JPH08220893A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08220893A
JPH08220893A JP7022785A JP2278595A JPH08220893A JP H08220893 A JPH08220893 A JP H08220893A JP 7022785 A JP7022785 A JP 7022785A JP 2278595 A JP2278595 A JP 2278595A JP H08220893 A JPH08220893 A JP H08220893A
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endless belt
intermediate transfer
image
forming apparatus
image forming
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JP7022785A
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Inventor
Haruyuki Nanba
治之 難波
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 画像ノイズがなく、安定した画質のカラープ
リントが長期間提供できる中間転写体を使用した画像形
成装置。 【構成】 潜像担持体10からトナー像Tを一次転写さ
れる中間転写体20は、体積抵抗率1013Ω・cm以下
の第1の無端ベルト21と、体積抵抗率1013Ω・cm
以上の第2の無端ベルト22とを重合して構成する。中
間転写体は一次転写位置においては2枚の無端ベルト2
1,22が重合され、転写コロトロン30の電荷を高抵
抗の第2の無端ベルト22で受ける。転写器の電荷は中
間転写体に伝導することなく、像飛散がおきない。中間
転写体20の第2の無端ベルトは一次転写位置の下流側
において、経路変更手段により第1の無端ベルトから分
離し、除電手段90,95が配設されている経路(ロー
ル26)を通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やレー
ザープリンタ等の画像形成装置に係り、特に、感光体ド
ラム等の潜像担持体上に形成されたトナー像を中間転写
体を介して用紙等の記録媒体に転写する画像形成装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体ドラム等の潜像担持体上に形成さ
れたトナー像を中間転写体を介して用紙等の記録媒体に
転写する画像形成装置は、特公昭49−209号公報、
特開昭62−206567号公報等に開示されている。
開示されている画像形成装置を、図4により説明する。
この種画像形成装置は感光体ドラム等の潜像担持体10
0上にトナー像Tを形成し、このトナー像Tをベルト状
の中間転写体101に一次転写する。さらに、中間転写
体101のトナー像Tを記録媒体102へ二次転写して
所望の画像を記録媒体102上に形成するように構成さ
れている。特に図示のようにブラック(Bk)、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対
応した現像器103〜106を備え、各色のトナー像を
重ね合わせてフルカラー画像を形成するカラー画像形成
装置にあっては、潜像担持体100の一回転毎に形成し
た各色のトナー像を中間転写体101上で重ね合わせ、
この合成像を記録媒体102へ一括転写するように構成
されている。
【0003】従来のカラー画像形成装置では記録媒体に
対して各色のトナー像を直接多重転写していたので、記
録媒体の厚さや表面特性、潜像担持体に対する記録媒体
の搬送特性等の多くの要因によって、記録媒体上に形成
したカラー画像の画質が左右されていた。しかし、この
ように中間転写体101を用いたカラー画像形成装置に
おいては、既に多重転写のなされた合成像を記録媒体1
02に転写しているので、カラー画像形成に対する不安
定な要因を排除することができ、多重転写時における画
像の乱れや色ズレの発生を効果的に防止することができ
るといった利点を有していた。
【0004】そして、中間転写体を有する画像形成装置
において、潜像担持体100から中間転写体101へ、
あるいは中間転写体101から記録媒体102へのトナ
ー像Tの転写は静電転写法により行われ、各転写位置に
おいて被転写体の裏面側に配設されたコロナ放電器10
7あるいはバイアスロール108にトナーと逆極性の電
圧を印加することにより、トナー像が潜像担持体100
から中間転写体101へ転写され、あるいは中間転写体
101から記録媒体102へ転写される構成をとってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の画像形
成装置においては、中間転写体の体積抵抗率が低いと潜
像担持体から中間転写体への一次転写時にコロナ放電器
等によって与えられた電荷が中間転写体の面を伝導し、
一次転写位置の手前、すなわち潜像担持体と中間転写体
とが密着していない領域でトナーが潜像担持体から中間
転写体へジャンプしてしまい、像が飛散して画像ノイズ
