JP2000346409A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2000346409A
JP2000346409A JP11163394A JP16339499A JP2000346409A JP 2000346409 A JP2000346409 A JP 2000346409A JP 11163394 A JP11163394 A JP 11163394A JP 16339499 A JP16339499 A JP 16339499A JP 2000346409 A JP2000346409 A JP 2000346409A
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tank
heating
heating tank
heating element
water
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JP11163394A
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Hiroyuki Kamiide
博之 上出
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F6/00Air-humidification, e.g. cooling by humidification
    • F24F6/02Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air
    • F24F6/025Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air using electrical heating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F6/00Air-humidification, e.g. cooling by humidification
    • F24F2006/008Air-humidifier with water reservoir

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱タンクへの汚れの付着を抑えることによ
り、手入れを簡単にする。 【解決手段】 給水タンク7と、該給水タンク7から供
給された水を加熱する合成樹脂製の加熱タンク17とを
備えた加湿器において、該加熱タンク17の外側に、電
磁誘導コイル21を配置する一方、前記加熱タンク17
内に、該加熱タンク17の底面に対して所定の面積を有
する磁性体材料からなる発熱体22を配置して、電磁誘
導コイル21により発熱体22に生じた誘導渦電流の抵
抗熱によって加熱タンク17内の水を加熱するように
し、水中に含まれる不純物(例えば、カルシウムやマグ
ネシウム等のミネラル分)の析出による汚れが、高温と
なる発熱体22に主として付着するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、高周波電磁誘導
により水を加熱して水蒸気を発生させるようにした加湿
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内の空気を加湿するために用いられる
加湿器としては、種々のタイプのものが開発されている
が、高周波電磁誘導により加熱タンクを加熱することに
より得られた水蒸気を室内(あるいは居住空間)に放出
することにより空気の加湿を行うようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の式
加湿器においては、水蒸気を発生させる使用水として水
道水がそのまま加湿用に採用されることが多いが、水道
水を加熱して水蒸気を発生させるタイプのものでは、水
道水中に含まれる不純物(例えば、カルシウムやマグネ
シウム等のミネラル分)が主に炭酸塩となって析出し、
これが加熱タンク内壁に汚れとしてこびりついてしま
い、手入れを困難にするという不具合が発生していた。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、加熱タンクへの汚れの付着を抑えることにより、
手入れを簡単にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、給水タンクと、該
