JPH07290063A - イオン水生成器用水冷式電源トランス並びにその水冷式電源トランスを備えたイオン水生成器の使用方法 - Google Patents

イオン水生成器用水冷式電源トランス並びにその水冷式電源トランスを備えたイオン水生成器の使用方法

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JPH07290063A
JPH07290063A JP6107512A JP10751294A JPH07290063A JP H07290063 A JPH07290063 A JP H07290063A JP 6107512 A JP6107512 A JP 6107512A JP 10751294 A JP10751294 A JP 10751294A JP H07290063 A JPH07290063 A JP H07290063A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水性が大きく、熱の蓄積の小さい、イオン
水生成器の小形化に好適なものにする。又、イオン水生
成器を好適に使用する。 【構成】 電源トランスを絶縁材を充填して、絶縁性の
収納ケース12の中に密封する。そして、収納ケース1
2の外面に、イオン水生成用の原水やイオン水の通る通
水管14を付設する。又は、収納ケースに同様の通水管
を貫設する。又、収納ケースの内部に温度センサを設置
し、そのセンサによって、電源トランスの中に組み込ま
れているトランス保護用のプロテクターや温度ヒューズ
が作動する前に、電源トランスがイオン水生成器の連続
使用を中止すべき温度に達したことを検出し、その検出
信号を警報信号として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道水等の原水からイオ
ン水を生成するイオン水生成器用の水冷式電源トランス
並びにその水冷式電源トランスを備えたイオン水生成器
の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水の汚染等が進むにつれ、安
全でおいしく、健康に良い水が求められるようになっ
た。このような水として、水道水等の原水を電気分解し
て得られる水が注目され、一般家庭や料理店等にイオン
水生成器が普及し始めている。イオン水生成器を用いる
と、原水を電気分解してアルカリ性水、酸性水等のイオ
ン水を得て使用することができる。その際、アルカリ性
水は制酸効果、膨潤効果等を有するため食料用或いは料
理用等に使用し、酸性水はアストリンゼン効果等を有す
るため化粧水等として使う。
【0003】通常、このようなイオン水生成器を構成す
る電解槽、浄水器、各通水管、マイクロコンピュータ等
を備える制御回路部品、電源トランス等を備える電源回
路部品等はまとめてケース中に収納し、全体を小形化し
て取り扱い易くする。その際、電源トランスは全体に占
める容積、重量の割合が共に大きいため、収納ケースの
一番下側に設置するが、漏水から保護するために仕切っ
た部屋等に入れている。因みに、この電源トランスは電
解槽中に隔膜を介して対向配設した陽極と陰極とに直流
電圧を印加するための電源となるトランスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イオン
水生成器のケースに電源トランス収納用の特別の部屋を
設けたりすると、それだけケースの構造が複雑になるた
め、イオン水生成器を小形化し難くなる。そこで、電源
トランス収納用の部屋を設けずに、電源トランスを少し
大きな絶縁性のケース中に収納し、電源トランスと絶縁
性の収納ケースとの隙間に絶縁材を充填し、電源トラン
スを密封することによって絶縁性を高めて防水性を大き
くし、イオン水生成器を小形化することが考えられる。
しかし、絶縁性を高めると、それだけ放熱性が悪くなる
ため、トランス中に熱が蓄積され易い。それ故、通常ト
ランス中に組み込まれているトランス保護用のプロテク
ター(自己復帰型の開閉装置)や温度ヒューズが作動し
易くなる。
