付ける
場合を示したが、取付基部１３は、インパネＰの開口部
Ｏ周縁の部位に取り付けるようにしても良い。
１３を、エアバッグ６を収納したケース７に取り付ける
場合を示したが、取付基部１３は、インパネＰの開口部
Ｏ周縁の部位に取り付けるようにしても良い。
【図１】従来例を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施例の蓋体が使用されるエアバッ
グ装置の断面図である。
グ装置の断面図である。
【図３】同実施例の蓋体の斜視図である。
【図４】他の実施例を示す蓋体の断面図である。
【図５】さらに他の実施例を示す蓋体の斜視図である。
【図６】比較例を示す断面図である。
１・１１…蓋体、 ２・１２…蓋本体、 ３・１３…取付基部、 ４・１４…連結部、 ６…エアバッグ、 ７…（被取付部材）ケース、 １２ｂ…挿通孔、 １３ｂ…凹部、 １３ｃ…突起、 １５…ベルト、 １５ａ・１５ｂ…端部、 １５ｃ…中間部位、 １６…縫合糸、 Ｍ…エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 雄治 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 一丸 和己 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 折り畳まれたエアバッグを覆う蓋本体
と、被取付部材に取り付けられる取付基部と、前記蓋本
体と前記取付基部とを連結する可撓性を有した連結部
と、を備えて構成され、 前記エアバッグの膨張時、前記エアバッグによって押さ
れ、前記連結部を中心として展開するように、前記連結
部が撓みつつ、前記蓋本体が開くエアバッグ装置の蓋体
であって、 前記連結部が、可撓性を有したベルトから構成されると
ともに、 前記蓋本体に前記ベルトを挿通させる挿通孔が形成さ
れ、 前記ベルトが、前記蓋本体の挿通孔を挿通するととも
に、前記取付基部をくるみ、前記ベルト両端部が、前記
蓋本体と前記取付基部との間で、前記ベルトの中間部位
とともに、三重重ねとして縫合されていることを特徴と
するエアバッグ装置の蓋体。 - 【請求項２】 前記取付基部における前記ベルトにくる
まれる部位に、凹部が形成され、 該凹部の周縁に、前記ベルトの外れ防止用の突起が配設
されていることを特徴とする請求項１記載のエアバッグ
装置の蓋体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6086160A JPH07291070A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | エアバッグ装置の蓋体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6086160A JPH07291070A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | エアバッグ装置の蓋体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07291070A true JPH07291070A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13878998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6086160A Pending JPH07291070A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | エアバッグ装置の蓋体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07291070A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012133009A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
| WO2012133010A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
| WO2012160885A1 (ja) * | 2011-05-25 | 2012-11-29 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
| WO2013114984A1 (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-08 | タカタ株式会社 | エアバッグ装置 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP6086160A patent/JPH07291070A/ja active Pending
Cited By (12)
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