JPH07290162A - ブランクホルダ位置可動式プレス機 - Google Patents

ブランクホルダ位置可動式プレス機

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JPH07290162A
JPH07290162A JP6110351A JP11035194A JPH07290162A JP H07290162 A JPH07290162 A JP H07290162A JP 6110351 A JP6110351 A JP 6110351A JP 11035194 A JP11035194 A JP 11035194A JP H07290162 A JPH07290162 A JP H07290162A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きさの違う製品を成形する場合に、その成形
に最適な位置でブランクホルダ圧力を付与することがで
きるプレス機を提供する。 【構成】パンチ5,5’,5”を取り付けるスライドの
下部位置に、ブランクホルダプレート2,2’,2”に
結合されるピストンを備えた複数のブランクホルダ用シ
リンダ6a,6b,6c,6dが、パンチ5,5’,
5”の法線方向に移動自在、又は法線方向と接線方向に
移動自在に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレスとりわけブランク
ホルダ位置可動式のプレス機に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】薄板の成形手段のひ
とつとしてドーム内に液体を満たし、この液体中にポン
チを押し込むことによりに対向液圧を創成してワークを
ポンチに密着させる直接対向液圧成形装置が汎用されて
おり、実公昭64−6994号公報には、圧力ドーム本
体にインサートリングを装脱可能に嵌装して液圧室の容
積を可変にして大きさの違う製品の成形を可能にしたも
のも知られている。この装置で薄板の成形たとえば絞り
成形を行う場合には、しわの発生を防止すべくブランク
の周縁域をダイプレートとブランクホルダで挟圧してし
わ押え力を付加することが不可欠である。しかし、先行
技術では、ダイプレート側の位置については液圧室の変
容に応じた寸法のインサートリングの上面に固定するこ
とで対応することはできるが、ブランクホルダ側につい
ては、ポンチを取り付けたインナースライドの外周に別
途アウタースライドを設けるタイプの場合も、スライド
にポンチを取付けそのポンチより外側のスライドにブン
クホルダシリンダを設けるタイプの場合も、アウタース
ライドまたはブランクホルダシリンダは位置が固定され
ていた。このため、大きさの一定な製品を成形すると場
合には十分にしわ押え力を付与することができても、小
さな寸法の製品を成形する場合には、ポンチ外周面から
しわ押え力作用位置までの距離が大きくなる。このため
製品に最適なしわ押え力をかけることができず、フラン
ジしわや割れが生じたりするなど良好な製品が得られな
いという問題があった。また、先行技術においては製品
の大きさに応じてブラケットを種々の大きさとし、また
ブランクホルダを厚くするなどして剛性を高めなければ
ならないためコストが高くなるという問題があった。
【0003】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、大き
さの違う製品を成形する場合に、その成形に最適な位置
でブランクホルダ圧力を付与することができるプレス機
を提供することにある。本発明は対向液圧成形に好適で
あるが、これに限らず慣用金型成形にも適用されること
はいうまでもない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1発明は、パンチを取り付けるスライドの下
部位置に、ブランクホルダプレートに結合されるピスト
ンを備えた複数のブランクホルダ用シリンダを、パンチ
の法線方向に移動自在に装備させた構成としたものであ
る。より詳細には、凹型とブランクを装着するダイプレ
ートを有する下型と、ブランクを成形するパンチを取付
けかつ下部にはパンチ法線方向に向かって延びるガイド
溝を設けたスライドと、ブランクホルダプレートを取り
付けるためのピストンを有し、上部に法線方向ガイド溝
に係合する突部を有するブランクホルダ用シリンダと、
それらブランクホルダ用シリンダを進退させるためのア
クチュエータとを備えた構成としたものである。
【0005】また、本発明の第2発明はパンチを取り付
けるスライドの下部位置に、ブランクホルダプレートに
結合されるピストンを備えた複数の個別ブランクホルダ
用シリンダを、パンチの法線方向及び接線方向に移動自
在に装備させた構成としたものである。より詳細には、
凹型とブランクを装着するダイプレートを有する下型
と、ブランクを成形するパンチを取付けるとともにパン
チの4辺と平行な接線方向ガイド溝を設けたスライド
と、前記接線方向ガイド溝に係合する突部を上部に有し
下部には長手方向に向かって延びるガイド溝を有する複
数のベースプレートと、ブランクホルダプレートを取り
付けるためのピストンを有し、上部に前記ベースプレー
