JPH07284817A - 継ぎ目無し鋼管の圧延方法 - Google Patents
継ぎ目無し鋼管の圧延方法Info
- Publication number
- JPH07284817A JPH07284817A JP7516594A JP7516594A JPH07284817A JP H07284817 A JPH07284817 A JP H07284817A JP 7516594 A JP7516594 A JP 7516594A JP 7516594 A JP7516594 A JP 7516594A JP H07284817 A JPH07284817 A JP H07284817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- rolled
- lubricant
- guide shoe
- mica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 継ぎ目無し鋼管の傾斜圧延において、被圧延
材とガイドシューとの間に潤滑剤を供給し、被圧延材を
圧延ロールとの間にスリップを生じることなく被圧延材
とガイドシューとのすべりに起因する製品の外表面疵の
軽減を図る。 【構成】 被圧延材とガイドシュー表面との間のすべり
に起因する、ガイドシュー表面と被圧延材との間の焼付
きを軽減するために、被圧延材とガイドシューとの間の
少なくとも1ケ所に膨潤雲母水溶液または膨潤雲母水溶
液に粉末状の固体潤滑剤を混合してからなる潤滑剤を供
給しつつ圧延を行う。その際、圧延ロールと被圧延材と
の間にスリップは発生しない。また、その潤滑剤におけ
る膨潤雲母の含有量は、1.0〜30.0wt%であるこ
とが望ましい。
材とガイドシューとの間に潤滑剤を供給し、被圧延材を
圧延ロールとの間にスリップを生じることなく被圧延材
とガイドシューとのすべりに起因する製品の外表面疵の
軽減を図る。 【構成】 被圧延材とガイドシュー表面との間のすべり
に起因する、ガイドシュー表面と被圧延材との間の焼付
きを軽減するために、被圧延材とガイドシューとの間の
少なくとも1ケ所に膨潤雲母水溶液または膨潤雲母水溶
液に粉末状の固体潤滑剤を混合してからなる潤滑剤を供
給しつつ圧延を行う。その際、圧延ロールと被圧延材と
の間にスリップは発生しない。また、その潤滑剤におけ
る膨潤雲母の含有量は、1.0〜30.0wt%であるこ
とが望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継ぎ目無し鋼管の圧延
工程において、穿孔若しくは減肉・延伸工程に適用され
る傾斜圧延機を用いた圧延方法に関する。
工程において、穿孔若しくは減肉・延伸工程に適用され
る傾斜圧延機を用いた圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に継ぎ目無し鋼管の製造は熱間圧延
法を用いて行われる。その代表的な製造工程としては、
図3(a)に示すマンネスマン・プラグミル法と図3
(b)に示すマンネスマン・マンドレルミル法が使用さ
れる。一般には、製品外径が7″以上の場合はプラグミ
ル法が、それより小さい外径の場合はマンドレルミル法
が使用される。
法を用いて行われる。その代表的な製造工程としては、
図3(a)に示すマンネスマン・プラグミル法と図3
(b)に示すマンネスマン・マンドレルミル法が使用さ
れる。一般には、製品外径が7″以上の場合はプラグミ
ル法が、それより小さい外径の場合はマンドレルミル法
が使用される。
【0003】図3の工程の中で、穿孔工程である穿孔機
並びに減肉・延伸工程の一部であるエロンゲータミルに
は、傾斜圧延機と称される圧延機が適用される。図4及
び図5には、エロンゲータミルによる圧延の概略図を示
す。以下に図4及び図5を用いて傾斜圧延機における圧
延状況を説明する。
並びに減肉・延伸工程の一部であるエロンゲータミルに
は、傾斜圧延機と称される圧延機が適用される。図4及
び図5には、エロンゲータミルによる圧延の概略図を示
す。以下に図4及び図5を用いて傾斜圧延機における圧
延状況を説明する。
【0004】管の傾斜圧延機は、パスラインに対して一
定の角度を有して傾斜配置された一対の圧延ロール1と
圧延ロール1の中間に配置されたプラグ3により、穿孔
若しくは減肉・延伸圧延を行うものである。図4及び図
5において、素材が中実材であれば穿孔機、素材が中空
の管形状であれば、減肉・延伸圧延機であるエロンゲー
タミルとなる。
定の角度を有して傾斜配置された一対の圧延ロール1と
圧延ロール1の中間に配置されたプラグ3により、穿孔
