JPH07285548A - 折り畳みコンテナーにおける部材の連結構造 - Google Patents

折り畳みコンテナーにおける部材の連結構造

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JPH07285548A
JPH07285548A JP7225694A JP7225694A JPH07285548A JP H07285548 A JPH07285548 A JP H07285548A JP 7225694 A JP7225694 A JP 7225694A JP 7225694 A JP7225694 A JP 7225694A JP H07285548 A JPH07285548 A JP H07285548A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部材を連結する金属製軸ピンの取り外しが
容易でリサイクルに有利なプラスチック製の折り畳みコ
ンテナーの軸受部の軸ピンの入口構造を提供する。 【構成】 連結部材に設けた軸受と軸受に挿入される金
属製軸ピンとからなる連結構造を備えた折り畳みコンテ
ナーにおいて、該連結構造における軸ピンの頭部は軸受
先端より外方に突出しており、且つ該軸受を有する軸受
部の軸ピン挿入口側に、軸ピン頭部を収容し、軸ピン頭
部の側面周囲に拡がる隙間を有し前面を開放している凹
部を設け、軸ピン頭部をつかみ工具で把持可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の物品の輸送、保
管等に用いられる折り畳みコンテナーにおける部材の連
結構造に関し、より詳細には、コンテナーの各部材を連
結して組立てる際の取付軸に金属製軸ピンを使用し、コ
ンテナー組立時の各部材の係合性、係合強度に優れ、リ
サイクルに際しては、軸ピンの取り外しが容易でリサイ
クルに有利なプラスチック製折り畳みコンテナーの部材
の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチック製折り畳みコンテナ
ーの概要を示す図1の斜視図において、コンテナー1
は、上部に位置する四辺形の上方フレーム2と、下部に
位置する四辺形の底板3と、上方フレーム2に取付軸4
によって回動しうるように取り付けられた側板の上板5
と底板3に取付軸6によって回動しうるように取り付け
られた側板の下板7とからなり、これら側板の上下板5
及び7が連結部8によって内側に折れ曲がるように連結
された側板9と、上方フレーム2に取付軸10によって
回動しうるように取り付けられたあおり板11とから成
っている。また上方フレーム2のあおり板側の外壁側
面、即ち上方フレーム2の短側面の中央部の下部に幅広
の把持用切欠き部12が設けられている。また図示省略
するが、あおり板11の下端が底板3の短辺縁部で係合
し係止しうるように、両者間に係合機構が設けられてい
る。更にあおり板11の側部には係合機構が設けられ側
板9の側部内面側にはこの係合機構と係合し係止する係
止機構が設けられている。コンテナーを組み立てるとき
は、上方フレーム2の短側面の把持部を手で把持し、上
方に持ち上げることにより、側板9が引き伸され、側板
9が真っ直ぐに伸された状態であおり板11が自重によ
り回転落下し、あおり板11の下端を底板3の短辺縁部
に相互の係合機構により係合係止し、且つあおり板11
の側部の係合機構と側板9の側部内面側の係合機構とが
係合して、側板9及びあおり板11の固定が行われて組
み立てられる。また折り畳むときは、あおり板11を上
方フレーム2の内側に倒し上方にはね上げ、側板9をそ
の連結部8にて内側に折ればコンパクトに折れ畳むこと
ができる。
【0003】従来のコンテナーにおいては、一般に側板
9と上方フレーム2及び底板3とを金属製軸ピンの取付
軸4及び6を使用し、夫々連結すべき両部材の軸受に貫
通して両部材を連結し、また側板9の上板5と下板7の
連結部8では、金属製軸ピンを上板5及び下板7の軸受
に貫通させて両部材を連結している。また取付軸10に
金属製ピンを使用し、あおり板11と上方フレーム2の
軸受に貫通させて両部材を連結している。
【0004】この連結部の軸受と軸ピンの連結構造は、
例示すると底板3と側板9との連結部では図2の断面図