給水タンクから供給された水を加熱する合成樹脂製の加
熱タンクとを備えた加湿器において、該加熱タンクの外
側に、電磁誘導コイルを配置する一方、前記加熱タンク
内に、該加熱タンクの底面に対して所定の面積を有する
磁性体材料からなる発熱体を配置している。
【0006】上記のように構成したことにより、電磁誘
導コイルにより発熱体に生じた誘導渦電流の抵抗熱によ
って発熱体が発熱し、加熱タンク内の水が加熱され、水
蒸気が発生せしめられる。かくした発生せしめられた水
蒸気により室内空気の加湿が行われるが、水中に含まれ
る不純物(例えば、カルシウムやマグネシウム等のミネ
ラル分)の析出による汚れは、高温となる発熱体に主と
して付着することとなり、加熱タンク内壁への汚れの付
着が少なくなる。従って、発熱体のみの洗浄で足りるこ
ととなり、お手入れが簡単となる。
【0007】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の加湿器において、前記発熱体を、前記加熱タンク
の底面に対して所定の間隔をおいて配置した場合、発熱
体の全周面からの放熱により水を加熱することができる
こととなり、加熱効率が向上するとともに、加熱タンク
の底面から離れた位置が高温部となるため、加熱タンク
底面への汚れの付着を少なくすることができる。
【0008】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の加湿器において、前記発
熱体を、前記加熱タンクに対して着脱自在とした場合、
発熱体を加熱タンクから取り外して汚れの洗浄除去を行
うことができることとなり、お手入れがより一層簡単と
なる。
【0009】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の加湿器において、
前記発熱体を平板形状とした場合、単純な形状で加熱タ
ンクの底面に対して所定の面積を有する発熱体を構成す
ることができ、十分な加熱力が得られるとともに、汚れ
の洗浄除去が容易となる。
【0010】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の加湿器におい
て、前記給水タンクを、該給水タンクからの水を一時的
に貯溜する貯溜容器に対して着脱自在とするとともに、
該貯溜容器と前記加熱タンクとを一体成形品により構成
した場合、給水タンクから加熱タンクへの水の供給経路
部分を一体成形できることとなり、水漏れを起こすこと
がなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について説明する。
【0012】この加湿器は、図1に示すように、前面側
に位置する給水部2と該給水部2の背面側に隣接する水
蒸気発生部3とを有する加湿器本体1を備えている。該
加湿器本体1は、上面を形成する合成樹脂製の蓋カバー
4と、側面を形成する円筒状の耐熱合成樹脂製の本体ケ
ース5と、該本体ケース5の下端開口を閉塞する合成樹
脂製の底ケース6とからなっており、前記蓋カバー4
は、本体ケース5に対して着脱自在とされている。
【0013】前記給水部2は、取り外し自在な給水タン
ク7と、該給水タンク7から供給される水Wを一時的に
貯溜する貯溜容器8とを備えている。
【0014】前記給水タンク7は、透明あるいは半透明
の合成樹脂からなるタンク本体9と、該タンク本体9の
給水用開口部10に対して螺着脱自在とされる給水キャ
ップ11とを備えて構成されている。該給水キャップ1
1には、給水弁13が付設された給水ノズル12が設け
られている。前記給水弁13は、給水ノズル12内に架
設された軸受14に対して上下摺動可能に支持されてお
り、スプリング15によって閉弁方向に付勢されてい
る。
【0015】前記貯溜容器8は、前記本体ケース5の上
下中間部に一体形成された支持壁5aににより構成され
ており、その中央には、円筒状の突部16が一体に形成
されている。そして、前記給水タンク7のセット時にお
いては、該突部16に対して給水タンク7の給水ノズル
12が外挿され、給水弁13が突部16によって押し上
げられて開弁状態とされることとなっている。この状態
においては、給水ノズル12の先端よりやや上に水位が
維持されることとなる。
【0016】一方、前記水蒸気発生部3は、水Wを加熱
する加熱タンク17を備えている。該加熱タンク17
は、前記本体ケース5の上下中間部に一体形成された支
持壁5aに前記貯溜容器8に連続するようにして形成さ
れた底部17aと、該底部7aに対して着脱自在に載置
