JPH0728965B2 - 縫いずれ防止上下送り歯装置ミシン - Google Patents

縫いずれ防止上下送り歯装置ミシン

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JPH0728965B2 JP63185745A JP18574588A JPH0728965B2 JP H0728965 B2 JPH0728965 B2 JP H0728965B2 JP 63185745 A JP63185745 A JP 63185745A JP 18574588 A JP18574588 A JP 18574588A JP H0728965 B2 JPH0728965 B2 JP H0728965B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ミシンによる縫製時に生ずる被縫製物の延
伸による手直し不能のしわや被縫製物が滑らないため生
ずる縫製不能の不具合の要因を取り除く縫いずれ防止、
上下送り歯装置ミシンに関するものである。
(従来の技術) 従来からミシンの被縫製物の送り装置は第14図に示すよ
うに、上側の生地C1と下側の生地C2を重ねてなる被縫製
物Bを上方から押さえ足Lで押圧しながら、鋸刃状の送
り歯Rを下方から針板上面Pに出没させ、楕円運動によ
る送り作用によって生地を移動させていた。この場合、
下側の生地C2は直接接触面aに接する送り歯Rから送り
作用を受けるが上側の生地C1は両者の接触面bの摩擦抵
抗を介して間接的に送り作用を受ける一方、押さえ足L
の押圧によってその接触面Cには送り作用を妨げる摩擦
抵抗を受けるので、例えば延伸し易い材料からなる生地
では縫いずれを生じて縫目に手直し不能のしわの発生を
避けることが出来なかった。また、皮革やビニール等の
滑らない素材からなる被縫製物は押さえ足Lの圧力によ
って上側の生地C1の送り作用が妨げられ縫製送りが出来
ない不具合を生じていた。
これらのミシンの被縫製物Bの縫いずれ防止のため種々
の手段が講ぜられ、例えば実公昭56−33496号公報や特
願昭62−219891号により提示した縫いずれ防止アタッチ
メントや針板と送り歯による生地の送り制止機構を有す
る縫いずれ防止装置がある。
また、先行技術のなかで、例えば、実願昭61−23335号
(実開昭62−134565号)のマイクロフィルムには、従
来、送り歯と押さえ棒からなる歩行送り機能を有するミ
シンの構成における送り足支えとベルクランクの間に生
じる拘束現象を解決するため案内体を筐体側に設け、円
滑化された送り足と下の送り歯で縫製物を挾持し移動さ
せるミシンが開示されているが上の送り歯を設けた構成
は見当らなかった。
また、特開昭59−139296号公報には下の送り歯の駆動機
構に直結した上の送り歯の昇降機構を有するものが開示
されている。その構成は上の送り歯を有する送り腕の揺
動中心となる支持部材を上下に揺動し、かつ、調節可能
と布押え腕に支持させたもので、構成上、上の送り歯の
傾きを布素材に応じて可変とするので、素材に対応して
調整手間を避けることはできない。従って、押さえ足を
被縫製物に当接するようセットした上その底面から出没
する上の送り歯を下の送り歯と同調して全く等行程の並
進する楕円運動を可能として縫いずれ防止ミシンの構成
は見当らなかった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は従来の技術において述べた縫いずれ防止装置
によっても解決できなかった厚手の延伸する被縫製物
(例えば毛脚のあるズボン等)をはじめ皮革、ビニール
等の滑らない素材のため通常ミシンで縫製不能であった
被縫製物の縫製上の問題点を解決し、いかなる素材の被
縫製物でも縫いずれを防止して容易に縫製できるミシン
を提示することをこの発明の目的とするものである。
なお、縫いずれ防止を目的とする先行技術のなかで、例
えば、特公昭55−37274号公報に下の送り歯に同期させ
てこれと対向する上の送り歯に楕円運動をさせる構成の
布送り装置が開示されている。これはミシン機枠に固定
支点を設けた揺動体と連結され、ばねを弾装して上の送
