JPH07290728A - ドットインパクト式印字ヘッド - Google Patents
ドットインパクト式印字ヘッドInfo
- Publication number
- JPH07290728A JPH07290728A JP8814094A JP8814094A JPH07290728A JP H07290728 A JPH07290728 A JP H07290728A JP 8814094 A JP8814094 A JP 8814094A JP 8814094 A JP8814094 A JP 8814094A JP H07290728 A JPH07290728 A JP H07290728A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- twisted
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- armature
- yoke
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字時におけるアーマチュア及び板ばねのオ
ーバーベンディング(余分な撓み)により発生する印字
ワイヤ戻りの遅れを無くし、簡単かつ低コストな構造に
て、高速印字をはかる。 【構成】印字ワイヤ5駆動用のアーマチュア4を支持し
かつ櫛歯状部の付け根に穴1cを明けた左右にねじれ部
1a,1bを有するねじれ板ばね1と、ねじれ部1a,
1bの支点となる突起部2a,3aを有するスペーサ
2,3をねじれ板ばね1の両側からはさみ込む形で設
け、これら3枚はいずれもプレス成形で簡単に加工可能
とする。電磁コイル8への通電によりアーマチュア4の
吸引面6aからの開放に伴い、ねじれ板ばね1のねじれ
力が発揮されて印字ワイヤ5の印字動作を行うため、従
来のこどき板ばねのオーバーベンディング(余分な撓
み)に伴うワイヤ戻りの遅れが発生せず、低コストにて
高速印字ができる。
ーバーベンディング(余分な撓み)により発生する印字
ワイヤ戻りの遅れを無くし、簡単かつ低コストな構造に
て、高速印字をはかる。 【構成】印字ワイヤ5駆動用のアーマチュア4を支持し
かつ櫛歯状部の付け根に穴1cを明けた左右にねじれ部
1a,1bを有するねじれ板ばね1と、ねじれ部1a,
1bの支点となる突起部2a,3aを有するスペーサ
2,3をねじれ板ばね1の両側からはさみ込む形で設
け、これら3枚はいずれもプレス成形で簡単に加工可能
とする。電磁コイル8への通電によりアーマチュア4の
吸引面6aからの開放に伴い、ねじれ板ばね1のねじれ
力が発揮されて印字ワイヤ5の印字動作を行うため、従
来のこどき板ばねのオーバーベンディング(余分な撓
み)に伴うワイヤ戻りの遅れが発生せず、低コストにて
高速印字ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の印字ワイヤを選
択的に駆動して記録媒体に印字を行うドットインパクト
式印字ヘッドに関する。
択的に駆動して記録媒体に印字を行うドットインパクト
式印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印字ヘッドは、図3に示
すように構成されている。図3において、前面(図にお
ける左側)が箱状又は筒状に形成されたヘッドフレーム
9があり、このヘッドフレーム9内に複数の印字ワイヤ
5が配置されている。この印字ワイヤ5の先端部分は、
ヘッドフレーム9の先端に設けられたガイド10によっ
て案内されると共に支持されている。また印字ワイヤ5
は後述するように構成された磁気回路からなる駆動装置
によって駆動されるように構成されている。
すように構成されている。図3において、前面(図にお
ける左側)が箱状又は筒状に形成されたヘッドフレーム
9があり、このヘッドフレーム9内に複数の印字ワイヤ
5が配置されている。この印字ワイヤ5の先端部分は、
ヘッドフレーム9の先端に設けられたガイド10によっ
て案内されると共に支持されている。また印字ワイヤ5
は後述するように構成された磁気回路からなる駆動装置
によって駆動されるように構成されている。
【0003】印字ワイヤ5を駆動するための磁気回路
