JPH07287452A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07287452A
JPH07287452A JP7688694A JP7688694A JPH07287452A JP H07287452 A JPH07287452 A JP H07287452A JP 7688694 A JP7688694 A JP 7688694A JP 7688694 A JP7688694 A JP 7688694A JP H07287452 A JPH07287452 A JP H07287452A
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JP
Japan
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intermediate transfer
recording medium
bias roll
unfixed toner
toner image
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Application number
JP7688694A
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English (en)
Inventor
Masao Okubo
大久保雅夫
Tatsuo Okuno
辰男 奥野
Yuichi Fukuda
雄一 福田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中間転写体からOHPシートのような比較的厚
い記録媒体への未定着トナー像の二次転写をより一層確
実に行う。 【構成】バイアスロール9が中間転写体6に圧接され、
またバイアスロール9より回動方向Bの下流側に、記録
媒体14及び中間転写体6上の未定着トナー像Tに電界
を付与する転写コロトロン10が配設されている。この
転写コロトロン10は記録媒体14と接触しないため、
転写コロトロン10への印加電圧を上げても電流リーク
は発生しなく、記録媒体14に比較的強い電界を付与す
ることができる。したがって、転写効率が向上し、中間
転写体6からOHPシートへの未定着トナー像Tの二次
転写がより一層確実に行われる。また、バイアスロール
9により未定着トナー像Tが押しつぶされるので、記録
媒体14と中間転写体6との空隙が小さくなり、電荷放
電も発生しなく、転写効率が更に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やレー
ザープリンタ等の画像形成装置に関し、特に、中間転写
体を介して感光体ドラム等の潜像担持体上に形成された
未定着トナー像を用紙等の記録媒体に転写する画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中間転写体を介して感光体ドラム等の潜
像担持体上に形成された未定着トナー像を用紙等の記録
媒体に転写する画像形成装置が、従来、例えば特公昭4
9−209号公報、特開昭62−206567号公報等
において提案されている。図3に基づいて、具体的にこ
の画像形成装置を説明する。図中、100は潜像が形成
される感光体ドラム等の潜像担持体100、101は現
像器103,104,105,106より潜像担持体100の回転方向
下流側で潜像担持体100に接するように配設された無
端ベルト状の中間転写体、102は中間転写体101上
のトナー像が転写される記録媒体、103,104,105,106は
それぞれ潜像担持体100の周囲に順に配設されたブラ
ック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシ
アン(C)の各色に対応する現像器、107は潜像担持
体100の未定着トナー像を中間転写体101に一次転
写するコロナ放電器、108は導電性の金属ロールに半
導電性の弾性体を巻き付けて形成され、中間転写体10
1の未定着トナー像を記録媒体102に二次転写させる
バイアスロール、109は中間転写体101の裏面側に
配設されたゴム等からなる導電性のバックアップロール
である。
【0003】このような構成の画像形成装置において
は、潜像担持体100の1回転毎に各色の未定着トナー
像がこの潜像担持体100に順に形成されると共に、コ
ロナ放電器107により潜像担持体100上のこれらの
未定着トナー像が順に中間転写体101に重ね合わされ
