JPH07288899A - 音場再生装置 - Google Patents

音場再生装置

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JPH07288899A
JPH07288899A JP10211494A JP10211494A JPH07288899A JP H07288899 A JPH07288899 A JP H07288899A JP 10211494 A JP10211494 A JP 10211494A JP 10211494 A JP10211494 A JP 10211494A JP H07288899 A JPH07288899 A JP H07288899A
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signal
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JP10211494A
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English (en)
Inventor
Masako Ogawa
理子 小川
Akihisa Kawamura
明久 川村
Masaharu Matsumoto
正治 松本
Toshihiko Date
俊彦 伊達
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2チャンネルスピーカやヘッドホンを用い
て、あらゆる方向の自然な距離感や広がり感を得られる
ような音像再生装置を提供すること。 【構成】 オーディオ信号をA/D変換器2によってデ
ジタル信号として信号処理手段3に出力する。信号処理
手段3は入力信号の直接音の音源発生方向に定位させる
直接音音像定位手段と、複数の反射方向に定位させる反
射音音像定位手段を設けている。そして音場に応じてこ
れらのパラメータを制御して所望の音像となるように制
御している。これらの音像定位手段の左右の信号を夫々
加算器によって加算して、スピーカ6−1,6−2から
出力するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AV(オーディオ・ビ
ジュアル)機器において、臨場感のある音響再生を行う
ために音像距離感及び音場広がり感を制御する音場再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・音響分野においてはVTR
の普及により、映画を家庭で楽しむために大画面及び臨
場感のある音響再生が望まれ、これに対応するハードウ
ェアの開発が望まれている。特にVTRの映画ソフトの
音響では、映画館で行われているように、側方又は後方
(あるいはこれらを組み合わせたもの)にスピーカを配
置して再生を行うドルビー・サラウンド方式が普及して
いる。
【0003】又これとは別に家庭用TVセットなどを対
象として、実際にはスピーカを側方や後方に置かなくて
も側方や後方から音が聞こえてくるようにするための音
場信号再生装置が開発されている。又音場再生におい
て、距離感や広がり感をインタラクティブに制御する開
発も行われている。
【0004】図12は従来の距離感制御を行う音場再生
装置の一例を示すブロック図である。本図において信号
入力手段101はオーディオ信号を入力する入力手段で
あって、その出力はゲインコントローラ102を介して
アンプ103a,103bに入力される。ゲインコント
ローラ102には受聴者の距離感を制御するための距離
入力手段104が接続され、2チャンネルの信号レベル
を距離に応じて変化させるものである。そしてアンプ1
03a,103bの出力はスピーカ105a,105b
に与えられる。
【0005】このように構成された従来の音場再生装置
の動作について説明する。信号入力手段101により入
力された信号は、距離入力手段104で入力された距離
に応じた大きさの音量でスピーカ105a,105bか
ら再生するよう、ゲインコントローラ102のレベルを
制御する。一般に音量レベルが大きくなると距離は近く
感じ、音量が小さくなると距離は遠くに感じる。ゲイン
コントローラ102はこのような制御を行い、受聴者の
距離感を制御する。ゲインコントローラ102により大
きさをコントロールされた信号は、アンプ103a,1
03bにより増幅され、スピーカ105a,105bに
より再生される。以上のような処理を行うことにより、