は、ヘッドフレーム9の後面(図における右側)に連接
して設けられた内歯状でかつ円板状の板ばね21と、個
々の印字ワイヤ5に対応して設けられ、かつ板ばね21
に固定されたアーマチュア4と、これ等のアーマチュア
4と対向するコア部に吸引面6aを有するヨーク6と、
ヨーク6のコア部に装着された円環状の電磁コイル8
と、ヨーク6の外周部端面に連接して設けられた永久磁
石7と、板ばね21と永久磁石7との間に配設された円
環状のリングヨーク6bとによって構成されている。ま
た、アーマチュア4にはアーム11が固定されており、
このアーム11に印字ワイヤ5の基端部が固定されてい
る。
は、ヘッドフレーム9の後面(図における右側)に連接
して設けられた内歯状でかつ円板状の板ばね21と、個
々の印字ワイヤ5に対応して設けられ、かつ板ばね21
に固定されたアーマチュア4と、これ等のアーマチュア
4と対向するコア部に吸引面6aを有するヨーク6と、
ヨーク6のコア部に装着された円環状の電磁コイル8
と、ヨーク6の外周部端面に連接して設けられた永久磁
石7と、板ばね21と永久磁石7との間に配設された円
環状のリングヨーク6bとによって構成されている。ま
た、アーマチュア4にはアーム11が固定されており、
このアーム11に印字ワイヤ5の基端部が固定されてい
る。
【0004】上述の如く構成された印字ヘッドにおい
て、非印字時には、アーマチュア4は永久磁石7の吸引
力によってヨーク6の吸引面6aに吸引されており、こ
れにより板ばね21は撓んだ状態で保持される。この状
態で電磁コイル8に電流を印加すると、吸引面6aには
永久磁石7による磁束と逆方向の磁束が発生し、これ等
の磁束が互いに相殺されて吸引面6aの吸引力が消失す
る。このためアーマチュア4に固定された印字ワイヤ5
が、ガイド10に案内されてヘッドフレーム9の先端か
ら突出する。そして、印字ワイヤ5はインクリボン14
および記録媒体となる印字用紙13を介してプラテン1
2に衝突し、このときインクリボン14に塗布されたイ
ンクが印字用紙13に転写されることで印字動作が行わ
れる。印字動作が終了した時、電磁コイル8に印加した
電流を遮断すると、アーマチュア4は再び永久磁石7の
磁束によってヨーク6の吸引面6aに吸引されて復帰動
作を行う。上述したようなアーマチュア4の吸引面6a
からの開放動作および吸引動作によって、一連の印字動
作が終了する。
て、非印字時には、アーマチュア4は永久磁石7の吸引
力によってヨーク6の吸引面6aに吸引されており、こ
れにより板ばね21は撓んだ状態で保持される。この状
態で電磁コイル8に電流を印加すると、吸引面6aには
永久磁石7による磁束と逆方向の磁束が発生し、これ等
の磁束が互いに相殺されて吸引面6aの吸引力が消失す
る。このためアーマチュア4に固定された印字ワイヤ5
が、ガイド10に案内されてヘッドフレーム9の先端か
ら突出する。そして、印字ワイヤ5はインクリボン14
および記録媒体となる印字用紙13を介してプラテン1
2に衝突し、このときインクリボン14に塗布されたイ
ンクが印字用紙13に転写されることで印字動作が行わ
れる。印字動作が終了した時、電磁コイル8に印加した
電流を遮断すると、アーマチュア4は再び永久磁石7の
磁束によってヨーク6の吸引面6aに吸引されて復帰動
作を行う。上述したようなアーマチュア4の吸引面6a
からの開放動作および吸引動作によって、一連の印字動
作が終了する。
【0005】近年、印字ヘッドに対し、印字の高品質化
および高速化が要求されており、この要求に対応するた
めに種々の提案がなされている。
および高速化が要求されており、この要求に対応するた
めに種々の提案がなされている。
【0006】これらの提案には、たとえば印字ワイヤ5
の移動ストロークを長くし、印字圧力(インパクト力)
を高めることで印字の高品質化をはかる方法、或いは板
ばね21の剛性を上げて、または十字ピンを用いたり、
アーマチュア4に打込んだ円筒状ピンのねじりを用いて
板ばね21の戻りを促進し、高速化をはかる方法、或い
はトーションバー部と板ばね部両方を一体構成した板ば
ねにアーマチュアを溶接して、トーションバー部のねじ
りと板ばねの撓みを用いて高次振動を抑える方法(特開
