JPH07288179A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH07288179A
JPH07288179A JP7712094A JP7712094A JPH07288179A JP H07288179 A JPH07288179 A JP H07288179A JP 7712094 A JP7712094 A JP 7712094A JP 7712094 A JP7712094 A JP 7712094A JP H07288179 A JPH07288179 A JP H07288179A
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JP
Japan
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signal
induction heating
mode
temperature
state
Prior art date
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Application number
JP7712094A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamashita
佳洋 山下
Kenji Hattori
憲二 服部
Hirobumi Noma
博文 野間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般家庭において使用される誘導加熱調理器
において、機器動作状態を変更後所定時間は以前の動作
状態に復帰できるようにすることを目的とする。 【構成】 状態保持命令手段55はモード制御手段50
からの入力信号が前回のものと異なると前回の入力信号
を保持信号として保存しかつタイマーを初期化してカウ
ント開始し、保持信号が所定のものでかつタイマーがカ
ウント中は状態を維持するための信号を出力し、誘導加
熱部制御手段41が状態保持命令手段55からの入力信
号に基づき温度調節手段40の状態初期化を禁止する構
成として、温調モードから初期モードに移行すると誘導
加熱部の出力を即座に停止し、所定時間以内に温調モー
ドに戻すと以前のシーケンスのままで誘導加熱部3の動
作を再開することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭において使用
される誘導加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器はその安全・清潔
・高効率という優れた特徴が理解されて、一般家庭に普
及しつつある。誘導加熱調理器とは、スパイラル平面状
にまかれている加熱コイルに数十KHzの高周波電流を
印加することにより加熱コイルと磁気結合する負荷鍋を
誘導加熱する構造であり、この数十KHzの高周波電流
は誘導加熱部においてスイッチング手段を開閉させるこ
とにより発生させている。
【0003】以下に従来構成の誘導加熱調理器について
図9を用いて説明する。図9は従来構成の誘導加熱調理
器のブロック図である。図9において、1は交流電源、
2は電源スイッチ、3は誘導加熱部で、整流器30、加
熱コイル31、スイッチング手段32、インバータ回路
33で構成されている。
【0004】制御部4では、誘導加熱部制御手段41が
スイッチング手段32の開閉制御を行い、スイッチング
手段32の導通時間を制御することで加熱コイル31へ
の印加電流を制御している。また、誘導加熱部制御手段
41は感温素子6からの入力信号を基に負荷鍋7内にあ
る被調理物の温度を間接的に検知し、さらにインバータ
回路33、感温素子6等の異常を検知すると誘導加熱部
3の出力停止等の措置を行っている。温度調節手段40
は、感温素子6で検知する温度とモード制御手段50の
出力する設定温度を誘導加熱部制御手段41から入力
し、これに基づいて最適な誘導加熱部3の出力値を導き
だし、前記最適な誘導加熱部3の出力値を示す信号を誘
導加熱部制御手段41に出力する。
【0005】操作部5では、入力手段51は通常タクト
スイッチ等で構成されており、加熱モード(加熱キ
ー)、温調モード(温調キー)別に、また各モードでの
設定出力あるいは温度の変更(UPキー、DOWNキ
ー)のためにそれぞれスイッチが設けられている。
【0006】モード制御手段50は加熱停止状態(以後
初期モードと呼ぶ)、誘導加熱部3の一定出力による加
熱状態(以後加熱モードと呼ぶ)、感温素子6にて検知
する温度と設定温度の関係により誘導加熱部3の出力を
自動調節する自動温度調節状態(以後温調モードと呼
ぶ)の複数の機器動作モード、および加熱モードは
「1」から「7」の7通りの設定出力、温調モードは
「1」から「7」の7通りの設定温度といった機器動作
状態に関する設定を所有している。そして、モード制御
手段50は入力手段51からの入力信号に基づいて前記
設定を変更し、表示手段52を制御して前記設定に関す
る表示を行い、報知手段53を制御して必要に応じてブ
ザー報知を行う。
【0007】また、調理タイマー手段54はカウンタを
1つ所有して所定時間T1のカウントを終了するとカウ
ント終了を示す信号を出力し、入力手段51からの入力
信号に基づいて前記カウンタの初期化を行う。