トのガイド溝に係合する突部を有する複数のブランクホ
ルダ用個別シリンダと、スライドに設けられ前記ベース
プレートを進退させるアクチュエータと、ベースプレー
トに設けられ前記ブランクホルダ用個別シリンダを進退
させるアクチュエータとを備えた構成としたものであ
る。
【0006】さらに本発明は、第1発明と第2発明とを
組み合わせたものであり、すなわち、ポンチの2辺に対
応する位置にブランクホルダプレートに結合されるピス
トンを備えた複数のブランクホルダ用シリンダを、ポン
チの法線方向に移動自在に装備させ、他の2辺に対応す
る位置にはブランクホルダプレートに結合されるピスト
ンを備えた複数のブランクホルダ用個別シリンダを、ポ
ンチの法線方向及び接線方向に移動自在に装備させたも
のである。より詳細には、凹型とブランクを装着するダ
イプレートを有する下型と、ブランクを成形するパンチ
を取付けかつパンチの2辺に対応する下部領域には法線
方向に向かって延びるガイド溝を設け、パンチの他の2
辺に対応する下部領域にはパンチの接線方向に走る第2
ガイド溝を設けたスライドと、ブランクホルダプレート
を取り付けるためのピストンを有し、上部に前記スライ
ドの法線方向ガイド溝に係合する突部を有するブランク
ホルダ用シリンダと、それらブランクホルダ用シリンダ
を進退させるためのアクチュエータと、前記接線方向ガ
イド溝に係合する突部を上部に有し下部には長手方向に
延びるガイド溝を有する複数のベースプレートと、ブラ
ンクホルダプレートを取り付けるためのピストンを有
し、上部に前記ベースプレートのガイド溝に係合する突
部を有する複数の個別シリンダと、スライドに設けられ
前記ベースプレートを進退させるアクチュエータと、ベ
ースプレートに設けられ前記個別シリンダを進退させる
アクチュエータとを備えた構成としたものである。前記
アクチュエータは流体圧シリンダで代表される並進駆動
タイプのものでもよいし、流体圧モータや電気モータで
代表される回転駆動タイプのいずれでもよい。
【0007】
【作用】本発明においてはスライドの下部にブランクホ
ルダ用シリンダを有しており、しかもそのブランクホル
ダ用シリンダが位置固定でなく、スライドの下部に搭載
したアクチュエータの作動によりパンチに対して接近す
る方向および離間する方向で移動可能となっている。従
って、成形する製品が大きい寸法から小さい寸法に変わ
った場合には、スライドに小さなパンチを取り付け、下
型にも寸法の小さなダイプレートを取付け、この状態で
アクチュエータを作動すればブランクホルダ用シリンダ
はパンチ外面に接近する位置まで平行移動する。そこで
この状態で製品寸法に対応する大きさのブランクホルダ
プレートを搬入してブランクホルダ用シリンダから下っ
ているピストンに取り付ければよい。こうすれば、ブラ
ンクホルダプレートは先端がパンチ外面に近い位置すな
わち製品プロフィールに合った位置にセットされ、しか
もパンチの寸法が変化したにもかかわらずブランクホル
ダ圧作用位置はパンチが大きい場合と同じである。従っ
て、常に製品プロフィールに近い位置で、また、ブラン
クホルダープレートをことさら厚くして剛性を高くする
必要なく、確実安定したしわ押え力を付加することがで
き、フランジしわの発生を防止することができる。
【0008】さらに第2発明や第3発明のように、少な
くとも対向する2辺のブランクホルダ用シリンダを複数
個に分割し、各ブランクホルダ用個別シリンダをスライ
ドの下部で移動可能なベースプレートに取付けた場合に
は、各ブランクホルダ用個別シリンダをパンチに対し接
近または離間する方向とパンチ側面に沿う方向ヘ位置そ
れぞれ変化させることができる。これにより、ブランク
ホルダ用シリンダの長さ方向の大きさを長くしたり短く
したりすることができるため、製品の大きさが変化して
もブランク全域に確実にしわ押え力をかけることがで
き、また、パンチプロフィールが矩形でなく楕円状、長
円状あるいは異形状の場合にも正確に製品プロフィール
に近い位置でしわ押え力を付加させることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図4は本発明を直接対向液圧成形プレ
スに適用した第一実施例を示している。図1の右半部と
図2は大きな製品を成形する場合、図1の左半部と図4
は小さな製品を成形する場合を示している。1は下型と
してのドームであり、ボルスタまたはベッド11に据え
付けられており、ドーム1内には油などの液体が満たさ
れる液圧室100が形成され、ドーム1の底には通路1
01が設けられ、該通路101は外部の液圧制御回路1
02に接続されている。そして、図4のように液圧室1
00には成形すべき製品の大きさに対応する液圧室容積
を形成するための少なくとも1個のインサートリング1
a,1bが装脱可能に嵌装されるようになっている。イ
ンサートリング1a,1bは筒でもよいし有底状となっ
ていてもよく、後者の場合には前記通路と合致する通路
穴が設けられる。3,3’,3”はダイプレートであ
り、内縁側が液圧室100内に適度に張り出すようにド
ーム1の上部にボルトなどによって着脱可能に固定され
ている。4はスライドであり、図示しない主シリンダに
より昇降自在となっており、下部中央にはブラケット5
00を介して大きさの異なるパンチ5,5’,5”が着
