JPH0918999A - 音像定位装置 - Google Patents

音像定位装置

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JPH0918999A
JPH0918999A JP8121031A JP12103196A JPH0918999A JP H0918999 A JPH0918999 A JP H0918999A JP 8121031 A JP8121031 A JP 8121031A JP 12103196 A JP12103196 A JP 12103196A JP H0918999 A JPH0918999 A JP H0918999A
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signal
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sound
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JP8121031A
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English (en)
Inventor
Masako Ogawa
理子 小川
Akihisa Kawamura
明久 川村
Toshihiko Date
俊彦 伊達
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2チャンネルスピーカやヘッドホンを使用し
てあらゆる方向に音像を定位させるような音像定位装置
を提供すること。 【解決手段】 オーディオ信号をA/D変換器2により
デジタル変換して信号処理手段13に入力する。入力手
段10により受聴者位置と再生スピーカ位置と音像位置
を入力すると、パラメータ制御手段11は入力値に応じ
たパラメータをメモリより選択し、これをフィルタ係数
として信号処理手段13に与える。信号処理手段13
は、特定位置に音像を定位させるような伝達関数を用い
て信号処理を行う。信号処理手段13に虚音像定位手
段、周波数特性制御手段、ゲインコントローラ等を設け
ることにより、受聴者の側方、後方、上方や下方から音
が聞こえるように音像を定位させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AV(オーディ
オ、ビジュアル)機器、マルチメディア機器において、
立体感、臨場感のある3次元の音響再生を行うために音
像位置を制御する音像定位装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・音響分野やマルチメディア
分野において、家庭内において立体感、臨場感のある音
響映像再生が望まれ、これに対応するハードウェアの開
発が行われている。特に音響再生では、側方、後方、上
方又は下方、あるいはこれらを組み合わせた方向にスピ
ーカを配置しなくても、側方、後方、上方や下方から音
が聞こえてくるようにするための音像定位装置が注目さ
れている。また、音像制御において、音像定位をインタ
ラクティブに制御する技術も注目されている。
【0003】図12は、音像定位の制御を行う従来の音
像定位装置の一例を示すブロック図である。同図におい
て、信号入力手段1はオーディオ信号を入力する入力手
段であって、その出力はA/D変換器2a、2b、デジ
タルフィルタ3a、3b、D/A変換器4a、4bを介
してアンプ5a、5bに入力される。デジタルフィルタ
3aには受聴者の音像定位感を制御するために音像位置
入力手段3cが接続されている。アンプ5a、5bの出
力はそれぞれスピーカ6a、6bに接続されている。
【0004】このように構成された従来の音像定位装置
の動作について簡単に説明する。受聴者が音像位置入力
手段3cにより希望の音像位置を入力すると、デジタル
フィルタ3a、3bはA/D変換器2a、2bからそれ
ぞれ出力された信号に、音像位置入力手段3cで設定さ
れた音像位置に応じた係数を畳み込む。そしてここで変
換されたオーディオ信号はアンプ5a、5bにより増幅
され、左右のスピーカ6a、6bにより音が再生され
る。このような信号処理を行うことにより、音像の定位
を受聴者の前方であって、左右の任意の位置に制御する
ことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、受聴者の後ろ方向や頭頂及び上下
方向に音像を定位させることができなかった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、前方に設置したスピーカのみ
を用いて、受聴者に対してあらゆる方向の自然な音の定
