JP3055838B2 - 圧延機の作業ロールの位置検出方法及び位置調整方法並びに圧延機 - Google Patents

圧延機の作業ロールの位置検出方法及び位置調整方法並びに圧延機

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JP3055838B2
JP3055838B2 JP4178185A JP17818592A JP3055838B2 JP 3055838 B2 JP3055838 B2 JP 3055838B2 JP 4178185 A JP4178185 A JP 4178185A JP 17818592 A JP17818592 A JP 17818592A JP 3055838 B2 JP3055838 B2 JP 3055838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板クラウン制御及びエ
ッジ防止に優れたクロスロール圧延機に係わり、特に、
作業ロールのクロス角及びクロスポイントのずれ量を検
出する圧延機の作業ロールの位置検出・調整方法及び圧
延機に関する。
【0002】
【従来の技術】クロスロール圧延機において、上下作業
ロールの軸線が交差する点であるクロスポイントが圧延
材、補強ロール、及びハウジングに対してどの位置にあ
るか、また、作業ロールのクロス角及びクロス量が目標
値に対しどれだけ正確であるかを常時把握することは極
めて重要であり、それらは圧延材の板クラウン形状の制
御に重要な役割を果たす。
【0003】従来、クロスロール圧延機の作業ロールの
位置検出方法としては、ハウジング内に納められた位置
検出器で作業ロールチョックの位置を検出することによ
り作業ロールのクロス角及びクロスポイントの位置を検
出していた。この検出方法について、以下の3つの公知
技術例がある。
【0004】(1)クロスロール式圧延機のクロス角零
調整方法(特開昭63−180313) この公知技術は、作業ロール両端のハウジング内にそれ
ぞれ位置検出器を備え、その位置検出器により求めた作
業ロールチョックの絶対位置に基づいて作業ロールの位
置を補正し作業ロールのクロス角の零調整を精度よく行
うものである。
【0005】(2)クロスロール圧延機のロール位置検
出装置(特開昭59−42108) この公知技術は、作業ロール両端のハウジング内に備え
た位置検出装置において、ピストンロッドを油圧でロー
ルチョックに当接させることにより衝撃や振動が発生し
ても正確にロール位置を検出できるものである。
【0006】(3)クロスロール圧延機のクリアランス
調整装置及びクリアランス調整方法(特開昭60−11
8310) この公知技術は、作業ロール両端のロールチョックに対
設したクロスヘッドの駆動系に駆動モータからの伝達ト
ルクを調整可能なクラッチを設けることにより、ロール
チョックとクロスヘッド間のクリアランス調整を容易に
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公知
技術例においては、以下の問題点が存在する。(1)〜
(3)すべての公知例において、基準とするハウジング
から作業ロールの位置を直接検出するのではなく、作業
ロールチョックの位置をハウジングに設けられた位置検
出器によって検出し、その検出値に基づき作業ロールの
位置を決定する。このとき、作業ロールチョック内の軸
受とロールジャーナルの約200μmのガタにより作業
ロールは水平方向に平行状あるいはクロス状に運動する
ので、検出した作業ロールのクロス角及びクロスポイン
トの位置は上記誤差を含んでおり、したがって精度よく
作業ロールの位置を検出することができない。また、作
業ロールの組替え前、組替え後では、加工公差やチョッ
クライナーの摩耗等により作業ロールチョックの寸法・
形状が微妙に違ってくるので、作業ロールチョックの寸
法の維持に高精度の管理が必要となり、コストアップの
要因となる。さらに、圧延作業の前に、各作業ロールチ
ョックの寸法に応じて作業ロール位置検出器の補正・調
整を行わなければならないので作業効率が低くなる。
【0008】本発明の第1の目的は、作業ロールの位置
を直接測定することによりクロス角を精度よく検出でき
る圧延機の作業ロールの位置検出方法及び圧延機を提供
することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、作業ロールの位置
を直接測定することによりクロスポイントのずれ量を精
度よく検出できる圧延機の作業ロールの位置検出方法及
び圧延機を提供することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、作業ロールの位置