脱可能に取り付けられている。この実施例ではパンチ
5,5’,5”は横断面略矩形状をなしている。スライ
ド4の下面にはX軸方向に延びる法線方向ガイド溝40
a,40bとY軸方向に延びる法線方向ガイド溝40
c,40dが互いに交錯しないように形成されている。
それら法線方向ガイド溝40a,40b,40c,40
dは奥部の寸法が幅方向に拡大し、図3で代表的に示す
ように軸線方向と直角の断面がT状ないしこれに類する
形状となっており、溝内には軸受メタルなどの摺動抵抗
減少部材400が張設されている。
【0010】6a,6b,6c,6dは複数個に分割さ
れたブランクホルダ用シリンダである。この実施例では
ブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,6dはX
軸方向で2個、Y軸方向で2個の長尺なブロックとなっ
ており、かつ、一方の軸方向(この実施例ではX軸方向)
のブランクホルダ用シリンダ6a,6bが他方の軸方向
(Y軸方向)のブランクホルダ用シリンダ6c,6dより
も長い寸法に構成され、Y軸方向のブランクホルダ用シ
リンダ6c,6dはX軸方向のブランクホルダ用シリン
ダ6a,6bの間で移動し得るような関係となってい
る。勿論、上記関係は逆であってもよい。すなわち、第
2実施例のようにX軸方向のブランクホルダ用シリンダ
6a,6bがY軸方向のブランクホルダ用シリンダ6
c,6dよりも短い寸法に構成され、X軸方向のブラン
クホルダ用シリンダ6a,6bがY軸方向のブランクホ
ルダ用シリンダ6c,6dの間で移動し得るようになっ
ていてもよい。各ブランクホルダ用シリンダ6a,6
b,6c,6dは複数のシリンダ室600が一定の間隔
で形成されており、それら各シリンダ室600にはそれ
ぞれ下方に突出するピストン610が内挿され、かつそ
れぞれのシリンダ室600には図2に示すように油圧や
空気圧などを導出入する配管611が接続され、配管6
11は各ブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,
6dごとに集合され、切換弁613とポンプ614とリ
リーフ弁615を有する制御回路612に接続されてい
る。各ピストン610は先端にそれぞれ取付け部618
を有し、この取付け部618によって大きさの異なるブ
ランクホルダプレート2,2’,2”を着脱可能に連結
するようなっており、ブランクWはダイプレートの上に
配され、ブランクホルダプレート2,2’,2”により
挟圧される。なお、取付け部618はフランジやブラケ
ットなどとしボルト類でブランクホルダプレート2,
2’,2”と結合してもよいが、油圧式などの自動クラ
ンプ機構を有していてもよい。
【0011】そして前記ブランクホルダ用シリンダ6
a,6b,6c,6dの上部には前記ガイド溝40a,
40b,40c,40dと略同じ形状寸法すなわちこの
実施例ではT字状をなした突部616が設けられ、これ
ら突部616がガイド溝40a,40b,40c,40
dに嵌まることによりブランクホルダ用シリンダ6a,
6b,6c,6dはスライド4に吊持されつつガイド溝
40a,40b,40c,40dに沿って移動可能とな
っている。前記突部616はブランクホルダ用シリンダ
6a,6b,6c,6dのブロックと一体形成される
か、または別体に作られ溶接やボルト締めなどにより一
体化される。この実施例ではガイド溝40a,40b,
40c,40dと突部616は数本ずつとなっているが
幅広の一本であってもよい。そして、スライド4の下部
にはブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,6d
を進退動させるアクチュエータ7a,7b,7c,7d
が固定されている。このアクチュエータ7a,7b,7
c,7dは実施例では油圧や空気圧などを駆動源とする
シリンダが用いられており、それぞれピストンロッド7
1がブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,6d
に連結されている。アクチュエータ7a,7b,7c,
7dは各ブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,
6dごとに一つずつとなっているが、2つ以上ずつであ
ってもよい。
【0012】図5ないし図9は本発明の第二実施例を示
している。この実施例においては、対向する2辺のブラ
ンクホルダ用シリンダすなわちこの例ではY軸方向のブ
ランクホルダ用シリンダ6c,6dが第一実施例と同様
にブロックとして一にまとまった形態であるのに対し、
他の対向する2辺この例ではX軸方向のブランクホルダ
用シリンダが、それぞれ複数個の個別シリンダ60a,
61a,62a、60b,61b,62bとなってお
り、しかも個別シリンダ60a,61a,62a、60
b,61b,62bは個別的にパンチ法線方向(パンチ
に対し接近・離間する方向)に移動自在かつパンチ接線
方向(パンチ側面に沿う方向)に移動自在となっている。
【0013】詳しくは、各個別シリンダ60a,61
a,62a、60b,61b,62bはそれぞれ組をな
すベースプレート80a,81a,82a,80b,8
1b,82bを有しており、それらベースプレート80