り歯の下方への作用力を与える押圧手段を設けた送り腕
をリンクを介して下の送り歯と同期した水平運動させる
と共に針駆動軸の揺動と連動させる一方、主送り台の水
平方向運動に連動し連動体を揺動させ、その溝と揺動体
の溝とに角駒を遊嵌して連結し、それら角駒の溝に対す
る位置を変位することによって上の送り歯の送り量を調
節する構成となっており、狭い空間内に複雑精巧な要素
を組込むため生産上等の問題発生の要因となり現在まで
実用化されない発明であり、その仕様の再現性にも問題
を有することを示唆するものであった。
また、実願昭47−18585号(実開昭49−37149号)のマイ
クロフィルムには上の送り歯に相当する副押え体を設け
た布送り装置が開示されている。
これはベッド上に固設した支持体に設けた一方の固定軸
に揺動体を、他方の固定軸はベッド上面に傾斜する作用
面を設けた作動体の基部を支承し、一方、押え棒の下端
に弾装のされた主押え体と、揺動体と他端を連結した副
押え体にリンクを介して作動体の斜面に沿って移動する
よう配設した連動体と連動可能に連結し、かつ、副押え
体に下方への押圧力を与える弾性体を設けた構成をミシ
ン機構と連動するよう連結桿及びロッドでそれぞれ揺動
体と作動体に連結し構成したものである。
この考案も実用化されることはなく単に紙上で作用効果
を主張するだけで仕様に対する再現性にも問題を有する
ことを示唆するものであった。
従って、本発明の解決しようとする課題は単に紙上にお
いて作用効果を主張するのみで実用化されていない従来
の上の送り歯の昇降機構を改善し、構造が簡単で、剛性
のある要素の組合せによる作動の円滑な構成によって実
用化が容易で再現性の確実な所期の作用効果を的確に得
られるものを開発し提示しようとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は上述の目的を達成するため、下の送り歯の駆
動機構と同軸上に直結し下の送り歯と同調運動可能の上
の送り歯の昇降機構を設けた縫いずれ防止ミシンにおい
て、前記の上の送り歯の昇降機構は、下の送り歯の送り
ざおと同じく左右方向に回動する送りざおを設け、その
先端部に軸設した水平軸を介して枢着される支持片を設
ける一方、下の送り歯の上下だるまと上下逆方向に上下
する上下だるまを軸着し、その先端部に軸設した水平軸
を介して枢着される上下ロッドを垂設し、前記支持片と
前記上下ロッドに自在軸受を介して支承される駆動軸を
テーブル上に跨設し、前記駆動軸の上下ロッド側の軸端
部に固設した支持片に上の送り歯の支持部材を取付け可
能に形成した構成を有することを要旨とする縫いずれ防
止上下送り装置ミシンである。
(作用) この発明の作用を実施例の図面を参照して説明する。
従来の技術における縫いずれの発生要因が被縫製物Bを
針板P上において押圧する押さえ足2の圧力と下方から
針板P上に出没する下の送り歯9の送り作用になること
に鑑みてこの発明の技術的手段は、先ず押さえ足2の押
圧力がかからないように被縫製物Bの上面に当接する位
置に押さえ足2の降下位置をセットするため第1図に示
すミシンの押さえ筒ねじSによって昇降ガイドGの昇降
行程を調整する。押さえ足2の底面開溝部4に嵌挿され
上下方向に楕円運動して昇降される上の送り歯6を設
け、その底面3から出没させ、針板上面Pに出没する下
の送り歯9と対向して互いに離間した後、当接させて被
縫製物Bを上下送り歯6,9の間に噛み込ませた上、送り
移動させ、縫針Nが被縫製物Bを縫合すると共に、両者
を離間させ、元の位置まで復帰した上、次の送り動作に
入るサイクルを繰り返すよう形成されている。
従って、被縫製物Bが押さえ足2に妨げられながら送り
移動することがないため、厚手の毛脚のある素材でも縫
いずれを生ずることなく完全な縫合を行うことが出来る
と共に、革やビニールを素材とする被縫製物Bでも押さ
え足の圧力がかからないため、容易に上下送り歯6,9に
噛み込んで送り位置に移動させることが出来る。
従って、如何なる素材でも縫いずれ防止をして縫製でき
る作用効果はきわめて大である。
次に、第4図に示す下の送り歯9の昇降機構は駆動機構
