JPH0728595Y2 - テーププレーヤの検知装置 - Google Patents

テーププレーヤの検知装置

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JPH0728595Y2
JPH0728595Y2 JP13745488U JP13745488U JPH0728595Y2 JP H0728595 Y2 JPH0728595 Y2 JP H0728595Y2 JP 13745488 U JP13745488 U JP 13745488U JP 13745488 U JP13745488 U JP 13745488U JP H0728595 Y2 JPH0728595 Y2 JP H0728595Y2
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lever
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健郎 渡辺
孝作 加藤
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテーププレーヤにおいてカセットハーフの挿入
検知などを行なうための検知装置に係り、特に検知レバ
ーの取付が容易でしかも取付け後検知レバーが離脱しな
いようにしたテーププレーヤの検知装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図はテーププレーヤのカセット駆動部を示す斜視図
である。
図中符号1はシャーシを示しており、シャーシ1上には
テープリールを駆動するためのリール台2,3が設けられ
ている。符号4は検知レバー6が取り付けられる取り付
け部を示している。検知レバー6は例えば樹脂材料によ
って形成されており、検知種別に応じて複数個取付けら
れる。取り付け部4には検知レバー6の一部がシャーシ
1の裏面Aに挿入される挿入穴4aが設けられて、また、
取り付け部4には検知レバー6の嵌着溝6aが嵌着される
支軸4bが設けられている。
符号7はプリント基板を示しており、カセットハーフC
の装着、書込み禁止カセットであるか否かの検知、ある
いはメタルテープなどのテープ種別の検知を行なう複数
の検知スイッチ7aが設けられている。このプリント基板
7はシャーシ1の裏面Aに取付けられており、前記検知
スイッチ7aが検知レバー6のスイッチ押圧部6bによって
作動させられる位置に配置されている。符号8はオート
リバースのために一対設けられたキャプスタン、9はカ
セットハーフCの図示下端が設置される位置決め突起、
符号HDは磁気ヘッドを示している。
第3A図〜第3B図は従来の検知レバーの取付け状態ならび
に検知動作を示す拡大側面図である。
第3A図に示すように検知レバー6の支持溝6aの内径は支
軸4bの直径Dとほぼ等しくなっており、支持溝6aが支軸
4bに対し回動自在に装着支持されるようになっている。
また検知レバー6の嵌着溝6aの開口部6dの幅寸法は支軸
4bの直径Dよりも小さい(D−x)の値となっている。
またこの開口部6bの両縁部分は弾性変形できる厚さ寸法
に形成されている。検知レバー6の取付けは、開口部6d
を支軸4bに押し付け、開口部6dにxのたわみを生じさ
せ、支持溝6aを支軸4bに嵌着させることによって行なわ
れる。第3B図に示すように、検知レバー6が支軸4bに装
着された状態にて、検知スイッチ7aのアクチュエータ7b
は検知レバー6のスイッチ押圧部6aの真下に位置するよ
うになる。
カセットハーフCの検知面Caが検知レバー6の検知部6c
に当接されるなどして検知部6cに上方の力が作用する
と、第3C図にて鎖線で示すように検知レバー6がα方向
へ回動して、検知スイッチ7aのアクチュエータ7bがスイ
ッチ押圧部6bにより押されて検知スイッチ7aがオンとな
る。これによって、例えばカセットハーフCの装着など
が検知される。あるいはカセットハーフCの検知面Caの
書込み検知爪Cbが除去されているときには、この部分に
当たる検知レバー6の検知部6dが検知爪Cbが除去された
穴の中に入り、検知レバー6は第3C図において実線の状
態のままである。このときにはスイッチのオフによって
書込み禁止カセットであることが認識される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来例においては、検知レバー6の支軸4bへの取り
付けは、支持溝6aの開口部6d部分のたわみを利用して行
っている。したがって第3D図に示すように、何らかの外
力Fが検知レバー6に作用すると、検知レバー6が支軸
4bから外れてしまうというおそれがある。一方、外力に
よって検知レバーが外れるのを防止するためにたわみx