a,81a,82a,80b,81b,82bは、図5
の左半部と図6に示すようにパンチ法線方向で所要長さ
寸法を有し、スライド4の下面に配されている。スライ
ド4は下面にベースプレート80a,81a,82a,
80b,81b,82bの長さ方向と交差するように接
線方向に走る数条のガイド溝41a,41bを有してい
る。なお、図5の右半部ではガイド溝の図示を省略して
いる。それら接線方向ガイド溝41a,41bはT字状
ないしこれに類する断面形状をなし、各ベースプレート
80a,81a,82a,80b,81b,82bの上
部にはそれぞれ前記ガイド溝41a,41bに嵌まる突
部800が設けられている。そしてベースプレート80
a,81a,82a,80b,81b,82bを任意量
平行移動させるためのアクチュエータ9c,9dがスラ
イド下部に固定されている。このアクチュエータ9c,
9dとして本実施例では回転型形式のものすなわちモー
タを使用しており、該モータの出力軸に結合した回転軸
90を各ベースプレート80a,81a,82aと80
b,81b,82bに貫通させている。
【0014】回転軸90をベースプレート80a,81
a,82a,80b,81b,82bの前端部付近に貫
通させているため、回転軸90はY軸方向のブランクホ
ルダ用シリンダ6c,6dも貫通している。勿論これに
限定されるものではなく、回転軸90は後述する第三実
施例のようにベースプレート80a,81a,82a,
80b,81b,82bの後端部付近を貫通していても
よい。回転軸90は先端がフリーであってもよいし、場
合によってはスライドの下面に設けた軸受で支えられて
もよい。この場合軸受はY軸方向のブランクホルダ用シ
リンダ6c,6dの最大後退位置よりも後位に設けるこ
とが必要である。そして、前記回転軸90は両端のベー
スプレート80a,82aと80b,82bを同じ回転
量で均等に反対方向へ移動させるため図8のように前記
ベースプレートに対応する部分に逆ねじ901,902
が形成されており、ベースプレート80a,82aと8
0b,82bにはその逆ねじとかみあう逆雌ねじ80
1,802が形成されている。中央のベースプレート8
1aと81bは位置が変位しないことが適当であるた
め、それらベースプレート81aと81bには雌ねじが
切られておらず軸受803が設けられているだけであ
り、対応する回転軸部分にも雄ねじは形成されず平滑な
軸部となっている。なお、Y軸方向のブランクホルダ用
シリンダ6c,6dとこれに対応する回転軸部分も同様
である。
【0015】ベースプレート80a,81a,82a,
80b,81b,82bは下部にそれぞれ長さ方向に延
びるガイド溝810が設けられており、それらガイド溝
810も断面がT字状ないしこれに類する形状をなして
いる。各個別シリンダ60a,61a,62a、60
b,61b,62bは上部にそれぞれ突部616が設け
られ、それら突部616が前記ガイド溝810に嵌めら
れ、それによって個別シリンダはベースプレートの長手
方向に移動可能な状態で吊持されている。そして、ベー
スプレート80a,81a,82a,80b,81b,
82bの下部後側にはそれぞれ個別シリンダ60a,6
1a,62a、60b,61b,62bを進退動させる
ためのアクチュエータ700が固定されている。この実
施例では各アクチュエータ700は流体圧シリンダが用
いられ、ピストンロッド701が個別シリンダに連結さ
れている。各個別シリンダ60a,61a,62a、6
0b,61b,62bはそれぞれシリンダ室600とピ
ストン610とを有し、シリンダ室600は図示しない
が前記第一実施例と同様な制御回路に接続され、切換弁
の操作により一斉に昇降されるようになっている。
【0016】図9と図10は本発明の第三実施例を示し
ている。この実施例においては、X軸方向のブランクホ
ルダ用シリンダ6c,6dが、それぞれ複数個(この例
では3個ずつ)に分割された個別シリンダ60a,61
a,62a、60b,61b,62bとなっていること
に加えて、Y軸方向のブランクホルダ用シリンダ6c,
6dもそれぞれ複数個に分割された個別シリンダ60c
〜66c,60d〜66dとなっており、個別シリンダ
60c〜66c,60d〜66dはそれぞれベースプレ
ート80c〜86c,80d〜86dに長手方向に移動
自在に吊持されている。それら個別シリンダ60a〜6
2a、60b〜62b、60c〜66c,60d〜66
dとベースプレート80a〜82a,80b〜82b、
80c〜86c,80d〜86dの各構造は第2実施例
の場合と同じであるから同じ部分に同じ符号を示すに止
め、説明は省略する。なお、この第3実施例では、X軸
方向の個別シリンダ60a〜62a、60b〜62bに
対する回転軸90とY軸方向の個別シリンダ60c〜6
6c,60d〜66dに対する回転軸90それぞれがベ
ースプレート80a〜82a,80b〜82b、80c
〜86c,80d〜86dの後端に近い部位を貫いてお
り、Y軸方向の個別シリンダ60c〜66c,60d〜
66dに対する回転軸90は、中央の個別シリンダ63
c,63dを挟んで両側の領域に逆ねじ901,902
が形成され、対応する個別シリンダ群60c〜62c,
60d〜62dには逆雌ねじ801,802が形成され