位感が得ることのできる音像定位装置を実現することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するため、本願の請求項1の発明は、入力されるオーデ
ィオ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前
記A/D変換器により変換されたデジタル信号が入力さ
れ、受聴者と音像の位置に応じた音響信号となるように
信号処理を行う信号処理手段と、受聴者と音源と音像の
位置関係を入力する入力手段と、前記入力手段により入
力された内容に応じた特性が得られるように、前記信号
処理手段で信号処理を行うためのフィルタ係数をパラメ
ータとして制御するパラメータ制御手段と、前記信号処
理手段より出力される信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器と、前記D/A変換器の出力を増幅するアン
プと、前記アンプの出力を再生するスピーカと、を具備
する音像定位装置であって、前記信号処理手段は、音源
発生位置に入力信号の音像を定位させる音像定位手段
と、前記音像定位手段より出力される信号を、受聴者の
両耳を結ぶ軸に対して音源発生位置から対称な位置に音
像を定位させる虚音像定位手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明では、前記虚音像定
位手段は、受聴者から見て前後対称な位置における夫々
の音圧周波数特性の両耳間差を制御することを特徴とす
るものである。
【0009】本願の請求項3の発明では、前記信号処理
手段は、前記音像定位手段及び虚音像定位手段の出力の
周波数特性を可変する周波数特性制御手段を有すること
を特徴とするものである。
【0010】本願の請求項4の発明では、前記信号処理
手段は、前記音像定位手段及び虚音像定位手段の出力の
利得を可変するゲインコントローラを有することを特徴
とするものである。
【0011】このような構成によれば、入力手段により
受聴者と音源と音像の位置関係を入力すると、信号処理
手段の音像定位手段は音源発生位置に音像を定位させ
る。そして虚音像定位手段は音像定位手段より出力され
る信号を、受聴者の両耳を結ぶ軸に対して音源発生位置
から対称な位置に音像を定位させる。こうするとより少
ない伝達関数の組合せを用いて音像を受聴者の後方に定
位させることができる。
【0012】本願の請求項5の発明では、入力されるオ
ーディオ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
と、前記A/D変換器により変換されたデジタル信号が
入力され、受聴者と音像の位置に応じた音響信号となる
ように信号処理を行う信号処理手段と、受聴者と音源と
音像の位置関係を入力する入力手段と、前記入力手段に
より入力された内容に応じた特性が得られるように前記
信号処理手段で信号処理を行うためのフィルタ係数をパ
ラメータとして制御するパラメータ制御手段と、前記信
号処理手段より出力される信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器と、前記D/A変換器の出力を増幅する
アンプと、前記アンプの出力を再生するスピーカと、を
具備する音像定位装置であって、前記信号処理手段は、
複数の音源発生位置に入力信号の音像を定位させる音像
定位手段と、前記音像定位手段より出力される信号をミ
キシングするミキサと、を有することを特徴とするもの
である。
【0013】本願の請求項6の発明では、前記信号処理
手段は、前記ミキサの出力の周波数特性を可変する周波
数特性制御手段を有することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項7の発明では、前記信号処理
手段は、前記音像定位手段の出力の利得を可変するゲイ
ンコントローラを有することを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項8の発明では、前記入力手段
は、外部から音像位置に関する制御信号を受信し、前記
パラメータ制御手段に与えるパラメータ受信手段を含む
ことを特徴とするものである。
【0016】このような構成によれば、入力手段により
受聴者と音源と音像の位置関係を入力すると、信号処理
手段の音像定位手段は複数の音像発生位置に音像を定位
させる。そしてミキサは音像定位手段より出力される信
号を混合し、知覚位置に音像を定位させる。こうすると
より少ない伝達関数の組合せを用いて受聴者の後方空間
に音像を3次元的に定位させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の第1実施形態における音像定
位装置について図面を参照しつつ説明する。まず、図3