の大きいものとなってしまった。特にカラー画像の形成
を行う場合には、色文字など単位面積当たりのトナー量
が多い像の回りにこのトナー飛散現象が顕著に現われ、
品位の低い画像となってしまう。
【0006】一方中間転写体の体積抵抗率が高いと中間
転写体が帯電し、繰り返し画像形成を行う場合には中間
転写体を除電することが必要となった。除電装置として
は交流放電を行うコロナ放電器を中間転写体に対向、作
用させるようにしたものが一般的であるが、この交流コ
ロナ放電器を作用させた場合、プリントを重ねるに従っ
て中間転写体から記録媒体への転写が劣化することが判
明した。二次転写終了後の中間転写体上を観察すると、
プリントを重ねるに従って中間転写体上の残像が増加
し、特に文字像での残像の増加が著しく、記録媒体上に
は文字像の中抜けが発生していた。この現象は、交流コ
ロナ放電器から発生するO,O3,NOxなどの活性ガ
スによって中間転写体表面が変質し、トナーとの付着力
が増大したためと考えられる。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、潜像担持体か
らトナー像を一次転写される中間転写体を有し、中間転
写体から記録媒体へトナー像を二次転写して画像・記録
を行う画像形成装置において、画像ノイズが少なくプリ
ントを重ねても安定した画質を維持することが可能な画
像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の、画像形成装置は画情報に応じたトナー像
が形成される潜像担持体と、この潜像担持体からトナー
像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体から
記録媒体へトナー像を二次転写して画像記録を行う画像
形成装置において、上記中間転写体は、二枚の無端ベル
トからなり、上記潜像担持体からトナー像が一次転写さ
れる面をもつ第1の無端ベルトが体積抵抗率1013Ω・
cm以下であり、第2の無端ベルトが体積抵抗率1013
Ω・cm以上であって、体積抵抗率の高い無端ベルトは
経路変更手段により除電手段を配設した経路をとり、少
なくとも一次転写を行う位置において第1の無端ベルト
と第2の無端ベルトは重合する構成を具備する。
【0009】また、第1および第2の無端ベルトからな
る中間転写体のうち、潜像担持体からトナー像が一次転
写される面をもつ第1の無端ベルトは、記録媒体へトナ
ー像を二次転写するための転写電界付与手段を具備す
る。あるいは、無端ベルトに対する除電手段は少なくと
も二次転写終了後であって次の一次転写開始前に作動さ
せる、または、無端ベルトに対する除電作用は少なくと
も一次転写終了後であって次の一次転写開始前に作動さ
せる構成を具備する。
【0010】
【作用】潜像担持体からトナー像が一次転写される位置
では、中間転写体は第1の無端ベルトと第2の無端ベル
トが重合した構成であるので、中間転写体は体積抵抗率
が高い状態にあり、一次転写位置における電荷が中間転
写体沿面に伝導することによる像飛散が少ない。また、
除電は潜像担持体からトナー像が転写される面をもたな
い第2の無端ベルトに対してのみ実行するので、転写面
をもつ第1の無端ベルト面にプリントを重ねても安定し
た画質を維持することができる。
【0011】すなわち、トナーが転写される表面をもた
ない第2の無端ベルトは1013Ω・cm以上の高抵抗で
あって除電する必要があるが、トナーの転写される表面
を有する第1の無端ベルトは帯電電荷の減衰定数である
時定数を第1の無端ベルトの回転周期よりも小さくする
ことによって、第1の無端ベルトはそれ自体の導電性に
より帯電電荷を除電できる。これは、第1の無端ベルト
の固有抵抗をρ、真空中の誘電率をε0、比誘電率をε
とした場合、転写用コロナ放電器等からの電荷の放電特
性は、 Q=Q0exp(−t/τ) で与えられる。但しτは特定数であって、τ=ε0・ε
−ρであり、また真空中の誘電率ε0は、ε0=8.85
×10−12F/mである。従って無端ベルトの回転周
期をTとして、 T>ε0・ε・ρ の関係が成立すれば繰り返して使用できる。一般的に第
1の無端ベルトの回転周期は1〜10秒、比誘電は1〜
10であるから、第1の無端ベルトの固有抵抗ρ≦10
13Ω・cm、の関係がなりたてば除電装置なしで第1の
無端ベルトを繰り返して使用できることになる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、図面に基づいて本発明の画像形成装
置を詳細に説明する。図1は本発明を適用したカラー電
子写真複写機の概略構成を示している。感光体ドラム
(潜像担持体)10は矢線A方向への回転に伴いその表
面には周知の電子写真プロセス(図示せず)によって画
情報に応じた静電潜像が形成される。また、感光体ドラ
ム10の周囲にはブラック(Bk)、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応した現像
器11〜14が配設されており、感光体ドラム1に形成
された静電潜像をいずれかの位置の現像器で現像してト
ナー像Tを形成する。従って、感光体ドラム10に書き
込まれた静電潜像がイエローの画情報に対応したもので