ている。
【0017】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものではな、種々の態様とすることができる。 1)第2実施例2と第3実施例ではパンチ短尺辺側に面
する個別シリンダ数が各辺で3つずつであるがこれに限
定されるものではなく、4つ、5つ,6つ、7つなど任
意である。 2)個別シリンダは必ずしも全てが同じ大きさである必
要はなく、たとえば中央の個別シリンダ61b,61
c,63c,63dが両側の個別シリンダよりも幅が大
きく構成され、2以上のシリンダ室を並列状に設けてい
てもよい。 3)ブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,6d
をパンチの法線方向に動かすアクチュエータ7a,7
b,7c,7dや、個別シリンダ60a〜62a、60
b〜62b、60c〜66c,60d〜66dをパンチ
の法線方向に動かすアクチュエータ700は、流体圧シ
リンダのような並進運動型でなく、図11に例示するよ
うに回転型であってもよく、この場合にはスライド4の
下部またはベースプレート下部にモータを固定し、出力
軸70をブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,
6dまたは個別シリンダに螺通させればよい。
【0018】4)実施例2と実施例3において個別シリ
ンダ60a〜62a、60b〜62b又は/及び60c
〜66c,60d〜66dをパンチ側面に沿う方向に移
動させるためのアクチュエータ9a,9b,9c,9d
としてモータを用いた場合、図9に仮想線で示すように
他端側にもモータ9a’,9b’,9c’,9d’を設
け、各モータからの回転軸の先端を中央の個別シリンダ
61a,61b,63c,63dのベースプレート81
a,81b,81c,81d近傍で終わらせるようにし
てもよい。また、個別シリンダ60a〜62a、60b
〜62bの個数が比較的少ない場合、アクチュエータ9
a,9bとしては並進型のものを用いてもよい。この場
合には、図12のようにスライド下面端部に流体圧シリ
ンダ9a,9a’9b,9b’を対向状に設け、それら
流体圧シリンダのピストンロッド900,900’を個
別シリンダ60aと62a、60bと62bのベースプ
レート80a,82aと80cと82dにそれぞれ連結
すればよい。またこれに代えて中央の個別シリンダ61
a,61bのベースプレート81a,81bの幅方向両
側に流体圧シリンダを反対向きに固定し、それら流体圧
シリンダのピストンロッドをベースプレート80a,8
2aと80cと82dにそれぞれ連結してもよい。
【0019】5)第1実施例ないし第3実施例のブラン
クホルダプレス機構は直接対向液圧成形プレスに好適で
あるほか、慣用の金型成形プレスにも適用されるもので
ある。図13は第1実施例を慣用の金型成形プレスに適
用した例を示しており、下型1としてのダイにはパンチ
2に対応する形状の凹型面103が形成されており、上
部にはダイプレート部2が設けられている。この慣用金
型の場合には、製品の大きさに応じてダイ1はボルスタ
11ごとプレスルーム外に搬出され、成形すべき大きさ
と凹型面を有するダイに交換されて再びプレスルームに
位置され、このダイのダイプレート部2の大きさに対応
したパンチがスライドに取り付けられ、そのパンチに接
近するようにブランクホルダ用シリンダあるいは個別シ
リンダが移動され、その状態でピストンにブランクホル
ダプレートが固定される。 6)本発明はインサートリングを用いると好都合である
が、場合によっては製品の大きさに応じた大きさの液圧
室を有するドームと交換するようにしてもよい。
【0020】
【実施例の作用】次に本発明の実施例の作用を説明す
る。第1実施例においては、成形する製品形状が大きい
場合には、図1の右半部と図2のように寸法の大きなパ
ンチに対応するようにアクチュエータ7a,7b,7
c,7dを作動させてブランクホルダ用シリンダ6a,
6b,6c,6dを後退させ、その状態でブランクホル
ダ用シリンダ6a,6b,6c,6dの各ピストン61
0に大寸法ブランクホルダプレート2を連結させてお
く。そして、成形にあたってブランクWをダイプレート
3上に配し、スライド4を下降すれば図2のようにブラ
ンクホルダプレート2がブランクWに接し、この状態か
らさらにスライド4が降下すれば、パンチ5がブランク
Wを液圧室100に押込み、これにより液圧室100に
は対向液圧が生じブランクをパンチ5に密着させる。そ
れと同時にブランクホルダ用シリンダ6a,6b,6
c,6dの下降により全シリンダ室600の圧力が上昇
して各ピストン610を押圧するためブランクホルダプ
レート2によりブランクのフランジ部にはしわ押え力が
付与される。このしわ押え力はパンチストロークに応じ
てリリーフ弁615によって制御され、ブランクは所定
寸法、形状に成形される。
【0021】このように寸法の大きな製品を成形するロ
ットが終わり、次に寸法の小さい製品を成形することが
必要になったときには、ブランクホルダ用シリンダ6
a,6b,6c,6dのピストン610からブランクホ
ルダプレート2を取外すとともに、パンチ5を小さい寸
法のパンチ5’または5”に交換し、また液圧ドーム1