の音像定位の原理図を用いて、前方のスピーカ6a、6
bから受聴者7の左後方に音を定位させる方法について
説明する。本図において信号入力手段1はオーディオ信
号S(t) を入力するものであり、その出力は左(L)、
右(R)チャンネルのA/D変換器2a、2bを介して
デジタルフィルタ3a、3bに入力される。デジタルフ
ィルタ3a、3bは後述する信号処理を行うフィルタで
あり、例えばFIRフィルタにより構成される。デジタ
ルフィルタ3a、3bのそれぞれの出力はD/A変換器
4a、4b、アンプ5a、5bを介して、スピーカ6
a、6bに与えられる。
【0018】さて図3に示すh1(t)は、スピーカ6aと
受聴者7の左耳の位置における頭部伝達関数である。正
確にはこの頭部伝達関数はスピーカにインパルスを入力
した際の鼓膜の位置での応答である。伝達関数の測定を
行う場合、耳道の入口で行うものとする。以下、時間領
域での説明を行うため伝達関数をインパルス応答と呼
ぶ。但し、周波数領域で考えても同様の結果が得られ
る。
【0019】同様にh2(t)はスピーカ6aと受聴者7の
右耳の位置におけるインパルス応答である。また信号発
生手段8はインパルス信号等の信号S(t) を発生する手
段であり、その出力は仮想スピーカ9に与えられる。仮
想スピーカ9は受聴者7の左後方に配置された仮想のス
ピーカである。またh3(t)はスピーカ6bと受聴者7の
左耳の位置におけるインパルス応答、h4(t)はスピーカ
6bと受聴者7の右耳の位置におけるインパルス応答で
ある。更にh5(t)は仮想スピーカ9と受聴者7の左耳の
位置におけるインパルス応答、h6(t)は仮想スピーカ9
と受聴者7の右耳の位置におけるインパルス応答であ
る。またデジタルフィルタ3a、3bは入力信号をそれ
ぞれインパルス応答hLL(t) 、hRR(t) で畳み込み
演算をするデジタルフィルタである。
【0020】ここで、音像を任意の方向に仮想的に定位
させる場合について考える。左チャンネルのスピーカ6
aと右チャンネルのスピーカ6bを用いて、左側方に設
けられた仮想スピーカ9に相当する音を仮想的に生成す
る音場信号再生の原理について述べる。
【0021】まず左後方の音源に相当するオーディオ信
号S(t) をA/D変換器2a,2bに入力し、デジタル
信号に変換する。ここで変換されたデジタル信号はデジ
タルフィルタ3a、3bに入力される。
【0022】これに対して信号発生手段8の信号S(t)
を仮想スピーカ9から出力した場合、受聴者7の耳に到
達する音は次の式のようになる。すなわち、左耳におけ
る音圧L(t) は次の(1)式で表される。 L(t) =S(t) *h5(t) ・・・(1) 右耳における音圧R(t) は(2)式で表される。 R(t) =S(t) *h6(t) ・・・(2) 但し、*は畳込み演算を表している。 実際は、スピーカ自身の伝達関数などが掛け合わされる
こととなるが、これは無視することとする。またスピー
カ等の伝達関数がh5(t)、h6(t)に含まれていると考え
ても良い。
【0023】また、(1)(2)式の音圧、インパルス
応答及び信号S(t) を時間軸上で離散的なデジタル信号
として考え、それぞれ次の(3)〜(7)式のように変
換する。 L(t) → L(n) ・・・(3) R(t) → R(n) ・・・(4) h5(t) → h5(n) ・・・(5) h6(t) → h6(n) ・・・(6) S(t) → S(n) ・・・(7)
【0024】この場合、前述した(1)式、(2)式は
次の(8)、(9)式のよう書き換えることができる。
【数1】
【数2】 ここで、自然数nは厳密にはnTと表記すべきであり、
Tはサンプリング周期を表すが、一般的にTを省略して
(8)、(9)式のように表記する。また、Nはインパ
ルス応答h5 (n)、h6 (n)の長さである。
【0025】また、同様に信号S(t) がスピーカ6a、
6bから出力されて、受聴者7に到達する音について、
次の式が成立する。すなわち左耳の音圧は、次の(1
0)式となる。 L’(n) =S(n) *hLL(n) *h1(n) +S(n) *hLR(n) *h3(n) ・・・(10) 右耳の音圧は、次の(11)式となる。 R’(n) =S(n) *hLL(n) *h2(n) +S(n) *hLR(n) *h4 (n) ・・・(11)
【0026】頭部伝達関数が互いに等しければ、一般に
音が同一方向から聞こえるということを前提にする(こ
の前提は一般的に正しい)と、次の(12)〜(15)
式が成立する。 L(n) =L’(n) ・・・(12) h5(n) =hLL(n) *h1(n) +hLR(n) *h3(n) ・・・(13) R(n) =R’(n) ・・・(14) h6(n) =hLL(n) *h2(n) +hLR(n) *h4(n) ・・・(15) 従って(13)、(15)式が成立するように、インパ
