JPH07288347A - 磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型ヘッド

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JPH07288347A
JPH07288347A JP6078331A JP7833194A JPH07288347A JP H07288347 A JPH07288347 A JP H07288347A JP 6078331 A JP6078331 A JP 6078331A JP 7833194 A JP7833194 A JP 7833194A JP H07288347 A JPH07288347 A JP H07288347A
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magnetic
layer
magnetoresistive effect
thin film
magnetoresistive
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JP6078331A
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English (en)
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Yasusuke Irie
庸介 入江
Hiroshi Sakakima
博 榊間
Mitsuo Satomi
三男 里見
Yasuhiro Kawawake
康博 川分
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パターン上で四端子を実現することにより小
さな出力でも正確に検出する構成を取り、室温状態で微
小磁界で動作可能な金属人工格子薄膜の主に厚さ方向の
磁気抵抗効果を用い、摺動面を膜に垂直な面にとること
で、高密度記録に対応する磁界感度の高いヘッドを実現
する。 【構成】 電流端子と出力端子を別々に設け、素子とし
ては第1の磁性薄膜層11aと金属非磁性薄膜層12と
第2の磁性薄膜層11bと反強磁性層13を順次積層し
た構造を一つの構成要素として、この構成要素間の磁気
的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層14を介し
てこれら構成単位を複数回、望ましくは3回以上積層し
て成る磁気抵抗効果素子の主に垂直方向の磁気抵抗効果
を用い、摺動面を膜面に対して垂直方向にとった磁気抵
抗効果型薄膜ヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部要因により自身が
もつ抵抗値が変化する素子、例えば磁気記録再生装置に
用いられる薄膜磁気ヘッドあるいは磁気センサなどに用
いる磁界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果素子は、磁気抵抗効果(磁
場の強さに応じて端子間抵抗が変化する現象)を利用し
た素子であり、用途としては磁気センサ、特に情報処理
装置のメモリとして使われる磁気記録装置の読みとりヘ
ッドとして多く使われている。特に記録媒体が低速で走
行する磁気記録装置においては、再生出力が速度に依存
しない磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドが使用されてい
る。また、近年、記録媒体の高記録密度化、データの高
転送速度化、多チャンネル化が進み、より高感度、すな
わち再生出力が高い磁気ヘッド(例えば薄膜ヘッド)が
要望されている。
【0003】以下に従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッ
ドについて図面を参照しながら説明する。
【0004】図10は従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドを示すものである。磁性基板100上に、ギャップ
絶縁層101、Ni0.8−Fe0.2合金薄膜等の磁気抵抗
効果素子102、一対の電流端子103a、103b、
及び磁気テープ摺動面104から磁気テープ信号磁束を
磁気抵抗効果素子に導くためのフロントヨーク105及
びバックヨーク106等が絶縁層(図示せず)を介して
順次積層されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気抵抗効果型
薄膜磁気ヘッドでは磁気抵抗の変化率が5%程度である
ため、特に磁気記録媒体のトラック幅が数μm以下の狭
トラックとなり、それに応じて磁界侵入面も数μm以下
になると磁気抵抗の変化も相対的に小さくなる。そのた
め外部磁界を検出するとき、すなわち磁気記録媒体から
情報を読みとるときに、検出信号に対して磁性膜と電極
との接合部分および電極部分の配線抵抗の影響が大きく
現れて、検出信号が相対的に小さくなり、正確に検出信
号が検出できないという問題がある。また、人工格子膜
に関しては、人工格子薄膜の厚さ方向に電極を配置した
ものとしてFe/Crが報告されている(Physical Rev
iewLetters 21,p3343)が、このFe/Cr人工格子薄
膜の磁気抵抗効果、すなわち抵抗変化率(Δρ/ρ)は
低温では大きな値を示すが、常温では数%と小さく、し
かも飽和磁界(以下Hsと示す)が15KOeと大き
い。その結果として、磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッドとしては感度が上がらなかった。
(特開平4−123306号公報)。
【0006】従って、このような金属人工格子膜を磁気
ヘッドに使用するには更に印加磁界が小さくても動作す
るものが求められている。Hsの小さいものでは、Ni
Fe/Cu,NiFeCo/Cu系などがあるが、特に
微小印加磁界で動作するものとしては図11に示したよ
うなFe-MnをNi-Fe/Cu/Ni-Feにつけたスピンバルブ型の
ものが提案されている(シ゛ャーナル オフ゛ マク゛ネティス゛ム アント゛ マク
゛ネティック マテリアルス゛ 93 第101項 (1991年) (Journal of Mag
netism and Magnetic Materials 93,p101,1991))。
【0007】この場合動作磁界は確かに小さいもののM
R比は約2%と小さい欠点がある。上記のようにNi-Fe
(-Co)/Cuは巨大磁気抵抗効果(以下GMRと呼ぶ)を示
すので、Fe-MnをMR比が15%の人工格子膜[Ni-Fe-Co
/Cu]等に直接つけて微小磁界動作でGMRを示す素子を