のようになっている。底板3の周縁に僅かに立上る外壁
3Aの側板9の下端部側縁が当面する部分に軸受部14
が設けられ、更に側板9方向に間隔をあけて軸受部15
が設けられ軸受部14,15に軸ピンを通す軸受16,
17が設けられている。また側板9の下端部には側縁側
から軸受部18、凹部19、次いで軸受部20が設けら
れ、軸受部18,20には軸受21が設けられている。
これら軸受部が交互に組合ってこれらの軸受に軸ピン6
が貫通挿入されている。軸ピン6の頭部のフランジ6A
は、外壁3Aの壁体外面側に設けた凹部22にほぼぴっ
たり嵌合し頭が外壁3Aの外面から突出しないようにし
ている。軸ピン6は、ねじ式かローレット式のものが通
常用いられるが、一度軸ピンを挿入するとねじ式でない
限り、容易に引抜くことができない構造になっている。
【0005】側板9と上方フレーム2の連結部や短側板
11と上方フレーム2の連結部もほぼ同様の構造となっ
ている。
【0006】また側板9の上板5と下板7の連結部のよ
うに連結構造における軸ピンの頭部にフランジを設けて
いない場合には、図3に示すように軸ピンの入口側の最
外側の軸受部の軸受24から軸ピン25の頭部が突出し
ないように軸受24の端面と軸ピン25の頭部頂面をほ
ぼ面一にしている。ローレット式軸ピンが通常用いられ
軸ピンを挿入すると軸ピンを容易に引抜くことができな
い構造になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用済
みコンテナーをリサイクルのため粉砕するときそのまま
では粉砕できないので、金属軸ピンを取り外さなければ
ならないが、ローレット式の打込みピンでは抜きにく
く、またネジ込み式であれば抜けるが、抜くときピン頭
の溝がくずれたり或いは錆びついたりすると抜きにく
く、粉砕のために金属ピンを取り外すのに、労力と時
間、経費がかかる問題がある。
【0008】本発明の目的は、折り畳みコンテナーにお
ける各部材を連結する金属製軸ピンの取り外しが容易で
リサイクルに有利なプラスチック製の折り畳みコンテナ
ーの部材の連結構造を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上方フ
レーム、底板、対向する折り曲げ可能な側板及び対向す
る回動可能なあおり板を備えた折り畳みコンテナーにお
ける各部材間の連結部の連結構造において、該連結構造
は、連結される両部材に設けた軸受と、軸受に挿入され
両部材を連結する金属製軸ピンとから成り、該軸ピンの
頭部が軸ピン挿入口側の軸受より外方に突出すと共に、
該軸受を備えた軸受部の軸ピンの挿入口側に軸ピン頭部
を収容し且つ軸ピン頭部をつかみ工具で把持可能に軸ピ
ン頭部の側面周囲に拡がる隙間を有し前方を開放する凹
部を設けている軸受部の軸ピンの入口構造を備えている
ことを特徴とする折り畳みコンテナーにおける部材の連
結構造が提供される。
【0010】本発明において、前記軸ピンが頭部にフラ
ンジを有するときは、前記軸受部の凹部は底面より前方
に向けて周縁が拡がっており、また凹部の底面が軸受の
軸に直交し且つ軸受の先端よりも後退した位置にあり、
軸ピンのフランジ前面が軸受部壁体の外面と面一乃至は
該壁体の外面より凹部内に僅かに後退しており且つフラ
ンジの外径が軸受先端部の外径よりも大であることが好
適である。
【0011】また本発明において、前記軸ピンが頭部に
フランジを有しない軸ピンであるときは、前記軸受部の
凹部は底面より前方に向けて周縁が拡がっており、また
凹部の底面が軸受の軸に直交し且つ軸受の先端とほぼ面
一であり、軸ピン頭部が凹部内に突出し且つ軸ピン頭部
の前面が軸受部の壁体の外面よりも凹部内に後退してい
ることが好適である。
【0012】
【作用】本発明の折り畳みコンテナーにおける部材の連
結構造は、連結される両部材に設けられた軸受と、軸受
に挿入され両部材を連結する金属製軸ピンとからなる連
結構造において、該連結構造における軸ピンの頭部は軸
受より外方に突出すと共に、該軸受を備えた軸受部の軸
ピンの挿入口側に軸ピン頭部を収容し、且つ軸ピン頭部
をつかみ工具で把持可能に軸ピン頭部の側面周囲に拡が
る隙間を有し前方を開放する凹部を設けている軸受部の
軸ピンの入口構造を備えていることが特徴である。
