JPH0728854B2 - 内視鏡用鉗装置 - Google Patents

内視鏡用鉗装置

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JPH0728854B2
JPH0728854B2 JP59104127A JP10412784A JPH0728854B2 JP H0728854 B2 JPH0728854 B2 JP H0728854B2 JP 59104127 A JP59104127 A JP 59104127A JP 10412784 A JP10412784 A JP 10412784A JP H0728854 B2 JPH0728854 B2 JP H0728854B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は内視鏡の鉗子装置に関し、特にその作動機構用
操作部材の接続に係わるものである。
従来技術 内視鏡の鉗子装置として一般的なものを、第4〜7図を
用いて説明する。
内視鏡用の鉗子装置は、第4図に示すように、内視鏡1
の挿通用チャンネルに通して使用されるものである。
挿通用チャンネルに挿通する鉗子装置は、その機能別
に、鉗子作動機構部Aと操作部Bとに大別される。
まず、鉗子作動機構部Aの構成について説明する。鉗子
作動機構部Aは、第5図に示すように、主に、一対の鉗
子4,4と、リンク機構保護カバー5と、リンク6,6と、ワ
イヤ継手7より構成されている。ワイヤ継手7は硬質材
により形成されており、操作部B側には後述する操作ワ
イヤ8を挿入するための筒状部7aが形成されている。ワ
イヤ継手7にはリンク6,6がピン10によって回動自在に
連結されており、リング6,6には一対の鉗子4,4がピン9,
9によって回動自在に連結されている。この一対の鉗子
4,4は、ピン17によって相互に回動自在に連結されてお
り、一対の鉗子4,4と、リンク6,6と、ワイヤ継手7とに
よってリンク機構が構成される。このリンク機構は、ピ
ン17によって固定されたリンク機構保護カバー5を有
し、このリンク機構保護カバー5は、リンク機構を構成
する鉗子4,4のリンク6,6側、リンク6,6、ワイヤ継手7
を保護している。リンク機構保護カバー5は硬質材によ
り形成されており、操作部B側には、後述する可撓性外
被管2を挿入するための筒状部5aが形成されている。こ
のような構成からなる鉗子作動機構部Aによると、ワイ
ヤ継手7を鉗子4,4の方向に押すことにより鉗子4,4が開
く一方、逆方向に引くことにより鉗子4,4を閉じるよう
動作させることができる。
一方、操作部Bは第4図に示すように、主に手動操作部
3,301と、操作ワイヤ8と、可撓性外被管2とにより構
成されている。操作ワイヤ8は軟性部材である可撓性を
有する撚り線状に形成され、同じく軟性部材である密着
コイル状の可撓性外被管2内に摺動自在に挿通されると
ともに、手動操作部301に接続されている。この場合、
手動操作部301は可撓性外被管2に接続された手動操作
部3に摺動自在に備えられる。このような構成からなる
操作部Bによると、手動操作部301を手動操作部3に対
し摺動させることにより、操作ワイヤ8を可撓性外被管
2内に摺動させることができる。
そして、操作部Bを構成する操作ワイヤ8と鉗子作動機
構部Aを構成するワイヤ継手の筒状部7aとを接続し、操
作部Bを構成する可撓性外被管2と鉗子作動機構部Aを
構成するリンク機構保護カバー5の筒状部5aとを接続
し、このような構成からなる鉗子装置では手動操作部3,
301に手の指をかけて手動操作部3,301を操作することに
より、鉗子4,4を開閉させることができる。
このような、鉗子装置において、ワイヤ8とワイヤ継手
およびワイヤの可撓性外被管2とSカバーの接続は次に
示すように銀ロウ付けによつて接続されていたのであ
る。
第6図において、接続するワイヤ8の先端部とワイヤ継
