JP2954199B1 - 発振制御回路 - Google Patents

発振制御回路

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JP2954199B1
JP2954199B1 JP10270676A JP27067698A JP2954199B1 JP 2954199 B1 JP2954199 B1 JP 2954199B1 JP 10270676 A JP10270676 A JP 10270676A JP 27067698 A JP27067698 A JP 27067698A JP 2954199 B1 JP2954199 B1 JP 2954199B1
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Abstract

【要約】 【課題】異なる発振周波数の発振回路を備えこれらを切
り替えて使用するマイクロコンピュータにおいてスタン
バイモード解除時に発振回路の発振安定待ち時間を短縮
する発振制御回路の提供。 【解決手段】通常動作モードのクロックを生成する発振
回路1と、スタンバイモード時のクロックを生成する発
振回路2と、クロック信号CLK1、CLK2を選択出
力するセレクタ4と、セレクタの切替を制御し発振回路
1の動作開始/停止を制御するクロック制御回路3と、
発振回路1の発振再開時に、発振回路2で生成されたク
ロック信号CLK2のエッジを検出するエッジ検出回路
5と、トランスファゲート6と、コンデンサ7と、を備
え、発振回路1の発振再開直後に発振回路1に与えられ
た、クロック信号CLK2の立ち下がりエッジは発振回
路1の発振過渡状態において容量カップリングの作用に
よって発振のきっかけを与え発振成長を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振制御回路に関
し、特に互いに異なる発振周波数の複数の発振回路を備
えたマイクロコンピュータにおいて、発振回路切替時の
発振安定待ち時間を短縮する発振制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】省電力モード(スタンバイモード)を有
するマイクロコンピュータにおいて、周波数の異なる発
振回路を2つ備え、スタンバイモード時に、通常動作時
よりも周波数の低い発振回路からのクロック信号に切り
替えてCPU等に供給し、スタンバイモード解除後は、
通常動作用の発振回路からクロックで駆動するようにし
た発振制御が知られている。この場合、スタンバイモー
ド解除時、通常動作用の周波数の発振回路が発振開始後
安定に発振するまでの時間、CPUには、通常動作用の
周波数のクロックを供給することはできない。
【0003】発振を開始してから安定発振するまでの発
振安定待ち時間を短縮するための発振回路としては、発
振回路のインバータのゲインを大きくすることによっ
て、発振成長を早め、発振待ち時間の短縮を図るという
手法が、従来より、一般的に用いられている。
【0004】しかしながら、インバータのゲインを大き
くすると、消費電力が増大するという問題点を有してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この問題点を解決する
ために、例えば特開平9−93040号公報には、水晶
発振回路に対して補助的に設けられている自励発振回路
から生成されるクロックを供給して発振を加速し、発振
安定待ち時間を、短縮する発振制御回路が提案されてい
る。
【0006】図5に示すように、水晶発振回路52に
は、その発振開始時から水晶発振子64の平均発振安定
時間がカウントされるまでの間、自励発振回路53から
生成されたクロックが供給され続け、水晶発振回路52
の発振を促進する。
【0007】しかし、異なる周波数の発振回路を有する
回路に適用しようとした場合、発振開始時に、補助的な
発振回路から連続したクロックを供給することは、必ず
しも発振回路の発振を促進することにはならない。
【0008】例えば、図6の時刻Aのように、高い周波
数の発振回路は、LowからHighへ、低い周波数の
発振回路はHighからLowへと変化する場合は、発
振成長が妨げられるという作用が生ずる。
【0009】さらに、水晶発振回路52において生成さ
れたクロックをカウントして出力するタイマ(1)55
と、自励発振回路53において生成されたクロックをカ
ウントして出力するタイマ(2)56、および水晶発振
回路52の発振動作が安定したかどうかの判定回路60
が必要とされ、回路規模が大きくなる、という問題点も
ある。
【0010】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、異なる発振周波