あれば、この静電潜像はイエロー(Y)のトナーを内包
する現像器12で現像され、感光体ドラム10上にはイ
エローのトナー像が形成される。
【0013】また、感光体ドラム10の表面に当接され
るように配置されたベルト状の中間転写体20は、所定
の部分の領域において図2に示すように二枚の無端ベル
ト21、22が重合されて構成されている。中間転写体
20は、複数のロールに張架されて矢線B方向へ回動す
る。感光体ドラム10に形成されたトナー像Tは一次転
写位置で、感光体ドラム10から中間転写体20の表面
に転写される。一次転写位置においては、少なくとも、
中間転写体20は第1の転写ベルト21と第2の転写ベ
ルト22の二枚の無端ベルトは重合した状態となって、
第1の無端ベルト21面が感光体10に対向している。
中間転写体20の第2の無端ベルト22の内側にはコロ
ナ放電器30が配設されており、このコロナ放電器30
にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、
感光体ドラム10上のトナー像Tは中間転写体20の第
1の無端ベルト21面に静電吸引される。
【0014】単色画像を形成する場合は中間転写体20
に一次転写されたトナー像Tを直ちに記録媒体40に二
次転写する。複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画
像を形成する場合には、感光体ドラム10上でのトナー
像の形成、ならびにこのトナー像の第1無端ベルト21
への一次転写の行程が色数分だけ繰り返される。例えば
4色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成す
る場合、感光体ドラム10上にはその一回転毎にブラッ
ク、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像Tが形成
され、これらトナー像Tは順次中間転写体20に一次転
写される。一方、中間転写体20は最初に一次転写され
たブラックのトナー像Tを保持したまま感光体ドラム1
0と同一周期でロール23,24、バックアップロール
40を通って回動する。そして、バックアップロール4
0を通過した中間転写体20は第1の無端ベルト21と
第2の無端ベルト22とに分離して搬送経路を異ならせ
る。その表面にブラックのトナー像Tを保持した第1の
無端ベルト21はさらにロール25,27を通過して一
次転写位置へと移動する。第2の無端ベルト22は第2
の無端ベルト22内側に配設するロール26を通過して
ロール27を旋回し、第1の無端ベルト21に重合して
一次転写位置へと進行する。そして、1回転毎に一次転
写位置において、中間転写体20の第1の無端ベルト2
1上にはイエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像Tが
ブラックのトナー像Tに重ねて転写される。
【0015】このようにして中間転写体20に一次転写
されたトナー像Tは、中間転写体20の回動に伴って記
録媒体60の搬送経路に面した二次転写位置へと搬送さ
れる。二次転写位置では半導電性のバイアスロール50
が中間転写体20に接しており、フィードローラ65に
よって所定のタイミングでトレイ62から搬出された記
録媒体60はこのバイアスロール50と中間転写体20
との間に挾み込まれる。また、二次転写位置における中
間転写体の内(裏面)側には、バイアスロール50の対
向電極をなすバックアップロール40が配設されてい
る。バイアスロール50にトナーの帯電極性と逆極性の
電圧を印加すると、中間転写体20に担持されたトナー
像Tは二次転写位置において記録媒体60に静電転写さ
れる。
【0016】そして、トナー像が転写された記録媒体6
0は剥離爪70によって中間転写体20から剥がされ、
搬送ベルト75によって定着器(図示せず)に送り込ま
れてトナー像の定着処理がなされる。一方、中間転写体
20は未定着トナー像の二次転写が終了した段階で二方
向に分離する。中間転写体20のうち表面にトナー像T
が一次転写された第1の無端ベルト21はクリーナ80
によって表面に残留するトナーが除去される。第2の無
端ベルト22は、ロール26とロール27の間に配設す
る交流放電を行う除電コロトロン対90,95によって
除電される。そして、ロール27で第1の無端ベルト2
1と第2の無端ベルト22は重合して、一次転写位置へ
と移動し再度上記プリントのプロセスを繰り返し、次の
プリントサイクルにはいる。
【0017】尚、バイアスロール50、剥離爪70及び
クリーナ80は中間転写体20と接離自在に配設されて
おり、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着
トナー像が中間転写体20に一次転写されるまで、これ
ら部材は中間転写体20から離間して配設されている。
【0018】この実施例において、中間転写体20にお
いて、潜像担持体10からトナー像が転写される表面を
もつ第1の無端ベルト21は、カーボンブラック等の帯
電防止剤を適当量含有させたポリイミド樹脂で、厚さ
0.075mmに形成されており、その体積抵抗率は1
10Ω・cmに調整されている。中間転写体20の第2