音の距離感を制御することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成で所定の位置で再生音を聴いても、直接音のみ
で制御するため、実際の距離感とは違和感があり、又、
横や後ろ方向の距離感を実現することができなかった。
【0007】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、あらゆる方向の自然な距離感や広がり感が得られる
ような、音場再生装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、入力されるオーディオ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器と、A/D変換器により変換されたデジ
タル信号が入力され、受聴者と音像の位置及び距離に応
じた音響信号となるように信号処理を行う信号処理手段
と、受聴者と音像の位置関係を入力する入力手段と、入
力手段により入力された内容に応じた特性が得られるよ
うに信号処理手段で信号処理を行うためのパラメータを
制御するパラメータ制御手段と、信号処理手段より出力
される信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、
D/A変換器の出力を増幅するアンプと、アンプの出力
を再生するスピーカと、を具備する音場再生装置であっ
て、信号処理手段は、入力信号を反射音の反射時間に応
じて遅延させる遅延器と、直接音の音源発生方向に入力
信号の音像を定位させる直接音音像定位手段と、遅延器
からの信号が入力され、反射音の音像をその発生方向に
定位させる反射音音像定位手段と、直接音音像定位手段
及び反射音音像定位手段の出力を、その比率を連続的に
変化させて加算する直接音反射音比率制御手段と、有す
るものであることを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項2の発明では、入力手段は、
音場の広がりを同時に入力するものであり、信号処理手
段は、入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる
遅延器と、直接音の音源発生方向に入力信号の音像を定
位させる直接音音像定位手段と、遅延器からの信号が入
力され、反射音の音像をその発生方向に定位させる反射
音音像定位手段と、直接音音像定位手段及び反射音音像
定位手段の出力を、その比率を連続的に変化させて加算
する直接音反射音比率制御手段と、直接音反射音比率制
御手段より得られる信号に残響特性を付加する残響音作
成手段と、を有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項3の発明では、信号処理手段
は、入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる遅
延器と、直接音の音源発生方向に入力信号の音像を定位
させる直接音音像定位手段と、遅延器からの信号が入力
され、反射音の音像をその発生方向に定位させる反射音
音像定位手段と、直接音音像定位手段及び反射音音像定
位手段の出力の周波数特性を可変する周波数特性制御手
段と、周波数特性制御手段を介して入力される直接音音
像定位手段及び反射音音像定位手段の出力を、その比率
を連続的に変化させて加算する直接音反射音比率制御手
段と、有することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項4の発明は、入力されるオー
ディオ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
A/D変換器により変換されたデジタル信号が入力さ
れ、受聴者と音像の位置及び距離に応じた音響信号とな
るように信号処理を行う信号処理手段と、受聴者と音像
の位置関係を入力する入力手段と、入力手段により入力
された内容に応じた特性が得られるように信号処理手段
で信号処理を行うためのパラメータを制御するパラメー
タ制御手段と、信号処理手段より出力される信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器と、D/A変換器の出
力を増幅するアンプと、アンプの出力を再生するスピー
カと、を具備する音場再生装置であって、信号処理手段
は、入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる複