て一次転写される。そして、このように各色毎の未定着
トナーが重ね合わされた合成一次転写像がバイアスロー
ル108により記録媒体102へ一括して二次転写され
る。その場合、中間転写体101から記録媒体102へ
の未定着トナー像の二次転写は、バイアスロール108
をバックアップロール109に圧接させることにより、
両ロール間の記録媒体102と中間転写体101の未定
着トナー像とを圧接させ、かつ両ロール間に転写電圧を
印加することにより行われる。こうして、所望の画像が
記録媒体102上に形成されるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の画像形成装置では、例えば、記録媒体102とし
てOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)シートを使用
した場合、OHPシートの電気抵抗が高いため、中間転
写体101からOHPシートへの未定着トナー像の二次
転写を適切に行うことができないという問題がある。す
なわち、中間転写体101からOHPシートへの未定着
トナー像の二次転写においては、強度の大きい電界が必
要である。
【0005】そこで、このような強度の大きい電界を得
るためには、バイアスロール108とバックアップロー
ル109との間の転写電圧を上げて大きくすることが考
えられる。しかしながら、このように転写電圧を上げる
と、OHPシートがバイアスロール108から離れる瞬
間に、剥離電圧が発生してバイアスロール108から電
流リークが起き、トナーの飛び散りが生じてしまう。こ
のため、OHPシートに転写されたトナー像が乱れると
いう問題がある。
【0006】また、中間転写体101に各色毎に重ねて
転写された場合にはトナー像が積層されているが、例え
ば三層トナー像の厚みと単層トナー像の厚みとの差によ
って空隙部が生じており、この空隙部により電荷放電が
生じて、転写不良が起きてしまう。その結果、良好な複
写画像を得ることができない。このような問題を解決す
るために、バイアスロールの上流に転写電界付与手段を
設けることが特開平2−213884号公報において提
案されている。
【0007】しかしながら、この特開平2−21388
4号公報の画像形成装置においては、記録媒体と中間転
写体との接触圧が転写電界付与手段近傍では十分に得ら
れないことから、記録媒体と中間転写体との間に空隙が
生じている。このような空隙が生じていると、図6に示
す記録媒体と中間転写体との間の空隙(Gap width)と
放電開始電圧(Breakdown filed)との関係から明らか
なように記録媒体にたくさんの電荷を付与すると記録媒
体から中間転写体に向けて放電現象が起きてしまい、画
像が乱れるという問題がある。このため、特開平2−2
13884号公報の画像形成装置においても記録媒体に
は強い電界を付与することはできなく、したがって中間
転写体からOHPシートへの未定着トナー像の二次転写
を確実に行うことはできない。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、中間転写体からOHPシ
ートのような電気抵抗の高い記録媒体への未定着トナー
像の二次転写をより一層確実に行うことのできる画像形
成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、潜像担持体上に形成した未定
着トナー像を中間転写体に一次転写し、前記中間転写体
に当接自在なバイアスロールを用いて前記中間転写体上
の前記未定着トナー像を記録媒体へ二次転写することに
より画像記録を行う画像形成装置において、前記二次転
写を行う前記バイアスロールの近傍部位であって、前記
バイアスロールの前記中間転写体の進行方向下流側に、
前記中間転写体上の前記未定着トナー像に電界を付与す
る転写電解付与手段が設けられていることを特徴として
いる。
【0010】更に請求項2の発明は、通常時前記バイア
スロールを前記中間転写体から離隔するとともに、前記
一次転写がすべて終了したとき、前記バイアスロールを
前記中間転写体に当接させるバイアスロール制御手段
と、前記バイアスロールの前記中間転写体への当接時
に、前記バイアスロールを前記中間転写体に圧接させる
付勢手段とが設けられていることを特徴としている。
【0011】
【作用】このように構成された本発明においては、転写
電界付与手段で強度の電界が記録媒体に付与される。そ
の場合、この転写電界付与手段はその電極が記録媒体に
直接触れないので、バイアスロールから記録媒体が剥離
