JPH0728662A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

Info

Publication number
JPH0728662A
JPH0728662A JP5168848A JP16884893A JPH0728662A JP H0728662 A JPH0728662 A JP H0728662A JP 5168848 A JP5168848 A JP 5168848A JP 16884893 A JP16884893 A JP 16884893A JP H0728662 A JPH0728662 A JP H0728662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reset
test
tbc
microcomputer
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5168848A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunari Oya
充也 大家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5168848A priority Critical patent/JPH0728662A/ja
Publication of JPH0728662A publication Critical patent/JPH0728662A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周辺回路ブロックのテスト時に、適宜タイム
ベースカウンタ(TBC)をリセットでき、該周辺回路
ブロック用のテストプログラムのモジュール設計を可能
とし、さらに該テストプログラムの追加や削減も容易に
する。 【構成】 マイコンをテストする場合、システムリセッ
ト信号SRによってマイコン全体をリセットした後、テ
ストプログラムに従ってCPUブロック30、メモリブ
ロック20、及び周辺回路ブロック40のテストを順に
行う。周辺回路ブロック40内のタイマ41b,42b
等の周辺回路のテスト開始時に、カウンタリセット信号
CRによってTBC10をリセットした後、該TBC1
0から供給される基準クロックφ1〜φnに基づき、タ
イマ41b,42b等の周辺回路が動作し、テストされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイマ等の各種の周辺
回路を内蔵したマイクロコンピュータ(以下、マイコン
という)、特にその周辺回路に対するテストの容易化に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の例えばシングルチップマ
イコンの一構成例を示す要部の機能ブロック図である。
このマイコンは、マイコン本体の原振クロックφを発生
するクロック発振器1、該原振クロックφを分周して各
種の周波数の基準クロックφ1,φ2,…,φnを発生
するタイムベースカウンタ(以下、TBCという)1
0、データやプログラムを格納するメモリブロック2
0、該メモリブロック20に格納されたプログラムに従
いマイコン全体の動作を制御する中央処理装置(以下、
CPUという)ブロック30、基準クロックφ1〜φn
に基づき動作するタイマ等の複数の周辺回路からなる周
辺回路ブロック40等を備えている。TBC10は、原
振クロックφを入力するクロック入力端子CLK、マイ
コン全体をリセット(初期化)するシステムリセット信
号SRを入力するリセット端子RES、及び各種の周波
数の基準クロックφ1〜φnを出力する複数の出力端子
Q1,Q2,…,Qnを有し、例えばリセット付きのn
ビットアップカウンタで構成されている。この出力端子
Q1,Q2,…,Qnは、マイコンチップ内の各場所に
配線されている。メモリブロック20は、システムリセ
ット信号SRによりリセットされ、原振クロックφ等で
動作する機能ブロックであり、データを格納する随時読
み書き可能なランダムアクセスメモリ(以下、RAMと
いう)21、及びプログラムを格納する読出し専用のリ
ードオンリメモリ(以下、ROMという)22等を有し
ている。
【0003】CPUブロック30は、システムリセット
信号SRによりリセットされ、原振クロックφ等で動作
する機能ブロックであり、算術論理演算ユニット(以
下、ALUという)やアキュムレータ等を用いて演算を
行う演算部31、命令デコーダによってプログラムをデ
コードして各種のタイミング信号や制御信号を発生する
制御部32、及び各種のレジスタを有するレジスタ部3
3等を備えている。周辺回路ブロック40は、システム
リセット信号SRによりリセットされ、基準クロックφ
1〜φnに基づき各種の動作を行う複数の周辺回路を備
えている。周辺回路としては、例えば、イベント間の周
期の計測等を行うタイマ41b,42b、所定のパルス
幅で、所定のパルス周期の波形を出力するためのパルス
幅変調回路(以下、PWM回路という)43b、及びシ
リアル通信を行うシリアル通信回路44b等が設けられ