29を構成する送り軸30に軸着され、左右回動する送りざ
お32と上下軸31に軸着され先端部40を上下回動する上下
だるま39の連携作用を介して送り土台Eが上下方向に楕
円運動するので、その上に片持状に螺設された下の送り
歯9が針板上面Pに出没するよう構成されている。これ
と同調して駆動される上の送り歯6の昇降機構5は第11
図に示すように、共通する駆動機構29の同軸上に直結
し、下の送り歯9と上下逆方向に上下しながら楕円運動
する上下だるま39a側の駆動軸21の軸端部24に第12図に
示すように、固設した支持片25に上の送り歯5の支持部
材26として片持状に支持脚26を垂設した誘導アーム13を
架設して押さえ足2の底面開溝部4に上の送り歯6を出
没させるものであり、しかも第1図、第2図に示すよう
に、昇降用ガイドGに設けた係止部材16を介して押さえ
足2を誘導アーム13と共に、昇降自在に形成し、さらに
両者の間にばね20を弾装して振れ止めを設けてあるの
で、上下送り歯6,9の同調する送り作用を効果的に遂行
させることができる。
(実施例) この発明の実施例を以下図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は、この発明の縫いずれ防止上下送り歯
装置ミシン1の要部を示すものである。
ミシン本体Mの頭部Hに垂設されレバーVを介して昇降
自在に形成された昇降用ガイドGの昇降行程を押さえ筒
ねじSを調節してその降下位置を被縫製物Bの上面に当
接するようにセットし、ガイドGの下端に螺着した押さ
え足2の底面3と針板上面Pの間に挟まれた被縫製物B
に押圧力が作用しないようにする。
従って、押さえ足2にはその底面開溝部4に嵌挿され、
昇降機構5を介して底面3より出没する上の送り歯6の
案内手段と被縫製物Bの縫合方向の定規の作用を行わせ
るものであり、通常押さえ足2に形成される送り方向の
前後の案内のため、上方に反らせた足先部7の後方側を
欠落した押さえ足2を形成し、その底面開溝部4に縫合
送り方向の後部より嵌挿され、上下方向に楕円運動する
上の送り歯6が押さえ足2と干渉しないようにする。段
付きのL字形に形成された上の送り歯6は先端下面にラ
ック8を鋸刃状に設け、針板上面Pに出没する三列のラ
ック10,11,12を有する下の送り歯9に対向し昇降させる
誘導アーム13の他側端部14を折り曲げた垂直端部15に取
り付けられる。押さえ足2を取り付けた昇降ガイドGに
設けた係止部材16を介して突設したかぎ形の係止片17に
突設した水平方向の係止ピン18に誘導アーム13の他側端
部14を係止して押さえ足2と共に、昇降自在に持ち上げ
ることができる。また、誘導アーム13の他側端部14に設
けた上の送り歯6の取付部19と押さえ足2の昇降用ガイ
ドGに設けた係止部材16を連結するばね20を弾装し誘導
アーム13の他側端部14の振れ止めを形成する。ミシン本
体Mの付根部Dに近接しテーブルTに跨設した駆動軸21
を嵌挿した上下ロッド22の頭部23をテーブルT上に突出
させて支承される駆動軸21の軸端部24に支持片25を固設
し、揺動自在に昇降するよう駆動される支持片25に上の
送り歯5の支持部材26として垂設した支持脚26を一側端
部として片持状に折り曲げテーブルTの平面と平行する
L字形の誘導アーム13を架設し、その他側端部14に上の
送り歯6が取り付けられる。誘導アーム13のL字形の枠
組上には三角形の補強板28を取り付ける。
次に、上下送り歯6,9の昇降機構について説明する。第
4図に示すように、駆動機構の送り軸30と上下軸31にそ
れぞれ軸着した送りざお32aの先端部33に軸着した水平
軸34を介して枢着される支持片35の頂部36にT字状に直
交する支持アーム37の一側端部38を回動自在に螺設した
駆動軸21を介して下の送り歯9の送りざお32と同一方向
に軸着された上の送り歯6の送りざお32aの左右回動を
伝達する一方、下の送り歯9の上下だるま39と上下軸31
の中心に対し、対称位置に軸着させた上の送り歯6の上
下だるま39aの先端部40に軸着した水平軸41を介して垂
設された上下ロッド22の自在軸受42に前記の駆動軸21の