昭62−236761号公報)等がある。
の移動ストロークを長くし、印字圧力(インパクト力)
を高めることで印字の高品質化をはかる方法、或いは板
ばね21の剛性を上げて、または十字ピンを用いたり、
アーマチュア4に打込んだ円筒状ピンのねじりを用いて
板ばね21の戻りを促進し、高速化をはかる方法、或い
はトーションバー部と板ばね部両方を一体構成した板ば
ねにアーマチュアを溶接して、トーションバー部のねじ
りと板ばねの撓みを用いて高次振動を抑える方法(特開
昭62−236761号公報)等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図3に示す従来の印字ヘッドでは、印字時におけるア
ーマチュア4および板ばね21の慣性力による板ばね2
1のオーバーベンディング(余分な撓み)により、印字
ワイヤ5の戻りの遅れが発生し、その分、印字速度が遅
くなるという問題があった。
た図3に示す従来の印字ヘッドでは、印字時におけるア
ーマチュア4および板ばね21の慣性力による板ばね2
1のオーバーベンディング(余分な撓み)により、印字
ワイヤ5の戻りの遅れが発生し、その分、印字速度が遅
くなるという問題があった。
【0008】また、十字ピンを用いたり、アーマチュア
に打込んだ円筒状ピンのねじりを用いる方法、またはト
ーションバー部と板ばね部両方を一体構成した板ばねの
撓みを用いて高次振動を抑える方法では、形状が複雑に
なり、製造コストが高くなるという問題があった。
に打込んだ円筒状ピンのねじりを用いる方法、またはト
ーションバー部と板ばね部両方を一体構成した板ばねの
撓みを用いて高次振動を抑える方法では、形状が複雑に
なり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記従来の欠点を除去
し、簡単かつ低コストな構造で印字の高速化をはかった
ドットインパクト式印字ヘッドを提供することにある。
し、簡単かつ低コストな構造で印字の高速化をはかった
ドットインパクト式印字ヘッドを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性部材と、
この弾性部材に支持された印字ワイヤ駆動用の複数のア
ーマチュアと、このアーマチュアと対向した吸引面を有
するヨークと、このヨークに取付けた永久磁石および電
磁石とからなる円筒状の磁気回路を有し、前記永久磁石
により前記アーマチュアを吸引すると共に前記電磁石へ
の通電により前記アーマチュアを前記吸引面から開放さ
せるように構成した印字ワイヤを用いたドットインパク
ト式印字ヘッドにおいて、前記弾性部材が板状をなし且
つ櫛歯状部の付け根部にそれぞれ明けた穴の左右に細い
ねじれ部を前記櫛歯状部の数だけ有するねじれ板ばねと
なっており、このねじれ板ばねの両側からはさみ込む形
で前記ねじれ板ばねの前記ねじれ部の支点となるごとく
前記櫛歯状部の数だけ突起部を有したスペーサを配置し
てなる。
この弾性部材に支持された印字ワイヤ駆動用の複数のア
ーマチュアと、このアーマチュアと対向した吸引面を有
するヨークと、このヨークに取付けた永久磁石および電
磁石とからなる円筒状の磁気回路を有し、前記永久磁石
により前記アーマチュアを吸引すると共に前記電磁石へ
の通電により前記アーマチュアを前記吸引面から開放さ
せるように構成した印字ワイヤを用いたドットインパク
ト式印字ヘッドにおいて、前記弾性部材が板状をなし且
つ櫛歯状部の付け根部にそれぞれ明けた穴の左右に細い
ねじれ部を前記櫛歯状部の数だけ有するねじれ板ばねと
なっており、このねじれ板ばねの両側からはさみ込む形
で前記ねじれ板ばねの前記ねじれ部の支点となるごとく
前記櫛歯状部の数だけ突起部を有したスペーサを配置し
てなる。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0012】図1は本発明の一実施例のドットインパク
ト式印字ヘッド及びその周辺を示す断面図、図2(a)
は図1のA部拡大図であり、図2(b)は同図(a)の
矢視B図である。
ト式印字ヘッド及びその周辺を示す断面図、図2(a)
は図1のA部拡大図であり、図2(b)は同図(a)の