数の遅延器と、遅延器の信号が入力され、その利得を制
御する複数のゲインコントローラと、A/D変換器の出
力と複数のゲインコントローラの出力とを加算する加算
器と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明では、パラメータ制
御手段は、音源から音響空間の壁で反射して受聴者に入
射される反射音の角度を側方反射角度とするとき、側方
反射角度が入力されるとこれを受聴位置又は音像位置に
変換して信号処理手段に与えることを特徴とするもので
ある。
【0013】本願の請求項6の発明では、入力手段は、
外部から音場に関する制御信号を受信し、パラメータ制
御手段に与えるパラメータ受信手段を含むことを特徴と
するものである。
【0014】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、入力手段によって受聴者と音像の位置や距離
を入力している。そしてオーディオ信号はA/D変換器
によってデジタル信号に変換され、信号処理手段に入力
される。パラメータ制御手段は入力手段によって入力さ
れた内容に応じた特性が得られるようにパラメータが設
定されており、入力された音場に対応した音響信号が信
号処理手段より出力される。信号処理手段では直接音と
反射音の定位を与えると共に、その比率を制御して音像
の位置を任意に場所に設定する。この信号はD/A変換
器によってアナログ信号に変換され、アンプを介してス
ピーカより音響信号として出力される。
【0015】又請求項2の発明では、信号処理手段にお
いて入力信号を直接音像の位置に対応した仮想的な位置
に定位させる直接音音像定位手段と、入力信号を反射時
間に応じて一旦遅延させ反射した信号を反射音の位置に
定位させる反射音音像定位手段とに残響作成手段を加
え、空間の残響を発生させるようにしており、請求項3
では空間の状態によって周波数特性を制御するようにし
たものである。
【0016】又請求項4の発明では、信号処理手段にお
いて、入力信号を直接音像の位置に対応した仮想的な位
置に定位させる直接音音像定位手段と、反射音の位置に
定位させる反射音音像定位手段の代わりにゲインコント
ローラを設け、ハードウェア負担の大きなデジタルフィ
ルタを費用にしている。
【0017】又請求項5の発明では、側方反射角度をパ
ラメータ制御手段に与えることにより、音像位置に変化
されて信号処理手段を動作させる。更に請求項6では、
パラメータ受信手段を設けることにより、パラメータ制
御手段の信号を外部から入力できる。
【0018】
【実施例】まず図3の音像定位の原理図を用いて、受聴
者の前方に置かれたスピーカ6−1,6−2を用いて受
聴者の左後方に音を定位させる方法について説明する。
図3において信号入力手段1は信号S(t) を入力するも
のであり、その出力はA/D変換器2−1,2−2を介
してデジタルフィルタ3−1,3−2に入力される。デ
ジタルフィルタ3−1,3−2は後述する信号処理を行
うブロックであり、夫々の出力はD/A変換器4−1、
4−2、アンプ5−1,5−2を介してスピーカ6−
1、6−2より出力される。
【0019】さて図3で、h1(t)はスピーカ6−1と受
聴者7の左耳の位置(正確にはスピーカにインパルスを
入力した時の鼓膜の位置での応答であるが、測定を行う
場合は耳道入口の位置で行う、以下同様)における頭部
伝達関数(以下、時間領域での説明を行うためインパル
ス応答と呼ぶ。但し、周波数領域で考えても同様の結果
が得られる)、h2(t)はスピーカ6−1と受聴者7の右
耳の位置におけるインパルス応答、h3(t)はスピーカ6
−2と受聴者7の左耳の位置におけるインパルス応答、
h4(t)はスピーカ6−2と受聴者7の右耳の位置におけ
るインパルス応答である。又信号発生手段8はインパル
ス信号等の信号S(t) を発生する信号源、スピーカ9は
受聴者の左後方に配置された仮想スピーカ、h5(t)はス
ピーカ9と受聴者7の左耳の位置におけるインパルス応
答、h6(t)はスピーカ9と受聴者7の右耳の位置におけ
るインパルス応答である。又デジタルフィルタフィルタ
3−1,3−2は、入力信号を夫々インパルス応答hLR
(t),hLL(t) で畳み込み演算をする信号処理手段であ
る。
【0020】ここで、音像を任意の方向に仮想的に定位
させる方法について説明する。左チャンネルのスピーカ
6−1と右チャンネルのスピーカ6−2を用いて、左側
方に設けられたスピーカ9と相等な音響を仮想的に生成