若しくは減肉・延伸圧延を行うものである。図4及び図
5において、素材が中実材であれば穿孔機、素材が中空
の管形状であれば、減肉・延伸圧延機であるエロンゲー
タミルとなる。
【0005】2本の圧延ロール1により被圧延材2に圧
下を加えて圧延を行う際、圧下に伴い被圧延材2の形状
は圧下と直角をなす方向に外径が拡大する。そこで、一
般に傾斜圧延機においては、このような圧延ロール1に
よる圧下方向と垂直な方向への被圧延材2外径の拡大を
抑制するとともに、その結果としてパスライン方向への
被圧延材2の延伸を助長するために、図5に示すように
一対の圧延ロール1と直交する位置にガイドシュー4と
称する一対の板状の固定工具が配置される。
下を加えて圧延を行う際、圧下に伴い被圧延材2の形状
は圧下と直角をなす方向に外径が拡大する。そこで、一
般に傾斜圧延機においては、このような圧延ロール1に
よる圧下方向と垂直な方向への被圧延材2外径の拡大を
抑制するとともに、その結果としてパスライン方向への
被圧延材2の延伸を助長するために、図5に示すように
一対の圧延ロール1と直交する位置にガイドシュー4と
称する一対の板状の固定工具が配置される。
【0006】一対の圧延ロール1は、同一方向に回転
し、被圧延材2はそれに伴い回転することになる。さら
に、一対の圧延ロール1は一定の角度を有して傾斜配置
されていることにより、圧延ロール1の回転に伴い、被
圧延材2は圧延ロール1より、周方向の回転力とロール
バイト入口から出口に向かうパスライン方向の推進力を
同時に受けることとなり、回転しつつ前進し所定の寸法
に圧延されることとなる。
し、被圧延材2はそれに伴い回転することになる。さら
に、一対の圧延ロール1は一定の角度を有して傾斜配置
されていることにより、圧延ロール1の回転に伴い、被
圧延材2は圧延ロール1より、周方向の回転力とロール
バイト入口から出口に向かうパスライン方向の推進力を
同時に受けることとなり、回転しつつ前進し所定の寸法
に圧延されることとなる。
【0007】ここで、ガイドシュー4は、被圧延材2が
回転するにも関わらず、固定であるが故に、被圧延材2
とガイドシュー4の接触状態は完全なすべり状態とな
る。そのために、ガイドシュー4の表面に被圧延材2の
微小剥離片が焼付いた状態で付着する場合が生じる。さ
らに、その焼付き場所に新たな被圧延材の微小剥離片が
堆積・成長した後、ガイドシュー4から離脱し、被圧延
材2の外表面に付着する。この付着物により、図6に疵
形態の概略図を示すように、仕上げ管となった状態にお
いても付着したまま焼付き片が残存する飛び込み疵5、
若しくは付着物が後工程の圧延の途中で離脱し、ヘゲ疵
6あるいは凹み状のピット疵7と称される疵が製品の外
面疵として残存し、製品品質を著しく損なう場合が生じ
る。
回転するにも関わらず、固定であるが故に、被圧延材2
とガイドシュー4の接触状態は完全なすべり状態とな
る。そのために、ガイドシュー4の表面に被圧延材2の
微小剥離片が焼付いた状態で付着する場合が生じる。さ
らに、その焼付き場所に新たな被圧延材の微小剥離片が
堆積・成長した後、ガイドシュー4から離脱し、被圧延
材2の外表面に付着する。この付着物により、図6に疵
形態の概略図を示すように、仕上げ管となった状態にお
いても付着したまま焼付き片が残存する飛び込み疵5、
若しくは付着物が後工程の圧延の途中で離脱し、ヘゲ疵
6あるいは凹み状のピット疵7と称される疵が製品の外
面疵として残存し、製品品質を著しく損なう場合が生じ
る。
【0008】このような疵が生じた場合は手入れが必要
となり、製造工程での物流を阻害する、あるいは疵の程
度によってはそのままスクラップとなり歩留まりが低下
する等の不都合が生じる。このような問題の解決策とし
て、特開昭64−40104号公報においては、ガイド
シュー4と被圧延材2との間にボロンナイトライド粉粒
体にバインダーを混合した焼付き防止剤を潤滑剤として
連続的に供給しながら圧延する方法が提案されている。
となり、製造工程での物流を阻害する、あるいは疵の程
度によってはそのままスクラップとなり歩留まりが低下
する等の不都合が生じる。このような問題の解決策とし
て、特開昭64−40104号公報においては、ガイド
シュー4と被圧延材2との間にボロンナイトライド粉粒
体にバインダーを混合した焼付き防止剤を潤滑剤として
連続的に供給しながら圧延する方法が提案されている。
【0009】確かに、ガイドシュー4と被圧延材2の間
に潤滑剤を供給すれば、被圧延材2とガイドシュー4の
間の焼付きを軽減することにより、製品の外面疵を軽減
することは可能となる。しかしながら、このような潤滑