ルス応答hLL(n)、hLR(n)を決定すれば良い。
【0027】例えば、インパルス応答h1(n) 〜h6(n) 、
hLL(n)、hLR(n)を周波数領域の表現で書き直すと、次の
(16)〜(23)式のようになる。 H1(n) =FFT(h1(n)) ・・・(16) H2(n) =FFT(h2(n)) ・・・(17) H3(n) =FFT(h3(n)) ・・・(18) H4(n) =FFT(h4(n)) ・・・(19) H5(n) =FFT(h5(n)) ・・・(20) H6(n) =FFT(h6(n)) ・・・(21) HLL(n) =FFT(hLL(n)) ・・・(22) HLR(n) =FFT(hLR(n)) ・・・(23) 但し、FFT( ) はフーリエ変換(FFT)された関数を
表す。
【0028】次に、(13)、(15)式を周波数領域
の表現で書き直すと、次に示す(24)、(25)式の
ように畳み込み演算が乗算に変わり、後はそれぞれのイ
ンパルス応答をフーリエ変換した伝達関数になる。 H5(n) =HLL(n)・H1(n) +HLR(n)・H3(n) ・・・(24) H6(n) =HLL(n)・H2(n) +HLR(n)・H4(n) ・・・(25) (24)、(25)式において、デジタルフィルタの伝
達関数HLL(n)、HLR(n)の値以外は測定により得られるこ
とから、次に示す(26)、(27)式のようにデジタ
ルフィルタの伝達関数HLL(n)、HLR(n)を求めることがで
きる。
【数3】
【数4】
【0029】このようにして決定されたHLL(n)、HLR(n)
を逆フーリエ変換(IFFT)したhLL(n)、hLR(n)を用
い、信号S(n)を図3のデジタルフィルタ3a、3bで
演算を行う。このため、スピーカ6aに入力する信号を
インパルス応答hLL(n)で畳み込み、スピーカ6bに入力
する信号をインパルス応答hLR(n)で畳み込む。こうして
音声をスピーカ6a,6bから出力すると、受聴者7は
実際に左後方の仮想スピーカ9を鳴らさなくても、その
方向から音が鳴っていると感じることができる。以上の
ような方法により、音像を任意の方向に仮想的に定位さ
せることができる。
【0030】次に本発明の音像定位装置の具体例につい
て説明する。図1は第1実施形態の音像定位装置の基本
構成を示すブロック図である。本図において信号入力手
段1から入力されたオーディオ信号はA/D変換器2に
与えられる。信号処理手段13は、図3のデジタルフィ
ルタ3a,3bに相当し、パラメータ制御手段11から
出力されるフィルタ係数を用いてオーディオ信号を変換
する手段である。入力手段10は受聴者位置と音源位置
と音像位置とを入力する手段である。ここで音源位置は
実際に音が出力されるスピーカの位置を意味し、音像位
置は受聴者がスピーカから放射された音を聴いたときに
受聴を知覚する音の位置を意味する。
【0031】パラメータ制御手段11は、入力手段10
から入力された受聴者位置と音源位置と音像位置との関
係に応じて、フィルタ係数の値をパラメータとして信号
処理手段13に設定する手段である。パラメータ制御手
段11には受聴者の両耳を結ぶ軸から前方向及び後ろ方
向に音像を定位させるためのフィルタ係数があらかじめ
記憶されており、これを選択して設定するものとする。
【0032】図2は信号処理手段13の第1例である信
号処理手段13Aの構成を示すブロック図である。本図
に示すように信号処理手段13Aは音像定位手段14と
虚音像定位手段15により構成される。図1のA/D変
換器2からの出力は音像定位手段14を経て虚音像定位
手段15に入力される。音像定位手段14は左チャンネ
ルのデジタルフィルタ14a、右チャンネルのデジタル
フィルタ14bにより構成され、虚音像定位手段15も
左右のデジタルフィルタ15a、15bにより構成され
る。
【0033】音像定位手段14は音源発生位置に音像を
定位させるものである。音源発生位置とはスピーカを通
してある位置に音を定位させたとき、定位された音源の
位置をいう。虚音像定位手段15は、受聴者の両耳を結
ぶ軸に対して音源発生位置から前後対称な位置に音像を
定位させるものである。それぞれのデジタルフィルタ1
4a、14b、15a、15bに対して、パラメータ制
御手段11から出力される受聴者位置や音像位置に対応
したフィルタ係数が設定される。信号処理手段13Aの
左右の出力は、図1に示すD/A変換器4a、4bに夫
々入力される。なお、D/A変換器4a、4b以降の構
成については図3と同様であるので、それらの説明は省
略する。
【0034】このように構成された音像定位装置の動作
について説明する。まず図1の信号入力手段1にオーデ
ィオ信号が入力される。このオーディオ信号はA/D変
