JPH072863A - 2,3,4,5−置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール類化合物 - Google Patents
2,3,4,5−置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール類化合物Info
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- JPH072863A JPH072863A JP30300392A JP30300392A JPH072863A JP H072863 A JPH072863 A JP H072863A JP 30300392 A JP30300392 A JP 30300392A JP 30300392 A JP30300392 A JP 30300392A JP H072863 A JPH072863 A JP H072863A
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Abstract
3,R4はアルキル、R5はH,CH2OHなどを示
す〕で示される新規な2,3,4,5−置換フロ〔2,
3−c〕ピラゾール類誘導体、及びそれの簡単で、且つ
収率が高い工業生産に適する合成方法。 【効果】 上記ピラゾール類誘導体の内、一部の化合物
には顕著な血小板凝集の抑制作用があり、又一部の化合
物には顕著な抗アレルギー作用がある。
Description
ロ〔2,3−c〕ピラゾール類誘導体(B)、及びそれ
の簡単で、且つ収率が高い工業生産に適する合成方法を
提供する。
化合物に関する研究はこれまで只本発明者中の郭、L.J.
Huang, S.C.kuoとH.T.L.J.ら Taiwan Pharm.Assoc. 30
(1),47-55(1979)が、5−クロロ−3−メチル−1−フ
ェニルピラゾール−4−カルボキサルデヒド(1) とエチ
ルグリコレート(2) との縮合により、エチル3−メチル
−1−フェニルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カ
ルボキシレート(3) を生成させるか、又は5−ヒドロキ
シ−3−メチル−1−フェニルピラゾール−4−カルボ
キサルデヒドアセテート(4) とブロモ酢酸エチル(5) よ
りなるものがあるが(化2)、この2つの方法より得ら
れる生成物の収率は非常に低く、生成物も甚だ不安定で
あるため、只1種の化合物(3) のみ合成しただけで、こ
れ以上進んで検討していなかった。
c〕ピラゾール類誘導体(A)に属し、N2-置換の誘導
体(B)はこれまでの文献には報告されていない。
化4で示される新規な2,3,4,5−置換フロ〔2,
3−c〕ピラゾール類誘導体、及びそれの簡単で、且つ
収率が高い工業生産に適する合成方法を提供する。この
誘導体の内、一部の化合物には顕著な血小板凝集の抑制
作用があり、又一部の化合物には顕著な抗アレルギー作
用がある:
ル−5−カルボン酸(III )の製造
わす。本発明に使われる出発原料2,3,4−三置換ピ
ラノ〔2,3−c〕ピラゾール(I)は本発明者郭ら
S.C.kuo, L.J.Huang とH.Nakamura, J.Med. Chem.,27-5
39-44(1984)及び J.Huang , S.C.kuo, Chem. Pharm. Bu
ll. in Press の文献に報告された方法で製造される。
即ち、ヒドラジンを過量のアシルアセテートとの反応に
より、3,4−二置換ピラノ〔2,3−c〕ピラゾール
−6−オンを生成させてから、更に各種のアルキルハー
ライドと反応により、対応の2,3,4−三置換ピラノ
〔2,3−c〕ピラゾール−6−オン(I)が得られ
る。
媒(例えばクロロホルム)に溶解して、先ず等モルの臭
素で臭化した後、亜硫酸水素ナトリウムで処理し、1分
子の臭化水素を除去すると、対応の2,3,4−三置換
−5−ブロモピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6−オ
ン(II)が得られる。
アルコール)に溶解し、沸騰するまで加熱し、強アルカ
リ(例えばナトリウムブトキシド)を逐次加えて、薄層
クロマトグラフィーで反応が完全であることを確認して
から、酸性化させて、カラムクロマトグラフィーと再結
晶法で精製することにより、対応の2,3,4−三置換
フロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸(III
、R=H)が得られる。
3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン(II−1) 2,3,4−トリメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾー
ル−6(1H)−オンI−1(5g,0.028モル)を
75mlのクロロホルムに溶解し、室温にて徐々に臭素
−クロロホルム溶液〔臭素(4.5g、0.028モル)を
50mlのクロロホルムに溶かす〕を滴下し、反応が完
成した後、うす黄色に変色するまで亜硫酸水素ナトリウ
ムを加えてから、濾過する。濾液を水洗いし、無水硫酸
マグネシウムで脱水した後、濾液から溶媒を蒸発させ、
残滓として白色結晶性粉末が得られた。クロロホルム/
エタノール(1:3)混液より再結晶して、化合物II−
1を得た。 白色針状結晶6.5g(収率90%)。
−c〕ピラゾール−5−カルボン酸(III −1) 〔方法I〕金属ナトリウム(0.2g,0.0087モル)
を200mlのクロロホルムに溶解し、ナトリウムエト
キシド溶液を得てから、化合物II−1(0.5g,0.00
2モル)の250mlエタノール懸濁液へ加熱還流下、
徐々に滴下し、反応が完成するまで攪拌した後、水10
0mlを加え、10分間加熱還流し、溶媒を蒸発させ
て、残滓を水洗いし、水層を10%塩酸溶液で酸性化
し、沈殿を濾過し、エタノールから再結晶して化合物II
I −1を得た。 黄褐色結晶0.06g(収率15%)。
087モル)を100mlのエタノールに溶解し、溶媒
を蒸発させて、50mlのベンゼンと7滴のクラウンエ
ーテルを加え、均一に混合してから、化合物II−1(1.
0g,0.004モル)の300mlベンゼン溶液を70
℃にて徐々に滴下し、1時間加熱還流させ、水100m
lを加え、10分間加熱還流した後、水で抽出し、水層
を10%塩酸溶液で酸性化し、沈殿を濾過し、エタノー
ルから再結晶して化合物III −1を得た。
mp:206−208℃。この生成物と方法Iで得た化
合物III −1とのIRを比較し、混融試験の結果、全く
同一化合物であることが確認された。
87モル)を200mlのn−ブタノールに溶解し、ナ
トリウムブトキシドを得てから、化合物II−1(5g,
0.02モル)の250mlのn−ブタノール溶液へ徐々
に滴下し、反応が完成するまで攪拌した後、水100m
lを加え、10分間加熱還流した後、水洗いし、水層を
10%塩酸溶液で酸性化し(pH=1)、沈殿を濾過
し、エタノールから再結晶して化合物III −1を得た。
mp:206−208℃。この生成物と方法IとIIで得
た化合物III −1とのIRを比較し、混融試験の結果、
全く同一化合物であることが確認された。
〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン(II−
2) 2−エチル−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピ
ラゾール−6(1H)−オンI−2)(5g,0.026
モル)を75mlのクロロホルムに溶解し、室温にて徐
々に臭素−クロロホルム溶液〔臭素(4.5g、0.028
モル)を50mlのクロロホルムに溶かす〕を滴下し、
反応が完成した後、薄黄色に変色するまで亜硫酸水素ナ
トリウムを加えてから、濾過する。濾液を水洗いし、濾
液を数回水洗いして、クロロホルム層を無水硫酸マグネ
シウムで脱水した後、濾液から溶媒を蒸発させ、残滓を
クロロホルム/エタノール混液より再結晶して、化合物
II−2を得た。 白色針状結晶6.5g(収率85%)。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸(III −
2) 金属ナトリウム(2g,0.087モル)を200mlの
n−ブタノールに溶解し、ナトリウムブトキシドを得て
から、化合物II−2(5g,0.018モル)の250m
lのn−ブタノール溶液へ徐々に滴下し、反応が完成す
るまで攪拌した後、水100mlを加え、10分間加熱
還流した後、水洗いし、水層を10%塩酸溶液で酸性化
し(pH=1)、沈殿を濾過し、エタノールから再結晶
して化合物III −2を得た。 薄黄色針状結晶3.2g(収率85%)。
ピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン
(II−3) 2−イソプロピル−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−
c〕ピラゾール−6(1H)−オンI−3)(5g,0.
