JPH0221073Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0221073Y2
JPH0221073Y2 JP1986096763U JP9676386U JPH0221073Y2 JP H0221073 Y2 JPH0221073 Y2 JP H0221073Y2 JP 1986096763 U JP1986096763 U JP 1986096763U JP 9676386 U JP9676386 U JP 9676386U JP H0221073 Y2 JPH0221073 Y2 JP H0221073Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
heating element
heater
volatilized
deodorizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986096763U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS633836U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986096763U priority Critical patent/JPH0221073Y2/ja
Publication of JPS633836U publication Critical patent/JPS633836U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0221073Y2 publication Critical patent/JPH0221073Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消臭剤等を含む揮散液を蒸発して室内
の消臭等を行なう揮散装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、第4図に示すように、芳香消臭液Aを貯
留した容器1内に、毛細管現象を起きす芯材2を
挿入し、該芯材2に吸い上げられた芳香消臭液A
を自然蒸発させる揮散装置が知られている(実公
昭56−152642号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の揮散装置では芳香消臭液Aが自然蒸
発するものでなければ使用することができず、汎
用性に乏しいという問題点を有している。また、
かかる問題点を解決するため、芳香消臭液Aをス
プレー等で噴霧する揮散装置(図示省略)もある
が、噴霧される粒子が大きいため人に非衛生感を
起こさせるという問題点を有しているし、また噴
霧された粒子が壁等に付着し壁等をべと付かせた
り、室内全体に充分に行渡らないという問題点を
有していた。
本考案は前記従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、他種類の揮散液
に使用することができ、且つ揮散液を効果的に蒸
発できる揮散装置を提供することにある。
(課題点を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するため、タンク内に
貯留された消臭剤等を含む揮散液と、揮散液の液
面に対しほぼ垂直に立設され、且つ該揮散液を蒸
発させる温度に加熱し得る板状の発熱体と、発熱
体の幅広の両側面及び上面に面接触するように被
覆され、且つ両端部を揮散液に浸された毛細管現
象を起こす帯状の吸水性部材とから揮散装置を構
成している。
(作用) 本考案の揮散装置によれば、揮散液は吸水性部
材の両端部から吸い上げられ、吸水部材が面接触
する発熱体の幅広の両側面及び上面部分において
該発熱体によつて加熱され蒸発する。
(実施例) 第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
のである。
第1図において、10は揮散液、例えば消臭液
Bを貯留した貯留タンクで、一側上面には該消臭
液Bの保給タンク20を取付け、該貯留タンク1
0の液面水位を所定レベルに維持するようになつ
ている。この貯留タンク10の他側上面には揮散
装置本体30が設置されている。
前記消臭液Bは、例えば消臭作用を有すること
が周知となつている植物のエキスを抽出し、これ
に水等を混合して形成したもので、安全性を有し
且つ所定温度で蒸発する。
前記揮散装置本体30は、第2図及び第3図に
も示すように、板状の発熱体、例えば正温度特性
を有するPTCヒータ(以下ヒータという)31
と、毛細管現象を起きす帯状の吸水性部材、例え
はガラス繊維にて形成された布32とを備えてい
る。
ヒータ31の幅方向の両端には一対の取付け枠
33が嵌着されており、各取付け枠33の下端部
には断面L字状の支持枠34の垂直片34aが螺
着されている。この支持枠34の水平片34bは
前記貯留タンク10の上面に螺着されている。即
ち、板状のヒータ31は取付け枠33及び支持枠
34に支持された状態で、貯留タンク10上に揮
散液Bの液面に対し垂直に立設されている。
布32はヒータ31の幅広の両側面及び上面に
面接触するように被覆され、垂れ下がつた両端部
を貯留タンク10の貫通孔10aを介して前記消
臭液Bに浸されている。
ここで、前述の揮散装置の作用について説明す
る。
貯留タンク10内の消臭液Bは、布32の両端
部から毛細管力によつて上方に吸い上げられ、一
方ヒータ31は通電によつて所定温度に加熱され
る。つまり、布32によつて吸い上げられた消臭
液Bは該布32が面接触するヒータ31の幅広の
両側面及び上面部分において該ヒータ31によつ
て加熱されて蒸発する。これにより、蒸発した消
臭液Bが室内等に拡散され、悪臭を放つ物に直接
に作用して消臭効果を発揮する。
このように本実施例の揮散装置によれば、消臭
液Bをヒータ31によつて加熱し蒸発させること
ができるので、消臭液Bが自然蒸発しにくいもの
であつても、これを容易に蒸発させて消臭を行な
うことができる。しかも、消臭液Bは蒸発によつ
て微粒化し室内全体に拡散されるので、消臭液B
の粒子によつて壁等がべと付くことがなく、また
拡散に偏りを生じることもない。
また、布32がヒータ31の幅広の両側面及び
上面に面接触しているので、消臭液Bを広く面積
で加熱し、前述の蒸発作用を効率良く、しかも均
一に行なうことができる。
更に、布32が両端部を消臭液Bに浸されてい
るので、各端部から消臭液Bの吸い上げを効果的
に行なつて加熱部分に充分量の消臭液Bを供給し
蒸発を不足なく的確に行なうことができる。
尚、図示を省略したが、前記ヒータ31の上面
に位置する布32部分に水センサを取付け、該水