するときの剥離放電時にバイアスロールから電流がリー
クするようなことはなく、その結果強度の電界を記録媒
体に付与できるようになる。これにより、記録媒体とし
てOHPシートを使用する場合であっても、OHPシー
ト上において確実に二次転写が行われるので、十分な転
写効率が得られ、良好な画像を得ることができる。
【0012】特に、請求項2の発明においては、バイア
スロールが記録媒体と中間転写体とに圧接されるので、
中間転写体上に一次転写された未定着トナー像が押しつ
ぶされるようになる。このため、記録媒体と中間転写体
との間の空隙が小さくなり、記録媒体と中間転写体との
間の空隙による電荷放電がほとんど発生しなくなる。し
たがって、OHPシート上において更に一層確実に二次
転写が行われるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明にかかる画像形成
装置の実施例を詳細に説明する。図1は、本発明の画像
形成装置の一実施例を示す、図3と同様の図である。
【0014】図1に示すように、本実施例における画像
形成装置は、周知の電子写真プロセス(不図示)によっ
て原稿画像情報に応じた静電潜像が回転方向Aへの回転
に伴い表面に形成される感光体ドラム(潜像担持体)
1、この感光体ドラム1の周囲に順に配設されたブラッ
ク(Bk)用現像器2、イエロー(Y)用現像器3、マ
ゼンタ(M)用現像器4、及びシアン(C)用現像器5
が、それぞれ感光体ドラム1の回転方向Aへ順に配設さ
れている。そして、感光体ドラム1に形成された静電潜
像が、これらの現像器2,3,4,5のうち、その静電潜
像の色に対応した色の現像器により現像されて、トナー
像Tが形成されるようになっている。すなわち、感光体
ドラム1に書き込まれた静電潜像が例えばイエロー
(Y)の画像情報に対応したものであれば、この静電潜
像はイエロー(Y)のトナーを収容するイエロー用現像
器3で現像され、感光体ドラム1上にはイエロー(Y)
のトナー像Tが形成される。
【0015】また、無端ベルト状の中間転写体6が感光
体ドラム1の表面に当接するように配設されている。こ
の中間転写体6は、バックアップロール7を含む複数の
ロール(図示例では4個であるがこれに限定されるもの
ではない)に張架されて回動方向Bに向かって回動する
ようになっている。感光体ドラム1と中間転写体6とが
接する位置の中間転写体6の内側には、一次転写用のコ
ロナ放電器8が配設されており、このコロナ放電器8に
トナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することによ
り、感光体ドラム1上の未定着トナー像Tが中間転写体
6の方に静電吸引されて、中間転写体6の表面に一次転
写されるようになっている。
【0016】更に、半導電性のバイアスロール9がバッ
クアップロール7に対向しかつ中間転写体6に対し接離
自在に設けられているとともに、バイアスロール9より
回動方向Bの下流側でバイアスロール9の近傍部位に
は、記録媒体14及び中間転写体6上の未定着トナー像
に電界を付与する、本発明の転写電界付与手段である転
写コロトロン10が配設されている。そして、バックア
ップロール7はバイアスロール9及び転写コロトロン1
0の対向電極とされている。
【0017】このバイアスロール9は導電性の金属ロー
ルに半導電性の弾性体が巻き付けられて構成されてお
り、図示されない電源から電圧が印加されていて、記録
媒体14および中間転写体6に、バイアスロール9から
記録媒体14に電流リークが起きない程度の大きさの電
界を付与するようになっている。その場合、この半導電
性の弾性体の体積抵抗率が106Ω・cm以下の場合に
は、バイアスロール9とバックアップロール7との間で
放電が起こり易くなって、転写画像に欠陥が生じ易くな
り、また、半導電性の弾性体の体積抵抗率が1014Ω・
cm以上の場合は必要な転写電界を得るために大きな電
圧をバイアスロール9に印可する必要が生じるので、本
実施例では半導電性の弾性体の体積抵抗率を1012Ω・
cmに設定しているとともに、その半導電性の弾性体の
厚さを5mmに設定している。また、導電性の金属ロー
ルの直径を40mmに設定している。
【0018】更に、このバイアスロール9はその両端部
を図示しないばねでバックアップロール7に向かって付
勢されることにより中間転写体6に圧接されている。そ
の圧接力は900〜1000g/cm2に設定されてい
る。
【0019】更に、バックアップロール7は、バイアス
ロール9と同様、導電性の金属ロールに半導電性の弾性