の無端ベルト22は、ウレタンゴムからなり、その体積
抵抗率が1015Ω・cm、厚さ0.3mmに形成されて
いる。ここでは、無端ベルト21,22はその周長はほ
ぼ同一長さ、幅は第2の無端ベルト22がやや幅広とな
っている。
【0019】この実施例において、感光体ドラム10か
ら中間転写体20への一次転写位置においては、中間転
写体20における第1、第2の二枚の無端ベルト21,
22は重合しており、コロナ放電器30からの電荷は高
抵抗な第2の無端ベルト22に対して供給されるため、
電荷の沿面伝導はおさえられ、像飛散の少ない画像ノイ
ズがない安定した画像が得られる。さらに中間転写体2
0の除電は、一次転写における感光体ドラム10からト
ナー像が表面に転写される方の第1の無端ベルト21は
その抵抗が低いため短時間で除電し除電装置が不要であ
り、二枚に分離された第2の無端ベルト22のみが除電
コロトロン対90,95が配設されている経路をとり、
除電される。このように、トナー像が転写される中間転
写体表面をもつ第1の無端ベルト21に対してコロトロ
ンを作用させないことにより、従来技術の問題点であっ
た、トナー像が転写される第1の無端ベルト21表面が
交流コロナ放電器からのO,O3,NOx等によりトナ
ーとの付着力が増加させられ、中間転写体20から記録
媒体60への二次転写がプリントを重ねるに従って劣化
する現像が完全に防止できる。
【0020】(実施例2)この実施例は中間転写体から
記録媒体へのトナー像の二次転写位置において、中間転
写体のうち一次転写トナー像を表面に有する第1の無端
ベルトだけが二次転写作用を受けるよう中間転写体の経
路を変更して構成している。図3は第2の実施例である
カラー電子写真複写機の概略構成を示している。図中、
実施例1と同様の個所は同符号を付して説明を省略して
いる。
【0021】感光体ドラム10上に形成されたトナー像
は、感光体ドラム10の表面に当接されるように配置さ
れたベルト状の中間転写体20に一次転写される。ベル
ト状の中間転写体20は第1の無端ベルト21と第2の
無端ベルト22とよりなり、一次転写後、中間転写体2
0のうち表面に一次転写のトナー像を有する第1の無端
ベルト21は、ロール230,240,250,270
を回動して、一次転写位置に到達する。この間にバイア
スロール50とバックアップロール40とよりなる二次
転写位置を通過し、ロール270で第2の無端ベルト2
2と合流し、一次転写位置へと移動する。一次転写位置
において、第1の無端ベルト21上に一次転写されて回
動を繰り返す。一方、第2の無端ベルト22は、ロール
230,240,250,までは第1の無端ベルト21
と重ね合って回動し、ロール250から第1の無端ベル
ト21から分離して、ロール250を旋回した後、中間
体20の内側に配設するロール260を通過してロール
270へと進行する経路を形成する。第2の無端ベルト
22はロール250とロール260との間に配設される
除電コロトロン対900,950の作用により除電され
る。このプロセスを繰り返し、カラートナー像が形成さ
れた第1の無端ベルト21は、中間転写体20の回動に
伴い、中間転写体20の回動に同期して搬送される記録
媒体60と共に、バイアスロール50とバックアップロ
ール40とよりなる二次転写位置へと搬送される。そし
て、第1の無端ベルト21上のカラートナー像は、記録
媒体60に静電的に転写される。
【0022】二次転写位置においても2枚の無端ベルト
が重合していると一次転写での剥離放電による電荷が中
間転写体を帯電させ、二次転写が不安定となることがあ
ったが、この実施例では表面にトナー像を有する低抵抗
の第1の無端ベルト21だけが二次転写作用を受けるよ
う構成しているので、安定した二次転写を受けることが
でき、高品位な画像が長期間に渡って得られる。
【0023】(実施例3)この実施例は第2の無端ベル
トの除電作用を一次転写終了毎に行っている。すなわち
実施例1および実施例2では中間転写体2上にブラッ
ク、イエロー、マゼンタ及びシアンのカラートナー像を
感光体ドラム10から一次転写した後に、中間転写体2
0のうち高抵抗の第2の無端ベルト22を除電するよう
に除電コロトロン対を作用させていたが、本実施例で
は、各色転写毎に第2の無端ベルト22を除電するよう
に構成している。
【0024】この実施例は実施例2において説明したよ
うに、ロール250を旋回した後、第1の無端ベルト2
1と分離した第2の無端ベルト22は除電コロトロン対
900,950を通過する毎に除電コロトロンを作動さ
せ、第2の無端ベルト22を除電する。このように構成
することにより、一次転写位置での中間転写ベルト20
は常に除電されているので、一次転写を繰り返す毎に中
間転写体20の帯電が上がることがない。また、実施例
1および実施例2に示す画像形成装置においては、各色
の一次転写で同一の転写電界を得ようとすると、順次コ
ロナ放電器30の電圧を上げていく必要があったが、こ
の実施例に示す装置におけるコロナ放電器30は電圧を
一定にしておくことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の画像
形成装置によれば、各々抵抗を規定した第1と第2の2
枚の無端ベルトからなる中間転写体は、潜像担持体から