を直接測定することにより作業ロールのクロス角を精度
よく調整できる圧延機の作業ロールの位置調整方法及び
圧延機を提供することにある。
【0011】本発明の第4の目的は、作業ロールの位置
を直接測定することにより作業ロールのクロスポイント
のずれ量を精度よく調整できる圧延機の作業ロールの位
置調整方法及び圧延機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の目的
を達成するために、本発明は、一対の作業ロールと、前
記一対の作業ロールをそれぞれ支持する少なくとも一対
の補強ロールとを圧延スタンドに備え、前記作業ロール
の軸線を前記補強ロールの軸線に対して水平面内で交差
させると共に、該作業ロールの軸線を水平面内で相互に
交差させる圧延機の作業ロールの位置検出方法におい
て、前記作業ロール両端のロールネック部の位置を測定
することにより該作業ロールの軸心を検出し、作業ロー
ルのクロス角又はクロスポイントのずれ量を検出する。
【0013】好ましくは、前記作業ロール両端のロール
ネック部の位置の測定は水平方向に対向する2ヶ所の位
置を測定することにより行い、この測定値により垂直方
向から見た作業ロール軸心の位置を検出し、前記補強ロ
ールの軸心に対する作業ロールのクロス角又はクロスポ
イントのずれ量を検出する。
【0014】
【0015】
【0016】また、上記第3及び第4の目的を達成する
ために、本発明は、一対の作業ロールと、前記一対の作
業ロールをそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロー
ルとを圧延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前
記補強ロールの軸線に対して水平面内で交差させると共
に、該作業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる
圧延機の作業ロールの位置調整方法において、前記作業
ロール両端のロールネック部の位置を測定することによ
り該作業ロールの軸心を検出して作業ロールのクロス角
又はクロスポイントのずれ量を検出し、その検出値が圧
延条件によって決まる目標値に一致するように前記作業
ロールの位置を調整する。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】また好ましくは、前記圧延機の作業ロール
の位置調整方法において、前記補強ロールを支持する補
強ロールチョックを、前記圧延スタンドのウインドウの
一方の側面に設けた液圧装置により他方の側面に向けて
押圧する。
【0021】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明は、一対の作業ロールと、前記一対の作業ロール
をそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロールとを圧
延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前記補強ロ
ールの軸線に対して水平面内で交差させると共に、該作
業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる圧延機に
おいて、前記作業ロール両端のロールネック部における
水平方向に対向する2ヵ所の位置を測定する検出手段
と、前記検出手段により得られた測定値に基づき前記作
業ロールのクロス角を算出する演算手段とを有する。
【0022】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、一対の作業ロールと、前記一対の作業ロール
をそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロールとを圧
延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前記補強ロ
ールの軸線に対して水平面内で交差させると共に、該作
業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる圧延機に
おいて、前記作業ロールのロールネック部両端における
水平方向に対向する2ヵ所の位置を測定する検出手段
と、前記検出手段により得られた測定値に基づき前記作
業ロールのクロスポイントのずれ量を算出する演算手段
とを有する。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【作用】以上のように構成した本発明においては、作業
ロール両端のロールネック部の位置を測定することによ
り、測定位置横断面でのロール軸心の位置が求まり、ロ