024モル)を原料とし、化合物II−1の合成と精製の
方法により、化合物II−3を得た。 白色針状結晶6.5g(収率85%)。
フロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸(III
−3) 化合物II−3(5g,0.024モル)を原料とし、化合
物III −1の合成と精製の方法により、化合物III −3
を得た。 白色結晶2.2g(収率56%)。
ノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン(II−
4) 2−プロピル−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕
ピラゾール−6(1H)−オンI−4)(5g,0.02
4モル)を原料とし、化合物II−1の合成と精製の方法
により、化合物II−4を得た。 白色針状結晶5.5g(収率81%)。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸(III −
4) 化合物II−4(5g,0.015モル)を原料とし、化合
物III −1の合成と精製の方法により、化合物III −4
を得た。 白色結晶1.7g(収率30%)。
チルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オ
ン(II−5) 2−ヒドロキシエチル−3,4−ジメチルピラノ〔2,
3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI−5)(5
g,0.024モル)を原料とし、化合物II−1の合成と
精製の方法により、化合物II−5を得た。 白色結晶4.8g(収率70%)。
チルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸
(III −5) 化合物II−5(5g,0.015モル)を原料とし、化合
物III −1の合成と精製の方法により、化合物III −5
を得た。 白色結晶1.7g(収率35%)。
ノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン(II−
6) 2−ベンジル−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕
ピラゾール−6(1H)−オンI−6)(5g,0.02
0モル)を原料とし、化合物II−1の合成と精製の方法
により、化合物II−6を得た。 白色結晶5.4g(収率81%)。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸(III −
6) 化合物II−6(5g,0.015モル)を原料とし、化合
物III −1の合成と精製の方法により、化合物III −6
を得た。 黄褐色結晶3.2g(収率81%)。
3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6
(1H)−オン(II−7) 2−(2−クロロフェニルメチル)−3,4−ジメチル
ピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI
−7)(5g,0.031モル)を50mlのクロロホル
ムに溶解し、室温にて徐々に臭素−クロロホルム溶液
〔臭素(5.00g、0.031モル)を50mlのクロロ
ホルムに溶かす〕を滴下し、反応が完成した後、無色に
褪色するまで亜硫酸水素ナトリウムを加えてから、濾過
する。濾液を酸性がなくなるまで水洗いし、クロロホル
ム層を無水硫酸マグネシウムで脱水した後、濾液から溶
媒を蒸発させ、残滓をクロロホルム/エタノール混液よ
り再結晶して、化合物II−7を得た。 白色針状結晶5.95g(収率95.1%)。
3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−
カルボン酸(III −7) 金属ナトリウム(1.00g,0.043モル)を400m
lのn−ブタノールに溶解しナトリウムブトキシドを得
てから、化合物II−7(5g,0.014モル)のn−ブ
タノール溶液120℃へ徐々に滴下し、反応が完成した
後、溶媒を減圧蒸発させ、残滓に水を加え溶解した後、
1N塩酸溶液で酸性化し、沈殿を濾過し、メタノールか
ら再結晶して化合物III −7を得た。 薄黄色結晶1.66g(収率39.0%)。
3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6
(1H)−オン(II−8) 2−(3−クロロフェニルメチル)−3,4−ジメチル
ピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI
−8)(5.00g,0.017モル)を原料とし、化合物
II−1の合成と精製の方法により、化合物II−8を得
た。 薄黄色結晶5.78g(収率92.4%)。
3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−
カルボン酸(III −8) 化合物II−8((5.00g,0.014モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と精製の方法により、化合物
III −8を得た。 黄色結晶2.42g(収率56.9%)。
3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6
(1H)−オン(II−9) 2−(4−クロロフェニルメチル)−3,4−ジメチル
ピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI
−9)(5.00g,0.017モル)を原料とし、化合物
II−1の合成と処理精製の方法(再結晶溶媒は酢酸エチ
ルエステルとした)により、化合物II−9を得た。 薄黄色結晶5.60g(収率89.5%)。
−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5
−カルボン酸(III −9) 化合物II−9(5.00g,0.014モル)を原料とし、
化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化合物
III −9を得た。 白色結晶1.51g(収率35.5%)。
ル)−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾー
ル−6(1H)−オン(II−10) 2−(2−メトキシフェニルメチル)−3,4−ジメチ
ルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン
I−10)(5.00g,0.018モル)を原料とし、化
合物II−1の合成と精製の方法により、化合物II−10
を得た。 白色結晶6.05g(収率92.6%)。
ル)−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボン酸(III −10) 化合物(II−10)(5.00g,0.014モル)を原料
とし、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、
化合物III −10を得た。 薄黄色結晶3.01g(収率71.7%)。
ル)−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾー
ル−6(1H)−オン(II−11) 2−(3−メトキシフェニルメチル)−3,4−ジメチ
ルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン
I−11)(5.00g,0.018モル)を原料とし、化
合物II−1の合成と精製の方法のようにして、最後に得
た残滓をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、クロロ
ホルム)で分離し、更にクロロホルム/エタノールで再
結晶を行い、化合物II−11を得た。 白色結晶6.12g(収率93.7%)。
ル)−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボン酸(III −11) 化合物II−11(5.00g,0.014モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化
合物III −11を得た。 黄色結晶1.26g(収率30.0%)。