【0008】以上のように構成された従来構成の誘導加
熱調理器について、図10、図11および図12を用い
てその動作を説明する。図10はモード制御手段50の
動作を示すフローチャートである。図10に示すよう
に、ステップ51で複数個のスイッチより構成される入
力手段51からの入力信号を基にして現在オンしている
スイッチを特定する。そして加熱モードならばステップ
53で加熱モードのときの処理を行い、温調モードなら
ばステップ55で温調モードのときの処理を行い、どち
らでもないならばステップ56で初期モードのときの処
理を行う。
【0009】また、図11は初期モードのときの処理を
示すフローチャートである。図11に示すように、図1
0のステップ51で特定されたスイッチを参照し、加熱
キーがオンのときはステップ62で機器動作モードを初
期モードから加熱モード・設定出力「7」に変更し、温
調キーがオンのときはステップ64で温調モード・設定
温度「5」に変更する。なお、前述のように初期設定と
して設定出力「7」あるいは設定温度「5」が採用され
ているのは、各設定の中で一番使用頻度が高いためであ
る。また、設定出力あるいは設定温度の変更は、図10
に示す加熱モード処理あるいは温調モード処理の中でU
PキーあるいはDOWNキーがオンのときに行われる。
【0010】図12は誘導加熱部制御手段41の動作を
示すフローチャートである。電源スイッチ2をオン状態
にして機器の動作を開始すると、モード制御手段50は
機器動作モードを加熱停止状態を示す初期モードにして
機器を加熱停止状態にする。ここで、温調キーをオンに
して自動温度調節状態を示す温調モードを選択すると、
モード制御手段50は図11のステップ64で機器動作
モードを初期モードから温調モード・設定温度「5」に
変更し、表示手段52で温調モード・設定温度「5」を
示す表示を行うとともに温調モード・設定温度「5」を
示す信号を誘導加熱部制御手段41に出力する。この信
号を入力した誘導加熱部制御手段41は、図12のステ
ップ73で感温素子6で検知する温度と設定温度「5」
を示す信号を温度調節手段40に出力し、その後にステ
ップ74で目標とする誘導加熱部3の出力値を温度調節
手段40から入力して、ステップ79で被調理物の温度
が設定温度になるように誘導加熱部3の出力を自動調節
する。
【0011】ここで、温調モードについて詳しく説明す
る。温調モードとは、てんぷら料理等の油を使った揚げ
物料理を想定し、油の温度が調理の状況に応じたものに
なるように誘導加熱部3の出力を自動制御するものであ
る。また、このモードは例えば負荷鍋7内の油の温度を
低温状態から設定温度まで一気に上昇させる温度立ち上
げ状態、油の温度が設定温度を維持するように感温素子
6で検知する温度に基づいて誘導加熱部3の出力を自動
制御する温度安定状態、油の温度の急激な下降を感温素
子6で検知して誘導加熱部3の出力を大きくする負荷補
正状態等の数種のシーケンスから成り立っている。さら
に、温度立ち上げ状態では低温状態の油を高出力で一気
に加熱すると感温素子6で検知する温度の上昇度合いに
比べて油の温度の上昇度合いが遅れる傾向にあるので到
達目標温度を機器を使用する者が設定した設定温度より
も幾分高くする初期補正処理を行う等の工夫が施されて
いる。
【0012】そして、温度調節手段40が前記シーケン
スを制御し、誘導加熱部制御手段41がモード制御手段
50からの入力信号に基づいて機器動作モードを初期モ
ードから温調モードに変更するときに出力するシーケン
スを初期状態にするためのシーケンス初期化信号を入力
してシーケンスを温度立ち上げ状態にする。また、温度
調節手段40は所定の条件を満たすと温度立ち上げ状態
から温度安定状態へシーケンスを変更し、温度安定状態
になったことを示す信号を誘導加熱部制御手段41に出
力する。そして、誘導加熱部制御手段41はシーケンス
変更を示す信号を制御部5に出力し、この信号を入力し
てモード制御手段50が表示手段52および報知手段5
3を制御して表示手段52でシーケンス変更を知らせる
ための表示を行い、報知手段53でシーケンス変更を示
すブザー報知を行う。これによって機器を使用する者は
油の温度が所定温度に到達したことを知り、被調理物を
油の中に投入する等の調理を開始する構成になってい
る。
【0013】また、モード制御手段50が機器動作モー
ドを温調モードに変更するのと同時に調理タイマー手段
54は入力手段51からの入力信号に基づいてカウンタ
を初期化しカウント動作を開始する。そして、所定時間
T1カウント後にモード制御手段50に機器動作モード
を初期モードに変更するためのモード初期化信号を出力
する。この信号を入力してモード制御手段50は機器動
作モードを初期モードに変更して表示手段52が初期モ
ードを示す表示を行い報知手段53が所定時間T1経過
による自動加熱終了を示すタイマー報知を行う。また、
モード制御手段40は初期モードに変更直後から初期モ
ードを示す信号を誘導加熱部制御手段41に出力し、こ
の信号を入力して誘導加熱部制御手段41は誘導加熱部
3の出力を直ちに停止させる。これは、例えば揚げ物料
理を行った後に入力手段51を操作して誘導加熱部3を
出力停止することなくそのまま放置すると油の温度が上
昇し過ぎて発火に至る場合が考えられ、この誘導加熱部