ール両端でのこの軸心を内挿しながら結ぶことによりロ
ール軸心が求まる。このようにロール軸心が求まること
から、作業ロールのクロス角及びクロスポイントのずれ
量が求まることとなり、かつその求めたクロス角及びク
ロスポイントのずれ量を目標値に一致させるよう調整す
ることができる。
【0028】ここで、作業ロールの位置を直接測定する
場所として作業ロールネック部の位置を測定することに
より、圧延による摩耗の影響がなく作業ロールの位置を
精度よく測定することができる。
【0029】また、作業ロール両端のロールネック部の
位置を測定することにより、作業ロールチョック内の軸
受のガタで作業ロールが振動したとしても、作業ロール
の軸心の位置が正確に求まり、作業ロールのクロス角及
びクロスポイントのずれ量が精度よく検出され、これら
クロス角及びクロスポイントのずれ量が精度よく調整さ
れる。
【0030】また、作業ロール両端のロールネック部に
おいて水平方向に対向する2ヶ所の位置を測定し垂直方
向から見た作業ロールの軸心の位置を検出することによ
り、作業ロールが水平方向以外のどの方向に移動したと
しても作業ロールの軸心の位置は求まり、上記作業ロー
ルの振動に対してより精度のよいクロス角及びクロスポ
イントのずれ量の検出及びその調整が可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図10により
説明する。図1及び図2に本発明の実施例の作業ロール
クロス式4段圧延機を示す。図1は本実施例の4段圧延
機の正面図であり、図2は上から見た図である。図1に
おいて、本実施例の作業ロールクロス式4段圧延機は、
上作業ロール2及び下作業ロール3、これら作業ロール
2及び3を支持する上下補強ロール8,8とを備えてい
る。上作業ロール2及び下作業ロール3は、それぞれロ
ール両端において作業ロールチョック16a,16bに
より回転可能に支持されている。同様に、各補強ロール
8は、それぞれロール両端において補強ロールチョック
17,17により回転可能に支持されている。
【0032】圧延機のロール両端には、一対のスタンド
20がロール軸に対し垂直に立てられ、作業ロールチョ
ック16a,16b及び補強ロールチョック17,17
は各スタンド20の対向するウインド面20a,20b
に面してそれぞれ配置されている。各スタンド20の圧
延方向に面するウインド面20aの補強ロールチョック
17,17に対向する部分には上下2箇所の凹所20c
が形成され、これら凹所20cには上下2つの押し板1
8及び油圧ジャッキ19が配設されている。押し板18
は油圧ジャッキ19により補強ロールチョック17に向
けて押圧され、補強ロールチョック17,17の反対側
は、スタンド20の他方のウインド面20bに直接接触
し、これにより補強ロール8のガタを押さえ、クロス角
の検出・調整(後述)に際してガタの影響のなく精度の
よい測定が可能な構造となっている。また各スタンド2
0には図示しない圧下ジャッキが設けられており、この
圧下ジャッキが上部又は下部から圧延荷重をこれら上下
作業ロール2,3及び補強ロール8、8に作用させるこ
とにより圧延材9を所定の板厚に圧延する。
【0033】また、補強ロール8,8と作業ロール2,
3との間には潤滑剤供給ノズル1,1が設けられ、両ロ
ール間のスラスト力を低減するための潤滑剤を供給す
る。また上下補強ロール8,8に接してロールグライン
ダ6,6が設けられ、それぞれのロール面を研削する。
【0034】図2において、上作業ロール2の作業ロー
ルチョック16a及び16bの両側面に面した各スタン
ド20のプロジェクトブロック30,30にはそれぞれ
油圧ジャッキ10,11が設けられ、この油圧ジャッキ
10,11の作業ロールチョック16a及び16bへの
押圧力により、上作業ロール2をロール軸を含む水平面
内において変位させる。
【0035】油圧ジャッキ10には切換弁14a,14
bを介して圧油供給装置61からの圧油が供給され、作
業ロールチョック16a及び16bを一方から押圧す
る。また油圧ジャッキ10の油圧ラムに取り付けたロッ
ド12の変位量はセンサ13で検出され、この変位量は
油圧ジャッキモニター信号l1,l2として制御ユニット
62に送信される。この信号に基づき制御ユニット62
は切換弁14a,14bに対し油量調整信号m1,m2を
作成し出力することにより油圧ジャッキ10のフィード
バック制御を行い、油圧ジャッキ10の変位を調整す
る。
【0036】油圧ジャッキ11には減圧弁15a,15
bを介して圧油供給装置61からの圧油が供給され、作
業ロールチョック16a及び16bを油圧ジャッキ10
の反対側より一定の押圧力で作業ロールチョック16を
押圧する。
【0037】したがって、油圧ジャッキ11の押圧力に