換器2でデジタル信号に変換された後、信号処理手段1
3に入力される。受聴者は入力手段10から自分の位置
と音源位置と音像位置を入力する。パラメータ制御手段
11は入力された内容に基づき、所望の特性が得られる
ようなフィルタ係数を内蔵のメモリより読み出し、これ
をパラメータとして信号処理手段13に与える。
【0035】図2の信号処理手段13Aでは、音像定位
手段14及び虚音像定位手段15により音像の定位を行
う。ここで処理されたデジタルのオーディオ信号は図1
のD/A変換器4a、4bに入力されてアナログ信号に
変換される。このオーディオ信号はアンプ5a、5bで
増幅され、左右のスピーカ6a、6bから音が放射され
る。これにより受聴者は意図した位置に音像を定位させ
て聴くことができる。
【0036】ここで、信号処理手段13Aでの制御方法
について説明する。空間のある位置で音源が存在すると
する。そして受聴者7に対して、この音源発生位置から
音が出力されているように音像を知覚させたい場合を考
える。この場合、入力手段10により受聴者位置と音源
位置と音像位置とを入力する。そうするとパラメータ制
御手段11は、これらの位置関係に応じて、あらかじめ
記憶された音像定位を実現するためのフィルタ係数を選
択し、図2の音像定位手段14のデジタルフィルタにこ
れらのフィルタ係数を設定する。
【0037】また、受聴者の両耳を結ぶ軸に対して音源
発生位置から前後対称の位置に音像を受聴者7に知覚さ
せたい場合を考える。この場合、まず音像定位手段14
で音源発生位置に音像を定位させるフィルタ係数を畳み
込んだ後、虚音像定位手段15のデジタルフィルタに対
し、パラメータ制御手段11で設定されたフィルタ係数
を畳み込むことで、音源発生位置と対称な位置に音像を
定位させることができる。
【0038】図4は信号処理手段13Aでの制御概念を
示す説明図である。例えば、受聴者7から見て正面を0
度として、音源発生位置P1が時計回りにθ度(0<θ
<90)に位置し、音像を知覚する音像位置(音像知覚
位置)P2が(180−θ)度に位置する場合を考え
る。右chを1とするとき、実際の聴覚実験によって得
られる受聴者のθ度(右側)における左右両耳間レベル
差を求め、更に(180−θ)度における左右両耳間レ
ベル差を求める。そしてこの2組の左右両耳間レベル差
の差分値をとり、これを虚音像定位手段15における左
右のオーディオ信号に畳み込むフィルタ係数とすればよ
い。また音像知覚位置P2が左後方の場合、フィルタ係
数は時計回りの場合と左右逆になる。
【0039】次に、信号処理手段13の第2例である第
2の信号処理手段13Bについて説明する。図5は信号
処理手段13Bの構成を示すブロック図である。本図に
示すように信号処理手段13Bは、図2と同様の音像定
位手段14及び虚音像定位手段15に加えて、周波数特
性制御手段16が設けられている。周波数特性制御手段
16は虚音像定位手段15の出力信号の音圧周波数特性
を制御する手段であり、たとえば、音源発生位置が50
度、音像知覚位置が130度の場合、中高音域の音圧を
低音域のそれより低くするもので、例えば中高音域の音
圧を以下のように制御する。 周波数2 〜4KHz:1oct -6dB 周波数7KHz以上:1oct -12dB 即ち、2KHzから1オクターブ(oct)毎に音圧を6dB の割
合で減衰させ、7KHz以上では1oct 毎に音圧を12dBの割
合で減衰させる。
【0040】このとき、虚音像定位手段15におけるフ
ィルタ係数は、全周波数帯域について設定する以外に、
限られた周波数帯域のみについて設定することもでき
る。例えば、音源発生位置が50度、音像知覚位置が1
30度の場合、以下のように設定する。 周波数帯域:1 〜2kHz、4 〜7kHz 右chの係数:1 左chの係数:50度の左右両耳間レベル差から130
度の左右両耳間レベル差を引いた値とする。
【0041】次に信号処理手段13の第3例である信号
処理手段13Cについて説明する。図6は信号処理手段
13Cの構成を示すブロック図である。本図に示すよう
に信号処理手段13Cは図5の周波数特性制御手段16
に代えてゲインコントローラ17を設けた構成となって
いる。ゲインコントローラ17は、虚音像定位手段15
の出力レベルを制御する回路である。例えば、音源発生
位置が50度、音像知覚位置が130度の場合、ゲイン
コントローラ17のゲインを−2〜−4dBとする。ま
た、音源発生位置が30度、音像知覚位置が150度の
場合、ゲインコントローラ17のゲインを−3〜−6dB
とする。さらに、音源発生位置が10度、音像知覚位置
が170度の場合、ゲインコントローラ17のゲインを
−6〜−12dBのように制御する。
【0042】(実施の形態2)次に本発明の第2実施形
態における音像定位装置について説明する。図7は第2