得ようとしても、この場合やはりMR比は2%程度とな
ってしまう問題点があった。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点を解決するとともに、さらに高密度記録における再
生感度が高く、信頼性が優れた磁気抵抗効果素子及び磁
気抵抗効果型ヘッドを提供する事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために素子にセンス電流を流すための電流端子と
出力を取り出すための出力端子を別々に設けた。この構
成を用いる事により接触抵抗や配線抵抗の影響を小さく
抑えられる。また、磁気抵抗効果素子としてNiFe,
NiCo,CoFe,NiFeCo/Cu,Ag,Au
等の常温で抵抗変化率(Δρ/ρ)の大きくHsの小さ
な人工格子薄膜を用い、膜に対して主に垂直方向に電流
を流すことにより、主に垂直方向の磁気抵抗効果を用い
る。
【0010】特に ・磁性層としては主成分が磁歪の小さな軟磁性を示す (NiXCo1-X)X'Fe1-X' (1) で、X,X'はそれぞれ原子組成比で 0.4≦X≦1.0, 0.8≦X'≦1.0 (2) であるものが望ましく、非磁性層はCu,Ag,Auのいずれか
で、特にCuが望ましい。
【0011】また、上記以外では ・磁性層としては主成分が磁歪の小さな (CoYNi1-Y)Y'Fe1-Y' (3) でY,Y'はそれぞれ原子組成比で 0.4≦Y≦1.0、0.8≦Y’≦1.0 (4) であるものが望ましく、非磁性層はCu,Ag,Auの
いずれかで、特にCuが好ましい。
【0012】ここに磁性層は磁歪が小さい磁性材料で、
(式2),(式4)はこの条件を満足するのに必要な組
成範囲である。
【0013】さらに微小な磁界で動作させるために次の
ような構成の人工格子膜を用いる。基板上に、厚さ5〜1
00Åの第1の磁性薄膜層と、厚さ5〜100Åの金属非磁性
薄膜層と、厚さ5〜100Åの第2の磁性薄膜層と、厚さ10
〜100Åの反強磁性層とを順次積層した構造を一つの構
成要素として、この構成要素と構成要素間の磁気的結合
を弱めるべく設けられた金属非磁性層よりなる構成単位
を複数回、望ましくは3回以上積層する構成により微小
磁界動作でMR比が大きい磁気抵抗効果素子が可能とな
る。
【0014】特に反強磁性層としてはFe-Mnが望まし
く、 ・第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄膜層は主成分が磁
歪の小さな軟磁性を示す (NiXCo1-X)X'Fe1-X' (5) で、X,X'はそれぞれ原子組成比で 0.6≦X≦1.0, 0.7≦X'≦1.0 (6) で、金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層はCu,Ag,Auのい
ずれかで、特にCuが望ましい。
【0015】又上記のもの以外では ・第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄膜層は主成分が磁
歪の小さな (CoYNi1-Y)ZFe1-Z (7) で、Y,Zはそれぞれ原子組成比で 0.4≦Y≦1.0、0.8≦Z≦1.0 (8) であるものが望ましく、金属非磁性薄膜層及び金属非磁
性層はCu,Ag,AuのいずれかでCuが好ましい。
【0016】更に ・第1の磁性薄膜層と第2の磁性薄膜層はそれぞれ主成
分が異なる組み合わせの上記(5)もしくは(7)より
成るものでもよい。
【0017】ここに第1の磁性薄膜層、第2の磁性薄膜
層は磁歪が小さい磁性材料で、(6)式、(8)式はこ
の条件を満足するのに必要な組成範囲である。第1の磁
性薄膜層、第2の磁性薄膜層としては上記の様な3元系
でなくともNi-FeやNi-Co系等の2元系磁性薄膜層でもよ
い。
【0018】以上、上記で示した構成の人工格子薄膜を
用い、しかも磁気抵抗効果素子に接続する電流端子を人
工格子薄膜の上層部と下層部に設け、人工格子薄膜の主
に厚さ方向の磁気抵抗効果を利用する。これにより、磁
気抵抗効果は面内で用いた場合の約2〜3倍となり、そ
の上Hsは殆ど変化せず小さな値を示す。
【0019】この構成により高密度記録において出力に
対する接触抵抗及び配線抵抗の影響を小さく抑えられ、
再生感度が高く、信頼性が優れた磁気抵抗効果素子及び
磁気抵抗効果型ヘッドが可能となる。
【0020】
【作用】フォトリソグラフィ技術を用いて、パターン上
でセンス電流を加える電流端子と出力を得るための出力
端子を別々の端子として設ける(パターン上で四端子法
を可能とする)ことで、リード線部分の抵抗及び接触抵
抗の影響を小さく抑えることができ、磁気抵抗効果素子
の素子部分の抵抗変化をそのまま得ることが可能とな
る。特に素子部分の抵抗が小さくなる場合、リード線部
分の長さが長い場合や厚みが薄い場合等の抵抗値が高い
ときには、電圧降下も大きく、また、素子部分に対する
リード線の接触抵抗等の影響も大きく、実際の変化率を
正確に検出することが不可能となる。しかし、パターン
上で電流端子と出力端子を別々に構成する(パターン上
で四端子法を可能とする)ことで、出力端子側には殆ど
電流は流れないため、リード線部分の抵抗値及び接触抵
抗による電圧降下やノイズなどの影響を小さく抑えるこ
とが可能となり、素子部分の抵抗値が小さく、出力が小
さくても正確に検出可能となる。以上の構成により、非
常に小さな出力であっても正確に検出できるために、感
度のが優れた高密度記録に対応した挟トラックヘッドを
可能とする。
【0021】また、磁気抵抗効果素子の素子の巨大磁気
抵抗効果を示す人工格子膜について述べる。人工格子薄
膜の磁気抵抗効果は、非磁性層で隔てられた磁性層間の
反強磁性相互作用が働いており、零磁場では隣接層の磁
化は反平行に配列しているが、外部磁場を加えると各層
の磁化は平行に向けられる。電気抵抗は磁化が反平行の
場合大きく、平行の場合小さい。これは、磁化の配列に
よる電流の散乱が原因で起こる現象であるが、人工格子
薄膜を面内で用いる場合には、この磁化の配列による電
子散乱が抵抗変化の主な原因となる。一方、人工格子薄
膜を厚さ方向で用いる場合には磁化の配列による電子散
乱の影響が大きくなるために、面内よりも大きな抵抗変
化率(Δρ/ρ)が得られる。その上、外部磁場は面内
方向に印加するためHsは殆ど変化しない。
【0022】この構成によって、Hsは殆ど変化する事
なく磁気抵抗効果素子の素子本来の抵抗変化率(Δρ/
ρ)が向上されるため、磁気抵抗効果素子の感度と磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの再生出力の向上が実現され
る。
【0023】次に、微小磁界での動作を可能にするため