ル)−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾー
ル−6(1H)−オン(II−12) 2−(4−メトキシフェニルメチル)−3,4−ジメチ
ルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オン
I−12)(5.00g,0.018モル)を原料とし、化
合物II−1の合成と精製の方法により、化合物II−12
を得た。 白色結晶6.18g(収率94.6%)。
ル)−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボン酸(III −12) 化合物II−12(5.00g,0.014モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法(再結晶溶
媒は酢酸エチルエステル/メタノール混液)により、化
合物III −12を得た。 薄黄色針状結晶3.37g(収率80.2%)。
メチル)−3,4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラ
ゾール−6(1H)−オン(II−13) 2−(3、4−ジメトキシフェニルメチル)−3,4−
ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)
−オンI−13)(5.00g,0.016モル)を原料と
し、化合物II−1の合成と処理精製の方法により、化合
物II−13を得た。 白色結晶6.17g(収率98.1%)。
メチル)−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾ
ール−5−カルボン酸(III −13) 化合物II−13(5.00g,0.013モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化
合物III −13を得た。 白色結晶1.20g(収率28.0%)。
4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1
H)−オン(II−14) 2−(2−チエニルメチル)−3,4−ジメチルピラノ
〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI−1
4)(5.00g,0.019モル)を原料とし、化合物II
−1の合成と処理精製の方法により、化合物II−14を
得た。 白色結晶6.25g(収率97.0%)。
4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カル
ボン酸(III −14) 化合物II−14(5.00g,0.015モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化
合物III −14を得た。 薄黄色結晶2.33g(収率56.3%)。
4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1
H)−オン(II−15) 2−(2−ピリジルメチル)−3,4−ジメチルピラノ
〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI−1
5)(5.00g,0.020モル)を100mlのクロロ
ホルムに溶解し、室温にて徐々に臭素−クロロホルム溶
液〔臭素(5.00g、0.031モル)を50mlのクロ
ロホルムに溶かす〕を滴下し、反応が完成した後、無色
に褪色するまで亜硫酸水素ナトリウムを加えてから、濾
過する。濾液を集め、沈殿に水約400mlを加え、過
剰の亜硫酸水素ナトリウムを溶解し、不溶解物を10%
炭酸ナトリウム溶液で洗浄した後、クロロホルムで溶解
し、先のクロロホルム溶液と併合し、水で数回洗浄し、
クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムで脱水した後、
濾過し、濾液から溶媒を減圧蒸発させ、残滓をクロロホ
ルム/エタノール混液より再結晶して、化合物II−15
を得た。 薄黄色菱形結晶6.52g(収率97.3%)。
4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カル
ボン酸(III −15) 化合物II−15(5.00g,0.015モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化
合物III −15を得た。 黄色結晶3.55g(収率87.3%)。
4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1
H)−オン(II−16) 2−(3−ピリジルメチル)−3,4−ジメチルピラノ
〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI−1
6)(5.00g,0.020モル)を原料とし、化合物II
−1の合成と処理精製の方法により、化合物II−16を
得た。 白色結晶6.40g(収率95.5%)。
4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カル
ボン酸(III −16) 化合物II−16(5.00g,0.015モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化
合物III −16を得た。 黄色結晶3.00g(収率73.8%)。
4−ジメチルピラノ〔2,3−c〕ピラゾール−6(1
H)−オン(II−17) 2−(4−ピリジルメチル)−3,4−ジメチルピラノ
〔2,3−c〕ピラゾール−6(1H)−オンI−1
7)(5.00g,0.020モル)を原料とし、化合物II
−1の合成と処理精製の方法により、化合物II−17を
得た。 白色結晶6.45g(収率96.3%)。
4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カル
ボン酸(III −17) 化合物II−17(5.00g,0.015モル)を原料と
し、化合物III −1の合成と処理精製の方法により、化
合物III −17を得た。 黄色結晶2.20g(収率54.1%)。
c〕ピラゾール−5−カルボキサルデヒド(v)の製造
す。化44に示す通り、化合物III を適宜な溶媒(例え
ば、キノリン)に溶解して、金属触媒(例えば、活性
銅)の存在下、加熱して脱炭酸反応を行い、完全反応し
た後、カラムクロマトグラフィ−と再結晶法で精製し、
対応の2、3、4−三置換フロ〔2,3−c〕ピラゾー
ルIVを得て、この化合物IVを適宜な溶媒(例えば、DM
F)に溶解し、Vielsmieirホルミル化を行うことによ
り、対応の2、3、4−三置換フロ〔2,3−c〕ピラ
ゾール−5−カルボキサルデヒド(v)生成物が得られ
る。
ゾール(IV−1) 活性銅の製造:硫酸銅10gを水に溶解し、亜鉛粉末3.
0gを少しずつ添加し、沈殿を濾集し、10%塩酸溶液
で洗浄してから、水洗いし、乾燥すると使用できる活性
銅を得た。
無水キノリン(80ml)に溶解して、活性銅(1g、
0.016モル)を加え、200℃にて30分攪拌し、反
応完了後、室温まで冷却し、10%塩酸溶液で酸化し、
濾過して、濾液をクロロホルムで抽出し、クロロホルム
層を数回水洗いし、無水硫酸マグネシウムで脱水した
後、濾液から溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグ
ラフィ−(シリカゲル、クロロホルム)で精製し、化合
物IV−1を得た。 薄褐色結晶0.25g、収率6.5%。
チルフロ〔2,3−c〕ピラゾール(V−1) 5−10℃にてジメチルホルムアミド(DMF)(30
g、0.041モル)を徐々にホスホリルクロリド(10
g、0.065モル)へ滴下し、10℃以下で20分攪拌
した後、ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解した
化合物IV−1(1g、0.0067モル)を徐々に滴下
し、0−5℃で30分攪拌し、更に室温で30分攪拌し
た後、氷水にあけて、炭酸ナトリウムで中和し、8時間
放置してから、クロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネ
シウムで脱水した後、濾液から溶媒を蒸発させ、残滓を
カラムクロマトグラフィ−(シリカゲル、クロロホル
ム)で精製し、化合物V−1を得た。 薄黄色結晶0.95g、収率80%。
c〕ピラゾール(IV−2) 活性銅の製造:硫酸銅10gを水に溶解し、亜鉛粉末3.
