JPH07290132A - 形鋼ガイド装置 - Google Patents

形鋼ガイド装置

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JPH07290132A
JPH07290132A JP8865194A JP8865194A JPH07290132A JP H07290132 A JPH07290132 A JP H07290132A JP 8865194 A JP8865194 A JP 8865194A JP 8865194 A JP8865194 A JP 8865194A JP H07290132 A JPH07290132 A JP H07290132A
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JP
Japan
Prior art keywords
guide
flange
width direction
guides
load
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8865194A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hatanaka
淳 畠中
Harumi Nagashimoyama
晴美 永下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP8865194A priority Critical patent/JPH07290132A/ja
Publication of JPH07290132A publication Critical patent/JPH07290132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧延チャンスフリーを達成できると共にガイド
の変形を防止した形鋼ガイド装置を提供する。 【構成】H形鋼のフランジの幅方向の端面を上下に挟む
左右一対のガイド22a,22bを備え、これらガイド
22a,22bにはそれぞれ、H形鋼のフランジの幅方
向に略直交してこのH形鋼のウェブから遠ざかる方向に
延びるアーム24a,24bの一端を取り付けた。ま
た、アーム24a,24bに挟まれた位置に油圧シリン
ダを配置し、この油圧シリンダのシリンダブロック26
にアーム24a,24bの他端を接続し、シリンダブロ
ック26をフランジの幅方向に略直交する方向に往復動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニバーサル圧延機の
入側から出側までの間に配置され、H形鋼やI形鋼等の
形鋼のフランジの幅方向の端面を上下に挟んで案内する
形鋼ガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示されるように、例えばH形鋼1
0をユニバーサル圧延機で圧延すると、垂直ロール12
の左右からの圧下により、H形鋼10のフランジ10a
の幅中心がパスライン14から上下いずれかへ距離Lだ
け移動し、この結果、ウェブ10bの中心が偏ることが
ある。特に、垂直ロール12や水平ロール16を取り替
えずに、同一圧延チャンスで種々のサイズの形鋼を圧延
(例えば、ウェブ内幅縮小圧延)する際に、ウェブ10
bの中心が偏る傾向が著しい。
【0003】そこで、図4に示されるように、H形鋼1
0のフランジ10aの幅方向の端面10cを上下に挟む
左右一対のガイド18を設け、フランジ10aをその幅
方向から拘束してウェブ10bの中心の偏りを防止する
技術が提案されている(特開平2−211908号公
報、特開平2−280901号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、圧延する形鋼のフランジ幅に合わせて上下のガ
イドの間隔を調整する作業が必要になるので、圧延チャ
ンスフリーが阻害されるという不都合がある。また、従
来のガイドは、スクリュー・ナットと楔で上下のガイド
の間隔を固定するセルフロックであり、ガイドからの反
力を外部に伝達できない構造である。このため、ガイド
からの反力と材料寸法との関係を解明するに到ってな
く、操業条件の決定に支障があるという問題がある。さ
らに、これらガイドは、水平ロールの側面と垂直ロール
との隙間を貫通したガイドである。このため、H形鋼の
フランジ厚みより薄い構造体であり、9ミリの厚さのフ
ランジを圧延する場合を考慮すると、ガイドの幅は6m
m程度しか確保できない。従って、ガイドの強度は高く
なくこの強度を超える荷重がガイドに作用した場合に
は、上述のセルフロック機構によってガイド位置が固定
されているのでガイドが容易に変形するという問題があ
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、圧延チャンス
フリーを達成できると共にガイドの変形を防止した形鋼
ガイド装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の形鋼ガイド装置は、ユニバーサル圧延機の入
側から出側までの間に配置され、フランジ及びウェブが
形成された形鋼の該フランジの幅方向の端面を上下に挟
む左右一対のガイドを備えた形鋼ガイド装置において、
一端側が前記ガイドに取り付けられ、前記フランジの幅
方向に交差して前記ウェブから遠ざかる方向に延びるア
ームと、前記アームに接続され、前記アームを前記フラ
ンジの幅方向に往復動させる往復動機構と、前記往復動
機構の動きに基づいて前記ガイドの位置を検出する位置