ている。タイマ41b,42b、PWM回路43b、及
びシリアル通信回路44b等の周辺回路のクロック信号
入力側には、プログラムにより設定される周波数に合わ
せた基準クロックφ1〜φnを選択できるようなセレク
タ41a,42a,43a,44a,…が設けられてい
る。例えば、タイマ41b,42b等では、カウント用
の原振として何Hzのクロックで動作させるかを、複数
の基準クロックφ1〜φnの中からセレクタ41a,4
2a,…で選択することにより、プログラマブルに設定
できるようになっている。
【0004】次に、動作を説明する。マイコンの電源を
投入すると、システムリセット信号SRが発生してマイ
コン全体がパワーオンリセットされる。その後、クロッ
ク発振器1から原振クロックφが発生してTBC10の
クロック入力端子CLK等に供給される。CPUブロッ
ク30内の制御部32では、メモリブロック20内のR
OM22に格納されたプログラムをデコードし、各種の
タイミング信号や制御信号を発生してTBC10、メモ
リブロック20、及び周辺回路ブロック40等に供給す
る。TBC10では、クロック発振器1からの原振クロ
ックφを分周して各種の周波数の基準クロックφ1〜φ
nを出力端子Q1,Q2,…,Qnから出力し、周辺回
路ブロック40内のセレクタ41a〜44a等へ供給す
る。例えば、制御部32から出力される制御信号がイベ
ント間の周期を計測するための内容の場合、周辺回路ブ
ロック40内のセレクタ41aにより、複数の基準クロ
ックφ1〜φn中からある基準クロックを選択してタイ
マ41bへ与える。タイマ41bでは、制御部32から
の命令に従い、セレクタ41aからの基準クロックをカ
ウントし、イベント間の周期を計測する。その計測結果
は、制御部32からの命令に従い、バスを介してRAM
21等へ転送される。
【0005】図3は図2のマイコンのテスト動作を示す
図であり、この図を参照しつつマイコンのテスト動作を
説明する。図2のマイコン全体のテストを行う場合、予
め各機能ブロックに対するテストプログラムを作成して
おく。システムリセット信号SRによってマイコン全体
がリセットされた後、テストが開始され、制御部32か
らの起動命令に基づき、CPUブロック30がテストプ
ログラムに従ってテストを実行する。CPUブロック3
0が期待する動作をしているか否かをマイコン外部のテ
スタ等によって確認する。CPUブロック30のテスト
が終了すると、制御部32からの起動命令により、メモ
リブロック20がテストプログラムに従ってテスト動作
を行い、それが期待する動作をしているか否かを外部の
テスタ等によって確認する。次に、周辺回路ブロック4
0内のタイマ41bが、制御部32からの起動命令に基
づきテストプログラムに従ってテスト動作を行い、それ
が期待する動作をしているか否かを外部のテスタ等によ
って確認する。以下同様に、タイマ42b、PWM回路
43b、及びシリアル通信回路44b等の周辺回路が順
に、制御部32からの起動命令により、テストプログラ
ムに従ってテストを実行していく。テスト結果により、
あるブロック(例えば、メモリブロック20)に欠陥が
あることが検出されると、このテスト対象となるマイコ
ンが不良品として処理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイコンのテストでは、次のような問題があり、それを
解決することが困難であった。従来のマイコンには、メ
モリブロック20やCPUブロック30等と、各種の周
辺回路を有する周辺回路ブロック40とが設けられてい
る。大規模なマイコンでは、非常に多くの、また大規模
な周辺回路ブロック40を有しており、それらの各周辺
回路のテスト設計に、非常に時間がかかっていた。テス
トの際には、テストプログラムに従ってこれら多くの周
辺回路をそれぞれ動作させ、それらが期待する動作をし
ているか否かを確認している。これらの周辺回路は、複
数の基準クロックφ1〜φnのいずれかをセレクタ41
a〜44a,…で選択して動作しているため、各周辺回
路のテストを実施するとき、「TBC10から出力され
る基準クロックφ1〜φnが、現在どのような状態にあ
るか」を常に把握していなければならない。例えば、T
BC10が16ビットのアップカウンタで構成されてい
る場合、その最終段出力の最も遅い基準クロックφn
は、原振クロックφの65536発目で始めて変化する
基準クロックである。そのため、この基準クロックφn
によって動作する周辺回路をテストするには、テスト開
始の時のTBC10の出力の進み具合を把握した上で、
「現在何クロック入力したので、あと何クロック入力後
に、この周辺回路が動作開始する」というような、時間
管理が必要となる。
【0007】マイコン自体、即ちメモリブロック20や
CPUブロック30は、テストプログラムによって動作
しているため、これらもクロック数で管理され、テスト
プログラムを制御部32でデコードし、そのデコード結
果が反映されるまでのインターバル時間も計算に入れる
ことになる。テストプログラムに従い、周辺回路への起
動命令が受付けられ、実際に起動がかかるタイミング
と、TBC10から出力される基準クロックφ1〜φn