実施形態の音像定位装置の基本構成を示すブロック図で
ある。第1実施形態と同様に信号入力手段1から入力さ
れたオーディオ信号はA/D変換器2に与えられる。信
号処理手段20はパラメータ制御手段11から出力され
るフィルタ係数を用いてオーディオ信号を変換する手段
である。入力手段10は受聴者位置と音源位置と音像位
置とを入力する手段である。
【0043】パラメータ制御手段11は、入力手段10
から入力された受聴者位置と音源位置と音像位置との関
係に応じて、フィルタ係数をパラメータとして信号処理
手段20に設定する手段である。信号処理手段20の左
右チャンネルの出力はD/A変換器4a、4bに夫々入
力される。D/A変換器4a、4b以降の構成について
は前述した図3と同様であるので、それらの説明は省略
する。
【0044】図8は本実施形態の第1例である信号処理
手段20Aの構成を示すブロック図である。本図に示す
ように信号処理手段20Aは音像定位手段21及びミキ
サ22により構成される。音像定位手段21は第1の音
像定位手段21Aと第2の音像定位手段21Bとで構成
される。第1の音像定位手段21Aには,左チャンネル
のデジタルフィルタ21aと右チャンネルのデジタルフ
ィルタ21bとが並列に設けられている。同様に第2の
音像定位手段21Bには,左チャンネルのデジタルフィ
ルタ21cと右チャンネルのデジタルフィルタ21dと
が並列に設けられている。ミキサ22は第1の音像定位
手段21Aの出力と第2の音像定位手段21Bの出力と
を混合する回路である。
【0045】例えば、受聴者の頭頂方向に音像を知覚さ
せたい場合を考える。この場合、まず第1の音像定位手
段21Aでは右上方向の音源発生位置に音像を定位させ
るフィルタ係数を畳み込み、第2の音像定位手段21B
では左上方向の音源発生位置に音像を定位させるフィル
タ係数を畳み込む。そしてこれらの出力をミキサ22で
混合(ミキシング)することによって、頭頂方向に音像
を定位させることができる。
【0046】次に信号処理手段の第2例である信号処理
手段20Bについて説明する。この場合の音像定位装置
の全体構成図は図7と同様であるとする。図9(a)は
信号処理手段20Bの構成を示すブロック図である。本
図に示すように信号処理手段20Bは図8と同様の音像
定位手段21とミキサ22に加えて、周波数特性制御手
段23をミキサ22の後段に設けたものである。周波数
特性制御手段23は入力信号の音圧周波数特性を制御す
る手段であり、音像知覚位置が上方向の場合には、高音
域の音圧を低音域より高くし、音像知覚位置が下方向の
場合には、高音域の音圧を低音域より低くするものであ
る。
【0047】例えば周波数特性制御手段23の中音及び
高音域における制御は次のように行う。音像知覚位置が
上方向の場合は、 周波数 4kHz 〜8 kHz :1oct +4 dB〜+12dB 周波数 8kHz 〜10kHz :1oct −4 db〜−12db 音像知覚位置が下方向の場合は、 周波数 2kHz 〜6kHz :1oct −4dB 〜−12dB 周波数 6kHz 〜10kHz :1oct +4dB 〜+12dB 以上の周波数特性を図示すると図9(b)のようにな
る。
【0048】次に、信号処理手段の第3例である信号処
理手段20Cについて説明する。この場合の音像定位装
置の全体構成図も図7と同様であるとする。図10は信
号処理手段20Cの構成を示すブロック図である。本図
に示すように信号処理手段20Cは図8と同様の音像定
位手段21とミキサ22に加えて、ゲインコントローラ
24を設けた構成となっている。ゲインコントローラ2
4はミキサ22の出力レベルを制御する回路である。例
えば、音像知覚位置が上下方向30度までの場合、レベ
ルは−2〜−4dB、音像知覚位置が上下方向30〜60
度の場合、レベルは−4〜−8dB、音像知覚位置が上下
方向に60度より大きい場合、レベルは−8〜−12dB
のように制御する。
【0049】このように音源発生位置と音像位置によっ
て信号処理手段20A、20B、20Cにおけるフィル
タ係数が変化し、デジタルフィルタによる畳み込み演算
によって音像を希望する方向に定位させることができ
る。
【0050】(実施の形態3)次に、本発明の第3実施
形態における音像定位装置について説明する。図11は
第3実施形態の音像定位装置の基本構成を示すブロック
図であり、第1,第2実施形態と同一部分は同一の符号
を付け詳細な説明は省略する。第1,第2実施形態の入
力手段10に代わってパラメータ受信手段22が設けら
れている。パラメータ受信手段25は外部からの音像定
位感を制御するための制御信号を受信する手段である。
【0051】パラメータ受信手段25は音像の定位感の
条件を含んだ制御信号を外部から受信する。パラメータ