構成を説明する。図8に示すように、第2の磁性薄膜層
81bは反強磁性層83と磁気的に結合して一方向異方
性を示し、ある方向のスピン回転が抑制される。これに
対して第1の磁性薄膜層81aは金属非磁性薄膜層82
によって第2の磁性薄膜層81bと隔てられているため
微小磁界が印加された時第1の磁性薄膜層81aのスピ
ンは磁界方向に回転し、第2の磁性薄膜層81bは上記
の反強磁性層との結合によりスピンの回転が抑制され、
両磁性層のスピンの向きが反平行となり磁気抵抗が大き
くなる。磁界がある程度大きくなれば両スピンは平行と
なり磁気抵抗は低下するため磁気抵抗変化が得られる。
このような[1a]/[2]/[1b]/[3]といった積層膜を単に積
層するだけではより大きなMR効果は得られないが、こ
れら構成要素間の磁気的結合を金属非磁性層84で弱め
た{[1a]/[2]/[1b]/[3]}/[4]より成る構成単位を複数回
積層することにより微小磁界で動作するMR比の大きな
磁気抵抗効果素子が得られる([]内は各符号の膜を表わ
す)。金属磁性層84により各要素間の磁気的結合が弱
まったか否かは素子のMR曲線より判断でき、弱まった
場合は微小磁界で反強磁性層83と接していない第1の
磁性薄膜層の磁化反転が生じ大きなMR効果が得られる
のに対し、そうでない場合は微小磁界で第1の磁性薄膜
層の磁化反転は起こらず大きなMR効果は得られない。
【0024】このような構成の人工格子薄膜を厚さ方向
で用いることで、磁化の配列による電子散乱の他に磁性
層と非磁性層の界面での散乱の影響も大きくなるため
に、面内よりも大きな抵抗変化率(Δρ/ρ)が得られ
る。その上、外部磁場は面内方向に印加するためHsは
殆ど変化しない。
【0025】従って、微少な印加磁界で動作可能な磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッドが実現される。
【0026】また、巨大人工格子膜の膜面に対して主に
垂直方向の磁気抵抗効果を磁気抵抗効果ヘッドとして用
いる場合には、特に磁界侵入方向を膜面に対して主に平
行方向に取り、外部磁界を呼び込むためのヨークを素子
に組み込んだ構成にする事により、より感度の優れた磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドが可能となる。
【0027】
【実施例】従来の磁気抵抗効果素子及び磁気抵抗効果型
ヘッドは、センス電流を加えるための電流端子のみでセ
ンス電流を加え、外部磁界による抵抗変化を電圧変化と
して検出している。そのため素子部をできるだけ幅を細
く、長さを長く、厚みを厚くするなど素子部自身の抵抗
を高くして、高出力を得る方法が取られてきた。しか
し、高密度記録にともなう挟トラック化でトラック幅が
狭くなるにつれ、素子部の抵抗も非常に小さくなり、出
力も小さくなる。出力が小さくなると、今まで出力が大
きい場合にはさほど影響がなかったリード線部分の抵抗
や、接触抵抗など、それらにともなうノイズが大きく影
響してくるため、正確な出力が得られなくなる。これら
リード線部分の抵抗や接触抵抗などにともなう電圧降下
やノイズを低く抑える方法として、磁気抵抗効果素子の
パターン上でセンス電流を流す電流端子と出力を得るた
めの出力端子を設ける(パターン上で四端子法を可能に
する)。また、巨大磁気抵抗効果を示す人工格子膜の主
に厚さ方向の磁気抵抗効果を用いる場合にも、素子部自
身の抵抗が非常に小さくなり、上記したようなリード線
部分に関する影響が出力に大きく現れる。従って、これ
らの構成により、素子部の抵抗が小さい場合にも正確な
出力を得ることができた。
【0028】次に巨大磁気抵抗効果を示す人工格子膜に
ついて述べる。F/Cr人工格子薄膜を用いた磁気抵抗
効果素子の面内の場合、抵抗変化率(Δρ/ρ)は大き
いが、Hsも大きい。また、Fe/Cr人工格子薄膜の
厚さ方向に電極を配置した磁気抵抗効果素子について
は、面内よりも抵抗変化率(Δρ/ρ)は大きいもの
の、Hsも面内と同様に大きいという報告がある(特開
平4−123306)。一方、FeNiCo/Cu系合
金等は面内で抵抗変化率(Δρ/ρ)が大きく、しかも
Hsが小さいという報告がある(例えば特開平4−24
7607号公報)。(式1)のNi-richのNiFeC
o系合金は、その組成比が(式2)を満足するとき磁歪
が小さく軟磁性を示す。その代表的なものがNi0.8
0.1Co0.1,Ni0.8Fe0.2,Ni0.8Co0.2等であ
る。一方、(式3)のCo-richのCoNiFe系合金
は(式4)を満足するときやはり小さな磁歪を示す。そ
の代表的なものはFe0.9Co0.1等である。
【0029】磁性層は低磁歪の膜であることが必要であ
る。これは実用上、小さな磁界で動作することが必要な
のと、磁気ヘッド等に用いた場合、磁歪が大きいとノイ
ズの原因となるためである。この条件を満足するものに
上記(式1)、(式2)で示されるNi-richのNiF
eCo系膜がある。また、これとは異なる上記(式
3)、(式4)で示される低磁歪Co-richのCoNi
Fe系膜を用いても良いし、これと上記の(式1)、
(式2)の磁性薄膜層とを組み合わせて用いても良い。
これら磁性層の間に介在させる非磁性層は上記(式1)
から(式4)で示される組成の磁性薄膜層との界面での
反応が少なく、かつ非磁性層であることが必要で、この
条件を満たすものとしてCu,Ag,Au等が適してい
る。従って、本発明では上記の低磁歪で、しかも常温で
抵抗変化率(Δρ/ρ)の大きくHsの小さな組成の人
工格子膜を用い、主に膜面に対して厚さ方向の磁気抵抗
効果を使用する。
【0030】さらに微小磁界で動作させるための方法と
して、(5)のNi-richのNi-Co-Fe系合金はその組成比
が(6)式を満足するとき磁歪が小さく軟磁性を示す。
その代表的なものはNi0.8Co0.1Fe0.1, Ni0.8Fe0.2,Ni
0.8Co0.2等である。又更に軟磁性を改良したり耐摩耗性
及び耐食性を改良するために(5)の組成に Nb,Mo,Cr,
W,Ru等を添加しても良い。一方(7)を満足するCo-ric
hのCo-Ni-Fe系合金は(8)式を満足するときやはり低
磁歪となる。その代表的なものはCo0.9Fe0.1等である。
これら磁性薄膜層は組成によっては異なるが一般的には
その厚さが5Å未満ではキュリ−温度の低下により室温
での磁化の低下等が問題となり、又実用上磁気抵抗素子
は全膜厚が数百Åで用いられるため、本発明のように積
層効果を利用するには各磁性薄膜層を100Å以下にする
必要があり、従来材料のMR特性を大幅に上回るには20
〜40Åにすることが望ましい。
【0031】第1の磁性薄膜層81a、第2の磁性薄膜