0gを少しずつ添加し、沈殿を濾集し、10%塩酸溶液
で洗浄してから、水洗いし、乾燥すると使用できる活性
銅を得た。
無水キノリン(60ml)に溶解して、活性銅(1g、
0.016モル)を加え、200℃にて攪拌し、反応完了
後、室温まで冷却し、10%塩酸溶液で酸化し、濾過し
て、濾液をクロロホルムで抽出し、クロロホルム層を数
回水洗いし、無水硫酸マグネシウムで脱水した後、濾液
から溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル、クロロホルム)で精製し、化合物IV−2
を得た。 薄黄色結晶3.2g、収率80%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルバルデヒド(V−
1) 5−10℃にてジメチルホルムアミド(DMF)(30
g、0.041モル)を徐々にホスホリルクロリド(10
g、0.065モル)へ滴下し、10℃以下で20分攪拌
した後、ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解した
化合物IV−1(1g、0.0061モル)を徐々に滴下
し、0−5℃で30分攪拌し、更に室温で30分攪拌し
た後、氷水にあけて、炭酸ナトリウムで中和し、放置す
ると、結晶が析出した、この結晶を濾集し乾燥すること
により、化合物V−2を得た。 薄黄色針状結晶0.8g、収率68%。
ロ〔2,3−c〕ピラゾール(VI)の製造
す。化合物IVを適宜な溶媒(例えば、ニトロベンゼン)
に溶解して、ルイス酸(例えば、98%のH3 PO4 )
の存在下、アシル化を行い、完全反応した後、カラムク
ロマトグラフィーと再結晶法で精製し、対応の目的物VI
が得られる。
c〕ピラゾール(VI−1) 先ず98%リン酸と95%無水酢酸10gの混合液を製
造する。化合物IV−1(1g、0.0067モル)と無水
酢酸(18.8g、0.2モル)を混合し、35℃に加熱し
てから、温度が40℃を超過しないよう上記混合液を徐
々に滴下し、55−60℃にて90分攪拌した後、温度
を20℃に下げ、水80mlを加え、30分後にクロロ
ホルムで抽出し、水100mlと10%炭酸カリウム溶
液で洗浄し、更に一回水洗いして、無水硫酸マグネシウ
ムで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で精製
し、化合物VI−1を得た。 白色針状結晶0.18g、収率14%。
ロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VI
II)の製造
じ意味を表す。化合物III を適宜な溶媒(例えば、ベン
ゼン)に溶解して、チオニルクロリドと反応させ、対応
の2,3,4−三置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール−
5−カルボン酸クロリドVII を得て、このを化合物VII
を適宜な溶媒(例えば、ベンゼン)に溶解して、各種の
アミンと反応させ、カラムクロマトグラフィーと再結晶
法で精製し、対応の目的物VIIIが得られる。 〔実施例4−1〕 (1) 2,3,4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピ
ラゾール−5−カルボン酸クロリド(VII −1) 化合物III −1(1g、0.0052モル)をベンゼン1
00mlに懸濁させ、チオニルクロリド(5g、0.04
2モル)を加え、反応が完了するまで加熱還流してか
ら、溶媒を蒸発させ、残滓をn−ヘキサンで洗浄し、石
油エーテル/酢酸エチルで再結晶し、化合物VII −1を
得た。 白色結晶0.93g、収率85%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−1) 化合物VII −1(1g、0.0047モル)をベンゼン4
0mlに溶解させ、アンモニアを通しながら攪拌し、反
応が完了後、濾過し、固体部分を水洗いして乾燥させ、
濾液を水洗いし無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過
し、溶媒を蒸発させ、残滓を上記固体と併合し、カラム
クロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で精
製し、化合物VIII−1を得た。 白色針状結晶0.55g、収率61%。
c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−2) 化合物VII −1(1g、0.0047モル)をベンゼン4
0mlに溶解させ、メチルアミンを通しながら攪拌し、
反応が完了後、水洗いして無水硫酸マグネシウムで脱水
し、濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で精製し、化合
物VIII−2を得た。 黄色結晶0.8g、収率82%。
c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−3) 化合物VII −1(1g、0.0047モル)をベンゼン4
0mlに溶解させ、エチルアミンを通しながら攪拌し、
反応が完了後、水洗いして無水硫酸マグネシウムで脱水
し、濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で精製し、化合
物VIII−3を得た。 黄色結晶0.98g、収率94%。
3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−4) 化合物VII −1(1g、0.0047モル)をベンゼン4
0mlに溶解させ、イソプロピルを通しながら攪拌し、
化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で化合物VIII−4を得た。 黄色結晶1.0g、収率98%。
3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−5) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でイソペンチルアミン(3g、0.034モル)と化合
物VII −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化合
物VIII−5を得た。 黄色結晶1.2g、収率97%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−5) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でシクロヘキシルアミン(3g、0.047モル)と化
合物VII −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化
合物VIII−6を得た。 黒赤色結晶0.15g、収率62%。
2,3,4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボキサミド(VIII−7) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でN,N−ジメチルトリメチレンジアミン(4g、0.
04モル)と化合物VII −1(1g、0.0047モル)
を反応させ、化合物VIII−7を得た。 黄色結晶0.6g、収率50%。
2,3,4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボキサミド(VIII−8) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でエチル1−(4−アミノフェニル)アセテート(2.
83g,0.016モル)と化合物VII −1(1.7g、0.
008モル)を反応させ、化合物VIII−8を得た。 黄色結晶1.1g、収率66%。
3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−9) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でジメチルアミン(2g、0.044モル)と化合物VI
I −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化合物VI
II−9を得た。 黄色結晶0.94g、収率89%。
3−c〕ピラゾール−5−カカルボキサミド(VIII−1
0) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でジエチルアミン(2g、0.027モル)と化合物VI
I −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化合物VI
II−10を得た。 黄色結晶0.19g、収率81%。
リメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキ
サミド(VIII−11) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でピペリジン(3g、0.034モル)と化合物VII −
1(1g、0.0047モル) を反応させ、化合物VIII
−11を得た。 白色結晶1.05g、収率85%。
リメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキ
サミド(VIII−12) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でモルホリン(3g,0.03モル)と化合物VII −1
(1g、0.0047モル)を反応させ、化合物VIII−1
2を得た。 白色結晶1.1g、収率89%。
4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カ
カルボキサミド(VIII−13) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でN−−メチルピペラジン(3g、0.03モル)と化
合物VII −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化
合物VIII−13を得た。 黄色結晶1.2g、収率92%。