対抗して、これとバランスする油圧ジャッキ10の位置
を調整することにより上作業ロール2を変位させること
ができる。同様に下作業ロール3も油圧ジャッキの位置
を調整することにより変位させる。これにより、上作業
ロール2と下作業ロール3とをクロスさせることができ
る。
【0038】また、作業ロールチョック16aの一端と
スタンド20との間には上作業ロール2をロール軸方向
へ変位させる油圧シリンダ22が設けられている。下作
業ロール3に対しても同様の油圧シリンダが設けられて
いる。
【0039】一方スタンド20には、上作業ロール2の
左右両端各2箇所ずつ計4箇所に受け台27a,28
a,27b,28bが設けられ、受け台27a,28
a,27b,28bには上作業ロールネック部2a,2
aの位置を測定する位置検出器24a,25a,24
b,25bが取り付けられている。これらの位置検出器
24a,25a,24b,25bは、各々、スタンド2
0の中心線から等距離に振り分けられ、上下方向基準面
から同じ高さの水平面内に取り付けられており、ロール
ネック部2a,2aの位置を検出する。検出されたデー
タは作業ロール位置信号p1 ,q1 ,p2 ,q2 とし
て、制御ユニット62に送信される。ここで、上作業ロ
ール2のネック部2a,2aは圧延中摩耗しない位置で
あり、したがって上作業ロール2のネック部2aの位置
を直接位置検出器24a,25a,24b,25bによ
り測定することにより、作業ロールチョックの位置を測
定していた従来の方法に比し、精度よく測定することが
できる。下作業ロール3に対しても同様に位置検出器2
4a,25a,24b,25b(図1参照)が設けられ
ている。
【0040】図3に上作業ロール2のロールネック部2
aの外表面位置を測定する位置検出器25aの構造を示
す。
【0041】図3において、位置検出器25aは、受け
台28aに取り付けられた外枠41と、外枠41内に備
えられたピストン44と、ピストン44に一体に取り付
けられたロッド32a及び32bを有する。ピストン4
4は外枠41に接続された配管45,46に流体を流し
流体圧を与えることにより外枠41内を摺動可能な構造
であり、これによりロッド32a,32bが作業ロール
ネック部2aに対して遠近移動することができる。
【0042】検出子50は外筒31で覆われ、先端に超
音波検出器を有している。外筒31に接続されたホース
47により外筒31内に水49が供給され、水49を超
音波媒体として超音波検出器により作業ロールネック部
2aの外表面位置Bの位置の測定を行う。その検出デー
タは信号線48により取り出され、制御ユニット62に
送信される。
【0043】作業ロール2,3の組み替え時には、組み
替え作業をスムーズに行うためにロッド32aを後退さ
せる必要がある。そのためにロッド32bにはスタンド
20基準の位置を表示する目盛42が切られており、後
退時の移動量はカウンタ43によって測定され、組み替
え作業終了後、容易にもとの基準位置にロッド32aを
再設定できる。
【0044】制御ユニット62は、位置検出器24a,
24b,25a,25bの検出値に基づき作業ロール
2,3の軸心を検出し、作業ロール2,3のクロス角及
び作業ロールのクロスポイントのずれ量を検出する。ま
た、制御ユニット62は、その検出した作業ロール2,
3のクロス角及びクロスポイントのずれ量が目標値に一
致するよう作業ロール2,3の位置を調整する。まず、
作業ロール2,3のクロス角及びクロスポイントのずれ
量の検出原理及びその調整原理を図4〜図6を用いて説
明する。以下の説明において、上作業ロール2のクロス
角とは上補強ロール8の軸心に対する上作業ロール2の
軸心のなす角を、下作業ロール3のクロス角とは下補強
ロール8の軸心に対する下作業ロール3の軸心のなす角
をさすものとする。
【0045】図4は、上作業ロール2が、想像線で示す
クロス角ゼロの状態(中立位置)から変位しあるクロス
角をもってクロスしている状態を示す。図4において、
上作業ロール2のロールネック部2aの横断面は、作業
ロールがクロスしていない状態においては軸心2bを中
心とする真円と考えることができるが、クロスした状態
においては楕円となる。この横断面において、図2に示
した位置検出器24a,25aによって測定されるロー
ルネック部2aの外表面位置をそれぞれAo ,Bo (ク
ロス前),A1 ,B1 (クロス後)とする。また補強ロ
ール8の軸心8bと上作業ロール2の軸心2bとのずれ
量をe1 とする。
【0046】上作業ロール2は、クロスする前は軸心2
bが補強ロール8の軸心8bの同一鉛直平面上の位置O
oにあるが、クロスによる変位に伴って軸心2bの位置
はOoからO1へ変位し、位置検出器24a,25aによ
