JP4044672B2 - 浴室用電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴室で使用する機器の電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室で使用する機器の電源装置は浴室の天井裏に設置される。
【0003】
図13において、浴室1の天井裏に電源装置2、および3を設置している。電源装置2は洗い場床暖房4用の電源であり、一次電源100Vを電源装置2内で降圧し、出力を洗い場床暖房4にリード線5で接続する。電源装置3は噴流浴槽装置6用の電源であり、一次電源100Vを電源装置3内で降圧し、出力を噴流浴槽装置5にリード線7で接続する。8は照明であり、9は換気扇である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の浴室で使用する電気機器の電源装置は天井裏に設置するため既設の浴室に新たに電気機器を設置する場合に電源装置を天井裏に設置するスペースがなく電気機器を設置できない場合があった。また浴室の壁と梁、間柱等との間に隙間がないため天井裏に設置した電源装置からリード線を通せず電気機器に電気を供給できない場合があった。さらに、浴室という水を使用する場所で電気機器を使用するためには、漏電や感電などの安全性を確保することが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、電源入力部と、絶縁型装置と、第1の電気機器の取りつけ部と、前記第1の電気機器への第1の電源出力部と、前記絶縁型装置からの第2の電源出力部と、浴室近傍に設けた第2の電気機器を接続する防水接続部とから構成したものである。
【0006】
上記発明によれば、既設の浴室に新たに電気機器を設置する場合に電源装置を天井裏に設置するスペースが必要なく、また電源装置からのリード線を浴室の壁と梁、間柱等との間の隙間を通す必要がなく容易に工事ができるとともに、絶縁および防水することにより安全性を確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる発明は、電源入力部と、絶縁型装置と、第1の電気機器の取りつけ部と、前記第1の電気機器への第1の電源出力部と、前記絶縁型装置からの第2の電源出力部と、浴室近傍に設けた第2の電気機器を接続する防水型接続部とから構成した浴室用電源装置であって、防水型接続部に第2の電源出力部側からのコネクタ受け部と接続状態検知手段とを設け、コネクタ受け部を、第2の電気機器側からのコネクタ差込部や、第2の電気機器を接続しない場合に保護コネクタ部をそれぞれ防水構造で接続可能とし、接続状態検知手段を、保護コネクタ部のコネクタ受け部への接続状態を検知可能にしたものである。そして、既設の浴室に新たに電気機器を設置する場合に電源装置を天井裏に設置するスペースが必要なく、また電源装置からのリード線を浴室の壁と梁、間柱等との間の隙間を通す必要がなく容易に工事ができるとともに、絶縁しかつ防水することにより安全性を確保することができる。また、防水型接続部を設けることにより、浴室の使用者が新たな第2の電気機器への接続を容易にすることができる。また、簡単な構成で、防水型接続部が構成でき、防水構造にすることにより、漏電や感電などの安全性を確保することができる。また、コネクタ受け部とコネクタ差込部を設けることにより、浴室の使用者が新たな第2の電気機器への接続を容易にすることができる。また、保護コネクタ部を設けることにより、季節などにより第2の電気機器を使用しない場合における漏電や感電などの安全性が確保される。また、接続状態検知手段で、保護コネクタ部のコネクタ受け部への接続状態を検知できる。
【0008】
本発明の請求項2にかかる発明は、電源入力部と、絶縁型装置と、第1の電気機器の取りつけ部と、前記第1の電気機器への第1の電源出力部と、前記絶縁型装置からの第2の電源出力部とが電源ボックスとして一体に構成され、前記電源ボックスが防水構造としたものである。そして、電源ボックスとして一体に構成することにより施工性が向上し、また防水構造にすることにより、安全性を確保できるのである。
【0009】
本発明の請求項3にかかる発明は、接続状態検知手段を、第2の電気機器側からのコネクタ差込部のコネクタ受け部への接続状態を検知可能にしたものである。接続状態検知手段で第2の電気機器側からのコネクタ差込部のコネクタ受け部への接続状態を検知できる。
【0010】
本発明の請求項4にかかる発明は、接続状態検知手段は、コネクタ受け部に配置したスイッチとコネクタ差込部又は保護コネクタ部に配置した磁石により接続状態を検知するものである。そして、ねじこみ不足の場合は磁石が離れているためスイッチがONしないことにより、接続状態が悪いことを検知し、ねじこみが正常に行われれば磁石によりスイッチがOFFし接続状態が正しいことを検知できる。