が変化するタイミングを調べなければ、各周辺回路のテ
ストができないため、テスト時の最初のシステムリセッ
ト後から、常にTBC10から出力される基準クロック
φ1〜φnの状態を意識する必要がある。それ故、一度
作成し完成した一連のテストプログラム中に、「数命令
追加したい」とか、あるいは「PWM回路43bの設定
値を変えたい」等の場合、クロック数がずれるため、全
テストプログラムを見直す必要がある。そのため、容易
にテストプログラムの修正や追加をすることができない
ばかりか、周辺回路毎にテストプログラムを作成(モジ
ュール化)し、テスト時間の短縮化等を図るために後
で、図3のように一本化することができないという問題
があった。本発明は、前記従来技術が持っていた課題と
して、マイコンの周辺回路ブロック40をテストする
際、TBC10の進度状況を常に把握していなければな
らないという問題、各周辺回路毎に独立したテストプロ
グラムを作成できないという問題(モジュール化不可
能)、及びテストプログラムの変更や追加の際に修正の
かかった箇所以降の全テストプログラムに検証やあわせ
こみが必要になるという問題を解決し、各種周辺回路の
基準クロックを生成しているTBC自体を、テスト時に
適宜リセットすることを可能としたマイコンを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、データ及びプログラムを格納するメモリ
ブロックと、前記プログラムに従いマイコン全体の動作
を制御するCPUブロックと、マイコン全体をリセット
するシステムリセット信号によりリセットされ、原振ク
ロックを分周して各種の周波数の基準クロックを発生す
るTBCと、前記基準クロックに基づき動作する複数の
周辺回路からなる周辺回路ブロックとを備え、テストプ
ログラムに基づき前記CPUブロックの制御によって前
記各ブロックのテストが連続的に行えるマイコンにおい
て、つぎのような手段を講じている。即ち、本発明で
は、周辺回路ブロック及び該周辺回路ブロック用の基準
クロックを発生するTBC等を内蔵するマイコンにおい
て、前記テストプログラムに基づく前記周辺回路のテス
ト開始時に、カウンタリセット信号によって前記TBC
をリセットするリセット手段を設けている。
【0009】
【作用】本発明によれば、以上のようにTBCを内蔵す
るマイコンを構成したので、マイコンをテストする場
合、システムリセット信号によってマイコン全体がリセ
ットされた後、テストプログラムに従ってCPUブロッ
ク、メモリブロック、及び周辺回路ブロックがテストさ
れていく。周辺回路ブロックのテストにおいて、各周辺
回路のテスト開始時に、カウンタリセット信号に基づき
リセット手段によってTBCがリセットされた後、周辺
回路のテストが行われる。そのため、周辺回路に供給さ
れる基準クロックの状況を把握し、テストすることが可
能となる。従って、前記課題を解決できるのである。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例のシングルチップマ
イコンを示す要部の機能ブロック図であり、従来の図2
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このマイコンでは、周辺回路ブロック40に対して基準
クロックφ1,φ2,…,φnを供給するためのTBC
10のリセット端子RESに、システムリセット以外で
も該TBC10に対してリセットをかけられるようなリ
セット手段を付加した点のみが、従来のマイコンと異な
っている。リセット手段は、例えば2入力ORゲート5
1で構成され、該ORゲート51の一方の入力端子にシ
ステムリセット信号SR、他方の入力端子にTBCリセ
ット用のカウンタリセット信号CRがそれぞれ入力され
ると共に、該ORゲート51の出力端子が該TBC10
のリセット端子RESに接続されている。
【0011】図4は、図1中のTBC10の構成例を示
す回路図である。このTBC10は、原振クロックφを
入力するクロック入力端子CLK、リセット端子RE
S、及びn個の基準クロックφ1〜φnを出力する出力
端子Q1〜Qnを有し、それらにn個の遅延型フリップ
フロップ(以下、D−FFという)111 ,112
…,11n が従続接続されたリセット付きのnビットア
ップカウンタで構成されている。即ち、各D−FF11
1 〜11n は、入力端子D、クロック入力端子CK、出
力端子Q、反転出力端子QN 、及びリセット端子Rをそ
れぞれ有し、前段のD−FFの出力端子Qが後段のクロ
ック入力端子CKに順次従続接続されている。各段のD
−FF111 〜11n のリセット端子Rはリセット端子
RESに共通接続され、さらに各段の出力端子Qが出力
端子Q1〜Qnにそれぞれ接続されている。このTBC
10では、クロック入力端子CLKに入力される原振ク
ロックφを各段のD−FF111 〜11n で順次シフト
することにより、該原振クロックφを1/2,1/4,
…,1/n分周し、その分周出力である基準クロックQ
1〜Qnを各段の出力端子Q1〜Qnから出力するよう
になっている。このTBC10は、リセット時に“0”