数の発振回路を備え、これらを切り替えて使用するマイ
クロコンピュータにおいて、簡易な構成により、CPU
のスタンバイモード解除時に発振回路の発振安定待ち時
間を短縮する、発振制御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の発振制御回路は、互いに発振周波数の異なる第1、
第2の発振回路を備え、前記第1の発振回路が発振停
止、前記第2の発振回路が発振状態にあるとき、前記第
1の発振回路の発振開始信号を受けて、前記第2の発振
回路からの発振出力の信号の立ち上がり又は立ち下がり
の一方の遷移エッジをコンデンサを介した容量カップリ
ングによって前記第1の発振回路に供給し、過渡状態に
ある前記第1の発振回路に発振のきっかけを与え発振成
長を促進するようにしたものである。
【0012】また本発明は、互いに発振周波数の異なる
第1、第2の発振回路を備え、前記第1の発振回路が発
振停止、前記第2の発振回路が発振状態にあるとき、前
記第1の発振回路の発振開始信号を受けた際に、前記第
2の発振回路からの発振出力を入力し該発振出力の立ち
上がり又は立ちがりの一方の遷移エッジタイミングを
アクティブ期間中に含む制御信号を出力するエッジ検出
手段を備え、前記第2の発振回路の出力が、コンデンサ
及び第1のスイッチを介して前記第1の発振回路の入力
端に接続され、前記エッジ検出手段が出力する制御信号
を受けて前記第1のスイッチがオンし、その間、前記第
2の発振回路からの発振出力の立ち上がり又は立ち下が
りの一方のエッジが、前記コンデンサを介した容量カッ
プリングによって前記第1の発振回路に供給され、過渡
状態にある前記第1の発振回路に発振のきっかけを与え
発振成長を促進するように構成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、周波数の異なる二つの発振回路を備
え、CPUの動作モード(通常動作モードおよび、スタ
ンバイモード)に応じてその二つの発振回路から生成さ
れるクロックを切り替えて使用するマイクロコンピュー
タにおける発振回路の部分に、CPUがスタンバイモー
ドから通常動作モードに復帰し、スタンバイモードの間
停止していた比較的高周波数の発振回路が発振を再開す
る際に、その発振成長を促進するための回路を備えたも
のである。
【0014】本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、図1を参照すると、通常動作モード時の第1のクロ
ック(CLK1)を生成し、スタンバイモード時に発振
を停止し、スタンバイモードを解除し通常動作モード復
帰時に発振を再開する第1の発振回路(1)と、スタン
バイモード時に前記第1のクロックよりも周波数の低い
第2のクロック(CLK2)を生成する第2の発振回路
(2)と、前記第1、第2の発振回路(2)からの第
1、第2のクロック信号を、入力した切り替え制御信号
で切り替えてCPU(10)に供給するセレクタ(4)
と、CPU(10)からのスタイバイモード解除通知信
号を受けてセレクタ(4)に切替制御信号を出力すると
ともに第1の発振回路(1)に発振開始を指示する発振
開始信号を出力するクロック制御回路(3)と、第2の
発振回路(2)からの第2のクロックを入力し、CPU
(10)からのスタンバイ解除通知信号を受けた際に、
第2のクロックの立ち上がり又は立ちがりの一方のエ
ッジを検出して制御信号(S2)を出力するエッジ検出
回路であって、該制御信号(S2)として、オン期間
(アクティブ期間)内に、該第2のクロックの立ち上が
り又は立ちがりの一方の遷移エッジタイミングが含ま
れるパルス信号を出力するエッジ検出回路(5)と、第
2の発振回路(2)の出力端と第1の発振回路(1)の
入力端との間に直列に接続されたトランスファゲート
(6)とコンデンサ(7)と、を備え、トランスファゲ
ート(6)の制御端子には、エッジ検出回路(5)から
出力される制御信号(S2)が入力され、スタンバイモ
ード解除時、エッジ検出回路(5)から出力される制御
信号を受けオン状態とされた前記トランスファゲート
(6)を介して、第2の発振回路(2)からの第2のク
ロックの立ち上がり又は立ち下がりの一方のエッジが、
コンデンサ(7)を介した容量カップリングによって第
1の発振回路(1)の入力端に供給され、過渡状態にあ
る第1の発振回路(1)に発振のきっかけを与え発振成
長を促進する。
【0015】また、本発明は、別の実施の形態において
は、図3を参照すると、クロック制御回路(3)の発振
開始信号出力端と第1の発振回路(1)の入力端との間
に直列に接続された、遅延回路(12)、トランスファ
ゲート(6)、コンデンサ(7)を備え、トランスファ