検出手段と、該位置検出手段で検出された前記ガイドの
位置を表す信号に基づいて前記ガイドの位置を制御する
位置制御手段と、予め定められた限界荷重を超える荷重
が前記ガイドのいずれかに作用したときに該荷重を検出
して、該荷重が作用した前記ガイドを前記フランジの幅
方向に開かせる信号を前記位置制御手段に出力する過重
回避手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】また、上記目的を達成するための本発明の
形鋼ガイド装置は、ユニバーサル圧延機の入側から出側
までの間に配置され、フランジ及びウェブが形成された
形鋼の該フランジの幅方向の端面を上下に挟む左右一対
の4つのガイドを備えた形鋼ガイド装置において、それ
ぞれの一端側が前記ガイドにそれぞれ取り付けられ、前
記フランジの幅方向に略直交して前記ウェブから遠ざか
る方向に延びる4本のアームと、それぞれが上下2本の
アームに挟まれて配置され、前記フランジの幅方向に略
直交する方向に往復動する2つのシリンダブロックと、
一端側が前記アームそれぞれに回動自在に接続されると
共に他端側が前記シリンダブロックに回動自在に接続さ
れた、各アーム毎に2本ずつ接続されたリンクと、一端
側が前記ユニバーサル圧延機に固定されると共に他端側
が前記シリンダブロックに接続されたシリンダロッド
と、前記シリンダブロックに接続され、該シリンダブロ
ックの位置を検出する位置センサと、該位置検出センサ
で検出された前記シリンダブロックの位置を表す信号に
基づいて前記ガイドの位置を制御する位置制御器と、予
め定められた限界荷重を超える荷重が前記ガイドに作用
したときに該荷重を検出して、該荷重が作用した前記ガ
イドを前記フランジの幅方向に開かせる信号を前記位置
制御器に出力する過重回避器とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】本発明の形鋼ガイド装置によれば、位置検出手
段で検出されたガイドの位置を表す信号に基づいて、位
置制御手段でガイドの位置を制御する。幅の異なるフラ
ンジを圧延するに当たっては、往復動機構でアームを移
動させてフランジの幅に応じてガイドの位置を変更でき
るので、圧延チャンスフリーを達成できる。また、限界
荷重を超える荷重がガイドに作用すると過重回避手段か
ら位置制御手段に、ガイドをフランジの幅方向に開かせ
る信号が出力されてガイドが開く。このため、限界荷重
を超える荷重によりガイドが変形することを防止でき
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の形鋼ガイド装
置の一実施例を説明する。図1は上下のガイドの間隔を
狭くした状態を示し、図2は上下のガイドの間隔を広く
した状態を示す。形鋼ガイド装置20には、H形鋼(図
示せず)のフランジの幅方向の端面を上下に挟む左右一
対のガイド22a,22b,22c,22d(22cと
22dは図示せず)が備えられおり、これらガイドの入
側にはローラガイド24が取り付けられている。ガイド
22a,22bとガイド22c,22dの構造は左右対
称になっているので、ここでは、ガイド22a,22b
について説明する。ガイド22a,22bにはそれぞ
れ、H形鋼のフランジの幅方向に略直交してこのH形鋼
のウェブから遠ざかる方向に延びるアーム24a,24
bの一端が取り付けられている。また、このアーム24
a,24bに挟まれた位置には油圧シリンダが配置され
ており、この油圧シリンダのシリンダブロック26は、
フランジの幅方向に略直交する方向に往復動する。
【0010】また、シリンダブロック26に接続された
シリンダロッド28の一端は、垂直ロール30が収容さ
れた垂直ロールチョック32に接続されている。アーム
24aとシリンダブロック26とは、一端側がアーム2
4aに回動自在に接続されると共に他端側がシリンダブ
ロック26に回動自在に接続された2本のリンク34で
接続されており、アーム24bとシリンダブロック26
も同様に、2本のリンク36で接続されている。このた
め、アーム24a,24bは、シリンダブロック26の
動きに応じてフランジの幅方向に移動して、ガイド22
a,22bの間隔を変えることができる。シリンダブロ
ック26には、このシリンダブロック26の位置を検出
する直線型センサ38が接続されており、この位置を表
す信号は油圧サーボ装置(図示せず)に入力される。油
圧サーボ装置に入力された信号に基づいて、シリンダブ
ロック26を往復動させてガイド22a,22bの間隔
を調整する。
【0011】また、この形鋼ガイド装置20には、ガイ
ド22a,22bに作用する加重を測定し予め定められ
た限界加重を超える加重が作用すると油圧サーボ装置に
この加重を表す信号を入力する加重検出装置(図示せ
ず)が備えられている。油圧サーボ装置は、限界加重を
超える加重を表す信号が入力されると、油圧シリンダの
油圧を低下させる。この結果、アーム24a,24bが
フランジの幅方向に開いて、ガイド22a,22bがフ
ランジの幅方向に開く。これにより、ガイド22a,2
2bに限界加重を超える加重が作用しても、ガイド22
a,22bの変形は防止される。また、油圧サーボ装置
でアーム24a,24bを制御しているので、ガイド2
2a,22bに作用する加重が限界加重を下回ると、ガ
イド22a,22bの間隔は瞬時に復帰する。また、油
圧を測定することによりガイドからの反力を測定できる
ので、圧延される形鋼の寸法とガイドからの反力との関
係を解明でき、最適な操業条件を決定できる。
【0012】尚、上記の形鋼ガイド装置が備えられた垂
直ロールチョックは、組立式垂直ロールチョックとなっ