層81bは低磁歪の膜であることが必要である。これは
実用上弱磁界で動作することが必要なのと、MRヘッド
等に用いた場合磁歪が大きいとノイズの原因になるため
である。この条件を満足するものには上記(5)、
(6)式で示されるNi-richのNi-Fe-Co系膜がある。又
これとは異なる上記(7)、(8)式で示される低磁歪
のCo-richのCo-Ni-Fe膜を用いても良いし、これと上記
の(5)、(6)式の磁性薄膜層とを組み合わせて用い
ても良い。
【0032】これらの第1の磁性薄膜層81a、第2の
磁性薄膜層81bとの間に介在させる金属薄膜層82は
上記(7)から(8)で示された組成の磁性薄膜層との
界面での反応が少なく、かつ非磁性であることが必要
で、Cu,Ag,Au等が適しており、特にMR特性的にはCuが
望ましい。金属非磁性薄膜層82の厚さが100Åより厚
くなると素子全体のMR比が低下し、又金属非磁性薄膜
層82が無い場合や厚さが5Å未満となると第1の磁性
薄膜層81a、第2の磁性薄膜層81bとが互いに強磁
性的に結合してしまい大きな磁気抵抗効果は得られな
い。又従来材料のMR特性を大幅に上回るには5〜30Å
であることが望ましい。
【0033】反強磁性層83との磁気的絶縁を目的とす
る金属非磁性層84は通常5〜10Å程度で磁気的結合を
弱めることが可能であるが、膜の平坦性等によってこの
値は異なる。又膜厚の上限は上記金属非磁性薄膜層82
同様の理由で膜厚は100Å以下であることが必要で、M
R特性の観点からは金属非磁性薄膜層と同様5〜30Åで
あることが望ましい。
【0034】反強磁性層83も上記と同様の理由で厚さ
がやはり100Å以下であることが必要で、磁性層81b
と磁気的に結合して十分な一方向異方性を出すには膜厚
が通常10Å以上必要であり、MR特性の観点からは10〜
60Åであることが望ましい。
【0035】また、このような構成の人工格子膜の主に
膜面に対して垂直方向の磁気抵抗効果を用いることで、
膜面内の磁気抵抗効果よりも2〜3倍の磁気抵抗効果が
得られた。
【0036】本発明では上記の構成のヘッドに金属人工
格子膜を使用し、主に膜面に対して垂直方向の磁気抵抗
効果を利用した磁気抵抗効果素子および、ヘッドの特性
を左右する磁気抵抗効果を測定した。以下にその具体的
な実施例を示す。
【0037】(実施例1)図1は本発明第1の実施例を
説明する電流を加える電流端子と出力を得るための出力
端子を別々に分けた構成の磁気ヘッドの斜視図である。
本実施例ではガラス基板10上に、Ni0.8−Fe0.2
金薄膜等の磁気抵抗効果素子13及び駆動電流を印加す
るためのAu電流端子12a、12b、出力を得るため
のAu出力端子11a、11bから形成されている。ま
た、電流端子12a、12bと出力端子11a、11b
が磁気抵抗効果素子13を介することなく導通しないよ
うに絶縁層(図示せず)を設けている。このような電流
端子と出力端子を別々に分けた構成を用いることで、磁
界侵入面14の横幅wが数μm(2〜3μm)以下にな
り磁気抵抗の変化が小さくなっても、正確に磁気抵抗の
変化を検出することができた。図3に示すように、従来
のような2端子の構成を用いた場合31は電流端子部分
の抵抗や接触抵抗などによる電圧降下が原因と思われる
ノイズが大きく影響して正確な抵抗変化が得られなかっ
た。一方、上記のような、電流端子と出力端子を分けた
場合30は磁界侵入面14が数μm(2〜3μm)以上
の場合と殆ど変わらぬ結果が得られた。
【0038】なお、電流端子及び出力端子には比抵抗の
小さなAu,Ag,Cuなどを用いると更に端子部分の影響を抑
えることができる。また、電流端子を11a、11b、
出力端子を12a、12b、あるいは電流端子を12
a、11b、出力端子を11a、12b、電流端子を1
1a、12b、出力端子を12a、11bとしてもよ
い。
【0039】(実施例2)本実施例では、磁気ヘッドの
構成は実施例1(図1)の構成として、磁気抵抗素子1
3に巨大磁気抵抗効果を示す人工格子膜を用いた。図4
に磁気抵抗効果素子の磁性膜の構成を示す。成膜には多
元スパッタ装置を用い以下に示す構成の磁気抵抗効果素
子を形成した。
【0040】[Cu(20)/NiCoFe(30)]n (( )内は厚さ(Å)、nは積層回数を表す) なおターゲットにはそれぞれ直径80mmのNi0.8
0.1Fe0.1(磁性層40)、Cu(非磁性層41)を
用い、各膜厚はシャッターにより制御した。また積層回
数n=40とした。
【0041】磁性膜40としては軟磁性をしめす組成を
用いた方が良く、磁性層が(NiXCo1-X)X'Fe1-X'を主成分
とし、X=0.4〜1.0、X'=0.8〜1.0、または(CoYNi1-Y)Y'F
e1-Y'を主成分とし、Y=0.4〜1.0,Y'=0.8〜1.0の範囲を
用いても良好な特性が得られる。その中でも、特に軟磁
性を示すNi0.8Fe0.15Co0.05が良い。また、非磁
性層としてはAu、Ag、Cuを用い、その中でも特に
Cuが良い。
【0042】以上の結果、図5に示すように巨大磁気抵
抗の変化率51は、従来のNi0.8−Fe0.2合金薄膜等
の磁気抵抗効果50よりも5倍の変化率が得られ、高感
度な磁気抵抗効果型ヘッドと磁気抵抗効果素子が実現さ
れる。
【0043】(実施例3)図2は実施例3を説明する膜
面に垂直方向の磁気抵抗効果を用いた磁気ヘッドの斜視
図である。本実施例では、ガラス基板20上に、人工格
子薄膜の磁気抵抗効果素子23及び、駆動電流を印加す
るためのAu電流端子22a、22b、出力を得るため
のAu出力端子21a、21bから形成されている。ま
た、電流端子22aと22b、出力端子21aと21b
がそれぞれ磁気抵抗素子23を介することなく導通しな
いようにレジストの絶縁層24を設けている。電流端子
部分はAu、Ag、Cuなどできるだけ比抵抗の小さな
ものを用いることでノイズを低減でき、感度を良好にで
きる。絶縁層はレジストだけでなくSiO2やAl2 3
など絶縁性のあるものであれば何を用いても良い。
【0044】本発明の第3の実施例では、前記電流端子
22aと22b、前記出力端子21aと21bがそれぞ
れ前記磁気抵抗効果素子23を挟み込むように形成され
ている(図2)ため駆動電流は主に膜面に対して厚さ方
向に流れる。図5にその測定結果を示す。駆動電流が面
内方向に流れる場合、すなわち膜面に対して平行方向の
抵抗変化率(Δρ/ρ)52は16%であり、駆動電流
が面内に対して垂直方向、すなわち膜面に対して厚さ方
向の抵抗変化率(Δρ/ρ)53は34%が得られ、膜
面より膜面に対して垂直方向の抵抗変化率(Δρ/ρ)
が約2倍に上がった。その上、Hsは全く変化なく、約
200Oeであった。よって抵抗変化量も約2倍となり