される略円筒形状のカバー部17bとからなっており、
該カバー部17bの下端には、前記貯溜容器8との連通
孔18が形成されている。つまり、本実施の形態におい
ては、本体ケース5、貯溜容器8および加熱タンク底部
17aは、耐熱合成樹脂の一体成形品により構成されて
いるのである。
【0017】前記加熱タンク17の水位と貯溜容器8の
水位とは同位とされており、加熱タンク17からの水蒸
気発生によってその水位が低下し、貯溜容器8において
給水タンク7の給水ノズル12の下端より低位となる
と、給水タンク7からの水の補給がなされることとなっ
ている。
【0018】前記加熱タンク17の下側には、前記支持
壁5aに対してビス19により固定された合成樹脂製の
コイルダイ20が配置されており、該コイルダイ20上
には、電磁誘導コイル21(以下、ワークコイルとい
う)が配置されている。
【0019】一方、前記加熱タンク17内には、該加熱
タンク17の底面に対して所定の面積を有する磁性体材
料(例えば、ステンレス鋼等)からなる円盤形状の発熱
体22が配置されている。
【0020】上記構成において、ワークコイル21の電
磁誘導により発熱体22に生ずる誘導渦電流の抵抗熱に
より発熱体22が発熱し、加熱タンク17内の水Wが加
熱されることとなる。
【0021】前記発熱体22は、前記加熱タンク17の
底部17a中心部に位置決め固定された耐熱性を有する
熱不良導体(例えば、耐熱合成樹脂、セラミック、ガラ
ス、耐熱ゴム等)からなる円盤形状の置き台23上に着
脱自在に載置されるが、該置き台23の中心部に突設さ
れた突起24を発熱体22の中心部に形成された穴25
に嵌合させることにより位置決めされることとなってい
る。なお、置き台23の径は、発熱体22を支持するに
足る径であればよく、発熱体22の径より十分小さく設
定される。このようにすると、発熱体22と水Wとの接
触面積を大きくできるとともに、発熱体22の発熱によ
る熱影響が加熱タンク17の底部17aに及ばなくな
る。
【0022】また、前記加熱タンク17の底部17aに
は、温度センサー26が取り付けられている。該温度セ
ンサー26からの温度情報は、後に詳述するマイクロコ
ンピュータユニット27(以下、マイコンと略称する)
に入力される。
【0023】前記コイルダイ20の下方には、前記ワー
クコイル21への電源供給を制御するIGBT28、整
流用ダイオードブリッジ29等の電子部品およびマイコ
ン27を構成する制御回路を備えた制御基板30が配置
されている。符号31は放熱用のシートシンクである。
【0024】前記加熱タンク17の一部を構成するカバ
ー部17bの上部には、上端に水蒸気排出口32を有す
る蒸気排出筒33が着脱自在に取り付けられている。該
蒸気排出筒33内には、前記加熱タンクカバー部17b
の天面に取り付けられ、アロマオイル等が収納される漏
斗状容器34と、芳香剤Fを収納する芳香剤収納部35
とが設けられている。このように構成したことにより、
蓋カバー4を取り外して、加熱タンクカバー部17aお
よび蒸気排出筒33を取り外せば、発熱体22を容易に
取り出すことができる。また、蓋カバー4を取り外し
て、蒸気排出筒33を取り外せば、アロマスオイルや芳
香剤Fの交換も容易に行うことができる。符号36は加
熱タンクカバー部17aの天面に形成された蒸気流通
孔、37は芳香剤収納部35の底部に形成された蒸気流
通孔である。
【0025】ところで、制御基板30に配設されたIG
BT28および整流用ダイオードブリッジ29は、ワー
クコイル21の作動中に発熱するため、これを冷却する
必要がある。
【0026】そこで、図2に示すように、前記給水部2
の下方であって前記貯溜容器8の側方に、前記IGBT
28および整流用ダイオードブリッジ29を冷却する
(即ち、ヒートシンク31を冷却する)冷却風Aを得る
ための送風機38が配設されている。該送風機38は、
駆動源であるモータ(図示省略)により回転駆動される
多翼遠心羽根車39と、該多翼遠心羽根車39を被包す
るスクロールタイプのファンケーシング40とからなっ
ており、該ファンケーシング40の吐出口40aは、前
記加熱タンク17の下方空間(即ち、制御基板30)の
方向に向かって開口されている。該送風機38からの冷
却風Aは、前記加熱タンク17の下方空間を通る過程で
ヒートシンク31を冷却し、その後支持壁5aに形成さ
れた連通口(図示省略)を通って前記加熱タンクカバー
部17bの一側方に形成された空気導入室41に入り、
該空気導入室41から空気導入口42を介して加熱タン
