JPH08107928A - 芳香剤容器 - Google Patents

芳香剤容器

Info

Publication number
JPH08107928A
JPH08107928A JP6246481A JP24648194A JPH08107928A JP H08107928 A JPH08107928 A JP H08107928A JP 6246481 A JP6246481 A JP 6246481A JP 24648194 A JP24648194 A JP 24648194A JP H08107928 A JPH08107928 A JP H08107928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
liquid
container
discharge port
liquid discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6246481A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Sakamoto
敬之 坂本
Takahiro Otaguro
隆浩 大田黒
Kiyoshi Murayama
清 村山
Makoto Ozeki
真 大関
Shigemi Nakamura
成見 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP6246481A priority Critical patent/JPH08107928A/ja
Publication of JPH08107928A publication Critical patent/JPH08107928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を複雑にすることなく、芳香剤量が均一
となり、香料の香質力価が一定となる芳香剤容器を提供
する。 【構成】 液体芳香剤11を収納すると共に、先端に液
排出口部12を設けた液体芳香剤収納容器10と、揮散
用部材22を配置し、上記液体芳香剤収納容器10を挿
入保持する保持ガイド部25を有する芳香皿20とを備
え、上記保持ガイド部25のガイド部23に液体芳香剤
収納容器10を倒立し、液排出口部12を芳香皿20に
配置した揮散用部材22に接触させることにより芳香剤
を揮散させるようにした芳香剤容器Aにおいて、前記液
体芳香剤収納容器10の液排出口部11を円錐形状の筒
状体とし、かつ、その外周に先端から孔径の目盛を表示
する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内等で液体芳香剤を
揮散させるようにした芳香剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内等で液体芳香剤を揮散させる
ようにした芳香剤容器としては、正立型又は倒立型のも
のが知られている。正立型芳香剤容器としては、例え
ば、図9(a)及び(b)に示すように、液体芳香剤1
aを収容した容器本体1bと、容器本体1bの口部1c
に着脱自在に嵌合される芳香孔1dを有する芳香皿1e
と、該芳香皿1e内に配置した濾紙等の揮散部材1f
と、該芳香皿1eを密閉するキャップ1gとを備えた芳
香剤容器1が知られている。この芳香剤容器1は、使用
時に、キャップ1gと芳香孔1dを塞いでいたシール部
1hとを取り外して、図9(b)に示すように、繊維多
孔体からなる吸い上げ芯1iを上記揮散部材1fから芳
香孔1dを通して液体芳香剤1a内に垂らし、この吸い
上げ芯1iにより容器本体1b内に収容する液体芳香剤
1aを吸い上げて揮散部材1fに導いて空気と接触させ
て揮散させ、これによって芳香剤の芳ばしい香りを周囲
に揮散させるものである。
【0003】倒立型芳香剤容器としては、例えば、図1
0に示すように、揮散板2aを設置した芳香皿2bと、
該芳香皿2b上に固定した密閉状の香料容器2cとから
なり、該香料容器2cの下部には収納した芳香液2dを
浸み出す浸み出し口2eと、空気口2fを夫々設け、芳
香液2dは浸み出し口2eより揮散板2aに浸み出し、
揮散板2aが芳香液2dで飽和することにより芳香液2
dの浸み出しは停止し、揮散板2aより芳香液2dが揮
散するに伴い、香料容器2c内に空気口2fを通して空
気2gが入る構造とし、揮散板2a上の香料容器2cの
固定が芳香皿2b内に突出した支持体2hで固定され、
該支持体2hには芳香液2dを揮散板2aに浸み出す誘
導芯2iを保持するようにした芳香剤容器2が知られて
いる(実開昭61−82637号公報)。
【0004】また、図11に示すように、液体芳香剤3
aを収容し、口部3b先端部に含浸材3cを設けた容器