剤をガイドシュー4と被圧延材2との間に供給した場
合、被圧延材2の表面に付着した潤滑剤が被圧延材2を
介して圧延ロール1にも付着し、圧延ロール1と被圧延
材2の間にスリップが発生することにより圧延が停止す
る場合が生じる。また、その際圧延ロール1に付着した
潤滑剤が圧延終了後も圧延ロール1表面に付着したまま
残存した場合、次の圧延を開始するに当たって、被圧延
材2の先端部分と圧延ロール1との間にスリップが生じ
圧延が開始されない、いわゆるかみ込み不良の状態が発
生し、この場合も圧延が不能となる。
に潤滑剤を供給すれば、被圧延材2とガイドシュー4の
間の焼付きを軽減することにより、製品の外面疵を軽減
することは可能となる。しかしながら、このような潤滑
剤をガイドシュー4と被圧延材2との間に供給した場
合、被圧延材2の表面に付着した潤滑剤が被圧延材2を
介して圧延ロール1にも付着し、圧延ロール1と被圧延
材2の間にスリップが発生することにより圧延が停止す
る場合が生じる。また、その際圧延ロール1に付着した
潤滑剤が圧延終了後も圧延ロール1表面に付着したまま
残存した場合、次の圧延を開始するに当たって、被圧延
材2の先端部分と圧延ロール1との間にスリップが生じ
圧延が開始されない、いわゆるかみ込み不良の状態が発
生し、この場合も圧延が不能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に対し、被圧延材とガイドシューとの間に潤滑剤を供給
することにより製品の外面疵の軽減を図るとともに、そ
の際の圧延ロールと被圧延材との間のスリップ防止を図
る継ぎ目無し鋼管の圧延方法を提供することを目的とす
るものである。
に対し、被圧延材とガイドシューとの間に潤滑剤を供給
することにより製品の外面疵の軽減を図るとともに、そ
の際の圧延ロールと被圧延材との間のスリップ防止を図
る継ぎ目無し鋼管の圧延方法を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、継ぎ目無
し鋼管の製造工程における、加熱された鋼片の穿孔若し
くは、減肉・延伸工程に適用される傾斜圧延において、
被圧延材とガイドシューとの間の少なくとも1ケ所に膨
潤雲母水溶液を供給しつつ圧延を行う継ぎ目無し鋼管の
圧延方法であり、好ましくは、膨潤雲母水溶液に固体潤
滑剤を混合して潤滑剤を供給するものであり、また好ま
しくは膨潤雲母水溶液の膨潤雲母の含有量を1.0〜3
0.0wt%とするものである。
し鋼管の製造工程における、加熱された鋼片の穿孔若し
くは、減肉・延伸工程に適用される傾斜圧延において、
被圧延材とガイドシューとの間の少なくとも1ケ所に膨
潤雲母水溶液を供給しつつ圧延を行う継ぎ目無し鋼管の
圧延方法であり、好ましくは、膨潤雲母水溶液に固体潤
滑剤を混合して潤滑剤を供給するものであり、また好ま
しくは膨潤雲母水溶液の膨潤雲母の含有量を1.0〜3
0.0wt%とするものである。
【0012】以下に、図を用いて本発明について詳細に
説明する。図1には、本発明を適用する傾斜圧延機にお
ける圧延状況の模式図を示す。本発明者らは本発明に適
用するに適切な潤滑剤の選定を行った。ここでの着眼点
は、圧延停止を引き起こす圧延ロール1と被圧延機2と
の間のスリップを防止すること、なおかつ、本来の目的
である被圧延材2とガイドシュー4との間の摩擦を軽減
するための潤滑特性を有することである。
説明する。図1には、本発明を適用する傾斜圧延機にお
ける圧延状況の模式図を示す。本発明者らは本発明に適
用するに適切な潤滑剤の選定を行った。ここでの着眼点
は、圧延停止を引き起こす圧延ロール1と被圧延機2と
の間のスリップを防止すること、なおかつ、本来の目的
である被圧延材2とガイドシュー4との間の摩擦を軽減
するための潤滑特性を有することである。
【0013】ここで、圧延ロール1と被圧延材2の間に
スリップを引き起こさない潤滑剤として、特公平5−1
6925号公報においては、潤滑剤として、水溶性のほ
う酸塩化合物を使用する方法が開示されている。水溶性
のほう酸塩化合物を潤滑剤として用いた場合は、摩擦係
数が0.2〜0.3と高く、スリップの発生はない。し
かし、該公報の中で述べられているように、水溶性のほ
う酸塩潤滑剤が他の組成の焼付き防止剤と比して優れて
いる理由は、高温・高面圧下において無定形のガラス状
となるため、これが被圧延材2とガイドシュー4との間
の金属接触を防止していることである。しかしながら、
このガラス状物質は被圧延材外面に付着し、製品にまで
残存することになる。その場合、製品としては不的確で
あり、そのカラス状物質を取り除いてから製品として出
