JPH0728556U - 液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器 - Google Patents
液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器Info
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- JPH0728556U JPH0728556U JP6075493U JP6075493U JPH0728556U JP H0728556 U JPH0728556 U JP H0728556U JP 6075493 U JP6075493 U JP 6075493U JP 6075493 U JP6075493 U JP 6075493U JP H0728556 U JPH0728556 U JP H0728556U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、液体芳香剤を揮散させる揮散体の形
状、特に揮散片の形状を変えて有効揮散表面積を大きく
して、揮散効率を向上させた液体芳香剤容器用の揮散体
及び液体芳香剤容器を提供するものである。 【構成】容器の架台上に柱13を設け、上方より挿入載
置してなる液体芳香剤容器用の揮散体であって、該揮散
体10が、フエルト、不織布、濾紙などの吸水性素材か
らなる揮散片10aと吸水芯11とを連設し、該揮散片
は吸水芯との連設端より幅広で、広い表面積を有し、か
つ揮散片の略中央部に挿通孔12を設けた短冊形状とし
て、前記吸水芯11を容器中に挿入し、該揮散片10a
を挿通孔12より湾曲させ、該挿通孔を前記柱に挿入し
逆U字状に載置したことを特徴とする液体芳香剤容器用
の揮散体及び液体芳香剤容器である。
状、特に揮散片の形状を変えて有効揮散表面積を大きく
して、揮散効率を向上させた液体芳香剤容器用の揮散体
及び液体芳香剤容器を提供するものである。 【構成】容器の架台上に柱13を設け、上方より挿入載
置してなる液体芳香剤容器用の揮散体であって、該揮散
体10が、フエルト、不織布、濾紙などの吸水性素材か
らなる揮散片10aと吸水芯11とを連設し、該揮散片
は吸水芯との連設端より幅広で、広い表面積を有し、か
つ揮散片の略中央部に挿通孔12を設けた短冊形状とし
て、前記吸水芯11を容器中に挿入し、該揮散片10a
を挿通孔12より湾曲させ、該挿通孔を前記柱に挿入し
逆U字状に載置したことを特徴とする液体芳香剤容器用
の揮散体及び液体芳香剤容器である。
Description
【0001】
本考案は、防臭、消臭のための薬剤、或いは香水などの液体芳香剤を空中に揮 散させるための、液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器に関するもので ある。
【0002】
従来、容器に収容した液体芳香剤を室内や車内などの空中に揮散させるため、 フェルト、不織布、濾紙などを板状や柱状に束ねた揮散体を芳香剤容器中に挿入 し、容器口上に僅かに露出させて、容器中の液体芳香剤を吸い上げて、容器口か ら露出した揮散体から芳香剤を揮散させる方法が多用されている。しかし、これ らは露出した揮散体の表面積が少なく、防臭などを行う場所が狭く密閉された空 間ではよいが、少し空間が広くなると防臭、消臭、或いは芳香効果が弱くなって しまう。 これに対して、例えば図4に示すように、揮散体における揮散片21を起立さ せ円形状に曲げて、一箇所に揮散片より幅狭の吸水芯22を一体形成した揮散体 を、成形品の架台23にセットし、液体芳香剤容器にこの吸水芯22を挿入した 揮散体が実開昭63−180047号公報で提案されている。
【0003】
しかしながら、前述の揮散体においては、円形状に曲げられて起立させた揮散 片21と一体形成された吸水芯22を揮散体の架台23の円形状の壁に沿ってセ ットするため、揮散片21の外側は架台壁により有効揮散表面積が狭められて、 芳香剤の空中への揮散効率が半減するため、揮散片を大きくすることでしか防臭 、消臭、或いは芳香効果を向上させることができない。更に、この揮散体を架台 壁に沿ってセットする必要があり、作業性が複雑で作業効率を妨げていた。
【0004】 そこで本考案は、この揮散体の形状、特に揮散片の形状を変えて有効揮散表面 積を大きくして、揮散効率を向上させた液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香 剤容器を提供するものである。
【0005】