ク17内に導入されて該加熱タンク17内において発生
する水蒸気Sと合流することとなっている。このように
すると、1個の送風機38で、発熱する電子部品(即
ち、IGBT28および整流用ダイオードブリッジ2
9)の冷却と、加熱タンク17において発生する水蒸気
Sの温度降下とを行うことができる。
【0027】なお、前記本体ケース5には、前記給水タ
ンク7内の水位を見通せる水位表示窓43が形成されて
いる。符号44は加湿器を持ち運ぶための把手である。
【0028】また、前記本体ケース5の外面には、該本
体ケース5の前面側から側面側にかけての部分(換言す
れば、給水タンク7の前面側および側面側の一部に対応
する部分)を覆うABS樹脂等からなる断熱カバー45
が着脱自在に取り付けられている。
【0029】前記断熱カバー45には、前記本体ケース
5に形成された水位表示窓43に対応する覗窓46が形
成されている。また、この断熱カバー45の前面側下部
内面には、操作基板47が取り付けられている。該操作
基板47は、前記断熱カバー45の下部内面に突設され
た取付用ボス48に対してビス49で直接取り付けられ
ている。
【0030】前記断熱カバー45の前面側には、前記操
作基板取付部に対応して操作パネル50が設けられてい
る。該操作パネル50には、図3に示すように、運転キ
ー51、タイマー設定キー52、運転切換キー53、湿
度設定キー54、リセットキー55、設定時間表示灯5
6A〜56C、運転状態表示灯57A〜57C、設定湿
度表示灯58A〜58E、お手入れ表示灯59および給
水表示灯60が設けられている。
【0031】ついで、図4に示す電気回路図に基づい
て、本実施の形態にかかる加湿器における電気的要素の
構成を説明する。なお、図1ないし図3において示され
た各部に対応する電気的要素要素には同一の参照符号を
付して示す。
【0032】商用交流電源61からの電力は、加熱タン
ク17の異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ62
を介して送風機38のファンモータ63に供給されると
ともに、降圧トランス64で降圧され且つ整流器65で
整流されてマイコン27に体してその電源電圧として供
給されることとなっている。また、前記商用交流電源6
1からの電力は、整流用ダイオードブリッジ29および
チョークコイル66を介してワークコイル21に供給さ
れることとなっている。符号67,68は平滑コンデン
サ、69は共振コンデンサ、70はダイオードである。
【0033】前記ワークコイル21には、マイコン27
からの指令によりON/OFF制御されるIGBT28
からの制御信号が与えられることとなっている。符号7
1はワークコイル21を流れる電流を検知する電流セン
サーであり、該電流センサー71からの検知信号は、前
記マイコン27に入力されることとなっている。この電
流センサー71により検知された電流が所定値より小さ
くなっていると、加熱タンク17内に発熱体22がセッ
トされていないと判定し、ワークコイル21への通電を
停止するとともに、警報ブザー72を吹鳴させてユーザ
に警告することとなっている。符号73は運転時間を演
算するE2PROMである。
【0034】上記のように構成された加湿器において
は、次のような作用効果が得られる。
【0035】運転キー51のON操作により、電源が投
入されると、ワークコイル21の電磁誘導により発熱体
22に生じた誘導渦電流の抵抗熱によって発熱体22が
発熱し、加熱タンク17内の水Wが加熱され、水蒸気S
が発生せしめられる。かくした発生せしめられた水蒸気
Sは、蒸気排出筒33を経て芳香等を付与されて水蒸気
排出口32から室内へ放出され、室内空気の加湿が行わ
れる。
【0036】上記加湿運転中には、水中に含まれる不純
物(例えば、カルシウムやマグネシウム等のミネラル
分)の析出による汚れが、高温となる発熱体22に主と
して付着することとなるが、この汚れの付着が限界に達
すると、発熱体22を加熱タンク17から取り外して汚
れの洗浄除去(即ち、お手入れ)が行われる。
【0037】上記お手入れのタイミングを、ユーザに知
らせる必要があるが、本実施の形態においては、図5の
フローチャートに示す制御によりお手入れタイミングの
報知がなされる。
【0038】ステップS1において運転キー51がON
操作(換言すれば、電源が投入)されると、ステップS
2において電源ON時間Tonが積算される。そして、
ステップS3において電源ON時間Tonの積算値ΣT
onと実験等により求められた設定値Tsとの比較がな