制御手段11は受信された制御信号により信号処理手段
13又は20に設定すべきパラメータを制御する。以下
の動作は、第1,第2実施形態で説明した動作と同様で
ある。
【0052】このように本実施形態では、外部からの制
御信号により音像定位感を制御することができ、あらか
じめプログラミングされた制御信号を用いて繰り返しの
制御を行ったり、映像などと組み合わせて映像の場面に
応じた音像定位の制御が可能となる。
【0053】なお、再生スピーカの代わりにヘッドホン
を用いても良い。また、本実施形態では、入力信号がモ
ノラルの場合について述べたが、ステレオの場合でも信
号毎に独立の信号処理手段を設けることで対応できる。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1〜4記載の発明に
よれば、受聴者と音源と音像の位置をそれぞれ入力手段
に入力することにより、前方のスピーカを用いて音像を
任意の場所に定位させることができる。特に受聴者の後
方に音像を定位させる場合、これと対象な位置にある前
方定位のパラメータを用いて信号変換ができる。
【0055】又請求項5〜7記載の発明によれば、受聴
者の頭頂方向に音像を定位させる場合、複数の音像定位
手段を用いて、その出力信号をミキシングすることによ
り実現できるため、信号処理手段の処理手順が簡単にな
る。
【0056】更に請求項8記載の発明によれば、音像位
置を外部から指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における音像定位装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の音像定位装置における信号処理手
段(その1)の構成を示すブロック図である。
【図3】音像定位の動作原理を示す説明図である。
【図4】音像発生位置と音像知覚位置の関係を示す説明
図である。
【図5】本実施形態の音像定位装置における信号処理手
段(その2)の構成を示すブロック図である。
【図6】本実施形態の音像定位装置における信号処理手
段(その3)の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態における音像定位装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】本実施形態の音像定位装置における信号処理手
段(その1)の構成を示すブロック図である。
【図9】(a)は本実施形態の音像定位装置における信
号処理手段(その2)の構成を示すブロック図であり、
(b)は周波数特性制御手段の周波数特性図である。
【図10】本実施形態の音像定位装置における信号処理
手段(その3)の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態における音像定位装置
の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の音像定位装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 信号入力手段 2,2a,2b A/D変換器 3a,3b,18a〜18d,21a〜21d デジタ
ルフィルタ 3c 音像位置入力手段 4a,4b D/A変換器 5a,5b アンプ 6a,6b スピーカ 7 受聴者 8 信号発生装置 9 仮想スピーカ 10 入力手段 11 パラメータ制御手段 13,13A,13B,13C,20,20A,20
B,20C 信号処理手段 15 虚音像定位手段 16,23 周波数特性制御手段 21 音像定位手段 21A 第1の音像定位手段 21B 第2の音像定位手段 22 ミキサ 24 ゲインコントローラ 25 パラメータ受信手段 P1 音源発生位置 P2 音像知覚位置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるオーディオ信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されたデジタル信号が入力
    され、受聴者と音像の位置に応じた音響信号となるよう
    に信号処理を行う信号処理手段と、 受聴者と音源と音像の位置関係を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された内容に応じた特性が得ら
    れるように、前記信号処理手段で信号処理を行うための
    フィルタ係数をパラメータとして制御するパラメータ制
    御手段と、 前記信号処理手段より出力される信号をアナログ信号に
    変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力を増幅するアンプと、 前記アンプの出力を再生するスピーカと、を具備する音