c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−14) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でプロピルアミン(0.61g、0.011モル)と化合
物VII −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化合
物VIII−14を得た。 黄色結晶0.7g、収率63%。
c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−15) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でブチルアミン(0.75g,0.011モル)と化合物
VII −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化合物
VIII−15を得た。 黄白色結晶1g、収率85%。
c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−16) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でペンチルアミン(0.96g,0.011モル)と化合
物VII −1(1g、0.0047モル)を反応させ、化合
物VIII−16を得た。 薄黄色結晶0.9g、収率73%。
c〕ピラゾール−5−カルボン酸クロリド(VII −2) 化合物III −2(1g、0.0048モル)を無水ベンゼ
ン100mlに懸濁させ、チオニルクロリド(4.6g、
0.039モル)を加え、反応が完了するまで加熱還流し
てから、溶媒を蒸発させ、残滓を石油エーテルで洗浄
し、乾燥すると、化合物VII −2を得た。 黄褐色粗製物1g、収率92%。
ロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VI
II−17) 化合物VII −2(1g、0.0044モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、アンモニアを通しながら加熱還流
し、反応が完了後、濾過し、固体部分を水洗いして乾燥
させ、濾液を水洗いし無水硫酸マグネシウムで脱水し、
濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓を上記固体と併合し、カ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホルム)
で精製し、化合物VIII−17を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率71%。
3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−1
8) 化合物VII −2(1g、0.0044モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、メチルアミンを通しながら加熱攪
拌し、反応が完了後、水洗いして、ベンゼン層を無水硫
酸マグネシウムで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発させ、残
滓をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホ
ルム)で精製し、化合物VIII−18を得た。 薄黄色結晶0.85g、収率87%。
3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−1
9) 化合物VII −2(1g、0.0044モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、エチルアミンを通しながら加熱還
流し、反応が完了後、水洗いして、ベンゼン層を無水硫
酸マグネシウムで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発させ、残
滓をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホ
ルム)で精製し、化合物VIII−19を得た。 薄黄色結晶0.6g、収率58%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−20) 化合物VII −2(1g、0.0044モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、プロピルアミン(0.5g、0.00
97モル)を通しながら加熱還流し、反応が完了後、水
洗いして、ベンゼン層を無水硫酸マグネシウムで脱水
し、濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で精製し、化合
物VIII−20を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率59%。
3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−2
1) 化合物VII −2(1g、0.0044モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、ブチルアミン(0.8g、0.009
7モル)を通しながら加熱還流し、反応が完了後、水洗
いして、ベンゼン層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、
濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル−クロロホルム)で精製し、化合物VI
II−21を得た。 薄黄色結晶0.64g、収率56%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−22) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でイソペンチルアミン(0.6g、0.0097モル)と
化合物VII −2(1g、0.0044モル)を反応させ、
化合物VIII−22を得た。 薄黄色結晶0.75g、収率68%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−23) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でジエチルアミン(0.7g、0.0097モル)と化合
物VII −2(1g、0.0044モル)を反応させ、化合
物VIII−23を得た。 薄褐色結晶0.55g、収率47%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−24) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でベンジルアミン(1.03g、0.0097モル)と化
合物VII −2(1g、0.0044モル)を反応させ、化
合物VIII−24を得た。 薄褐色結晶0.6g、収率46%。
2−エチル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラ
ゾール−5−カルボキサミド(VIII−25) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でN,N−ジメチルエチルアミン(0.85g、0.00
97モル)と化合物VII −2(1g、0.0044モル)
を反応させ、化合物VIII−25を得た。 薄黄色結晶0.95g、収率77%。
3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−
カルボキサミド(VIII−26) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で3−ジフェニルプロピルアミン(2.1g、0.009
7モル)と化合物VII −2(1g、0.0044モル)を
反応させ、化合物VIII−26を得た。 薄黄色結晶1.4g、収率76%。
チル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボキサミド(VIII−27) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でN−フェニルピパラジン(1.6g、0.0097モ
ル)と化合物VII −2(1g、0.0044モル)を反応
させ、化合物VIII−27を得た。 薄黄色結晶0.85g、収率55%。
−2−エチル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピ
ラゾール−5−カルボキサミド(VIII−28) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で1−(2−ピリジル)ピパラジン(1.6g、0.00
97モル)と化合物VII −2(1g、0.0044モル)
を反応させ、化合物VIII−28を得た。 薄黄色結晶0.95g、収率61%。
4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カル
ボキサミド(VIII−29) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でエチルカルバネ−ト(1g、0.0097モル)と化
合物VII −2(1g、0.0044モル)を反応させ、化
合物VIII−29を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率50%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸クロリド
(VII −3) 化合物III −3(1g、0.0045モル)を無水ベンゼ
ン100mlに懸濁させ、チオニルクロリド(4.6g、
0.039モル)を加え、反応が完了するまで加熱還流し
てから、溶媒を蒸発させ、残滓を石油エーテルで洗浄
し、乾燥して、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル
−クロロホルム)で精製すると、化合物VII −3を得