にはインサートリング1a(または1aと1b)を巻装す
る。また、小型パンチ5’(または5”)に対応する寸法
の小型ダイプレート3’(または3”)をインサートリン
グ1a(または1aと1b)から液圧ドーム1上にかけて
固定する。そして、この状態でアクチュエータ7a,7
b,7c,7dを作動させる。ブランクホルダ用シリン
ダ6a,6b,6c,6dはそれぞれ上部の突部616
がスライド4の下面の法線方向ガイド溝40a,40
b,40c,40dに係合しているため、アクチュエー
タ7の作動によりブランクホルダ用シリンダ6a,6
b,6c,6dは法線方向ガイド溝40a,40b,4
0c,40dに吊持されつつ該ガイド溝に沿って移動
し、図1の左半部と図4のようにブランクホルダ用シリ
ンダ6a,6b,6c,6dは内側側が小型パンチ5’
または5”のごく近傍に移動される。そこでこの状態で
小型ダイプレート3’または3”と組をなす小型ブラン
クホルダプレート2’,2”をブランクホルダ用シリン
ダ6a,6b,6c,6dのピストン610に連結すれ
ばよい。このように組替えしたセット物でブランク
W’、W”を対向液圧成形したときには、小型ブランク
ホルダプレート2’,2”に対するしわ押え力作用点と
パンチ外面との距離Lは、大型ブランクホルダプレート
2に対するしわ押え力作用点とパンチ外面との距離Lと
同等である。したがって、大型ブランクホルダプレート
2と小型ブランクホルダプレート2’,2”の剛性を等
しくしても確実にかつ充分なしわ押え力を付加すること
ができ、フランジしわを発生させずに良好な形状、寸法
に成形を行うことができる。
【0022】また、第2実施例の場合には、大型製品の
成形に先立って、Y軸方向では前記第1実施例と同じよ
うにアクチュエータ7c,7dを作動してブランクホル
ダ用シリンダ6c,6dを後退位置に移動する。また、
X軸方向では図6の右半部と図7の右半部のように各ベ
ースプレートに搭載されているアクチュエータ700を
後退側に作動させ、また、スライド4に搭載されている
アクチュエータ9a,9bを作動させるものである。こ
うすれば、各アクチュエータ700の作動により各ベー
スプレート80a,81a,82a,80b,81b,
82bの個別シリンダ60a,61a,62a、60
b,61b,62bは、上部の突部616を介してガイ
ド溝810に沿って後退側に移動する。また、アクチュ
エータ9a,9bの作動により回転軸90が回転するの
に伴い、逆ねじ901,902と逆雌ねじ801,80
2との関係によって両側のベースプレート80aと82
a,80bと82bは中央のベースプレート81a,8
1bから離間する方向に移動する。このため図5の右半
部に示すように個別シリンダ60aと62a、60bと
62bは後退したブランクホルダ用シリンダ6c,6d
に近い位置に移動する。この状態でブランクホルダ用シ
リンダ6c,6dの各ピストン610と、個別シリンダ
60a,61a,62a、60b,61b,62bの各
ピストン610に大型ブランクホルダプレート2を連結
することにより図6と図7の左半部のように大型パンチ
5に近い位置でしわ押え力を付加させて成形を行うこと
ができる。
【0023】そして、小型製品を成形する場合には、小
型パンチ5’および小型ダイプレート3’に交換し、そ
の状態でアクチュエータ700とアクチュエータ7c,
7dを前進側に作動するとともに、アクチュエータ9
a,9bを作動させるもので、これにより個別シリンダ
60a,61a,62a、60b,61b,62bは前
進して図6の左半部のように小型パンチ5’の近接位置
に移動するとともに両側のベースプレート80aと82
a,80bと82bは中央のベースプレート81a,8
1bに接近するように移動する。また、ブランクホルダ
用シリンダ6c,6dも小型パンチ5’の長片側の2辺
に近接する位置に移動する。図5の左半部はこの移動の
途中の状態を示している。こうした移動がおわったとこ
ろでブランクホルダ用シリンダ6c,6dと個別シリン
ダ60a,61a,62a、60b,61b,62bの
ピストン610,610に小型ブランクホルダプレート
2’を連結すればよい。こうしたセットで成形を行え
ば、図7のようにしわ押え力の作用点を大型製品の成形
の場合と全く同じ位置にすることができる。また個別シ
リンダ60a,61a,62a、60b,61b,62
bが相互に接近・離間できるため、短辺側のしわ押え力
も大型製品成形のためブランクホルダ用シリンダ6c,
6dを後退させた場合と同じように付加することができ
る。また、個別シリンダ60a,61a,62a、60
b,61b,62bはそれぞれが単独でベースプレート
80a,81a,82a,80b,81b,82bの長
手方向に位置変位することができる。従って、成形形状
が矩形でなく異形状の場合にもそれに対応する位置に個
別シリンダ60a,61a,62a、60b,61b,
62bを位置させることができ、製品プロフィールに合
致した良好なしわ押え力を与えることができる。
【0024】第3実施例の場合には、4辺のブランクホ
ルダ用シリンダ6a,6b,6c,6dが全て個別シリ
ンダ60a〜62a、60b〜62b、60c〜66
c,60d〜66dからなっていてそれぞれがアクチュ