本体3dを倒立させて、受皿3eに配置した含浸体3f
に前記含浸材3cを接触させた倒立型芳香剤容器3も知
られている(実開昭61−194536号公報)。
【0005】更に、図12に示すように、受皿4aと、
該受皿4aの底壁4b上に、複数の脚片4c…下端を載
置させた支持筒部材4dと、該支持筒部材4d内に着脱
自在に嵌合される液体芳香剤が収容された容器体4e
と、該容器体4e下方の受皿4aの底壁4b上に敷設さ
れた吸湿部材4fとを備え、支持筒部材4dに設けた舌
状片4gを押込みにより容器体4eの胴部4hを圧搾さ
せて、容器体4eのノズル4iから吸湿部材4fに芳香
液を滴下させてなる倒立型芳香剤容器4(実開昭61−
194537号公報)や、図13に示すように、芳香剤
容器本体5aを押し下げることにより容器本体5aの複
数の脚片5b…が弾性湾曲して芳香剤容器本体5a内に
備えたノズル(図示せず)を受皿5c内に配置された揮
散部材5dに接触させて容器本体5a内の芳香液を揮散
部材5dに含浸させてなる倒立型芳香剤容器5(実開昭
61−194538号公報)が知られている。
【0006】しかしながら、図9(a)及び(b)に示
す正立型の芳香剤容器1では、容器の揮散部材1fを解
放するだけで芳香するのではなく、揮散部材1fと芳香
液1aとのシール部1hを外し、更に吸い上げ部材1i
を設置することにより揮散が開始するものであるため、
実際には芳香液1aの吸い上げがうまくいかなかった
り、操作が煩雑となり、また、過って芳香液等が手に付
着するなどの問題点があった。
【0007】ところで、正立型芳香剤容器と倒立型芳香
剤容器との経時における室温保存下での揮散率、香気力
価は、図14及び図15に示される結果が得られてい
る。この結果は、共に香料、界面活性剤、溶剤などの水
系芳香剤からなる液体芳香剤を使用したものであり、同
一内容量、同一揮散部材を用いて同一保存条件下(20
℃、65WT%)にて測定したものである。使用した正
立型芳香剤容器(円錐型ボトル、排出口部口径1.3m
m、揮散用部材:直径7cm 厚さ2.5mm パルプ
使用)及び倒立型芳香剤容器は、それぞれ図9(b)及
び図1を用いた。また、揮散率は、芳香液を容器に充填
した初期重量と経時での重量変化の百分率から計算され
る。すなわち、次式、 揮散率=(経時での重量変化/初期重量)×100 より計算したものであり、香気力価は、官能による評価
法で、経時での香り立ち、強さを段階的に評価したもの
である。図14及び図15に示される結果から明らかな
ように、経時における揮散率の変化は、正立型芳香剤容
器の場合、浸透しやすい成分のみが吸い上げられ経時に
より浸透しずらい成分のみが残る。また、経時における
香気力価の変化は、正立容器の場合、浸透しやすい組成
のみが吸い上げられ経時により芳香剤の組成バランスが
崩れ、香気力価は低下するが、倒立容器の場合は、必要
量のみ供給されるため揮散成分を一定にさせ、安定な香
気力価が得られることが判明している。従って、一般
に、室内等で液体芳香剤を揮散させるようにした芳香剤
容器は、正立型のものに較べ倒立型のものが優れている
ことがわかる。
【0008】しかしながら、実開昭61−82637号
公報(図10)に開示されている倒立型の液体芳香剤容
器2では、芳香皿2b上に芳香液2dを誘導する誘導芯
2eの設置が必要であり、また、実開昭61−1945
36号公報(図11)に開示されている倒立型の液体芳
香剤容器3では、液体芳香剤収納容器3dの口部3bに
含浸材3cを設ける必要があり、これらの倒立型の液体
芳香剤容器2、3では、コスト高につながったり、揮散
部材の面積が大きく揮散量が多くなってしまう点に欠点
があった。
【0009】また、実開昭61−194537号公報
(図12)に開示される倒立型の液体芳香剤容器4は、
構造が複雑であり、芳香剤容器本体4eの胴部4hを圧
搾させ揮散部材4fを滴下させるものであるため、その
圧搾強度によって芳香剤量が均一にならず香料の香質力
価が一定にならない欠点がある。更に、実開昭61−1
94538号公報(図13)に開示される倒立型の液体
芳香剤容器5は、構造が複雑であり、芳香剤容器本体5
aを押し下げることにより揮散部材5dに接触させるも
のであるため、その押し下げ時間によって芳香剤量が均
一にならず香料の香質力価が一定にならない欠点があっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
倒立型の芳香剤容器の課題を解決することにあり、構造
を複雑にすることなく、芳香剤量が均一となり、香料の
香質力価が一定となる芳香剤容器を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の