た。 白色生成物0.93g、収率83%。
ルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド
(VIII−30) 化合物VII −3(1g、0.0042モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、アンモニアを通しながら加熱還流
し、反応が完了後、濾過し、固体部分を水洗いして乾燥
させ、濾液を水洗いし無水硫酸マグネシウムで脱水し、
濾過し、溶媒を蒸発させ、残滓を上記固体と併合し、カ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホルム)
で精製し、化合物VIII−30を得た。 白色結晶0.7g、収率76%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−11) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でメチルアミンと化合物VII −3(1g、0.0042
モル)を反応させ、化合物VIII−11を得た。 薄黄色結晶0.8g、収率85%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−12) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でエチルアミンと化合物VII −3(1g、0.0042
モル)を反応させ、化合物VIII−12を得た。 白色結晶0.6g、収率60%。
ロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VI
II−13) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でプロピルアミン(0.6g,0.0097モル)と化合
物VII −3(1g、0.0042モル)を反応させ、化合
物VIII−13を得た。 薄黄色結晶0.54g、収率50%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−14) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でブチルアミン(0.8g,0.0097モル)と化合物
VII −3(1g、0.0042モル)を反応させ、化合物
VIII−14を得た。 薄黄色結晶0.72g、収率62%。
ルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド
(VIII−15) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でイソプロピルアミン(0.6g,0.0097モル)と
化合物VII −3(1g、0.0042モル)を反応させ、
化合物VIII−15を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率59%。
ルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド
(VIII−16) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でジエチルアミン(0.7g,0.0097モル)と化合
物VII −3(1g、0.0042モル)を反応させ、化合
物VIII−16を得た。 白色結晶0.65g、収率56%。
3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−
カルボキサミド(VIII−17) 化合物VIII−1の合成法により、アセトニトリルを溶媒
として、同じ反応条件と処理方法で、2−アミノ安息香
酸(1.4g、0.0097モル)と化合物VII−3(1
g、0.0042モル)を反応させ、化合物VIII−17を
得た。 薄黄色結晶0.4g、収率24%。
ロピル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾー
ル−5−カルボキサミド(VIII−18) 化合物VIII−17(1g,0.0033モル)を100m
lの絶対エタノールに溶解し、触媒として硫酸を加え加
熱還流し、反応が完成した後、溶媒を蒸発させて、10
%の炭酸ナトリウム溶液で中和し、クロロホルムで抽出
してから、クロロホルム層を数回水洗いし、無水硫酸マ
グネシウムで脱水し、溶媒を蒸発し、残滓をカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲルークロロホルム)で精製
し、化合物VIII−38を得た。 白色結晶1.0g(収率94%)。
c〕ピラゾール−5−カルボン酸クロリド(VII −4) 化合物VII −1の合成法により、化合物III −6(1
g、0.015モル)を原料とし、化合物VII −4を得
た。 黄褐色液体 (2) 2−ベンジル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−
c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII−19) 化合物VII −4(1g、0.0035モル)をベンゼン1
00mlに溶解させ、アンモニアを通しながら加熱還流
し、反応が完了後、水洗して無水硫酸マグネシウムで脱
水し、濾過し、溶媒を留去させ、残滓と固体を合併し、
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホル
ム)で精製し、化合物VIII−19を得た。 白色結晶0.81g、収率87%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−40) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でメチルアミンと化合物VII −4(1g、0.0035
モル)を反応させ、化合物VIII−40を得た。 薄黄色結晶0.75g、収率76%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−41) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でエチルアミン(1g、0.035モル)と化合物VII
−4(1g、0.0035モル)を反応させ、化合物VIII
−41を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率63%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−42) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でプロピルアミンと化合物VII −4(1g、0.003
5モル)を反応させ、化合物VIII−42を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率63%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VIII
−43) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でブチルアミン(0.8g、0.0097モル)と化合物
VII −4(1g、0.0035モル)を反応させ、化合物
VIII−43を得た。 薄黄色結晶0.85g、収率74%。
ロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VI
II−44) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でイソプロピルアミン(0.6g、0.0097モル)と
化合物VII −4(1g、0.0035モル)を反応させ、
化合物VIII−44を得た。 薄黄色結晶0.74g、収率69%。
ロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキサミド(VI
II−45) 化合物VIII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法でジエチルアミン(0.7g、0.0097モル)と化合
物VII −4(1g、0.0035モル)を反応させ、化合
物VIII−45を得た。 薄黄色結晶0.73g、収率65%。
キシメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール(IX)の製
造
同じ意味を表す 化合物VII と各種のアルコールを加熱しエステル化反応
を行い、対応の2,3,4−三置換−5−ヒドロキシメ
チルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボン酸エ
ステルIII を得て、このエステルIII を適宜な溶媒(例
えば、THF)に溶解し、適宜な還元剤(例えば、Li
AlH4 )で還元反応を行い、カラムクロマトグラフィ
ーと再結晶法で精製し、対応の5−ヒドロキシメチル目
的物IXが得られる。 〔実施例5−1〕 (1) ブチル 2−エチル−3,4−ジメチルフロ
〔2,3−c〕ピラゾール−5−カルボキシレート(II
I −18) 化合物VII −2(1g、0.0047モル)をn−ブチル
アルコール100mlに溶解させ、4時間加熱還流して
から、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル−クロロホルム)で精製し、化合物III
−18を得た。 薄黄色液体1.0g、収率79%。
ル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
(IX) 水素化リチウムアルミニウム(0.5g、0.013モル)
を無水エーテル30mlに加え、無水エーテルに溶解さ
せた化合物III −18(0.5g、0.0019モル)を反
応を反応槽へ徐々に滴下し、室温で攪拌し、反応が完了
後、水1mlを加え、続いて攪拌し、濾過した後、濾液
無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、溶媒を蒸発さ
