JP3463666B2 - 半導体集積回路とその検査方法 - Google Patents

半導体集積回路とその検査方法

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JP3463666B2 JP2000322303A JP2000322303A JP3463666B2 JP 3463666 B2 JP3463666 B2 JP 3463666B2 JP 2000322303 A JP2000322303 A JP 2000322303A JP 2000322303 A JP2000322303 A JP 2000322303A JP 3463666 B2 JP3463666 B2 JP 3463666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路と
その検査方法の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な携帯小型機器が急速に浸透
しており、それらの動作を司る半導体集積回路はクロッ
ク信号で制御が行われている。クロック信号の発生には
発振子等が用いられている。この発振子は発振開始時に
不安定な周波数を発振することが認められており、不安
定なクロックを半導体集積回路内に供給すると、半導体
集積回路自体が誤動作する恐れがある。これを解決する
ために、図8に示す従来の半導体集積回路1は、発振子
2を外部入力とするクロック発生器3と、前記クロック
発生器3から発生されたクロック信号4を計数するカウ
ンタ部5と、前記カウンタ部5の出力信号6に従ってセ
ット状態になるRSフリップフロップ7と、前記RSフリッ
プフロップ7の出力信号8と前記クロック発生器3の出
力信号4とを入力とするANDゲート回路9と、前記ANDゲ
ート回路9の出力10をクロック信号とするプロセッサ
部11とを備え、前記プロセッサ部11からの出力であ
るクロック制御信号12によって前記クロック発生器3
の動作を停止させて、カウンタ部5とフリップフロップ
7をリセットする構成をとっていた。この構成により、
発振の立ち上がり時は、クロック発生器3で発生したク
ロック信号4をカウンタ部5で計数し、一定値を計数し
たらRSフリップフロップ7をセットしてANDゲート回
路9の入力を'L'から'H'にすることで、クロック発生
器2で発生したクロックをプロセッサ部11に供給する
ようにしていた。また、発振の停止時は、プロセッサ部
11からのクロック制御信号12によってフリップフロ
ップ7をリセットしてクロック発生器2の発振を止めて
プロセッサ部11へのクロック供給をストップしていた
(特許第1434712号)。
【0003】カウンタ部5は、不安定な周波数のクロッ
クを入力しても誤動作しないように、図9に示すような
非同期カウンタで構成する場合がある。非同期カウンタ
を構成するフリップフロップ20は、信号4をクロック
として入力しNQ出力22を自身のD入力とする。フリ
ップフロップ23は、信号22をクロックとして入力し
NQ出力24を自身のD入力とする。他のフリップフロ
ップも同様である。最上位のフリップフロップ30のN
Q信号がカウンタ部の出力信号6である。
【0004】一方、一般的にクロックに同期した半導体
集積回路は、その検査方法としてスキャンテストによる
方法が用いられる。しかし、カウンタ部5を図9に示す
ような非同期カウンタで構成した場合、付加回路を追加
しない限り、スキャンテストでの検査方法が適用できな
い。そこで、図8に示す半導体集積回路を検査する場合
は、まず非同期カウンタの検査を行い、その後プロセッ
サ部のスキャンテストを行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロッ
ク制御信号12とカウンタ部5の出力信号6はクロック
信号4に対して多少の遅延がある。したがって、図8の
半導体集積回路1はプロセッサ部11へのクロック供給
が開始または停止するタイミング(図10のT1のタイ
ミングやT2のタイミング)でプロセッサ部11に供給
するクロック10が極小パルスとなる場合があり、プロ
セッサ部11が誤動作する問題があった。
【0006】また、図8の半導体集積回路1のカウンタ
部5が図9に示すような非同期カウンタである場合は、
検査としてスキャンテストだけでなく、非同期カウンタ
の検査を順番に行う必要があり、検査時間が増大する問
題があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、プロセッサ部へのクロックに極小パルス