磁気抵抗効果素子感度の向上を実現するものである。
【0045】また、上記に示されるような組成の磁性タ
ーゲット(直径80mmのNi0.8Co0.1Fe0.1)と
非磁性ターゲット(Cu)を同時スパッタし、巨大磁気
抵抗効果膜を作成し、電流を垂直方向に流して特性を測
定したところ、同様な効果が得られることがわかった。
【0046】(実施例4)図6にパターンの形成方法を
示す。ガラス基板60上にAu下層部電流端子62をス
ッパタ法で形成(図6(A))した後、磁気抵抗効果素
子61を前記下層部電流端子62の上に形成(図6
(B))する。その後、レジストを塗りマスク65を形
成し(図6(C))、イオンミリング法で前記下層部電
流端子62の厚さまでエッチングした後、マスク65を
除去する(図6(D))。前記下層部電流端子をパター
ニングするために再びレジストを塗り、マスク65を形
成(図6(E))後、イオンミリング法でガラス基板6
0までミリングし、マスク65を除去する(図6
(F))。次に絶縁層64用のレジスト塗り、それをパ
ターニングし(図6(G))、その上から、Au上層部
電流端子63をスパッタ法で形成する(図6(H))。
そして、前記上層部電流端子63をパターニングするた
めにレジストを塗り、パターニングしてマスク65を形
成後(図6(I))、イオンミリング法でミリングし、
マスク65を除去する(図6(J))。以上がパターン
形成法の概略であるが、素子部のパターンサイズは小さ
ければ小さいほど出力が大きく得られるので小さくする
ことが好ましい。素子部のパターンサイズと出力の関係
を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】これらの結果をもとに、パターンサイズA
(625μm2)とB(25μm2)の2種類でセンサーを作
製したところ、パターンサイズBはパターンAを使用し
たものよりも約40dB向上した。また同様に、磁気ヘ
ッドを作製した結果パターンサイズAに比べパターンサ
イズBは出力で30dBの向上が確認された。なお表1
に示したパターンサイズにおいては良好な特性が得られ
た。
【0049】(実施例5)図7に前記素子を磁気ヘッド
として用いた場合の構成を示す。構成は図2と同様で、
ガラス基板70、下層部電流端子71a、上層部電流端
子71b、磁気抵抗素子72、絶縁層73から成る。摺
動面74は図7に示すように膜面に対して主に垂直方向
の面を用い、媒体は矢印の方向に摺動させた。ただし、
摺動面は図7の構成に限らず外部磁界が膜面に対して平
行に侵入する構成であればよい。この様な構成を取るこ
とで、トラック幅は膜厚で決定されるため膜厚を変化さ
せることによってトラック幅を自由に変えることができ
た。表2に膜厚とトラック幅の関係を示す。
【0050】
【表2】
【0051】なお、感度が悪い場合にはヨークを構成す
ることにより感度を向上させることが可能となった。
【0052】(実施例6)本実施例では、ヘッド構成を
実施例3と同様にした。ガラス基板20上に、人工格子
薄膜の磁気抵抗効果素子23及び、駆動電流を印加する
ためのAu電流端子22a、22b、出力を得るための
Au出力端子21a、21bから形成されている。ま
た、電流端子22aと22b、出力端子21aと21b
がそれぞれ磁気抵抗素子23を介することなく導通しな
いようにレジストの絶縁層24を設けている。成膜には
多元スパッタ装置を用い以下に示す構成の磁気抵抗効果
素子を形成した。 A': Ni-Co-Fe(30)/Cu(20)/Co-Fe(30)/Fe-Mn(50) この構成要素A’を単に繰り返し積層しただけでは磁気
抵抗効果は殆ど改善されないため、この構成要素A'間
の磁気的結合を弱めるべく、各A'間にCu層を挿入して
5回積層し A:[A'/Cu(30)]5 (( )内は厚さ(Å)を表わす)を作製した。
【0053】なお、タ−ゲットにはそれぞれ直径80mmの
Ni0.8Co0.1Fe0.1(第1の磁性層1a),Cu(非磁性金属層
2), Co0.9Fe0.1(第2の磁性層1b), Fe50Mn50(反強磁
性層3)を用い、各膜厚はシャッタ−により制御した。
垂直方向の磁気抵抗効果素子の構成を図8に示す。得ら
れた膜のMR特性を室温、印加磁界100 Oeで測定した結
果を示す。電流が面内方向に流れる場合、すなわち膜面
に対して平行方向の抵抗変化率(Δρ/ρ)は10%、
Hsは3Oeであり、電流が面内に対して垂直方向、す
なわち膜面に対して厚さ方向の抵抗変化率(Δρ/ρ)
は30%が得られ、膜面より膜面に対して垂直方向の抵
抗変化率(Δρ/ρ)が約3倍に上がった。その上、H
sは全く変化なく、約3Oeであった。
【0054】なお、上記の実験でCu層の厚さを50, 100
ÅにするとMR比はそれぞれ5%、3%で、垂直方向の
MR比も15%、8%になった。また、磁性層の厚さを
10,50ÅにするとMR比はそれぞれ4%、5%で、垂直
方向のMR比は11%、16%であった。反強磁性層の
厚さを70ÅにするとMR比は5%で、垂直方向のMR比
は10%であった。
【0055】(実施例7)実施例6と同様にタ−ゲット
に直径80mmの Fe0.5Mn0.5(反強磁性層3), Ni0.8Co0.05
Fe0.15(磁性層1a、1b), Ni0.8Co0.2(磁性層1a、
1b), Cu(非磁性金属層2、4)を用いて B: [{Ni-Co-Fe(20)/Cu(20)/Ni-Co-Fe(20)/Fe-Mn(50)}/
Cu(40)]3 C: [{Ni-Co(40)/Cu(20)/Ni-Co(40)/Fe-Mn(50)}/Cu(2
0)]4 (( )内は厚さ(Å)を表わす)を作製してそのMR特性
を測定したところMR比がそれぞれ6%、8%で、垂直
方向のMR比は15%、21%が得られ、MR変化に要
する磁界幅は面内、垂直方向どちらもそれぞれ 2 Oe, 1
0 Oeであった。
【0056】(実施例8)実施例6と同様にタ−ゲット
に直径80mmの Ni0.8Fe0.15Co0.05(第1の磁性層1a),
Cu(非磁性金属層2、4), Co0.9Fe0.1(第2の磁性層1
b), Fe0.5Mn0.5(反強磁性層3)を用いて D:[{Ni-Fe-Co(20)/Cu(10)/Co-Fe(20)/Fe-Mn(50)}/Cu
(10)]N (( )内は厚さ(Å)を表わす)を作製し、そのMR特性
の積層回数(N)依存性を調べた。結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】この結果より積層回数は3回以上であるこ
とが望ましいことがわかった。 (実施例9)図9は実施例1〜6で用いた磁気抵抗素子
及び磁気抵抗効果型ヘッドの素子部である人工格子膜を
エピタキシャル成長した場合の磁気抵抗効曲線を示す。