される。ここで、ΣTon<Tsと判定された場合に
は、ステップS1に戻り、電源ON時間Tonの積算が
継続されるが、ΣTon≧Tsと判定されると、ステッ
プS4に進み、お手入れ表示灯59が点灯され、ユーザ
にお手入れのタイミングを報知する。該報知によりユー
ザは、加熱タンク17内から発熱体22を取り出して、
汚れを洗浄除去するお手入れを行う。該お手入れの後に
ユーザがリセットキー55を操作したことが、ステップ
S5において確認されると、ステップS6においてお手
入れ表示灯59が消灯され、ステップS7において電源
ON時間の積算値ΣTonがリセットされ、その後ステ
ップS1へリターンする。
【0039】つまり、電源ON時間の積算値ΣTon
(即ち、ワークコイル21への通電時間の積算値)が設
定値を超えた時点でユーザにお手入れのタイミングがき
ていることを知らせるようになっているのである。
【0040】なお、加湿運転中には、発熱体22に汚れ
が付着するが、該汚れの付着によりワークコイル21の
電磁誘導により発熱体22に生ずる渦電流が変化する。
そこで、該渦電流の変化を検知し、該変化がある値を超
えたときにお手入れを促す報知をするようにしてもよ
い。
【0041】また、上記加湿運転中においては、給水タ
ンク7からの水補給がなされるが、給水タンク7が空に
なると、加熱タンク17の空焚きのおそれがある。そこ
で、従来の水位検知用フロートスイッチ(図示省略)に
加えて、本実施の形態においては、加熱タンク17の底
部17aに設けられた温度センサー26からの温度情報
に基づいて給水表示灯60を点灯させて、ユーザに給水
タンク7への水補給を促すこととなっている。
【0042】上記給水表示制御を、図6のフローチャー
トを参照して説明する。
【0043】ステップS1においてワークコイル21へ
の通電が開始されると、ステップS2において温度セン
サー26の検知温度Tがマイコン27に入力され、ステ
ップS3において検知温度Tの時間的変化dT/dtが
演算される。該検知温度の時間的変化dT/dtを演算
する理由は、加熱タンク17内に水Wが存在していると
きには、dT/dtは小さいが、加熱タンク17内に水
Wがなくなると、dT/dtが急激に大きくなるので、
この時間的変化dT/dtを判定の基準とするためであ
る。
【0044】ついで、ステップS4において前記時間的
変化dT/dtと予め実験等により求められる設定値K
との比較がなされ、dT/dt<Kと判定されている間
は、加熱タンク17内に水Wが存在していることを示し
ているので、ステップS1に戻り、ワークコイル21へ
の通電が継続されるが、dT/dt≧Kと判定される
と、加熱タンク17内に水Wが存在していない(換言す
れば、給水タンク7が空になっている)ことを示してい
るので、ステップS5においてワークコイル21への通
電が停止され、ステップS6において給水表示灯60が
点灯され、ユーザに給水タンク7への水補給を促す。そ
して、ステップS7において給水タンク7への水補給が
なされると、ステップS8において給水表示灯60が消
灯される。
【0045】次に、本実施の形態における発熱体22の
変形例および発熱体22の設置形態の変形例を説明す
る。
【0046】変形例1 この場合、図7に示すように、置き台23は、加熱タン
ク17の底部17aに一体に形成されており、該置き台
23の中心部に一体に突設された突起24を、発熱体2
2の中心部に形成された穴25に嵌挿することにより、
発熱体22が着脱自在に配置されることとなっている。
このようにすると、置き台22の形成が容易となる。
【0047】変形例2 この場合、図8に示すように、置き台23は、加熱タン
ク17の底部17aに一体に形成されており、該置き台
23に対して発熱体2の下面中心部に一体に形成された
筒部83を嵌挿することにより、発熱体22が着脱自在
に配置されることとなっている。このようにすると、置
き台22の形成が容易となる。
【0048】変形例3 この場合、図9に示すように、発熱体22を耐熱合成樹
脂層74内にインモールドされており、インモールド体
84は、加熱タンク17の内壁をガイドとして出し入れ
されることとなっている。また、前記発熱体22の径R
1は、ワークコイル21の径R2と同等あるいは大きくさ
れる。このようにすると、水中に含まれる不純物(例え
ば、カルシウムやマグネシウム等のミネラル分)の析出
による汚れは耐熱合成樹脂層74の表面に付着すること
となり、汚れの洗浄除去が容易となる。符号75は発熱