3の自動加熱終了機能は油発火を防ぐための防護策とな
っている。また、自動加熱終了機能とは主に加熱終了ま
での時間が一定で機器固有のものであるが、長時間の煮
込み料理を想定して機器を使用するものが入力手段51
を操作して加熱終了までの所定時間T1を設定できると
ともに表示手段52が前記加熱終了までの残時間を表示
するようにしたタイマー加熱機能も考えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、調理タイマー手段54が所定時間T1のカ
ウントを終了すると、被調理物を油の中に投入して揚げ
物調理を行っている最中にもかかわらずモード制御手段
50が機器動作モードを誘導加熱部3の出力停止を示す
初期モードに変更してしまい機器を使用する者は揚げ物
調理を続行することができなくなる。
【0015】また、揚げ物調理中に誤って入力手段51
を操作して機器動作状態を初期モードに変更してしまっ
た場合にも、前記と同様に誘導加熱部3は出力を停止し
てしまい調理を続行することができなくなってしまう。
【0016】そして、上記のような場合に再度入力手段
51を操作して機器動作モードを温調モードに戻し揚げ
物調理を再開しようとしても、誘導加熱部制御手段41
は一旦初期モードを示す信号を入力した後に温調モード
を示す信号を入力するのでシーケンスを初期状態にする
ためのシーケンス初期化信号を出力し、この信号を入力
して温度調節手段40はシーケンスを温度立ち上げ状態
にし、従来例で述べた温度立ち上げ状態のときの初期補
正処理により温度調節手段40は到達目標温度を設定温
度より幾分高めに設定するので、油の温度が設定温度に
到達したことを示す報知が遅れてその間は機器を使用す
る者は揚げ物調理の再開を待たなければならず、また報
知したときの油の温度が設定温度よりも初期補正処理し
た分だけ高くなって揚げ物料理の出来映えに悪影響を及
ぼすという課題を有している。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、機器動作モードを初期モードに変更後所定時間は以
前の機器動作状態を記憶することを第1の目的とする。
【0018】また、第1の目的に加えて、より簡単な操
作で以前の機器動作状態に復帰できるようにすることを
第2の目的とする。
【0019】さらに、第1の目的に加えて、信号線ある
いは信号桁数を増設することなく以前の機器動作状態に
復帰できるようにすることを第3の目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルとスイ
ッチング手段を含む誘導加熱部と、感温素子で検知する
温度に対応して前記誘導加熱部の出力に関する信号を出
力する温度調節手段と、前記温度調節手段からの入力信
号に基づいて前記誘導加熱部の出力を制御する誘導加熱
部制御手段と、入力手段と、表示手段と、前記表示手段
を制御しかつ前記入力手段からの入力信号に基づいて機
器動作モード、設定出力等の機器動作状態に関する設定
の変更あるいは維持制御を行うモード制御手段を備え、
前記誘導加熱部制御手段の動作を制御する信号を出力す
る状態保持命令手段を設け、前記状態保持命令手段は所
定時間カウントするタイマーを有してモード制御手段か
らの入力信号が前回の入力信号と異なると前記前回の入
力信号を保持信号として保存しかつ前記タイマーを初期
化した後にカウント開始し、前記保持信号が所定のもの
でかつ前記タイマーがカウント中は状態を維持するため
の状態維持信号を出力して、前記誘導加熱部制御手段は
前記状態保持命令手段からの入力信号に基づき前記温度
調節手段の状態を初期化するための信号の出力を禁止す
る構成としたものを第1の課題解決手段としている。
【0021】また、第2の目的を達成するために、状態
保持命令手段が保持信号と機器動作状態の変更後所定時
間以内であることを示す信号をモード制御手段へ出力
し、前記モード制御手段が前記入力手段から所定の信号
を入力すると機器動作状態を前記状態保持命令手段から
の入力信号が示す設定に変更する構成としたものを第2
の課題解決手段としている。
【0022】さらに、第3の目的を達成するために、加
熱コイルとスイッチング手段を含む誘導加熱部と、感温
素子で検知する温度に対応して前記誘導加熱部の出力に
関する信号を出力する温度調節手段と、前記温度調節手
段からの入力信号に基づいて前記誘導加熱部の出力を制
御する誘導加熱部制御手段と、入力手段と、表示手段
と、前記表示手段を制御しかつ前記入力手段からの入力
信号に基づいて機器動作モード、設定出力等の機器動作
状態に関する設定の変更あるいは維持制御を行うモード
制御手段を備え、前記誘導加熱部制御手段は所定時間カ
ウントするタイマーを有してモード制御手段からの入力
信号が前回の入力信号と異なると前記前回の入力信号を
保持信号として保存しかつ前記タイマーを初期化した後
にカウント開始し、前記保持信号が所定のものでかつ前
記タイマーがカウント中は状態を保持するように前記温
度調節手段を制御する構成としたものを第3の課題解決
手段としている。
【0023】
【作用】上記第1の課題解決手段により、状態保持命令
手段は機器動作状態が温調モードからその他のモードに
移行するときに変更前のモードである温調モードと設定
温度を保持信号として保存しているので、状態保持命令