【0005】しかし、一般家庭でイオン水生成器を使う
場合には、アルカリ性水を飲料用にコップ1〜2杯作っ
たり、或いは酸性水を米磨ぎや味噌汁作り等に使うため
に作るだけであるから、使用時間は長くても10分程で
あり、あまり問題がない。ところが、アルカリ性水を浴
槽に入れたり、料理屋で酸性水を使ったりする場合に
は、使用時間が長くなってプロテクターや温度ヒューズ
が作動する。すると、プロテクターは復帰するまで30
分〜1時間かかるので、その間イオン水生成器が使えな
くなる。又、温度ヒューズは溶融して切れるため、当然
取り替えなければ使用できない。因みに、電源トランス
を大きくすると長時間の使用に耐えられるようになる
が、イオン水生成器も当然大きくなって小形化できな
い。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、防水性が大きく、熱の蓄積の小
さい、イオン水生成器の小形化に好適な水冷式電源トラ
ンスと、その水冷式電源トランスを備えたイオン水生成
器の好適な使用方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるイオン水生成器用水冷式電源トランス
10では電源トランスとその電源トランスを収納する絶
縁性の収納ケース12との隙間に絶縁材を充填し、電源
トランスを密封した収納ケース12の外面に、イオン水
生成用の原水やイオン水の通る通水管14を少なくとも
1本付設する。
【0008】又は、収納ケース82に、イオン水生成用
の原水やイオン水の通る通水管80を少なくとも1本貫
通する。
【0009】又、本発明による水冷式電源トランス10
(80)を備えたイオン水生成器の使用方法では収納ケ
ース12(82)の内部に温度センサを設置し、そのセ
ンサによって電源トランスの中に組み込まれているトラ
ンス保護用のプロテクターや温度ヒューズが作動する前
に、電源トランスがイオン水生成器の連続使用を中止す
べき温度に達したことを検出し、その検出信号を警報信
号として用いる。
【0010】
【作用】上記のように構成し、電源トランスと絶縁性の
収納ケース12との隙間に絶縁材を充填し、電源トラン
スを密封すると、電源トランスの絶縁性が高くなる。し
かも、その収納ケース12の外面に、イオン水生成用の
原水やイオン水の通る通水管14を少なくとも1本付設
すると、通水管14が収納ケース12の外面に沿って接
触するため、収納ケース12の外面から管中を通る水に
よって電源トランスの熱を取り除ける。それ故、電源ト
ランスは防水性が大きいにもかかわらず、熱が蓄積され
難くなり、イオン水生成器のケース中に据え付け易くな
る。
【0011】又、収納ケース82に、イオン水生成用の
原水やイオン水の通る通水管80を少なくとも1本貫設
すると、通水管80を収納ケース82を貫いて電源トラ
ンスの近傍に配置できる。すると、収納ケース82の内
部から管中を通る水によって電源トランスの熱を良好に
取り除ける。それ故、電源トランス中に熱が一層蓄積さ
れ難い。
【0012】又、収納ケース12(82)の内部に設置
した温度センサによって、トランス保護用のプロテクタ
ーや温度ヒューズが作動する前に、電源トランスがイオ
ン水生成器の連続使用を中止すべき温度に達したことを
検出し、その検出信号を警報信号として用いると、その
警報によってイオン水生成器の使用を一旦中止して少し
待機するだけで、管中を通る水によって素早く電源トラ
ンスの蓄積熱が取り除かれる。それ故、まもなくイオン
水生成器の再使用が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用したイオン水生成器の
1本の通水管を収納ケースの上面に付設した外付型水冷
式電源トランスの外観を示す斜視図である。図中、10
はイオン水生成器用外付型水冷式電源トランス、12は
その電源トランス(本体)を収納するケース、14はそ
の収納ケース12の上面に付設した通水管、16はその
通水管14を収納ケース12の上面に固定する取付金
具、18は先端に温度センサを備えた信号線である。こ
の収納ケース12はポリプロピレン樹脂等の絶縁性樹脂