体22の取り出すときに把持されるツマミである。
【0049】変形例4 この場合、図10に示すように、加熱タンク17の底部
17aに多数の凸部76,76・・を仮想円形状に一体
に形成し、該凸部76,76・・上に発熱体22を載置
するようにしている。該発熱体22の外周下面には、前
記凸部76,76・・の外周に嵌合される突部85,8
5・・が周方向等間隔に一体に形成されている。該突部
85,85・・は、発熱体22の位置決めを行うもので
あり、環状としてもよい、符号86は発熱体22に一体
形成されたツマミである。このようにすると、発熱体2
2の上下両面における水Wとの接触面積を大きくするこ
とができ、熱効率が向上する。また、発熱体22と加熱
タンク底部17aとの接触面積が小さくなるので、加熱
タンク底部17aへの熱影響を低減することができる。
【0050】変形例5 この場合、図11に示すように、発熱体22の中心部に
ネジ筒77を一体に形成し、該ネジ筒77を、加熱タン
ク底部17aの中心部に一体に突設したネジ78に螺合
させるようにしている。このようにすると、発熱体22
と加熱タンク底部17aとの間に適切な間隔Dを形成す
ることができることとなり、発熱体22の熱効率を向上
させることができる。なお、前記間隔Dは、ワークコイ
ル21による電磁誘導が及ぶ範囲(例えば、10mm程
度)とするのが望ましい。また、前記ネジ78が形成さ
れている部分に対応する部位には、ワークコイル21を
設けない方が望ましい。符号87は発熱体22における
外周部に形成された一対の指掛け用凹部であり、該指掛
け用凹部87の内周端と加熱タンク17の内壁との間隔
Xは、指が入る程度とするのが望ましい。
【0051】変形例6 この場合、図12に示すように、発熱体22を耐熱合成
樹脂層74内にインモールドするとともに、加熱タンク
底部17aの中心部に支持棒79を一体に形成し且つ該
支持棒79の上下方向中間部に大径のネジ部80を形成
する一方、発熱体22がインモールドされたインモール
ド体84の下面中心部に、前記支持棒79の先端部79
aが嵌合する嵌合凹部81と前記ネジ部80が螺合する
ネジ部82とを形成している。このようにすると、支持
棒先端部79aと嵌合凹部81とが嵌合し合い、ネジ部
80,82が互いに螺合し合わない限り、発熱体22の
セットが行えないこととなる。従って、発熱体22とし
て適切なもの以外はセットすることができなくなる(即
ち、間に合わせの磁性体材料等をセットする誤使用が防
止できる)。なお、インモールド体84の外周と加熱タ
ンク17の内壁との間隔Xは、指が入る程度とするのが
望ましい。
【0052】ところで、本実施の形態においては、円盤
形状の発熱体22を用いているが、発熱体22の形状
は、自由に選定することができる。
【0053】また、加湿量の制御(即ち、水蒸気発生量
の制御)は、ワークコイル21への通電制御により行わ
れるようになっているが、発熱体22の材質、厚み、表
面積等を変えることで、加湿量制御を行うこともでき
る。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、給水タンク
と、該給水タンクから供給された水を加熱する合成樹脂
製の加熱タンクとを備えた加湿器において、該加熱タン
クの外側に、電磁誘導コイルを配置する一方、前記加熱
タンク内に、該加熱タンクの底面に対して所定の面積を
有する磁性体材料からなる発熱体を配置して、電磁誘導
コイルにより発熱体に生じた誘導渦電流の抵抗熱によっ
て発熱体が発熱し、加熱タンク内の水が加熱され、加湿
用の水蒸気が発生せしめられるようにしたので、水中に
含まれる不純物(例えば、カルシウムやマグネシウム等
のミネラル分)の析出による汚れは、高温となる発熱体
に主として付着し、加熱タンク内壁への汚れの付着が少
なくなる。従って、発熱体のみの洗浄で汚れの除去が行
えることとなり、お手入れが簡単となるという効果があ
る。
【0055】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の加湿器において、前記発熱体を、前記加熱タンク
の底面に対して所定の間隔をおいて配置した場合、発熱
体の全周面からの放熱により水を加熱することができる
こととなり、加熱効率が向上するとともに、加熱タンク
の底面から離れた位置が高温部となるため、加熱タンク
底面への汚れの付着を少なくすることができる。
【0056】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の加湿器において、前記発