【0013】本発明の作用を図で説明する。図4及び図
5は軸受部の軸ピンの入口構造の説明図で、図4は軸ピ
ンが頭部にフランジを設けている場合の一例であり、図
5は軸ピンが頭部にフランジを設けていない場合の一例
であり、共に断面図で示している。フランジ付軸ピンは
主に側板と、上方フレーム及び底板との連結部、あおり
板と上方フレームの連結部に用いられ、またフランジ無
しの軸ピンは、主に側板の上板と下板の連結部に用いら
れるが、その用い方は限定されない。連結部の最外側の
軸受部31の軸ピン32を挿入する入口側に凹部33を
設けている。図4では軸受34の先端部34Aが凹部3
3内に突出し、凹部33の底面が軸受34の軸にほぼ直
交している。軸ピン32のフランジ32Aの裏面側が軸
受34の先端面に当接し、フランジ32Aの前面は、軸
受部壁体の外面とほぼ面一が僅かに後退している。また
フランジ32Aの外径は軸受先端部34Aの外径より大
となっている。凹部33は軸ピンの頭部のフランジ32
A、軸受先端部34Aの側面周囲の外方に拡がりフラン
ジ32A及び軸受先端部34Aの周囲、凹部33内に隙
間をつくり、その隙間を利用してつかみ工具でフランジ
32Aを確実に把持できるようにしている。図5では、
軸受34の入口側端面が凹部33の底面と一致し、軸ピ
ン32が頭部32B、軸受34から凹部33内に突出
し、その先端は軸受部壁体の外面より凹部33内に後退
している。凹部33の底面は、軸受34の軸にほぼ直交
し、凹部33は軸ピンの頭部32Bの側面周囲の外方に
拡がり、軸ピンの頭部32Bの周囲、凹部内に隙間をつ
くり、その隙間を利用してつかみ工具で軸ピンの頭部3
2Bを確実に把持できるようにしている。
【0014】軸受部の軸ピン挿入口側の入り口構造が図
のように構成されているので、軸ピン32を引抜く必要
があるときは、凹部33の隙間を利用し、つかみ工具で
軸ピン32のフランジ32A或いは頭部32Bを把持し
容易に引抜き取外すことができる。なお図4の場合、フ
ランジ32Aの径が軸受先端部34Aの外径より大でフ
ランジ32Aの裏面周縁と凹部33の底面との間に隙間
があるので、フランジ32Aの裏面側につかみ工具の先
を入れて把持することができるので、軸ピンの引抜き取
外しが更に容易にできる。軸ピン32の取外しが容易の
ため、コンテナーのリサイクルが容易に、しかも労力、
費用等をかけずに可能となる。
【0015】軸ピンの頭部或いはフランジが軸受より外
方に突出ているが軸受部の壁体に設けられた凹部内に収
容されているのでコンテナーの取扱いに支障とならな
い。また必要であれば、ピール性の樹脂或いは樹脂コン
パウンド等で簡単にシールしておくことができ軸ピンを
引抜く際に簡単にシールをとれるようにすることもでき
る。
【0016】軸ピンが金属製なので堅牢で、部材の連結
構造は従来と同様に丈夫で安定している。勿論コンテナ
ー使用中に軸ピンが抜ける心配がない。
【0017】
【実施例】本発明の折り畳みコンテナーにおける部材の
連結構造の実施例を図面に基づいて説明する。折り畳み
コンテナーの概要は、図1の斜視図と前記した説明の通
りである。図6は、図1における側板9と底板3の連結
部の軸受部の軸ピンの入口構造の一実施例を示す断面図
である。底板3の短辺側の周縁に設けられた外壁3Aの
端部に軸受部14、長辺側周縁部に間隔を置いて、立上
る軸受部15が設けられている。軸受部14,15に夫
々軸受16,17が設けられている。側板9の下端部に
は、側縁側より順に軸受部18、下向きに開く凹部1
9、軸受部20が設けられ、軸受18,20に軸受21
が設けられている。これら軸受部14,18,15,2
0が図のように交互に組合され、最外側の軸受部14の
方から軸ピン6が軸受16,18,17,20の順に貫
通挿入され、軸ピン6を介して側板9と底板3が連結さ
れている。軸受部14の外壁3Aの軸ピンの挿入口側に
凹部22が設けられ、凹部の底面22Aは軸受16の軸
にほぼ直交しており、軸受16の先端部16Aは凹部の
底面22Aよりも凹部22内に突出している。軸ピン6
の頭部のフランジ6Aは軸受16の先端部16Aよりも
外径が大で、フランジ6Aの裏面側が軸受16の先端面
に当接している。またフランジ6Aの前面は外壁3Aの
外面とほぼ面一が僅かに凹部22内に後退している。凹
