JP2658503B2 - レシプロ塗装方法 - Google Patents

レシプロ塗装方法

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JP2658503B2
JP2658503B2 JP13642090A JP13642090A JP2658503B2 JP 2658503 B2 JP2658503 B2 JP 2658503B2 JP 13642090 A JP13642090 A JP 13642090A JP 13642090 A JP13642090 A JP 13642090A JP 2658503 B2 JP2658503 B2 JP 2658503B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車車体の塗装工場等に実施することが
できる、レシプロ塗装方法に関するものである。
(従来の技術) 被塗物の一例として自動車車体について説明する。自
動車車体の塗装は、コンベアによって一定速度で移動し
てくる被塗物(自動車車体)に対して、塗装ガンをこの
被塗物の長手方向(移動方向)に直交する方向にレシプ
ロ運動させながら行なうのが普通である。この場合、通
常、横に並べた3本程度の塗装ガンを同時にレシプロ運
動させることにより、横幅寸法のある被塗物に対し、均
一な塗装を行なうことになる。ところで被塗物がこのよ
うに自動車車体である場合、エンジンフードの部分とル
ーフの部分、さらにトランクフードの部分とで横幅寸法
が異なるのが普通であるため、その部分、部分でレシプ
ロ運動のストロークを変える必要が生ずる。これは、い
わゆるオーバースプレーを防止するためであり、塗料の
無駄な使用を防ぎ、また大気汚染を防止するためであ
る。
ここで図を用いて説明する。第3図において1は被塗
物、2はこの被塗物1に向けて吹付けられる塗料、3は
塗装ガン、4は塗料2のオン、オフバルブ、5は塗料チ
ューブ、6はオン、オフバルブ4を開閉するパルス数を
設定、制御するシーケンサ、7は塗装ガン3の位置を所
望位置に合せる設定器である。このような系路において
被塗物1に塗装をするとき、塗装ガン3が1個であると
きには、第4図に符号8で示すような軌跡で塗装ガン3
を移動させることになる。たとえば矢印A方向に移動す
る被塗物1を塗装する場合において、被塗物1の右端1a
側から左方に移動する塗装ガン3は、被塗物1の左端1b
に達したとき、今度は左側から右方に向けて移動する。
そして再度被塗物1の右端1aに戻ったとき、再度左端1b
に向けて移動する。これを繰り返すことにより、塗装作
業が行なわれる。
以上は被塗物1に対して塗装ガン3が1個の場合の作
動であるが、塗装ガン3が3個であるときには、第5図
に示すようになる。この場合にも基本的には第4図の場
合と同様であるが、塗装ガン3が3個であるために、そ
の移動ストロークは小さく、被塗物1を3つの部分に分
けて塗装することになる。
このようにレシプロ運動で塗装ガン3を動かすという
ことは、塗装ガン3がある方向に所定ストローク進んだ
ところ(塗装ガン3が3本であるとした場合、両側の塗
装ガン3が所定位置に到達したとき)で一旦停止し、次
に反対方向に進むことの繰り返しを行なうということで
ある。ストロークの終端で、移動方向を変えるためその
近辺で塗装ガン3の移動速度が小さく(遅く)なること
になる。そしてストローク最後のところで塗装ガン3か
らの塗料2の吐出を停止させ、反対方向に動き出したと
ころで再度吐出させるような制御を行なうことになる。
従来にあっては、このように塗料カットの制御を行な
うに当たり、クランク部に取付けたリミットスイッチあ
るいは近接スイッチのエアスイッチング作用によって塗
料のオン、オフバルブを作動させるようにしている。こ
のときのオン、オフバルブの作動タイミングは、併設し
たパルス発信器を用いて、クランク部のリミットスイッ
チあるいは近接スイッチが作動してから幾パルス目かに
エアスイッチング動作するように、あらかじめ設定して
ある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このように塗料のオン、オフバルブの制御
をするとき、オン、オフバルブの動作は作動用エアホー
スの径、長さ、圧力等によって遅れを生じ、かつ、その
遅れ時間も一定でない。このため塗料オン、オフの位置
(第4図および第5図におけるリセット位置)が把握し
にくく、その調整に多大の時間を必要とする問題があ
る。また塗料のオン、オフのタイミングの設定不良ある
いはオン、オフ位置の変動により、塗料オン、オフタイ
ミングの不均一が生じ、塗装膜厚分布不良を生じたり、
さらには塗装ムラを生じて、品質不良を起こすこともあ
った。
本発明は、従来のレシプロ塗装方法が有しているこの
ような問題を解決することを目的として成されたもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するための手段として、移
動する被塗物1に対して塗装ガン3をレシプロ運動させ
ながら塗装を行なうレシプロ塗装方法において、前記塗
装ガン3のレシプロ折返し位置を決定するカムの作用を
電気的パルス信号により行なうようにすると共に、セン
サ(たとえば圧力センサ9)により、実際に行なわれる
塗料のオン、オフ位置を検出し、該検出された実際のオ
ン、オフ位置を、あらかじめ設定した適切なオン、オフ
位置と比較し(演算器11)、そこに偏差があるとき、前
記電気的パルス信号の発生時点を、その偏差値を無くし
た時点となるように(演算器11により)自動設定するこ
とを特徴とするレシプロ塗装方法を得たものである。
(作用) このような構成にした本発明方法によれば、塗装ガン
3の動きを定期的にチェックし、必要に応じてパルス発