【0011】
本発明の請求項5にかかる発明は、防水型接続部に接続状態報知手段と電流遮断手段とを設けたものである。接続状態を検知し、接続状態の悪い場合には、接続状態報知手段により知らせ、さらに電流遮断手段により電力の供給を停止することにより、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させることができるのである。
【0013】
本発明の請求項6にかかる発明は、接続状態報知手段と電流遮断手段とをコネクタ受け部に設ける構成とする。そして、コネクタ受け部には、第2の電源出力部からの出力供給により、電力の必要な接続状態報知手段と電流遮断手段とを容易に設けることができ、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させることができるとともに使用者に接続状態の異常を知らしめることができる。
【0014】
本発明の請求項7にかかる発明は、接続状態検知手段により接続状態を検知し、接続状態が良くない場合に、接続状態報知手段により使用者に知らせかつ電流遮断手段により電力の供給を停止するようにする。そして、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させることができるとともに使用者に接続状態の異常を知らしめることができる。
【0015】
本発明の請求項8にかかる発明は、第1の電気機器と第2の電気機器への電源供給を切り替えるための切り替え制御部を付加した構成とする。そして、切り換え制御部により、電気機器を両方ON状態にすることや第1の電気機器だけあるいは第2の電気機器だけON状態にすることなど任意に制御可能となる。
【0016】
本発明の請求項9にかかる発明は、前記切り替え制御部は商用電源印可毎に第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードと第2の電気機器のみをONするモードとを切り替える構成とする。そして、切り替え制御部により、電気機器を両方ON状態にすることとだけあるいは第2の電気機器だけON状態にすることが制御可能となる。
【0017】
本発明の請求項10にかかる発明は、前記切り替え制御部は商用電源をOFF後所定時間内に再度ONする場合には第2の電気機器のみをONするモードと第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードとを切り替え、所定時間経過後にONする場合には第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードとした構成にする。そして、切り替え制御部により、電気機器を両方ON状態にすることとだけあるいは第2の電気機器だけON状態にすることが制御可能となる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0019】
図1は本発明の浴室用電源装置の電気回路図である。商用電源100Vを浴室用電源装置10に入力する。浴室用電源装置10は電源入力部11と絶縁型装置12と第1の電源出力部13と第2の電源出力部14と中継電源線15と防水型接続部16で構成する。電源入力部11から絶縁型装置12への入力から分岐して第1の電源出力部13から第1の電気機器17である照明機器,換気扇,換気乾燥機,テレビ受像機等へ電源を供給する。絶縁型装置12は絶縁トランス,スイッチングレギュレータ等により絶縁された電圧(AC又はDC)を第2の電源出力部14から中継電源線15を介して防水型接続部16から浴室近傍に設けた第2の電気機器18である床暖房装置,シャワー装置,噴流浴槽装置,テレビ受像機,ラジオ,曇り止め鏡,除湿機,乾燥機,扇風機,マッサージ機,掃除機,電動タワシ,照明機器,浴室洗浄装置等に供給する。
【0020】
図2,図3は本発明の浴室用電源装置の設置断面図である。既設の浴室に新たに第2の電気機器18を設置する場合には、既設の第1の電気機器17を利用して設置するのが最も容易な方法である。例として図1で説明した第1の電気機器17に照明機器を使用した場合で説明する。浴室には照明機器は必ず設置されており浴室の天井若しくは壁に設置されている。図2は照明機器を壁に設置した場合を図3は天井に設置した場合を示している。まず図2の照明機器を壁に設置した場合で説明する。照明機器17は、端子台19から電源を入力しランプ20を点灯する。電源は浴室の天井裏から100V電源線21を浴室の壁22の壁穴23を通して電源ボックス24に供給し、電源ボックス24は壁22に固定し取りつける。電源ボックス24は電源入力部と、絶縁型装置と、第1の電気機器の取りつけ部と、前記第1の電気機器への第1の電源出力部と、前記絶縁型装置からの第2の電源出力部とが一体に構成され、堅固な樹脂又は金属で形成されておりパッキンなどを用い防水構造としてある。このような一体構成にすることにより施工性が向上し、また防水構造にすることにより、漏電や感電などの安全性を確保できる。