体が巻き付けられて構成されており、その弾性体の体積
抵抗率は1012Ω・cmに、その厚みは5mmにそれぞ
れ設定されている。
【0020】更に、給紙トレイ11がバイアスロール9
の近傍に設けられているとともに、この給紙トレイ11
にシュート部材12の一端が接続されており、シュート
部材12の他端はバイアスロール9に隣接する位置まで
延びている。
【0021】そして、給紙トレイ11の記録媒体14が
給紙トレイ11からフィードローラ13によって所定の
タイミングで搬出されるとともに、シュート部材12に
案内されて、更にその記録媒体14はバイアスロール9
との中間転写体6との間に挟み込まれる。更に、バイア
スロール9及び転写コロトロン10にトナーの帯電極性
と逆極性の電圧を印加することによって、中間転写体6
に一次転写された未定着トナー像Tがバイアスロール9
と中間転写体6との間に給送された記録媒体14に二次
静電転写されるようになっている。
【0022】更に、転写コロトロン10より回動方向B
の下流側に、先端が中間転写体6に接離自在に回動する
剥離爪15および搬送ベルト16が設けられているとと
もに、剥離爪15より回動方向Bの下流側に、先端が中
間転写体6に接離自在とされているクリーナ17が配設
されている。剥離爪15は、未定着トナー像Tが二次転
写された記録媒体14を中間転写体6から剥離するもの
であり、また搬送ベルト16は、剥離された記録媒体1
4を図示しない定着器に搬送するものである。更に、ク
リーナ17は、未定着トナー像の二次転写が終了しかつ
記録媒体14の剥離が終了した中間転写体6の表面に残
っている残留トナーを除去するものである。
【0023】前述したように、バイアスロール9、剥離
爪15及びクリーナ17は、それぞれ中間転写体6と接
離自在とされているが、この接離自在にするためのこれ
らの部材の制御手段(不図示)が設けられている。この
制御手段により、単色画像が形成される場合にはその色
の未定着トナー像Tが中間転写体6に一次転写される
迄、またカラー画像が形成される場合には最終色の未定
着トナー像Tが中間転写体6に一次転写される迄、それ
らの部材が中間転写体6から離間するように制御される
ようになっている。
【0024】このように構成された本実施例の画像形成
装置においては、まず単色画像を形成する場合には、感
光体ドラム1が回転方向Aへ回転させられるとともに、
中間転写体6が回転方向Bへ感光体ドラム1と同一周期
で回転させられる。この感光体ドラム1の回転に伴い、
図示しない周知の電子写真プロセスによって感光体ドラ
ム1の表面に原稿画像情報に応じた静電潜像が形成され
る。この静電潜像はその色に対応した色の現像器2,3,
4,5によって現像されて、感光体ドラム1表面上にト
ナー像Tが形成される。
【0025】次いで、中間転写体6の回転方向Bへの回
転に伴い、感光体ドラム1上のトナー像Tが一次転写用
のコロナ放電器8によって中間転写体6に一次転写され
る。トナー像Tの中間転写体6への一次転写が終了する
と、バイアスロール9、剥離爪15及びクリーナ17が
中間転写体6に接触させられるとともに、フィードロー
ラ13が駆動して、給紙トレイ11から記録媒体14が
シュート部材12を通してバイアスロール9と中間転写
体6との間に供給される。
【0026】次いで、バイアスロール9と転写コロトロ
ン10とにトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加さ
れ、これにより中間転写体6に一次転写された未定着ト
ナー像Tが直ちに記録媒体14に二次転写される。そし
て、未定着トナー像Tが二次転写された記録媒体14
は、剥離爪15によって中間転写体6から剥離され、剥
離された記録媒体14は搬送ベルト16によって図示し
ない定着器へ搬送される。そして、この定着器により記
録媒体上の未定着トナー像Tが定着されて、記録媒体1
4に単色の画像が形成される。更に、未定着トナー像T
の二次転写が終了しかつ記録媒体14が剥離された中間
転写体6はクリーナ17によって残留トナーが除去され
る。
【0027】一方、複数色のトナー像を重ね合わせたカ
ラー画像を形成する場合には、前述の単色の画像形成の
場合と同様の感光体ドラム1上でのトナー像の形成並び
にこのトナー像の一次転写の工程が色数の分だけ繰り返
される。例えば、4色のトナー像を重ね合わせたフルカ
ラー画像を形成する場合、感光体ドラム1および中間転
写体6の最初の一回転で感光体ドラム1上にブラックの
未定着トナー像Tが形成されるとともに、この未定着ト