ゲート(6)の制御端子には、エッジ検出回路(5)か
ら出力されるパルス信号が入力され、スタンバイモード
解除時、エッジ検出回路(5)から出力されるパルス信
号を受けてオン状態とされたトランスファゲート(6)
を介してクロック制御回路(3)から発振開始信号(S
1)を遅延回路(12)で遅延させた立ち上がり又は立
ち下がりの一方のエッジが、コンデンサ(7)を介した
容量カップリングによって第1の発振回路(1)に供給
され、過渡状態にある第1の発振回路(1)に発振のき
っかけを与え発振成長を促進する。
【0016】図1を参照すると、CPU(10)が通常
動作モードにあるとき、CPU(10)に供給するクロ
ック信号CLK1を生成する比較的高周波数の発振回路
(1)と、CPU(10)がスタンバイモードの時に周
辺回路へ供給するクロック信号CLK2を生成する比較
的低周波数の発振回路(2)と、クロック信号CLK1
とクロック信号CLK2の切り替えを制御するととも
に、発振回路(1)の動作開始/停止を制御するクロッ
ク制御回路(3)と、クロック信号CLK1とクロック
信号CLK2を入力しクロック制御回路(3)からの切
り替え制御信号により一方を選択してクロックCLKと
してCPUに出力するセレクタ(4)と、を備えた構成
に、さらに、発振回路(1)の発振再開時に、発振回路
(2)で生成されたクロック信号CLK2の立ち下がり
エッジまたは立ち上がりエッジの一方を検出するエッジ
検出回路(5)と、トランスファゲート(6)と、コン
デンサ(7)と、を備えたものである。発振回路(1)
の発振再開直後に発振回路(1)に与えられた、クロッ
ク信号CLK2の立ち下がりエッジ(もしくは立ち上が
りエッジ)は、発振回路(1)の発振過渡状態におい
て、容量カップリングの作用によって、発振のきっかけ
を与え、発振成長を促進する。このためCPUのスタン
バイモードから通常動作モードに切り替わる際の発振回
路(1)の発振安定待ち時間を短縮し、マイクロコンピ
ュータの動作開始を早めることができる。以下実施例に
即して説明する。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例をなす発振制御回
路の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、
CPUに対するクロック信号CLK1を生成する発振回
路1と、CPUスタンバイ時に周辺回路へ供給するクロ
ック信号CLK2を生成する発振回路2と、クロック信
号CLK1とクロック信号CLK2の切り替えおよび発
振回路1の動作開始/停止を制御するクロック制御回路
3と、クロックのセレクタ4と、発振回路1の発振開始
時に、発振回路2で生成されたクロック信号CLK2の
立ち下がりエッジ(もしくは立ち上がりエッジ)を検出
するエッジ検出回路5と、発振回路1のX1端子と、発
振回路2の出力端の間に直列に挿入されたNチャネルト
ランスファゲート6及びコンデンサ7と、を備えて構成
される。
【0018】図4は、図1に示した発振回路1の構成の
一例を示す図である。図4を参照すると、発信回路1
は、水晶振動子8の両端に接続したX1、X2端子間
に、入力と出力がそれぞれ接続され、ストップ信号S1
を、インバータ回路23で反転した信号を出力イネーブ
ル信号として制御端子に入力するトライステート型のイ
ンバータ回路21と、X1、X2端子間に直列に接続さ
れた、帰還抵抗22とNチャネルトランスファゲート2
4と、トライステート型のインバータ回路21の出力の
電源VDDへの接続をオン・オフ制御するNチャネルト
ランスファゲート25と、トライステート型のインバー
タ回路21の出力を入力して反転出力しクロック信号C
LK1として出力する、波形整形用のインバータ回路2
6と、を備え、Nチャネルトランスファゲート24のゲ
ートにはストップ信号S1をインバータ回路23で反転
した信号が入力され、Nチャネルトランスファゲート2
5のゲートにはスイッチ信号S1が入力されている。
【0019】ストップ信号S1がLowレベルの時、N
チャネルトランスファゲート25はオフ状態とされ、ス
トップ信号S1の反転信号をゲートに入力する、Nチャ
ネルトランスファゲート24はオン状態とされ、ストッ
プ信号S1の反転信号を制御端子に入力する、トライス
テート型インバータ回路21は出力イネーブル状態とさ
れ、水晶発振子8の端子間に並列接続されたインバータ
回路21、帰還抵抗22が接続された構成とされ、発振
動作を行ない、インバータ回路21からの発振出力をイ
ンバータ回路26で反転した信号がCLK1として出力
される。
【0020】一方、ストップ信号S1がHighレベル
の時、Nチャネルトランスファゲート25はオン状態と
され、ストップ信号S1の反転信号をゲートに入力す
