JPH0728920Y2 - 自動静電塗装装置 - Google Patents

自動静電塗装装置

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JPH0728920Y2
JPH0728920Y2 JP1163190U JP1163190U JPH0728920Y2 JP H0728920 Y2 JPH0728920 Y2 JP H0728920Y2 JP 1163190 U JP1163190 U JP 1163190U JP 1163190 U JP1163190 U JP 1163190U JP H0728920 Y2 JPH0728920 Y2 JP H0728920Y2
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計二 宮地
浩一 安藤
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、水平方向に搬送される被塗物に対してスプレ
イガンを上下に往復運動させつつ塗料を吹き付け、スプ
レイガンと被塗物の間に形成した静電界の作用により塗
料を被塗物に塗着させるようにした自動静電塗装装置に
関し、特に、箱状の被塗物のように正面のみならず上下
や左右の側面にも併せて塗装を施す場合にも適用するの
に好適な装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする課題 この種の自動静電塗装装置において、形状が異なる被塗
物に順次に塗装を施す場合に対応して、塗装位置の手前
側に設けた検出装置で被塗物の正面形状を検出し、その
検出データに基づいてスプレイガンの塗料の噴射と停止
を制御するようにしたものは公知である。一方、被塗物
が例えば箱状であつて正面のみならず上下や左右の側面
にも併せて塗装を施す場合には、オーバースプレイ、す
なわち、正面形状よりも大きい範囲に塗料を噴射するこ
とにより塗料を上下や左右の側面に回り込ませて塗着さ
せる方法が取られていて、これを上記したような自動塗
装に組み入れたものも知られているが、被塗物によつて
その奥行寸法が異なる場合に、従来は、作業者が奥行寸
法をいちいち確認して手動でオーバースプレイ量を設定
するようにしていたため、完全な自動化には到つていな
かつた。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するための手段として、本考案の自動
静電塗装装置は、被塗物の搬送路の塗装位置よりも手前
側に、被塗物の正面形状を検出する正面形状検出装置
と、被塗物の奥行寸法を検出する奥行寸法検出装置を設
けるとともに、この奥行寸法検出装置の検出結果に基づ
いてオーバースプレイ量を演算する演算装置を設け、被
塗物がスプレイガンの前方に搬送されてきたときに、正
面形状検出装置の検出結果にオーバースプレイ量分を加
えた範囲に塗料を噴射するようにスプレイガンを制御す
る制御装置を設けた構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、被塗物が塗装位置の手前の検
出位置にくると、正面形状検出装置により正面形状が検
出されるとともに、奥行寸法検出装置でその奥行寸法が
検出されて、演算装置により奥行寸法に対応したオーバ
ースプレイ量が演算され、被塗物が塗装位置に搬送され
てきたときに、制御装置によつて、スプレイガンが被塗
物の正面形状に上記のオーバースプレイ量分を加えた範
囲で塗料を噴射するように制御され、オーバースプレイ
分が被塗物の側面に回り込んで、被塗物の正面と併せて
側面への塗装が施されるのであつて、スプレイガンの塗
料の噴射範囲が、各被塗物ごとに、その正面形状に奥行
寸法に対応したオーバースプレイ量を加えたものに制御
されることにより、各被塗物について塗料を無駄に消費
することなくその正面及び側面の塗装を確実に行うこと
ができるのはもちろんのこと、オーバースプレイ量につ
いても、奥行寸法検出装置で検出した検出結果に基づい
て演算して自動的に制御するようにしたから、人手を一
切必要としないで完全な自動化を実現することができる
効果がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は、ハンガ2によつて箱状の被塗物
Xを一定間隔をおいて吊り下げて矢線方向に搬送するコ
ンベヤであつて、その近傍に、無端チエーン4の循環走
行によりその無端チエーン4に連結された取付部材5が
上下に往復運動するレシプロケータ3が設置され、その
取付部材5にスプレイガン6が取り付けられて、スプレ
イガン6が図示しない高電圧発生装置の負極に接続さ
れ、また、コンベヤ1がアースされて、スプレイガン6
と被塗物Xとの間に高電位の静電界が形成され、スプレ
イガン6から噴射された塗料がその静電界の作用によつ
て被塗物Xに塗着されるようになつている。
上記のスプレイガン6を設けた塗装位置から搬送方向の
一定距離手前の位置には、被塗物Xの正面形状を検出す
る正面形状センサ8が設置されており、この正面形状セ
ンサ8は、例えば多数の撮像素子を縦に並べたものであ
つて、被塗物Xの上下方向の寸法をその走行方向の前方