中間転写体への一次転写位置では2枚の無端ベルトは重
合させて、中間転写体を高抵抗のベルトとしているので
電荷が中間転写体に沿って伝導することによる像の飛散
が防止され、画像ノイズの発生を減少する。また、除電
に際しては高抵抗の第2の無端ベルトに対してのみ除電
作用を施すことにより、低抵抗な中間転写体を用いたと
きに問題となる一次転写で発生するトナー飛散現象が防
止できる。かつ、除電装置を必要とする高抵抗な中間転
写体において発生するO,O3,NOxなどによる中間
転写体表面物性の劣化防止が可能となり、高品位な画像
を長期間に渡って安定して出力することができる。さら
に、表面にトナー像の転写される第1の無端ベルトは、
固有抵抗を低くして第1の無端ベルト自体の導電性によ
り帯電電荷を除電することができ、除電手段を必要とす
ることなく繰り返して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施例1のカラー電子写真
複写機の実施例を示す概略図。
【図2】 本発明の画像形成装置に使用する中間転写体
の説明図。
【図3】 本発明を適用した実施例2および実施例3の
カラー電子写真複写機を示す概略図。
【図4】 従来の画像形成装置を示す概略図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(潜像担持体)、 20 中間転写
体、 21 第1の無端ベルト、 22 第2の無端ベ
ルト、 30 コロナ放電器、 40 バックアップロ
ール、 50 バイアスロール、 60 記録媒体、
90,95、900,950 除電コロトロン対、 2
3,24,25,26,27、230,240,25
0,260,270 ロール、 T 未定着トナー像。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画情報に応じたトナー像が形成される潜
    像担持体と、潜像担持体からトナー像が一次転写される
    中間転写体と、中間転写体から記録媒体へトナー像を二
    次転写する転写手段と、中間転写体を一次転写位置と二
    次転写位置を搬送する搬送手段と、中間転写体の経路を
    変更する経路変更手段と、を有して画像記録を行う画像
    形成装置であって、 中間転写体は、体積抵抗率1013Ω・cm以下の第1の
    無端ベルトと、体積抵抗率1013Ωcm以上の第2の無
    端ベルトからなり、第1の無端ベルトは一次転写位置に
    おいて潜像担持体からトナー像を一次転写される面をも
    つと共に二次転写位置を通過する搬送経路をとり、少な
    くとも一次転写を行う位置において第1の無端ベルトと
    第2の無端ベルトは重ね合わせた構成としてなる画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 経路変更手段による経路途上には無端ベ
    ルトの除電手段を配設してなる請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 中間転写体の第1の無端ベルトと第2の
    無端ベルトは分離可能に重ね合わされてなる請求項1記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 中間転写体の第2の無端ベルトは経路変
    更手段により第1の無端ベルトから分離し、一次転写位
    置の下流側で除電を実行されるよう構成してなる請求項
    1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 中間転写体の第1の無端ベルトは二次転
    写位置において、記録媒体へトナー像を転写する転写電
    界を印加されるよう構成してなる請求項1記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 第2の無端ベルトに対する除電作用は、
    少なくとも二次転写終了後から、次の一次転写開始前に
    実行されるよう構成してなる請求項2記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 無端ベルトに対する除電作用が一次転写
    終了後であって、次の一次転写開始前に少なくとも行わ
    れることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
JP7022785A 1995-02-10 1995-02-10 画像形成装置 Pending JPH08220893A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6801741B2 (en) * 1998-06-05 2004-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with intermediary transfer member
JP2006113525A (ja) * 2004-03-19 2006-04-27 Ricoh Co Ltd 中間転写体、及び画像形成装置

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