製の底部を開口にした箱形ケースであり、内部空間の大
きな直方体状の本体部20とその左右にそれぞれ突出す
る内部空間の小さな直方体状の突出部22(22a、2
2b)とそれ等を支える大略方形状の台部24とからな
る(図10参照)。そして、電源トランスと大略同一の
外観形状を有し、電源トランスより少し大きな内部空間
を備えている。
【0014】このような収納ケース12を用いて外付型
水冷式電源トランス10を組み立てる場合、先ず収納ケ
ース12の上下を反対にし、上側に位置する底部開口よ
り電源トランスを入れて内部空間内の所定位置に設置す
る。そして、更に底部開口より電源トランスと収納ケー
ス12との隙間にエポキシ樹脂等の絶縁材を充填し、電
源トランスを密封する。すると、電源トランスを絶縁性
の充填材と絶縁性の収納ケース12で覆うことができる
ため、電源トランスの絶縁性が大幅に高まり、防水性が
大きくなる。なお、電源トランスを収納する前に、収納
ケース12の左側突出部22aの上面壁の中央に穴を開
け、その穴から信号線18を出すようにして壁近傍の内
部にサーミスター等の温度センサを設置しておくと、そ
の温度センサを充填材中に埋め込める。
【0015】次に、収納ケース12の本体部20の上面
に通水管14を1本付設するため、その上面の中央部に
開口を前後に向けてステンレス、銅等の金属製通水管1
4を載せ、その上を断面Ω形状の中央部を管被覆部26
とした長方形状のステンレス、アルミニウム、銅等の板
製取付金具16で覆う。そして、取付金具16の管被覆
部26の両側にある取付部28(28a、28b)を2
箇所ずつねじ30で止め、通水管14を固定する。する
と、図1に示す外付型水冷式電源トランス10が完成す
る。
【0016】このような水冷式電源トランス10をイオ
ン水生成器のケース中に収納する場合、ケースの底板上
の所定箇所等に置き、収納ケース12の台部24の4隅
に設けたねじ止め穴32を利用して、底板上に固定す
る。そして、通水管14を連結部材等を用いて、ケース
中に収納した浄水器や電解槽等に入る原水の通る管、或
いは電解槽から出たアルカリ性水や酸性水の通る管に介
在するように接続する。その際、アルカリ性水や酸性水
等のイオン水の方が原水より若干温度が高いので、通水
管14を原水の通る管と接続すると冷却効果が高まる。
又、温度センサに接続する信号線18をマイクロコンピ
ュータの入出力ポートに接続する。
【0017】このようにして、水冷式電源トランス10
の据え付けを行うと、水冷式電源トランス10をイオン
水生成器のケースの底板上に単にねじを用いて固定する
だけでよく、ケースを小形化できる。それ故、イオン水
生成器も小形になる。しかも、一般にイオン水生成器は
使用中に漏水が発生し易いが、漏水が発生しても、水冷
式電源トランス10は絶縁性が高く、防水性に優れてい
るため危険がない。又、イオン水生成器を使用すると、
当然電源トランス中に熱が発生するが、通水管14が収
納ケース12の外面に沿って接触しているため、収納ケ
ース12の外面から管中を通る水によって電源トランス
の熱を取り除ける。それ故、電源トランス中に熱が蓄積
され難い。
【0018】しかし、イオン水生成器を使用し続ける
と、当然電源トランスの温度が徐々に上昇して行く。そ
の際には、電源トランスが危険な温度に達してトランス
保護用のプロテクターや温度ヒューズが作動する前に、
設置した温度センサーによって、電源トランスがイオン
水生成器の連続使用を中止すべき設定温度に達したこと
を検出する。この検出信号はマイクロコンピュータに入
り、警報信号となって表示灯やブザー等の警報装置に与
えられる。すると、表示灯が点灯し或いは点滅し、又は
ブザーが鳴る。そこで、使用者はイオン水生成器の使用
を一旦中止して少し待機する。すると、管中を通る水に
よって電源トランスの蓄積熱を素早く取り除けるので、
短時間使用を中止するだけで、イオン水生成器の再使用
が可能になる。
【0019】図2は本発明を適用したイオン水生成器の
2本の通水管を収納ケースの上面に付設した外付型水冷
式電源トランスの外観を示す斜視図である。この外付型