生時点の修正を行なうことにより、塗装ガン3のストロ
ークを常に所定範囲内に維持することができることにな
る。
(実施例) 次に、本発明方法の実施例を説明する。第1図におい
て1は被塗物、2はこの被塗物1に向けて吹付けられる
塗料、3は塗装ガン、4は塗料2のオン、オフバルブ、
5は塗料チューブ、6はオン、オフバルブ4を開閉する
パルス数を設定、制御するシーケンサ、7は塗装ガン3
の位置を所望位置に合せる設定器である。ここまでの基
本的な回路は第3図のものと同一である。回路上、第3
図のものと相違するのは、塗装ガン3とオン、オフバル
ブ4との間に圧力センサ9を介装したこと、ならびにこ
の圧力センサ9の出力信号を増幅する増幅器10と計測演
算する演算器11を設け、この演算器11の出力側を設定器
7に接続したことである。
圧力センサ9は塗料の実際のオン、オフ作動を検出す
るためのもので、流れる塗料の圧力からこれを検出する
ものであるが、圧力以外に実際のオン、オフが検出でき
れば、どのようなセンサであってもよい。シーケンサ6
はオン、オフバルブ4を開閉するパルス数を設定、制御
するものであり、パルス発振器の電気的パルス信号によ
り行なうようにしてある。このシーケンサ6の出力信号
はオン、オフバルブ4に加えられ、そのオン、オフタイ
ミングが制御される。
第2図は、前述した圧力センサ9が発する塗料の実際
のオン、オフ作動による圧力波形と、上記リミットスイ
ッチあるいは近接スイッチの出力波形とを、グラフ横軸
にとった時間的な変化で示したものである。この図にお
いて近接スイッチ波形の立上がり時の時刻0は、塗装ガ
ン3が被塗物1の端部すなわちリセット位置にあるとこ
ろを意味するものであり、ここから時刻T0の再リセット
時までが1周期となる。塗料のオンをT1、オフをT2、再
度オンをT3、この再度オンに対するオフをT4でそれぞれ
示し、実際に行なわれているオン、オフ時刻をそれぞれ
T′のようにダッシュを付して表わすとともに、希望す
るオン、オフ時刻はTのようにダッシュなしで表わすも
のとすれば、これらの時刻的関係は第2図に示すとうり
になる。
第1図の系路において、実際の塗料オン、オフ時刻
T′〜T′はパルス数がC′〜C′であること
により生ずるので、これを希望のオン、オフ時刻T1〜T4
に修正するに当っては、この時刻T1〜T4を演算器11にイ
ンプットし、ここで演算させ、その結果として真のパル
ス数C1〜C4を得、これをシーケンサ6に入力することに
よりオン、オフ位置を自動的に修正することになる。演
算器11によって行なわれる演算の内容は、1≦n≦3の
条件下において、次式で示すようになる。
このように制御した場合、塗装ガン3の被塗物1に対
するレシプロ運動パターンは、第6図および第7図に示
すようになる。これらを従来のレシプロ運動パターンを
示す第4図ならびに第5図に示すものと比較すれば、リ
セット位置を超えた部分でのストロークが縮小されてい
ることがわかる。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように、レシプロ塗装方法に
おいて、塗装ガンのレシプロ折返し位置を決定するカム
の作用を電気的パルス信号により行なうようにすると共
に、圧力センサ等により、実際に行なわれる塗料のオ
ン、オフ位置を検出し、検出された実際のオン、オフ位
置を、あらかじめ設定した適切なオン、オフ位置と比較
し、そこに偏差があるとき、前記電気的パルス信号の発
生時点を、その偏差値を無くした時点となるように自動
設定することを特徴とするレシプロ塗装方法であるか
ら、次のような効果が得られる。
従来はオン、オフバルブのオン、オフ位置調整に多
大の時間を費やしていたが、その時間を著しく縮小する
ことができる。
従来のタイミング設定機構においては高い精度での
位置設定が困難であったため、塗装ガンのレシプロ折り
返し位置を安全を見込んで大きくとっていたが、本発明
によればそのような必要がなくなることから、塗料の無
駄な消費がなくなり、大気汚染の防止とコストダウンと
が図れることになる。
上記のオーバースプレー防止機能に関連して、被
塗物の非塗装部位への塗料付着が防止できるので、塗装
膜厚分布不良を生じたり、さらには塗装ムラを生じて、
品質不良を起こすことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実現する塗装系統を示す系統図、
第2図は第1図のものの作動タイミングを示すグラフ、
第3図は従来の塗装系統を示す系統図、第4図ならびに
第5図は第3図のものにおけるレシプロパターンを示す
説明図、第6図ならびに第7図は第1図のものにおける
レシプロパターンを示す説明図である。 1……被塗物 2……塗料 3……塗装ガン 4……オン、オフバルブ 6……シーケンサ 7……設定器 9……圧力センサ 10……増幅器 11……演算器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動する被塗物に対して塗装ガンをレシプ
    ロ運動させながら塗装を行なうレシプロ塗装方法におい
    て、前記塗装ガンのレシプロ折返し位置を決定するカム
    の作用を電気的パルス信号により行なうようにすると共
    に、センサにより、実際に行なわれる塗料のオン、オフ
    位置を検出し、該検出された実際のオン、オフ位置を、
    あらかじめ設定した適切なオン、オフ位置と比較し、そ
    こに偏差があるとき、前記電気的パルス信号の発生時点
    を、その偏差値を無くした時点となるように自動設定す
    ることを特徴とするレシプロ塗装方法。
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