液体芳香剤収納容器を用いることにより上記目的の芳香
剤容器を得ることに成功し、本発明を完成するに至った
のである。すなわち、請求項1記載の芳香剤容器は、液
体芳香剤を収納すると共に、先端に液排出口部を設けた
液体芳香剤収納容器と、揮散用部材を配置し、上記液体
芳香剤収納容器を挿入保持する保持ガイド部を有する芳
香皿とを備え、上記保持ガイド部に液体芳香剤収納容器
を倒立し、液排出口部を芳香皿内に配置した揮散用部材
に接触させることにより芳香剤を揮散させるようにした
芳香剤容器において、前記液体芳香剤収納容器の液排出
口部を先細り形状の筒状体とし、かつ、その外周には先
端から孔径の目盛が表示されていることを特徴とする。
また、請求項2記載の芳香剤容器は、芳香剤容器液体芳
香剤を収納すると共に、先端に液排出口部を設けた液体
芳香剤収納容器と、揮散用部材を配置し、上記液体芳香
剤収納容器を挿入保持する保持ガイド部を有する芳香皿
とを備え、上記保持ガイド部に液体芳香剤収納容器を倒
立し、液排出口部を芳香皿内に配置した揮散用部材に接
触させることにより芳香剤を揮散させるようにした芳香
剤容器において、前記液体芳香剤収納容器の液排出口部
に所定の孔径となる切取部を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の芳香剤容器によれば、液体芳香剤を
収納する液体芳香剤収納容器の先端に設けた液排出口部
は、先細り形状の筒状体とし、かつ、その外周には先端
から孔径の目盛が表示されているので、その目盛の任意
の位置をカットすることで孔径寸法の変更が可能であ
る。従って、液体芳香剤収納容器を保持ガイド部に倒立
し、孔径の目盛により任意の位置でカットした液排出口
部を芳香皿に配置した揮散用部材に接触させることによ
り定量の芳香剤を揮散させることができることとなる。
請求項2の芳香剤容器によれば、液体芳香剤収納容器の
液排出口部に所定の孔径となる切取部を設けたので、切
取部を切り取ることで容易に使用でき、さらに切取部の
孔径を設定することで芳香剤の種類によって使い分けが
可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1〜図8に基づい
て説明する。図1〜図3は、本発明の実施の一例を示す
芳香剤容器である。本実施例の芳香剤容器Aは、液体芳
香剤収納容器10と、芳香皿20とを備えている。液体
芳香剤収納容器10は、図2に示されるように、上記液
体芳香剤11を収納するものであり、先端に液排出口部
12が一体成形されている。
【0014】液体芳香剤11は、液体の芳香剤であれ
ば、特に限定されるものではなく、例えば、可溶化して
いる水性香料、アルコール類に溶かした香料、テルペン
類やパラフィン類等の石油系溶剤に溶かした香料等の各
種液体の芳香剤を挙げることができ、香料は天然及び/
又は人工香料であってもよい。
【0015】液排出口部12は、図2に示されるよう
に、先端が封止された先細り形状の円筒状体、本実施例
では円錐形状からなり、その外周に先端部から所定間隔
毎に、本実施例では1.0mm間隔毎に0.5mmから5.5m
mまでの孔径(内径)の目盛13、13…が表示されて
いる。この孔径の目盛13、13…は、液排出口部12
の外周全部に表示されているものであるが、液排出口部
12の外周の一部に表示されていてもよく、また、該目
盛13、13…と共に、孔径の寸法(0.5mm〜5.5m
m)の表示があってもよい。また、液排出口部12の断
面形状は相似形であれば、図4に示されるように、四角
錐形状の液排出口部12であってもよく、その断面積が
比例すれば揮散率、香質力価の調整が容易にできる。
【0016】先端に液排出口部12が一体に設けられた
液体芳香剤収納容器10は、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレ
ン(PE)等の透明性又は半透明性を有する合成樹脂に
て作製されるものであり、これにより経時における内容
液となる液体芳香剤11の減少状態が確認できる構造と
なっており、液体芳香剤11の終点の判定が容易となる
と共に安価に作製できるものである。
【0017】芳香皿20は、図1に示されるように、外
周に周壁を有する皿部21と、該皿部21内に配置され
る揮散用部材22と、中央部に上記液体芳香剤収納容器
10を挿入保持するガイド部23を有すると共に、外周
に香気を排出する複数の芳香窓24、24…を有する保
持ガイド部25と、該保持ガイド部25の下端部を皿部
21内に支持せしめる支持台26とから構成されてい
る。揮散用部材22は、脱脂綿、濾紙、パルプ、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の親水性及び