る測定点はAoからA1、BoからB1へと変位する。
【0047】横断面での外表面位置A1 ,B1 を線分で
結び線分A1 B1 を二等分すると線分A1 B1 の中点F
1 が求まる。中点F1 は、上作業ロール軸心2bと同一
鉛直平面内にあることは明らかである。従って上作業ロ
ール軸心2bと補強ロール軸心8bとのずれ量e1 は中
点F1 と補強ロール軸心8bとのずれ量に一致する。こ
のずれ量はその横断面におけるクロス量と考えることが
でき、以下適宜これをクロス量と称する。
【0048】中点F1と補強ロール軸心8bとのずれ量
(クロス量)e1は位置検出器24a,25aの検出値
より、次のようにして求まる。位置検出器24aは位置
A1までの距離Xaを測定し、位置検出器25aは位置B
1までの距離Xbを測定する。中点F1と位置A1との距離
をEa、中点F1と位置B1との距離をEb、位置検出器2
4a,25a間の距離をXc(一定)とすると、以下の
関係が成り立つ。 Ea=Eb={Xc−(Xa+Xb)}/2 e1=Xc/2−(Xa+Ea) =(Xb−Xa)/2 …(1) したがって、位置A1,B1を測定することによりその横
断面におけるクロス量e1を求めることができる。
【0049】以上は、上作業ロール2が水平方向に変位
することを前提とした場合の説明である。しかし、実際
には圧延中、作業ロールは作業ロールチョックとスタン
ド間のガタ、作業ロールチョック内での軸受のガタによ
り、水平方向だけでなく垂直方向にも変位する。本実施
例では、作業ロールが垂直方向にも変位した場合でも、
水平方向に対向する2つの位置検出器24a,25aを
用いることにより、クロス量e1を求めることができ
る。図5はこの様子を示す。すなわち、上作業ロール2
の軸心2bが斜め上方に変位しても、線分A1B1の中点
F1と補強ロール軸心8bとのずれ量e1については、図
4の場合と同様に以下の関係が成り立つ。 Ea=Eb={Xc−(Xa+Xb)}/2 e1=Xc/2−(Xa+Ea) =(Xb−Xa)/2 …(2) したがって、2つの位置検出器24a,25aを用いる
ことにより、作業ロールがいかなる方向に変位してもク
ロス量e1を正確に求めることができる。同様に、他端
のロールネック部2aにおいても位置検出器24b及び
25bにより外表面位置を測定することにより、ずれ量
e2を求めることができる。
【0050】以上のようにして上作業ロール2の両端に
おけるロールネック部2aでのクロス量e1 ,e2 が求
まると上作業ロール2の軸心の位置が定まり、軸心が定
まれば、上作業ロールのクロス角及びクロスポイントの
ずれ量を検出することができる。
【0051】図6にクロス量e1 ,e2 が求まれば上作
業ロール2の軸心の位置が定まることを示す。上作業ロ
ールのロールネック部両端2a, 2aにおける2つの中
点F1 ,F2 とを結ぶことにより、線分F1 F2 が求ま
る。このとき、線分F1 F2は上作業ロールの軸心2b
と同一鉛直平面上にあることは明らかである。下作業ロ
ール3についても同じ手法で軸心を求めることができ
る。
【0052】図7に、クロス量e1 ,e2 が求まればク
ロス角及びクロスポイントのずれ量が求まることを示
す。図7において、上作業ロール2は、パス中心63か
らそれぞれ等しい距離Lだけ離れた両端部において前述
した方法で位置測定器24a,25a,24b,25b
によりクロス量e1 及びe2 が測定される。パス中心6
3と補強ロール軸心線8bとの交点をPo 、上作業ロー
ル2の軸心2bと補強ロール軸心8bとの交点をクロス
ポイントPとすれば、クロスポイントPのずれ量はPと
Po との距離aである。このときのクロス角をθとす
る。
【0053】以上において、クロス量e1 ,e2 、クロ
ス角θ、クロスポイントのずれ量aの間に以下の関係が
成り立つ。 2Lθ=e1 +e2 ∴ θ=(e1 +e2 )/2L …(3) また、 e1 =(L−a)θ e2 =(L+a)θ e2 −e1 =2aθ ∴ a=(e2 −e1 )/2θ =L(e2 −e1 )/(e1 +e2 ) …(4) すなわち、クロス量e1 及びe2 の値が求まれば、
(3)式よりクロス角θを、(4)式よりクロスポイン
トのずれ量aを求めることができる。同様に下作業ロー
ル3についても補強ロール軸心とのクロス角及びクロス
ポイントのずれ量を求めることができる。このように上
下作業ロールについて補強ロール軸心とのクロス角及び
クロスポイントのずれ量が求まれば、作業ロール間のク
ロスポイントののずれ量は、補強ロールに対するクロス
角とクロスポイントのずれ量から幾何学的な関係によっ
て求めることができる。
【0054】次に、以上のようにして求めたクロス角
