JPH0728442U - キッチンバックガード防水構造 - Google Patents

キッチンバックガード防水構造

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JPH0728442U
JPH0728442U JP6159193U JP6159193U JPH0728442U JP H0728442 U JPH0728442 U JP H0728442U JP 6159193 U JP6159193 U JP 6159193U JP 6159193 U JP6159193 U JP 6159193U JP H0728442 U JPH0728442 U JP H0728442U
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wall
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waterproof structure
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勇 谷田
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キッチンの壁に対する防水性を確保しつつ、
カウンターの形状を簡素化して、その製造を容易にし、
更に施工も容易化も図る。 【構成】 キッチンの壁10に当接させて使用する調理台
20の上面に備えられた板状のカウンター21における壁10
側の端部と、そのカウンター21の上方であって、前記壁
10に沿って設けられ、下端面31をカウンター21の上面に
当接させた板状のバックガード30との間隙部分の防水構
造であって、カウンター21における壁10側の端部には、
バックガード30の下端部における壁10側の面と、壁10の
表面との間に位置する板状の立ち上がり片25を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キッチンバックガード防水構造、更に詳しくは、キッチンの壁に当 接させて使用する調理台のカウンターと、バックガードとの間隙部分に施される 防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図4を用いて説明する。図4は、従来技術を示すための 斜視図である。 従来、キッチンの壁50に当接させて使用する、調理台60の上面に備えられ たカウンター61における壁50側の端部と、そのカウンター61の上方であっ て、前記壁50に沿って設けられる板状のバックガード70との間隙部分の防水 構造については、以下のように形成されていた。
【0003】 即ち、カウンター61における壁50側の端部には、上方に向かって立ち上が るようにして一体に形成された水返し部62を備えており、その水返し部62の 上方に、バックガード70の下端面が位置するように固定し、水返し部62とバ ックガード70との間隙にはコーキング材71を施して壁50に対するキッチン からの防水を図るものであった。
【0004】 このような防水構造によれば、カウンター61からはね上がる水滴のほとんど は、水返し部62によってカウンター61に戻され、水返し部62よりも高い所 へはね上がった水滴については、バックガード70によって、キッチン61に戻 され、水返し部62とバックガード70との間隙には、コーキング材71が施さ れているため、そこから水が壁50側に浸入することはなかった。
【0005】
【考案が解決すべき課題】
しかしながら、上記のようなキッチンにおける防水構造においては、以下のよ うな問題点があった。 まず、カウンター61には、それと一体に作られた水返し部62を設けなけれ ばならず、その形状作製は、簡易であるとは言えなかった。また、コーキング7 1が必要であるので組立工程が多く、施工に時間が掛かっていた。
【0006】 本考案が解決すべき課題は、キッチンの壁に対する防水性を確保しつつ、カウ ンターの形状を簡素化して、その製造を容易にし、更に施工も容易化できるよう なキッチンバックガード防水構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案を提供する。 即ち、請求項1記載の考案は、キッチンの壁(10)に当接させて使用する調理台 (20)の上面に備えられた板状のカウンター(21)における壁(10)側の端部と、その カウンター(21)の上方であって、前記壁(10)に沿って設けられ、下端面(31)をカ ウンター(21)の上面に当接させた板状のバックガード(30)との間隙部分の防水構 造であって、カウンター(21)における壁(10)側の端部には、バックガード(30)の 下端部における壁(10)側の面と、壁(10)の表面との間に位置する板状の立ち上が り片(25)を設けたことを特徴とするキッチンバックガード防水構造である。
【0008】
【作用】
請求項1記載のキッチンバックガード防水構造の組み立て手順について説明す る。 まず、調理台(20)を壁(10)に当接させる。 続いて、カウンター(21)における立ち上がり片(25)を壁(10)に当接させる。
【0009】 最後に、バックガード(30)の下端面(31)をカウンター(21)の上面に当接させて 壁(10)に固定する。 このように形成されたキッチンバックガード防水構造によれば、カウンター(2 1)から水滴が飛び散っても、バックガード(30)により防水される。 また、バックガード(30)の下端面(31)と、カウンター(21)の上面との隙間から 水が浸入したとしても、立ち上がり片(25)が壁(10)へ、その水が浸入することを 防ぐ。
【0010】
【実施例】
以下、本願考案を実施例、及び、図面に従って、更に詳しく説明する。 ここにおいて使用する図面は、図1乃至図3である。図1は、実施例の主要部 を示す斜視図である。図2は、本実施例におけるバックガードの取り付け状態を 示すための側面図である。図3は、本実施例におけるバックガードが固定された 状態を示す側面図である。
【0011】 まず、図1に基づいて、本実施例のキッチンバックガード防水構造について説 明する。 このキッチンバックガード防水構造は、キッチンの壁10に当接させて使用す る調理台20の上面に備えられた板状のカウンター21における壁10側の端部 と、そのカウンター21の上方であって、前記壁10に沿って設けられ、下端面 31をカウンター21の上面に当接させた板状のバックガード30との間隙部分 の防水構造である。