る、Nチャネルトランスファゲート24はオフ状態、ス
トップ信号S1の反転信号を制御端子に入力する、トラ
イステート型インバータ回路21の出力はハイインピー
ダンス状態となり、インバータ回路26の入力には固定
電位である電源電圧(Highレベル)が入力され、イ
ンバータ26を介して出力されるCLK1はLowレベ
ルに固定される。
【0021】図1におけるクロック制御回路3は、CP
U10のスタンバイモードを解除する割込み信号を受け
て、クロック信号CLK2の立ち上がりに同期してスト
ップ信号S1の論理レベルを変化させる回路と、クロッ
ク信号CLK1とクロック信号CLK2を切り替える切
替信号S3を生成する回路と、を含む。このクロック制
御回路3については、公知の回路構成を用いて構成する
ことができるため、その詳細な構成は省略する。
【0022】また、エッジ検出回路5は、CPUスタン
バイモードを解除する割り込み信号を受け、クロック信
号CLK2がHighレベルの間に立ちあがり、CLK
2の立ち下がりでLowレベルとなる信号S2を出力す
る。
【0023】また、図2は,本発明の一実施例におい
て、CPU10がスタンバイ状態から復帰して、発振回
路1が発振を開始する時の動作を示すタイミング図であ
る。
【0024】図1および、図2を参照して、本発明の一
実施例の動作について説明する。CPU10がスタンバ
イモード(CPU110は停止し、周辺回路11のみ動
作している状態)にあるとき、発振回路1の動作開始/
停止を制御するストップ信号S1はHighレベルであ
り、発振回路1は発振を停止しており、周辺回路11は
相対的に低い周波数の発振回路2から生成されるクロッ
ク信号CLK2によって動作している。
【0025】割り込みによってスタンバイモードが解除
され、ストップ信号S1がLowレベルとなると、相対
的に高い周波数の発振回路1が発振を再開する(時刻T
0)。ストップ信号S1がHighレベルからLowレ
ベルへ変化すると同時に、スタンバイモードを解除する
割り込みを受けたエッジ検出回路5は、クロック信号C
LK2がHighレベルの期間に、イネーブル信号S2
をLowレベルからHighレベルに変化させ(時刻T
1)、クロック信号CLK2の立ち下がりを受けて再び
Lowレベルを出力する(時刻T2)。
【0026】トランスファゲート6は、このイネーブル
信号S2がHighレベルの期間にオンとなり、クロッ
ク信号CLK2を、発振回路1のX1端子へ伝達する。
【0027】すなわち、クロック信号CLK2の立ち下
がりエッジのみが、発振回路1へと伝わり(図2の矢印
参照)、コンデンサ7による容量カップリングの作用に
よって、発振回路1の過渡状態において、発振のきっか
けを与え、その発振成長を促進する。
【0028】この結果、発振回路1の発振安定待ち時間
は、従来のTaから、本発明の一実施例では、Tbに短
縮される。
【0029】なお、補助的に用いられる発振回路2から
生成されるクロック信号CLK2のエッジを、発振回路
1のX1端子に伝達する場合について接続したが、発振
回路1のX2端子に対して伝達しても、同様の効果が得
られることは勿論である。
【0030】発振回路1が発振安定した後(すなわちT
b後)、クロック制御回路3は、選択制御信号S3をH
ighレベルからLowレベルとし、セレクタ4はクロ
ック信号を切り替え、CPUには高周波数のクロック信
号CLK1が供給される。
【0031】図3は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図である。本発明の第2の実施例は、スタンバイモー
ド時に使用するクロックCLK2の立ち下がりエッジを
発振回路1のX端子に伝達する代わりに、クロック制御
回路3から出力されるストップ信号S1の立ち下がりエ
ッジを、ディレイ回路12で遅延させ、発振回路1に伝
達するものである。すなわち、クロック制御回路3から
出力されるストップ信号S1を遅延させるディレイ回路
12と、発振回路1のX端子との間にトランスファゲー
ト6とコンデンサ7とが直列に挿入されており、トラン
スファゲート6の制御端子にはエッジ検出回路5からの
イネーブル信号S2が入力される。
【0032】エッジ検出回路5は、CPUスタンバイモ
ードを解除する割り込み信号を受け、クロック信号CL
K2がHighレベルの間に立ちあがり、CLK2の立
ち下がりでLowレベルとなる信号S2を出力し、信号
S2がHighレベルの期間、トランスファゲート6は
オンし、この期間にストップ信号S1をディレイ回路1
2で遅延させた立ち下がりエッジのみが、発振回路1へ
と伝わり、コンデンサ7による容量カップリングの作用
によって、発振回路1の過渡状態において、発振のきっ