水冷式電源トランス34では2本の通水管36(36
a、36b)を収納ケース38の上面に少し離して平行
に並べて付設するため、図1に示す外付型水冷式電源ト
ランス10と比べ、通水管36の本数と、それ等の通水
管36を固定する取付金具40の形状、構造等が異な
る。しかし、その他の電源トランスを収納した収納ケー
ス38の形状、構造等はほぼ同一である。このように、
通水管36を2本付設すると、両方の通水管36に通す
水の種類を異ならせ、例えば一方の通水管36aに原水
を通し、他方の通水管36bにイオン水を通して冷却効
果を上げることができる。
【0020】図3は本発明を適用したイオン水生成器の
3本の通水管を収納ケースの上面に付設した外付型水冷
式電源トランスの外観を示す斜視図である。この外付型
水冷式電源トランス42では3本の通水管44(44
a、44b、44c)を収納ケース46の上面に互いに
少し離して平行に並べて付設するため、図1、2に示す
外付型水冷式電源トランス10、34と比べ、通水管4
4の本数と、それ等の通水管44を固定する取付金具4
8の形状、構造等が異なる。しかも、取付金具48はそ
の取付部50を収納ケース46の左右突出部52(52
a、52b)の上面にそれぞれねじ止めする。しかし、
その他の電源トランスを収納した収納ケース46の形
状、構造等はほぼ同一である。このように、通水管44
を3本付設すると、それ等の各通水管44に通す水の種
類を異ならせ、例えば真中の通水管44bに原水を通
し、両側の通水管44a、44cにアルカリ性水、酸性
水をそれぞれ通して冷却効果を上げることができる。
【0021】図4は本発明を適用したイオン水生成器の
1本の通水管を収納ケースの前面に付設した外付型水冷
式電源トランスの外観を示す斜視図、図5は2本の通水
管を収納ケースの前面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図、図6は3本の通水管を収納ケ
ースの前面に付設した外付型水冷式電源トランスの外観
を示す斜視図である。図4に示す外付型水冷式電源トラ
ンス54は図1に示す対応する外付型水冷式電源トラン
ス10とほぼ同一の形状、構造を備える。ただ、通水管
の設置面が異なり、後者では通水管14を収納ケース1
2の本体部20の上面に付設するのに対し、前者では通
水管56を収納ケース58の本体部60の前面に付設す
る。
【0022】又、図5に示す外付型水冷式電源トランス
62は図2に示す対応する外付型水冷式電源トランス3
4とほぼ同一の形状、構造等を備える。ただ、通水管の
設置面が異なり、後者では通水管36を収納ケース38
の上面に付設するのに対し、前者では通水管64(64
a、64b)を収納ケース66の前面に付設する。又、
図6に示す外付型水冷式電源トランス68は図3に示す
対応する外付型水冷式電源トランス42とほぼ同一の形
状、構造を備える。ただ、通水管の設置面が異なり、後
者では通水管44を収納ケース46の上面に付設するの
に対し、前者では通水管70(70a、70b、70
c)を収納ケース72の前面に付設する。なお、取付金
具74の取付部76は前面にねじ止めする。
【0023】図7は本発明を適用したイオン水生成器の
1本の通水管を収納ケースの上面近傍に貫設した内蔵型
水冷式電源トランスの外観を示す斜視図である。この内
蔵型水冷式電源トランス78は図1に示す対応する外付
型水冷式電源トランス10とほぼ同一の形状、構造等を
備える。ただ、通水管の設置方法が異なり、後者では1
本の通水管14を取付金具16を用いて収納ケース12
の上面中央部に付設するのに対し、前者では1本の通水
管80を収納ケース82の上面中央部の近傍に貫設す
る。それ故、前者では当然取付金具等の必要性はなくな
るが、通水管80を収納ケース82の本体部84を前後
に貫いて設けなければならないため、本体部84の高さ
を少し高くする。なお、通水管80はポリプロピレン等
の樹脂でもよく、収納ケース82に電源トランスを収納
する前に設置する。このようにして、収納ケース82に
イオン水生成用の原水やイオン水の通る通水管80を貫