単に積層した場合90に対してエピタキシャル成長した
場合91はスプリットしなくなり、磁気抵抗素子及び磁
気抵抗効果型ヘッドとして用いる場合、有効である事が
わかった。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁界侵入面の横
幅(トラック幅)が数μm(2〜3μm)以下となり素
子部の抵抗が小さくなり、端子部分の抵抗や接触抵抗に
よる電圧降下などの影響が大きくなった場合にも、電流
端子と出力端子を別々に設けることで、それらの影響を
小さくできる。また、Hsが小さな人工格子薄膜からな
る磁気抵抗効果素子の膜面に対して厚さ方向の磁気抵抗
効果を用いることにより、抵抗変化率(Δρ/ρ)が膜
面に対して平行方向の磁気抵抗効果の抵抗変化率(Δρ
/ρ)よりも大きな抵抗変化率(Δρ/ρ)が得られ
る。その上、Hsがあまり変化しないので、もともとH
sが小さな組成を用いることにより相対的に抵抗変化量
をあげることができる。そして、磁気抵抗効果素子とそ
れにを接続する電流端子、出力端子をパターニングする
ことで素子部分に対する電流端子部分の影響を抑えら
れ、素子部分のパターンを小さくするほど感度が上が
る。また膜面に対して厚さ方向を用いるため従来より小
型化する事ができ、小型化しても従来よりも大きな抵抗
変化率(Δρ/ρ)が得られる。また素子部により微小
磁界で動作する金属人工格子膜を用いることにより、今
まで以上に微小磁界で動作し、感度のよい磁気抵抗効果
素子及び磁気抵抗効果型ヘッドを可能とする。また、ヘ
ッドとして用いる場合、膜厚に対して垂直方向の面を摺
動面とする事で、トラック幅は膜厚を変化させることで
自由に変えられるため、狭トラックヘッドを可能とす
る。以上の効果により、高感度が得られる磁気抵抗効果
素子及び高密度記録に対応する狭トラックで記録に高再
生出力が得られる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを実現
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2の磁気抵抗効果型ヘッド
の斜視図
【図2】本発明の実施例3の磁気抵抗効果型ヘッドの斜
視図
【図3】本発明の実施例3を示す磁気抵抗効果素子の磁
気抵抗曲線を示す図
【図4】本発明の実施例3を示す磁気抵抗効果素子の構
成図
【図5】本発明の実施例3を示す巨大磁気抵抗を有する
磁気抵抗効果素子の磁気抵抗曲線を示す図
【図6】本発明の実施例4を示す磁気抵抗素子部の形成
法の断面図
【図7】本発明の実施例5を示す磁気抵抗効果型ヘッド
の摺動面を表す図
【図8】本発明の実施例6を示す磁気抵抗効果素子の構
成図
【図9】本発明の実施例9を示す磁気抵抗効果素子の磁
気抵抗曲線を示す図
【図10】従来のヘッドの斜視図
【図11】従来のスピンバルブ膜の構成図
【符号の説明】
10 基板 11a 出力端子 11b 出力端子 12a 電流端子 12a 電流端子 13 磁気抵抗効果素子素子部 14 磁界侵入面 20 基板 21a 出力端子 21b 出力端子 22a 電流端子 22a 電流端子 23 磁気抵抗効果素子素子部 24 磁界侵入面 20 磁性層 21 非磁性層 30 四端子による測定結果 31 二端子による測定結果 40 磁性層 41 非磁性層 50 従来のNi0.8−Fe0.2合金薄膜等の磁気抵抗曲
線 51 巨大磁気抵抗の磁気抵抗曲線(面内) 52 巨大磁気抵抗の磁気抵抗曲線(垂直) 60 基板 61 磁気抵抗効果素子 62a 出力端子 62b 出力端子 63a 電流端子 63b 電流端子 64 絶縁層 65 マスク 70 基板 71a 出力端子 71b 出力端子 72a 電流端子 72b 電流端子 73 磁気抵抗効果素子 74 絶縁層 75 摺動面 81a 第一の磁性薄膜層 81b 第二の磁性薄膜層 82 金属非磁性薄膜層 83 反磁性層 84 磁気的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層 85 基板 90 エピタキシャル成長させない場合の磁気抵抗曲線 91 エピタキシャル成長させた場合の磁気抵抗曲線 100 磁性基板 101 ギャップ絶縁層 102 磁気抵抗効果素子 103a 電流端子 103b 電流端子 104 磁気テープ摺動面 105 フロントヨーク 106 バックヨーク 110 基板 111 磁性層 112 非磁性層 113 反磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川分 康博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流が与えられ外部から受けた要因によっ
    て自身がもつ抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子におい
    て、少なくとも一対の電流端子と出力を得るための少な
    くとも一対の電圧端子を有することを特徴とする磁気抵
    抗効果素子。
  2. 【請求項2】電流が与えられ外部から受けた要因によっ
    て自身がもつ抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子におい
    て、素子部の膜面に対して主に垂直方向の磁気抵抗効果
    を用いるために、電流を膜面に対して垂直方向に流すた
    めの少なくとも一対の電流端子と出力を得るための少な
    くとも一対の電圧端子を有することを特徴とする磁気抵
    抗効果素子。
  3. 【請求項3】前記磁気抵抗効果素子の素子部において、
    センス電流が前記磁気抵抗素子の素子部の膜面に対して
    主に垂直方向に流れるように構成され、外部からの磁界
    侵入方向が主に素子部の膜面に対して平行方向であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁気抵抗効果素子。
  4. 【請求項4】前記磁気抵抗効果素子において、ヨークを
    設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の磁気抵抗効果素子。
  5. 【請求項5】前記磁気抵抗効果素子において、特に素子
    部が巨大磁気抵抗効果を示す磁性膜であることを示す請
    求項1〜4のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  6. 【請求項6】前記磁気抵抗効果素子が巨大磁気抵抗効果
    を示す人工格子膜であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  7. 【請求項7】前記磁気抵抗効果素子が巨大磁気抵抗効果