かけを与え、その発振成長を促進する。られる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発振周波数の異なる二つの発振回路を備えたマイクロコ
ンピュータにおいて、CPUのスタンバイモード解除時
における発振回路の発振を加速し、発振安定待ち時間を
短縮することができる、という効果を奏する。
【0034】その理由は、本発明においては、スタンバ
イモード解除時、第1の発振回路の発振再開直後に第1
の発振回路に与えられた、第2の発振回路からのクロッ
ク信号の立ち下がりエッジ(もしくは立ち上がりエッ
ジ)が、第1の発振回路の発振過渡状態において、容量
カップリングの作用によって、発振のきっかけを与え、
発振成長を促進するよう構成したためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第一の実施例の動作を説明するための
タイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の実施例における発振回路1の構成の一
例を示す図である。
【図5】従来の発振制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来の発振制御回路の問題点を説明するための
タイミング図である。
【符号の説明】
1、2 発振回路 3 クロック制御回路 4 セレクタ 5 エッジ検出回路 6 トランスファゲート 7 コンデンサ 8、9、64 水晶振動子 10 CPU 11 周辺回路 12 遅延回路 21 トライステートインバータ 22 帰還抵抗 23 インバータ 24、25 トランスファゲート 26 インバータ 51、58 SRフリップフロップ 52 水晶発振回路 53 自励発振回路 54 リセット回路 55、56 タイマ 57、59 AND型論理ゲート 60 判定回路 62 クロック切替回路 63 トライステートバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−220805(JP,A) 特開 平2−143703(JP,A) 特開 平5−75343(JP,A) 特開 平3−231504(JP,A) 実開 昭63−187412(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03B 5/00 - 5/42 G06F 1/04 - 1/14 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに発振周波数の異なる第1、第2の発
    振回路を備え、前記第1の発振回路が発振停止状態で前
    記第2の発振回路が発振状態にあるとき、前記第1の発
    振回路の発振開始信号を受けて、前記第2の発振回路か
    らの発振出力信号の立ち上がり又は立ち下がりの一方の
    遷移エッジをコンデンサを介した容量カップリングによ
    って前記第1の発振回路に供給し、過渡状態にある前記
    第1の発振回路に発振のきっかけを与え、発振成長を促
    進する、ことを特徴とする発振制御回路。
  2. 【請求項2】互いに発振周波数の異なる第1、第2の発
    振回路を備え、 前記第1の発振回路が発振停止状態で前記第2の発振回
    路が発振状態にあるとき、前記第1の発振回路の発振開
    始信号を受けた際に、前記第2の発振回路からの発振出
    力を入力し、該発振出力の立ち上がり又は立ち下がりの
    一方の遷移エッジタイミングをアクティブ期間に含む信
    号を出力するエッジ検出手段を備え、 前記第2の発振回路の出力が、コンデンサ及び第1のス
    イッチを介して前記第1の発振回路の入力端に接続さ
    れ、 前記エッジ検出手段が出力する信号を受けて前記第1の
    スイッチがオンし、その間、前記第2の発振回路からの
    発振出力の立ち上がり又は立ち下がりの一方の遷移エッ
    ジが、前記コンデンサを介した容量カップリングによっ
    て前記第1の発振回路に供給され、過渡状態にある前記
    第1の発振回路に発振のきっかけを与え発振成長を促進
    する、ことを特徴とする発振制御回路。
  3. 【請求項3】通常動作モード用の第1のクロックを生成
    し、スタンバイモード時に発振を停止し、スタンバイモ
    ードを解除して通常動作モード復帰時に、発振を再開す
    るように制御される第1の発振回路と、 スタンバイモード時に前記第1のクロックよりも周波数
    の低い第2のクロックを生成する第2の発振回路と、 前記第1、第2の発振回路からの第1、第2のクロック
    信号を、入力した切り替制御信号で切り替えてCPUに
    供給するセレクタと、 前記第1の発振回路の発振開始及び停止を制御し、前記