が発生しない半導体集積回路と、非同期カウンタが含ま
れている回路であっても検査時間を短縮させることがで
きる半導体集積回路の検査方法を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、 請求項1に記載の半導体集積回路は、通常動作状
態と検査状態のどちらであるかを設定する外部入力信号
ピンと、クロック制御信号を出力するプロセッサ部と、
前記外部入力信号ピンの状態が通常動作状態であれば前
記クロック制御信号を出力し検査状態であれば固定値を
出力する第1のゲート回路と、前記第1のゲート回路か
らの信号の変化タイミングを制御して出力する信号制御
部と、前記信号制御部が出力する信号をコントロール入
力としてクロックを発生する発振回路部と、前記発振回
路部が発生するクロックの数を計数して所定値を計数し
たら計数完了信号を発生するカウンタ部と、前記第1の
ゲート回路の出力信号と前記カウンタ部の計数完了信号
と前記発振回路部のクロック信号とを入力としてクロッ
クに同期した制御信号を出力するゲート制御部と、前記
発振回路部からのクロック信号と前記ゲート制御部から
の制御信号とを入力して前記ゲート制御部からの制御信
号によって次段へのクロック供給を制御する第2のゲー
ト回路と、前記外部入力信号ピンの信号が通常動作状態
のときは前記第2のゲート回路からのクロックを前記プ
ロセッサ部のクロックとし前記外部入力信号ピンの信号
が検査状態のときは前記発振回路部のクロック信号を前
記プロセッサ部のクロックとするセレクタと、前記第2
のゲート回路の出力信号をモニタする外部出力信号ピン
とを備えた構成をとる。この構成により、外部入力信号
ピンを通常動作状態としたときは、ゲート制御部でクロ
ックに同期させた制御信号を第2のゲート回路に入力す
ることができるので、プロセッサ部のクロック入力に極
小パルスが発生せず、外部入力信号ピンを検査状態とし
たときは、セレクタを用いてプロセッサ部のクロックを
発振回路部から供給しながら、カウンタ部の計数完了後
に発振を開始する第2のゲート回路の出力を、外部出力
信号ピンでモニタできる半導体集積回路を実現すること
ができる。
【0010】請求項に記載の半導体集積回路の検査方
法は、請求項に記載の半導体集積回路の検査方法であ
り、前記外部入力信号ピンの状態を検査状態に設定し
て、発振回路部からのクロックでプロセッサ部のスキャ
ンテストを行うと同時に外部出力信号ピンをモニタする
ことでカウンタ部のテストを行うことを特徴とする。こ
の方法により、プロセッサ部のスキャンテストとカウン
タ部のテストとを順番に行う必要がないので、半導体集
積回路の検査時間を短縮させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は、本発明を適用し
た半導体集積回路の一構成例を示している。半導体集積
回路200は、発振回路部201と、カウンタ部202
と、ゲート制御部203とゲート回路204とプロセッ
サ部205と信号制御部206とで構成する。
【0013】発振回路部201は発振子210を外付け
にしており、クロック信号211を出力する。
【0014】プロセッサ部205は、クロック停止要求
時は'L'、クロック発振要求時は'H'であるクロック制
御信号212を出力する。
【0015】信号制御部206は、フリップフロップ2
20とフリップフロップ221とゲート回路222とで
構成する。フリップフロップ220は信号211をクロ
ックとして入力し、信号212をD入力として信号22
3を出力する。フリップフロップ221は信号211を
クロックとして入力し、信号223をD入力として信号
224を出力する。ゲート回路222は信号212と信
号224を入力として、そのOR論理である信号225
を出力する。
【0016】カウンタ部202は、図9に示すような非
同期カウンタで構成し、信号211をクロックとして入
力し、信号223をリセットとして入力し、信号231
を出力する。
【0017】ゲート制御部203は、フリップフロップ
240とフリップフロップ241とで構成する。フリッ
プフロップ240は信号231をクロックとして入力
し、信号223をリセットとして入力し、'H'信号をデ
ータ入力としてQ出力242を発生する。フリップフロ
ップ240は信号211をクロックとして入力し、信号
242をリセットとして入力し、信号212をデータ入
力としてNQ出力243を発生する。
【0018】ゲート回路204は、信号211と信号2
43を入力してそのOR論理である信号250を出力す
る。
【0019】次に、本実施の形態1にある半導体集積回