ナー像Tが中間転写体6に一次転写される。その後、感
光体ドラム1および中間転写体6の次の一回転で感光体
ドラム1上にイエローの未定着トナー像Tが形成される
とともに、この未定着トナー像Tが中間転写体6にブラ
ックのトナー像と部分的にあるいは全部に重ね合わされ
て一次転写される。このとき、中間転写体6はブラック
のトナー像Tを担持した状態で感光体ドラム1の回転と
同一周期で回転する。
【0028】その後、同様に感光体ドラム1および中間
転写体6の各一回転毎に、マゼンタ及びシアンの未定着
トナー像Tが順次形成されるとともに、その未定着トナ
ー像Tが中間転写体6に順次一次転写される。こうし
て、感光体ドラム1および中間転写体6の各一回転毎
に、中間転写体6にはブラック、イエロー、マゼンタ及
びシアンの未定着トナー像Tがそれぞれ重ねて転写され
る。
【0029】このようにして中間転写体6に4色重ね合
わされて一次転写された未定着トナー像Tは、中間転写
体6の回動に伴って記録媒体14の搬送経路に面した二
次転写位置へと搬送される。一方、最後の色のシアンの
トナー像Tの中間転写体6への一次転写が終了すると、
バイアスロール9、剥離爪15及びクリーナ17が中間
転写体6に接触させられるとともに、フィードローラ1
3が駆動して、給紙トレイ11から記録媒体14がシュ
ート部材12を通してバイアスロール9と中間転写体6
との間に供給される。
【0030】次いで、バイアスロール9と転写コロトロ
ン10とにトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加さ
れ、これにより中間転写体6に4色重ねて一次転写され
た未定着トナー像Tが供給されてきた記録媒体14に二
次転写される。そして、未定着トナー像Tが二次転写さ
れた記録媒体14は、剥離爪15によって中間転写体6
から剥離され、剥離された記録媒体14は搬送ベルト1
6によって図示しない定着器へ搬送される。そして、こ
の定着器により記録媒体上の未定着トナー像Tが定着さ
れて、記録媒体14に4色重ねられたフルカラーの画像
が形成される。更に、未定着トナー像Tの二次転写が終
了しかつ記録媒体14が剥離された中間転写体6はクリ
ーナ17によって残留トナーが除去される。
【0031】ところで、本実施例ではバイアスロール9
が900〜1000g/cm2の圧接力で中間転写体6
に圧接しているため、一次転写された中間転写体6の未
定着トナー像Tはこのバイアスロール9で押しつぶされ
る。したがって、前述の4色によるフルカラーの画像形
成の場合、中間転写体6に一次転写された未定着トナー
像Tの最大高さは4色のトナー像が重なった状態では6
0〜80μmであるが、中間転写体6上の未定着トナー
像Tがバイアスロール9により押しつぶされたときには
未定着トナー像Tの高さは20〜30μmになる。この
結果、バイアスロール9の通過後の記録媒体14と中間
転写体6との間の空隙は小さくなって、記録媒体14と
中間転写体6との間の電荷放電が減少する。したがっ
て、バイアスロール9への印加電圧を上げて、バイアス
ロールから付与される転写電界をある程度強くすること
ができるようになる。
【0032】しかし、このように未定着トナー像Tがバ
イアスロール9により押しつぶされた場合でも、バイア
スロール9への印加電圧をあまり高くすると、バイアス
ロール9から記録媒体14が離れる瞬間に剥離放電が発
生して、バイアスロール9から電流がリークしてしま
う。本実施例における前述のバイアスロール9では、バ
イアスロール9への印加電圧を+1.7kvより高くす
ると、電流リークが発生するようになる。
【0033】そこで、記録媒体14がOHPシートであ
る場合に、バイアスロール9への印加電圧を電流リーク
が発生しない限界の+1.7kvに設定すればよいが、
このようにバイアスロール9への印加電圧を設定したと
きには、中間転写体6への未定着トナー像Tの転写効率
は約70%しか得られなく、十分な転写効率が得られな
い。 このため、本実施例ではバイアスロール9の下流
側に転写コロトロン10を配置しており、この転写コロ
トロン10は記録媒体14と接触していないため、転写
コロトロン10への印加電圧を上げても前述の電流リー
クは発生しない。したがって、記録媒体14に比較的強
い電界を付与することができるようになり、したがって
中間転写体6からOHPシートへの未定着トナー像Tの
二次転写をより一層確実に行うことができるようにな
る。例えば、本実施例での転写コロトロン10を図示し
ないがグリットを備えたスコロトロンにすると、コロト