設すると、通水管80を収納ケース82を貫いて電源ト
ランスの近傍に配設できる。すると、収納ケース82の
内部から管中を通る水によって電源トランスの熱を良好
に取り除ける。それ故、電源トランス中に熱が一層蓄積
され難くなる。
【0024】図8は本発明を適用したイオン水生成器の
2本の通水管を収納ケースの上面近傍に貫設した内蔵型
水冷式電源トランスの外観を示す斜視図、図9は3本の
通水管を収納ケースの上面近傍に貫設した内蔵型水冷式
電源トランスの外観を示す斜視図である。この図8に示
す内蔵型水冷式電源トランス86ではは2本の通水管8
8(88a、88b)を収納ケース90の上面近傍に貫
設するため、図7に示す内蔵型水冷式電源トランス78
と比べ、通水管88の本数が異なる。しかし、その他の
電源トランスを収納した収納ケース90の形状、構造等
はほぼ同一である。なお、内蔵型水冷式電源トランス8
6は図2に示す外付型水冷式電源トランス34と対応す
る。
【0025】又、図9に示す内蔵型水冷式電源トランス
92では3本の通水管94(94a、94b、94c)
を収納ケース96の上面近傍に貫設するため、図7、8
に示す内蔵型水冷式電源トランス78、86と比べ、通
水管94の本数が異なる。しかし、その他の電源トラン
スを収納した収納ケース96の形状、構造等はほぼ同一
である。図10はこのような内蔵型水冷式電源トランス
92のA−A断面図である。図中、98は電源トランス
(本体)、100はその珪素鋼板等からなるコア、10
2はポリエチレンテレフトタレート樹脂等からなるボビ
ン、104は1次コイル、106は2次コイル、10
8、110は1次、2次コイル104、106にそれぞ
れ接続するビニール等の被覆電線である。又、112は
充填材、114は温度センサ、116はその温度センサ
114に接続する信号線である。なお、118(118
a、118b)は電源トランス98の位置決めと各通水
管94の設置領域を定める仕切壁である。
【0026】図11は本発明を適用したイオン水生成器
の1本の通水管を収納ケースの前面近傍に貫設した内蔵
型水冷式電源トランスの外観を示す斜視図、図12は2
本の通水管を収納ケースの前面近傍に貫設した内蔵型水
冷式電源トランスの外観を示す斜視図、図13は3本の
通水管を収納ケースの前面近傍に貫設した内蔵型水冷式
電源トランスの外観を示す斜視図である。図11に示す
内蔵型水冷式電源トランス120は図7に示す対応する
内蔵型水冷式電源トランス78とほぼ同一の形状、構造
等を備える。ただ、通水管の設置箇所が異なり、後者で
は通水管80を収納ケース82の上面近傍に貫設するの
に対し、前者では通水管122を収納ケース124の前
面近傍に貫設する。それ故、収納ケース124の本体部
126の高さを少し低く、前後の長さを少し長くする。
【0027】又、図12に示す内蔵型水冷式電源トラン
ス128は図8に示す対応する内蔵型水冷式電源トラン
ス86とほぼ同一の形状、構造等を備える。ただ、やは
り通水管の設置箇所が異なり、後者では通水管88を収
納ケース90の上面近傍に貫設するのに対し、前者では
通水管130(130a、130b)を収納ケース13
2の前面近傍に貫設する。又、図13に示す内蔵型水冷
式電源トランス134は図9に示す対応する内蔵型水冷
式電源トランス92とほぼ同一の形状、構造等を備え
る。ただ、やはり通水管の設置箇所が異なり、後者では
通水管94を収納ケース96の上面近傍に貫設するのに
対し、前者では通水管136(136a、136b、1
36c)を収納ケース138の前面近傍に貫設する。
【0028】図14は本発明を適用したイオン水生成器
のつづら折り状に屈曲した2本の通水管を収納ケースの
前後面近傍にそれぞれ貫設した内蔵型水冷式電源トラン
スの外観を示す斜視図、図15はそのB−B断面図であ
る。この内蔵型水冷式電源トランス140では2本のつ
づら折り状に屈曲した通水管142(142a、142
b)を収納ケース144の前後面の近傍に、それ等の面
にそれぞれ沿うように配管し、両通水管142の各屈曲
箇所146(146a、146b)がそれぞれ外部に突