部22は、軸受の先端部16A及びフランジ6Aの側面
周囲の外方に拡がり、軸受の先端部16A及びフランジ
6Aの周囲、凹部22内に軸ピンのフランジ6Aをつか
み工具で確実に把持できる程度の隙間をつくっている。
軸ピン6を引抜き取外したいときは、つかみ工具でフラ
ンジ6Aを把持し容易に引抜き取外すことができる。ま
たフランジ6Aの裏面周縁と凹部の底面22Aの間に隙
間があるので、つかみ工具の先をフランジ6Aの裏面周
縁部に入れて引掛けることができるので引抜きはより確
実に容易にできる。
【0018】また軸受16,17或いは少なくとも軸受
16は、軸ピン6と十分な係合ができるように密に接合
している。軸ピン6にローレット加工やねじ加工があれ
ばそれにより密に係合する。軸受21は側板9が回動可
能なように軸ピン6と係合している。
【0019】図7は、図1における側板9と上方フレー
ム2の連結部の軸受部の軸ピンの入口構造の一実施例を
示す断面図である。図は側板9を省略している。上方フ
レーム2の短辺側の左右下端部に軸ピン4の最外側の軸
受部36、長辺方向に間隔を置いて軸受部37を設け、
軸受部36,37に夫々軸受38,39を設けている。
軸受部36の軸ピン4の挿入口側に凹部40を設けてい
る。軸ピン4は軸受38,39に貫通している。凹部4
0の底面40Aは軸受38の軸にほぼ直交し、軸受38
の先端部38Aは底面40Aより外方、凹部40内に突
出している。軸ピン4の頭部のフランジ4Aは外径が軸
受の先端部38Aの外径よりも大で、フランジ4Aの裏
面側は軸受の先端部38Aの端面に当接し、フランジ4
Aの前面は上方フレーム2の外面(軸受部36の壁体外
面)とほぼ面一か凹部40内に後退している。凹部40
は、軸受の先端部38A及びフランジ4Aの側面周囲の
外方に拡がり、先端部38A及びフランジ4Aの周囲、
凹部40内にフランジ4Aをつかみ工具で確実に把持で
きるように隙間を設けている。そのため軸ピン4を取外
したいときは、つかみ工具でフランジ4Aを把持し容易
に引抜き取外すことができる。またフランジ4Aを裏面
周縁と凹部底面40Aの間に隙間を設けているので、つ
かみ工具の先端をフランジ4Aの裏面側に入れて把持で
きるので取外しが一そう確実で容易になる。
【0020】上方フレーム2とあおり板11の連結部の
取付軸と軸受の連結構造における上方フレーム2に設け
られた軸受部の軸ピンの入口構造もほぼ同様の構造とな
っている。
【0021】側板9の上板5と下板7の連結部8(図
1)の連結構造は、軸ピンが頭部にフランジを設けず上
板5の下端部の最外側の軸受部の軸ピンの挿入口側構造
が図示省略するが図5とほぼ同様の構造となっている。
軸ピンの頭部が軸受より突出すが軸受部壁体に設けた凹
部内に収容され、軸ピンの頭部の側面周囲に隙間が設け
られ、この隙間を利用してつかみ工具で頭部を確実に把
持できるようになっている。従って軸ピンの引抜きが容
易である。
【0022】上記例は、夫々の連結部の最外側の軸受部
の軸ピンの挿入口側の入口構造の例を示したが、連結部
の内側で金属製軸ピンを使用するときも、軸ピンの挿入
口側の軸受部の軸ピンの入口構造を同様の構造にしてお
けばよい。それによりつかみ工具を使って軸ピンを容易
に引抜くことができる。
【0023】軸ピンは、その頭部が出る軸受との係合を
十分にするため軸受との係合部分にねじ加工或いはロー
レット加工が施されている。対応して軸受にねじ加工を
設けてもよい。軸受内面は軸ピンが摺動しない様に軸ピ
ン挿入がきつくなっており、プラスチックの弾性変形を
利用して軸ピンを強く押しこんで挿入できるようになっ
ている。軸ピンが一たん挿入されるとねじ加工或いはロ
ーレット加工のため軸ピンが軸受に安定して固定できコ
ンテナーの使用中に抜け落ちることがない。
【0024】しかし乍ら軸ピンを引抜く必要のある場合
には、軸受部の軸ピン挿入口側に設けた凹部により軸ピ
ンの頭部をつかみ工具で確実に把持できるので、ねじ式
のときはねじをまわし、或いはねじ式でもローレット式
で、軸ピン頭部をつかみ工具で把持して引抜くことがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明の折り畳みコンテナーにおける部
材の連結構造は、金属製軸ピンの頭部を軸受より外方に