手段は変更前の機器動作状態を知ることができる。ま
た、状態保持命令手段が温調モードからその他のモード
に変更後所定時間はシーケンスを維持するための状態維
持信号を出力し、この信号を入力している間は誘導加熱
部制御手段はシーケンスを初期化するためのシーケンス
初期化信号を温度調節手段に出力しないので、温度調節
手段は温調モードからその他のモードに変更後所定時間
内は以前のシーケンスを維持する。また、誘導加熱部制
御手段はモード制御手段からの入力信号に従って誘導加
熱部を制御するので、変更後の機器動作状態に従って誘
導加熱部制御手段は誘導加熱部を制御できる。
【0024】したがって、入力手段の誤操作等によって
機器動作状態が温調モードから出力停止を示す初期モー
ドに移行すると誘導加熱部の出力を即座に停止させるこ
とができ、また初期モードに変更後所定時間は温度調節
手段は前のシーケンスを維持するので、初期モードに変
更後所定時間以内に入力手段を操作して機器動作モード
を温調モードに戻すと誘導加熱部制御手段は以前のシー
ケンスのままで誘導加熱部の制御を再開することができ
る。さらに、初期設定の設定温度が以前のものと異なる
場合はさらに入力手段を操作して以前の設定温度に変更
すると、以前の機器動作モードおよび設定温度に戻すこ
とができる。
【0025】すなわち、入力手段の操作を即座に誘導加
熱部の出力に反映させることができるとともに、例えば
温調モードで揚げ物料理を行っている最中に入力手段の
誤操作等により機器出力停止状態を示す初期モードにな
っても、所定時間以内に元の温調モードに戻せば再度温
度安定状態になるまで待たされることなくすぐさま調理
を再開することができ、また油の温度が初期補正処理し
た分だけ高くならないようにすることができる。
【0026】また、第2の課題解決手段により、状態保
持命令手段は機器動作状態が温調モードからその他のモ
ードに移行するときに変更前のモードである温調モード
と設定温度を保持信号として保存して前記保持信号をモ
ード制御手段に出力するので、入力手段の誤操作等によ
って機器動作状態が温調モードから初期モードに移行し
てもモード制御手段は前の状態が温調モードであったこ
とを知ることができる。また、状態保持命令手段は機器
動作状態の変更後所定時間以内であることを示す信号も
モード制御手段に出力するので、モード制御手段は再度
温調モードに移行するときに前記状態保持命令手段から
の入力信号が示す設定温度に戻すべきか否かの判定が可
能になる。そしてモード制御手段は入力手段からの入力
信号によるモード変更時に変更先の機器動作モードと状
態保持命令手段からの入力信号による機器動作モードが
一致しかつ前回の機器動作モードの変更から所定時間以
内である場合は状態保持命令手段からの入力信号に基づ
く設定出力あるいは設定温度に変更するので、入力手段
の誤操作等によって機器動作状態が温調モードから初期
モードに変更しても変更後所定時間以内ならば入力手段
を一度操作するだけで温調モードに復帰させ、かつ以前
の設定温度にまで復帰させることができる。
【0027】すなわち、第1の課題解決手段に比べて設
定出力あるいは設定温度を元の状態に戻すために入力手
段を複数回操作する手間を省くことができ、機器をより
使い勝手の良いものにすることができる。
【0028】さらに、第3の課題解決手段により、誘導
加熱部制御手段が変更前の機器動作状態を保持信号とし
て保存して機器動作モードが温調モードからその他のモ
ードに変更後所定時間はシーケンスを初期化せずに維持
するように温度調節手段を制御するので、入力手段の誤
操作に等よって機器動作状態が温調モードから初期モー
ドに移行しても所定時間以内は温度調節手段は前のシー
ケンスを維持する。そして、所定時間内に入力手段を操
作して機器動作モードを初期モードから温調モードに変
更すると、モード制御手段は機器動作モードを温調モー
ドに変更して温調モードを示す信号を誘導加熱部制御手
段に出力し、この信号を入力して誘導加熱部制御手段は
前のシーケンスを維持している温度調節手段からの入力
信号に従って誘導加熱部の出力を制御するので、初期モ
ードに移行する前のシーケンスで機器の動作を再開する
ことができる。
【0029】すなわち、第1の課題解決手段に比べてシ
ーケンス初期化の制御を制御部内で完結しているので、
シーケンス初期化を禁止するための状態維持信号を操作
部から制御部送信する必要はなくなり、パラレル出力す
る場合には状態維持信号を送信するための専用配線を省
きあるいは単一配線を使って操作部から制御部に信号を
シリアル出力する場合には前記状態維持信号だけシリア
ル信号の桁数を増加するのを防いで機器の構成を簡単に
することができる。
【0030】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図1
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における誘導加熱調理器のブロック図を示したものであ
る。なお、本実施例において、図9に示す従来例と同じ
機能を有するものは同一の符号を付し説明を省略する。
本実施例の特徴的構成は、操作部5にモード制御手段5
0からの入力信号が前回の入力信号と異なると前記前回
の入力信号を保持信号として保存しかつ所定時間T2カ