手7のワイヤ挿入部の双方にフラツクス等の酸化防止剤
を塗布し、銀ロウ11の小片をワイヤ継手7の継手部に挿
入し、バーナー12を用いてワイヤ継手7の外部から加熱
しながらワイヤ8をワイヤ継手7に挿入してゆき、銀ロ
ウ11が溶け、十分にワイヤと継手が溶着するまでバーナ
12で加熱し溶接するのである。
第7図は、Sカバーと可撓性外被管との接続を示すもの
で、第5図に示すように、鉗子4,4、リンク6,6、ワイヤ
継手7、操作用ワイヤ8、Sカバー5を、あらかじめ組
付けた状態にしておいて、可撓性外被管2内に操作ワイ
ヤ8を挿通させた後、可撓性外被管2の先端部に酸化防
止剤を塗布して、Sカバー5と該可撓性外被管2とを結
合した状態でバーナ12により、Sカバー5の外部から加
熱しながら銀ロウ13を流し込んで溶接するのである。
このように、鉗子作動機構の操作部を構成する可撓性外
被管および操作ワイヤの接続部の結合を銀ロウ付けによ
つて行つた場合、銀ロウ11,13が流れ出て、その流出し
たロウをヤスリかけ等の作業により削除する必要が生
じ、しかも、酸化防止剤に用いるフラツクスは湯洗等で
十分洗浄しておくことが人の体内に挿入して使用する内
視鏡鉗子装置としては不可欠の事項である。したがつ
て、大きな作業工数を裂いて洗浄を行つているのが現状
である。また、バーナーで接続部分を加熱するため可撓
性外被管やワイヤが焼なまされることにより本来の靱性
が失われる恐れがあり、いずれも作業が難しく、熟練を
要するため、加工の標準化を行いにくく、品質のバラツ
キも大きい等の欠点を有していた。また、ロウ付けによ
ると、溶融したロウが、密着コイル状の可撓性外被管お
よび撚り線状の操作ワイヤからなる軟性部材に染み込
み、この染み込みにより軟性部材の接続部近傍に硬質部
が形成され、本来、軟性が要求される可撓性外被管およ
び操作ワイヤの接続部近傍の軟性が低下する問題もあっ
た。このため、このような内視鏡用鉗子装置では、内視
鏡からの鉗子装置の進退が困難となっていた。
発明の目的 本発明は前述した欠点を解消し、内視鏡用鉗子装置の部
品、特に鉗子作動機構と、その操作部を構成する可撓性
外被管および操作ワイヤとの接続作業工程を低減させる
と共に、衛生上安全で、品質の安定した内視鏡用鉗子装
置を提供することを目的とするものである。
発明の概要 本発明は、内視鏡装置における鉗子の作動機構と該作動
機構の操作部材との接続部をレーザ加工によつて溶接す
ることにより、作業工程数の低減と衛生的で安定した品
質の内視鏡用鉗子装置を提供するものである。
実施例 本発明を以下に示す実施例により具体的に説明する。各
実施例において同一機能を有する部分については、同一
符号を付すことにより、構成の説明は省略する。
第1図は、ワイヤ継手7と鉗子作動機構用の操作ワイヤ
8との接続を示す実施例で、14はレーザ光、16は溶接部
を表わしている。ワイヤ継手7の筒状部に操作ワイヤ8
を挿入し、図のようにワイヤ継手7の上からレーザ光を
照射して操作ワイヤ8とワイヤ継手7とを溶着させる。
レーザはYAGレーザ,CO2レーザ,ルビーレーザ等が使用
される。
また、溶接の形式としては、第2図a,b,cに示すよう
に、継手7の軸線に沿つて連続溶接するもの(第2図
a),継手7の軸線に沿つてスポツト溶接するもの(第
2図b),及び継手の外周に沿つて連続溶接するもの
(第2図c)が採用されるが、第2図cにおける溶接の
形式はスポツト溶接に代えても強度と安全が保たれる限
り差つかえないものである。いずれにしても、これらの
溶接の形式やレーザスポツト15の大きさは継手の形状や
強度を加味して決定すべき設計事項である。
第3図に示すものは、リンク機構保護カバー(以下Sカ
バーという)と鉗子作動機構用操作ワイヤの可撓性外被
管の接続を示す実施例で、ワイヤ継手7を覆うようにS
カバー5を組付け、そのSカバー5の操作部側に設けら