突出し、また凹部を設けて、軸ピンの頭部を凹部に収容
すると共に、軸ピンの頭部をつかみ工具で確実に把持で
きるように軸ピンの頭部の周りに隙間をつくっているの
で、軸ピンを引抜く必要のある時は、容易に軸ピンをつ
かみ工具を用いて引抜き取外すことができる。そのた
め、使用済みコンテナーをリサイクルのため破砕する場
合、軸ピンを引抜いて取外しプラスチックだけを破砕で
きるのでリサイクルに有利である。また軸ピンの取外し
が容易なので費用や労力がかからない。また軸ピンが金
属製のため丈夫であり、各部材の連結部の強度、係合性
等従来と同様に丈夫で安定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り畳みコンテナーの概要を示す斜視図であ
る。
【図2】従来のコンテナーの底板と側板の連結構造の一
例を示す断面図である。
【図3】従来のコンテナーの側板の上板と下板の連結構
造の軸ピン挿入口側の軸受部の一例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の部材の連結構造の一例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の部材の連結構造の一例を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の底板と側板の連結部の連結構造の一例
を示す断面図である。
【図7】本発明の上方フレームの部材の連結構造の一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンテナー 2 上方フレーム 3 底板 3A 底板の外壁 4,6,10 取付軸(軸ピン) 5 側板の上板 7 側板の下板 8 連結部 9 側板 11 あおり板 12 把持用切欠き部 14,15,18,20 軸受部 16,17,21 軸受 22 凹部 24 軸受 25 軸ピン 31 軸受部 32 軸ピン 32A 軸ピンの頭部のフランジ 33 凹部 33A 凹部底面 34 軸受 34A 軸受先端部 36,37 軸受部 38,39 軸受 40 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方フレーム、底板、対向する折り曲げ
    可能な側板及び対向する回動可能なあおり板を備えた折
    り畳みコンテナーにおける各部材間の連結部の連結構造
    において、該連結構造は、連結される両部材に設けた軸
    受と、軸受に挿入され両部材を連結する金属製軸ピンと
    から成り、該軸ピンの頭部が軸ピン挿入口側の軸受より
    外方に突出すと共に、該軸受を備えた軸受部の軸ピンの
    挿入口側に軸ピン頭部を収容し且つ軸ピン頭部をつかみ
    工具で把持可能に軸ピン頭部の側面周囲に拡がる隙間を
    有し前方を開放する凹部を設けている軸受部の軸ピンの
    入口構造を備えていることを特徴とする折り畳みコンテ
    ナーにおける部材の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記軸ピンが頭部にフランジを有する軸
    ピンであり、前記軸受部の凹部は底面より前方に向けて
    周縁が拡がっており、また凹部の底面が軸受の軸にほぼ
    直交し且つ軸受の先端よりも後退した位置にあり、軸ピ
    ンのフランジ前面が軸受部壁体の外面と面一乃至は該壁
    体の外面より凹部内に僅かに後退しており且つフランジ
    の外径が軸受先端部の外径よりも大である請求項1記載
    の部材の連結構造。
  3. 【請求項3】 前記軸ピンが頭部にフランジを有しない
    軸ピンであり、前記軸受部の凹部は底面より前方に向け
    て周縁が拡がっており、また凹部の底面が軸受の軸に直
    交し且つ軸受の先端とほぼ面一であり、軸ピン頭部が凹
    部内に突出し且つ軸ピン頭部の前面が軸受部の壁体の外
    面よりも凹部内に後退している請求項1記載の部材の連
    結構造。
  4. 【請求項4】 軸ピンがローレット式又はねじ式の軸ピ
    ンである請求項1,2又は3記載の部材の連結構造。
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