出するように貫設する。それ故、図13に示す内蔵型水
冷式電源トランス134と比べ、通水管142の数、形
状や収納ケース144の本体部148の前後の長さ等が
異なる。しかし、その他の電源トランスを収納した収納
ケース144の形状、構造等はほぼ同一である。このよ
うにつづら折り状に屈曲した通水管142を2本貫設す
ると、両通水管142の充填材150と接触する面積が
大きくなるため、冷却効果が一層向上する。
【0029】図16は本発明を適用したイオン水生成器
のつづら折り状に屈曲した屈曲部を2箇所有する1本の
通水管を収納ケースの前後面近傍にそれぞれ貫設した内
蔵型水冷式電源トランスの外観を示す斜視図である。こ
の内蔵型水冷式電源トランス152ではつづら折り状に
屈曲した屈曲部154(154a、154b)を2箇所
有する1本の通水管156をそれ等の屈曲部154が収
納ケース158の前後面の近傍に、それ等の面にそれぞ
れ沿うように配管し、両屈曲部154の各屈曲箇所15
6と両屈曲部154をつなぐ連結部160とをそれぞれ
外部に突出するように貫設する。それ故、図14に示す
内蔵型水冷式電源トランス140と比べ、両屈曲部15
4を連結部160で結合している点が異なる。しかし、
その他の電源トランスを収納する収納ケース158の形
状、構造等はほぼ同一である。このようにつづら折り状
に屈曲した屈曲部154を2箇所有する通水管156を
1本貫設すると、通水管156と充填材との接触面積が
大きく、その通水管156に原水を通すこと等が可能と
なる。それ故、冷却効果が更に向上する。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
では電源トランスを絶縁性の収納ケース中に絶縁材を充
填して密封するため、電源トランスの絶縁性が高まり、
防水性が大きくなる。しかも、電源トランスを収納した
収納ケースの外面に、イオン水生成用の原水やイオン水
の通る通水管を付設するため、収納ケースの外面から管
中を通る水によって、電源トランスに発生した熱を取り
除いて、熱の蓄積を少なくできる。それ故、水冷式電源
トランスがイオン水生成器の収納ケース中に据え付け易
くなり、収納ケースを小形化してイオン水生成器を小形
にできる。
【0031】請求項2では収納ケースに、イオン水生成
用の原水やイオン水の通る通水管を貫設するため、収納
ケースの内部から管中を通る水によって電源トランスの
熱を良好に取り除ける。それ故、電源トランス中に熱が
一層蓄積され難い。
【0032】請求項3では収納ケースの内部に設置した
温度センサーによって、トランス保護用のプロテクター
や温度ヒューズが作動する前に、電源トランスがイオン
水生成器の連続使用を中止すべき温度に達したことを検
出し、その検出信号を警報信号として用いるため、その
警報によってイオン水生成器の使用を一旦中止して少し
待機していると、電源トランスの蓄積熱が冷却水によっ
て素早く取り除かれる。それ故、まもなくイオン水生成
器の再使用が可能になって好都合となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したイオン水生成器の1本の通水
管を収納ケースの上面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用したイオン水生成器の2本の通水
管を収納ケースの上面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図である。
【図3】本発明を適用したイオン水生成器の3本の通水
管を収納ケースの上面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図である。
【図4】本発明を適用したイオン水生成器の1本の通水
管を収納ケースの前面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図である。
【図5】本発明を適用したイオン水生成器の2本の通水
管を収納ケースの前面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図である。