エータ700によって個別的にパンチに接近・離間する
方向に移動でき、またアクチュエータ9a,9b,9
c,9dによってパンチの側面に沿う方向で接近・離間
が可能であるため、各種大きさのまた各種形状の製品プ
ロフィールに則したしわ押え位置を自在に設定すること
ができる。なおいずれの実施例においても、ポンチ5,
5’,5”が長片側寸法または短辺側寸法だけ変化した
場合には、対応するアクチュエータだけを可動すればよ
いことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1と2によ
るときには、大きさの違う製品を成形する場合に、その
成形に最適な位置でしわ押え力を付与することができる
というすぐれた効果が得られる。請求項3ないし6によ
れば、しわ押え力の作用位置をポンチと接近・離間する
方向で個別的に移動させることができるとともに、ポン
チからの距離が一定のままポンチ側面に沿う方向に移動
させることができるため、しわ押え力を製品の大きさや
プロフィールに則した位置で付与することができるとい
うすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を大寸法成形時と小寸法成
形時で半部ずつ示す背面図である。
【図2】第1実施例において大寸法成形時の状態を示す
縦断正面図である。
【図3】第1実施例において大寸法成形時の状態を示す
縦断側面図である。
【図4】第1実施例において小寸法成形時の状態を示す
部分切欠縦断正面図である。
【図5】本発明の第2実施例を大寸法成形時と小寸法成
形時で半部ずつ示す背面図である。
【図6】図5のX−X線に沿う断面図である。
【図7】成形終了時の状態を示す縦断正面図である。
【図8】図6のY−Y線に沿う断面図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す背面図てある。
【図10】図9のZ−Z線に沿う断面図である。
【図11】本発明における法線方向用のアクチュエータ
の他の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明における接線方向用のアクチュエータ
の他の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明を適用した慣用金型プレス機の一例を
示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 下型 1a,1b インサートリング 2,2’,2” ブランクホルダプレート 3,3’,3“ ダイプレート 4 スライド 5,5’,5” パンチ 6a,6b,6c,6d ブランクホルダ用シリンダ 7a,7b,7c,7d 法線方向用のアクチュエータ 9a,9b,9c,9d 接線方向用のアクチュエータ 60a〜62a、60b〜62b ブランクホルダ用個
別シリンダ 60c〜66c,60d〜66d ブランクホルダ用個
別シリンダ 80a〜82a,80b〜82b ベースプレート 80c〜86c,80d〜86d ベースプレート 800 突部 40a,40b,40c,40d 法線方向のガイド溝 41a,41b,41c,41d 接線方向のガイド溝 810 ガイド溝 610 ピストン 616 突部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチ5,5’,5”を取り付けるスライ
    ドの下部位置に、ブランクホルダプレート2,2’,
    2”に結合されるピストンを備えた複数のブランクホル
    ダ用シリンダ6a,6b,6c,6dを、パンチ5,
    5’,5”に対し接近・離間する方向に移動自在に装備
    させたことを特徴とするブランクホルダ位置可動式プレ
    ス機。
  2. 【請求項2】凹型とブランクWを装着するダイプレート
    3,3’,3”を有する下型1と、ブランクWを成形す
    るパンチ5,5’,5”を取付けかつ下部にはパンチ法
    線方向に向かって延びるガイド溝40a,40b,40
    c,40dを設けたスライド4と、ブランクホルダプレ
    ート2,2’,2”を取り付けるためのピストン610
    を有し、上部に前記法線方向ガイド溝40a,40b,
    40c,40dに係合する突部616を有するブランク
    ホルダ用シリンダ6a,6b,6c,6dと、それらブ
    ランクホルダ用シリンダ6a,6b,6c,6dを進退
    させるためのアクチュエータ7a,7b,7c,7dと
    を備えたことを特徴とするブランクホルダ位置可動式プ
    レス機。
  3. 【請求項3】パンチ5,5’,5”を取り付けるスライ
    ド4の下部位置に、ブランクホルダプレート2,2’,
    2”に結合されるピストン610を備えた複数のブラン
    クホルダ用個別シリンダ60a〜62a、60b〜62
    b,60c〜66c,60d〜66dを、パンチ5,
    5’,5”の法線方向及び接線方向に移動自在に装備さ
    せたことを特徴とするブランクホルダ位置可動式プレス
    機。
  4. 【請求項4】以下の構成を備えていることを特徴するブ
    ランクホルダ位置可動式プレス機。 )凹型とブランクWを装着するダイプレート3,