路200の動作を、具体例(A:プロセッサ部からのク
ロック制御信号212が'L'から'H'に変化したとき、
B:プロセッサ部からのクロック制御信号212が'H'
から'L'に変化したとき)を挙げて説明する。
【0020】A:プロセッサ部からのクロック制御信号
212が'L'から'H'に変化したとき(クロック開始
時) 図2を用いて説明する。
【0021】クロック制御信号212がT1のタイミン
グで'H'になると、ゲート回路222の出力信号225
も'H'となり、発振回路部201はクロック信号211
を発生する。クロック信号211の発振開始を受けて、
カウンタ部202が計数を始め、T2のタイミングでカ
ウンタ部の最上位桁の出力信号231が発生する。これ
に応じて、フリップフロップ240はT3のタイミング
で信号242を'L'から'H'とする。これによりフリッ
プフロップ241のリセットが解除され、T4のタイミ
ングで信号243が'H'から'L'となる。これにより、
ゲート回路204を通してプロセッサ部205へクロッ
クが供給される。
【0022】以上のように、図1の構成をとることで、
クロック211に同期した信号243をゲート回路20
4の入力にするので、クロック制御信号が'L'から'H'
へ変化したときでも極小パルスが発生しない半導体集積
回路を提供することができる。
【0023】B:プロセッサ部からのクロック制御信号
212が'H'から'L'に変化したとき(クロック停止
時) 図3を用いて説明する。
【0024】図3のT1のタイミングでクロック制御信
号212が'H'から'L'に変化する。これに応じてT2
のタイミングで信号223が'H'から'L'に変化し、信
号243が'L'から'H'に変化する。これにより、信号
250は極性'H'の定常状態となりプロセッサ部へのク
ロック供給が停止する。発振回路部201は信号225
が'H'から'L'となるT3のタイミングで停止する。
【0025】以上のように、図1の構成をとることで、
クロック制御信号212の変化のタイミングを信号制御
部206で遅らせている間にクロック211で同期させ
た信号243をゲート回路204に入力することができ
るので、クロック制御信号が'H'から'L'へ変化したと
きでも極小パルスが発生しない半導体集積回路を提供す
ることができる。
【0026】(実施の形態2)図4では、本発明を適用
した半導体集積回路の一構成例を示している。半導体集
積回路300は、発振回路部301と、カウンタ部30
2と、ゲート制御部303とゲート回路304とプロセ
ッサ部305と信号制御部306と外部入力信号ピン3
07と外部出力信号ピン308とセレクタ309とゲー
ト回路313とで構成する。
【0027】発振回路部301は、通常動作時は発振子
外付け、検査状態時は半導体テスタからの安定したクロ
ックを入力すること想定し、クロック信号311を出力
する。
【0028】プロセッサ部305は、クロック停止要求
時は'L'、クロック発振要求時は'H'であるクロック制
御信号312を出力する。
【0029】外部入力信号ピン307は、通常動作状態
のときに'L'、検査状態のとき'H'を入力し、信号31
5を発生する。
【0030】ゲート回路313は、信号312と信号3
15とを入力として、そのOR論理である信号316を
出力する。
【0031】信号制御部306は、フリップフロップ3
20とフリップフロップ321とゲート回路322とで
構成する。フリップフロップ320は信号311をクロ
ックとして入力し、信号316をD入力として信号32
3を出力する。フリップフロップ321は信号311を
クロックとして入力し、信号323をD入力として信号
324を出力する。ゲート回路322は信号316と信
号324を入力として、そのOR論理である信号325
を出力する。
【0032】カウンタ部302は、図9に示すような非
同期カウンタで構成する。信号311をクロックとして
入力し、信号323をリセットとして入力し、信号33
1を出力する。
【0033】ゲート制御部303は、フリップフロップ
340とフリップフロップ341とで構成する。フリッ
プフロップ340は信号331をクロックとして入力
し、信号323をリセットとして入力し、'H'信号をデ
ータ入力としてQ出力342を発生する。フリップフロ
ップ340は信号311をクロックとして入力し、信号
342をリセットとして入力し、信号316をデータ入
力としてNQ出力343を発生する。
【0034】ゲート回路304は、信号311と信号3
43を入力してそのOR論理である信号350を出力す
る。