クリアされ、以後、原振クロックφが停止しない限り動
作する。
【0012】図5は、図1のTBC10に対するカウン
タリセット信号CRの供給手段の構成例を示す回路図で
ある。このカウンタリセット信号供給手段では、TBC
リセット要求命令を機械語で持ち、そのTBCリセット
要求命令を図1の制御部32内に設けられた命令デコー
ダ32aでデコードし、カウンタリセット信号CRを発
生してORゲート51の一方の入力端子に供給するよう
になっている。以上のような構成において、図3を参照
しつつマイコンのテスト動作を説明する。図1のマイコ
ンのテストを行う場合、システムリセット信号SRによ
ってメモリブロック20、CPUブロック30、及び周
辺回路ブロック40をリセットする。これと同時に、シ
ステムリセット信号SRは、ORゲート51を通してT
BC10のリセット端子RESに入力されるので、該T
BC10が“0”にリセットされる。テストプログラム
が制御部32内の命令デコーダ32aでデコードされ、
該制御部32から発生されるタイミング信号や制御信号
によってマイコンのテストが開始される。まず、テスト
プログラムに従ってCPUブロック30のテストが行わ
れ、該CPUブロック30が期待する動作を行っている
か否かが外部のテスタ等で確認される。CPUブロック
30のテストが終了すると、テストプログラムに従って
メモリブロック20のテストが行われ、それが期待する
動作をしているか否かが外部のテスタ等で確認された
後、周辺回路ブロック40のテストに移る。
【0013】TBC10では、システムリセット信号S
Rによってリセットされた後、クロック発振器1から発
生される原振クロックφを入力し、それを分周して各種
の周波数の基準クロックφ1〜φnを出力端子Q1〜Q
nから出力し、周辺回路ブロック40内のセレクタ41
a〜44aへ供給する。供給された基準クロックφ1〜
φnは、制御部32から発生する制御信号によってセレ
クタ41a〜44aで選択され、タイマ41b,42
b、PWM回路43b、及びシリアル通信回路44b等
の周辺回路へ供給される。この周辺回路ブロック40に
おいて、タイマ41bのテストを行う場合、制御部32
内の命令デコーダ32aでTBCリセット要求命令がデ
コードされ、カウンタリセット信号CRが発生する。こ
のカウンタリセット信号CRは、ORゲート51を通し
てTBC10のリセット端子RESに入力され、該TB
C10のみがリセットされる。このリセット後、テスト
プログラムに従ってタイマ41bのテストが実行され
る。そのため、タイマ41bに入力される基準クロック
の状況を把握し、テストすることが可能となる。タイマ
41bが期待する動作をしているか否かが外部のテスタ
等で確認された後、次のタイマ42bのテストへ移る。
このタイマ42bのテスト開始時においても、カウンタ
リセット信号CRによってTBC10がリセットされた
後、テストプログラムに従って該タイマ42bのテスト
が行われ、該タイマ42bが期待する動作をしているか
否かが外部のテスタ等で確認される。このタイマ42b
のテストにおいても、供給される基準クロックの状況を
把握してテストすることが可能となる。タイマ42bの
テスト終了後、前記と同様にして、PWM回路43b、
シリアル通信回路44b等の周辺回路が順次テストされ
ていき、周辺回路ブロック40のテストが終了する。図
3のブロックで期待する動作をしていない箇所があれ
ば、テスト対象となるマイコンを不良品として処理す
る。
【0014】以上のように、本実施例では、周辺回路ブ
ロック40に基準クロックφ1〜φnを供給するTBC
10に、システムリセット信号SRによるシステムリセ
ットとは別に、カウンタリセット信号CRによって該T
BC10のみにリセットをかけられるORゲート51を
設けている。そのため、周辺回路ブロック40内のタイ
マ41b,42b等の周辺回路のテスト時に、適宜TB
C10をリセットでき、該周辺回路用のテストプログラ
ムのモジュール設計を可能とし、またそのテストプログ
ラムの追加や削減も容易になる。従って、近年、デバイ
ス設計技術やCAD(Computer-aided design )技術の
進歩によって多くなってきているカスタムマイコン(A
SICマイコン)のように、ユーザ先の選択による周辺
回路の選定、あるいはユーザオリジナル周辺回路の追加
が行われるマイコンのテスト設計において、その効果が
極めて大きい。
【0015】図6は、図1のTBC10に対する他のカ
ウンタリセット信号供給手段の構成例を示す回路図であ
る。このカウンタリセット信号供給手段では、TBCリ
セット信号等を入力する端子52と、テスト設定あるい
は2次機能設定用のレジスタ53と、該レジスタ53の
出力を反転するインバータ54と、該インバータ54の
出力によって開閉制御される2入力ANDゲート55
と、該レジスタ53の出力によって開閉制御される2入
力ANDゲート56とが設けられ、該ANDゲート56
の出力端子が2入力ORゲート51の一方の入力端子に
接続されている。このカウンタリセット信号供給手段で
は、図1の制御部32によって制御されるレジスタ53