を大きくすることも考えられるが、この場合には装着す
る際に、開口部6dの両縁部分に作用する力が大きくなり
過ぎ、開口部6dの両縁部分が破損しやすくなる。
本考案は上記従来の課題に着目してなされたものであ
り、検知レバーの取付が容易でしかも、検知レバーが外
れにくくなるようなテーププレーヤの検知装置を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、支軸と、この支軸に回動可能に嵌着される支
持溝を有する検知レバーと、支軸を支点とする前記検知
レバーの回動動作によって作動させられる検知スイッチ
とが備えられているテーププレーヤの検知装置におい
て、前記支軸の外周の一部が欠落されてこの欠落部とこ
れに対向する軸外面とで支軸の軸径よりも小さい幅狭部
が形成され、前記検知レバーの支持溝の開口部は支軸の
軸径よりも小さく且つ前記幅狭部を通過可能な寸法に形
成されており、前記検知スイッチは、前記支軸に回動自
在に支持された検知レバーが前記開口部と幅狭部とが一
致する角度まで回動するのを阻止する位置に取付けられ
ていることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記した手段では、支軸に欠損部を形成することによっ
て、支軸の直径よりも小さい幅狭部を形成しており、こ
の幅狭部に検知レバーの支持溝の開口部を通過させて、
支持溝を支持軸に嵌着している。よって検知レバーの取
付け作業は従来と同様に簡単である。検知レバーが支軸
に装着された状態では、検知スイッチが検知レバーに対
向する位置に取付けられ、この検知スイッチによって検
知レバーの回動量が規制されることになる。この検知ス
イッチの規制によって検知レバーがその開口部と支軸の
幅狭部とが一致する位置まで回動できなくなっているた
め、検知レバーが幅狭部から脱落することはなくなる。
しかも検知レバーの支持溝の開口部の幅寸法は第3A図以
下の従来例よろも小さくできるため、支軸に対する支持
溝の保持が確実になり、検知レバーの脱落が全く生じに
くくなる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面によって説明する。
第1A図から第1D図は本考案に係るテーププレーヤの検知
装置において検知レバーの動作を示す拡大側面図であ
る。
この実施例に示す検知レバー21は、第2図に示す検知レ
バー4と同様にテーププレーヤのカセット駆動部に複数
個並べて取付けられるものである。本実施例と従来例と
は、支軸の構造が異なっており、これに対応して検知レ
バーの支持溝の開口部の大きさが異なっている。
本実施例においては、第1A図に示すように支軸20はその
一部20aが少なくとも検知レバー21が取付けられる部分
において欠落されており、この欠落部20aとこれに対向
する軸外面20bとで幅寸法wの幅狭部が形成されてい
る。この幅狭部wは支軸20の直径Dよりも小さくなって
いる。また欠落部20aは基準線Lに対しθの角度にて形
成されている。この基準線Lは、第1B図に示すように検
知レバー21がカセットハーフを検知していないスイッチ
オフ状態のときの安定位置である。
検知レバー21にはそのほぼ中央部に支持溝21aが形成さ
れている。この支持溝21aはその内面が円形であり、且
つその内径D0は前記支軸20の直径Dに対し回動できるよ
うな寸法に仕上げられている。また支持溝21aには開口
部21dが形成されているが、その幅寸法Wは支軸の幅狭
部の幅寸法wよりもわずかに大きく形成されて、開口部
21dが第1A図に示す角度方向から抵抗なく挿入されるよ
うになっている。あるいは開口部21aの幅寸法Wは幅狭
部の寸法Wよりもやや小さめに形成され、第1A図に示す
ように検知レバー21が装着される際に、開口部21dの両
縁部がわずかに弾性変形しながら幅狭部を通過できるよ
うに形成されている。
また検知レバー21にはスイッチを動作させるスイッチ押
圧部21bならびにカセットハーフの検知面(第2図のCa
参照)が当る検知部21cが形成されている。
検知スイッチ7aは第2図に示したのと同様に基板7に固
定されてシャーシの裏側に設置される。そしてそのアク
チュエータ7bが検知レバー21のスイッチ押圧部21bに当
る位置に設置される。
次に、検知レバー21の支軸20への取り付けならびに検知
装置の動作について説明する。
検知レバー21の取付けは、第1A図に示すように検知レバ
ー21を基準線Lに対して角度θだけ傾かせ、支軸20の幅
狭部(幅寸法wの部分)に支持溝21aの開口部21dを対向
させる状態で行う。支持溝21aの開口部21dは寸法wの幅
狭部に対し抵抗なくあるいはわずかな弾性抵抗だけで通
過させることができるため、余分な力を入れることなく