    CPUからのスタンバイモード解除通知信号を受けた際
    に、前記第1の発振回路に発振開始を指示するととも
    に、前記セレクタに前記切替制御信号を出力するクロッ
    ク制御回路と、 前記第2の発振回路からの第2のクロックを入力とし、
    前記CPUからのスタンバイ解除通知信号を受けた際
    に、前記第2のクロックの立ち上がり又は立ちがりの
    一方の遷移エッジを検出して、前記第2のクロックの立
    ち上がり又は立ちがりの一方の遷移エッジタイミング
    をアクティブ期間に含む制御信号を出力するエッジ検出
    回路と、 前記第2の発振回路の出力端と前記第1の発振回路の入
    力端との間に直列に接続されたトランスファゲートとコ
    ンデンサと、 を備え、 前記トランスファゲートの制御端子には、前記エッジ検
    出回路から出力される前記制御信号が入力され、 スタンバイモード解除時、前記エッジ検出回路が出力す
    る前記制御信号を受けてオン状態とされた前記トランス
    ファゲートを介して、前記第2の発振回路からの前記第
    2のクロックの立ち上がり又は立ち下がりの一方の遷移
    エッジが、前記コンデンサを介した容量カップリングに
    よって前記第1の発振回路に供給され、過渡状態にある
    前記第1の発振回路に発振のきっかけを与え発振成長を
    促進することを特徴とする発振制御回路。
  4. 【請求項4】通常動作モード用の第1のクロックを生成
    し、スタンバイモード時に発振を停止し、スタンバイモ
    ードを解除して通常動作モード復帰時に、発振を再開す
    るように制御される第1の発振回路と、 スタンバイモード時に前記第1のクロックよりも周波数
    の低い第2のクロックを生成する第2の発振回路と、 前記第1、第2の発振回路からの第1、第2のクロック
    信号を、入力した切替制御信号で切り替えてCPUに供
    給するセレクタと、 前記第1の発振回路の発振開始及び停止を制御し、前記
    CPUからのスタイバイモード解除通知信号を受けた際
    に、前記第1の発振回路に発振開始を指示するととも
    に、前記セレクタに前記切替制御信号を出力するクロッ
    ク制御回路と、 前記第2の発振回路からの第2のクロックを入力し、前
    記CPUからのスタンバイ解除通知信号を受けた際に、
    前記第2のクロックの立ち上がり又は立ちがりの一方
    の遷移エッジを検出して前記第2のクロックの立ち上が
    り又は立ちがりの一方の遷移エッジタイミングをアク
    ティブ期間に含む制御信号を出力するエッジ検出回路
    と、 前記クロック制御回路の発振開始信号出力端と前記第1
    の発振回路の入力端との間に直列に接続された、遅延回
    路、トランスファゲート、及びコンデンサと、 を備え、 前記トランスファゲートの制御端子には、前記エッジ検
    出回路から出力される前記制御信号が入力され、 スタンバイモード解除時、前記エッジ検出回路が出力す
    る前記制御信号を受けてオン状態とされた前記トランス
    ファゲートを介して前記クロック制御回路から発振開始
    信号を前記遅延回路で遅延させた立ち上がり又は立ち下
    がりの一方の遷移エッジが、前記コンデンサを介した容
    量カップリングによって前記第1の発振回路に供給さ
    れ、過渡状態にある前記第1の発振回路に発振のきっか
    けを与え発振成長を促進することを特徴とする発振制御
    回路。
  5. 【請求項5】前記第1、第2の発振回路が、第1、第2
    の入力端子間に水晶振動子の両端が接続されると共に、
    インバータ回路の入力端及び出力端、帰還抵抗と第2の
    スイッチとが並列接続されてなる水晶発振回路よりな
    り、発振開始信号がオフ時に、前記第2のスイッチがオ
    フするとともに前記インバータ回路もオフする、ことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の発振制
    御回路。
  6. 【請求項6】前記インバータの出力と固定電位との間に
    第3のスイッチを備え、発振開始信号がオフ時に、前記
    第3のスイッチがオンし、前記インバータがオフすると
    ともに前記インバータの出力を固定電位とする、ことを
    特徴とする請求項5記載の発振制御回路。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一に記載の発振
    制御回路を備えたマイクロコンピュータ。
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