荷することになり、生産コストの大幅な増加を招くこと
から、対策としては十分とはいえなかった。
スリップを引き起こさない潤滑剤として、特公平5−1
6925号公報においては、潤滑剤として、水溶性のほ
う酸塩化合物を使用する方法が開示されている。水溶性
のほう酸塩化合物を潤滑剤として用いた場合は、摩擦係
数が0.2〜0.3と高く、スリップの発生はない。し
かし、該公報の中で述べられているように、水溶性のほ
う酸塩潤滑剤が他の組成の焼付き防止剤と比して優れて
いる理由は、高温・高面圧下において無定形のガラス状
となるため、これが被圧延材2とガイドシュー4との間
の金属接触を防止していることである。しかしながら、
このガラス状物質は被圧延材外面に付着し、製品にまで
残存することになる。その場合、製品としては不的確で
あり、そのカラス状物質を取り除いてから製品として出
荷することになり、生産コストの大幅な増加を招くこと
から、対策としては十分とはいえなかった。
【0014】本発明者らは、潤滑剤の選定にあたって調
査・実験を行った結果、以下の結論を得た。まず、前提
として、本発明に適用する潤滑剤は、圧延ロール1表面
と被圧延材2との間にすべりを抑制することが必要であ
るとの観点から、油分によりすべりが増加する可能性の
ある油性の潤滑剤は不適当であると考えられる。従っ
て、水溶性の潤滑剤の中からの選定が必要である。この
ような水溶性の潤滑剤の特性として、本発明者らは、溶
質が水中において沈澱や浮上することを防止する観点か
ら、水中に均一に微粒子として分散するものを探索し
た。その結果として、膨潤性を有する雲母粉体が適当で
あることを見いだした。図2には、膨潤雲母水溶液潤滑
剤の摩擦係数と水の摩擦係数との比較を示している。即
ち、摩擦係数が水と同程度であることより、圧延ロール
1と被圧延材2との間のスリップは発生しないものと考
えられる。
査・実験を行った結果、以下の結論を得た。まず、前提
として、本発明に適用する潤滑剤は、圧延ロール1表面
と被圧延材2との間にすべりを抑制することが必要であ
るとの観点から、油分によりすべりが増加する可能性の
ある油性の潤滑剤は不適当であると考えられる。従っ
て、水溶性の潤滑剤の中からの選定が必要である。この
ような水溶性の潤滑剤の特性として、本発明者らは、溶
質が水中において沈澱や浮上することを防止する観点か
ら、水中に均一に微粒子として分散するものを探索し
た。その結果として、膨潤性を有する雲母粉体が適当で
あることを見いだした。図2には、膨潤雲母水溶液潤滑
剤の摩擦係数と水の摩擦係数との比較を示している。即
ち、摩擦係数が水と同程度であることより、圧延ロール
1と被圧延材2との間のスリップは発生しないものと考
えられる。
【0015】また、膨潤雲母は水中に均一に微粒子とし
て分散する特性を有することから、膨潤雲母水溶液に固
体潤滑剤を添加すれば、水中に均一に分散した膨潤雲母
の微粒子が添加した固体潤滑剤の浮力や沈澱力を抑制す
ることにより固体潤滑剤を水の中に均一に分散させるこ
とも可能である。
て分散する特性を有することから、膨潤雲母水溶液に固
体潤滑剤を添加すれば、水中に均一に分散した膨潤雲母
の微粒子が添加した固体潤滑剤の浮力や沈澱力を抑制す
ることにより固体潤滑剤を水の中に均一に分散させるこ
とも可能である。
【0016】なお、膨潤雲母を用いる熱間圧延用の潤滑
剤として公開されている特公昭56−21783号公報
及び特開昭55−71795号公報に示されている潤滑
剤は、雲母それ自体を潤滑剤とするか、水溶性無機物コ
ロイドと膨潤雲母水溶液コロイドを複合することによ
り、粉体雲母の表面が潤滑性無機物粒子により被覆され
ることにより潤滑性能を発揮するものであるため、本発
明に使用する潤滑剤とは、根本的に異なるものである。
剤として公開されている特公昭56−21783号公報
及び特開昭55−71795号公報に示されている潤滑
剤は、雲母それ自体を潤滑剤とするか、水溶性無機物コ
ロイドと膨潤雲母水溶液コロイドを複合することによ
り、粉体雲母の表面が潤滑性無機物粒子により被覆され
ることにより潤滑性能を発揮するものであるため、本発
明に使用する潤滑剤とは、根本的に異なるものである。
【0017】以上に選定した潤滑剤を用いて、本発明者
らは、製品の実生産に用いるエロンゲータミルでの圧延
において、圧延ロールと被圧延材との間に潤滑剤供給用
配管9を設置し(図1参照)スプレーノズルにより、圧
延中にガイドシュー4と被圧延材2との間に連続的に潤
滑剤10を供給しつつ圧延を行った。この際、膨潤雲母
の含有量が0.2wt%,0.5wt%,1wt%,3wt%,