ウントするタイマーを初期化した後にカウント開始し、
前記保持信号が所定 のものでかつ前記タイマーがカウ
ント中は状態を維持するための状態維持信号を出力する
状態保持命令手段55を新たに設け、誘導加熱部制御手
段42が状態保持命令手段55から前記状態維持信号を
入力すると温度調節手段40のシーケンスを初期化する
ためのシーケンス初期化信号の出力を禁止する構成とし
たことである。
【0031】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、図2および図3を用いてその動作を説明する。
図2は状態保持命令手段55の動作を示すフローチャー
トである。図2に示すように、電源スイッチ2をオン状
態にして機器に交流電源1を印加すると状態保持命令手
段55は動作を開始する。まずステップ1でモード制御
手段50から機器動作状態に関する信号を入力しする。
そしてステップ2で今回の入力信号と前回の入力信号を
交換した後に、これら2つの入力信号のうち機器動作モ
ードに関する部分が一致するか否かを判定する。機器動
作モードとは、誘導加熱部3の出力停止状態を示す初期
モード、誘導加熱部3の一定出力状態を示す加熱モー
ド、感温素子6で検知する温度に応じて誘導加熱部3の
出力を自動制御する温調モードを含んだ総称である。ス
テップ2で機器動作モードが変更したと判断すると、ス
テップ3で前記前回の入力信号を保持信号として保存し
かつタイマーを初期化してカウント動作を開始する。な
お、このタイマーは所定時間T2カウント後にカウント
動作を終了する。
【0032】そして、通常はステップ7で「L」信号を
誘導加熱部制御手段42に出力し、ステップ4およびス
テップ5でタイマーがカウント中でかつ前記保持信号の
内容が温調モードを示す信号である場合にはステップ6
でシーケンスを維持するための状態維持信号を示す
「H」信号を誘導加熱部制御手段42に出力する。
【0033】図3は誘導加熱部制御手段42の動作を示
すフローチャートである。従来例の誘導加熱部制御手段
40では図12に示すようにモード制御手段50から入
力する信号の内容が温調モードを示すものでない場合は
ステップ75でシーケンスを初期化するためのシーケン
ス初期化信号を温度調節手段40に出力するので、調理
タイマー手段54による所定時間T1のカウント終了や
入力手段51の誤操作等によって機器動作モードが温調
モードから初期モードに移行すると温度調節手段40は
即座にシーケンスを初期状態である温度立ち上げ状態に
戻してしまう。しかし、本実施例の誘導加熱部制御手段
42では図3に示すように、ステップ15で状態保持命
令手段55から「H」信号を入力する間はシーケンス初
期化信号を温度調節手段40に出力せずに感温素子6で
検知する温度を温度調節手段40に出力するので、温調
モードから初期モードに移行しても所定時間T2以内は
機器は以前のシーケンスを維持する。
【0034】したがって、所定時間T2以内に機器を使
用する者が入力手段51を操作して機器動作モードを初
期モードから元の温調モードに変更し直すと、誘導加熱
部制御手段42はステップ15で前記シーケンス初期化
信号を出力しない状態からステップ13の感温素子6で
検知する温度およびモード制御手段50から入力する設
定温度を温度調節手段40に出力する状態に戻るので、
温度調節手段40は調理タイマー手段54による所定時
間T1のカウント終了や入力手段51の誤操作等によっ
て温調モードからの初期モードに移行する前のシーケン
スにて動作を再開することができる。
【0035】以上のような構成により、調理タイマー手
段54のカウント終了や入力手段51の誤操作等でモー
ド制御手段50が機器動作モード等の設定を温調モード
から初期モードに変更しても、所定時間T2以内に入力
手段51を操作して再度元の設定である温調モードに戻
すと温度調節手段40は以前のシーケンスを継続するこ
とができる。すなわち、機器を使用する者が温調モード
で揚げ物料理を行っている最中に調理タイマー手段54
がカウント終了してモード制御手段50が機器動作モー
ドを初期モードに変更すると即座に誘導加熱部3の出力
を停止することができ、また所定時間T2以内に入力手
段51を操作して元の機器動作モードである温調モード
および所定の設定温度に戻せば、再度温度安定状態にな
るまで待つことなくすぐさま揚げ物調理を再開すること
ができ、また油の温度が初期補正処理した分だけ高くな
らないようにすることができる。
【0036】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図4を参照しながら説明する。図4は本発明の
第2の実施例における誘導加熱調理器のブロック図を示
したものである。前記第1の実施例と異なる点は、状態
保持命令手段55が前記保持信号および機器動作状態の
変更後所定時間T2以内であることを示す信号をモード
制御手段57へ出力する構成にして新たに状態保持命令
手段56とし、モード制御手段57が入力手段51から
所定の信号を入力すると機器動作状態を前記状態保持命
令手段56からの入力信号が示す設定に変更する構成と
したことである。
【0037】前記第1の実施例において、設定出力ある
いは設定温度が初期設定と異なる状態で機器を使用中に
自動加熱終了機能の作用や入力手段51の誤操作等によ