【0021】
図2で示した例では前記既設の100V電源線21を電源ボックス24に入力し、その電源ボックス24から電源接続を可能に形成した第1の電気機器17に電源を供給する。つまり、電源入力部11に入力した電源を第1の電源出力部13から電源線25を介して端子台19に供給するのである。また、電源入力部11から絶縁型装置12へ入力し、絶縁型装置で絶縁された電源(AC又はDC)を第2の電源出力部14から中継電源線15を介し防水型接続部16から浴室近傍に設けた第2の電気機器18に供給する。中継電源線15は遮蔽板26内を通し、電源ボックス24に固定する。さらに中継電源線15と遮蔽板26間は接着剤等により充填しているため防水構造になっている。中継電源線15は保護ダクト27で覆い保護する。防水型接続部16は、第2の電源出力部側からのコネクタ受け部28と第2の電気機器18からのコネクタ差込部29を接続する。接続時は防水型又は防湿が確保できる。
【0022】
また電源ボックス24は第1の電気機器17が取りつけ可能に形成している。第1の電気機器17がビス30で固定可能なように取りつけ穴ピッチを同一にする等取りつけ可能なように配慮した構成になっている。また電源ボックス24は第1の電気機器17が浴室の壁22に取りつけられていた構成を利用して取りつけられる構成にしている。
【0023】
電源ボックス24と第1の電気機器17はパッキン等により防水する。また、電源線25は第1の電源出力部13から電源ボックス24と第1の電気機器17の電線貫通部を通り、端子台19に接続する。このため電源接続部がパッキン等の内側にあり防水構造としている。
【0024】
浴室用電源装置10は上記説明したように電源入力部11と絶縁型装置12と第1の電源出力部13と第2の電源出力部14と中継電源線15と防水型接続部16で構成している。
【0025】
絶縁型装置12は100V電源を降圧する役目も兼ねた絶縁型降圧装置とすることもできる。絶縁型降圧装置とする場合は電圧が直流であれば45V以下、交流であれば30V以下とすることにより安全を確保することができる。
【0026】
絶縁型装置12からの出力を浴室近傍に設けた他の電気機器に供給する配線を浴室内に通すと、施工が容易になる。
【0027】
説明は第1の電気機器を照明機器の場合で行ったが他の第1の電気機器の場合も同様である。
【0028】
上記説明したように浴室用電源装置10は既設の第1の電気機器17を利用して設置する場合もあるし、また新築の場合に浴室用電源装置10を設置後電気機器17を取りつけてもよい。
【0029】
上記説明は既設の照明機器が浴室の壁に設置してある場合について(つまり電源ボックス24が壁側に設置してある)述べたが、図3は既設の照明機器が浴室の天井に設置してある場合を示している。照明機器17と電源ボックス24が浴室の天井に設置してある。設置場所が異なるが、浴室用電源装置10を電源入力部11と絶縁型装置12と第1の電源出力部13と第2の電源出力部14と中継電源線15と防水型接続部16で構成しており、構成,接続等は図2と同様である。
【0030】
図4は防水型接続部16の第一例である。第2の電源出力部側からのコネクタ受け部31と第2の電気機器18側からのコネクタ差込部32で防水型接続部16を構成する。
【0031】
防水型接続部は、少なくとも接続状態検知手段と接続状態報知手段と電流遮断手段とを含むように構成し、接続状態を検知し、接続状態の悪い場合には、接続状態報知手段により知らせ、さらに電流遮断手段により電力の供給を停止することにより、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させる。
【0032】
コネクタ受け部31は接続状態検知手段の一部であるスイッチ33と電流遮断手段であるリレー34と接続状態報知手段であるランプ又はブザー35と電極受け部36を内蔵している。さらに、コネクタ差込部32をねじこむネジ部37を形成している。
【0033】
コネクタ差込部32はプラグ部38とキャップ部39で構成する。プラグ部38には電極40を形成しておりコネクタ受け部31の電極受け部36に差し込んで第2の電気機器18に通電する構成にしている。電極40の材質は銅又は銅合金に錫または金等でメッキを行いサビ難くしている。電極40を差し込んだ後キャップ部39をねじこんで防水処理を行う。キャップ部39のネジ部41をコネクタ受け部31のネジ部37にねじこんでいくと、ゴム等で形成したパッキン42がシール部43にあたり上下に圧縮状態になりシール部46とともに防水できる。