5wt%の5種類の潤滑剤を使用した。対象とした被圧延
材2は、0.15%C含有の普通炭素鋼であり、圧延前
においては外径395mm,肉厚28mm、圧延後において
は外径415mm,肉厚21mmであった。また、圧延本数
は潤滑剤の雲母含有量毎に20本とした。ガイドシュー
は雲母含有量が異なる潤滑剤の使用を開始する直前に新
品のものと交換した。
らは、製品の実生産に用いるエロンゲータミルでの圧延
において、圧延ロールと被圧延材との間に潤滑剤供給用
配管9を設置し(図1参照)スプレーノズルにより、圧
延中にガイドシュー4と被圧延材2との間に連続的に潤
滑剤10を供給しつつ圧延を行った。この際、膨潤雲母
の含有量が0.2wt%,0.5wt%,1wt%,3wt%,
5wt%の5種類の潤滑剤を使用した。対象とした被圧延
材2は、0.15%C含有の普通炭素鋼であり、圧延前
においては外径395mm,肉厚28mm、圧延後において
は外径415mm,肉厚21mmであった。また、圧延本数
は潤滑剤の雲母含有量毎に20本とした。ガイドシュー
は雲母含有量が異なる潤滑剤の使用を開始する直前に新
品のものと交換した。
【0018】その結果、膨潤雲母の含有量が0.2wt
%,0.5wt%の場合にはガイドシュー4の表面に焼付
きが認められ、最終製品にも疵の発生が認められたもの
の、膨潤雲母の含有量が1wt%,3wt%,5wt%の場合
には、ガイドシュー4の表面には一切の焼付きが認めら
れず、最終製品にも疵の発生は認められなかった。ま
た、圧延中に圧延材と被圧延材との間のスリップは一切
生じなかった。
%,0.5wt%の場合にはガイドシュー4の表面に焼付
きが認められ、最終製品にも疵の発生が認められたもの
の、膨潤雲母の含有量が1wt%,3wt%,5wt%の場合
には、ガイドシュー4の表面には一切の焼付きが認めら
れず、最終製品にも疵の発生は認められなかった。ま
た、圧延中に圧延材と被圧延材との間のスリップは一切
生じなかった。
【0019】さらに、膨潤雲母の含有量が1wt%の場合
に、膨潤雲母水溶液に固体潤滑剤として粉状黒鉛を1wt
%,3wt%,5wt%添加した3種類の潤滑剤について同
様の実験を行った結果、1wt%の場合はガイドシュー表
面に焼付きが確認され、最終製品にも疵が認められたも
のの3wt%,5wt%添加した場合はガイドシューの表面
には一切の焼付きが認められず、最終製品にも疵の発生
は認められなかった。また、圧延中に圧延材と被圧延材
との間のスリップは一切生じなかった。
に、膨潤雲母水溶液に固体潤滑剤として粉状黒鉛を1wt
%,3wt%,5wt%添加した3種類の潤滑剤について同
様の実験を行った結果、1wt%の場合はガイドシュー表
面に焼付きが確認され、最終製品にも疵が認められたも
のの3wt%,5wt%添加した場合はガイドシューの表面
には一切の焼付きが認められず、最終製品にも疵の発生
は認められなかった。また、圧延中に圧延材と被圧延材
との間のスリップは一切生じなかった。
【0020】以上の結果は、膨潤雲母系水溶液を潤滑剤
として、ガイドシューと被圧延材の間に供給すれば、圧
延ロールと被圧延材との間にスリップを生じることな
く、焼付きを防止できることを示している。ここで、潤
滑剤の供給位置については、本発明に適用される潤滑剤
により圧延ロール1と被圧延材との間にスリップは発生
しないことから、圧延ロール1に付着することも許され
る。従って、被圧延材2とガイドシュー4の間に供給さ
れた潤滑剤を、被圧延材2の表面を介してその途中で圧
延ロール1と接触しつつ対向する位置の被圧延材2とガ
イドシュー1との間に供給すること、即ち少なくとも1
ケ所のガイドシュー2と被圧延材1の間にのみ潤滑剤を
供給し、被圧延材2とガイドシュー4との間の焼付きを
防止することも可能である。さらに、上述の実験結果
は、潤滑剤の膨潤雲母の含有率について、膨潤雲母は最
低1wt%含有することが必要であることを示している。
また、膨潤雲母の含有率の上限については、含有率が3
0wt%を超えると、膨潤雲母は水の中に分散しなくなる
特性を有する、即ちそれ以上の含有は無意味である。ま
た、膨潤雲母水溶液に固体潤滑剤を混合してからなる潤
滑剤を適用することも有効であり、その際固体潤滑剤と
して混合する粉状黒鉛は3wt%以上とすることが好まし
い。
として、ガイドシューと被圧延材の間に供給すれば、圧
延ロールと被圧延材との間にスリップを生じることな
く、焼付きを防止できることを示している。ここで、潤
滑剤の供給位置については、本発明に適用される潤滑剤
により圧延ロール1と被圧延材との間にスリップは発生