    3’,3”を有する下型1と、 )ブランクを成形するパンチ5,5’,5”を取付け
    るとともにパンチの4辺と平行な接線方向ガイド溝41
    a,41b,41c,41dを設けたスライド4と、 )前記接線方向ガイド溝41a,41b,41c,4
    1dに係合する突部800をそれぞれ上部に有し下部に
    は外方に向かって延びるガイド溝810をそれぞれ有す
    る複数のベースプレート80a〜82a,80b〜82
    b、80c〜86c,80d〜86dと、 )ブランクホルダプレート2,2’,2”を取り付け
    るためのピストン610を有し、上部に前記ベースプレ
    ートのガイド溝810に係合する突部616を有する複
    数のブランクホルダ用個別シリンダ60a〜62a、6
    0b〜62b、60c〜66c,60d〜66dと、 )スライド4に設けられ前記ベースプレート80a〜
    82a,80b〜82b、80c〜86c,80d〜8
    6dを進退させるアクチュエータ9a,9b,9c,9
    dと、 )各ベースプレート80a〜82a,80b〜82
    b、80c〜86c,80d〜86dに設けられ前記ブ
    ランクホルダ用個別シリンダを進退させるアクチュエー
    タ700。
  5. 【請求項5】パンチ5,5’,5”の2辺に対応する位
    置に、ブランクホルダプレート2,2’,2”に結合さ
    れるピストン610を備えた複数のブランクホルダ用シ
    リンダ6c,6dをパンチの法線方向に移動自在に装備
    させ、パンチ5,5’,5”の他の2辺に対応する位置
    には、ブランクホルダプレート2,2’,2”に結合さ
    れるピストン610を備えた複数のブランクホルダ用個
    別シリンダ60a〜62a、60b〜62bを、ポンチ
    法線方向及び接線方向に移動自在に装備させたことを特
    徴とするブランクホルダ位置可動式プレス機。
  6. 【請求項6】以下の構成を備えたことを特徴とするブラ
    ンクホルダ位置可動式プレス機。 )凹型とブランクを装着するダイプレート3,3’,
    3”を有する下型1と、 )ブランクWを成形するパンチ5,5’,5”を取付
    けかつパンチの2辺に対応する下部領域には法線方向に
    向かって延びるガイド溝40c,40dを設け、パンチ
    の他の2辺に対応する下部領域には接線方向のガイド溝
    41a,41bを設けたスライド4と、 )ブランクホルダプレート2,2’,2”を取り付け
    るためのピストン610を有し、上部に前記スライドの
    法線方向ガイド溝40c,40dに係合する突部616
    を有するブランクホルダ用シリンダ6c,6dと、 )それらブランクホルダ用シリンダ6c,6dを進退
    させるためのアクチュエータ7c,7dと、 )前記接線方向ガイド溝41a,41bに係合する突
    部800をそれぞれ上部に有し下部にはそれぞれ長手方
    向にガイド溝810を有する複数のベースプレート80
    a〜82a,80b〜82bと、 )ブランクホルダプレート2,2’,2”を取り付け
    るためのピストン610を有し、上部に前記ベースプレ
    ート80a〜82a,80b〜82bのガイド溝810
    に係合する突部616を有する複数の個別シリンダ60
    a〜62a、60b〜62bと、 )スライド4に設けられ前記ベースプレート80a〜
    82a,80b〜82bを進退させるアクチュエータ9
    a,9bと、 )ベースプレート80a〜82a,80b〜82bに
    設けられ前記個別シリンダ60a〜62a、60b〜6
    2bを進退させるアクチュエータ700。
  7. 【請求項7】接線方向移動用と法線方向移動用の各アク
    チュエータが流体圧シリンダで代表される並進形のもの
    である請求項1ないし6のいずれかに記載のブランクホ
    ルダ位置可動式プレス機。
  8. 【請求項8】接線方向移動用と法線方向移動用の各アク
    チュエータがモータで代表される回転型のものである請
    求項1ないし6のいずれかに記載のブランクホルダ位置
    可動式プレス機。
  9. 【請求項9】法線方向移動用の各アクチュエータが回転
    型であり、アクチュエータからの回転軸90がベースプ
    レートを貫通し、中央位置を挟んで両側に位置するベー
    スプレートに逆雌ねじが設けられ、それら逆雌ねじに回
    転軸の逆ねじが螺合している請求項3ないし6のいずれ
    かに記載のブランクホルダ位置可動式プレス機。
  10. 【請求項10】下型1が液圧室100を有するドームで
    あり、液圧室には少なくとも一つのインサートリングが
    装脱可能に嵌装されるようになっているものを含む請求
    項1ないし9のいずれかに記載のブランクホルダ位置可
    動式プレス機。
  11. 【請求項11】下型が型面を有するダイである請求項1
    ないし9のいずれかに記載のブランクホルダ位置可動式
    プレス機。
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