がテストモードを持ち、該レジスタ53によるテスト設
定時にANDゲート56が開き、所定の端子52がTB
Cリセット入力端子となる。そのため、この端子52か
らカウンタリセット信号CRを入力すれば、それがAN
Dゲート56を通してORゲート51へ送られ、該OR
ゲート51からTBC10のリセット端子RESへ入力
され、該TBC10がリセットされる。
【0016】また、このカウンタリセット信号供給手段
の他の用途としては、図1の制御部32で制御されるレ
ジスタ53を用いてマイコンの汎用ポートの2次機能を
設定し、その2次機能の設定時にのみANDゲート56
を開き、端子52をTBCリセット入力端子としてカウ
ンタリセット信号の入力を可能にしてもよい。端子52
は、レジスタ53によって1次機能が設定されると、一
方のANDゲート56が閉じ、他方のANDゲート55
が開く。すると、端子52がANDゲート55の出力端
子と導通し、該端子52から入力される1次機能用の信
号が、該ANDゲート55からマイコンの内部回路へ供
給される。なお、本発明は上記実施例に限定されず、種
々の変形が可能である。その変形例としては、例えば次
のようなものがある。 (a) TBC10に対するリセット手段は、システム
リセット時以外で、カウンタリセット信号CRによって
TBC自体にリセットをかける構成であればよく、その
構成は図5及び図6以外の種々の構成が適用できる。例
えば、専用のTBCリセット入力端子を設け、そのTB
Cリセット入力端子を図1のORゲート51の一方の入
力端子に接続したり、あるいは該TBCリセット入力端
子をTBC10に直接接続して該TBC10をリセット
可能な回路構成に変更してもよい。また、図4のTBC
10の回路は、他のフリップフロップ等を用いた回路構
成に変更してもよい。 (b) TBC10が設けられるマイコンの全体構成
は、図1以外の他の構成に変更してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、マイコン内の周辺回路に基準クロックを供給する
ためのTBCに、マイコン自体のリセット時(即ち、シ
ステムリセット時)以外でも、カウンタリセット信号に
よってリセットをかけられるリセット手段を設けたの
で、周辺回路のテスト時に、適宜TBCをリセットで
き、周辺回路用テストプログラムのモジュール設計が可
能となり、その上、該テストプログラムの追加や削減も
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシングルチップマイコンを示
す要部の機能ブロックである。
【図2】従来のシングルチップマイコンを示す要部の機
能ブロック図である。
【図3】図2のテスト動作を示す図である。
【図4】図1中のTBCの構成例を示す回路図である。
【図5】図1のカウンタリセット信号供給手段の構成例
を示す回路図である。
【図6】図1の他のカウンタリセット信号供給手段の構
成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 クロック発振器 10 タイムベースカウ
ンタ(TBC) 111 ,112 ,…,11n D−FF 20 メモリブロック 30 CPUブロック 31 演算部 32 制御部 32a 命令デコーダ 33 レジスタ部 40 周辺回路ブロック 41a,42a,43a,44a セレクタ 41b,42b タイマ 43b PWM回路 44b シリアル通信回路 51 ORゲート 52 端子 53 レジスタ 54 インバータ 55,56 ANDゲート CLK クロック入力端子 CR カウンタリセット
信号 Q1,Q2,…,Qn 出力端子 RES リセット端子 SR システムリセット
信号 φ 原振クロック φ1,φ2,…,φn 基準クロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ及びプログラムを格納するメモリ
    ブロックと、前記プログラムに従いマイクロコンピュー
    タ全体の動作を制御する中央処理装置ブロックと、マイ
    クロコンピュータ全体をリセットするシステムリセット
    信号によりリセットされ、原振クロックを分周して各種
    の周波数の基準クロックを発生するタイムベースカウン
    タと、前記基準クロックに基づき動作する複数の周辺回
    路からなる周辺回路ブロックとを備え、テストプログラ
    ムに基づき前記中央処理装置ブロックの制御によって前
    記各ブロックのテストが連続的に行えるマイクロコンピ
    ュータにおいて、 前記テストプログラムに基づく前記周辺回路のテスト開
    始時に、カウンタリセット信号によって前記タイムベー
    スカウンタをリセットするリセット手段を、設けたこと
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