しないことから、圧延ロール1に付着することも許され
る。従って、被圧延材2とガイドシュー4の間に供給さ
れた潤滑剤を、被圧延材2の表面を介してその途中で圧
延ロール1と接触しつつ対向する位置の被圧延材2とガ
イドシュー1との間に供給すること、即ち少なくとも1
ケ所のガイドシュー2と被圧延材1の間にのみ潤滑剤を
供給し、被圧延材2とガイドシュー4との間の焼付きを
防止することも可能である。さらに、上述の実験結果
は、潤滑剤の膨潤雲母の含有率について、膨潤雲母は最
低1wt%含有することが必要であることを示している。
また、膨潤雲母の含有率の上限については、含有率が3
0wt%を超えると、膨潤雲母は水の中に分散しなくなる
特性を有する、即ちそれ以上の含有は無意味である。ま
た、膨潤雲母水溶液に固体潤滑剤を混合してからなる潤
滑剤を適用することも有効であり、その際固体潤滑剤と
して混合する粉状黒鉛は3wt%以上とすることが好まし
い。
【0021】
【作用】本発明は、傾斜圧延機を用いた継ぎ目無し鋼管
の製造において、ガイドシュー表面への被圧延材の焼付
きを防止し、その結果として製品の外表面疵である飛び
込み疵、ヘゲ疵、ピット疵を防止するために、膨潤雲母
系水溶性の潤滑剤を、被圧延材とガイドシューの間に、
圧延中連続的に供給するものであり、その潤滑剤におけ
る膨潤雲母の含有率は1〜30wt%である。さらに、こ
の際、圧延ロールと被圧延材との間のスリップ発生及び
最終の管製品品質に対する悪影響は一切生じない。
の製造において、ガイドシュー表面への被圧延材の焼付
きを防止し、その結果として製品の外表面疵である飛び
込み疵、ヘゲ疵、ピット疵を防止するために、膨潤雲母
系水溶性の潤滑剤を、被圧延材とガイドシューの間に、
圧延中連続的に供給するものであり、その潤滑剤におけ
る膨潤雲母の含有率は1〜30wt%である。さらに、こ
の際、圧延ロールと被圧延材との間のスリップ発生及び
最終の管製品品質に対する悪影響は一切生じない。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。な
お、ここで用いた潤滑剤の組成は以下の通りである。 水溶性膨潤雲母: 3.0wt% 水 :97.0wt%
お、ここで用いた潤滑剤の組成は以下の通りである。 水溶性膨潤雲母: 3.0wt% 水 :97.0wt%
【0023】上記潤滑剤及び潤滑方法を用いて、実生産
に用いるエロンゲータにおいて圧延を行った。被圧延材
は、0.15%C含有の普通炭素鋼であり、圧延前にお
いては、外径395mm,肉厚28mmであり、圧延後にお
いては、外径415mm,肉厚21mmである。なお、最終
的には、外径406mm,肉厚18mmの製品となる。対象
となる圧延本数は1350本であり、圧延材1本あたり
3.4リットルの潤滑剤を供給した。
に用いるエロンゲータにおいて圧延を行った。被圧延材
は、0.15%C含有の普通炭素鋼であり、圧延前にお
いては、外径395mm,肉厚28mmであり、圧延後にお
いては、外径415mm,肉厚21mmである。なお、最終
的には、外径406mm,肉厚18mmの製品となる。対象
となる圧延本数は1350本であり、圧延材1本あたり
3.4リットルの潤滑剤を供給した。
【0024】その結果として、ガイドシューの表面には
一切の焼付きの発生は見られず、最終製品においても、
潤滑剤を供給しない場合は疵発生率が10%程度であっ
たものが、本発明を適用した場合は0.3%に抑えるこ
とが可能となった。さらに、ガイドシューの寿命も18
0本から270本に向上した。
一切の焼付きの発生は見られず、最終製品においても、
潤滑剤を供給しない場合は疵発生率が10%程度であっ
たものが、本発明を適用した場合は0.3%に抑えるこ
とが可能となった。さらに、ガイドシューの寿命も18
0本から270本に向上した。
【0025】さらに、本発明を適用して、実生産に用い
る穿孔機を用いて穿孔を行った。この際用いた潤滑剤の
組成は以下の通りである。 水溶性膨潤雲母: 3.0wt% 粉状黒鉛 : 8.0wt% 水 :89.0wt%
る穿孔機を用いて穿孔を行った。この際用いた潤滑剤の
組成は以下の通りである。 水溶性膨潤雲母: 3.0wt% 粉状黒鉛 : 8.0wt% 水 :89.0wt%
【0026】対象となる被圧延材は、0.5%Cr含有
の低合金鋼であり、穿孔前の被圧延材の外径は115m
m、穿孔後の被圧延材の外径は118mm、肉厚は9.0m
mである。なお、最終的には、外径73.0mm,肉厚
5.51mmの製品となる。対象となる圧延本数は245
3本であり、圧延材1本あたり2.8リットルの潤滑剤
を供給した。
