JP6793582B2 - 圧延機及び圧延方法 - Google Patents
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Description
前記演算部は、前記ロールスキュー量が予め定められた閾値を上回ると前記ロールスキュー量が前記閾値を下回るように前記アクチュエータを作動させるアクチュエータ制御部を備えてもよい。
図1を参照して、ロールスキュー量、スラスト力、及びスラスト量等の用語を説明する。以下では、下ワークロールと下バックアップロールを例にこれらの用語を説明する。しかし、これらの用語は、下ワークロールと下バックアップロールに限らず、直接又は圧延材を介して当接する一対の圧延ロールに関して使用される。例えば、これらの用語は、上ワークロールと下ワークロールとの組み合わせならびに、中間ロールとワークロール又はバックアップロールとの組み合わせについても使用される。
図1から図5に示す本発明の第1実施形態に係る圧延機1は、圧延機本体2、ステレオカメラ装置(センサ部)3、及び演算装置(演算部)4を備える。
・シム18Aのより厚みの大きいものへの交換
・シム18Bの矢印M1で概念的に示す移動
・シム18Dのより厚みの大きいものへの交換
・シム18Cの矢印M2で概念的に示す移動
図11から図13に示す本発明の第2実施形態に係る圧延機1のロールスキュー量調整部16は、第1実施形態における交換及び/又は移動可能なシム18A〜18Dを含む機構(図4参照)に代えて、4個の油圧アクチュエータ26A〜26Dを備える。これらの油圧アクチュエータ26A〜26Dで、ロールチョック12A,12Bの位置を調整することにより、オンラインないし自動で下ワークロール7の水平面内での姿勢(軸芯AXlwの傾き)を調整できる。各油圧アクチュエータ26A〜26Dは、油圧供給回路27から油圧が供給されるシリンダ28と、シリンダ28内の油圧によって進退するピストン29とを備える。油圧アクチュエータ26A〜26Dのシリンダ28は、それぞれハウジング10に固定されている。油圧アクチュエータ26A,26Bのピストン29の進退により、駆動側のロールチョック12Aが、下ワークロール7の軸芯AXlwと直交する方向に移動ないし変位する。また、油圧アクチュエータ26C,26Dのピストン29の進退により、作業側のロールチョック12Bが、下ワークロール7の軸芯AXlwと直交する方向に移動ないし変位する。
・油圧アクチュエータ26Aのピストン29の突出量を増加させると共に、油圧アクチュエータ26Bのピストン29の突出量を減少させる。
・油圧アクチュエータ26Cのピストン29の突出量を減少させると共に、油圧アクチュエータ26Dのピストン29の突出量を増加させる。
図15に示す本発明の第3実施形態に係る圧延機1は、ロールクロス式の一例であるワークロールクロス式である。
・油圧アクチュエータ26Aのピストン29の突出量を増加させると共に、油圧アクチュエータ26Bのピストン29の突出量を減少させる。
・油圧アクチュエータ26Cのピストン29の突出量を減少させると共に、油圧アクチュエータ26Dのピストン29の突出量を増加させる。
2 圧延機本体
3 ステレオカメラ装置
4 演算装置
4a 算出部
4b 記憶部
4c 警報部
4d 油圧アクチュエータ制御部
5 駆動源
6 上ワークロール
7 下ワークロール
8 上バックアップロール
9 下バックアップロール
10 ハウジング
11A,11B ロールチョック(上ワークロール)
12A,12B ロールチョック(下ワークロール)
13A,13B ロールチョック(上バックアップロール)
14A,14B ロールチョック(下バックアップロール)
16 ロールスキュー量調整部
17A〜17D ライナ
18A〜18D シム
19 スクリュー
20 油圧式圧下ユニット
22L,22R カメラ
23 ディスプレイ
24 レーザ距離計
26A〜26D 油圧アクチュエータ
27 油圧供給回路
28 シリンダ
29 ピストン
31A〜31D 油圧アクチュエータ
AXlw 下ワークロールの軸芯
AXlb 下バックアップロールの軸芯
AXlm 圧延機自体の軸芯
Rn 正転
Rr 逆転
d 下ワークロールの傾きの向き
θ ロールスキュー
Fthn スラスト力(正転時)
Fthr スラスト力(逆転時)
Dthn スラスト量(正転時)