する音場再生の原理について述べる。本図において、ス
ピーカ6−1,6−2が受聴者7の左右前方に配置され
ている。そして後方又は側方の音響信号(オーディオ信
号)S(t) に対応する音響信号S(t) がA/D変換器2
−1,2−2を介してデジタルフィルタ3−1,3−2
に入力される。
【0021】このような構成において、信号発生手段8
からの信号S(t) を仮想のスピーカ9から出力した場
合、受聴者7の耳に到達する音は以下のようになる。即
ち左耳における音圧L(t) は(1)式で表される。 L(t) =S(t) *h5(t) ・・・(1) 右耳における音圧R(t) は(2)式で表される。 R(t) =S(t) *h6(t) ・・・(2) 但し、*は畳込み演算を表している。実際は、スピーカ
自身の伝達関数などが掛け合わされることとなるが、こ
れは無視するか、又はスピーカ等の伝達関数を含ませた
ものとしてもよい。
【0022】又、(1),(2)式の音圧、インパルス
応答及び信号S(t) を時間軸上で離散的なデジタル信号
として考え、夫々次の(3)〜(7)式のように変換す
る。 L(t) → L(n) ・・・(3) R(t) → R(n) ・・・(4) h5(t) → h5(n) ・・・(5) h6(t) → h6(n) ・・・(6) S(t) → S(n) ・・・(7)
【0023】この場合、(1)式、(2)式は次の
(8),(9)式のようになる。
【数1】
【数2】 ここで自然数nは厳密にはnTと表記すべきであり、T
はサンプリング周期を表すが、一般的にTを省略して
(8),(9)式のように表記する。又Nはインパルス
応答h5(n),h6(n)の長さである。
【0024】又、同様に信号S(t) がスピーカ6−1,
6−2から音響として出力されて、受聴者7に到達する
音について、次の(10),(11)式が成立する。即
ち左耳の音圧は、次の(10)式となる。 右耳の音圧は、次の(11)式となる。
【0025】頭部伝達関数が互いに等しければ、一般に
音が同一方向から聞こえるということを前提にする(こ
の前提は一般的に正しい)と、次の(12)〜(15)
式が成立する。 L(n) =L’(n) ・・・(12) R(n) =R’(n) ・・・(14) 従って(13),(15)式が成立するように、インパ
ルス応答hLL(n) ,hLR(n) を決定すれば良い。
【0026】例えば、インパルス応答h1(n) 〜h6(n) ,
hLL(n),hLR(n)を周波数領域の表現で書き直すと、次の
(16)〜(23)式のようになる。 H1(n) =FFT(h1(n)) ・・・(16) H2(n) =FFT(h2(n)) ・・・(17) H3(n) =FFT(h3(n)) ・・・(18) H4(n) =FFT(h4(n)) ・・・(19) H5(n) =FFT(h5(n)) ・・・(20) H6(n) =FFT(h6(n)) ・・・(21) HLL(n)=FFT(hLL(n)) ・・・(22) HLR(n)=FFT(hLR(n)) ・・・(23) 但し、FFT( ) はフーリエ変換(FFT)された関数を
表す。
【0027】次に(13)、(15)式を周波数領域の
表現で書き直すと、次に示す(24),(25)式のよ
うに畳込み演算が乗算に変わり、後はそれぞれのインパ
ルス応答をフーリエ変換した伝達関数になる。
【0028】(24),(25)式において、デジタル
フィルタの伝達関数HLL(n)、HLR(n)の値以外は測定によ
り得られることから、次に示す(26),(27)式の
ようにデジタルフィルタの伝達関数HLL(n)、HLR(n)を求
めることができる。
【数3】
【数4】 このようにして決定されたHLL(n)、HLR(n)を逆フーリエ
変換(IFFT)したhLL(n) ,hLR(n) を用い、信号
S(n)をデジタルフィルタ3−1,3−2に与え、ス
ピーカ6−1に入力される信号にはインパルス応答hLL
(n) を畳み込み、スピーカ6−2に入力される信号には
インパルス応答hLR(n) を畳み込み、その信号を出力す
る。こうすると、受聴者7は実際に左後方のスピーカ9
を鳴らさなくても、その方向から音が鳴っていると感じ
ることができる。以上のような方法により、音像を任意
の方向に仮想的に定位させることができる。
【0029】次に、本発明の音場再生装置について説明
する。図1は本発明の第1実施例による音場再生装置の
全体構成を示すブロック図である。本図において信号入
力手段1にはA/D変換器2を介して信号処理手段3が