の低合金鋼であり、穿孔前の被圧延材の外径は115m
m、穿孔後の被圧延材の外径は118mm、肉厚は9.0m
mである。なお、最終的には、外径73.0mm,肉厚
5.51mmの製品となる。対象となる圧延本数は245
3本であり、圧延材1本あたり2.8リットルの潤滑剤
を供給した。
【0027】その結果として、ガイドシューの表面には
一切の焼付きの発生は見られず、最終製品においても、
潤滑剤を供給しない場合は疵発生率が6%程度であった
ものが、本発明を適用した場合は0.05%に抑えるこ
とが可能となった。さらに、ガイドシューの寿命も12
0本から205本に向上した。
一切の焼付きの発生は見られず、最終製品においても、
潤滑剤を供給しない場合は疵発生率が6%程度であった
ものが、本発明を適用した場合は0.05%に抑えるこ
とが可能となった。さらに、ガイドシューの寿命も12
0本から205本に向上した。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
継ぎ目無し鋼管の製造工程に適用される傾斜圧延機にお
いて、ガイドシューと被圧延材の接触面における、被圧
延材のガイドシュー表面への焼付きが起因となって発生
していた飛び込み疵、ヘゲ疵、ピット疵を根本的に防止
することが可能となり、最終製品の品質が向上する。さ
らに、工具であるガイドシューの寿命を向上させること
も可能となる。
継ぎ目無し鋼管の製造工程に適用される傾斜圧延機にお
いて、ガイドシューと被圧延材の接触面における、被圧
延材のガイドシュー表面への焼付きが起因となって発生
していた飛び込み疵、ヘゲ疵、ピット疵を根本的に防止
することが可能となり、最終製品の品質が向上する。さ
らに、工具であるガイドシューの寿命を向上させること
も可能となる。
【図1】本発明の適用例を示す断面説明図。
【図2】膨潤雲母水溶液の摩擦係数と水の摩擦係数の比
較を示す図。
較を示す図。
【図3】継ぎ目無し鋼管の代表的な製造工程を示す図で
あり、(a)はマンネスマン・プラグミル法、(b)は
マンネスマン・マンドレルミル法を示す。
あり、(a)はマンネスマン・プラグミル法、(b)は
マンネスマン・マンドレルミル法を示す。
【図4】本発明を適用する傾斜圧延機の一つである、エ
ロンゲータによる圧延をパスラインに平行な断面で見た
模式図。
ロンゲータによる圧延をパスラインに平行な断面で見た
模式図。
【図5】本発明を適用する傾斜圧延機の一つである、エ
ロンゲータミルによる圧延をパスラインに垂直な断面で
見た模式図。
ロンゲータミルによる圧延をパスラインに垂直な断面で
見た模式図。
【図6】製品外面疵を示す模式図であり(a)は疵の外
表面から見た形状を、(b)はその疵を管軸に垂直な面
における断面図。
表面から見た形状を、(b)はその疵を管軸に垂直な面
における断面図。
1 圧延ロール 2 被圧延材 3 プラグ 4 ガイドシュー 5 飛び込み疵 6 ヘゲ疵 7 ピット疵 8 最終製品 9 潤滑剤供給用配管 10 潤滑剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 103:02 103:06) C10N 40:24
Claims (3)
- 【請求項1】 継ぎ目無し鋼管の製造工程における、加
熱された鋼片の穿孔若しくは、減肉・延伸工程に適用さ
れる傾斜圧延において、被圧延材とガイドシューとの間
の少なくとも1ケ所に膨潤雲母水溶液を供給しつつ圧延
を行うことを特徴とする継ぎ目無し鋼管の圧延方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の継ぎ目無し鋼管の圧延
方法において、被圧延材とガイドシューとの間の少なく
とも1ケ所に膨潤雲母水溶液に固体潤滑剤を混合して供
給することを特徴とする継ぎ目無し鋼管の圧延方法。 - 【請求項3】 請求項1及び請求項2に記載の継ぎ目無
し鋼管の圧延方法において、膨潤雲母水溶液の膨潤雲母
の含有量を1.0〜30.0wt%としたことを特徴とす