【図6】本発明を適用したイオン水生成器の3本の通水
管を収納ケースの前面に付設した外付型水冷式電源トラ
ンスの外観を示す斜視図である。
【図7】本発明を適用したイオン水生成器の1本の通水
管を収納ケースの上面近傍に貫設した内蔵型水冷式電源
トランスの外観を示す斜視図である。
【図8】本発明を適用したイオン水生成器の2本の通水
管を収納ケースの上面近傍に貫設した内蔵型水冷式電源
トランスの外観を示す斜視図である。
【図9】本発明を適用したイオン水生成器の3本の通水
管を収納ケースの上面近傍に貫設した内蔵型水冷式電源
トランスの外観を示す斜視図である。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】本発明を適用したイオン水生成器の1本の通
水管を収納ケースの前面近傍に貫設した内蔵型水冷式電
源トランスの外観を示す斜視図である。
【図12】本発明を適用したイオン水生成器の2本の通
水管を収納ケースの前面近傍に貫設した内蔵型水冷式電
源トランスの外観を示す斜視図である。
【図13】本発明を適用したイオン水生成器の3本の通
水管を収納ケースの前面近傍に貫設した内蔵型水冷式電
源トランスの外観を示す斜視図である。
【図14】本発明を適用したイオン水生成器のつづら折
り状に屈曲した2本の通水管を収納ケースの前後面近傍
にそれぞれ貫設した内蔵型水冷式電源トランスの外観を
示す斜視図である。
【図15】図14のB−B断面図である。
【図16】本発明を適用したイオン水生成器のつづら折
り状に屈曲した屈曲部を2箇所有する1本の通水管を収
納ケースの前後面近傍にそれぞれ貫設した内蔵型水冷式
電源トランスの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、34、42、54、62、68……外付型水冷式
電源トランス 12、38、46、58、66、72、
82、90、96、124、132、138、144、
158…収納ケース 14、36、44、56、64、
70、80、88、94、122、130、136、1
42、156…通水管 16、40、48、74…取付
金具 18、116…信号線 20、60、84、12
6、148…本体部 22、52…突出部 24…台部
26…管被覆部 32…ねじ穴 78、86、92、120、128、134、140、
152… 内蔵型水冷式電源トランス 98…電源トラ
ンス(本体) 100…コア 102…ボビン 104、106…1次、2次コイル 112、150…
充填材 114…温度センサ 146…屈曲箇所 15
4…屈曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源トランスとその電源トランスを収納
    する絶縁性の収納ケースとの隙間に絶縁材を充填し、電
    源トランスを密封した収納ケースの外面に、イオン水生
    成用の原水やイオン水の通る通水管を少なくとも1本付
    設することを特徴とするイオン水生成器用水冷式電源ト
    ランス。
  2. 【請求項2】 電源トランスとその電源トランスを収納
    する絶縁性の収納ケースとの隙間に絶縁材を充填し、電
    源トランスを密封した収納ケースに、イオン水生成用の
    原水やイオン水の通る通水管を少なくとも1本貫設する
    ことを特徴とするイオン水生成器用水冷式電源トラン
    ス。
  3. 【請求項3】 電源トランスを密封した収納ケースの内
    部に温度センサを設置し、そのセンサによって電源トラ
    ンスの中に組み込まれているトランス保護用のプロテク
    ターや温度ヒューズが作動する前に、電源トランスがイ
    オン水生成器の連続使用を中止すべき温度に達したこと
    を検出し、その検出信号を警報信号として用いることを
    特徴とする請求項1又は2記載の水冷式電源トランスを
    備えたイオン水生成器の使用方法。
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