れた筒状部に、鉗子作動機構を操作するための操作ワイ
ヤを内部に挿通した可撓性外被管2を挿入し、カバー5
の上からレーザ光14を照射して、Sカバー5と可撓性外
被管2とを溶着するのである。
この場合、第3図に示すようにSカバーと可撓性外被管
2との接続部は、インロウ継手を形成すると作業が確実
である。
発明の効果 本発明に係る内視鏡用鉗子装置によると、筒状部を有し
鉗子作動機構を構成する部材と、該鉗子作動機構の操作
部を構成する撚り線状の操作ワイヤもしくは端部にイン
ロウ部を形成した密着コイル状の可撓性外皮管からなる
軟性部材とを接続する際、前記筒状部に軟性部材の端部
を挿入した状態でレーザー加工によるスポット溶接によ
り接続するので、溶融物が筒状部から露呈した軟性部材
に染み込むことがなく、この染み込みによって露呈した
軟性部材に硬質部が形成されることがない。このため、
軟性部材をその筒状部の接続部近傍まで容易に撓わせる
ことができ、鉗子装置の先端硬質部が短かくでき、これ
により内視鏡からの進退が容易となる。また溶着時に筒
状部から突出し軟性部材を剛性化するような溶融物の流
れがないから、複数の鉗子装置を製造した場合でも先端
硬質部の長さが一定となり、接続部分での外周面への溶
融物の突出のない溶接作業が単純化され、レーザによる
溶接条件(レーザ出力,パルス巾,スポツト径,デフオ
ーカス等の制御)を標準化することが出来るので、品質
の安定と作業効率の向上が図れると共に、従来のロー付
けにおける作業工程の複雑さ(はみ出したロウの削除作
業や、ヤスリ掛け修正作業等)から解放され、溶着部分
に加わる加熱や焼なまし等による熱的影響、例えば先端
硬質部近傍での軟性部材の折れ曲がりや座屈も少なくな
り、使用部品の劣化が防止できる。これによって、鉗子
装置の長寿命化や耐久性が増し、加えて前記の先端硬質
部が短かくできるので、内視鏡用鉗子装置として格別な
効果を有するものである。
特に衛生を旨とする内視鏡に使用する装置であるから、
レーザ加工による溶着を行うことにより、フラツクス等
の酸化剤を使用しないので、洗浄作業も簡単で、衛生上
にも優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例で、第1図はワイヤ継
手と操作ワイヤとの接続を示す部分断面図で、第2図は
第1図におけるレーザ溶接の溶接形式を示したもので、
2図a,b,cはそれぞれ連続溶接,スポツト溶接及び円周
方向の連続溶接を示している。 第3図はSカバーと可撓性外被管のレーザ溶接状態を示
す部分断面図である。 第4図〜第7図は、従来技術を示す内視鏡及び鉗子装置
の説明図で、第4図は内視鏡の外観図、第5図は鉗子作
動機構の部分断面図、第6図はワイヤ継手と操作ワイヤ
の接続状態図、第7図は鉗子装置のリンク機構保護カバ
ーと鉗子作動機構操作用ワイヤの可撓性外被管との接続
状態図である。 1……内視鏡 2……可撓性外被管 3……操作部 4……鉗子 5……リンク機構保護カバー 6……リンク 7……ワイヤ継手 8……操作ワイヤ 9,10……ピン 14……レーサ光 15……レーザスポツト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部を有し鉗子作動機構を構成する部材
    と、該鉗子作動機構の操作部を構成する撚り線状の操作
    ワイヤもしくは端部にインロウ部を形成した密着コイル
    状の可撓性外皮管からなる軟性部材とを接続する構造の
    内視鏡用鉗子装置において、前記筒状部に前記軟性部材
    の端部を挿入した状態で筒状部の外周面からレーザー光
    をスポット照射し、前記筒状部と前記軟性部材の端部と
    をスポット照射位置の溶着により接続する溶接部を形成
    したことを特徴とする内視鏡用鉗子装置。
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