θ,クロスポイントのずれ量を目標値に一致するよう調
整する原理を説明する。図7において、目標とする上作
業ロール2のクロス角をθo ,クロスポイントのずれ量
を0、このときのクロス量をe1o,e2oとする。クロス
量e1o,e2o、クロス角θo の間には以下の関係が成り
立つ。 ∴ e1o/L=e2o/L=θo …(5) いま、上作業ロール2において、 e1 /L=e2 /L=θo …(6) が成立すれば、(5)式と(6)式の比較より e1 =e1o=e2 =e2o となり、図7においてクロス角θが目標値θo に一致し
クロスポイントPは所定のクロスポイントPo に一致し
ている。
【0055】しかし、(6)式が成立しないとき、すな
わち e1 /L≠e2 /L となるときは、クロスポイントPにおいてクロスポイン
トのずれ量aが生じる。したがって、この場合は(6)
式が成立するようにクロス量e1 ,e2 を調整すれば、
クロス角θを目標値θo に一致させ、クロスポイントP
のずれ量aを0にすることができる。下作業ロールにつ
いても同様にクロス角及びクロスポイントのずれ量を目
標値に一致させることができる。このように上下作業ロ
ールについて補強ロール軸心に対するクロス角及びクロ
スポイントのずれ量を調整できれば、結果として上下作
業ロール間のクロス角及びクロスポイントのずれ量を調
整することができる。
【0056】制御ユニット62では以上の原理に基づ
き、位置検出器24a,24b,25a,25bの検出
値により上作業ロール2のクロス量e1 ,e2 を測定
し、クロス角θ及びクロスポイントのずれ量aを検出す
る。すなわち、制御ユニットは、位置検出器24a,2
5aの検出値Xa ,Xb から(1)式または(2)式に
よりクロス量e1 を算出し、位置検出器24b,25b
の検出値から同様にクロス量e2 を算出する。次いで、
(3)式よりクロス角θを算出する。ここで、(3)式
中の「2L」は作業ロール両端に位置する位置検出器2
4a,24b,または25a,25bの距離であり、予
め制御ユニット62に入力しておけばよい。下作業ロー
ル3についても同様にクロス量を算出し、クロス角及び
クロスポイントのずれ量を算出することができる。この
ようにして求めたクロス角及びクロスポイントのずれ量
は、必要に応じ図示しない表示装置に表示するか、プリ
ンターで印刷して、オペレータの利用に供することがで
きる。
【0057】また、制御ユニット62では、以上の原理
に基づき作業ロールのクロス角及びクロスポイントのず
れ量を目標値に一致させるよう制御する。すなわち、オ
ペレータは制御ユニット62にクロス角の目標値θo を
予め入力しておく。制御ユニット62は(6)式が成立
するように油圧調整信号m1 ,m2 を出力してクロス量
e1 ,e2 を調整する。これにより、クロス角を目標値
θo に一致させることができる。クロスポイントのずれ
量についても同様である。ここで、(6)式中「L」は
上記のごとく作業ロール両端での位置検出器の距離の1/
2 であり、予め固定値として入力しておけばよい。
【0058】次に、本実施例によるクロス角及びクロス
ポイントのずれ量の調整の効果を説明する。図8は、上
下作業ロールのクロスポイントのずれた圧延材進行方向
から見た図であり、図9は、それを圧延材上面から見た
図である。図8および図9において、クロスした上下作
業ロール軸心2b,3bのクロスポイントPw が圧延材
圧延中において圧延材9の板巾Bの中心63からずれ量
aw だけ作業ロール軸方向にずれている。このときの上
下作業ロールの軸心2b,3bのクロス角を補強ロール
軸心線8bに対してθで表す。また圧延材の板圧をH、
板幅をBとする。
【0059】図10は、クロスポイントPw がずれ量a
w を有する場合の板幅方向への板厚Hの変化を示した図
である。縦軸に板厚Hをとり、横軸に板巾Bをとると、
クロスポイントPw のずれ量aw により、圧延材9の両
端の板厚H1 ,H2 において、その差H1 −H2 で表さ
れる板厚Hのウェッジ化が発生する。この関係は次式で
表される。 H1 −H2 =1. 15・4aB・tan2 θ/Dw ここでDW は作業ロール2,3のロール径である。
【0060】本実施例では、前述した方法により算出さ
れたe1 ,e2 を基に、上作業ロール2のクロス角θを
目標値θo に一致させ、かつクロスポイントのずれ量a
をこの場合の目標値である0にするように上作業ロール
のクロス角制御を行い、同様に下作業ロールについても
クロス角制御を行うことにより、上述した圧延材のウェ
ッジを防止し板クラウンの高精度の制御を可能とするも
のである。
【0061】したがって、本実施例によれば、圧延によ
る摩耗の影響がなく上作業ロールの位置を精度よく測