【0034】
また、キャップ部39には接続状態検知手段の一部である磁石44を内蔵しておりキャップ部39がきちんとねじこまれた場合は磁石44によりコネクタ受け部31のスイッチ33(リードスイッチ)をONする構成にしている。キャップ部39のねじこみ不足の場合は磁石44が離れているためスイッチ33がONせず接続状態報知手段であるランプ又はブザーを動作させて使用者に直ちに知らせる構成にしている。また、ねしこみが正常に行われれば磁石によりスイッチがOFFし接続状態が正しいことを検知できる。
【0035】
第2の電気機器18を掃除したり、季節などにより使用しない場合にコネクタ差込部32を取りはずす場合がある。その時は保護コネクタ部45をコネクタ受け部31にねじこんで防水型接続部16の防水を行う。保護コネクタ部45をコネクタ受け部31にねじこむとコネクタ差込部32の場合と同様パッキン42が上下に圧縮状態になり防水できる。
【0036】
保護コネクタ部45も磁石44を内蔵しており、ねじこみ不足の場合は磁石44が離れているためスイッチ33がONせずランプ又はブザーを動作させて使用者に直ちに知らせる構成にしている。またコネクタ受け部31から保護コネクタ部45が離れないようにしておくためにバンド47を設けている。
【0037】
図5は防水型接続部16の第二例である。図4の第一例と異なる点は防水構造である。防水用のパッキン48にOリングを用いており、Oリングはコネクタ受け部31に取りつけてある。プラグ部38のシール部49でパッキン48を圧縮して防水する。
【0038】
コネクタ差込部32と保護コネクタ部45のコネクタ受け部31への取りつけ方法は第一例と同様である。
【0039】
図6は防水型接続部16の第三例である。図5の第二例と異なる点はコネクタ受け部31を内ネジとしコネクタ差込部32を外ネジとしたことである。コネクタ差込部32をねじこんで防水する構成は第一例,第二例と同様である。第三例でも防水用のパッキン50をプラグ部38のシール部49で圧縮して防水する。また磁石44をキャップ部51の側面に設けておりスイッチ33(リードスイッチ)もコネクタ受け部31の側面に設けキャップ部39をきっちりねじこんだ場合にONする構成にしている。
【0040】
図7は防水型接続部の電気回路図である。防水型接続部16をコネクタ受け部31とコネクタ差込部32で構成している。コネクタ受け部31は入力端子部52から電源を入力し、コネクタ差込部32の磁石44が近接し所定の磁界を受けるとスイッチ33がONしてリレー34のコイルに電気を励磁し接点を閉じて電極受け部36に電源を出力する。磁石44が離れている場合はスイッチ33がOFFするためフォトカプラのダイオード53がONしてフォトカプラのトランジスタ54がONしてランプ又はブザー35を動作し使用者にキャップ部の締め忘れ、ねじこみ不足等を知らせる。また万一水がかかる場合を考慮しリレー接点をOFFするため電極受け部36の端子間に漏洩電流が流れることがない。
【0041】
コネクタ32は電極40と磁石44を設けている。
図8は本発明の浴室用電源装置に切り替え制御部を付加した電気回路図である。
【0042】
商用電源から電源スイッチ55を介して浴室用電源装置10に電源を入力する。浴室用電源装置10は図1の浴室用電源装置に切り替え制御部56を付加している。
【0043】
電源を電源入力部11から切り替え制御部56に入力し、切り替え制御部56で第1の電源出力部13を介して第1の電気機器17と、絶縁型装置12、第2の電源出力部14、防水型接続部16を介して第2の電気機器18への電源の切り替えを行う。電源スイッチ55は既設のスイッチであり、そのスイッチを利用して電源の切り替えを行う。
【0044】
図9は切り替え制御部の制御の第一例のフローチャートであり第1の電気機器と第2の電気機器への電源のON/OFF制御を示している。
【0045】
図中のスイッチは電源スイッチ55を示している。初期状態のスイッチOFF(S1)からスイッチON(S2)すると第1の電気機器と第2の電気機器を共にONする(S3)。その後スイッチをOFF(S4)すると第1の電気機器と第2の電気機器が共にOFFする(S5)。次にスイッチをON(S6)すると第2の電気機器のみONする(S7),その後スイッチをOFF(S8)すると第2の電気機器がOFFする(S9)。
【0046】
このようにスイッチをONする毎、つまり商用電源印可毎に第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードと第2の電気機器のみONするモードとを切り替えるようにする。
【0047】
図10は図9の切り替え制御部の具体的制御回路図を示している。