【0035】外部出力信号ピン308は、信号350を
出力とする。
【0036】セレクタ309は、信号315を制御信号
として、信号315が'H'であれば入力信号311を、
信号315が'L'であれば入力信号350を選択し、選
択した信号を出力信号351とする。
【0037】次に、本実施の形態2にある半導体集積回
路300の動作を、3つの具体例(A:外部入力信号3
07が'L'で、プロセッサ部からのクロック制御信号3
12が'L'から'H'に変化したとき、B:外部入力信号
307が'L'で、プロセッサ部からのクロック制御信号
312が'H'から'L'に変化したとき、C:外部入力信
号307が'H'の場合)を挙げて説明する。 A:外部入力信号307が'L'で、プロセッサ部からの
クロック制御信号312が'L'から'H'に変化したとき
(通常動作状態でのクロック開始時) 図5を用いて説明する。
【0038】クロック制御信号312がT1のタイミン
グで'H'になると、ゲート回路313の出力316とゲ
ート回路322の出力信号325も'H'となり、発振回
路部301はクロック信号311を発生する。クロック
信号311の発振開始を受けて、カウンタ部302が計
数を始め、T2のタイミングでカウンタ部の最上位桁の
出力信号331が発生する。これに応じて、フリップフ
ロップ340はT3のタイミングで信号342を'L'か
ら'H'とする。これによりフリップフロップ341のリ
セットが解除され、T4のタイミングで信号343が'
H'から'L'となる。これにより、ゲート回路304の
出力信号350はクロックとなる。信号315が'L'で
あるのでセレクタ309の出力351もクロックとな
り、プロセッサ部305へクロックが供給される。
【0039】以上のように、図4の構成をとることで、
外部入力信号307が'L'の場合に、クロック311に
同期した信号343をゲート回路304の入力にするの
で、クロック制御信号が'L'から'H'へ変化したときで
も極小パルスが発生しない半導体集積回路を提供するこ
とができる。
【0040】B:外部入力信号307が'L'で、プロセ
ッサ部からのクロック制御信号312が'H'から'L'に
変化したとき(通常動作状態でのクロック停止時) 図6を用いて説明する。
【0041】図6のT1のタイミングでクロック制御信
号212が'H'から'L'に変化する。これに応じてT2
のタイミングで信号316が'H'から'L'に変化する。
これに応じてT3のタイミングで信号323が'H'か
ら'L'に変化し、信号343が'L'から'H'に変化す
る。これにより、信号350は'H'固定となる。外部入
力信号307は'L'であるので、セレクタ309は信号
350を選択し、出力351が'H'固定となる。よって
プロセッサ部へのクロック供給が停止する。発振回路部
301はそのコントロール信号325が'H'から'L'と
なるT4のタイミングで停止する。
【0042】以上のように、図4の構成をとることで、
外部入力信号307が'L'の場合に、クロック制御信号
312の変化のタイミングを信号制御部306で遅らせ
ている間にクロック311で同期させた信号343をゲ
ート回路304に入力することができるので、クロック
制御信号が'H'から'L'へ変化したときでも極小パルス
が発生しない半導体集積回路を提供することができる。
【0043】C:外部入力信号307が'H'のとき(検
査状態時) 図7を用いて説明する。
【0044】T1のタイミングで電源投入時、信号31
5は'H'であるので、ゲート回路313の出力信号31
6は'H'固定となる。よってゲート回路322の出力信
号325も'H'となり、発振回路部301はクロック信
号311を発生する。クロック信号311は、半導体テ
スタからの安定なクロックである。セレクタ309は信
号311を選択しているので、セレクタの出力351は
クロックとなり、プロセッサ部305へ供給される。
【0045】一方、クロック信号311の発振開始を受
けて、カウンタ部302が計数を始め、T2のタイミン
グでカウンタ部の最上位桁の出力信号331が発生す
る。これに応じて、フリップフロップ340はT3のタ
イミングで信号342を'L'から'H'にする。これによ
りフリップフロップ341のリセットが解除され、T4
のタイミングで信号343が'H'から'L'となる。これ
により、ゲート回路304の出力350はクロックとな
る。
【0046】以上のように、図4の構成をとることで、
外部入力信号307が'H'の場合に、電源投入時からプ
ロセッサ部305へクロックを供給しつつ、カウンタ部
302の計数完了後に発振を開始する信号350を外部