疎水性の繊維束等で吸水性及び吸油性の良好な材質によ
り構成されている。また、保持ガイド部25は、ポリプ
ロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエステ
ル、ABS樹脂等によりインジエクション成形で作製さ
れ、液体芳香剤11の減少状態が確認できる構造となっ
ており、皿部21とは取り外し自在となっている。
【0018】このように構成される本実施例の芳香剤容
器Aの使用態様を図1〜図3に基づいて説明する。液体
芳香剤容器10の液排出口部12に表示されている孔径
の目盛13、13…により任意の目盛ラインをハサミ等
の切断具でカットすることで、図2に示すように、液排
出口部12の任意の孔径を選択することができる。所望
の孔径の目盛13でカットした液排出口部12を下向き
に倒立してガイド部24にを挿入し、該液排出口部12
を皿部21内に配置した揮散用部材22に接触させる。
この際、揮散用部材22に接触するまでは芳香液の表面
張力により液は液排出口部12から排出されないものと
なっている。
【0019】この液排出口部12を揮散用部材22に接
触することにより液体芳香液11が毛細管現象により液
排出口部12を伝わり揮散用部材22に移行する。この
際、液体芳香剤収納容器10の空気の圧力が減圧するこ
とにより液排出口部12を通してカットした部位より強
制的に液体芳香剤容器10へ外気を気泡として取り入れ
る。揮散用部材22に液体芳香剤11が行き渡ると毛細
管現象が生じなくなり、液体芳香剤11の供給は停止す
る。揮散用部材22の液体芳香剤が経時により芳香窓2
4、24…から揮散すると再び毛細管現象により液体芳
香剤11が揮散用部材22に供給され、液体芳香剤収納
容器10内の液体芳香剤11がなくなるまでこの動作を
繰り返すこととなる。
【0020】本実施例では、液排出口部12に表示され
ている孔径の目盛13、13…により任意の位置をカッ
トすることで、図5に示されるように、特定の揮散量を
設定することができ、また、図6及び下記表1に示され
るように、特定の香気力価を得ることができる。すなわ
ち、図5は、液排出口部12の孔径を変化させて使用し
た場合の経時における揮散率の変化を示す特性図であ
り、図6及び下記表1は、液排出口部12の孔径を変化
させて使用した場合の経時における香気力価の変化を示
す特性図等である。なお、図5及び図6等で使用した芳
香剤容器は、下記のとおりである。 液体芳香剤収納容器:内容量 50ml 液排出口部の形状:円錐形状 液排出口部の孔径:0.5mm、1mm、2mm 揮散用部材:直径7cm、厚さ2.5mmの円形状のパルプ
【0021】
【表1】
【0022】図5に示されるように、孔径0.5mmでは
46日、孔径1mmでは28日、孔径2mmでは21日で、
それぞれ液体芳香剤が揮散されてしまうことが判明し
た。また、図6及び上記表1に示されるように、孔径が
小さい程香気力価は低いが、経時(週〔W〕)ではその
低下の度合いは遅いものとなることが判明した。従っ
て、本実施例では、液排出口部12に表示した孔径の目
盛13、13…によりその位置をカットすることで、所
望の揮散量及び香気力価を設定することができる。液排
出口部13の孔径の好ましい範囲は、0.2〜5mm、
更に好ましくは0.5〜3mmとすることが望ましい。
孔径を上記範囲内で所定の位置をカットすることで孔経
が可変し、揮散率、香気力価の調整が容易にでき、芳香
剤の揮散量を調節できるものとなる。
【0023】図7(a)及び(b)は、本発明の別の芳
香剤容器の一例を示すものである。この芳香剤容器B
は、前記実施例の芳香剤容器Aとは液排出口部12の構
造のみが相違するものである。本実施例の液排出口部1
2には、切取部材14と、所定の孔径となる切取部15
とを一体に設けたものである。この芳香剤容器Bによれ
ば、使用時に切取部15を切り取ることで容易に使用で
き、さらに切取部15の孔径を予め設定することで芳香
剤の種類によって使い分けが可能となる。
【0024】図8は、本発明の別の芳香剤容器の一例を
示すものである。この芳香剤容器Cは、前記実施例の芳
香剤容器Aとは液排出口部12の構造のみが相違するも
のである。本実施例の液排出口部12には、別部材とし
てゴム製又は樹脂製の排出アダプター16を嵌合自在に
取り付け、該排出アダプター16に所定の孔径となる溝
状の切取部17を設けてたものである。この排出アダプ
ター16の取り付けにより、通常は密閉用として使用で
き、その切取部17を切取ることで使用できるものであ
る。
【0025】本発明は、上述のように構成され、使用さ
れるものであるが、前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の態様に設