せ、残滓をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル−ク
ロロホルム)で精製し、化合物IXを得た。 白色結晶0.3g、収率81%。
−ジヒドロ−2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾル
−5−イル)フロ〔2,3−c〕ピラゾール(XI)の
製造
同じ意味を表す。化合物VII を適宜な溶媒(例えばアセ
トニトリル)に溶解させ、アルキルカルバジネートと反
応させ、対応のN−アルコキシカルボニルアミノ−2,
3,4−三置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カ
ルボキサアミドXを得て、この中間体Xを適宜な溶媒
(例えば、ジフェニルエーテル)に溶解し、加熱環化反
応を行い、目的の環化生成物5−(2,3−ジヒドロ−
2−オキソ−1,3,4−オキサジアゾル−5−イル)
−2,3,4−三置換フロ〔2,3−c〕ピラゾールX
Iが得られる。 〔実施例6−1〕 (1) N−(エトキシカルボニルアミノ)−2,3,
4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−カ
ルボキサアミド(X−1) 化合物VIII−1の合成法により、アセトニトリルを溶媒
とし、同じ反応条件と処理方法でエチルカルバジネート
と化合物VII −1(1g、0.0047モル)を反応さ
せ、化合物X−1を得た。 黄色結晶0.75g、収率55%。
キソ−1,3,4−オキサジアゾル−5−イル)−2,
3,4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール(X
I−1) ジフェニルエーテル100mlを240℃に加熱し、化
合物X−1(1g、0.0036モル)を加え加熱還流
し、反応が完了後、冷却して、濾過し、沈殿をn−ヘキ
サンで洗浄して乾燥した後、エタノールから再結晶し、
化合物XI−1を得た。 薄黄色液体0.85g、収率98%。
ル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−
5−カルボキサアミド(X−2) 化合物X−1の合成法により、同じ反応条件と処理方法
でエチルカルバネートと化合物VII −2(1g、0.00
97モル)を反応させ、化合物X−2を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率50%。
キソ−1,3,4−オキサジアゾル−5−イル)−2−
エチル−3,4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾ
ール(XI−2) ジフェニルエーテル100mlを240℃に加熱し、化
合物X−2(1g、0.0034モル)を加え加熱還流
し、反応が完了後、冷却して、濾過し、沈殿をn−ヘキ
サンで洗浄して乾燥した後、カラムクロマトグラフィー
(シリカゲル−酢酸エチル)で精製し、化合物XI−2
を得た。 薄黄色液体0.80g、収率95%。
プロピル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾ
ール−5−カルボキサアミド(X−3) 化合物X−1の合成法により、同じ反応条件と処理方法
でエチルカルバネートと化合物VII −3(1g、0.00
42モル)を反応させ、化合物X−3を得た。 薄黄色結晶0.65g、収率50%。
キソ−1,3,4−オキサジアゾル−5−イル)−2−
イソプロピル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピ
ラゾール(XI−3) 化合物XI−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で化合物X−3(1g、0.0032モル)を反応さ
せ、化合物XI−3を得た。 薄黄色液体0.77g、収率93%。
ジル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
−5−カルボキサアミド(X−4) 化合物X−1の合成法により、同じ反応条件と処理方法
でエチルカルバネートと化合物VII −4(1g、0.00
38モル)を反応させ、化合物X−4を得た。 薄黄色結晶0.90g、収率67%。
キソ−1,3,4−オキサジアゾル−5−イル)−2−
ベンジル−3,4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラ
ゾール(XI−4) 化合物XI−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で化合物X−4)(1g、0.0028モル)を反応さ
せ、化合物XI−4を得た。 薄黄色液体0.80g、収率92%。
キソ−3−アシル)−1,3,4−オキサジアゾル−5
−イル〕−2,3,4−三置換フロ〔2,3−c〕ピラ
ゾール(XII)の製造
同じ意味を表す。化合物XIを適宜な溶媒(例えば酢
酸)に溶解させ、適宜なアシル化剤(例えば、無水酢
酸)でアシル化を行い、対応のアシル化物XIIが得られ
る。
1,3,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−メチ
ル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
(XII−1) 化合物XI−1(1g、0.0043モル)を酢酸10m
l及び無水酢酸1mlに溶解させ、100℃に加熱し1
時間反応した後、冷水にあけて、濾過し、水で洗浄して
乾燥した後、エタノールから再結晶し、化合物XII−1
を得た。 薄黄色液体1.0g、収率85%。
1,3,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−エチ
ル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
(XII−2) 化合物XII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で化合物XI−2(1g、0.0040モル)を反応さ
せ、化合物XII−2を得た。 黄色結晶1.0g、収率81%。
1,3,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−イソ
プロピル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾ
ール(XII−3) 化合物XII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で化合物XI−3(1g、0.0038モル)を反応さ
せ、化合物XII−3を得た。 黄色結晶0.9g、収率77%。
1,3,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−ベン
ジル−3,4−ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾール
(XII−4) 化合物XII−1の合成法により、同じ反応条件と処理方
法で化合物XI−4(1g、0.0032モル)を反応さ
せ、化合物XII−4を得た。 薄黄色結晶1.0g、収率88%。
c〕ピラゾール−5−アクリル酸(XIII )及びそのエ
ステル類誘導体(XVII )の製造
同じ意味を表す。化116に示す通り、目的物の製造に
下記3種の異なる方法がある。 〔方法1〕アルデヒッド(V)を適宜な溶媒(例えば、
ベンゼン)に溶解して、アルカリ(例えば、ピペリジ
ン)の存在下、加熱して縮合反応を行い、カラムクロマ
トグラフィーと再結晶法で精製し、対応の2、3、4−
三置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−イルメチリ
デンマロネートXIVを得て、この化合物XIVを強アルカ
リ(例えば、水酸化ナトリウム)で化水分解してから、
鉱酸(例えば、塩酸)で酸化した後、適宜な溶媒から結
晶することにより、対応のアクリル酸XIIIが得られ
る。
ば、ピリジン)に溶解して、アルカリ(例えば、ピペリ
ジン)の存在下化合物Vを加熱して縮合反応を行い、酸
化した後、カラムクロマトグラフィーと再結晶法で精製
し、対応の目的物XIII が得られる。
CHCOOR)を適宜な溶媒(例えば、メタノール)に
溶解して、弱アルカリ性の条件下、化合物Vとウィッテ
ィヒ反応を行い、対応の2、3、4−三置換フロ〔2,
3−c〕ピラゾール−5−アクリル酸エステルXVII 及
び一部分の化水分解された酸XIII が得られる。
−5−アクリル酸(XIII −1) 〔方法2〕マロン酸(1g、0.0097モル)をピリジ
ン(20ml、0.25モル)に溶解して、化合物V(0.
623g、0.0035モル)を加え、ピペリジン(1m
l、0.011モル)を混合し、110−115℃にて2
時間加熱還流した後、ベンゼンを加え、溶媒を蒸発さ
せ、氷水を加え、結晶が析出してから、沈殿を濾集し、
水で洗い、10%重炭酸ソーダ溶液加え酸を溶解し、ク
ロロホルムで洗浄し、水層を10%塩酸溶液で攪拌冷却
しながら酸化し、氷浴にて1時間静置した後、沈殿を濾
集し、水で洗い、乾燥してから、残滓をカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル−クロロホルムとエタノール)
で精製し、目的物XIII −1を得た。 黄色結晶0.6g、収率78%。
ゾール−5−イル−メチリデンマロン酸エステル(XIV
−1) 化合物V−1(0.623g、0.0035モル)を加え、
ベンゼン20mlに溶解して、マロン酸エチル(1.5
g、0.009モル)とピペリジン(1ml、0.011モ
ル)を混合し、2時間加熱還流し、その間反応で生成し
た水を除去し、反応完了後、水で洗い、無水炭酸マグネ
シウムで脱水し、濾液から溶媒を蒸発させ、残滓をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で
精製し、目的物XIV−1を得た。 黄色結晶1.1g、収率61%。
3−c〕ピラゾール−5−アクリル酸(XIII −1) 化合物XIV−1(1.1g、0.003モル)を10%水酸
化ナトリウム溶液に懸濁し、70℃にて8時間攪拌した
後、濾過し、濾液をエーテルで洗浄し、10%重炭酸ソ