検知レバー21の支持溝21aを支軸20に嵌着することがで
きる。
前記プリント基板7は、検知レバー21が支軸20に嵌着さ
れ後に取付けられる。すなわち第1A図に示す角度にて検
知レバー21が支軸20に嵌着された後に、検知レバー21が
図において時計方向へ回動させられた状態にて、第1B図
に示すように、基板7ならびに検知スイッチ7aが検知レ
バー21のスイッチ押圧部21bに下側から対向する位置に
取付けられる。これにより検知スイッチ7aによって検知
レバー21の時計方向への回動が規制され、支持溝21aの
開口部21dが支軸20の幅狭部から抜け出る位置(第1A図
に示す角度位置)まで回動できないようになっている。
すなわち、第1C図に示すように検知レバー21がカセット
ハーフCの検知面Caに押されて時計方向へ回動し、スイ
ッチ押圧面21bが検知スイッチ7aのアクチュエータ7bを
押圧する動作角度(基準線Lからαまでの角度)となっ
たとしても、支持溝21の開口部21dは支軸の幅狭部(寸
法wの部分)から抜け出る位置(第1A図の角度θの位
置)に至らない。よって検知レバー21は支軸20から脱落
できないようになる。また、外部の力Fによって第1D図
に示すように検知レバー21が反時計方向へ回動させられ
た場合、第2図に示す取付け穴4aによってその回動角度
が規制されるので、支持溝21aの開口部21dが支軸20の幅
狭部に一致するまで回動することはなく、検知レバー21
が脱落できないようになっている。
このようにして検知レバー21が取り付けられた状態で、
まず、カセットハーフを検知していない状態では検知レ
バー21が第1B図に示す姿勢である。カセットハーフCが
リール台2,3に取り付けられると、カセットハーフCの
検知面Caによって検知レバー21の検知部21cが押され、
検知レバー21が第1C図に示すように角度αだけ回動させ
られ、スイッチ押圧部21bによって検知スイッチ7aのア
クチュエータ7bが押されスイッチオンとなる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、テーププレーヤの検知装
置において、支軸にその外周の一部を欠落させて、支軸
の軸径よりも幅の狭い部分を有する幅狭部を形成して、
検知レバーの支持溝の開口部をこの幅狭部から挿入する
ことによって、検知レバーを支軸に装着しているので、
検知レバーの取付け作業は簡単である。また取付けられ
た後には検知スイッチによって検知レバーの回動が規制
され、支持溝の開口部が幅狭部に一致するまで検知レバ
ーが回動できないため、検知レバーの脱落が生じなくな
る。また検知レバーの支持溝の開口部の幅は従来のもに
比べて狭くできるので、支軸に対する支持溝の装着保持
は確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1A図から第1D図は本考案に係るテーププレーヤの検知
装置において検知レバーの取付けならびに検知動作を示
す拡大側面図、第2図はテーププレーヤのカセット駆動
部を示す斜視図、第3A図から第3D図は従来のテーププレ
ーヤの検知装置における検知レバーの取付けならびに検
知動作を示す拡大側面図である。 7a……検知スイッチ、20……支軸、20a……欠落部、20b
……欠落部に対向する軸外面、21……検知レバー、21a
……支持溝、21b……スイッチ押圧部、21c……検知部、
21d……開口部、D……軸径、w……幅狭部の寸法、W
……開口部の寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸と、この支軸に回動可能に嵌着される
    支持溝を有する検知レバーと、支軸を支点とする前記検
    知レバーの回動動作によって作動させられる検知スイッ
    チとが備えられているテーププレーヤの検知装置におい
    て、前記支軸の外周の一部が欠落されてこの欠落部とこ
    れに対向する軸外面とで支軸の軸径よりも小さい幅狭部
    が形成され、前記検知レバーの支持溝の開口部は支軸の
    軸径よりも小さく且つ前記幅狭部を通過可能な寸法に形
    成されており、前記検知スイッチは、前記支軸に回動自
    在に支持された検知レバーが前記開口部と幅狭部とが一
    致する角度まで回動するのを阻止する位置に取付けられ
    ていることを特徴とするテーププレーヤの検知装置
JP13745488U 1988-10-20 1988-10-20 テーププレーヤの検知装置 Expired - Fee Related JPH0728595Y2 (ja)

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