JP2781700B2 - ワイヤドット式印字ヘッド - Google Patents
ワイヤドット式印字ヘッドInfo
- Publication number
- JP2781700B2 JP2781700B2 JP11297992A JP11297992A JP2781700B2 JP 2781700 B2 JP2781700 B2 JP 2781700B2 JP 11297992 A JP11297992 A JP 11297992A JP 11297992 A JP11297992 A JP 11297992A JP 2781700 B2 JP2781700 B2 JP 2781700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- print head
- magnetic flux
- magnetic
- wire dot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はドットマトリクスにより
文字を形成し印字を行うクラッパ型のワイヤドット式印
字ヘッドに関する。
文字を形成し印字を行うクラッパ型のワイヤドット式印
字ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のクラッパ型ワイヤドット
式印字ヘッドは、図３に示すように、隣接するアーマチ
ュア５間すべてに磁性材から成る側磁アーム１３を有し
ていた。
式印字ヘッドは、図３に示すように、隣接するアーマチ
ュア５間すべてに磁性材から成る側磁アーム１３を有し
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクラッ
パ型のワイヤドット式印字ヘッドは、アーマチュアを通
過する磁束の向きが２個づつ交互に逆転するようにして
あり、隣接するすべてのアーマチュア間に側磁アームを
有していた。図４はハーフタイミング駆動時の磁束波形
を示すもので、同図の点線が従来の印字ヘッドを駆動ワ
イヤに対し逆方向の磁束が流れるワイヤをハーフのタイ
ミングで駆動させた場合の動作状態である。このように
従来、駆動アーマチュアに対し、逆向きの磁束が流れる
アーマチュアをハーフのタイミングで駆動させると、減
少していた磁束が磁気干渉の影響を受けて急激に増加
し、アーマチュアの戻りを悪化させるという問題を生じ
ていた。
パ型のワイヤドット式印字ヘッドは、アーマチュアを通
過する磁束の向きが２個づつ交互に逆転するようにして
あり、隣接するすべてのアーマチュア間に側磁アームを
有していた。図４はハーフタイミング駆動時の磁束波形
を示すもので、同図の点線が従来の印字ヘッドを駆動ワ
イヤに対し逆方向の磁束が流れるワイヤをハーフのタイ
ミングで駆動させた場合の動作状態である。このように
従来、駆動アーマチュアに対し、逆向きの磁束が流れる
アーマチュアをハーフのタイミングで駆動させると、減
少していた磁束が磁気干渉の影響を受けて急激に増加
し、アーマチュアの戻りを悪化させるという問題を生じ
ていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はアーマチュア，
ヨークそしてリングヨークにより磁路を形成し、インナ
ーヨークに巻かれたコイルにより発生する起磁力の向き
が２個づつ交互に逆転するクラッパ型のワイヤドット式
印字ヘッドにおいて、磁束の向きが同方向で且つ隣接す
るアーマチュア間には磁性材より成る側磁アームを有
し、隣接していても磁束の向きが逆転するアーマチュア
間には前記側磁アームを有しないように構成されてい
る。
ヨークそしてリングヨークにより磁路を形成し、インナ
ーヨークに巻かれたコイルにより発生する起磁力の向き
が２個づつ交互に逆転するクラッパ型のワイヤドット式
印字ヘッドにおいて、磁束の向きが同方向で且つ隣接す
るアーマチュア間には磁性材より成る側磁アームを有
し、隣接していても磁束の向きが逆転するアーマチュア
間には前記側磁アームを有しないように構成されてい
る。
【０００５】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例の側磁アームとアーマチュ
アの関係を示す平面図、図２は本発明の一実施例の構成
を示す断面図である。
る。図１は本発明の一実施例の側磁アームとアーマチュ
アの関係を示す平面図、図２は本発明の一実施例の構成
を示す断面図である。
【０００６】本実施例において、インナーヨーク１の周