から順次に読み取り、コンベヤ1の走行速度に同期した
周期のパルスを発振するパルス発振器9の発振パルスと
の組み合わせによつて、被塗物Xの正面形状の検出信号
として形状取込み部10に入力するようになつていて、こ
の形状取込み部10の出力側に、検出した正面形状に対応
するスプレイパターンを演算するパターン演算部11が接
続されているとともに、上記の正面形状センサ8の近傍
におけるコンベヤ1の上方に、被塗物Xの奥行寸法を検
出する奥行寸法センサ12が設置され、コンベヤ1と直角
方向に並べられた多数の撮像素子により被塗物Xの奥行
寸法を検出してオーバースプレイ演算部13に入力し、こ
のオーバースプレイ演算部13において予め定められて演
算式により奥行寸法に対応したオーバースプレイ幅が演
算されるようになつており、このオーバースプレイ演算
部13と上記のパターン演算部11の出力側が補正パターン
演算部14に接続され、ここにおいて、パターン演算部11
で演算された被塗物Xの正面形状に対応したスプレイパ
ターンの上下及び左右に、オーバースプレイ演算部13で
演算されたオーバースプレイ幅を加えた補正パターンが
演算され、この補正パターン演算部14の出力信号がスプ
レイガン制御部15に入力され、搬送されてくる被塗物X
に同期してスプレイガン6からの塗料の噴射と停止が制
御されるようになつている。
本実施例はこのような構造になり、コンベヤ1によつて
搬送されてきた被塗物X1の正面形状が正面形状センサ8
で検出されてその検出信号が形状取込み部10に取り込ま
れると、パターン演算部11によつて、第2図の実線に示
すような被塗物X1の正面形状に対応したスプレイパター
ンAが演算されるとともに、奥行寸法センサ12により奥
行寸法が検出されて、オーバースプレイ演算部13により
それに対応したオーバースプレイ幅aが演算され、補正
パターン演算部14でスプレイパターンAにオーバースプ
レイ幅aを加えた、破線に示す補正パターンA1が演算さ
れ、被塗物X1が塗装位置にくると、スプレイガン制御部
15により、その演算信号に対応してスプレイガン6の塗
料の吹き始め及び吹き終り、並びに上下方向の噴射スト
ロークが制御されて、被塗物X1に対して補正パターンA1
の範囲の塗料の噴射が行われ、オーバースプレイ分が側
面に回り込んで、正面並びに上下左右の側面に塗装が施
され、次の被塗物X2が奥行寸法の大きいものであれば、
それに対応した大きなオーバースプレイ幅bを加えて、
同図の鎖線に示すような補正パターンA2が演算され、被
塗物X2には、奥行寸法が増えた分だけ拡大した範囲A2
塗料の噴射が行われる。また、その次の被塗物X3のよう
に、正面形状が変われば、元のスプレイパターン自体が
変わつて、それに奥行寸法に対応したオーバースプレイ
幅を加えた補正パターンに従つてスプレイガン6の塗料
噴射が制御される。
すなわち、塗装位置では、被塗物Xの正面形状に対応し
たスプレイパターンに、奥行寸法に対応したオーバース
プレイ幅を加えた補正パターンで塗料が噴射されること
によつて、被塗物Xの正面並びに上下左右の側面に、塗
料の無駄な消費を伴うことなく確実に塗装が施され、し
かもその補正パターンは各被塗物Xについて自動的に演
算されるから、人手を一切必要としないで完全な自動化
が計られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す斜視図及びブロ
ツク図、第2図はそのスプレイパターンを説明する説明
図である。 X:被塗物、1:コンベヤ、3:レシプロケータ、6:スプレイ
ガン、8:正面形状センサ、11:パターン演算部、12:奥行
寸法センサ、13:オーバースプレイ演算部、14:補正パタ
ーン演算部、15:スプレイガン制御部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に搬送される被塗物に対してスプ
    レイガンを上下に往復運動させつつ塗料を吹き付け、ス
    プレイガンと被塗物の間に形成した静電界の作用により
    塗料を被塗物に塗着させるようにした自動静電塗装装置
    において、被塗物の搬送路の塗装位置よりも手前側に、
    被塗物の正面形状を検出する正面形状検出装置と、被塗
    物の奥行寸法を検出する奥行寸法検出装置を設けるとと
    もに、この奥行寸法検出装置の検出結果に基づいてオー
    バースプレイ量を演算する演算装置を設け、被塗物がス
    プレンガンの前方に搬送されてきたときに、正面形状検
    出装置の検出結果にオーバースプレイ量分を加えた範囲
    に塗料を噴射するようにスプレイガンを制御する制御装
    置を設けたことを特徴とする自動静電塗装装置
JP1163190U 1990-02-08 1990-02-08 自動静電塗装装置 Expired - Fee Related JPH0728920Y2 (ja)

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JPH03102255U JPH03102255U (ja) 1991-10-24
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