矢視B図である。
【0013】本実施例のドットインパクト式印字ヘッド
(以下、印字ヘッドと称す)には、複数の印字ワイヤ5
が配設されており、それぞれの印字ワイヤ5に対応した
磁気回路が構成されている。そして印字情報に応じて所
定の磁気回路に選択的に通電して印字ワイヤ5を駆動す
ることによって、印字を実施し得るように構成してい
る。
(以下、印字ヘッドと称す)には、複数の印字ワイヤ5
が配設されており、それぞれの印字ワイヤ5に対応した
磁気回路が構成されている。そして印字情報に応じて所
定の磁気回路に選択的に通電して印字ワイヤ5を駆動す
ることによって、印字を実施し得るように構成してい
る。
【0014】ヘッドフレーム9の先端に設けられたガイ
ド10によって案内されると共に支持される印字ワイヤ
5は、基本的には従来の技術で説明したのと同様な磁気
回路からなる駆動装置によって駆動されるように構成さ
れる。
ド10によって案内されると共に支持される印字ワイヤ
5は、基本的には従来の技術で説明したのと同様な磁気
回路からなる駆動装置によって駆動されるように構成さ
れる。
【0015】そして本実施例における磁気回路では、ヘ
ッドフレーム9の後面に、内櫛歯円板状で、かつ櫛歯状
部の付け根部にそれぞれ穴1cを明ける事により左右に
細いねじれ部1a,1bを櫛歯状部の数だけ有するねじ
れ板ばね1と、そのねじれ板ばね1を両側からはさみ込
む形でねじれ板ばね1のねじれ部1a,1bの支点とな
る様に、櫛歯状部の数だけ突起部2a,3aを有したス
ペーサ2,3と、ねじれ板ばね1に固定されたアーマチ
ュア4と、このアーマチュア4に対向して配置される中
央のコア部に吸引面6aを有するヨーク6と、このヨー
ク6に装着された電磁コイル8と、ヨーク6の外周部端
面に連接して設けられた永久磁石7と、スペーサ2と永
久磁石7との間に配置されたリングヨーク6bと、ヘッ
ドフレーム9とを具備して構成されている。印字ワイヤ
5は、アーム11を介して磁気回路内のアーマチュア4
に接合されている。
ッドフレーム9の後面に、内櫛歯円板状で、かつ櫛歯状
部の付け根部にそれぞれ穴1cを明ける事により左右に
細いねじれ部1a,1bを櫛歯状部の数だけ有するねじ
れ板ばね1と、そのねじれ板ばね1を両側からはさみ込
む形でねじれ板ばね1のねじれ部1a,1bの支点とな
る様に、櫛歯状部の数だけ突起部2a,3aを有したス
ペーサ2,3と、ねじれ板ばね1に固定されたアーマチ
ュア4と、このアーマチュア4に対向して配置される中
央のコア部に吸引面6aを有するヨーク6と、このヨー
ク6に装着された電磁コイル8と、ヨーク6の外周部端
面に連接して設けられた永久磁石7と、スペーサ2と永
久磁石7との間に配置されたリングヨーク6bと、ヘッ
ドフレーム9とを具備して構成されている。印字ワイヤ
5は、アーム11を介して磁気回路内のアーマチュア4
に接合されている。
【0016】次に、このような構成の本実施例の印字ヘ
ッドの動作について説明する。
ッドの動作について説明する。
【0017】図1は印字動作に入る以前の状態を示して
おり、図2(a)はその時のA部の拡大を示し、図2
(b)は矢視Bを示している。非印字時には、電磁コイ
ル8に電流は印加されず、従ってアーマチュア4は永久
磁石7の吸引力によってヨーク6の吸引面6aに吸着さ
れ、ねじれ板ばね1は、スペーサ2,3の突起部2a,
3aによってはさまれている部分を支点として、ねじれ
部1a,1bがヨーク側にねじれている。この状態から
電磁コイル8に電流が印加されると、永久磁石7による
磁束と電磁コイル8による逆方向の磁束とが相殺され、
アーマチュア4はねじれ板ばね1のねじれ部1a,1b
のねじれが元に戻ろうとする付勢力により、吸引面6a
から開放される。そして、この開放動作により印字ワイ
ヤ5がヘッドフレーム9から突出し、インクリボン14
および記録媒体となる印字用紙13を介してプラテン1
2と衝突し、これにより、インクリボン14に塗布され
たインクが印字用紙13に転写されて所定の印字が行わ
れる。
おり、図2(a)はその時のA部の拡大を示し、図2
(b)は矢視Bを示している。非印字時には、電磁コイ
ル8に電流は印加されず、従ってアーマチュア4は永久