    を示す磁性膜であり、素子部の磁性膜がエピタキシャル
    成長された人工格子膜であることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  8. 【請求項8】前記磁気抵抗効果素子の特に磁性層がN
    i,Fe,Coから選ばれる磁性膜であり、非磁性層が
    Cu,Ag,Au,等で構されることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  9. 【請求項9】前記磁気抵抗効果素子の特に磁性層がN
    i,Fe,Coから造られる2元素以上の合金膜であ
    り、非磁性層がCu,Ag,Au,等で構されることを
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の磁気抵抗
    効果素子。
  10. 【請求項10】特に磁性層が磁歪の小さな軟磁気特性を
    示す(NiXCo1-X)X'Fe1-X'を主成分とし、X=0.4〜1.0、X'
    =0.8〜1.0であることを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載の磁気抵抗効果素子。
  11. 【請求項11】特に磁性層が磁歪の小さな(CoYNi1-Y)Y'
    Fe1-Y'を主成分とし、Y=0.4〜1.0,Y'=0.8〜1.0であるこ
    とを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の磁気抵
    抗効果素子。
  12. 【請求項12】厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層と厚さ
    5〜100Åの金属非磁性薄膜層と厚さ5〜100Åの第2の磁
    性薄膜層と厚さ10〜100Åの反強磁性層とを順次積層し
    た構造を一つの構成要素として、この構成要素間の磁気
    的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層を介して複
    数個積層して成ることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の磁気抵抗効果素子。
  13. 【請求項13】厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層と厚さ
    5〜100Åの金属非磁性薄膜層と厚さ5〜100Åの第2の磁
    性薄膜層と厚さ10〜100Åの反強磁性層とを順次積層し
    た構造を一つの構成要素として、この構成要素間の磁気
    的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層を介して、
    これら構成単位を3回以上積層して成ることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  14. 【請求項14】特に第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄
    膜層が磁歪の小さな軟磁性を示す(NiXCo1-X)X'Fe1-X'
    主成分とし、Xは0.6〜1.0、X'は0.7〜1.0であることを
    特徴とする請求項1〜7、12、13のいずれかに記載
    の磁気抵抗効果素子。
  15. 【請求項15】特に第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄
    膜層が磁歪の小さな(CoYNi1-Y)ZFe1-Zを主成分し、Yは
    0.4〜1.0、Zは0.8〜1.0であることを特徴とする請求項
    1〜7、12、13のいずれかに記載の磁気抵抗効果素
    子。
  16. 【請求項16】特に第1の磁性薄膜層が磁歪の小さな軟
    磁性を示す(NiXCo1-X) X'Fe1-X'のとき第2の磁性薄膜層
    は磁歪が小さな(CoYNi1-Y)ZFe1-Zを主成分とし、第1の
    磁性薄膜層が磁歪の小さな(CoYNi1-Y)ZFe1-Zのとき第2
    の磁性薄膜層は磁歪が小さな軟磁性を示す(NiXCo1-X)X'
    Fe1-X'を主成分とし、Xは0.6〜1.0、X'は0.7〜1.0、Yは
    0.4〜1.0、Zは0.8〜1.0であることを特徴とする請求項
    1〜7、12、13のいずれかに記載の磁気抵抗効果素
    子。
  17. 【請求項17】特に反強磁性層がFe-Mn合金膜であるこ
    とを特徴とする請求項1〜7、12〜16のいずれかに
    記載の磁気抵抗効果素子。
  18. 【請求項18】特に金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層
    がCu,Ag,Auのいずれかであることを特徴とする請求項1
    〜7、12〜17のいずれかに記載の磁気抵抗効果素
    子。
  19. 【請求項19】特に金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層
    がCuであることを特徴とする請求項1〜7、12〜18
    のいずれかに記載の磁気抵抗効果素子。
  20. 【請求項20】電流が与えられ外部から受けた要因によ
    って自身がもつ抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子にお
    いて、少なくとも一対の電流端子と出力を得るための少
    なくとも一対の電圧端子を有することを特徴とする磁気
    抵抗効果型ヘッド。
  21. 【請求項21】電流が与えられ外部から受けた要因によ
    って自身がもつ抵抗値が変化する磁気抵抗効果素子にお
    いて、素子部の膜面に対して主に垂直方向の磁気抵抗効
    果を用いるために、電流を膜面に対して垂直方向に流す
    ための少なくとも一対の電流端子と出力を得るための少
    なくとも一対の電圧端子を有することを特徴とする磁気
    抵抗効果型ヘッド。
  22. 【請求項22】前記磁気抵抗効果素子の素子部におい
    て、センス電流が前記磁気抵抗素子の素子部の膜面に対
    して主に垂直方向に流れるように構成され、外部からの
    磁界侵入方向が主に素子部の膜面に対して平行方向であ
    ることを特徴とする請求項20又は21記載の磁気抵抗
    効果型ヘッド。
  23. 【請求項23】前記磁気抵抗効果素子において、感ずべ