る継ぎ目無し鋼管の圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7516594A JPH07284817A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 継ぎ目無し鋼管の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7516594A JPH07284817A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 継ぎ目無し鋼管の圧延方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284817A true JPH07284817A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13568325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7516594A Pending JPH07284817A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 継ぎ目無し鋼管の圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07284817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009088036A1 (ja) | 2008-01-11 | 2009-07-16 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間加工用潤滑剤および継目無鋼管の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP7516594A patent/JPH07284817A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009088036A1 (ja) | 2008-01-11 | 2009-07-16 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間加工用潤滑剤および継目無鋼管の製造方法 |
US8024953B2 (en) | 2008-01-11 | 2011-09-27 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Lubricant for hot working and method for producing seamless steel pipe |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2005123289A1 (ja) | 継目無鋼管の製造方法 | |
JP3228169B2 (ja) | 継目無金属管の穿孔圧延用プラグおよびこのプラグを用いた継目無金属管の製造方法 | |
JP4900385B2 (ja) | 高合金圧延用マンドレルバー、その表面処理方法および製造方法、ならびに継目無鋼管製造装置の操業方法 | |
JPH07284817A (ja) | 継ぎ目無し鋼管の圧延方法 | |
JP3348670B2 (ja) | マンドレルミル圧延方法 | |
JPH05171165A (ja) | 継目無金属管の熱間圧延用潤滑剤 | |
JP2846497B2 (ja) | 熱間圧延方法及び表面処理剤 | |
JP2591386B2 (ja) | 熱間圧延用潤滑剤およびその潤滑剤を使用した管内面潤滑方法 | |
JPS61223096A (ja) | 鋼材の熱間加工用潤滑剤 | |
JP2001162307A (ja) | 継目無管の製造方法 | |
JP2880385B2 (ja) | 継目無鋼管圧延方法 | |
JP3401118B2 (ja) | シーム疵のない厚鋼板の製造方法 | |
JPH05269507A (ja) | クロム含有鉄基合金の継目無鋼管の製造方法 | |
JPH04111907A (ja) | オーステナイト系ステンレス継目無鋼管の製造方法 | |
JPH0739908A (ja) | 表面疵発生の少ない継目無鋼管圧延方法 | |
JPH0739909A (ja) | 継ぎ目無し鋼管圧延方法 | |
CN112658033B (zh) | 金属热穿孔玻璃润滑剂及金属热穿孔方法 | |
JP5076659B2 (ja) | 熱間圧延用Crメッキマンドレルバーの使用方法 | |
JPH0516925B2 (ja) | ||
JP2007160338A (ja) | 熱間加工用工具および継目無鋼管の製造方法 | |
JP3528163B2 (ja) | 熱間加工用潤滑剤組成物 | |
JP2001219205A (ja) | 継目無管の製造方法 | |
JPH05277516A (ja) | 管内面品質に優れた高Ni合金継目無管の製造方法 | |
JP2789979B2 (ja) | 継目無管熱間圧延用潤滑剤 | |
JPH06142749A (ja) | 継目無管製造における外面潤滑方法 |