センサが消臭液Bを検知したときヒータ31へ通
電させるようにしても良い。この場合は、布32
全体に消臭液Bが浸透したときにのみ通電するこ
とから、電力消費が適切に行なわれ省エネルギー
となる。また、前記実施例では発熱体として
PTCヒータ31を使用しているが、これに限る
ものではなくニクロム線等を配置した面状発熱体
でも良い。更に、図示しない送風機を設け、蒸発
した消臭液Bを速やかに室内全体に拡散するよう
にしても良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、揮散液
を発熱体によつて加熱し蒸発させることができる
ので、揮散液が自然蒸発しにくいものであつて
も、これを容易に蒸発させて効能を発揮させるこ
とができる。しかも、揮散液は蒸発によつて微粒
化し室内全体に拡散されるので、揮散液の粒子に
よつて壁等がべと付くことがなく、また拡散に偏
りを生じることがない。
また、吸水性部材が発熱体の幅広の両側面及び
上面に面接触しているので、揮散液を広い面積で
加熱し、前述の蒸発作用を効率良く、しかも均一
に行なうことができる。
更に、吸水性部材が両端部を揮散液に浸されて
いるので、各端部から揮散液の吸い上げを効果的
に行なつて加熱部分に充分量の揮散液を供給し、
蒸発を不足なく的確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は揮散装置を示す一部切り欠き正面
図、第2図は揮散装置本体を示す一部切り欠き斜
視図、第3図は揮散装置本体を示す側面断面図、
第4図は従来の揮散装置を示す断面図である。 図中、10……貯留タンク、31……ヒータ、
32……布、B……消臭液。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タンク内に貯留された消臭剤等を含む揮散液
    と、 揮散液の液面に対しほぼ垂直に立設され、且つ
    該揮散液を蒸発させる温度に加熱し得る板状の発
    熱体と、 発熱体の幅広の両側面及び上面に面接触するよ
    うに被覆され、且つ両端部を揮散液に浸された毛
    細管現象を起こす帯状の吸水性部材とを備えた ことを特徴とする揮散装置。
JP1986096763U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0221073Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986096763U JPH0221073Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986096763U JPH0221073Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS633836U JPS633836U (ja) 1988-01-12
JPH0221073Y2 true JPH0221073Y2 (ja) 1990-06-07

Family

ID=30962890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986096763U Expired JPH0221073Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0221073Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564537Y2 (ja) * 1992-03-27 1998-03-09 高砂熱学工業 株式会社 香り発生装置
JP2008229510A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 発熱体、蒸発装置および気泡微細化方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364055U (ja) * 1976-10-29 1978-05-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS633836U (ja) 1988-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003226251B2 (en) Electrical evaporator including fan and louver structure
ES2220797T3 (es) Alfombrilla dispensadora de dos etapas.
ES2221439T3 (es) Dispositivo de liberacion de vapor de tipo gel.
US9278365B2 (en) Volatile material dispenser and method of emitting a volatile material
US6921025B2 (en) Unit for the transfer and distribution of a liquid and method of manufacturing the same
US6871794B2 (en) Liquid dispersion device
US9603357B2 (en) Method and device to evaporate active ingredients from a liquid solution
JPH0221073Y2 (ja)
US3885738A (en) Volatilizing dispenser
US20080121734A1 (en) Air deodorizing system
US5203505A (en) Gravity fed humidifier
WO2006097715A1 (en) Device
JPH0143074Y2 (ja)
JPS6015555Y2 (ja) 空気揮散性物質用揮散装置
JP5473185B2 (ja) 薬剤蒸散装置
JPH033865Y2 (ja)
JPH0247026Y2 (ja)
JPS6121989Y2 (ja)
JP2603557Y2 (ja) 液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器
JP2002060302A (ja) 揮散性薬剤製剤、及びこれを用いたエアコン用防カビ材
JPH081671Y2 (ja) 加熱蒸散装置
JP3523296B2 (ja) 芳香、消臭器
JP2516352Y2 (ja) 芳香剤容器
JP3114007U (ja) 気化式かんたん加湿器
JPH09189437A (ja) 加湿補助器