磁石7の吸引力によってヨーク6の吸引面6aに吸着さ
れ、ねじれ板ばね1は、スペーサ2,3の突起部2a,
3aによってはさまれている部分を支点として、ねじれ
部1a,1bがヨーク側にねじれている。この状態から
電磁コイル8に電流が印加されると、永久磁石7による
磁束と電磁コイル8による逆方向の磁束とが相殺され、
アーマチュア4はねじれ板ばね1のねじれ部1a,1b
のねじれが元に戻ろうとする付勢力により、吸引面6a
から開放される。そして、この開放動作により印字ワイ
ヤ5がヘッドフレーム9から突出し、インクリボン14
および記録媒体となる印字用紙13を介してプラテン1
2と衝突し、これにより、インクリボン14に塗布され
たインクが印字用紙13に転写されて所定の印字が行わ
れる。
【0018】印字ワイヤ5が印字用紙13に到達した直
後、電磁コイル8に印加された電流が遮断されると、ア
ーマチュア4は回復した永久磁石7の吸引力により速や
かにヨーク6の吸引面6aに吸着され、それによりねじ
れ板ばね1は、スペーサ2,3の突起部2a,3aによ
ってはさまれている部分を支点として、ねじれ部1a,
1bが再びヨーク側にねじれる。これで一連の印字動作
が終了する。
後、電磁コイル8に印加された電流が遮断されると、ア
ーマチュア4は回復した永久磁石7の吸引力により速や
かにヨーク6の吸引面6aに吸着され、それによりねじ
れ板ばね1は、スペーサ2,3の突起部2a,3aによ
ってはさまれている部分を支点として、ねじれ部1a,
1bが再びヨーク側にねじれる。これで一連の印字動作
が終了する。
【0019】本実施例の印字ヘッドでは、ねじれ板ばね
1のねじれ部1a,1bのねじれの力を利用して印字動
作を行うため、従来のごとき板ばね使用時におけるアー
マチュアおよび板ばねの慣性力による板ばねのオーバー
ベンディング(余分な撓み)によるワイヤ戻りの遅れは
発生せず、印字速度が遅くなることはなくなり、その
分、高速印字が可能となる。また、ねじれ板ばね1は、
プレス成形にて簡単に製造できるため、従来の板ばね使
用と同等の製造コストで高速印字が可能となる。
1のねじれ部1a,1bのねじれの力を利用して印字動
作を行うため、従来のごとき板ばね使用時におけるアー
マチュアおよび板ばねの慣性力による板ばねのオーバー
ベンディング(余分な撓み)によるワイヤ戻りの遅れは
発生せず、印字速度が遅くなることはなくなり、その
分、高速印字が可能となる。また、ねじれ板ばね1は、
プレス成形にて簡単に製造できるため、従来の板ばね使
用と同等の製造コストで高速印字が可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印字ヘッド
は、板ばねの代わりに櫛歯状部の付け根部に穴を明けて
左右に細いねじれ部を櫛歯状部の数だけ有するねじれ板
ばねと、そのねじれ板ばねを両側からはさみ込む形でね
じれ板ばねのねじれ部の支点となる様に櫛歯状部の数だ
け突起部を有したスペーサとを配置した構成とすること
により、ねじれ板ばねのねじれの力を利用して印字動作
を行うため、従来の板ばね使用時におけるアーマチュア
および板ばねの慣性力による板ばねのオーバーベンディ
ングに起因するワイヤ戻りの遅れが発生せず、また簡単
かつ低コストな構造にて、高速印字できるという効果を
有する。
は、板ばねの代わりに櫛歯状部の付け根部に穴を明けて
左右に細いねじれ部を櫛歯状部の数だけ有するねじれ板
ばねと、そのねじれ板ばねを両側からはさみ込む形でね
じれ板ばねのねじれ部の支点となる様に櫛歯状部の数だ
け突起部を有したスペーサとを配置した構成とすること
により、ねじれ板ばねのねじれの力を利用して印字動作
を行うため、従来の板ばね使用時におけるアーマチュア
および板ばねの慣性力による板ばねのオーバーベンディ
ングに起因するワイヤ戻りの遅れが発生せず、また簡単
かつ低コストな構造にて、高速印字できるという効果を
有する。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示し、(a)は図1
のA部拡大図、(b)は同図(a)の矢視B図である。
のA部拡大図、(b)は同図(a)の矢視B図である。