目的を達成するため本考案は、容器の口部に装着する上部に柱を有する架台に 、上方より挿入載置してなる液体芳香剤容器用の揮散体であって、該揮散体が、 フエルト、不織布、濾紙などの吸水性素材からなる揮散片と吸水芯とを連設し、 該揮散片は吸水芯との連設端より幅広で、広い表面積を有し、かつ揮散片の略中 央部に挿通孔を設けた短冊形状として、前記吸水芯を容器中に挿入し、該揮散片 を挿通孔近傍から湾曲させて、該挿通孔を柱に挿通し逆U字状に載置したことを 特徴とする液体芳香剤容器用の揮散体である。
【0006】 また、容器と該容器口部に装着する上部に柱を有する架台と、該架台に吸水芯 と挿入孔を設けた揮散片を有する揮散体を、該揮散片の挿入孔を前記柱に挿入し 、揮散片を逆U字状に載置したことを特徴とする液体芳香剤容器である。
【0007】 また、前記柱が上下に貫通孔を有する噴霧ノズルであることを特徴とするもの である。
【0008】
本考案の液体芳香剤容器用の揮散体における揮散片は、容器における架台上の 柱の先端を僅かに突出させて逆U字状に柱上に載置したもので、空中に芳香剤を 揮散する有効揮散表面積は、逆U字状に載置した揮散片の外側面、内側面及び側 端面と大きく、揮散効率がよい。
【0009】 更に、本考案の液体芳香剤容器は、吸水芯により吸い上げた芳香剤の揮散だけ でなく、架台上の柱の上下に貫通孔を設け、芳香剤容器を軽く押して強制的に芳 香剤を供給したり、噴霧することで、刺激臭などの強い臭いに対して、その臭い を消したり、或いは芳香を強めることが可能となる。
【0010】
図に基づき実施例を説明する。 図1は、本考案よる揮散体の一例を示す斜視図である。図中の10は揮散体、 10aは揮散片、11は吸水芯、12は挿通孔である。
【0011】 揮散体10は、フェルト、不織布、濾紙などの吸水性素材からなり、短冊形状 の揮散片10aの端部に揮散片の幅寸法より約2分の1から3分の1の幅寸法の 吸水芯11を垂直に連設したもので、同素材で型抜きなどにより一体形成したも のである。但しこれに限定するものではなく、吸水性の高い別素材を吸水芯とし て連設することもできる。更に、短冊形状の揮散片10aの略中央部に柱13の 先端を突出させる挿通孔12を設けたものである。 尚、本考案の揮散体10における揮散片10aは、短冊形状の平板のままでも よいが、好ましくは図に示すように、揮散片10aの挿通孔12近傍から逆U字 状に湾曲させておくことで、容器へのセットを容易にする。
【0012】 図2は、揮散体の片を柱上に載置した状態を示す説明図である。 図に示すように、吸水芯11が液体芳香剤を吸い上げると、この液体芳香剤が 揮散片10aに浸透し、かつ芳香剤の保持をする。次いで、この揮散片の逆U字 状の外側面a、内側面b、側端面c、の表面から保持した液体芳香剤を揮散させ る。即ち、この揮散片10aの全面が有効揮散表面となり、揮散効率が著しく向 上する。
【0013】 図3は、本考案の実施例における揮散体をセットした液体芳香剤容器の一例を 示す断面図である。図中に示す13は噴霧ノズル、14は架台、15は容器、1 6は貫通孔を示す。
【0014】 図3は、揮散体10をセットした液体芳香剤容器の一例を示すもので、逆U字 状とした揮散片10aの挿通孔12から、前記柱の上下に貫通孔を設けた噴霧ノ ズル13が僅かに突出するように挿入させる。また、吸水芯11は容器15の吸 水室19に挿入し、この吸水室の底部に当接するまでの長さとして、この吸水室 19の下端に吸水弁を設けて液体芳香剤の強制吸水を可能にした。更に、揮散片 10aの先端は、容器口栓14上に設けた凹部17の周壁18に嵌め込むように 載置する。
【0015】 容器中の液体芳香剤Hは、吸水室19に挿入された吸水芯11によって吸い上 げられ、常時、揮散片10aに浸透、保持されている。使用時にはキャップKを 外すと、揮散片の全面から芳香剤が空中に揮散される。 更に、急速に防臭、消臭、芳香をする場合は、容器15を側面から軽く押すこ とで、芳香剤が揮散片10aに強制吸水されると共に、噴霧ノズル13より強制 噴霧される。
【0016】
本考案の液体芳香剤容器用の揮散体は、吸水芯を直接芳香剤容器中に挿入し、 連設された揮散片は、容器の架台上の柱の先端を僅かに突出させて逆U字状に容 器上に載置されるので、揮散体のセット作業が容易になり、しかも空中に芳香剤 を揮散する有効揮散表面積は、逆U字状に載置した揮散片の外側面、内側面、及 び側端面と広い面積となり、優れた揮散効率が得られると共に、防臭、消臭、或 いは芳香効果が著しく向上する。
【0017】 更に、本考案の液体芳香剤容器は、揮散体は吸水芯により吸い上げた芳香剤の 揮散だけでなく、架台上の柱の上下に貫通孔を設けた噴霧ノズルとして、芳香剤 容器を軽く押して強制的に液体芳香剤を吸水室に供給したり、同時に噴霧するこ とで、刺激臭などの強い臭いに対してその臭いを消したり或いは芳香を強めるこ とが可能となる。
【図1】本考案おける揮散体の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】揮散体における揮散片を柱上に載置した状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】本考案の実施例における揮散体をセットした液