定することができる。
【0062】また、上作業ロールチョック16a,16
b内の軸受のガタで上作業ロール2が振動したとして
も、上作業ロール2のクロス角θ及びクロスポイントの
ずれ量aが精度よく検出され、クロス角θ及びクロスポ
イントのずれ量aが精度よく調整される。
【0063】さらに、上作業ロール2が水平方向以外の
どの方向に移動したとしても、上記上作業ロール2の振
動に対してより精度のよいクロス角θ及びクロスポイン
トのずれ量aの検出及びその調整が可能となる。
【0064】また、従来の上作業ロールチョック16
a,16bの位置を測定する方法においては、測定誤差
の低減のためにロールショップにおいて上作業ロールチ
ョック16a,16bの高精度の寸法管理を行わなけれ
ばならず、チョックライナーの厚みについても誤差を1
0μm程度以下に抑えるための厳格な管理を強いられて
いたが、これらの寸法管理は一切不要になることにより
コストダウンが図れる。また、前記従来の測定方法にお
いては、上作業ロール2の組み替え前と組み替え後にお
いて、上作業ロールチョック16a,16bの形状が微
妙に異なり、組み替え後には上作業ロール2の位置検出
器24a,24b,25a,25bの補正が必要となる
場合があったが、この補正作業がなくなることにより、
上作業ロール2の組み替え前後も常時上作業ロール2の
クロス角θ及びクロスポイントのずれ量aを精度よく検
出することができるとともに、作業効率の向上を図れ
る。
【0065】また、上作業ロール2の補強ロール8を支
持する補強ロールチョック17を圧延スタンド20のウ
インド20aの一方の側面に設けた押し板18で他方の
側面に向けて押圧することにより、補強ロール8及び上
作業ロール2aのガタを少なくし、さらに検出精度の向
上を図ることができる。
【0066】また、下作業ロール3についても上記と同
様の効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、圧延による摩耗の影響
がなく作業ロールの位置を精度よく測定することができ
る。また、作業ロールチョック内の軸受のガタで作業ロ
ールが振動したとしても、作業ロールのクロス角及びク
ロスポイントのずれ量が精度よく検出され、クロス角及
びクロスポイントのずれ量が精度よく調整される。さら
に、作業ロールが水平方向以外のどの方向に移動したと
しても、作業ロールの振動に対してより精度のよいクロ
ス角及びクロスポイントのずれ量の検出及びその調整が
可能となる。
【0068】また、作業ロールチョックの加工精度を緩
くできるのでコストダウンが図れる。また作業ロールの
組み替え前・後において補正作業が不要となるので、組
み替え前後も常時クロス角及びクロスポイントのずれ量
を精度よく検出することができ、かつ作業効率の向上を
図れる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の作業ロールクロス式4段圧延
機の正面図である。
【図2】本発明の実施例の作業ロールクロス式4段圧延
機を上から見た図である。
【図3】ロールネック部外表面位置を測定する位置検出
器の構造を示す図である。
【図4】ロールネック部外表面位置の測定原理を示した
図である。
【図5】ロールネック部外表面位置の測定原理を示した
図である。
【図6】作業ロールの軸心の位置を定める原理を示した
図である。
【図7】クロス角及びクロスポイントのずれ量を求める
原理を示した図である。
【図8】クロスポイントのずれた上下作業ロールを圧延
材進行方向から見た図である。
【図9】クロスポイントのずれた上下作業ロールを圧延
材上面から見た図である。
【図10】クロスポイントがずれ量を有する場合の板幅
方向への板厚の変化を示した図である。
【符号の説明】
2 上作業ロール 2b 作業ロール軸心 2a ロールネック部 3 下作業ロール 8 補強ロール 8b 補強ロール軸心 18 押し板 19 油圧ジャッキ 20 スタンド 20a,20b ウインド面 20c 凹所 24a,24b 位置検出器 25a,25b 位置検出器 62 制御ユニット p1 ,p2 作業ロール位置信号 q2 ,q2 作業ロール位置信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−337524(JP,A) 特開 平5−277532(JP,A) 特開 昭59−87914(JP,A) 特開 昭59−42108(JP,A) 特開 昭63−130204(JP,A) 特開 昭60−118311(JP,A) 特開 昭63−180313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 31/16 B21B 1/22 B21B 13/14 B21C 51/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の作業ロールと、前記一対の作業ロ
    ールをそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロールと
    を圧延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前記補
    強ロールの軸線に対して水平面内で交差させると共に、
    該作業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる圧延
    機の作業ロールの位置検出方法において、 前記作業ロール両端のロールネック部の位置を測定する
    ことにより該作業ロールの軸心を検出し、作業ロールの
    クロス角又はクロスポイントのずれ量を検出することを
    特徴とする圧延機の作業ロールの位置検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧延機の作業ロールの位
    置検出方法において、前記作業ロール両端のロールネッ
    ク部の位置の測定は水平方向に対向する2ヶ所の位置を
    測定することにより行い、この測定値により垂直方向か
    ら見た作業ロール軸心の位置を検出し、前記補強ロール
    の軸心に対する作業ロールのクロス角又はクロスポイン
    トのずれ量を検出することを特徴とする圧延機の作業ロ
    ールの位置検出方法。
  3. 【請求項3】 一対の作業ロールと、前記一対の作業ロ
    ールをそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロールと
    を圧延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前記補
    強ロールの軸線に対して水平面内で交差させると共に、
    該作業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる圧延
    機の作業ロールの位置調整方法において、 前記作業ロール両端のロールネック部の位置を測定する
    ことにより該作業ロールの軸心を検出して作業ロールの
    クロス角又はクロスポイントのずれ量を検出し、その検
    出値が圧延条件によって決まる目標値に一致するように
    前記作業ロールの位置を調整することを特徴とする圧延
    機の作業ロールの位置調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,3のいずれか1項記載の圧延
    機の作業ロールの位置調整方法において、前記補強ロー
    ルを支持する補強ロールチョックを、前記圧延スタンド
    のウインドウの一方の側面に設けた液圧装置により他方
    の側面に向けて押圧することを特徴とする圧延機の作業
    ロールの位置調整方法。
  5. 【請求項5】 一対の作業ロールと、前記一対の作業ロ
    ールをそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロールと
    を圧延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前記補
    強ロールの軸線に対して水平面内で交差させると共に、
    該作業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる圧延
    機において、 前記作業ロール両端のロールネック部における水平方向
    に対向する2ヵ所の位置を測定する検出手段と、前記検
    出手段により得られた測定値に基づき前記作業ロールの
    クロス角を算出する演算手段とを有することを特徴とす
    る圧延機。
  6. 【請求項6】 一対の作業ロールと、前記一対の作業ロ
    ールをそれぞれ支持する少なくとも一対の補強ロールと
    を圧延スタンドに備え、前記作業ロールの軸線を前記補
    強ロールの軸線に対して水平面内で交差させると共に、
    該作業ロールの軸線を水平面内で相互に交差させる圧延
    機において、 前記作業ロールのロールネック部両端における水平方向
    に対向する2ヵ所の位置を測定する検出手段と、前記検
    出手段により得られた測定値に基づき前記作業ロールの
    クロスポイントのずれ量を算出する演算手段とを有する
    ことを特徴とする圧延機。
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