ロンワイヤーへの印加電圧を+6.0〜+7.0kvに設
定でき、またグリットへの印加電圧を+4.0〜+5.0
kvに設定することができる。これにより、記録媒体1
4がOHPシートである場合においても、中間転写体6
から記録媒体14への未定着トナー像Tの転写効率は9
0%以上となる。
【0034】しかも、記録媒体14と中間転写体6との
密着性がよく、記録媒体14と中間転写体6との空隙が
小さいことから、前述の電荷放電も発生しなく、転写効
率が更に一層向上するとともに、バイアスロール9によ
ってある程度の電界が付与されるので、転写効率が更に
向上する。こうして、本実施例によれば、中間転写体6
からOHPシートへの未定着トナー像Tが確実に二次転
写されるので、画像乱れのない良好な画像を得ることが
できるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、未定着トナー像を中間転写体
から記録媒体へ転写する二次転写位置においてバイアス
ロールとバイアスロール下流側に転写電界付与手段とを
設けているので、記録媒体に比較的高い電解を付与する
ことができる。これにより、記録媒体としてOHPシー
ト使用する場合であっても高い転写効率で未定着トナー
像を確実に二次転写することが可能となるので、良好な
画像を得ることができる。
【0036】特に、請求項2の発明によれば、バイアス
ロールにより、中間転写体上に一次転写された未定着ト
ナー像を押しつぶして記録媒体と中間転写体との間の空
隙を小さくしているので、この空隙による電荷放電の発
生を抑制できる。したがって、OHPシートの場合に
も、二次転写を更に一層確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略
図である。
【図2】 記録媒体と中間転写体との間の空隙と放電開
始電圧との関係を示す図である。
【図3】 従来の画像形成装置を示す概略図である。
【符号の説明】 1…感光体ドラム(潜像担持体)、2…ブラック用現像
器、3…イエロー用現像器、4…マゼンタ用現像器、5
…シアン用現像器、6…中間転写体、7…バックアップ
ロール、8…一次転写用のコロナ放電器、9…バイアス
ロール、10…転写コロトロン、11…トレイ、12…
シュート部材、13…フィードローラ、14…記録媒
体、15…剥離爪、16…搬送ベルト、17…クリー
ナ、T…未定着トナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体上に形成した未定着トナー像
    を中間転写体に一次転写し、前記中間転写体に当接自在
    なバイアスロールを用いて前記中間転写体上の前記未定
    着トナー像を記録媒体へ二次転写することにより画像記
    録を行う画像形成装置において、 前記二次転写を行う前記バイアスロールの近傍部位であ
    って、前記バイアスロールの前記中間転写体の進行方向
    下流側に、前記中間転写体上の前記未定着トナー像に電
    界を付与する転写電解付与手段が設けられていることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 通常時前記バイアスロールを前記中間転
    写体から離隔するとともに、前記一次転写がすべて終了
    したとき、前記バイアスロールを前記中間転写体に当接
    させるバイアスロール制御手段と、前記バイアスロール
    の前記中間転写体への当接時に、前記バイアスロールを
    前記中間転写体に圧接させる付勢手段とが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP7688694A 1994-04-15 1994-04-15 画像形成装置 Pending JPH07287452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046331A (ja) * 2006-08-15 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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JP2008046331A (ja) * 2006-08-15 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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