【0012】 上記カウンター21における壁10側の端部には、バックガード30の下端部 における壁10側の面と、壁10の表面との間に位置する板状の立ち上がり片2 5と、その立ち上がり片25の下端部から連続し、反壁10側に延設された埋め 込み片24とによって、垂直断面形状がL字形をなす防水片26をカウンター2 1と一体となるように形成している。
【0013】 上記のような構造にて防水構造を形成するには、まず、調理台20を壁10に 当接させる。 続いて、カウンター21における立ち上がり片25を壁10に当接させる。 最後に、バックガード30の下端面31をカウンター21の上面に当接させて 壁10に固定する。この固定手段については、後記する。
【0014】 このように形成されたキッチンバックガード防水構造によれば、カウンター2 1から水滴が飛び散っても、バックガード30により防水される。また、バック ガード30の下端面31と、カウンター21の上面との隙間から水が浸入したと しても、立ち上がり片25が壁10へ、その水が浸入することを防ぐ。 続いて、図2及び図3に基づいて、バックガード30の取り付け構造について 説明する。
【0015】 調理台20の上方には、壁10に固定される吊り戸棚40が設けられている。 そして、吊り戸棚40の壁10側の下部には、バックガード30の上端部32を 差し込むための欠設部41を設けている。 その欠設部41と、バックガード30との関係は、以下のように形成されてい る。即ち、バックガード30は、その下端面31をカウンター21の壁10側端 部に位置させたときに、バックガード30の上端部32が、前記欠設部41の上 端よりも低く、且つ吊り戸棚40の下面よりも高い位置となるように形成されて いるのである。
【0016】 壁10及びバックガード30には、バックガード30の下端面31がカウンタ ー21の上面に接したときに係合するとともにバックガード30の上端部32が 欠設部41の上部に位置したときに係合を解除するような係合手段を備えている 。 即ち、垂直断面形状がクランク形をしたバックガード係合片11を、上方が開口 するように壁10に固定している。一方、バックガード30においては、下端面 31がカウンター21の上面に当接する位置において、前記バックガード係合片 11と係合するようなクランク形の壁係合片33を備えている。
【0017】 このようなバックガード係合片11と、壁係合片33とを係合させることによ り、バックガード30を壁10へ固定するのである。 このようなバックガードの取り付け構造をなしている上記実施例によれば、バ ックガード30の汚れに対しても、バックガード30を壁10から簡単に取り外 すことができるため、汚れに対するメンテナンス及び交換は、極めて容易である 。
【0018】 即ち、バックガード係合片11と壁係合片33との係合は、簡易に解除するこ とができる。そして、バックガード係合片11と壁係合片33との係合を解除す るためにバックガード30を上方に持ち上げたとしても、吊り戸棚40には欠設 部41が存在するので、バックガード30の上端部32がその欠設部41に入り 込むことができ、壁10からバックガード30を簡易に取り外せるのである。簡 易に取り外した後は、バックガード30の下端面31付近を清掃すればよく、バ ックガード30の汚れに対するメンテナンスを容易とするキッチンバックガード 防水構造となる。
【0019】 ところで、上記実施例では、壁10及びバックガード30に設けた係合手段と しては、バックガード係合片11及び壁係合片33を採用したが、バックガード 30の下端面31がカウンター21の上面に接したときに係合するとともにバッ クガード30の上端部32が欠設部41の上部に位置したときに係合を解除する ような係合手段であれば、例えばワンタッチファスナーであってもよい。
【0020】 なお、上記実施例では、防水片26をカウンター21と一体となるように形成 しているとして説明したが、別体として形成していてもよい。
【0021】
【考案の効果】
請求項1記載のキッチンバックガード防水構造によれば、キッチンの壁に対す る防水性を確保しつつ、カウンターの形状を簡素化して、その製造を容易にし、 更に施工も容易化できるようなキッチンバックガード防水構造を提供することが できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の主要部を示す斜視図である。
【図2】本実施例におけるバックガードの取り付け状態
を示すための側面図である。
【図3】本実施例におけるバックガードが固定された状
態を示す側面図である。
【図4】従来技術を示すための斜視図である。
【符号の説明】
10 壁 11 バックガー
ド係合片 20 調理台 21 カウンター 24 埋め込み片 25 立ち上がり
片 26 防水片 30 バックガード 31 下端面 32 上端部 33 壁係合片 40 吊り戸棚 41 欠設部 50 壁 60 調理台 61 カウンター 62 水返し部 70 バックガード 71 コーキング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キッチンの壁に当接させて使用する調理
    台の上面に備えられた板状のカウンターにおける壁側の
    端部と、そのカウンターの上方であって前記壁に沿って
    設けられる板状のバックガードとの間隙部分の防水構造
    であって、カウンターにおける壁側の端部には、バック
    ガードの下端部における壁側の面と壁の表面との間に位
    置する板状の立ち上がり片を設けたことを特徴とするキ
    ッチンバックガード防水構造。
JP1993061591U 1993-11-16 1993-11-16 キッチンバックガード防水構造 Expired - Fee Related JP2606870Y2 (ja)

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JP2006265942A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Toyo Kitchen & Living Co Ltd 壁パネルの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006265942A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Toyo Kitchen & Living Co Ltd 壁パネルの取付構造
JP4521306B2 (ja) * 2005-03-24 2010-08-11 トーヨーキッチンアンドリビング株式会社 壁パネルの取付構造

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