接続される。そしてこの音場再生装置には受聴者と音像
の位置,距離や音場の広さを入力する入力手段10が設
けられ、その出力はパラメータ制御手段11に与えられ
る。パラメータ制御手段11は入力手段10から設定さ
れた位置や距離及び音場の広さ等の条件に基づいて信号
処理手段3に与えるパラメータを制御するものである。
パラメータ制御手段11は受聴者から見て全ての方向及
び位置に音像を定位させるための畳み込み係数をあらか
じめ記憶しており、これを選択して設定するものとす
る。
【0030】図2は第1実施例における信号処理手段3
Aの具体的な構成を示すブロック図である。本図におい
て図1のA/D変換器2からの出力は複数の遅延器12
−1〜12−n及び直接音音像定位手段13−0に入力
される。遅延器12−1〜12−nは距離感を出すため
に複数の反射音に対応して、パラメータ制御手段11よ
り設定される遅延時間に応じて入力信号を遅延させると
共に、遅延レベルに応じて信号振幅を減衰させるもので
ある。遅延器12−1〜12−nの出力は夫々反射音音
像定位手段13−1〜13−nに入力される。直接音音
像定位手段13−0及び反射音音像定位手段13−1〜
13−nはいずれも図3に示すデジタルフィルタ3−
1,3−2を含んで構成されており、前述したようにパ
ラメータ制御手段11から出力される音像の位置及び音
像の広さに対応した畳み込み係数が入力される。
【0031】直接音音像定位手段13−0は直接音の音
像位置に音像を定位させるものである。又、反射音音像
定位手段13−1〜13−nは夫々第1〜nの反射音の
音像位置に対応するように反射音像を定位させるもので
ある。これらの音像定位手段13−0〜13−nの左右
の出力は、夫々加算器14−1,14−2に与えられ
る。加算器14−1,14−2は左右の音響信号を加算
して出力するものであって、図1に示すD/A変換器4
−1,4−2に夫々入力される。D/A変換器4−1,
4−2以降の構成については図3と同様である。
【0032】次に本実施例の動作について説明する。ま
ず図1の信号入力手段1にオーディオ信号が入力され
る。入力されたオーディオ信号はA/D変換器2でデジ
タル信号に変換された後、信号処理手段3に入る。信号
処理手段3に入った信号は、図2の直接音音像定位手段
13−0により直接音、反射音音像定位手段13−1〜
13−nで反射音毎の音像が定位される。即ち、入力手
段10で受聴者と音像の位置、距離や音場の広さ等を入
力すると、入力された内容に応じた特性が得られるよう
に、パラメータ制御手段11は反射音の方向や音量、残
響時間の周波数特性、直接音音像定位手段13−0の出
力振幅等を制御するための信号を信号処理手段3に出力
する。そして信号処理手段3は加算器14−1,14−
2に左右の音響信号を夫々出力する。このように処理さ
れた信号はD/A変換器4−1,4−2でアナログ信号
に変換された後、アンプ5−1,5−2で電力増幅さ
れ、スピーカ6−1,6−2から再生される。これによ
り、図3に示すように受聴者7は、意図した距離感や広
がり感を感知して音像を定位させることが可能である。
【0033】次に信号処理手段3での制御についてより
具体的に説明する。受聴者7が特定の音場である音を聞
く場合、図4(a)のように直接音Dに対して反射方向
が例えば4方向あるとすれば、そのレベル(音量)と時
間の関係は例えば図4(b)のようになる。受聴者と音
像の位置関係に応じて、直接音Dと初期反射音RF1と
の音量バランス、直接音Dが発生した後の初期反射音R
F1が発生するまでの時間、その他の反射音RF2〜R
F4の音量バランスや時間間隔等が変わることになる。
これにより、受聴者は心理的に距離や広がりを感じる。
例えば反射音が図4(b)に示すように4本の場合、反
射音RF1は直接音Dからの遅延時間を5.5mS ,レベル
80%とし、反射音RF2は遅延時間7.3mS ,レベル77%
とし、反射音RF3は遅延時間を7.9mS ,レベル76%と
し、反射音RF4は遅延時間17.4mS,レベル50%のよう
に、入力手段10によって設定する。そして夫々遅延器
12−1〜12−4を用いて反射音音像定位手段13−
1〜13−4に出力する。パラメータ制御手段11で
は、音像距離に応じてあらかじめ記憶された各反射音の
方向を実現する係数をデジタルフィルタ3−1,3−2
に設定する。そうすれば直接音及び各反射音の音像の位
置は前述したようにデジタルフィルタによる畳み込み演
算によって実現されることとなり、音像を希望する方向