ているので、形鋼ガイド装置のメンテナンス作業が容易
に行える。また、垂直ロールチョック全体を拘束するチ
ョックランプを備えているので、ガイドの位置を精度良
く保持できる。さらに、垂直ロールの軸受けにスラスト
軸受を設けているので、チョックランプと共にガイドの
位置精度が保証される。
【0013】上記の形鋼ガイド装置が備えられたユニバ
ーサル圧延機でH形鋼をウェブ内幅縮小圧延すると、3
サイズ圧延チャンスフリーを達成でき、従来の1サイズ
圧延に比べ、効率のよい圧延作業を行える。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の形鋼ガイド
装置によれば、位置検出手段で検出されたガイドの位置
を表す信号に基づいて位置制御手段でガイドの位置を制
御するので、圧延チャンスフリーを達成できる。また、
限界荷重を超える荷重がガイドに作用すると過重回避手
段から位置制御手段にガイドをフランジの幅方向に開か
せる信号が出力されてガイドが開くので、限界荷重を超
える荷重によりガイドが変形することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形鋼ガイド装置の上下のガイドの間隔
を狭くした状態を示す(a)は側面図、(b)は断面図
である。
【図2】本発明の形鋼ガイド装置の上下のガイドの間隔
を広くした状態を示す(a)は側面図、(b)は断面図
である。
【図3】ウェブの中心偏りを示す説明図である。
【図4】従来のガイドを示す斜視図である。
【符号の説明】
20 形鋼ガイド装置 22a,22b ガイド 24a,24b アーム 26 シリンダブロック 28 シリンダロッド 30 垂直ロール 32 垂直ロールチョック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニバーサル圧延機の入側から出側まで
    の間に配置され、フランジ及びウェブが形成された形鋼
    の該フランジの幅方向の端面を上下に挟む左右一対のガ
    イドを備えた形鋼ガイド装置において、 一端側が前記ガイドに取り付けられ、前記フランジの幅
    方向に交差して前記ウェブから遠ざかる方向に延びるア
    ームと、 前記アームに接続され、前記アームを前記フランジの幅
    方向に往復動させる往復動機構と、 前記往復動機構の動きに基づいて前記ガイドの位置を検
    出する位置検出手段と、 該位置検出手段で検出された前記ガイドの位置を表す信
    号に基づいて前記ガイドの位置を制御する位置制御手段
    と、 予め定められた限界荷重を超える荷重が前記ガイドのい
    ずれかに作用したときに該荷重を検出して、該荷重が作
    用した前記ガイドを前記フランジの幅方向に開かせる信
    号を前記位置制御手段に出力する過重回避手段とを備え
    たことを特徴とする形鋼ガイド装置。
JP8865194A 1994-04-26 1994-04-26 形鋼ガイド装置 Withdrawn JPH07290132A (ja)

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JP8865194A JPH07290132A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 形鋼ガイド装置

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JP8865194A JPH07290132A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 形鋼ガイド装置

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JPH07290132A true JPH07290132A (ja) 1995-11-07

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ID=13948729

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JP8865194A Withdrawn JPH07290132A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 形鋼ガイド装置

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JP (1) JPH07290132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196278A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Jfe Steel Kk 形鋼のユニバーサル圧延機及びユニバーサル圧延方法
JP2011041961A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Jfe Steel Corp ユニバーサル圧延機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196278A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Jfe Steel Kk 形鋼のユニバーサル圧延機及びユニバーサル圧延方法
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Effective date: 20010703