って機器動作状態が初期モードに変更された場合、自動
加熱終了機能が作用する以前の機器動作状態に戻すには
入力手段51を操作して以前の機器動作モードを選択し
た後に、さらに入力手段51を操作して設定出力あるい
は設定温度を変更しなければならない。
【0038】本発明はこのような点を改善するものであ
り、以上のように構成された誘導加熱調理器について、
図5および図6を用いてその動作を説明する。図5は状
態保持命令手段56の動作を示すフローチャートであ
る。図5に示すように、ステップ28でタイマーがカウ
ント中のときは機器動作状態の変更後所定時間T2以内
であることを示す「H」信号をモード制御手段57に出
力し、その他のときは「L」信号をモード制御手段57
に出力する。また、ステップ29でモード制御手段57
から入力した前回の機器動作状態に関する信号を保持し
ている保持信号をモード制御手段57に出力している。
【0039】図6は初期モードのときの動作を示すフロ
ーチャートである。まず初期モードでかつ自動加熱終了
機能が作用していない、あるいは自動加熱終了機能作用
後所定時間T2がすでに経過している場合について考え
てみる。このときモード制御手段57は状態保持命令手
段56から図5のステップ28で示す「L」信号および
ステップ29で示す前記保持信号に関する信号を入力す
る。このとき入力手段51を操作して機器動作状態を加
熱モードに変更すると、図6に示すようにステップ33
で機器動作モードを初期モードから加熱モード・設定出
力「7」に変更し、状態保持命令手段56からの「L」
の信号を入力しているのでステップ34では状態保持命
令手段56から入力する前回の機器動作状態に関する信
号を無効にする。
【0040】しかし、例えば温調モード・設定温度
「7」で機器を使用しているときに自動加熱終了機能が
作用した場合は、状態保持命令手段56は自動加熱終了
機能の作用後所定時間T2以内は図5のステップ28で
「H」信号をモード制御手段57に出力し、さらに自動
加熱終了機能が作用する以前の機器動作状態を保持信号
として保存して図5のステップ29で前記保持信号をモ
ード制御手段57に出力するので、モード制御手段57
は前記自動加熱終了機能が作用する以前の機器動作状態
である温調モード・設定温度「7」を知ることができ
る。
【0041】したがって、前記自動加熱終了機能が作用
してから所定時間T2以内に機器を使用する者が温調キ
ーをオンにして機器動作モードを初期モードから温調モ
ードに変更すると、図6に示すようにステップ37でと
りあえず設定温度を初期設定である設定温度「5」に変
更する。しかし、変更後の機器動作モードである温調モ
ードと前記状態保持命令手段56からの入力信号による
機器動作モードである温調モードが一致し、かつ機器動
作状態の変更後所定時間T2以内であることを示す
「H」信号を入力するので、ステップ38で状態保持命
令手段56からの入力信号の示す設定温度を有効として
設定温度を初期設定の設定温度「5」から設定温度
「7」に再度変更する。
【0042】以上のような構成により、入力手段を一度
操作するだけで自動加熱終了機能が作用する以前と全く
同じ状態に復帰させることができ、第1の課題解決手段
に比べて設定出力あるいは設定温度を元の状態に戻すた
めに入力手段を複数回操作する手間を省いて機器をより
使い勝手の良いものにすることができる。
【0043】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図7を参照しながら説明する。図7は本発明の
第3の実施例における誘導加熱調理器のブロック図を示
したものである。前記第1の実施例と異なる点は、誘導
加熱部制御手段41の構成をモード制御手段50からの
入力信号が前回の入力信号と異なると前記前回の入力信
号を保持信号として保存して所定時間T2カウントする
タイマーを初期化した後にカウント開始し、前記保持信
号が所定のものでかつ前記タイマーがカウント中は状態
を保持するように温度調節手段40を制御するようにし
て新たに誘導加熱部制御手段43としたことである。
【0044】前記第1の実施例において、誘導加熱部制
御手段41が状態保持命令手段55から温度調節手段4
0の状態を維持するための状態維持信号を入力するため
には、パラレル通信では前記状態維持信号を入力するた
めの専用配線が必要であり、あるいは単一配線でシリア
ル通信する場合は前記状態維持信号だけシリアル信号の
桁数を増加する必要がある。
【0045】本発明は前記専用配線あるいは信号桁数を
増設することなく前記第1の実施例に示したようなシー
ケンス維持作用を実現するものであり、以上のように構
成された誘導加熱調理器について、図8を用いてその動
作を説明する。図8は誘導加熱部制御手段43の動作を
示すフローチャートである。図8に示すように、ステッ
プ41でモード制御手段51から機器動作状態に関する
設定信号を入力し、ステップ4aで今回入力する設定信
号と前回入力した設定信号を交換した後でこれら2つの
設定信号の機器動作モードに関する部分が一致するか否
かを判定し、異なる場合は前回入力した設定信号を保持
信号として保存した後に所定時間T2のカウントを行う
タイマーを初期化しカウント動作を開始する。なお、こ
のタイマーは所定時間T2カウントするとカウント動作
を終了する。そして、ステップ45で前記タイマーがカ