JP5168848A 1993-07-08 1993-07-08 マイクロコンピュータ Withdrawn JPH0728662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168848A JPH0728662A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 マイクロコンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5168848A JPH0728662A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 マイクロコンピュータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728662A true JPH0728662A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15875667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5168848A Withdrawn JPH0728662A (ja) 1993-07-08 1993-07-08 マイクロコンピュータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728662A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725387B1 (en) * 2000-04-28 2004-04-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for causing computer system interconnection to be in the same state each time test code is executed
JP2019152951A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 オムロン株式会社 故障診断システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725387B1 (en) * 2000-04-28 2004-04-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for causing computer system interconnection to be in the same state each time test code is executed
JP2019152951A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 オムロン株式会社 故障診断システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4870562A (en) Microcomputer capable of accessing internal memory at a desired variable access time
JPH08278883A (ja) マイクロプロセッサ
US5535376A (en) Data processor having a timer circuit for performing a buffered pulse width modulation function and method therefor
JPH0728662A (ja) マイクロコンピュータ
JP2002007156A (ja) マイクロプロセッサ
JP5141151B2 (ja) 動的再構成回路およびループ処理制御方法
JP2002508562A (ja) ジッターのない命令の実行
JPS6160460B2 (ja)
García et al. A microprogrammed approach for implementing statecharts
JP2822777B2 (ja) マイクロコンピュータ
JPH03217988A (ja) 1チップマイクロコンピュータ
JP3463666B2 (ja) 半導体集積回路とその検査方法
JP2001066352A (ja) 半導体集積回路のテスト方法と半導体集積回路
JP2004127058A (ja) テスト回路および半導体装置
JPH03191406A (ja) マイクロコンピュータ
JPH0716188Y2 (ja) テストモード指定回路
JPS61112248A (ja) テスト容易な論理大規模集積回路
JP2777133B2 (ja) 中央演算処理装置
JP2000122846A (ja) 集積回路装置
JPH04255028A (ja) マイクロプロセッサ
JP3977894B2 (ja) データ処理システムおよび柔軟なリセット設定方法
JPH0831053B2 (ja) マイクロプログラム制御装置
JPH0290239A (ja) マイクロプロセッサの機能評価装置
US20020083220A1 (en) Microcomputer
JP2001042967A (ja) マイクロコンピュータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003