出力信号ピン308でモニタできる半導体集積回路を提
供することができる。
【0047】(実施の形態3)本発明を適用した半導体
集積回路の一構成例である図4の回路は、外部入力信号
ピン307への入力が'H'の場合に、電源投入時からプ
ロセッサ部305へクロックを供給しつつ、カウンタ部
302の計数終了後のクロック信号350を外部出力信
号ピン308でモニタできる。そこで、プロセッサ部3
05のスキャンテストを行いながら、カウンタ部302
で計数が終わった時刻に外部出力信号ピン308からク
ロックが出力されれば、カウンタ部302が正常に動作
していることになる。
【0048】この方法により、プロセッサ部のスキャン
テストとカウンタ部のテストとを順番に行う必要がない
ので、半導体集積回路の検査時間を短縮させることがで
きる。
【0049】なお、本実施の形態1において、クロック
制御信号212の極性が'H'のときにクロック動作状
態、'L'のときにクロック停止状態としたが、極性が逆
であってもクロック極性信号212の受け側にインバー
タを付加するだけでいいので、クロック制御信号212
の極性に何ら意味を有さない。
【0050】また、本実施の形態1において、発振停止
時の信号250の極性は'H'であるが、'L'にしたいと
きはフリップフロップ241のQ出力を信号243とし
て、ゲート回路204をNANDゲート回路に変えれば
いいだけである。
【0051】また、本実施の形態1において、発振回路
部201のコントロール信号225の極性を変えたいと
きは、ゲート回路222としてNORゲート回路を用い
ればいいだけである。
【0052】また、本実施の形態2において、外部入力
信号ピン307からの入力の極性が、通常動作時に'
L'、検査状態時に'H'としているが、この極性を逆に
したいときは、セレクタ309の入力信号を入れ替え、
ゲート回路313をANDゲートに変えればいいだけで
ある。
【0053】
【発明の効果】上記発明の実施の形態で詳細に説明した
ように、本発明の半導体集積回路は、クロック制御信号
を出力するプロセッサ部と、前記クロック制御信号の変
化タイミングを制御して出力する信号制御部と、前記信
号制御部が出力する信号をコントロール入力としてクロ
ックを発生する発振回路部と、前記発振回路部が発生す
るクロックの数を計数して所定値を計数したら計数完了
信号を発生するカウンタ部と、前記クロック制御信号と
前記カウンタ部の計数完了信号と前記発振回路部の出力
クロックとを入力としてクロックに同期した制御信号を
出力するゲート制御部と、前記発振回路部からのクロッ
ク信号と前記ゲート制御部からの制御信号とを入力して
前記ゲート制御部からの制御信号によってプロセッサ部
へのクロック供給を制御するゲート回路とを備えた構成
によって、ゲート制御部でクロックに同期させた制御信
号をゲート回路に入力することができるので、プロセッ
サ部のクロック入力に極小パルスが入らない半導体集積
回路を実現することができる。
【0054】また、本発明の半導体集積回路は、通常動
作状態と検査状態のどちらであるかを設定する外部入力
信号ピンと、クロック制御信号を出力するプロセッサ部
と、前記外部入力信号ピンの状態が通常動作状態であれ
ば前記クロック制御信号を出力し検査状態であれば固定
値を出力する第1のゲート回路と、前記第1のゲート回
路からの信号の変化タイミングを制御して出力する信号
制御部と、前記信号制御部が出力する信号をコントロー
ル入力としてクロックを発生する発振回路部と、前記発
振回路部が発生するクロックの数を計数して所定値を計
数したら計数完了信号を発生するカウンタ部と、前記第
1のゲート回路の出力信号と前記カウンタ部の計数完了
信号と前記発振回路部のクロック信号とを入力としてク
ロックに同期した制御信号を出力するゲート制御部と、
前記発振回路部からのクロック信号と前記ゲート制御部
からの制御信号とを入力して前記ゲート制御部からの制
御信号によって次段へのクロック供給を制御する第2の
ゲート回路と、前記外部入力信号ピンの信号が通常動作
状態のときは前記第2のゲート回路からのクロックを前
記プロセッサ部のクロックとし、前記外部入力信号ピン
の信号が検査状態のときは前記発振回路部のクロック信
号を前記プロセッサ部のクロックとするセレクタと、前
記第2のゲート回路の出力信号をモニタする外部出力信
号ピンとを備えた構成よって、外部入力信号ピンを通常
動作状態としたときは、ゲート制御部でクロックに同期
させた制御信号を第2のゲート回路に入力することがで
きるので、プロセッサ部のクロック入力に極小パルスが