Dthr スラスト量(逆転時)
W 圧延材
M1,M2 シムの移動
Claims (12)
- 直接又は圧延材を介して互いに当接する第1ロール及び第2ロールと、
前記第1ロール及び前記第2ロールのうちの少なくとも一方の圧延中のスラスト量を、離れた位置から光学的に計測するセンサ部と、
前記センサ部で計測したスラスト量からロールスキュー量を求める算出部を含む演算部と、
前記計測したスラスト量から求めた前記ロールスキュー量に基づいて、前記第1ロール及び前記第2ロールのうちの少なくとも一方の軸芯の傾きを調整するロールスキュー量調整部とを備え、
前記演算部は、前記スラスト量と前記ロールスキュー量の関係を記憶した記憶部をさらに備え、
前記算出部は、前記記憶部を参照して前記計測したスラスト量から前記ロールスキュー量を求める、圧延機。 - 前記センサ部はステレオカメラ装置を備える、請求項1に記載の圧延機。
- 前記センサ部は前記第1ロール及び前記第2ロールの少なくとも一方自体又はそのロールチョックの位置を計測するレーザ距離計を備える、請求項1に記載の圧延機。
- 前記スラスト量と前記ロールスキュー量との前記関係は、圧延時間、又は圧延荷重と圧延時間との積によって前記スラスト量を規格化することによって求めたものである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧延機。
- 前記演算部は、前記ロールスキュー量が予め定められた閾値を上回ると警報を発する警報部をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧延機。
- 前記ロールスキュー量調整部は手動式である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の圧延機。
- 前記ロールスキュー量調整部は、前記第1ロール及び前記第2ロールのうちの少なくとも一方を、軸芯の傾きが変化するように姿勢を調節するアクチュエータを備え、
前記演算部は、前記ロールスキュー量が予め定められた閾値を上回ると前記ロールスキュー量が前記閾値を下回るように前記アクチュエータを作動させるアクチュエータ制御部を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の圧延機。 - 圧延機が備えている、直接又は圧延材を介して互いに当接する第1ロール及び第2ロールのうちの少なくとも一方の圧延中のスラスト量を、離れた位置から光学的に計測し、
計測した前記スラスト量からロールスキュー量を求め、
前記計測したスラスト量から求めた前記ロールスキュー量に基づいて、前記第1ロール及び前記第2ロールのうちの少なくとも一方の軸芯の傾きを調整し、
前記スラスト量と前記ロールスキュー量の関係を予め求め、
前記関係を参照して前記計測したスラスト量から前記ロールスキュー量を求める、圧延方法。 - 前記スラスト量と前記ロールスキュー量との前記関係は、圧延時間、又は圧延荷重と圧延時間との積によって前記スラスト量を規格化することによって求めたものである、請求項8に記載の圧延方法。
- 前記ロールスキュー量が予め定められた閾値を上回ると警報を発する、請求項8又は請求項9に記載の圧延方法。
- 前記第1ロール及び前記第2ロールのうちの少なくとも一方の軸芯の傾きの調整は、手動操作により行うものである、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の圧延方法。
- 前記圧延機は前記第1ロール及び前記第2ロールのうちの少なくとも一方を、軸芯の傾きが変化するように姿勢を調節するアクチュエータを備え、
前記ロールスキュー量が予め定められた閾値を上回ると前記ロールスキュー量が前記閾値を下回るように前記アクチュエータを作動させる、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の圧延方法。
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JP2017062707A JP6793582B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 圧延機及び圧延方法 |
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