りにはコイル２が組み込まれており、アウターヨーク３
の上にはリングヨーク４が、リングヨーク４の上にはア
ーマチュア５とアーマチュア５を保持するアーマチュア
サポート６がそれぞれ設けられている。アーマチュア５
を通過する磁束の向きは、２個ずつ交互に逆転する。磁
束の向きが同方向で且つ隣接するアーマチュア５間に
は、磁性材から成る側磁アーム１３が設けられており、
隣接してはいるが磁束の向きが逆転するアーマチュア５
間には側磁アーム１３は設けられていない。アーマチュ
アサポート６には、アーマチュア５の復帰の手助けをす
るリターンスプリング７が組み込まれている。アーマチ
ュア５の先端にはプリントワイヤ８が固定されており、
アーマチュア５の支点上部には、正規位置より中心によ
っているアーマチュア５を正規の位置まで戻すサポート
ゴム９がある。更にその上にリヤカバー１０があり、サ
ポートゴム９をアーマチュア５側へ押しつけることによ
り、アーマチュア５を正規の位置に保持する。またヘッ
ドフレーム１１の鼻部には、プリントワイヤ８を所定マ
トリックス状に配置する為のガイド１２が収納されてい
る。
りにはコイル２が組み込まれており、アウターヨーク３
の上にはリングヨーク４が、リングヨーク４の上にはア
ーマチュア５とアーマチュア５を保持するアーマチュア
サポート６がそれぞれ設けられている。アーマチュア５
を通過する磁束の向きは、２個ずつ交互に逆転する。磁
束の向きが同方向で且つ隣接するアーマチュア５間に
は、磁性材から成る側磁アーム１３が設けられており、
隣接してはいるが磁束の向きが逆転するアーマチュア５
間には側磁アーム１３は設けられていない。アーマチュ
アサポート６には、アーマチュア５の復帰の手助けをす
るリターンスプリング７が組み込まれている。アーマチ
ュア５の先端にはプリントワイヤ８が固定されており、
アーマチュア５の支点上部には、正規位置より中心によ
っているアーマチュア５を正規の位置まで戻すサポート
ゴム９がある。更にその上にリヤカバー１０があり、サ
ポートゴム９をアーマチュア５側へ押しつけることによ
り、アーマチュア５を正規の位置に保持する。またヘッ
ドフレーム１１の鼻部には、プリントワイヤ８を所定マ
トリックス状に配置する為のガイド１２が収納されてい
る。
【０００７】図４（ａ）はハーフタイミングの説明図で
あり、図４（ｂ）は磁束波形を示す図である。実線が駆
動ワイヤに対し他ピンのハーフタイミング駆動がない場
合で、点線が従来の印字ヘッドを駆動ワイヤに対し逆方
向の磁束が流れるワイヤをハーフのタイミングで駆動さ
せた場合である。
あり、図４（ｂ）は磁束波形を示す図である。実線が駆
動ワイヤに対し他ピンのハーフタイミング駆動がない場
合で、点線が従来の印字ヘッドを駆動ワイヤに対し逆方
向の磁束が流れるワイヤをハーフのタイミングで駆動さ
せた場合である。
【０００８】次に、本実施例の印字ヘッド全体の動作に
ついて説明する。アーマチュア５はリターンスプリング
７の復帰力により、リヤカバー１０に押しつけられた状
態で静止している。コイル２に通電すると、アーマチュ
ア５はインナーヨーク１の吸引面側に引きつけられ、、
マトリックス状に整列しているプリントワイヤ８の先端
で印字する。本実施例の印字ヘッドは、アーマチュア５
を通過する磁束の向きが同方向のアーマチュア５間にの
み側磁アーム１３を有し、磁束の向きが逆転するアーマ
チュア５間には側磁アーム１３を有していない為、駆動
ワイヤに対し、他のワイヤをハーフのタイミングで駆動
させても、従来の印字ヘッドで生じていたように減少し
ている磁束が他のワイヤからの磁束の回り込みによって
急激に増加するという現象が緩和でき、図４（ｂ）に示
すように磁束の減少をスムーズにし、プリントワイヤ８
の動作を安定させることができる。
ついて説明する。アーマチュア５はリターンスプリング
７の復帰力により、リヤカバー１０に押しつけられた状
態で静止している。コイル２に通電すると、アーマチュ
ア５はインナーヨーク１の吸引面側に引きつけられ、、
マトリックス状に整列しているプリントワイヤ８の先端
で印字する。本実施例の印字ヘッドは、アーマチュア５
を通過する磁束の向きが同方向のアーマチュア５間にの
み側磁アーム１３を有し、磁束の向きが逆転するアーマ
チュア５間には側磁アーム１３を有していない為、駆動
ワイヤに対し、他のワイヤをハーフのタイミングで駆動
させても、従来の印字ヘッドで生じていたように減少し
ている磁束が他のワイヤからの磁束の回り込みによって
急激に増加するという現象が緩和でき、図４（ｂ）に示