先端軸43を嵌挿させて支持し、上下軸31の左右回動によ
り下の送り歯9の上下だるま39の先端部40の上下回動に
対して上の送り歯6の上下だるま39aの先端部40aが上下
逆方向に上下回動されるのに連動する上下ロッド22支承
される駆動軸21の軸端部24の上下方向の楕円運動を第12
図に示すように、支持片25を突設して伝達させる。支持
片25は上面および側面からセットねじ44を螺設して駆動
軸21に上面45がテーブルT面と平行になるように固設さ
れる。支持片25の上面45には駆動軸21と直交して穿設さ
れた誘導アーム13の支持脚26の取付穴46に嵌挿した支持
脚26を直交する二側面からセットねじ44を螺設して固設
し、支持片25の上下方向の楕円運動が支持脚26を介して
誘導アーム13の他側端部14に垂設した上の送り歯6まで
伝達するよう形成される。第13図は駆動軸21の先端軸43
を支承する上下ロッド22を螺着して支持する水平軸41を
枢着した先端部40aを有する上の送り歯6の上下だるま3
9aを駆動機構29の上下軸31に軸装した組立展開図を示す
ものである。
次に、第5図〜第8図により上下送り歯の昇降による被
縫製物の送り作用について説明する。
第5図の作用段階Iにおいて、縫針Nは最上点まで上昇
し、降下を始めんとする位置にあり、下の送り歯9は針
板上面Pから2粍上昇した最上点に達し、これに対向す
る上の送り歯6も押さえ足2の底面開溝部4より2粍下
降した最下点に達し、丁度上下送り歯6,9の鋸刃の頂部
が当接し間隙は0の状態となる。
従って、被縫製物Bは両者の間に挟まれる状態で送り歯
の位置は縫針Nの中心線XXに対し、最も近接した位置に
上の送り歯6の先端部47が突出した状態において、第9
図に示す下の送り歯9の三本の平行するラック10,11,12
のうち中央の短いラック11の先端の鋸刃一枚分を残して
当接するように送り方向の関係位置を形成される。
従って、下の送り歯9の他の二本のラック10,12は針板
上面Pに上昇して押さえ足2の足先部7の底面3に当接
する被縫製物Bを下から押し上げた状態となっている。
従って、図に示す想像線の被縫製物Bはその上下の素材
の厚みだけ上下の送り歯6,9の間に噛み込まれているこ
とは当然である。
次に、第6図の作用段階IIにおいて、縫針Nが下降する
途中において、下の送り歯9は最上昇点に達したまま送
り方向に6粍移動する一方、最下降点に達している上の
送り歯6もそのまま送り方向に6粍移動する。
従って、両者に挟まれた被縫製物Bは6粍送り位置に移
動し、次の縫針Nによる縫合点に縫針Nが下降してきて
布地に刺さることになる。
次に、第7図の作用段階IIIにおいて、縫針Nは最下降
点に達し、上昇に転じようとする時、下の送り歯9も最
下点まで4粍下降した針板上面Pから2粍下方に没入し
た状態となる。
一方、上の送り歯6は最上点まで4粍上昇し、押さえ足
2の底面開溝部4より上方に2粍没入した状態になる。
従って、被縫製物Bは両者によって噛み込まれた状態か
ら脱し、両者の鋸刃の間隙は4粍となり、被縫製物Bは
針板上面Pで押さえ足2に当接された状態となる。
次に、第8図の作用段階IVにおいて、縫針Nが上昇に転
じると、下の送り歯9は最下点に達したまま送り方向に
対して手前位置まで6粍だけ右方に針板上面Pの下方に
没したまま移動し、一方上の送り歯6は最上点に達した
まま同様に手前位置まで6粍右方に押さえ足2の底面開
溝部4に没入したまま移動し、被縫製物Bは両者の4粍
の間隙によって挟まれていない。
次に、縫針Nはさらに上昇するときは、下の送り歯9は
針板上面Pに鋸刃の先端をあらわして出てくる一方、上
の送り歯6も押さえ足2の底面3より鋸刃の先端をあら
わして互いに近接しながら縫針Nに近接した手前位置に
出てきて作用段階Iの作用を繰り返すサイクルにより縫
合作用が行われる。
なお、第9図、第10図に示すように、上の送り歯6のラ
ック8は下の送り歯9に対し、縫合送り方向に二本の外
側ラック10,12の中間において、両者の間隔一杯の幅を
有し、幅の狭い中央ラック11に対向するよう形成され、
被縫製物Bの噛み込み幅は下の送り歯の歯幅をこえるこ
とはない。
(発明の効果) この発明は上述の構成を有するので、下記の利点があ