    像定位装置であって、 前記信号処理手段は、 音源発生位置に入力信号の音像を定位させる音像定位手
    段と、 前記音像定位手段より出力される信号を、受聴者の両耳
    を結ぶ軸に対して音源発生位置から対称な位置に音像を
    定位させる虚音像定位手段と、を有するものであること
    を特徴とする音像定位装置。
  2. 【請求項2】 前記虚音像定位手段は、 受聴者から見て前後対称な位置における夫々の音圧周波
    数特性の両耳間差を制御するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の音像定位装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、 前記音像定位手段及び虚音像定位手段の出力の周波数特
    性を可変する周波数特性制御手段を有することを特徴と
    する請求項1又は2記載の音像定位装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段は、 前記音像定位手段及び虚音像定位手段の出力の利得を可
    変するゲインコントローラを有することを特徴とする請
    求項1又は2記載の音像定位装置。
  5. 【請求項5】 入力されるオーディオ信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器により変換されたデジタル信号が入力
    され、受聴者と音像の位置に応じた音響信号となるよう
    に信号処理を行う信号処理手段と、 受聴者と音源と音像の位置関係を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された内容に応じた特性が得ら
    れるように前記信号処理手段で信号処理を行うためのフ
    ィルタ係数をパラメータとして制御するパラメータ制御
    手段と、 前記信号処理手段より出力される信号をアナログ信号に
    変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力を増幅するアンプと、 前記アンプの出力を再生するスピーカと、を具備する音
    像定位装置であって、 前記信号処理手段は、 複数の音源発生位置に入力信号の音像を定位させる音像
    定位手段と、 前記音像定位手段より出力される信号をミキシングする
    ミキサと、を有するものであることを特徴とする音像定
    位装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、 前記ミキサの出力の周波数特性を可変する周波数特性制
    御手段を有することを特徴とする請求項5記載の音像定
    位装置。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段は、 前記音像定位手段の出力の利得を可変するゲインコント
    ローラを有することを特徴とする請求項5記載の音像定
    位装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、 外部から音像位置に関する制御信号を受信し、前記パラ
    メータ制御手段に与えるパラメータ受信手段を含むもの
    であることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載
    の音像定位装置。
JP8121031A 1995-04-25 1996-04-17 音像定位装置 Pending JPH0918999A (ja)

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JP12597995 1995-04-25
JP7-125979 1995-04-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019134475A (ja) * 2013-03-29 2019-08-08 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド レンダリング方法、レンダリング装置及び記録媒体

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JP2019134475A (ja) * 2013-03-29 2019-08-08 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド レンダリング方法、レンダリング装置及び記録媒体

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