ーダ溶液加え酸を溶解し、クロロホルムで洗浄し、水層
を10%塩酸溶液で攪拌冷却しながら酸化し、氷浴にて
1時間静置した後、沈殿を濾集し、水で洗い、乾燥して
から、残滓をエタノールから再結晶し、目的物XIII −
1を得た。 黄色結晶0.42g、収率63%。 mp:254-256℃、この生成物と方法Iで得た化合物XIII
−1とのIR,TLCを比較し、混融試験の結果、全く
同一化合物であることが確認された。
物XIII −1が得られる。 (1) 2、3、4−トリメチルフロ〔2,3−c〕ピラ
ゾール−5−アクリル酸メチルエステル(XVII −1) ウィッティヒ試薬の調製:クロロ酢酸エチル(0.4g、
0.0028モル)をベンゼン15mlに溶解して、トリ
フェニルホスフィン(0.75g、0.0028モル)を加
え、2時間加熱還流すると、沈殿物としてイリドPh3
P=CH2 COOEtが得られ、この沈殿をメタノール
20mlに溶解し、化合物V−1(0.5g、0.0028
モル)を加え、室温にて10%炭酸ソーダ溶液を加え、
反応完了後、メタノールを蒸発させ、クロロホルムで抽
出し、クロロホルム層を無水炭酸マグネシウムで脱水
し、濾液から溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で分離し、更に
エタノールから再結晶を行い、目的物XVII −1を得
た。 黄色針状結晶0.29g、収率45%。
した黄色沈殿を濾取し、水で洗い、10%重炭酸ソーダ
溶液を加え沈殿を溶解した後、クロロホルムで洗浄し、
水層を冷却攪拌しながら10%塩酸溶液で酸化してか
ら、氷浴にて1時間放置し、沈殿を濾集し、水で洗い、
乾燥しから、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル−
クロロホルムとエタノール)で精製し、目的物XIII −
1を得た。 黄色結晶0.31g、収率39%。 mp:254-256℃、この生成物と方法Iで得た化合物XIII
−1とのIR,TLCを比較し、混融試験の結果、全く
同一化合物であることが確認された。
c〕ピラゾール−5−アクリル酸(XIII −2) マロン酸(1g、0.0097モル)をピリジン(20m
l、0.25モル)に溶解させ、化合物(V−2)(0.6
7g、0.0035モル)を加え、ピペリジン(1ml、
0.011モル)を混合し、110−115℃にて2時間
加熱還流した後、ベンゼンを加え、溶媒を蒸発させ、氷
水を加え、結晶が析出してから、沈殿を濾集し、水で洗
い、10%重炭酸ソーダ溶液加え沈殿を溶解し、分液漏
斗にてクロロホルムで数回洗浄し、氷浴にて1時間静置
した後、沈殿を濾集し、水で洗い、乾燥してから、残滓
をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル−クロロホル
ムとエタノール)で精製し、目的物XIII −2を得た。 黄色結晶0.67g、収率82%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−アクリル酸エチル(X
VII −2) 化合物XIII −2(1g、0.0043モル)を絶対アル
コール100mlに溶解して、触媒として濃硫酸を加
え、反応が完了するまで加熱還流した後、溶媒を蒸発さ
せ、10%重炭酸ソーダ溶液で中和し、エーテルで抽出
して、エーテル層を数回水で洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、溶媒を蒸発させ、残滓をカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル−クロロホルム)で精製し、
目的物XVII −2を得た。 薄黄色結晶0.76g、収率68%。
c〕ピラゾール−5−アクリルアミド(XIX−2)の
製造
ン)に溶解させ、チオニルクロリドで処理し塩素化反応
を行い、適宜な溶媒(例えば石油エーテル+エーテル)
から再結晶し、対応のアシッドクロリドXVIIIを得て、
この中間体XVIIIを適宜な溶媒(例えばベンゼン)に溶
解させ、各種のアミンと反応させ、対応の目的物XIX
−2が得られる。
c〕ピラゾール−5−アクリル酸クロリド(XVIII−
2) 化合物XIII −2(1g、0.0043モル)を無水ベン
ゼン100mlに溶解させ、チオニルクロリド(4.1
g、0.0035モル)を加え、反応が完了するまで加熱
攪拌し、溶媒を蒸発させ、残滓を石油エーテルで洗浄
し、乾燥することにより目的物XVIII−2を得た。 褐黄色粗製物1.1g、収率92%。
〔2,3−c〕ピラゾール−5−アクリルアミド(XI
X−2) 化合物XVIII−2(1g、0.004モル)を無水ベンゼ
ン100mlに溶解し、反応が完了するまで攪拌しなが
らアンモニアを通した後、濾過し、固体部分を水洗い
し、乾燥させ、濾液部分を数回水で洗い、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、溶媒を蒸発させ、残滓と固体部
分を合併し、エタノールとクロロホルムの混合溶媒から
再結晶し、目的物XIX−2を得た。 黄色結晶0.54g、収率58%。
希釈したマウス抗血清卵アルブミンを0.1ml皮下注射
し、48時間後、尾静脈から2mlの卵アルブミン抗原
を含むエバンスブルー溶液1mlを注射し、約30分後
にラットを殺し、腹部皮膚を剥がし、色素斑の面積と濃
度を測定し、色素斑の測定値の平均値を各ラットの反応
値とする。各試験化合物は生理食塩水又は0.5%かトラ
ガントゴム水溶液で溶解又は懸濁し、エバンスブルー溶
液注射の5分前に注射又は1時間前に経口投与した。
せ、4℃にて均一な懸濁液に研磨した後、1mg/ml
の溶度に分装し、−70℃に貯蔵し、使用前に解凍し均
一に研磨する。 (2) PAFを四塩化炭素に溶解させ、−20℃に貯蔵し、
使用前に脱イオン水で希釈する。 (3) ADPアデノシン二リン酸とアラキドン酸ナトリウム
(A.A.)を脱イオン水で溶解し調製する。
EDTAを兎耳縁静脈から抽出した血液を1:14の比
例で混合し、室温にて直ちに120gで10分間遠心に
かけ、上層の血小板を富む血漿を更に500gで10分
間遠心にかけて、血漿を除去した後、下層の血小板をE
DTA(2mM)と牛血清蛋白(3.5mg/ml)を含
むタイロド溶液で懸濁し、計器にて血小板が約4.5×1
0個/mlとなるように調整し、最後に1mMのカルシ
ウムイオンを加え、30分間放置し、実験を行った。タ
イロド溶液の組成:牛血清蛋白、食塩(136.9)、K
Cl(2.7)、リン酸ナトリウム(0.4)、重炭酸ナト
リウム(11.9)、グルコース(11.1)。
mi凝集計(1020 型,Payton,Canada) で測定した。血小板
懸濁液0.4mlをシリコーンコーティングの入った小ガ
ラス瓶に加え、小磁気棒で900rpmの攪拌を行い、
特に規定してない限り、いずれも誘導剤を加える1分間
前に拮抗剤を加え、全部の反応過程は全て37℃で行
い、凝集度は下記の方法で表す。 凝集(%)=(凝集誘導剤を加える前の吸光度−凝集誘
導剤を加えた後の吸光度)÷(凝集誘導剤を加える前の
吸光度−タイロド溶液の吸光度)×100 各試験にluciferase-luciferin混合液25μlを加え、
ATPとの反応より発生した蛍光で血小板釈放反応の大
きさを測定し、その程度を相対値で表した。
c〕ピラゾール−5−アクリルアミドのラット−PCA
方法による試験結果
チルフロ〔2,3−c〕ピラゾール−5−アクリルアミ
ドのラット−PCA方法による試験結果
〔2,3−c〕ピラゾール−5−アクリルアミドのラッ
ト−PCA方法による試験結果
キサジアゾ−ル−5−イル)−2−アルキル−3,4−
ジメチルフロ〔2,3−c〕ピラゾールドのラット−P
CA方法による試験結果
板凝集抑制活性
Claims (2)
- 【請求項1】 化1,化2及び化3で示される化合物及
びその製薬上許容しうる塩。 【化1】 【化2】 【化3】 - 【請求項2】 請求項1の化合物(B)及びその製薬上
許容しうる塩を有効成分とする血小板凝集抑制及び抗ア
レルギー用医薬組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30300392A JPH0764849B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 2,3,4,5−置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール類化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30300392A JPH0764849B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 2,3,4,5−置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール類化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072863A true JPH072863A (ja) | 1995-01-06 |
JPH0764849B2 JPH0764849B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=17915771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30300392A Expired - Lifetime JPH0764849B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 2,3,4,5−置換フロ〔2,3−c〕ピラゾール類化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764849B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP30300392A patent/JPH0764849B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0764849B2 (ja) | 1995-07-12 |
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