る。
(1)請求項(1)項の下の送り歯の駆動機構と同軸上
に直結し、下の送り歯と同調運動可能の上の送り歯の昇
降機構を設けたこの発明の縫いずれ防止、上下送り歯装
置は、従来の技術における縫いずれ発生の要因となって
いる押さえ足の圧力により被縫製物の押圧をゼロとし、
押さえ足を被縫製物に当接させると共に、上下方向に対
向する楕円運動を同調させて行わせ、互いに離間した後
当接する上下の送り歯を設け、その間に挟んで被縫製物
を送り移動させることができるので、縫いずれを防止で
きると共に、従来押さえ足の押圧により滑らないため、
送り移動ができなかった革、ビニール素材についても容
易に送り移動が可能となり、厚手の延伸する被縫製物は
従来縫いずれ防止手段がなかったのも簡単に縫合できる
等の如何なる素材に対しても縫いずれ防止して手直し不
能のしわの発生しない縫製ができること。
なお、この発明の上の送り歯の昇降装置は従来技術にお
ける上の送り歯の送り機構が内蔵する複雑精巧な要素を
狭い空間内に組込む構成による不具合発生の要因が問題
となり未だに縫いずれ防止ミシンの実用化を阻んで来た
現状を改善し、簡単な構造で剛性のある要素の作動の円
滑さを保証できる組合せにより仕様の再現性の容易で確
実に作用効果を奏する実用化された縫いずれ防止ミシン
を提供することにより課題を解決したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の縫いずれ防止、上下送り歯装置ミシ
ンの本体要部説明背面側斜視図、第2図は左側面側斜視
図、第3図は正面側斜視図、第4図は上下送り歯とその
昇降機構の部分組立説明図(正面図)、第5図は上下送
り歯の作用段階Iの作用説明正面図、第6図は作用段階
IIの作用説明正面図、第7図は作用段階IIIの作用説明
正面図、第8図は作用段階IVの作用説明正面図、第9図
は第5図AA視部分断面説明図、第10図は第9図のBB視部
分側面説明図、第11図は上の送り歯昇降機構と直結する
駆動機構の組立説明斜視図、第12図は上の送り歯の昇降
機構と誘導アームの組立説明斜視図、第13図は上下だる
ま側昇降機構の部分展張組立説明図(正面図)、第14図
は従来の技術の被縫製物の送り作用説明図である。 (主要部分の符号の説明) 1…縫いずれ防止上下送り歯装置ミシン、5…昇降機
構、6…上の送り歯、9…下の送り歯、21…駆動軸、22
…上下ロッド、24…軸端部、25…支持片、26…支持部材
(支持脚)、29…駆動機構、32…送りざお、32a…送り
ざお、33…先端部、34…水平軸、35…支持片、39…上下
だるま、39a…上下だるま、40a…先端部(上下だる
ま)、41…水平軸、42…自在軸受、T…テーブル。B…
被縫製物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下の送り歯(9)の駆動機構(29)と同軸
    上に直結し下の送り歯(9)と同調運動可能の上の送り
    歯(6)の昇降機構(5)を設けた縫いずれ防止ミシン
    において、 前記の上の送り歯(5)の昇降機構(6)は、下の送り
    歯(9)の送りざお(32)と同じく左右方向に回動する
    送りざお(32a)を設け、その先端部(33)に軸設した
    水平軸(34)を介して枢着される支持片(35)を設ける
    一方、 下の送り歯(9)の上下だるま(39)と上下逆方向に上
    下する上下だるま(39a)を軸着し、その先端部(40a)
    に軸設した水平軸(41)を介して枢着される上下ロッド
    (22)を垂設し、前記支持片(35)と前記上下ロッド
    (22)に自在軸受(42)を介して支承される駆動軸(2
    1)をテーブル(T)上に跨設し、前記駆動軸(21)の
    上下ロッド(22)側の軸端部(24)に固設した支持片
    (25)に上の送り歯(5)の支持部材(26)を取付け可
    能に形成したことを特徴とする縫いずれ防止上下送り歯
    装置ミシン。
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