体芳香剤容器の一例を示す断面図である。
体芳香剤容器の一例を示す断面図である。
【図4】従来の揮散体の一例を示す説明図である。
10 …揮散体 10a,21…揮散片 11,22 …吸水芯 12 …挿通孔 13 …柱(噴霧ノズル) 14,23 …架台 15 …容器本体 16 …噴霧口 17 …凹部 18 …周壁 19 …吸水室 H …液体芳香剤 K …キャップ a …外側面 b …内側面 c …側端面
Claims (4)
- 【請求項1】容器の口部に装着する上部に柱を有する架
台に、上方より挿入載置してなる液体芳香剤容器用の揮
散体であって、該揮散体が、フエルト、不織布、濾紙な
どの吸水性素材からなる揮散片と吸水芯とを連設し、該
揮散片は吸水芯との連設端より幅広で、広い表面積を有
し、かつ揮散片の略中央部に挿通孔を設けた短冊形状と
して、前記吸水芯を容器中に挿入し、該揮散片を挿通孔
近傍から湾曲させて、該挿通孔を前記柱に挿通し逆U字
状に載置したことを特徴とする液体芳香剤容器用の揮散
体。 - 【請求項2】前記揮散紙体における揮散片と吸水芯が、
少なくとも一体形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の液体芳香剤容器用の揮散体。 - 【請求項3】容器と該容器口部に装着する上部に柱を有
する架台と、該架台に吸水芯と挿入孔を設けた揮散片を
有する揮散体の、該挿入孔を前記柱に挿入し、揮散片を
逆U字状に載置したことを特徴とする液体芳香剤容器。 - 【請求項4】前記柱が、上下に貫通孔を有する噴霧ノズ
ルであることを特徴とする請求項3に記載の液体芳香剤
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060754U JP2603557Y2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993060754U JP2603557Y2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728556U true JPH0728556U (ja) | 1995-05-30 |
JP2603557Y2 JP2603557Y2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=13151382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993060754U Expired - Lifetime JP2603557Y2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603557Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008136512A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | St Kk | 揮散体 |
JP2013230308A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | At Aroma Kk | 芳香器及び保持部材 |
KR200477259Y1 (ko) * | 2014-10-07 | 2015-05-28 | 이은식 | 향 발산 겸용 분무기 |
-
1993
- 1993-11-11 JP JP1993060754U patent/JP2603557Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008136512A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | St Kk | 揮散体 |
JP2013230308A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | At Aroma Kk | 芳香器及び保持部材 |
KR200477259Y1 (ko) * | 2014-10-07 | 2015-05-28 | 이은식 | 향 발산 겸용 분무기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603557Y2 (ja) | 2000-03-15 |
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Legal Events
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