【図3】従来のドットインパクト式印字ヘッドの一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 ねじれ板ばね 1a,1b ねじれ部 1c 穴 2,3 スペーサ 2a,3a 突起部 4 アーマチュア 5 印字ワイヤ 6 ヨーク 6a 吸引面 6b リングヨーク 7 永久磁石 8 電磁コイル 9 ヘッドフレーム 10 ガイド 11 アーム 12 プラテン 13 印字用紙 14 インクリボン 21 板ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性部材と、この弾性部材に支持された
印字ワイヤ駆動用の複数のアーマチュアと、このアーマ
チュと対向した吸引面を有するヨークと、このヨークに
取付けた永久磁石および電磁石とからなる円環状の磁気
回路を有し、前記永久磁石により前記アーマチュアを吸
引すると共に前記電磁石への通電により前記アーマチュ
アを前記吸引面から開放させるように構成した印字ワイ
ヤを用いたドットインパクト式印字ヘッドにおいて、前
記弾性部材が板状をなし且つ櫛歯状部の付け根部にそれ
ぞれ明けた穴の左右に細いねじれ部を前記櫛歯状部の数
だけ有するねじれ板ばねとなっており、このねじれ板ば
ねの両側からはさみ込む形で前記ねじれ板ばねの前記ね
じれ部の支点となるごとく前記櫛歯状部の数だけ突起部
を有したスペーサを配置したことを特徴とするドットイ
ンパクト式印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8814094A JPH07290728A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ドットインパクト式印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8814094A JPH07290728A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ドットインパクト式印字ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290728A true JPH07290728A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13934637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8814094A Pending JPH07290728A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ドットインパクト式印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290728A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236761A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-16 | Brother Ind Ltd | 印字ヘツド |
JPH03293160A (ja) * | 1990-04-11 | 1991-12-24 | Brother Ind Ltd | 印字ヘッド及びその組み付け方法 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP8814094A patent/JPH07290728A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236761A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-16 | Brother Ind Ltd | 印字ヘツド |
JPH03293160A (ja) * | 1990-04-11 | 1991-12-24 | Brother Ind Ltd | 印字ヘッド及びその組み付け方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970415 |