すように磁束の減少をスムーズにし、プリントワイヤ８
の動作を安定させることができる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、クラッパ
型ワイヤドット式印字ヘッドにおいて、アーマチュアを
通過する磁束の向きが同方向の隣接するアーマチュア間
には側磁アームを有し、磁束の向きが逆方向の隣接する
アーマチュア間には側磁アームを有しないことにより、
駆動アーマチュアに対して、異方向の磁束が流れるアー
マチュアをハーフのタイミングで駆動させても、磁束の
回り込みを緩和でき、磁束の減少をスムーズにし、アー
マチュアの動作を安定させることができる。
型ワイヤドット式印字ヘッドにおいて、アーマチュアを
通過する磁束の向きが同方向の隣接するアーマチュア間
には側磁アームを有し、磁束の向きが逆方向の隣接する
アーマチュア間には側磁アームを有しないことにより、
駆動アーマチュアに対して、異方向の磁束が流れるアー
マチュアをハーフのタイミングで駆動させても、磁束の
回り込みを緩和でき、磁束の減少をスムーズにし、アー
マチュアの動作を安定させることができる。
【図１】本発明の一実施例の側磁アームとアーマチュア
の関係を示す平面図である。
の関係を示す平面図である。
【図２】本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
【図３】従来の印字ヘッドのアーマチュア部を示す平面
図である。
図である。
【図４】（ａ）はハーフタイミングの説明図、（ｂ）は
本発明と従来例における磁束波形を比較する図である。
本発明と従来例における磁束波形を比較する図である。
１ インナーヨーク ２ コイル ３ アウターヨーク ４ リングヨーク ５ アーマチュア ６ アーマチュアサポート ７ リターンスプリング ８ プリントワイヤ ８ サポートゴム １０ リヤカバー １１ ヘッドフレーム １２ ガイド １３ 側磁アーム
Claims (1)
- 【請求項１】 アーマチュア，ヨークそしてリングヨー
クにより磁路を形成し、インナーヨークに巻かれたコイ
ルにより発生する起磁力の向きが２個づつ交互に逆転す
るクラッパ型のワイヤドット式印字ヘッドにおいて、磁
束の向きが同方向で且つ隣接するアーマチュア間には磁
性材より成る側磁アームを有し、隣接していても磁束の
向きが逆転するアーマチュア間には前記側磁アームを有
しないことを特徴とするワイヤドット式印字ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11297992A JP2781700B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | ワイヤドット式印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11297992A JP2781700B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | ワイヤドット式印字ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309846A JPH05309846A (ja) | 1993-11-22 |
| JP2781700B2 true JP2781700B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=14600365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11297992A Expired - Lifetime JP2781700B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | ワイヤドット式印字ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2781700B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP11297992A patent/JP2781700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05309846A (ja) | 1993-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980414 |