に定位させることができる。
【0034】図5は、請求項2の発明を具体化した第2
実施例の音場再生装置において、その信号処理手段3B
のブロック図を示している。これは、図2の構成で示し
た加算器14−1,14−2からの出力信号に対し、残
響音作成手段15−1,15−2を追加し、音場の広さ
に応じた残響音を付加するようにしたことである。この
残響音作成手段は例えば遅延時間の異なる複数のフィー
ドバックエコーを直列接続することにより構成する。例
えば10m前後までの距離感に空間の広がりを出す場合に
は、残響音の長さは例えば0.25〜0.35秒とし、直接音に
対する残響音の遅れ時間を50mSとする。10m以上20m前
後の距離感に空間の広がりを出す場合には、例えば残響
音の長さは0.7 〜0.9 秒、直接音に対する残響音の遅れ
時間を50mS、のように設定する。又広いコンサートホー
ルのような音場再生ならば、残響時間を比較的長く、且
つ低音域の残響時間を高音域のそれより長くするように
付加する。
【0035】図6は、請求項3の発明を具体化した第3
実施例の音場再生装置において、その信号処理回路3C
のブロック図を示している。これは、図2で示した直接
音音像定位手段13−0、反射音音像定位手段13−1
〜13−nからの各出力に対して、周波数特性制御手段
16−1〜16−(2n+2)により音圧周波数特性を
制御する。例えば、受聴者と音像との距離が長い場合、
高音域の音圧を低音域のそれより低くする。また、5〜
10mの距離感を出す場合には、反射音付加後、周波数
特性を例えば以下のように制御する。 周波数4KHz・ゲイン +5dB (1/3oct −5d
B) 周波数8KHz・ゲイン +5dB (1/3oct −5d
B)
【0036】図7は、請求項1の発明を具体化した第4
実施例の音場再生装置において、その信号処理手段3D
のブロック図を示している。図7において前述した実施
例と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。ここでは、図2で示した直接音音像定位手段13−
0の信号と加算器14−1の信号とは直接音反射音比率
制御手段17−1に入力される。直接音反射音比率制御
手段17−1は左chの直接音と反射音との比率を制御
するものである。また、同様に直接音音像定位手段13
−0の信号と加算器14−2の信号とは直接音反射音比
率制御手段17−2に入力される。直接音反射音比率制
御手段17−2は右chの直接音と反射音との比率を制
御するものである。
【0037】直接音反射音比率制御手段17は、直接音
音像定位手段13−0と加算器14を介して入力される
反射音音像定位手段13−1〜13−nからの各出力に
対して、その出力比を連続的に変化させて入力信号を加
算するもので、連続的な距離感の変化を得ることを目的
とする。例えば、1m前後までの頭外感を出す場合は、
直接音:反射音を50:50とし、2〜5m前後までの距離
感を出す場合は、直接音:反射音を30:70のように設定
する。尚このような直接音反射音比率制御手段17は図
5の残響音作成手段15又は図6の加算器14の出力端
に設けても同様の効果が得られる。
【0038】図8は、請求項4の発明を具体化した第5
実施例の音場再生装置において、その信号処理手段3E
のブロック図を示している。図8において前述した実施
例と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。本実施例は、図2で示した直接音音像定位手段13
−0、反射音音像定位手段13−1〜13−nのデジタ
ルフィルタによって、仮想スピーカの位置に音像を定位
させるフィルタ係数を畳み込まなくとも、左右両耳へ入
力される反射音の到来時間差とレベル差によって距離感
を出すようにしたものである。
【0039】図8の信号処理手段3Eは左ch又は右c
h何れか一方の回路を示し、他方はこれと同一であるの
で記載を省略する。入力信号を遅延する遅延器12−1
〜12−nと、これらの遅延器の出力信号の振幅を制御
するゲインコントローラ18−1〜18−nが夫々設け
られている。加算器14−1は、遅延器を通さない直接
音と、ゲインコントローラ18−1〜18−nの各出力
を加算する回路である。
【0040】例えば、反射音が図9(a)(b)に示す
ように、左右両耳にそれぞれ4本で5m前後の距離感を
出す場合、左耳への反射音RF1は直接音からの遅延時
間を5.5mS 、レベル80%、反射音RF2は遅延時間を7.