計変更等できるものである。前記実施例では、液排出口
部12の外周に表示した孔径の目盛13、13…上でカ
ットするものであるが、カットしやすいように、液排出
口部12の肉厚部にV字状、U字状等の溝部を設けても
よい。また、前記実施例では、液排出口部12を、円錐
形状、四角錐形状としたが、不定形状とし各々の断面形
状が比例関係のある相似形の液排出口部であってもよ
い。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、液体芳香剤収
納容器の液排出口部の孔径の目盛により任意の位置をカ
ットし、倒立して芳香皿に配置した揮散用部材に接触さ
せるだけで定量の芳香が可能となり、孔径目盛によりそ
のカット位置を変更するだけで特定の揮散率等が得られ
る。請求項2の発明によれば、液体芳香剤収納容器の液
排出口部に所定の孔径となる切取部を設けたので、切取
部を切り取ることで容易に使用でき、さらに切取部の孔
径を設定することで芳香剤の種類によって使い分けが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示す縦断面図である。
【図2】本実施例で用いる液体芳香剤収納容器の部分断
面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】(a)及び(b)は、本発明で用いる液体芳香
剤収納容器の他の実施の一例を示すものであり、(a)
はその部分断面図、(b)はその平面図である。
【図5】本発明の液体芳香剤収納容器の孔径を変化して
使用した場合の経時における揮散率の変化を示す特性図
である。
【図6】本発明の液体芳香剤収納容器の孔径を変化して
使用した場合の経時における香気力価の変化を示す特性
図である。
【図7】(a)及び(b)は、本発明の別の芳香剤容器
の一例を示すものであり、(a)はその部分断面図、
(b)はその部分正面図である。
【図8】本発明の別の芳香剤収納容器の他例を示す部分
断面図である。
【図9】(a)及び(b)は、従来の正立型芳香剤容器
の一例を示すものであり、(a)はその縦断面図、
(b)はその使用状態を示す縦断面図である。
【図10】従来の倒立型芳香剤容器の一例を示す縦断面
図である。
【図11】従来の他の倒立型芳香剤容器の一例を示す斜
視図である。
【図12】従来の他の倒立型芳香剤容器の一例を示す分
解斜視図である。
【図13】従来の他の倒立型芳香剤容器の一例を示す斜
視図である。
【図14】従来の正立型芳香剤容器と倒立型芳香剤容器
との経時における揮散率の変化を示す特性図である。
【図15】従来の正立型芳香剤容器と倒立型芳香剤容器
との経時における香気力価の変化を示す特性図である。
【符号の説明】
A 芳香剤容器 10 液体芳香剤収納容器 11 液体芳香剤 12 液排出口部 13 孔径の目盛 20 芳香皿 22 揮散用部材 25 保持ガイド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体芳香剤を収納すると共に、先端に液
    排出口部を設けた液体芳香剤収納容器と、揮散用部材を
    配置し、上記液体芳香剤収納容器を挿入保持する保持ガ
    イド部を有する芳香皿とを備え、上記保持ガイド部に液
    体芳香剤収納容器を倒立し、液排出口部を芳香皿内に配
    置した揮散用部材に接触させることにより芳香剤を揮散
    させるようにした芳香剤容器において、前記液体芳香剤
    収納容器の液排出口部を先細り形状の筒状体とし、か
    つ、その外周には先端から孔径の目盛が表示されている
    ことを特徴とする芳香剤容器。
  2. 【請求項2】 液体芳香剤を収納すると共に、先端に液
    排出口部を設けた液体芳香剤収納容器と、揮散用部材を
    配置し、上記液体芳香剤収納容器を挿入保持する保持ガ
    イド部を有する芳香皿とを備え、上記保持ガイド部に液
    体芳香剤収納容器を倒立し、液排出口部を芳香皿内に配
    置した揮散用部材に接触させることにより芳香剤を揮散
    させるようにした芳香剤容器において、前記液体芳香剤
    収納容器の液排出口部に所定の孔径となる切取部を設け
    たことを特徴とする芳香剤容器。