リレー56はステップリレーを示しており電源スイッチ55がONし商用電源印可毎にNC側とNO側が切り替わる。NC側の場合にはリレー57とリレー58をONして第1の電気機器と第2の電気機器を共にONし、NO側の場合にはリレー58のみをONして第2の電気機器のみをONするのである。
【0048】
図11は切り替え制御部の制御の第二例のフローチャートである。図9と異なる点を説明する。S5の後タイマーをスタート(S10)しタイマー時間Tが所定時間T0以内(S11)にスイッチをONした(S6)場合には第2の電気機器をONし、タイマー時間Tが所定時間T0を越えた場合にはS2に戻る。その後第2の電気機器をOFFする(S9)とタイマーをスタートする。そしてタイマー時間Tが所定時間T0以内(S12)にスイッチをONした(S13)場合には第1の電気機器と第2の電気機器を共にONし、タイマー時間Tが所定時間T0を越えた場合にはS2に戻る。つまり商用電源をOFF後所定時間内に再度ONする場合には第2の電気機器のみをONするモードと第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードとを切り替え、所定時間経過後にONする場合には第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードとしている。
【0049】
図12は図11の切り替え制御部の具体的制御回路図を示している。
コンデンサ59とコンデンサ60でコンデンサ60の容量をコンデンサ59に対して十分大きくしている。通常状態では比較器61の入力は抵抗分割により+入力が−入力より高い電圧になっている。そのためスイッチ55をONした場合に時定数により比較器61の入力は+入力が−入力より高い電圧になっている。その時フリップフロップ62の63端子がHiになりリレー57とリレー58をONして第1の電気機器と第2の電気機器を共にONする。フリップフロップ62の64端子はLoである。その後スイッチ55がOFFすると比較器61の入力はコンデンサ容量の違いにより−入力が+入力より高くなり比較器61の出力の65端子に立ち下がりトリガーが入力され64端子がHiになる。その状態で所定時間内にスイッチ55がONすると64端子がHiのためリレー57をONして第2の電気機器をONする。スイッチ55がOFF状態で所定時間経過するとフリップフロップ62にリセットがかかりその後スイッチ55をONすると第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードから始まる。前述の第2の電気機器をONした状態からさらにスイッチOFF後所定時間内にスイッチ55がONすると65端子に立ち下がりトリガーが入力され64端子がLoになり63端子がHiになる。このように切り替え制御部の制御を行なうのである。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に係る発明は、既設の浴室に新たに電気機器を設置する場合に電源装置を天井裏に設置するスペースが必要なく、また電源装置からのリード線を浴室の壁と梁、間柱等との間の隙間を通す必要がなく容易に工事ができるとともに、絶縁しかつ防水することにより安全性を確保することができる。また、防水型接続部を設けることにより、浴室の使用者が新たな第2の電気機器への接続を容易にすることができる。また、簡単な構成で、防水型接続部が構成でき、防水構造にすることにより、漏電や感電などの安全性を確保することができる。また、コネクタ受け部とコネクタ差込部を設けることにより、浴室の使用者が新たな第2の電気機器への接続を容易にすることができる。また、保護コネクタ部を設けることにより、季節などにより第2の電気機器を使用しない場合における漏電や感電などの安全性が確保される。また、接続状態検知手段で、保護コネクタ部のコネクタ受け部への接続状態を検知できる。
【0051】
本発明の請求項2に係る発明は、電源ボックスとして一体に構成することにより施工性が向上し、また防水構造にすることにより、安全性を確保できる。
【0052】
本発明の請求項3に係る発明は、接続状態検知手段で第2の電気機器側からのコネクタ差込部のコネクタ受け部への接続状態を検知できる。
【0053】
本発明の請求項4に係る発明は、ねじこみ不足の場合は磁石が離れているためスイッチがONしないことにより、接続状態が悪いことを検知し、ねじこみが正常に行われれば磁石によりスイッチがOFFし接続状態が正しいことを検知できる。
【0054】
本発明の請求項5に係る発明は、接続状態を検知し、接続状態の悪い場合には、接続状態報知手段により知らせ、さらに電流遮断手段により電力の供給を停止することにより、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させることができる。