発生せず、外部入力信号ピンを検査状態としたときは、
セレクタを用いてプロセッサ部のクロックを発振回路部
より供給しつつ、カウンタ部の計数完了後に発振を開始
する第2のゲート回路の出力を、外部出力信号ピンでモ
ニタできる半導体集積回路を実現することができる。
【0055】また、本発明の半導体集積回路の検査方法
は、プロセッサ部のスキャンテストとカウンタ部のテス
トを同時に行うことを特徴とし、プロセッサ部のスキャ
ンテストとカウンタ部のテストとを順番に行う必要がな
いので、半導体集積回路の検査時間を短縮させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における半導体集積回路
の一例を示す図
【図2】実施の形態1(A)を説明するさいに使用す
る、タイミングチャート
【図3】実施の形態1(B)を説明するさいに使用す
る、タイミングチャート
【図4】本発明の実施の形態2における半導体集積回路
一例を示す図
【図5】実施の形態2(A)を説明するさいに使用す
る、タイミングチャート
【図6】実施の形態2(B)を説明するさいに使用す
る、タイミングチャート
【図7】実施の形態2(C)を説明するさいに使用す
る、タイミングチャート
【図8】従来の半導体集積回路を示す図
【図9】非同期カウンタを示す図
【図10】従来の半導体集積回路の動作を説明する際に
使用する、タイミングチャート
【符号の説明】
200 半導体集積回路 201 発振回路部 202 カウンタ部 203 ゲート制御部 204 ゲート回路 205 プロセッサ部 206 信号制御部 210 発振子 211 発振回路部の出力信号 250 プロセッサ部に供給するクロック信号 300 半導体集積回路 301 発振回路部 302 カウンタ部 303 ゲート制御部 304 第2のゲート回路 305 プロセッサ部 306 信号制御部 307 外部信号入力ピン 308 外部信号出力ピン 309 セレクタ 310 発振子または半導体テスタ内の発振器 311 発振回路部の出力信号 312 クロック制御信号 313 第1のゲート回路 315 通常動作状態か検査状態を示す信号 350 カウンタ部302の計数終了後のクロック信号 351 プロセッサ部に供給するクロック信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−236019(JP,A) 実開 平2−49224(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G06F 1/04 - 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常動作状態と検査状態のどちらである
    かを設定する外部入力信号ピンと、 クロック制御信号を出力するプロセッサ部と、 前記外部入力信号ピンの状態が通常動作状態であれば前
    記クロック制御信号を出力し検査状態であれば固定値を
    出力する第1のゲート回路と、 前記第1のゲート回路からの信号の変化タイミングを制
    御して出力する信号制御部と、 前記信号制御部が出力する信号をコントロール入力とし
    てクロックを発生する発振回路部と、 前記発振回路部が発生するクロックの数を計数して所定
    値を計数したら計数完了信号を発生するカウンタ部と、 前記第1のゲート回路の出力信号と前記カウンタ部の計
    数完了信号と前記発振回路部のクロック信号とを入力と
    してクロックに同期した制御信号を出力するゲート制御
    部と、 前記発振回路部からのクロック信号と前記ゲート制御部
    からの制御信号とを入力して前記ゲート制御部からの制
    御信号によって次段へのクロック供給を制御する第2の
    ゲート回路と、 前記外部入力信号ピンの信号が通常動作状態のときは前
    記第2のゲート回路からのクロックを前記プロセッサ部
    のクロックとし前記外部入力信号ピンの信号が検査状態
    のときは前記発振回路部のクロックを前記プロセッサ部
    のクロックとするセレクタと、 前記第2のゲート回路の出力信号をモニタする外部出力
    信号ピンとを有する半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、前記外部入力信号ピンの状態を検査状態に設定し、
    プロセッサ部のスキャンテストとカウンタ部のテストを
    同時に行うことを特徴とする半導体集積回路の検査方
    法。
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