    き磁界と磁気抵抗膜の間にヨークを設けたことを特徴と
    する請求項20〜22のいずれかに記載の磁気抵抗効果
    ヘッド。
  24. 【請求項24】前記磁気抵抗効果素子において、特に素
    子部が巨大磁気抵抗効果を示す磁性膜であることを示す
    請求項20〜23のいずれかに記載の磁気抵抗効果ヘッ
    ド。
  25. 【請求項25】前記磁気抵抗効果素子が巨大磁気抵抗効
    果を示す磁性膜であり、特に前記磁性膜が人工格子膜で
    あることを特徴とする請求項20〜24のいずれかに記
    載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  26. 【請求項26】前記磁気抵抗効果素子が巨大磁気抵抗効
    果を示す磁性膜であり、特に前記磁性膜がエピタキシャ
    ル成長された人工格子膜であることを特徴とする請求項
    20〜25のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  27. 【請求項27】前記磁気抵抗効果素子の特に磁性層がN
    i,Fe,Coの中から選ばれる磁性膜であり、非磁性
    層がCu,Ag,Au,等で構されることをを特徴とす
    る請求項20〜26のいずれかに記載の磁気抵抗効果ヘ
    ッド。
  28. 【請求項28】前記磁気抵抗効果素子の特に磁性層がN
    i,Fe,Coから造られる2元素以上の合金膜であ
    り、非磁性層がCu,Ag,Au,等で構成されること
    をを特徴とする請求項20〜27のいずれかに記載の磁
    気抵抗効果ヘッド。
  29. 【請求項29】特に磁性層が磁歪の小さな軟磁気特性を
    示す(NiXCo1-X)X'Fe1-X'を主成分とし、X=0.4〜1.0、X'=
    0.8〜1.0であることを特徴とする請求項20〜28のい
    ずれかに記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  30. 【請求項30】特に磁性層が磁歪の小さな(CoYNi1-Y)Y'
    Fe1-Y'を主成分とし、Y=0.4〜1.0,Y'=0.8〜1.0であるこ
    とを特徴とする請求項23〜28のいずれかに記載の磁
    気抵抗効果ヘッド。
  31. 【請求項31】厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層と厚さ
    5〜100Åの金属非磁性薄膜層と厚さ5〜100Åの第2の磁
    性薄膜層と厚さ10〜100Åの反強磁性層とを順次積層し
    た構造を一つの構成要素として、この構成要素間の磁気
    的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層を介して複
    数個積層して成ることを特徴とする請求項20〜26の
    いずれかに記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  32. 【請求項32】厚さ5〜100Åの第1の磁性薄膜層と厚さ
    5〜100Åの金属非磁性薄膜層と厚さ5〜100Åの第2の磁
    性薄膜層と厚さ10〜100Åの反強磁性層とを順次積層し
    た構造を一つの構成要素として、この構成要素間の磁気
    的結合を弱めるべく設けられた金属非磁性層を介して、
    これら構成単位を3回以上積層して成ることを特徴とす
    る請求項20〜26のいずれかに記載の磁気抵抗効果ヘ
    ッド。
  33. 【請求項33】特に第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄
    膜層が磁歪の小さな軟磁性を示す(NiXCo1-X)X'Fe1-X'
    主成分とし、Xは0.6〜1.0、X'は0.7〜1.0であることを
    特徴とする請求項20〜26、32、33のいずれかに
    記載の磁気抵抗効果ヘッド。
  34. 【請求項34】特に第1の磁性薄膜層及び第2の磁性薄
    膜層が磁歪の小さな(CoYNi1-Y)ZFe1-Zを主成分し、Yは
    0.4〜1.0、Zは0.8〜1.0であることを特徴とする請求項
    20〜26、32、33のいずれかに記載の磁気抵抗効
    果ヘッド。
  35. 【請求項35】特に第1の磁性薄膜層が磁歪の小さな軟
    磁性を示す(NiXCo1-X) X'Fe1-X'のとき第2の磁性薄膜層
    は磁歪が小さな(CoYNi1-Y)ZFe1-Zを主成分とし、第1の
    磁性薄膜層が磁歪の小さな(CoYNi1-Y)ZFe1-Zのとき第2
    の磁性薄膜層は磁歪が小さな軟磁性を示す(NiXCo1-X)X'
    Fe1-X'を主成分とし、Xは0.6〜1.0、X'は0.7〜1.0、Yは
    0.4〜1.0、Zは0.8〜1.0であることを特徴とする請求項
    20〜26、32、33のいずれかに記載の磁気抵抗効
    果ヘッド。
  36. 【請求項36】特に反強磁性層がFe-Mn合金膜であるこ
    とを特徴とする請求項20〜26、31〜35のいずれ
    かに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  37. 【請求項37】特に金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層
    がCu,Ag,Auのいずれかであることを特徴とする請求項2
    0〜26、21〜36のいずれかに記載の磁気抵抗効果
    素子。
  38. 【請求項38】特に金属非磁性薄膜層及び金属非磁性層
    がCuであることを特徴とする請求項20〜26、31〜
    37のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07320237A (ja) * 1994-05-27 1995-12-08 Nec Corp 磁気抵抗効果素子
US6535362B2 (en) 1996-11-28 2003-03-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetoresistive device having a highly smooth metal reflective layer
JP2015078906A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 三菱電機株式会社 磁気センサおよびその製造方法

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