ウント中でかつ前記保持信号の内容が温調モードを示す
ものであるときはシーケンスを初期化することを示すシ
ーケンス初期化信号を温度調節手段40に出力せずに、
代わりに感温素子6で検知する温度データを温度調節手
段40に出力する。
【0046】したがって、調理タイマー手段54による
自動加熱終了機能や入力手段51の誤操作等によって機
器動作モードが温調モードから初期モードに変化する
と、誘導加熱部制御手段43は初期モードを示す信号を
モード制御手段50から入力して誘導加熱部3の出力を
直ちに停止するが、初期モードに変更後所定時間T2以
内は誘導加熱部制御手段43はシーケンス初期化信号を
温度調節手段40に出力しないので温度調節手段40は
初期モードに変更する前のシーケンスを保持できる。
【0047】以上のような構成により、機器動作モード
が温調モードから初期モードに移行したときのシーケン
ス維持作用を実現しつつ、実施例1に比べて温度調節手
段40のシーケンス初期化を禁止するための状態維持信
号を制御部5から操作部4に出力するための専用配線あ
るいは信号桁数を省いて機器の構成をより簡単にするこ
とができる。
【0048】なお、実施例1、2および3における自動
加熱終了機能を定義する所定時間T1は、機器固有の値
で使用者が設定できない場合あるいは入力手段51を操
作して使用者が任意の値に設定できる場合のどちらにお
いても同様に効果を実現することができる。また、操作
部5と制御部4の間での信号の送受信形態は複数配線に
よるパラレル通信あるいは単一配線によるシリアル通信
のどちらにおいても同様に効果を実現することができ
る。さらに、従来例および実施例1、2、3において、
制御部4、制御部5の一部あるいは全部の構成手段を単
体あるいは複数個のマイクロコンピュータにて行うこと
ができることは明らかである。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明の誘導加熱調理器
は、加熱コイルとスイッチング手段を含む誘導加熱部
と、感温素子で検知する温度に対応して前記誘導加熱部
の出力に関する信号を出力する温度調節手段と、前記温
度調節手段からの入力信号に基づいて前記誘導加熱部の
出力を制御する誘導加熱部制御手段と、入力手段と、表
示手段と、前記表示手段を制御しかつ前記入力手段から
の入力信号に基づいて機器動作モード、設定出力等の機
器動作状態に関する設定の変更あるいは維持制御を行う
モード制御手段を備え、前記誘導加熱部制御手段の動作
を制御する信号を出力する状態保持命令手段を設け、前
記状態保持命令手段は所定時間カウントするタイマーを
有してモード制御手段からの入力信号が前回の入力信号
と異なると前記前回の入力信号を保持信号として保存し
かつ前記タイマーを初期化した後にカウント開始し、前
記保持信号が所定のものでかつ前記タイマーがカウント
中は状態を維持するための状態維持信号を出力して、前
記誘導加熱部制御手段は前記状態保持命令手段からの入
力信号に基づき前記温度調節手段の状態を初期化するた
めの信号の出力を禁止する構成により、入力手段を操作
して機器動作モードを温調モードから初期モードに変更
すると即座に誘導加熱部の出力を停止することができ、
また所定時間以内に入力手段を操作して元の機器動作モ
ードである温調モードおよび所定の設定温度に戻せば、
再度温度安定状態になるまで待つことなくすぐさま揚げ
物調理を再開することができるとともに油の温度が初期
補正処理した分だけ高くならないようにすることができ
る。
【0050】また第2の課題解決手段として、前記状態
保持命令手段が前記保持信号と機器動作状態の変更後所
定時間以内であることを示す信号を前記モード制御手段
へ出力し、前記モード制御手段が前記入力手段から所定
の信号を入力すると機器動作状態を前記状態保持命令手
段からの入力信号が示す設定に変更する構成により、入
力手段を一度操作するだけで自動加熱終了機能が作用す
る以前と全く同じ状態に復帰させることができ、設定出
力あるいは設定温度を元の状態に戻すために入力手段を
複数回操作する手間を省いて機器をより使い勝手の良い
ものにすることができる。
【0051】さらに第3の課題解決手段として、加熱コ
イルとスイッチング手段を含む誘導加熱部と、感温素子
で検知する温度に対応して前記誘導加熱部の出力に関す
る信号を出力する温度調節手段と、前記温度調節手段か
らの入力信号に基づいて前記誘導加熱部の出力を制御す
る誘導加熱部制御手段と、入力手段と、表示手段と、前
記表示手段を制御しかつ前記入力手段からの入力信号に
基づいて機器動作モード、設定出力等の機器動作状態に
関する設定の変更あるいは維持制御を行うモード制御手
段を備え、前記誘導加熱部制御手段は所定時間カウント
するタイマーを有してモード制御手段からの入力信号が
前回の入力信号と異なると前記前回の入力信号を保持信
号として保存しかつ前記タイマーを初期化した後にカウ
ント開始し、前記保持信号が所定のものでかつ前記タイ
マーがカウント中は状態を保持するように前記温度調節
手段を制御する構成により、機器動作モードが温調モー
ドから初期モードに移行したときのシーケンス維持作用
を実現しつつ温度調節手段のシーケンス初期化を禁止す
るための状態維持信号を制御部から操作部に出力するた
めの専用配線あるいは信号桁数を省いて機器の構成をよ
り簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
のブロック図
【図2】同誘導加熱調理器の状態保持命令手段の動作を
示すフローチャート
【図3】同誘導加熱調理器の誘導加熱部制御手段の動作
を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
のブロック図
【図5】同誘導加熱調理器の状態保持命令手段の動作を
示すフローチャート
【図6】同誘導加熱調理器の初期モードの動作を示すフ
ローチャート
【図7】本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器
のブロック図
【図8】同誘導加熱調理器の誘導加熱部制御手段の動作
を示すフローチャート
【図9】従来例における誘導加熱調理器のブロック図
【図10】同誘導加熱調理器のモード制御手段の動作を
示すフローチャート
【図11】同誘導加熱調理器の初期モードのときの動作
を示すフローチャート
【図12】同誘導加熱調理器の誘導加熱部制御手段の動
作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 交流電源 2 電源スイッチ 3 誘導加熱部 4 制御部 5 操作部 6 感温素子 7 負荷鍋 30 整流器 31 加熱コイル 32 スイッチング手段 33 インバータ回路 40 温度調節手段 41 誘導加熱部制御手段 50 モード制御手段 51 入力手段 52 表示手段 53 報知手段 54 調理タイマー手段 55 状態保持命令手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルとスイッチング手段を含む誘
    導加熱部と、感温素子で検知する温度に対応して前記誘
    導加熱部の出力に関する信号を出力する温度調節手段
    と、前記温度調節手段からの入力信号に基づいて前記誘
    導加熱部の出力を制御する誘導加熱部制御手段と、入力
    手段と、表示手段と、前記表示手段を制御しかつ前記入
    力手段からの入力信号に基づいて機器動作モード、設定
    出力等の機器動作状態に関する設定の変更あるいは維持
    制御を行うモード制御手段を備え、前記誘導加熱部制御
    手段の動作を制御する信号を出力する状態保持命令手段
    を設け、前記状態保持命令手段は所定時間カウントする
    タイマーを有してモード制御手段からの入力信号が前回
    の入力信号と異なると前記前回の入力信号を保持信号と
    して保存しかつ前記タイマーを初期化した後にカウント
    開始し、前記保持信号が所定のものでかつ前記タイマー
    がカウント中は状態を維持するための状態維持信号を出
    力して、前記誘導加熱部制御手段は前記状態保持命令手
    段からの入力信号に基づき前記温度調節手段の状態を初
    期化するための信号の出力を禁止する構成とした誘導加
    熱調理器。
  2. 【請求項2】 状態保持命令手段が保持信号と機器動作
    状態の変更後所定時間以内であることを示す信号をモー
    ド制御手段へ出力し、前記モード制御手段が入力手段か
    ら所定の信号を入力すると機器動作状態を前記状態保持
    命令手段からの入力信号が示す設定に変更する構成とし
    た請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱コイルとスイッチング手段を含む誘
    導加熱部と、感温素子で検知する温度に対応して前記誘
    導加熱部の出力に関する信号を出力する温度調節手段
    と、前記温度調節手段からの入力信号に基づいて前記誘
    導加熱部の出力を制御する誘導加熱部制御手段と、入力
    手段と、表示手段と、前記表示手段を制御しかつ前記入
    力手段からの入力信号に基づいて機器動作モード、設定
    出力等の機器動作状態に関する設定の変更あるいは維持
    制御を行うモード制御手段を備え、前記誘導加熱部制御
    手段は所定時間カウントするタイマーを有してモード制
    御手段からの入力信号が前回の入力信号と異なると前記
    前回の入力信号を保持信号として保存しかつ前記タイマ
    ーを初期化した後にカウント開始し、前記保持信号が所
    定のものでかつ前記タイマーがカウント中は状態を保持
    するように前記温度調節手段を制御する構成とした誘導
    加熱調理器。
JP7712094A 1994-04-15 1994-04-15 誘導加熱調理器 Pending JPH07288179A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220388A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2012009367A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220388A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
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