JP6246481A 1994-10-12 1994-10-12 芳香剤容器 Pending JPH08107928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246481A JPH08107928A (ja) 1994-10-12 1994-10-12 芳香剤容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246481A JPH08107928A (ja) 1994-10-12 1994-10-12 芳香剤容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08107928A true JPH08107928A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17149043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6246481A Pending JPH08107928A (ja) 1994-10-12 1994-10-12 芳香剤容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08107928A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003099343A1 (fr) * 2002-05-27 2003-12-04 Earth Chemical Co., Ltd. Appareil de volatilisation
JP2004290216A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Shozo Endo 気散性物質放出器
JP2017078529A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 潤 坂本 アロマセット、及びアロマ液の蒸散方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003099343A1 (fr) * 2002-05-27 2003-12-04 Earth Chemical Co., Ltd. Appareil de volatilisation
US7790000B2 (en) 2002-05-27 2010-09-07 Earth Chemical Co., Ltd. Volatilizer
JP2004290216A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Shozo Endo 気散性物質放出器
JP2017078529A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 潤 坂本 アロマセット、及びアロマ液の蒸散方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2228183B1 (es) Distribuidor de doble funcion.
EP1780146B1 (en) Dual function dispenser
USRE39204E1 (en) Gel type vapor release device
US4477414A (en) Evaporative container
EP0501601B1 (en) Container for an air freshening liquid
WO2014028927A2 (en) Method and system for dispensing a composition
US20100024813A1 (en) Aromatherapy Method
US4768676A (en) Container for volatile liquid aromatics
JPH08107928A (ja) 芳香剤容器
JP2005000329A (ja) 芳香器及び吸上揮散部材
JPH11123233A (ja) 揮散装置
JP4376502B2 (ja) 倒立型揮散装置
EP3323434B1 (en) Dispensing device having an anti-dripping system
US7584901B2 (en) Dispensing device for active gels
JP2005125069A (ja) 放香器
JP4241058B2 (ja) 放香器
JP3095098U (ja) 放香器
JPH09253184A (ja) 揮散性薬剤徐放器
JPS6013480Y2 (ja) 揮散容器
JPS6015550B2 (ja) 揮散容器
JP2516352Y2 (ja) 芳香剤容器
JP2023071266A (ja) 液体収容器及び薬剤揮散器
JPS6013478Y2 (ja) 揮散容器
WO2002009778A1 (en) Apparatus for holding and dispensing an air modifying agent
JPH0521950U (ja) 芳香器