3mS 、レベル77%、反射音RF3は遅延時間を7.9mS 、
レベル76%、反射音RF4は遅延時間を17.4mS、レベル
50%としている。また、右耳への反射音のRF1は直接
音からの遅延時間を5.5mS 、レベル80%、反射音RF2
は遅延時間を7.1mS 、レベル77%、反射音RF3は遅延
時間を8.1mS 、レベル76%、反射音RF4は遅延時間を
17.4mS、レベル50%のように入力手段10によって設定
している。そしてこのような値になるよう遅延器12の
遅延時間とゲインコントローラ18−1〜18−4の利
得とが設定される。
【0041】図10は、請求項5の発明を具体化した第
6実施例の音場再生装置における、パラメータ制御の概
念図である。図1の入力手段10によって音場の広さや
音源の位置を入力すると、受聴者Pと音像Sとの距離は
側方反射角度θによって表される。例えば、受聴者P2
で示すように音像Sからの距離が遠くなるとθの値が小
さくなり、受聴者P1で示すように距離が近くなると、
θの値は大きくなる。この側方反射角θの大きさによっ
て信号処理手段3における遅延や畳み込み係数が変わ
る。
【0042】図11は、請求項6の発明を具体化した第
7実施例の音場再生装置のブロック図である。図1と同
様のパラメータ制御手段11の入力部に、パラメータ受
信手段19が設けられている。パラメータ受信手段19
は、距離や広がり感を制御するための制御信号を外部か
ら受信するものである。パラメータ受信手段19によっ
て受信された制御信号により、パラメータ制御手段11
は信号処理手段3に設定するパラメータを制御する。以
下の動作は前述した実施例と同様であり、説明は省略す
る。
【0043】このように本実施例では、外部からの制御
信号により距離感や広がり感を制御することができ、あ
らかじめプログラミングされた信号を用いて、繰り返し
の制御を行ったり、映像などと組み合わせて、映像の場
面に応じた距離感、広がり感の制御が可能となる。
【0044】なお以上の各実施例において、再生スピー
カの代わりに、ヘッドホンを用いて音場を再生しても良
い。また、第5,第6実施例では、入力信号がモノラル
の場合について述べたが、ステレオの場合でも、信号毎
に独立の信号処理手段を設け、加算手段14−1,14
−2に加算することで対応できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の音場再生装置は、
入力手段に入力された受聴者と音像の位置、距離や音場
の広さに応じて、音圧周波数特性、残響時間周波数特
性、直接音と反射音の比率等のパラメータを制御するこ
とによって、再生用スピーカ以外の任意の場所に音像を
定位させることができ、距離感や広がり感のある音場再
生を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における音場再生装置のブ
ロック図である。
【図2】第1実施例の音場再生装置に用いられる信号処
理手段のブロック図である。
【図3】本発明の音像定位の原理を示す説明図である。
【図4】(a)は反射音と直接音との関係を示す図であ
り、(b)は音響レベルと遅延時間の関係を示すグラフ
である。
【図5】本発明の第2実施例の音場再生装置に用いられ
る信号処理手段のブロック図である。
【図6】本発明の第3実施例の音場再生装置に用いられ
る信号処理手段のブロック図である。
【図7】本発明の第4実施例の音場再生装置に用いられ
る信号処理手段のブロック図である。
【図8】本発明の第5実施例の音場再生装置に用いられ
る信号処理手段のブロック図である。
【図9】第5実施例の音場再生装置における音響レベル
と遅延時間の関係を示すグラフである。
【図10】本発明の第6実施例の音場再生装置におけ
る、パラメータ制御の概念図である。
【図11】本発明の第7実施例の音場再生装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図12】従来の距離感制御を行う音場再生装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 信号入力手段 2,2−1,2−2 A/D変換器 3,3A,3B,3C,3D,3E 信号処理手段 3−1,3−2 デジタルフィルタ 4−1,4−2 D/A変換器 5−1,5−2 アンプ 6−1,6−2,9 スピーカ 7,P1,P2 受聴者 8 信号発生手段 10 入力手段 11 パラメータ制御手段 12−1〜12−n 遅延器 13−0 直接音音像定位手段 13−1〜13−n 反射音音像定位手段 14−1,14−2 加算器 15−1,15−2 残響音作成手段 16−1〜16−(2n+2) 周波数特性制御手段 17−1,17−2 直接音反射音比率制御手段 18−1〜18−n ゲインコントローラ 19 パラメータ受信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03G 5/16 B C (72)発明者 伊達 俊彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるオーディオ信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されたデジタル信号が入力
    され、受聴者と音像の位置及び距離に応じた音響信号と