熱体を、前記加熱タンクに対して着脱自在とした場合、
発熱体を加熱タンクから取り外して汚れの洗浄除去を行
うことができることとなり、お手入れがより一層簡単と
なる。
【0057】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の加湿器において、
前記発熱体を平板形状とした場合、単純な形状で加熱タ
ンクの底面に対して所定の面積を有する発熱体を構成す
ることができ、十分な加熱力が得られるとともに、汚れ
の洗浄除去が容易となる。
【0058】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の加湿器におい
て、前記給水タンクを、該給水タンクからの水を一時的
に貯溜する貯溜容器に対して着脱自在とするとともに、
該貯溜容器と前記加熱タンクとを一体成形品により構成
した場合、給水タンクから加熱タンクへの水の供給経路
部分を一体成形できることとなり、水漏れを起こすこと
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる加湿器の縦断面
図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる加湿器の送風機
部分を断面とした縦断面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
操作パネルの正面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
電気的要素の結線状態を示す電気回路図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
お手入れタイミングの制御内容を示すフローチャートで
ある。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
給水報知の制御内容を示すフローチャートである。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
発熱体の変形例1を示す断面図である。
【図8】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
発熱体の変形例2を示す断面図である。
【図9】本願発明の実施の形態にかかる加湿器における
発熱体の変形例3を示す断面図である。
【図10】本願発明の実施の形態にかかる加湿器におけ
る発熱体の変形例4を示す断面図である。
【図11】本願発明の実施の形態にかかる加湿器におけ
る発熱体の変形例5を示す断面図である。
【図12】本願発明の実施の形態にかかる加湿器におけ
る発熱体の変形例6を示す断面図である。
【符号の説明】
5は本体ケース、5aは支持壁、7は給水タンク、8は
貯溜容器、17は加熱タンク、21は電磁誘導コイル
(ワークコイル)、22は発熱体、Dは間隔。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水タンクと、該給水タンクから供給さ
    れた水を加熱する合成樹脂製の加熱タンクとを備え、該
    加熱タンクの外側には、電磁誘導コイルを配置する一
    方、前記加熱タンク内には、該加熱タンクの底面に対し
    て所定の面積を有する磁性体材料からなる発熱体を配置
    したことを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 前記発熱体を、前記加熱タンクの底面に
    対して所定の間隔をおいて配置したことを特徴とする前
    記請求項1記載の加湿器。
  3. 【請求項3】 前記発熱体を、前記加熱タンクに対して
    着脱自在としたことを特徴とする前記請求項1および2
    のいずれか一項記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 前記発熱体を平板形状としたことを特徴
    とする前記請求項1、2および3のいずれか一項記載の
    加湿器。
  5. 【請求項5】 前記給水タンクを、該給水タンクからの
    水を一時的に貯溜すする貯溜容器に対して着脱自在とす
    るとともに、該貯溜容器と前記加熱タンクとを一体成形
    品により構成したことを特徴とする前記請求項1、2、
    3および4のいずれか一項記載の加湿器。
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