【0056】
本発明の請求項6に係る発明は、コネクタ受け部には、第2の電源出力部からの出力供給により、電力の必要な接続状態報知手段と電流遮断手段とを容易に設けることができ、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させることができるとともに使用者に接続状態の異常を知らしめることができる。
【0057】
本発明の請求項7に係る発明は、防水型接続部の漏電や感電などの安全性を向上させることができるとともに使用者に接続状態の異常を知らしめることができる。
【0058】
本発明の請求項8に係る発明は、切り替え制御部により、電気機器を両方ON状態にすることや第1の電気機器だけあるいは第2の電気機器だけON状態にすることなど任意に制御可能となる。
【0059】
本発明の請求項9および10に係る発明は、切り替え制御部により、電気機器を両方ON状態にすることとだけあるいは第2の電気機器だけON状態にすることが制御可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴室用電源装置の電気回路図
【図2】同装置の設置断面図
【図3】同装置の別の設置断面図
【図4】同装置の第一例の防水型接続部の断面図
【図5】同装置の第二例の防水型接続部の断面図
【図6】同装置の第三例の防水型接続部の断面図
【図7】同装置の防水型接続部の電気回路図
【図8】同装置の切り替え制御部を付加した電気回路図
【図9】同装置の切り替え制御部の制御の第一例のフローチャート
【図10】同装置の切り替え制御部の具体的制御回路図
【図11】同装置の切り替え制御部の制御の第二例のフローチャート
【図12】同装置の切り替え制御部の他の具体的制御回路図
【図13】従来の浴室用電源装置を示す図
【符号の説明】
10 浴室用電源装置
12 絶縁型装置
16 防水接続部
17 第1の電気機器
18 第2の電気機器
24 電源ボックス
28,31 コネクタ受け部
29,32 コネクタ差込部
45 保護コネクタ部

Claims (10)

  1. 電源入力部と、絶縁型装置と、第1の電気機器の取りつけ部と、前記第1の電気機器への第1の電源出力部と、前記絶縁型装置からの第2の電源出力部と、浴室近傍に設けた第2の電気機器を接続する防水型接続部とから構成した浴室用電源装置であって、防水型接続部に第2の電源出力部側からのコネクタ受け部と接続状態検知手段とを設け、コネクタ受け部を、第2の電気機器側からのコネクタ差込部や、第2の電気機器を接続しない場合に保護コネクタ部をそれぞれ防水構造で接続可能とし、接続状態検知手段を、保護コネクタ部のコネクタ受け部への接続状態を検知可能にした浴室用電源装置。
  2. 電源入力部と、絶縁型装置と、第1の電気機器の取りつけ部と、前記第1の電気機器への第1の電源出力部と、前記絶縁型装置からの第2の電源出力部とが電源ボックスとして一体に構成され、前記電源ボックスが防水構造である請求項1記載の浴室用電源装置。
  3. 接続状態検知手段を、第2の電気機器側からのコネクタ差込部のコネクタ受け部への接続状態を検知可能にした請求項1又は請求項2記載の浴室用電源装置。
  4. 接続状態検知手段は、コネクタ受け部に配置したスイッチとコネクタ差込部又は保護コネクタ部に配置した磁石により接続状態を検知する請求項3記載の浴室用電源装置。
  5. 防水型接続部に接続状態報知手段と電流遮断手段とを設けた請求項1記載の浴室用電源装置。
  6. 接続状態報知手段と電流遮断手段とをコネクタ受け部に設けた請求項5記載の浴室用電源装置。
  7. 接続状態検知手段により接続状態を検知し、接続状態が良くない場合に、接続状態報知手段により使用者に知らせかつ電流遮断手段により電力の供給を停止するようにした請求項5または請求項6記載の浴室用電源装置。
  8. 第1の電気機器と第2の電気機器への電源供給を切り替えるための切り替え制御部を設けた請求項1記載の浴室用電源装置。
  9. 切り替え制御部は商用電源印可毎に第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードと第2の電気機器のみをONするモードとを切り替える構成とした請求項8記載の浴室用電源装置。
  10. 切り替え制御部は商用電源をOFF後所定時間内に再度ONする場合には第2の電気機器のみをONするモードと第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードとを切り替え、所定時間経過後にONする場合には第1の電気機器と第2の電気機器を共にONするモードとした請求項9記載の浴室用電源装置。
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