    なるように信号処理を行う信号処理手段と、 受聴者と音像の位置関係を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された内容に応じた特性が得ら
    れるように前記信号処理手段で信号処理を行うためのパ
    ラメータを制御するパラメータ制御手段と、 前記信号処理手段より出力される信号をアナログ信号に
    変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力を増幅するアンプと、 前記アンプの出力を再生するスピーカと、を具備する音
    場再生装置であって、 前記信号処理手段は、 入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる遅延器
    と、 直接音の音源発生方向に入力信号の音像を定位させる直
    接音音像定位手段と、 前記遅延器からの信号が入力され、前記反射音の音像を
    その発生方向に定位させる反射音音像定位手段と、 前記直接音音像定位手段及び反射音音像定位手段の出力
    を、その比率を連続的に変化させて加算する直接音反射
    音比率制御手段と、有するものであることを特徴とする
    音場再生装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、 音場の広がりを同時に入力するものであり、 前記信号処理手段は、 入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる遅延器
    と、 直接音の音源発生方向に入力信号の音像を定位させる直
    接音音像定位手段と、 前記遅延器からの信号が入力され、前記反射音の音像を
    その発生方向に定位させる反射音音像定位手段と、 前記直接音音像定位手段及び反射音音像定位手段の出力
    を、その比率を連続的に変化させて加算する直接音反射
    音比率制御手段と、 前記直接音反射音比率制御手段より得られる信号に残響
    特性を付加する残響音作成手段と、を有するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の音場再生装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、 入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる遅延器
    と、 直接音の音源発生方向に入力信号の音像を定位させる直
    接音音像定位手段と、 前記遅延器からの信号が入力され、前記反射音の音像を
    その発生方向に定位させる反射音音像定位手段と、 前記直接音音像定位手段及び反射音音像定位手段の出力
    の周波数特性を可変する周波数特性制御手段と、 前記周波数特性制御手段を介して入力される前記直接音
    音像定位手段及び反射音音像定位手段の出力を、その比
    率を連続的に変化させて加算する直接音反射音比率制御
    手段と、有するものであることを特徴とする請求項1記
    載の音場再生装置。
  4. 【請求項4】 入力されるオーディオ信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されたデジタル信号が入力
    され、受聴者と音像の位置及び距離に応じた音響信号と
    なるように信号処理を行う信号処理手段と、 受聴者と音像の位置関係を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された内容に応じた特性が得ら
    れるように前記信号処理手段で信号処理を行うためのパ
    ラメータを制御するパラメータ制御手段と、 前記信号処理手段より出力される信号をアナログ信号に
    変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力を増幅するアンプと、 前記アンプの出力を再生するスピーカと、を具備する音
    場再生装置であって、 前記信号処理手段は、 入力信号を反射音の反射時間に応じて遅延させる複数の
    遅延器と、 前記遅延器の信号が入力され、その利得を制御する複数
    のゲインコントローラと、 前記A/D変換器の出力と前記複数のゲインコントロー
    ラの出力とを加算する加算器と、を具備することを特徴
    とする音場再生装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ制御手段は、 音源から音響空間の壁で反射して受聴者に入射される反
    射音の角度を側方反射角度とするとき、前記側方反射角
    度が入力されるとこれを受聴位置又は音像位置に変換し
    て前記信号処理手段に与えるものであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項記載の音場再生装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、 外部から音場に関する制御信号を受信し、前記パラメー
    タ制御手段に与えるパラメータ受信手段を含むものであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の
    音場再生装置。
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